JPH047190A - 感熱記録材料の感熱発色層形成方法 - Google Patents

感熱記録材料の感熱発色層形成方法

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JPH047190A
JPH047190A JP2109535A JP10953590A JPH047190A JP H047190 A JPH047190 A JP H047190A JP 2109535 A JP2109535 A JP 2109535A JP 10953590 A JP10953590 A JP 10953590A JP H047190 A JPH047190 A JP H047190A
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heat
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JP2109535A
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Hironari Teranushi
寺主 弘成
Taisuke Shimada
島田 泰典
Motokazu Aono
青野 本和
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感熱記録材料の製造法に関し、詳しくは感熱記
録材料の支持体上に感熱発色層を形成させる方法に関す
るものである。
(従来の技術) 従来の一般の感熱記録材料は、紙、フィルム等の支持体
上に、無色又は淡色の電子供与性染料前駆体(以下「無
色染料」と略記する)と電子受容性物質(以下「顕色剤
」と略記する)とからなる二成分発色系に、さらに結着
剤、感度向上剤、滑剤、填料その他助剤を分散した感熱
発色層を設けたものであり、例えば、特公昭43−41
60号、特公昭45−14039号に開示されている。
この種の二成分発色系の感熱記録材料は、加熱素子(サ
ーマルヘッド又は熱ペン等)による加熱により、容易に
発色画像を得ることができるもので、以下の特徴を有し
ている。
(1)−次発色であり、現像、定着が不用である。
(2)トナー等の補給の必要かなく、記録機の保守が容
易である。
(3)支持体として紙を用いる場合にその紙質が一般紙
に近く、違和感かない。
(4)発色濃度か高く、鮮明な画像が得られる。
(5)無色染料の種類を変更することにより、容易に異
なる発色色調が得られる。
これらの利点により二成分発色系の感熱記録材料は、感
熱記録材料の中で最も多く利用されており、特に近年、
ファクシミリ、プリンター、計測記録、ラベル等の分野
での利用が著しく増加している。
ところで、従来の配合成分からなる感熱発色層を有する
感熱記録材料においては、高速ファクシミリ装置や省エ
ネルギータイプのファクシミリ装置で該感熱記録材料の
印字を行なった場合に印字ムラを生じて、画像の再現性
が十分に得られない場合があるという問題があった。
このような問題に対処するために、例えば感熱記録材料
の感熱発色層中に、低融点の発色感度向上剤(増感剤)
を含有させることも考えられる。
また、発色感度を高める別の方法として、無色染料、顕
色剤、増感剤の微粒化度を高める方法も知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし上記前者の方法である増感剤を用いる方法は、反
面において地肌カブリを招くため、両者の要求を満足で
きる増感剤の選択が一般に困難である。
また上記後者の含有物質の微粒化により発色感度を向上
させる方法は、一般に知られているように、微粒化に伴
って分散効率が低下するため、感熱発色層を形成させる
塗工液の調製作業の負担が大きくなるという問題を招き
、単純には工業的な実施が難しいという難点がある。
このように、感熱記録材料における感熱発色層の熱応答
性の改善については従来から種々の研究か行われてきて
いるが、熱応答性を向上させると地肌部のカブリが増大
する好ましくない傾向か大きくなったり、感熱発色層を
形成する塗工液の調整が難しいなどの理由で、更に改善
が求められているのが現状である。
本発明は、以上のような種々の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的のつば、感熱発色層を形
成させる配合成分の微粒化を図り、これによって発色感
度の向上を実現させることを可能とした新しい感熱発色
層の形成方法を提供することを目的とする。
また本発明の別の目的は、微粒化に伴う分散性の負担増
大を軽減することができる方法を提供することにある。
また本発明の更に別の目的は、発色感度が良好でしかも
地肌カブリの少ない感熱記録材料を提供するところにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を実現する本発明の感熱記録材料の特徴は、無
色又は淡色の電子供与性染料前駆体を分散媒中で分散さ
せる工程と、染料前駆体と反応して発色させる電子受容
性物質を分散媒中で分散させる工程と、更に必要に応じ
て発色感度向上剤を分散媒中で分散させる工程と、これ
らの固定により得られた分散液を混合して塗工液を調製
した後、支持体上に直接又は中間層を介し塗工して感熱
発色層を形成させる工程とを備えた感熱記録材料の感熱
発色層形成方法において、前記染料前駆体の分散又は電
子受容性物質の分散、あるいは必要に応じて含有される
発色感度向上剤の分散の各工程の少なくともいずれかを
、酸化チタンセラミックビーズを分散媒中に添加して行
なうようにしたところにある。
上記において、酸化チタンセラミックビーズを分散媒中
に添加して分散を行なうとは、分散剤を配合した水溶液
中に被分散物を攪拌懸濁させ、これを酸化チタンセラミ
ックビーズを入れた容器の中で、同時に湿式分散させる
ことをいい、このような分散処理は一般的なサンドグラ
インダーを用いて行なうことができ、ボールミル、アト
ライター ダイノーミル等も使用することかできるが、
特にこれらのみに限るものてはない。
