JPH047109Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） これはカセツトテープケースを収納する箱に関
する考案である。

（従来の技術） カセツトテープケース収納箱には、従来より合
成樹脂製で一体成型したものや、鞄型のビニール
ケース等がある。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、これらの箱はカセツトテープケ
ースを収納しない場合にはかさばる欠点があつ
た。

本考案はこのような欠点を改良するもので、カ
セツトテープケースを収納する場合にはカセツト
テープケースが脱落せずきちんと収納でき、しか
もカセツトテープケースを収納しない場合には一
枚の細長い板に展開することができ、収納箱と展
開した板との交換が誰でも簡単にしかも迅速にで
きるようにすることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上面板１と底板２、右側面板３および左側面板
４を収納箱の外周に合わせ１枚の板で連続形成
し、そのうちで少くとも上面板１と底板２には両
側にそれぞれ縁板５を立てる。

この１枚の板を組立てた際に、上面板１と左側
面板４を予備板７にフツク６で係止したり或は舌
片８を溝９に嵌合させる等任意の接続手段で接続
する。

（作用） 本考案はカセツトテープケース２個を縦に２個
ずつ二重に重ねて並べた際できる直方体の４辺に
合わせて１枚の板で連続形成したので、組立てる
と箱形になり、展開すると１枚の板になり、しか
もその交換は容易である。

そのうちで、少くとも上面板１と底板２には縁
板５を付けたのでカセツトテープケースははずれ
て落ちることはない。

（実施例） 第１図に示すように、カセツトテープケース２
個を縦に２個ずつ二重に並べた際に、上面には上
面板１を、右側面には右側面板３を、底面には底
板２を左側面には左側面板４をそれぞれの外周に
沿つてあてて、上面板１は左側面板４の接続する
予備板７にフツク６により係止したり（第１図乃
至第３図参照）或は上面板１の端部に備える舌片
８を左側面板４に形成する溝９に嵌合させる（第
４図参照）等の手段で接続する。

上面板１と底板２には、両側に縁板５を設けた
ので縁板５にカセツトテープケースの上下縁が接
触して脱落しない。縁板５は第３図および第４図
に示すように上面板１と底板２のみに設けてもよ
いが、第１図、第２図にあるように各板１，２，
３，４全部に設けると一層確実に脱落防止でき
る。

予備板７を設けると箱の形が崩れにくくなり、
形がはっきり決まるので都合が良い。

（考案の効果） これを要するに、本考案のカセツトテープケー
ス用収納箱によれば、縁板５の付いた１枚の板で
カセツトテープケースを囲むことにより、カセツ
トテープケースは収納箱より脱落せず確実容易に
収納でき、経済的であり、しかも収納箱の状態か
ら１枚の板に容易に展開して不要時にかさばらず
に収納できるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の斜視図、第２図はその
展開図、第３図、第４図は本考案の別の実施例の
斜視図。 １は上面板、２は底板、３は右側面板、４は左
側面板、５は縁板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面板１と底板２、右側面板３および左側面板
   ４を収納箱の外周に合わせ１枚の板で連続形成
   し、そのうちで少くとも上面板１と底板２には両
   側にそれぞれ縁板５を立て、この１枚の板を組立
   てた際に、上面板１と左側面板４を任意の接続手
   段で接続して成るカセツトテープケース用収納
   箱。