JPH0470828A - 写真フイルム包装体 - Google Patents

写真フイルム包装体

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JPH0470828A
JPH0470828A JP18467990A JP18467990A JPH0470828A JP H0470828 A JPH0470828 A JP H0470828A JP 18467990 A JP18467990 A JP 18467990A JP 18467990 A JP18467990 A JP 18467990A JP H0470828 A JPH0470828 A JP H0470828A
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JP
Japan
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photographic film
silver
film
shell
layer
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Pending
Application number
JP18467990A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Shibahara
嘉彦 芝原
Toshihiro Nishikawa
西川 俊廣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0470828A publication Critical patent/JPH0470828A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真フィルム包装体に関するものである。さら
に詳しくは擬似ズームカメラに適したハロゲン化銀ロー
ルフィルム包装体に関するものである。
(従来の技術) 近年、撮影用ハロゲン化銀カラー感光材料(カラーネガ
及びカラー反転感光材料を含む。以下単にカラーネガと
総称する。)の粒状性、鮮鋭度、色再現性の改良と、ズ
ームレンズ又は二焦点レンズを装備したカメラの普及が
相俟って、ますますバラエティ−に富んだ高画質の写真
が得られるようになった。
しかし、ズームレンズ又は二焦点レンズを装備したカメ
ラにおいては、望遠側の焦点距離を伸ばすとカメラが大
型化し、携帯性が悪くなり、逆にカメラの小型化を優先
すると十分な望遠効果を持たないカメラとなる欠点を有
していた。
上記問題を解決する手段として、米国特許第34908
44号、同4583831号及び同4650304号な
どに最近のカラーネガフィルムの性能の進歩に着目して
、いわゆる擬似ズームの手法についての提案がなされて
いる。擬似ズームの手法は、撮影段階に何らかの手法で
フィルム又はカートリッジに入力したレンズの焦点距離
の情報をプリントの段階で検出して、ネガフィルムの画
面の一部を引伸し、結果的に望遠効果を付与しようとす
るものであり、現在主流の135フオーマツトのカラー
ネガロールフィルムを前提としたものが提案されている
(発明が解決しようとする課題) しかしながら現在主流の135フオーマツトのカラーネ
ガロールフィルムを使って前記擬似ズームの手法を実施
すると、プリント画質として、満足できる画質が得られ
なかった。本発明者らがその原因を鋭意解析したところ
、以下に述べる2つの要因で粒状性と鮮鋭性が不十分に
なっていること、また、その2つの問題を同時に解決し
ないと満足のい(プリント画質が得られないことが明ら
かになってきた。
その第1の要因は擬似ズームは、単なる犬サイズのプリ
ントと異り、大サイズプリントの一部を切り取り小サイ
ズのプリントとすることに対応し、大きく引き伸したも
のを通常の観察距離で評価することになるが、ネガフィ
ルムの粒状度は、従来の135フオーマツトの画面サイ
ズからサービスサイズのプリント(8cmX12an)
に引き伸した時の画質を最適化すべ(設計されているこ
とである。
第2の要因は、擬似ズームによる望遠写真プリントは、
前出の如く110フオーマツトのような小フォーマット
のフィルムから作ったプリントに対応するが、110カ
メラのようにフィルムの平面性を確保するための圧板か
ないこと、フィルムの平面性を損う遮光紙がフィルムの
背面に存在することなどによる鮮鋭度の劣化は無いと考
えられていたが、現実には以下に述へる如く鮮鋭度劣化
要因が存在することによる。
即ち135フオーマツト用のカートリッジの胴体部は第
1図に示すように円筒形であり、さらにフィルム出口部
分(ポート部分)の長さにバラツキがあり、さらにポー
ト部分からはみ出したテレンプの部分でカメラ内姿勢が
決定されるので、カートリッジをカメラに装填したとき
にカメラ内でのカートリッジの姿勢を一義的に制御でき
ない。
また胴体部が円筒形であるためにカメラ内でのフィルム
出口部分の向きが一義的に決まらず、フィルムがカート
リッジ出口付近で露光ステージの面から浮いた状態にな
ることがある。このために135カートリツジと一般的
なりXコードによるフィルムの感度などを検出する機能
を有するカメラの組合せでは、カートリッジのフィルム
出口とカメラの露光ステージを含む平面とをカートリッ
ジをカメラに装填したときに常に実質的に同一平面に保
つことができず、しかも−度装填されると以後非平面の
状態のままで写真撮影が行なわれる。
カートリッジのフィルム出口がカメラの露光ステージの
面から大きく外れると、特にフィルム80付近のフィル
ムがたわんだ状態でカメラにセットされる。たわんだフ
ィルムがカメラの露光ステージに送り込まれると、湿度
が変化したときの露光ステージにおけるフィルムのカー
ル状態の変化が促進されフィルムの平面性の劣化が大き
くなることが判った。特に擬似ズームプリントシステム
においては、引伸し倍率が大きくなるので、上記の如き