本発明方法を用いて構成される感熱記録材料については
、発色感度の向上と例えばサーマルヘッド等の熱素子へ
の付着防止の目的で、支持体と感熱発色層の間に一層以
上の中間層を設けることか望ましい。また感熱記録材料
の保存性の向上のために、感熱発色層上に一層以上のオ
ーバーコート層を設けることも好ましい。
(作用) 上記構成をなす本発明の方法により形成された感熱発色
層を有する感熱記録材料が、優れた増感効果を呈する理
由は次のように考えられる。
すなわち、本発明において感熱発色層を形成するための
配合成分の分散のために酸化チタンセラミックビーズを
用いることで、この酸化チタンセラミックビーズの比重
が大きいことで、微粒化した無色染料(あるいは顕色剤
、増感剤)の分散効率が向上し、その結果、熱融解速度
や飽和溶解度を大きくして、無色染料と顕色剤が速やか
に発色組成物を形成することができるようになるためと
考えられる。
このような観点から、感熱発色層の配合成分の分散のた
めに上記の如く用いられる酸化チタンセラミックビーズ
は、−船釣には0.2〜5.0m[11、好ましくは0
.4〜3.0 mm  の粒径のものを用いることが良
い。
本発明の方法により、感熱発色層を形成するために用い
られる無色染料(あるいは顕色剤。
増感剤)は、粒径を0.6〜1.0μmの微粒なものと
でき、優れた発色感度を有する感熱発色層の形成を実現
することができる。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、既に提案され、一般に使用されている感熱記
録材料に通用することができる。このような感熱記録材
料の感熱発色層を形成するために用いられている配合成
分について述べると、無色染料としては、例えは、トリ
アリールメタン系化合物としては、3.3−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)−6−シメチルアミノフタリ
ト(即ちクリスタルバイオレットラクトン) 、3.3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−
(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,3−ジメ
チルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメ
チルアミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−
3−イル)フタリド等を例示することができる。
ジフェニルメタン系化合物としては、4,4°−ビス−
ジメチルアミノベンズヒドリンベンジルエーテル、N−
ハロフェニル−ロイコオーラミン、 N−2,4,5−
ト!7 クロロフェニルロイコオーラミン等が例示され
る。
キサンチン系化合物としては、ローダミン−B−アニリ
ノラクタム、ローダミン(p−ニトリノ)ラクタム、2
−(ジベンジルアミノ)フルオラン、2−フェニルアミ
ノ−6−ジニチルアミノーフルオラン、2−(o−クロ
ロアニリノ)−6−ジニチルアミノフルオラン、2(3
,4−ジクロルアニリノ)−6〜ジエチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ピペリジノフル
オラン、2−フェニル−6−ジニチルアミノフルオラン
、2−アニリノ−3−メチル−6−ジメチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−メチル−
N−エチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−N−メチル−N−(イソプロピル)アミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−メチル−
N−ペンチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジニチルアミ
ノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−6−ジメチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−エチル−N=イソアミルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−N−メチル−N−イソアミル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−6−ジ
ニチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−
6−N−メチル−N−二チルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−クロロ−6−N−メチル−N−(イソプロ
ピル)アミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロロ−
6−N−メチル−N−ペンチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−クロロ−6−N−メチル−N−シクロヘ
キシルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−
6−N−エチル−N−ペンチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−クロロ−6−N−エチル−N−ペンチル
アミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−
メチル−6−ジメチルアミノフルオラン、2−(p−メ
チルアニリノ)−3−メチル−6−ジニチルアミノフル
オラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−メチル−6
−N−メチル−N−エチルアミノフルオラン、2−(p
