JPH0471158A

JPH0471158A - 冷陰極蛍光ランプの点灯装置

Info

Publication number: JPH0471158A
Application number: JP2180377A
Authority: JP
Inventors: Jun Kobayashi; 潤小林; Masazumi Yoshida; 吉田　允済; Tomohiko Sakamoto; 坂本　朋彦
Original assignee: Stanley Electric Co Ltd
Current assignee: Stanley Electric Co Ltd
Priority date: 1990-07-10
Filing date: 1990-07-10
Publication date: 1992-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、ラップトツブパーソナルコンピュータある
いはビデオカメラのビューファインダ等に使用される冷
陰極蛍光ランプの点灯装置、特に冷陰極蛍光ランプが外
光から遮光されている場合に好適な点灯装置に関するも
のである。

（従来の技術〕第５図はこの種の冷陰極蛍光ランプを備えたビデオカメ
ラのビューファインダの内部構造を示す図である。図に
おいて、１は接眼レンズ、２はカラー表示用のＬＣＤ、
３はこのＬＣＤ３の後方に配置されたバックラクトモジ
ュール、４はこのモジュール３内の冷陰極蛍光ランプ、
５は上記ＬＣＤ２を駆動するＬｃＤドライバ回路や冷陰
極蛍光ランプ４を駆動する点灯回路が構成されている駆
動回路基板、６は以上の各部を収納している灯体であり
、ファインダ本体７と一体的に設けられている。

上記のように構成されたビューファインダの全体は、外
光の入光がないように密閉されており、冷陰極蛍光ラン
プ４を有したバックラクトモジュール３及び灯体６の内
部は暗黒状態となフている。

また、駆動回路基板５に構成されている点灯回路は、例
えばインバータ等からなり、冷陰極蛍光ランプ４の電極
に駆動電圧を印加する。これにより、冷陰極蛍光ランプ
４の電極から電子が放出され、この放電により冷陰極蛍
光ランプ４が点灯する。

ｒ発明が解決しようとする課題〕ところで、従来の冷陰極蛍光ランプの点灯装置にあって
は、上記のように灯体内部が暗黒状態になっていると、
その暗黒効果により冷陰極蛍光ランプの放電開始が遅れ
、起動時間が長くなるという問題点があった。

この発明は、このような問題点に着目してなされたもの
で、灯体内部が暗黒状態であっても放電開始の遅れがな
く、起動時間の短い冷陰極蛍光ランプの点灯装置を得る
ことを目的としている。

（課題を解決するための手段）この発明の冷陰極蛍光ランプの点灯装置は、次のように
構成したものである。

■、冷＃緬蛍光ランプに向けて光を照射する補助光源を
設けた。

■、上記工の点灯装置において補助光源の発生する熱を
冷陰極蛍光ランプに供給するようにした。

■、冷陰極蛍光ランプの近傍に蓄光形蛍光体を塗布した
。

（作用）この発明の冷陰極蛍光ランプの点灯装置においては、補
助光源から冷陰極蛍光ランプに向けて光が照射されるの
で、放電開始の遅れがない。この時、補助光源の熱を冷
陰極蛍光ランプに供給することで、放電が促進される。

また、他の発明では、ランプ近傍に塗布した蓄光形蛍光
体から光が供給されるので、放電開始の遅れがない。

〔実施例〕

第１図（ａ）、（ｂ）はこの発明の第１実施例を示す正
面図及び側面図である。図において、３は冷陰極蛍光ラ
ンプ４を有したバックラクトモジュール、５は冷陰極蛍
光ランプ４の点灯回路などか構成された駆動回路基板、
８は冷陰極蛍光ランプ４の内電極に向けて光を照射する
ＬＥＤ、電球等の補助光源で、光ファイバ９がこの補助
光源８と冷陰極蛍光ランプ４の内電極との間に配設され
ている。

上記構成の装置は、例えば、ビューファインダとして構
成され、内部のＬＣＤ駆動回路やインバータからなる点
灯回路などを構成した駆動回路基板５に、ＬＥＤや電球
などの補助光源８が配置されている。この補助光源８は
、冷陰極蛍光ランプ４の起動時に点灯され、その光は光
ファイバ９を通して冷陰極蛍光ランプ４に導かれ、各々
の電極を照射する。このため、陰極側の電極からの光電
子の放出が促進され、冷陰極蛍光ランプ４の起動が速や
かなものになる。この時、第２図に示すように、ランプ
４の電極４ａ付近に補助光源８からの光を照射すること
で、より放電が促され、起動時間が短くなる。