フィルムの平面性の不良は重大な欠陥となる。
従ってカメラの露光ステージにおけるフィルム平面性を
安定に保持する技術の確立は、擬似ズームプリントシス
テムで得られるプリントの高画質化のための新たな課題
であることが見出された。
以上のことから本発明の第1目的は、粒状度と鮮鋭度の
すぐれたプリントが得られる、ハロゲン化銀写真感光材
料とこれを収納したカートリッジわ含む写真フィルム包
装体を提供することにある。
本発明の第2の目的は、擬似ズームプリントシステムに
適した、ハロゲン化銀カラーネガ写真感光材料を収納し
た包装体を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、鋭意検討した結果上記諸目的は、(1)
写真フィルムをロール状に巻き回すスプール軸と、写真
フィルムを出し入れするフィルム出口を有し、前記スプ
ールを軸線回りに回転自在に収納するカートリッジを有
する写真フィルム包装体に於いて、前記カートリッジは
、カメラに装填されたときに、前記フィルム出口をカメ
ラ内の露光ステージを含む平面内に保ち、かつ、写真フ
ィルムの出し入れ方向がカメラ内の写真フィルム巻取方
向と平行になるように、姿勢制御する手段を有し、かつ
、前記写真フィルムが内部に高ヨード相を有する感光性
ハロゲン化銀粒子を少なくとも一種含有することを特徴
とする写真フィルム包装体、 (2)写真フィルムの感光性ユニット中に実質的に臭化
銀及び/又は沃臭化銀からなる内部該と、この内部該の
外側に設けられかつ実質的に臭化銀及び/又は沃臭化銀
からなる複数の外殻とを有するネガ型ハロゲン化銀粒子
が含有され、かつこのハロゲン化銀粒子の最外殻の沃素
含有率が10モル%以下であり、前記最外殻よりも沃素
含有率が6モル%以上高い沃素高含有殻が前記最外殻よ
り内側に設けられ、前記最外殻と前記沃素高含有殻との
間にこれら両膜の中間の沃素含有率を有する中間殻が設
けられ、かつ前記中間殻の沃素含有率が前記最外殻より
も3モル%以上高く、前記沃素高含有殻の沃素含有率が
前記中間殻よりも3モル%以上高いことを特徴とするハ
ロゲン化銀粒子を含有する請求項(1)記載の写真フィ
ルム包装体、(3)写真フィルムをロール状に巻き回す
スプール軸と、写真フィルムを出し入れするフィルム出
口を有し、前記スプールを軸線回りに回転自在に収納す
るカートリッジを有する写真フィルム包装体に於いて、
前記カートリッジは、カメラに装填されたときに、前記
フィルム出口をカメラ内の露光ステージを含む平面内に
保ち、かつ、写真フィルムの出し入れ方向がカメラ内の
写真フィルム巻取方向と平行になるように、姿勢制御す
る手段を有し、かつ前記写真フィルムが支持体上に赤感
光性ユニット、緑感光性ユニット及び青感光性ユニット
を有し、かつ少なくとも一つの該感光性ユニットが光に
対する感度の異なる少くとも三つの層から構成されるこ
とを特徴とする写真フィルム包装体により達成されるこ
とを見出した。
即ち、加工精度を向上させたカートリッジをカメラ内で
所定の位置に精度良く保持することにより、写真フィル
ムの平面性を向上させ高い鮮鋭度を実現すること、及び
内部に高ヨード相を有する感光性ハロゲン化銀粒子を写
真フィルムに含有させ、或いは感度の異なる少くとも三
つの層から構成される感光性ユニットを写真フィルムに
用いて、写真フィルムの粒状度を改良すること、この二
つの技術の組み合せにより、擬似ズーム手法を用いた写
真に於いて満足できるプリント両賞が達成できた。意外
であったのは上記の一つの技術だけを適用した場合の画
質を視覚的に観察したところ満足できず、二つの技術を
同時に用いて始めて満足のい(画質が達成できたことで
ある。その原因は引き続き検討中であるが、粒状性と鮮
鋭性の両方を同時に改良しないと視覚的満足度が高まら
ないというBartolsonの理論(Journal
 of PhotographicScience 3
立233 (1982))で説明されるべき現象である
可能性が強い。
以下、本発明の写真フィルム包装体について詳述する。
本発明の写真フィルム包装体におけるカートリッジは、
第1図に模式的に示すように、カメラに装填されたとき
に、フィルム出口(3)をカメラの露光ステージ(12
)を含む平面(A)内に保ち、かつ写真フィルムの出し
入れ方向(B)がカメラ内の写真フィルム巻き取り方向
(C)と平行になるように姿勢制御する手段を有する。
上記姿勢制御手段を設けることにより、カメラ内にてカ
ートリッジを装填し、カートリッジのフィルム出口から
、露光ステージをへだてて他方の側にあるカメラ内のフ
ィルム巻取手段まで写真フィルム(2)を装填した場合
に、該写真フィルムの平面性、とくにカートリッジのフ
ィルム出口付近におけるフィルムの平面性を保つことが
できる。
「フィルム出口(3)をカメラの露光ステージ(12)
を含む平面(A)内に保つJとは、カートリッジのフィ
ルム出口付近で写真フィルム(2)がたわんだ状態にな
るのが排除されればよい。また、フィルム出口(3)と
カメラの露光ステージ(12)とが必ずしも接している
必要はない。
カートリッジが、カメラ装填時に、上記平面性を保つよ
う一義的に姿勢制御されるためには、基本的にはカメラ
内のカートリッジ装填室(13)においてカートリッジ
がそのスプール軸(4)を中心に回転運動できないよう
に設定すればよい。
具体的には、カートリッジが上記平面状を保つようにカ
メラと係合する手段を設けるのがよい。さらに、より良
好な係合間係を得るにはカートリッジの外形の寸法の精
度を向上させることが好ましい特にポート部分の寸法の
精度を向上させることが好ましい。
上記の如きカートリッジの姿勢制御を設定するための具
体的手段、換言すればカートリッジとカメラとの係合手
段として、例えば以下のものが挙げられる。
第1に、カートリッジのスプール軸に垂直な面の形状(
フィルム出口部を除く)を非円形にしてカメラのカート
リッジ装填室と係合させることができる。