−メチルアニリノ)−3−メチル−6−N−メチル−N
−(イソプロピル)アミノフルオラン、2−(p−メチ
ルアニリノ)−3−メチル−6−N〜ジメチルN−ペン
チルアミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−
3−メチル−6−N−メチル−N−シクロヘキシルアミ
ノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)3−メチル
−6−N−エチル−N−ペンチルアミノフルオラン、2
−(p−メチルアニリノ)−3−クロロ−6−ジメチル
アミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−
クロロ−6−ジニチルアミノフルオラン、2−(p−メ
チルアニリノ)−3−クロロ−6−N−メチル−N−二
チルアミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−
3−クロロ−6−N−メチル−N−(イソプロピル)ア
ミノフルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−ク
ロロ−6−N−メチル−N−(イソプロピル)アミノフ
ルオラン、2−(p−メチルアニリノ)−3−クロロ−
6−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノフルオラン
、2−(p−メチルアニリノ)−3−クロロ−6−N−
メチル−N−ペンチルアミノフルオラン、2−(p−メ
チルアニリノ)−3−クロロ−6−N−エチル−N−ペ
ンチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−
6−N−メチル−N−フリルメチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−エチル−6−N−メチル−N−フリ
ルメチルアミノフルオラン等が例示される。
またチアジン系化合物としては、ベンゾロイコメチレン
ブルー p−ニトロベンジルロイコメチレンブルー等が
例示される。
スピロピラン系化合物としては、3−メチル−スピロ−
ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン
、 3.3’−シクロロースビロージナフトピラン、3
−ベンジルスピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフ
ト−(3−メトキシベンゾ)−スピロピラン、3−プロ
ピル−スピロ−ジベンゾピラン等が例示される。
これらの、無色染料の感熱発色層中における含有量は、
 0.2〜1.0 g/m2であることが好ましい。
また感熱記録材料の感熱発色層において無色染料と共に
含有されて無色染料を発色させる顕色剤としては、例え
ば常温で固体かつ熱溶融性の有機酸性物質が使用され、
−例としては、フェノール系化合物、芳香族カルボン酸
系化合物、ノボラック型フェノール樹脂などが挙げられ
る。その代表例としては、ビスフェノール銹導体、ヒド
ロキシ安息香酸エステル類、サリチル酸エステル類など
が挙げられ、さらに、活性白土、活性シリカなどの無機
酸も挙げられる。
これらの顕色剤の感熱発色層中における含有量は0.2
〜4.0 g/ln2であることが好ましい。
本発明方法を適用して感熱記録材料を構成する場合には
、上記顕色剤の中で特にフェノール系化合物、芳香族カ
ルボン酸系化合物が好ましく使用され、その一部を例示
すれば、2.2ビス(4°−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、2.2−ビス(4゛−ヒドロキシフェニル)ペン
タン、2.2−ビス(4゛−ヒドロキシ−3°、5°−
ジクロロフェニル)プロパン、1.1−ビス(4ヒドロ
キシフエニル)シクロヘキサン、2.2−ビス(4“−
ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1.1−ヒス(4゛−
ヒドロキシフェニル)プロパン、1.1−ビス(4゛−
ヒドロキシフェニル)ブタン、1.1−ビス(4°−ヒ
ドロキシフェニル)ペンタン、1.l−ビス(4°−ヒ
ドロキシフェニル)ヘキサン、1.1−ビス(4°−ヒ
ドロキシフェニル)へブタン、1.1−ビス(4°−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチル−ペンタン、1.1−
ビス(4°−ヒドロキシフェニル)−2−エチル−ヘキ
サン、1.1−ビス(4°−ヒドロキシフェニル)ドデ
カン、3.3−ビス(4゜ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン、1.2−ビス(4°−ヒドロキシフェニル)エタン
、1.1−ビス(4′−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド、1.1−ビス(3°−アリル−4°−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、1,1−ビス(4゛−ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4°−イソプロポ
キシジフェニルスルホン、1.1−ビス(4°−ヒドロ
キシフェニル)エーテル、2.2ビス(4゛−ヒドロキ
シ−3°、5°−ジクロロフェニル)ブタン、2.4−
ジヒドロキシ安息香酸フェニル、2.4−ジヒドロキシ
−4゛−メチル−安息香酸フェニル、2.4−ジヒドロ
キシ−4°−クロロ安息香酸フェニル、2.4−ジヒド
ロキシ−6−メチル安息香酸フェニル、 2,4.6−
 トリヒドロキシ安息香酸フェニル、2.4−ジヒドロ
キシ−6,4゛−ジメチル安息香酸フェニル、2.4ジ
ヒドロキシ−6−メチル−4°−クロロ安息香酸フェニ
ル、2.4−ジヒドロキシ安息香酸ベンジル、2.4−
ジヒドロキシ−4゛−メチル安息香酸ベンジル、2.4
−ジヒドロキシ−4°−クロロ安息香酸ベンジル、2.