一般に、冷陰極蛍光ランプ４は、その電極４ａに点灯電
圧を印加することによって放電し、陰極側電極から電子
の放出が行われる。この電子は、通常陰極側ｆ極に光、
宇宙線などの電子線の照射、あるいは残留イオン逸出電
子によるものとなっている。

また、この冷陰極蛍光ランプ４は、暗黒中に放置される
と、効率の良い光による励起がなくなり、残留イオンも
時間の経過とともに消滅する。

したがって、暗黒中に長時間放置すると、第１図の例で
はファインダ本体やバックラクトモジュール３を透過す
る宇宙線や逸出電子に頼らざるを得なくなり、起動の確
率が低くなって、起動時間が長くなる。

しかし、本実施例では、補助光源８を設けているので、
暗黒状態であっても放電開始の遅れがなく、冷陰極蛍光
ランプ４の点灯を瞬時に行うことができる。すなわち、
冷陰極蛍光ランプ４の点灯に関係のある光電子をこの補
助光源８によって得ることができ、瞬時点灯が可能とな
る。例えば、暗黒中に長期間放置した状態で冷陰極蛍光
ランプ４を点灯させるのに、従来では６０　ｓｅｃ〜１
８０　ｓｅｃ必要であるが、上記の構成によりそれ以下
で点灯させることができる。

第３図はこの発明の第２実施例を示す斜視図である。こ
の実施例は、補助光源８の発生する熱を冷陰極蛍光ラン
プ４に供給するようにしたもので、電球など発熱を伴う
補助光源８を光ファイバ９を介さずに直接バックラクト
モジュール３に配置している。

このように構成することにより、補助光源８の放出する
熱をバックラクトモジュール３及び冷陰極蛍光ランプに
供給することができ、上記実施例の効果に加えて、冷陰
極蛍光ランプ４の輝度上昇を図ることができる。すなわ
ち、冷陰極蛍光ランプ４は、低温度の時には輝度が低い
が、上記の構成とすることで補助光源８の熱により灯体
内の温度が上昇し、冷陰極蛍光ランプ４の温度も上昇す
るので、輝度が高くなる。

ここで、上記補助光源８は、冷陰極蛍光ランプ４と同時
に点灯させるが、維続して点灯させているとビデオカメ
ラ等のバッテリーの消耗が早くなる。このため、補助光
源８の点灯回路にタイマを設け、冷陰極蛍光ランプ４に
点灯電圧が印加された時にこのタイマを作動させ、例え
ば数秒後に補助光源８をオフにすることが望ましい。

第４図はこの発明の第３実施例を示す側面図である。こ
の実施例は、特にリン光を長時間発光させることのでき
る蓄光形蛍光体１０．１１を冷陰極蛍光ランプ４の近傍
に塗布したもので、一方の蛍光体１０は灯体の反射板層
に塗布し、もう方の蛍光体１１は冷陰極蛍光ランプ４の
内面あるいは背面に塗布しである。なお、この蓄光形蛍
光体１０．１１は、何れか一方であっても良い。

このような構成においては、蓄光形蛍光体１０．１１か
らの発光光が冷陰極蛍光ランプ４の電極に照射され、該
ランプ４の励起性が高められる。したがって、上述の実
施例と同様の作用効果が得られる。

（発明の効果〕以上のように、この発明によれば、補助光源の配置また
は蓄光形蛍光体の塗布により、灯体内部が暗黒状態であ
っても冷陰極蛍光ランプの放電開始の遅れがなく、起動
時間が短くなるという効果があり、また、上記補助光源
の熱を冷陰極蛍光ランプに供給することで輝度上昇を図
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）はこの発明の第１実施例を示す正
面図及び側面図、第２図は第１図の冷陰極蛍光ランプ付
近の詳細を示す斜視図、第３図はこの発明の第２実施例
を示す斜視図、第４図はこの発明の第３実施例を示す斜
視図、第５図は従来例を示す構成図である。３−一バツクラクトモジュール４−一冷陰極蛍光ランプ４ａ−一電極５−一駆動回路基板８−一補助光源９−一光ファイバ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）冷陰極蛍光ランプに向けて光を照射する補助光源
を設けたことを特徴とする冷陰極蛍光ランプの点灯装置
。
（２）上記補助光源の発生する熱を冷陰極蛍光ランプに
供給するようにしたことを特徴とする請求項１記載の冷
陰極蛍光ランプの点灯装置。
（３）冷陰極蛍光ランプの近傍に蓄光形蛍光体を塗布し
たことを特徴とする冷陰極蛍光ランプの点灯装置。