上記非円形とすべきスプール軸に垂直な面は、カートリ
ッジの胴体部(断面)及び側縁部(端面)のいずれかで
あればよいが、側縁部のみ又は胴体部及び側縁部の両方
であることが好ましい。
側縁部が非円形である例として、カートリッジの胴体部
の断面積(Sl)より側縁部の断面積(S2)を大きく
することによってカメラ内におけるカートリッジの姿勢
制御を行なうこともできる。しかし側縁部の断面積(S
2)が大きすぎるとカメラの小型化にとって好ましくな
いため、S2/S、比は一般に1. 2以下、好ましく
は1゜1以下、特に好ましくは1.05以下である。
具体的には、第5−1図及び第5−2図に示すような、
非円形部(21)を有する側縁部及び円形状の断面を有
する胴体部(22)から成るカートリッジ(1)を挙げ
ることができる。上記非円形部(21)及び好ましくは
胴体部(22)は、カメラのカートリッジ装填室(13
)に設けられタハネ(32,33)により、姿勢制御さ
れるようカメラに係合されることが好ましい。
胴体部が非円形である例として、第2図に示すようにカ
ートリッジの胴体の少なくとも一つの側面を平面状にす
ることが挙げられる。上記平面状とは、本発明にいう姿
勢制御を行なうに足りる平面性を該カートリッジの側面
が有すればよく、ある程度曲面性をもっていてもよい。
また、かかるカートリッジの平面は、カメラ内のカート
リッジ装填室の特定の面と一致させて、実質的に接触さ
せることが好ましい。ここで、実質的に接触とは本発明
にいう姿勢制御を行なうに足る接触を意味し、必ずしも
完全な接触をいわない。
カートリッジとカメラの係合手段として、第2に、カー
トリッジを本発明にいう姿勢制御できるようにカメラ内
のカートリッジ装填室に保持できる少なくとも1つの接
合部分をカートリッジとカメラに設けることが挙げられ
る。
かかる接合部分の設置場所、設置数及び形状は、本発明
に従うカートリッジの姿勢制御が達成されれば、いかな
るものであってもよい。
例えば、該接合手段として、いわゆる突起とそれに嵌合
するくぼみをカメラとカートリッジにそれぞれ設ける方
法を挙げることができる。
例えば、第3図に示すように、カートリッジの胴体の側
縁部(6)に凸形の突起(8)を設けて、カメラのカー
トリッジ装填室に設けたくぼみを係合させることができ
る。かかる係合手段は、カートリッジの両端面に設ける
のが好ましい。
あるいは、第4図に示すように、カートリッジの胴体の
側面(5)に直線状の突起(9)を設けて、カメラのカ
ートリッジ装填室に設けた該突起と嵌合する直線状のく
ぼみと係合させることができる。
また、第5−1図に示すように、カートリッジのフィル
ム出口に突起(27)を設け、カメラの露光ステージに
設けたくぼみ(26)と係合させることができる。かか
る突起は、フィルム出口(3)のいずれに設けられても
よく、例えばフィルム出口に沿って直線状に設けたり、
フィルム出口中央部に1か所設けたりすることができる
上記において、それぞれ突起がカメラ側に設けられ、そ
れに嵌合するくぼみかカートリッジに設けられていても
よい。また、突起とくぼみは本発明に従う姿勢制御に達
成するに十分な嵌合関係であればよい。
更なる接合手段として、カメラとカートリッジの双方に
少な(とも−組の突起部分を設けて該突起部分の接合に
より、カートリッジをカメラ内のカートリッジ装填室に
保持する方法が挙げられる。
例えば第5−1図及び第5−2図に示すように、カート
リッジの突起(23)とカメラ内の突起(34)、カー
トリッジの突起(24)とカメラ内の突起(35)によ
りそれぞれカートリッジをカメラ内のカートリッジ装填
室に保持することかできる。上記保持手段は場合により
いずれか一方であれば足りる。また、カートリッジの突
起(24)とカメラ内の突起(35)による保持手段は
、カートリッジの両端面に設けることもできる。
上記の如き本発明に従いカートリッジを姿勢制御するた
めの係合手段は、上記のうちのいずれか1つがあれば足
りるが2つ以上を組合わせて用いてもよい(第3図、第
4図及び第5−1図参照)。
さらに、上記の姿勢制御をよりよく設定するために、カ
ートリッジの外形の寸法精度を土0.5閣以下とするの
が好ましく、±0. 3mm以下とするのがさらに好ま
しい。
また、姿勢制御をさらによりよく設定するためにポート
部分の長さの寸法精度を±0. 3an以下とするのが
好ましく、±0.20以下とするのがさらに好ましく、
±0.1w以下とするのが特に好ましい。
又ポート部分を、遮光用のテレンプがはみ出してない状
態にするか、テレンプを使用しない態様にするのがフィ
ルム平面性を保つのに好ましい。
この精度を確保するために、カートリッジの材料として
樹脂を用いて成形するのが好ましい。
本発明に用いるプラスチック材料は、炭素・炭素二重結
合をもつオレフィンの付加重合、小員環化合物の開環重
合、2種以上の多官能化合物間の重縮合(縮合重合)、
重付加、及びフェノール誘導体、尿素誘導体、メラミン
誘導体とアルデヒドを持つ化合物との付加縮合なとの方
法を用いて製造することができる。
プラスチックス材料の原料は、炭素・炭素二重結合をも
つオレフィンとして、例えば、スチレン、α−メチルス
チレン、ブタジェン、メタクリル酸メチル、アクリル酸
ブチル、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、ビニルピリジン、N−ビニルカルバゾール、N−ビ
ニルピロリドン、シアン化ビニリデン、エチレン、プロ
ピレンなどが代表的なものとして挙げられる。又、小員
環化合物として、例えば、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、グリシドール、3.3−ビスクロロメチル
オキセタン、■、4−ジオキサン、テトラヒドロフラン
、トリオキサン、ε−カプロラクタム、β−プロピオラ
クトン、エチレンイミン、テトラメチルシロキサンなど
が代表的なものとして挙げられる。