4−ジヒドロキシ−6−メチル安息香酸ベンジル、2.
4.8−トリヒドロキシ安息香酸ベンジル、2.4−ジ
ヒドロキシ−6,4°−ジメチル安息香酸ベンジル、2
.4−ジヒドロキシ−6−メチル−4°−クロロ安息香
酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、
4−ヒドロキシ安息香酸プロピルエステル、4−ヒドロ
キシ安息香酸イソプロピルエステル、4−ヒドロキシ安
息香酸ベンジルエステル、4−ヒドロキシ−4°−クロ
ロ安息香酸ベンジルエステル、4−ヒドロキシ−4°−
メチル安息香酸ヘンシルエステル、4−ヒドロキシ−4
゛−エチル安息香酸ベンジルエステル等の化合物を挙げ
ることができるが、特にこれらに限定されるものてはな
い。
更に、感熱記録材料の感熱発色層中には、上記の無色染
料、顕色剤に加えて、上述の如く発色感度向上剤(増感
剤)を添加することもできる。このような増感剤を例示
すると、例えばステアリン酸アミド、ステアリン酸メチ
レンビスアミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミ
ド、ヤシ脂肪酸アミド等のワックス類及び含窒素化合物
、カルボン酸エステル、ナフトール話導体、ナフトエ酸
誕導体、安息香酸エステル誘導体等が挙げられるが、特
にこれらに限定されるものではなく、またこれらを単独
で使用する場合の他、併用して用いても良く、更にこれ
らと他の公知の化合物を併用することもできる。
これらの増感剤を感熱発色層に含有させる場合には、感
熱発色層中で0.2〜4.0 g/m”の範囲とするこ
とが適当である場合が多い。
本発明の感熱記録材料の感熱発色層中には、填料を含有
させることが好ましく、このような填料としては、炭酸
カルシウム、クレー、焼成りレー シリカ、酸化亜鉛、
酸化チタン、タルク、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、硫酸バリウム、及び表面処理されたシリカ等
の無機白色顔料の他、デンプン、ポリスチレン樹脂、尿
素−ホルマリン樹脂等の有機系微粒子を挙げることがで
きる。
無色染料、顕色剤、白色有機顔料等を支持体上に結着さ
せるための結着剤としては、ポリビニルアルコール及び
その誘導体、ポリビニルピロリドン、デンプン及びその
誘導体、ヒドロキシルエチルセルロース、エチルセルロ
ース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等のセルロース話導体、スチレン無水マレイン酸共重合
体アルカリ塩、イソブチレン無水マレイン酸共重合体ア
ルカリ塩、ポリアクリル酸アルカリ塩、アルギン酸アル
カリ塩、ポリアクリルアミド、カゼイン、ゼラチン等の
水溶性高分子、また、スチレン/ブタジェン共重合体、
ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸等の各
種ラテックスを用いることかできる。
さらに、用途に応じて、パラフィンワックス、カルナバ
ワックス、ポリエチレンワックス、メチロールステアロ
アミド等のワックス類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム等の滑剤を配合することができ、また、耐
水性を向上させるために、結着剤を架橋させる架橋剤等
を配合することができる。記録保存性を要求される用途
には、フェノール系の酸化防止剤等の保存性改良剤を配
合するのが好ましい。
無色染料、顕色剤、顔料、結着剤及びその他の助剤を用
いて調製した感熱塗工液を支持体上感熱発色層として設
ける方法としては、従来からの方ン去であるプレートコ
ーター エアーナイフコーター ロールコータ−ロット
コーター等の公知の方法を用いることができ、調薬につ
いても同様に従来の方法で調製できる。
本発明の感熱記録材料を構成するために使用される支持
体としては、紙、合成紙、プラスチックフィルム、不織
布、樹脂含漬紙等が使用できる。また、感熱発色層の塗
工後における製品のカール調製のため、支持体の片面又
は両面に水溶性高分子又はラテックス等を塗布すること
も好ましい。
さらに、本発明の感熱記録材料においては上述の如く発
色感度向上やサーマルヘッド等の熱素子へのカス付着防
止のために支持体と感熱発色層との間に中間層を設ける
ことが好ましいが、このような中間層は、シリカ、タル