又、多官能化合物として例えば、テレフタル酸、ア′ジ
ピン酸、グルタル酸などのカルボン酸類、トルエンジイ
ソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネートなどのイソシアネート類、
エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリ
ンなどのアルコール類、ヘキサメチレンジアミン、テト
ラメチレンジアミン、パラフェニレンジアミンなどのア
ミン類、エポキシ類などが代表的なものとして挙げられ
る。又、フェノール誘導体、尿素誘導体、メラミン誘導
体としては例えばフェノール、クレゾール、メトキシフ
ェノール、クロロフェノール、尿素、メラミンなどが代
表的なものとして挙げられる。さらにアルデヒドを持つ
化合物としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
、オクタナール、ドデカナール、ベンズアルデヒドなど
が代表的なものとして挙げられる。これらの原料は、目
標とする性能に応じて、1種のみならず2種類以上を使
用してもかまわない。
これらの原料を用いてプラスチック材料を製造する場合
には、触媒や溶媒を使用する場合がある。
触媒としては、(1−フェニルエチル)アゾジフェニル
メタン、ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチレート
、2,2′−アゾビス(2−メチルフロパン)、ベンゾ
イルペルオキサイド、シクロヘキサノンペルオキサイド
、過硫酸カリウムなどのラジカル重合触媒、硫酸、トル
エンスルホン酸、トリフロロ硫酸、過塩素酸、トリフル
オロホウ素、4塩化スズなどのカチオン重合触媒、n−
ブチルリチウム、ナトリウム/ナフタレン、9−フルオ
レニルリチウム、フェニルマグネシウムブロマイドなど
のアニオン重合触媒、トリエチルアルミニウム/テトラ
クロロチタン系のチーグラー−ナツタ(Ziegler
 −Natta )系触媒、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、カリウム金属などを用いる。
溶媒としては、重合を阻害しない限り特に制約はないが
、ヘキサン、デカリン、ベンゼン、トルエン、シクロヘ
キサン、クロロホルム、アセトン、メチルエチルケトン
、酢酸エチル、酢酸ブチル、テトラヒドロフランなどが
一例として挙げられる。
本発明のプラスチックスの成形には、必要に応じて可塑
剤をプラスチックスに混合する。可塑剤としては、例え
ば、トリブチルホスフェート、トリブチルホスフェート
、ジブチルフタレート、ジエチルセバケート、メチルア
ミルケトン、ニトロベンゼン、γ−バレロラクトン、ジ
−n−オクチルサクシネート、ブロモナフタレン、ブチ
ルパルミテートなどが代表的なものである。
本発明に用いるプラスチックス材料の具体例を以下に挙
げるが、これらに限定されるものではない。
P−1ポリスチレン P−2ポリエチレン P−3ポリプロピレン P−4ホリモノクロロトリフルオロエチレンP−5塩化
ビニリデン樹脂 P−6塩化ヒニル樹脂 P−7塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂P−8アクリ
ロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合樹脂 P−9メチルメタアクリル樹脂 P−10ビニルホルマール樹脂 P−11ビニルブチラール樹脂 P−12ポリエチレンフタレート P−13テフロン P−14ナイロン P−15フェノール樹脂 P−16メラミン樹脂 本発明に特に好ましいプラスチック材料はポリスチレン
、ポリエチレン、ポリプロピレンなどである。
通常カートリッジは、シャ光性を付与するためにカーボ
ンブラックや顔料などを練り込んだプラスチックを使っ
て製作される。
擬似ズーム手法を用いた写真において満足できる画質に
するために、本発明の写真フィルムのRMS粒状度は1
5以下であることが好ましい。
本発明におけるRMS粒状度“R”は、慣用の方法で決
定されるが、ISOで規定された濃度測定のための視覚
特性に準じた分光感度で、アパーチャーサイズ48μφ
のミクロ濃度計を使用して測定される。最低濃度+1.
0の濃度のRMS値を1000倍した値をRMS粒状度
と定義する。
優れた粒状性を達成する為に、感度/粒状比の優れた感
光性乳剤を用いることが好ましい。
本発明の感光性乳剤粒子は粒子内部に高ヨード相を有す
る沃臭化銀粒子である。すなわち、本発明の乳剤粒子は
粒子内部は粒子表面よりも6モル%以上沃化銀含有率の
高い相を有することが好ましい。
本発明の感光性乳剤粒子は以下の多重構造を有すること
が好ましい。すなわちハロゲン化銀粒子の最外殻の沃化
銀含有率が10モル%以下であり、前記最外殻よりも沃
化銀含有率が6モル%以上高い沃化銀高含有殻が前記最
外殻より内側に設けられ、前記最外殻と前記沃化銀高含
有殻との間にこれら両膜の中間の沃化銀含有率を有する
中間殻が設けられ、かつ前記中間殻の沃化銀含有率が前
記最外殻よりも3モル%以上高く、前記沃化銀高含有殻
の沃化銀含有率が前記中間殻よりも3モル%以上高いこ
とを特徴とする多重構造粒子である。
高沃度殻の沃化銀含有率は6〜40モル%が好ましく、
最外殻層より6モル%以上高(するが、この含有率が6
モル%未満だと(或いは最外殻層よりも6モル%未満し
か多くないと)、感度が低下し、また40モル%を越え
ると多分散になり、感度、鮮鋭性の点から40モル%を
越えないことが好ましい。
中間層と最外殻あるいは高沃化銀殻との沃化銀含有率の
差は夫々、3モル%以上とすべきであるが、これは、こ
の差が小さ過ぎると中間殻の効果が少なくなるからであ
る(感度が低下する。)また、この沃化銀含有率の差は
35モル%を上限とするのが、中間殻の効果(感度、単
分散性、カブリ−感度関係、鮮鋭性)を有効に引き出す
という観点から望ましい。
本発明の多重構造乳剤の更に好ましい態様は以下の通り
である。
■h:高沃化銀殻の沃化銀含有率(モル%)Im、中間
殻の沃化銀含有率(モル%)■l:最外殻の沃化銀含有
率(モル%)としたとき、△I=Ih−Ii’>8モル
%、△Ih=Ih−Im>4モル%、△If=Im−1
1>4モル%とするのがよく、△■〉10モル%、△I
h>4モル%、△I 1>4モル%とするのが更によい
。ここで、■l−〇〜5モル%とするのがよく、0〜2
モル%、更には0〜1モル%とするのが望ましい。また
、Ihは6〜40モル%がよく、10〜40モル%が更
によい。
また、最外殻の体積は粒子全体の4〜70モル%がよく
、10〜50モル%が更に好ましい。高沃化銀殻の体積
は、粒子全体の10〜80%とするのが望ましく、20
〜50%、更には20〜45%が望ましい。中間殻の体
積は、粒子全体の5〜60%、更には20〜55%がよ
い。高沃化銀殻は内部殻の少な(とも一部であってもよ
いが、好ましくは、高沃化銀殻の内側には別に内部核が
存在するようにしておく。
内部核の沃化銀含有率は0〜40モル%がよく、0〜1
0モル%か好ましく、0〜6モル%が更に好ましい。内
部核の粒径は0.05〜0.8μm、更には0.05〜
0.4μmがよい。
また、前記■の特徴点において、粒子全体における沃化
銀含有率は1〜20モル%がよく、好ましくは2〜15
モル%、更には3〜12モル%とするのが望ましい。粒
子の粒径分布については、多分散、単分散のいずれでも
よいが、粒径分布の変動係数は20%以下の単分散乳剤
とするのがよく、更には同変動係数を15%以下とする
のがよい。この変動係数は、 として定義され、単分散性を示す尺度である。
本発明のカラー感光材料は、青感層、赤感層、緑感層の
3種の感光層からなる3層以上の乳剤層から多層を構成
し、少なくとも1層の乳剤層に本発明による(或いは上
記した望ましい)ハロゲン化銀粒子を含有させることが
望ましい。
ハロゲン化銀粒子の粒径(ハロゲン化銀粒子と同体積の
立方体の一辺の長さと定義する。)は、0.1〜2.0
μmとするのがよい。また、その形状は、8面体、立方
体、球形、平板等のいずれでもよいが、8面体が好まし
い。
本発明のハロゲン化銀粒子の層構成について更に述べる
と、内部核と高沃化銀膜とは上記したように同一であっ
ても良いし、高沃化銀膜の内部に別途内部核が設けられ
ても良い。内部核と高沃化銀膜、高沃化銀膜と中間殻、
中間殻と最外殻は各々隣接していても良いし、各々の殻
の間に任意の組成を有する少なくとも1層の別の殻を有
しても良い(これを任意殻と称する)。
これらの任意殻は、均一組成の単一般であってもよいし
、均一組成の複数殻から成る、ステップ状に組成の変化
する殻群であっても良いし、あるいは任意殻の中におい
て連続的に組成の変化するような連続殻であっても良い
し、これらの組合せでも良い。また、高沃度殻、中間殻
は複数あってもよいし、ただ1組であってもよい。
次に、本発明によるハロゲン化銀粒子の層構成の例を説
明する。沃化銀含有量はlで示した。
■、 内部核=高沃化銀膜の3層構造 沃化銀含有率 殻直径 第2殻 (中間殻)    I、−1,>3モル%  
 l2=5モルX1.4μm第1殻 (最外殻)   
 !、=O〜10モルX  I、=0.5モル%1.6
μm2、 内部核と高沃化銀膜の間に任意の組成を第4
、第5殻を含む6層構造 核(第6)(内部殻)任意 第5殻 (=)任意 第4殻 (−)任意 第3殻(高沃化銀膜) 第2殻 (中間殻)    It I3 沃化銀含有率 I、=4.0モル% 1、=2.0モル% 14=2.6モル% Ia”15.0モL% z、>3モル%     r!=s、oモルx■2〉3
モル% 殻直径 0.1μm 0.27μm 0.8μ山 1.12μm 1.44μm 第1殻 (最外殻)    I+二〇〜10モルX  
II”0.5モル%  1.6 、czm3、 内部核
と高沃化銀膜の間に任意の第5、第6殻、及び最外殻と
高沃化銀膜の間に2層の中間殻を有する7層構造 沃化銀含有率 第7殻 (内部殻)I7・4モルX 第6殻 (任意の挿入殻)任意    I6・2 モル
%第5殻 (任意の挿入殻)任意    I5・8モル
X第4殻(X沃化銀膜)   I<−Is>3モル% 
  I+=15モルX殻直径 0.10μ0 0.27μm 018μm 1.12μm 工 沃化銀含有率 第8殻 (内部殻)任意       l8=4モル%
第7殻 (内部殻)任意       Iア・2モルX
第6殻 (内部殻)任意       I、・4モル%
第5殻(高沃化銀膜)   Is−[3>3モル%  
 Is” 15モルX第4殻 (任意殻)任意    
   I4・9モルX第3殻 (中間殻)    1x
−11□3モル%  13” 5 モIv%第2殻 (
任意殻)任意       I2・4.5モル%第1殻
 (最外殻)    II・0〜10モル% 11・2
モルX5、 複数の高沃化銀膜を有する構造 沃化銀含有率 第6殻 (内部殻)任意       I6・4モル%
殻直径 0.10μm 0.27μm 0.8μm l、12μm 1.24μm 1.44μm 1.50μm 1.6μm 殻直径 0610μm 第1殻 (最外殻)    l1=O〜10モル!% 
 II=0.5[4、内部核と高沃化銀膜の間に任意の
第6、第7殻、及び高沃化銀膜(第5殻)と中間殻(第
3殻)の間に1層の任意殻(第4殻)、及び中間殻(第
3殻)と最外殻の間に1層の任意殻(第2殻)を有する
8層構造 1.6  μm 第4殻 (内部殻)任意 ■、: 5 モル% 第2殻 (中間殻)    1,4.>3モル%   
1.・5モルX第1殻 (最外殻)    It” O
〜10%ルX  II”0.3モルX本発明のハロゲン
化銀粒子の内部核は、ぺ・グラフキッド(P、 Gla
fkides)著 シミエ・フィ0.80μm 1.44μm l、60μm ジク−7才トグラフィク(Chimie et Phy