ク、クレー、焼成りレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム等
の形成せることができる。なお、前記填量はそれらのみ
に限るものではない。
更にまた本発明よりなる感熱記録材料の保存性を改良す
るためには、上述の如く上記感熱発色層の上へオーバー
コート層を設けることが好ましいか、このようなオーバ
ーコート層の形成は、例えば特公昭58−39078号
、特公平1−17478号に記載の方法を用いることが
できる。
(実 施 例) 以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。
まず下記配合の無色染料を分散させたA、 Bの各分散
液と、同様に下記配合の顕色剤を分散させたC、Dの各
分散液と、同様に下記配合の増感剤を分散させたEの分
散液とを、サントグラインターにより以下のようにして
分散処理した。
すなわち、800ccのベッセル容量を有するサンドグ
ラインダの容器中へ、ビーズを見かけ容量で400cc
入れ、これに水、10%ポリビニルアルコール、被分散
物をそれぞれ重量部数で20部、10部、10部の配合
比率て前もってビーカーにて攪拌した溶液を入れ、20
0Orpmで90分分間式分散を行なった。
なおこれら分散液のサンドグラインダーによる分散調製
に際し、一部の分散液については分散のためにガラスピ
ーズ(東芝バロティー二社製:ビーズの粒径1.8 m
m)を使用して、分散液を構成する成分を粒径1.1〜
15μmとし、他の分散液については分散に酸化チタン
セラミックビーズ(ビーズの粒径1.8 mm)を使用
して、分散液を構成する成分を粒径0.6〜140μm
とした。
本例においで用いた各分散液を構成する配合成分の上記
粒径は、従来の同様の配合成分の粒径とガラスピーズ及
び酸化チタンセラミックビーズ使用との関係は、ガラス
ピーズと酸化チタンセラミックビーズを使用して、同条
件にて分散処理した結果として、粒径がそれぞれ1.1
〜1.5 μrn及び0.6〜1.0 μrnになった
というストーリー そして、粒径がより小さくなったこ
とで感熱記録材料の発色感度レベルが向上したと判断し
ている。
なおこれらの分散液を混合して調製した感熱発色層の塗
工液を表示した下記第1表においては、分散に上記ガラ
スピーズを使用した分散液については液の種類を表示す
る符号A−Eでそのまま表示し、分散に酸化チタンセラ
ミックビーズを使用した分散液については、符号A〜E
の右肩に*を付して表示した。
変性ポリビニルアルコールは、ゴーセランし−3266
(商品名−日本合成化学工業製)を使用した。なお、配
合部数は重量部数を示す。
無色染料分散液 [A液] 10%変性ポリビニルアルコール     10部水 
                         
  20部[BV夜コ 10%変性ポリビニルアルコール     10部水 
                         
  20部皿1」すL1盪 [C液] 10%変性ポリビニルアルコール 10部 水 20部 [D液コ 4−ヒドロキシ−4°−イソプロポキシジフェニルスル
ホン 10部 10%変性ポリビニルアルコール 10部 水 20部 増感剤分散液 [E液コ p−ベラジルビフェニル 10%変性ポリビニルアルコール 水 10部 10部 20部 次に以上のA、B、A” 、B″の無色染料分散液と、
C,D、C″、p″の顕色剤分散液と、E、E”の増感
剤分散液と、30%炭酸カルシウム分散液を、それぞれ
10部、15部。
15部、10部の配合比率で混合し、さらに主バインダ
ーとして完全鹸化タイプのポリビニルアルコール(平均
重合1約1000) 10%液を10部加え、下記第1
表に示す組合せの感熱発色層塗工液を調製した。なお炭
酸カルシウムは白石工業製のカルライトSAを使用した
この各感熱発色層塗工液を、支持体としての45 g/
m2の上質紙に中間層及び前記感熱塗料をそれぞれ乾燥
重量で9〜10 g/m2及び4〜587m2塗布し、
感熱記録材料を得た。前述の中間層は、更にその上にオ
ーバーコート層を2〜3g/m2塗布・嵌挿して感熱記
録材料を得た。
なお上記中間層は焼成りレーを主体とする無機填料層を
用い、無機填料とバインダーの比率を100:10(乾
燥重量比)とした。前述のバインダーとしてはスチレン
−ブタジェンラテックスを使用した。またオーバーコー