sique。
Photograhique) (ポル・モンテル(P
aul Montel )社刊、1967年)、シー・
エフ・ダンフィン(G、  F、 Duffin)著 
フォトグラフィク・イマルジョン・ケミストリ (Ph
otograhic EmulsionChimist
ry )  (す・フォーカル・プレス(TheFoc
al Press)刊、1966年)、ヴイ・エル・ゼ
リクマン(V、  L、 Zelikman)ほか著メ
イキング・アンド・コーティング・フォトグラフィク・
イマルジョン(Making and Coating
  PhotograhicEmulsion )  
(ザ・フォーカル・プレス(TheFocal Pre
ss )刊、1964年)などに記載された方法を用い
て調製することができる。すなわち、酸性法、中性法、
アンモニア法等のいずれでもよく、また可溶性銀塩と可
溶性ハロゲン塩を反応させる形式としては片側混合法、
同時混合法、それらの組合わせなどのいずれを用いても
よい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成される方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。
同時混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成され
る液相中のpAgを一定に保つ方法、すなわちいわゆる
コンドロールド・ダブルジェット法を用いることもでき
る。この方法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが
均一に近いハロゲン化銀乳剤が得られる。
別々に形成した2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して
用いてもよいが、ダブルジェット法もしくはコントロー
ル・ダブルジェット法を用いるのが好ましい。
内部核を調製するときのpAgとしては、反応温度、ハ
ロゲン化銀溶剤の種類によって変化するが、好ましくは
2〜11である。また、ハロゲン化銀溶剤を用いると粒
子形成時間を短時間に行いうるので好ましい。例えばア
ンモニア、チオエーテルなど一般によく知られたハロゲ
ン化銀溶剤を用いることができる。
内部核の形状としては板状、球状、双晶系であってもま
た、八面体、立方体、14面体もしくは混合系などを用
いることができる。
また、粒子サイズを均一にするには、英国特許1.53
5,016号、特公昭48−36890号、同52−1
6364号に記載されているように、硝酸銀やハロゲン
化アルカリ水溶液の添加速度を粒子成長速度に応じて変
化させる方法や、米国特許4,242,445号、特開
昭55−158124号に記載されているように水溶液
濃度を変化させる方法を用いて臨界飽和度を越えない範
囲において早く成長させることが好ましい。これらの方
法は、再核発生を起こさず、各ハロゲン化銀粒子が均一
に被覆されていくため、任意殻、高沃度殻、中間殻、最
外殻を導入する場合にも好ましく用いられる。
本発明のハロゲン化銀粒子の高次化銀膜と内部殻の中間
には、必要により単一又は複数の任意殻を設ける事がで
きる。この高次化銀膜は、形成した内部殻あるいは任意
殻を付与した内部殻に脱塩工程を必要によりほどこした
後に通常のハロゲン置換法、ハロゲン化銀を被覆する方
法などによって設けることができる。
ハロゲン置換法としては、例えば内部核か形成された後
に、主としてヨード化合物(好ましくはヨードカリウム
)、からなる水溶液を、好ましくは濃度10%以下の水
溶液を添加することによって行なうことかできる。詳し
くは、米国特許2゜592.250号明細書、同4,0
75,020号明細書、特開昭55−127549号公
報などに記載された方法によって行なうことができる。
このとき、高次化銀膜の粒子間ヨード分布差を少なくす
るためには、ヨード化合物水溶液の濃度をlo−2モル
%以下にして10分以上かけて添加するのが望ましい。
また、内部核上にハロゲン化銀を新たに被覆する方法と
しては、例えば、ハロゲン化物水溶液と硝酸銀水溶液と
を同時に添加することつまり、同時混合法、コントロー
ルダブルジェット法によって行なうことができる。詳し
くは、特開昭53−22408号公報、特公昭43−1
3162号公報、特開昭58−14829号公報、ジェ
イ・フォト・サイエンス(J、 Photo、Sci、
) 、24. 198(1976)などに記載された方
法によって行なうことができる。
高次化銀膜を形成するときのpAgとしては、反応温度
、ハロゲン化銀溶剤の種類・量によって変化するが好ま
しくは、前述したものが同様に用いられる。溶媒として
アンモニ、アを用いる場合は7〜11が好ましい。
高次化銀膜を形成する方法としては、同時混合法または
、コントロールダブルジェット法がより好ましい。
本発明のハロゲン化銀粒子の中間殻は、高次化銀膜を表
面に有した、あるいは必要に応じて単一又は複数の任意
数を高沃化銀股上に有した高次化銀膜、内部核を含む粒
子の外側に、更に、高次化銀膜のハロゲン組成とは異な
ったハロゲン組成のハロゲン化銀を同時混合法またはコ
ントロールダブルジェット法によって被覆する方法など
によって設けることができる。
これらの方法については、前述した高次化銀膜を設ける
方法が同様に用いられる。
本発明のハロゲン化銀粒子の最外殻は、中間殻を表面に
有したあるいは必要に応じて単一又は複数の任意数を中
間殻の上に存した中間殻、高次化銀膜、内部殻を含む粒
子の外側に、更に高次化銀膜のハロゲン組成とは異なっ
たハロゲン組成のハロゲン化銀を同時混合法またはコン
トロールダブルジェット法によって被覆する方法などに
よって設ける事ができる。これらの方法については、前
述の高次化銀膜を設ける方法が同様に用いられる。
任意数は内部殻と高次化銀膜、高次化銀膜と中間殻、中
間殻と最外殻の間に必要に応じて各々1層あるいは複数
層設ける事もできるし、特別に設けなくても良い。これ
らの任意数は前述の高次化銀膜を設ける方法か同様に用
いられる。内部殻、高次化銀膜、中間殻、最外殻及び各
位置における任意数において、隣接する殻を設ける際に
途中で必要に応じて常法に従って脱塩工程を行なっても
良いし、脱塩工程を行なわずに連続した殻の形成を行な
っても良い。
本発明のハロゲン化銀粒子の各被覆殻のヨード含量につ
いては、例えば、J、  1.  ゴールドシュタイン
(Goldstein)、D、  B、ライ史アムズ(
Wi lliams)  r T E M/ A T 
E MにおけるX線分析」スキャンニング・エレクトロ
ン・マイクロスコピイ(1977)、第1巻(I IT
リサーチ・インスティチュート第651頁(1977年
3月)に記載された方法によって求めることもできる。
本発明の最外殻形成後の最終主成分としてのハロゲン化
銀粒子は、調製時に生ずる過剰ハロゲン化合物あるいは
副生するまたは不要となった硝酸塩、アンモニア等の塩
類、化合物類は該粒子の分散媒から除去されてもよい。
除去の方法は一般乳剤において常用されるターデル水洗
法、透析法あるいは、無機塩類、アニオン性界面活性剤
、アニオン性ポリマー(たとえばポリスチレンスルホン
酸)、あるいはゼラチン誘導体(たとえばアシル化ゼラ
チン、カルバモイル化ゼラチンなど)を利用した沈降法
、凝析沈澱(フロキュレーション)法等を適宜用いるこ
とができる。
本発明のコア/シェル型ハロゲン化銀粒子は所望の波長
域に光学的に増感することができる。その光学増感方法
には特に制限はなく、例えばセロメチン色素、モノメチ
ン色素、ジメチン色素、トリメチン色素等のシアニン色
素あるいはメロシアニン色素等の光学増感剤を単独ある
いは併用して光学的に増感することができる。増感色素
の組合せは特に強色増感の目的でしばしば用いられる。
増感色素とともに、その自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない物質であって、
強色増感を示す物質を乳剤中に含んでもよい。これらの
技術については米国特許2゜688.545号、同2,
912.329号、同3.397.060号、同3,6
15,635号、同3,628.964号、英国特許1
,195゜302号、同1,242,588号、同l、
293.862号、西独特許(OLS)2,030゜3
26号、同2,121,780号、特公昭43−493
6号、同44−14030号、リサーチ・ディスクロー
ジ+ −(Research Disclosure)
 176巻17643 (1978年12月発行)第2
3頁■の5項等にも記載されている。その選択は増感す
べき波長域、感度等、感光材料の目的、用途に応して任
意に定めることが可能である。
本発明のコア/シェル型ハロゲン化銀結晶は一般乳剤に
対して施される各種の化学増感法を施すことができる。
化学増感のためには、バー・フリーザー(H。
Friesew )編デイ−・グルントラーゲン・デア
フォトクラフィッシエン プロツエセ ミツトジルバー
ム0ゲニーデ:/ (Die Grundlagen 
derPhotographische Prozes
se mit Silberhalogeniden)
(アカデミッシェ フエルラークスゲゼルシャフト  
(Akademische  Verlagsgese
llschaft  )  、    1 968)6
75〜734頁に記載の方法を用いることかできる。す
なわち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性
ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元
増感法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増感法
などを単独または組合せて用いることができる。硫黄増
感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾール類
、ローダニン類、その他の化合物を用いることができ、
それらの具体例は、米国特許1. 574. 944号
、2,410,689号、2. 278.947号、2
,728,668号、3. 656.955号、4,0
32,928号、4. 067、 740号に記載され
ている。還元増感剤としては第一すず塩、アミン類、ヒ
ドラジン誘導体、ホルムアミジンスルフィン酸、シラン
化合物などを用いることができ、それらの具体例は米国
特許2,487.850号、2,419,974号、2
,518.698号、2,983,609号、2,98
3.610号、2,694,637号、3,930.8
67号、4,054,458号に記載されている。貴金
属増感のためには全錯塩のほか、白金、イリジウム、パ
ラジウム等の周期率表■族の金属の錯塩を用いることが
でき、その具体例は米国特許2,399,083号、2
. 448. 060号、英国特許618.061号な
どに記載されている。
本発明の銀塩粒子はこれら化学増感法を2つ以上の組あ
わせを用いることができる。
塗布銀量は任意であるが、好ましくは1000■/耐以
上、15000■/イ以下であるがさらに好ましくは2
000■/耐以上、10000■/イ以下である。
また、該粒子を含む感光層は支持体の両方の側に存在し
てもよい。
本発明のコア/シェル型乳剤の各々の殻の形成時に、各
種ドーパントをドーピングする事ができる。この内部ド
ーパントとしては、例えば銀、イオウ、イリジウム、金
、白金、オスミウム、ロジウム、テルル、セレニウム、
カドミウム、亜鉛、鉛、タリウム、鉄、アンチモン、ビ
スマス、ヒ素等が含まれる。
本発明の写真材料包装体に用いる写真フィルムの一つの
実施態様は支持体上に赤感光性ユニット、緑感光性ユニ
ット及び青感光性ユニットを有し、かつ少なくとも一つ
の該感光性ユニットが光に対する感度の異なる少くとも