ト層は、バインダーと無機填料とバインダーの比率を1
00:20(乾燥重量比)とし、バインダーに完全鹸化
タイプのポリビニルアルコール、無機填料にシリカを使
用した。
上記のようにして作製した下記第1表に示す各側の感熱
記録材料を、スーパーキャレンダーでベック平滑度が4
00〜600秒となるように調整した後、発色感度をサ
ーマルヘッド印字装置(大量電機社製)を用いて測定し
た。
発色濃度の測定はマクベス濃度計(Macbeth社製
RD−514)を用い、印加電力0.4 W/ドツト、
パルス周期4.0 ms、サーマルヘッド抵抗値119
1Ωで行ない、発色感度のレベルとして第1表の結果を
えた。
この表の結果から明らかであるように、本発明の特定の
構成をもつ各実施例の感熱記録材料は、比較例に比べて
優れた発色感度を示し、実施例9〜16の感熱記録材料
は特に優れた発色感度を示した。
なお上記実施例は本発明の特定の例及び数値につき説明
したが、本発明の広汎な精神と視野を逸脱することなく
種々の変更と修整が可能なこと勿論である。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り、本発明によれば、感熱記録時
の発色濃度が高く、且つ、発色感度の高い感熱記録材料
を得ることができるという効果がある。また本発明の感
熱記録材料は画像保持性が優れているという効果もあり
、産業上極めて有用である。
×・・・劣る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無色又は淡色の電子供与性染料前駆体を分散媒中で
    分散させる工程と、染料前駆体と反応して発色させる電
    子受容性物質を分散媒中で分散させる工程と、これらの
    固定により得られた分散液を混合して塗工液を調製した
    後、支持体上に直接又は中間層を介し塗工して感熱発色
    層を形成させる工程とを備えた感熱記録材料の感熱発色
    層形成方法において、前記染料前駆体の分散又は電子受
    容性物質の分散の各工程の少なくともいずれかは、酸化
    チタンセラミックビーズを分散媒中に添加して行なうこ
    とを特徴とする感熱記録材料の感熱発色層形成方法。 2、無色又は淡色の電子供与性染料前駆体を分散媒中で
    分散させる工程と、染料前駆体と反応して発色させる電
    子受容性物質を分散媒中で分散させる工程と、発色感度
    向上剤を分散媒中で分散させる工程と、これらの固定に
    より得られた分散液を混合して塗工液を調製した後、支
    持体上に直接又は中間層を介し塗工して感熱発色層を形
    成させる工程とを備えた感熱記録材料の感熱発色層形成
    方法において、 前記染料前駆体の分散、電子受容性物質の分散、又は発
    色感度向上剤の分散の各工程の少なくともいずれかは、
    酸化チタンセラミックビーズを分散媒中に添加して行な
    うことを特徴とする感熱記録材料の感熱発色層形成方法
    。 3、請求項1又は2において、酸化チタンセラミックビ
    ーズが0.2〜5.0mmの粒径であることを特徴とす
    る感熱記録材料の感熱発色層形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102029697A (zh) * 2010-10-27 2011-04-27 陈元文 一种履带式燃油动力液压驱动管材挤出机
CN102039662A (zh) * 2010-10-27 2011-05-04 陈元文 一种汽车轮式燃油动力液压驱动管材挤出机
CN102039661A (zh) * 2010-10-27 2011-05-04 陈元文 一种越野轮式燃油动力液压驱动管材挤出机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102029697A (zh) * 2010-10-27 2011-04-27 陈元文 一种履带式燃油动力液压驱动管材挤出机
CN102039662A (zh) * 2010-10-27 2011-05-04 陈元文 一种汽车轮式燃油动力液压驱动管材挤出机
CN102039661A (zh) * 2010-10-27 2011-05-04 陈元文 一种越野轮式燃油动力液压驱动管材挤出机

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