三つの層から構成される層構成を有するものである。好
ましい実施態様としては実質的に同一の感色性をもつ低
感度ハロゲン化銀乳剤層、中感度ハロゲン化銀乳剤層及
び高感度ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも三層を支持体
に近い方からこの順に塗布してなるカラー写真感光材料
に於て、露光・現像処理後、前記の高感度乳剤層の最大
発色濃度が0.1以上1.0以下に、中感度乳剤層の最
大発色濃度が0. 5以上2.0以下に、また低感度乳
剤層の最大発色濃度が0.3以上2.0以下になるよう
な量の耐拡散性色素画像形成カプラーを含有する。
本発明に於る上記高感度乳剤層の最大発色濃度は、より
好ましくは0.2〜0.8の範囲である。
また上記の中感度乳剤層の最大発色濃度は、より好まし
くは0.6〜1.8の範囲である。
そして上記の低感度乳剤層の最大発色濃度は、より好ま
しくは0.5〜1. 5の範囲である。
本発明において、高感度層と中感度層および中感度層と
低感度層はそれぞれ隣接していることが好ましい。
また高感度層、中感度層および低感度層はそれぞれ2層
以上から構成することもできるが、単一層であることが
好ましい。
本発明において、高感度層、中感度層および低感度層そ
れぞれの感度差は、階調性、粒状性、および鮮鋭性を考
慮して最適化すればよいが、通常高感度層は中感度層に
比べ0.1〜1.OAogE(E:露光量)高感であり
、中感度層は低感度層に比べ0. 1〜1.OfogE
高感であることが好ましい。
本発明のカラー写真感光材料は上記の高感度層、中感度
層、低感度層の少なくとも三層からなる実質的に同一感
色性のハロゲン化銀乳剤層を支持体上に有するものであ
るが、このような同一感色性のハロゲン化銀乳剤層群は
二種以上、特に三種の異った感色性をもつハロゲン化銀
乳剤層群からなる事が好ましい。即ち、本発明のカラー
写真感光材料は、支持体上に赤感層、緑感層及び青感層
をこの順序に又は適宜配列を置き換えた順序で塗設して
なり、上記の感光層の少なくとも一つが先に述べたよう
な高感度層、中感度層、低感度層の少なくとも三層から
なる事か好ましい。
本発明による高、中、低感度層の最大発色濃度は下記の
ようにして測定する事ができる。
高、中、又は低感度乳剤を支持体に塗布した試料に充分
な光を曝光しく通常晴天の昼光下1分以上)、実施例に
記載しダ処理方法Aによって処理した後、この試料をマ
クベス社濃度計にてステータスMフィルターで濃度測定
する。
一方、複数の写真乳剤層が塗設されてしまっているカラ
ー写真感光材料の場合には、上記と同じ条件で曝光及び
カラー現像処理した後に各層を分離(剥離)してこれら
の層の濃度を上記と同じようにして測定する。
本発明において高感度層における銀/カプラー比(色画
像形成カプラー1モル当りのハロゲン化銀モル数)は、
約5〜300が適当であるが、青感性層である場合、好
ましくは10〜100、より好ましくは20〜50であ
り、緑感性層または赤感光性層である場合、好ましくは
30〜200、より好ましくは40〜150である。中
感度層における銀/カプラー比は2〜100であるが、
青感光性層である場合、好ましくは2〜40、より好ま
しくは2〜20であり、緑感光性層または赤感光性層の
場合、好ましくは5〜100、より好ましくは5〜50
である。低感度層における銀/カプラー比は1〜50で
あるが、青感光性層である場合、好ましくは1〜20、
より好ましくはl。
5〜10であり、緑感光性層または赤感光性層である場
合、好ましくは3〜50、より好ましくは3〜30であ
る。
本発明の感光材料は、支持体上に青感色性層、緑感色性
層、赤感色性層のハロゲン化銀乳剤層を有する同時に塗
布された少なくとも10層から成ス 多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料においては、一般
に単位感光性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層
、緑感色性層、青感色性層の順に設置される。しかし、
目的に応して上記設置順が逆であっても、また同一感色
性層中に異なる感光性層が挟まれたような設置順をもと
りえる。
色再現改良の目的で従来の青、緑、赤感色性の3種に加
えて第4あるいはそれ以上の感色性の感光層を用いる層
構成が特開昭61−34541号、同61−20124
5号、同6!−198236号、同62−160448
号に記載されており、この場合は第4あるいはそれ以上
の感色性の感光層はいずれの位置に配置しても良い。ま
た第4あるいはそれ以上の感色性の感光層は単独でも複
数の層からなっていても良い。
上記、ハロゲン化銀感光性層の間および最上層、最下層
には各種の中間層等の非感光性層を設けてもよい。
該中間層には、特開昭61−43748号、同59−1
13438号、同59−113440号、同61−20
037号、同61−20038号明細書に記載されるよ
うなカプラー、DIR化合物等が含まれていてもよく、
通常用いられるように混色防止剤を含んでいてもよい。
各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀乳剤層は
、西独特許第1,121,470号あるいは英国特許第
923,045号に記載されるような高感度乳剤層、低
感度乳剤層の2層構成を好ましく用いることができる。
通常は、支持体に向かって順次感光度か低くなる様に配
列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤層の間には非
感光性層が設けられていてもよい。また、特開昭57−
112751号、同62−200350号、同62−2
06541号、62−206543号等に記載されてい
るように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支持体に
近い側に高感度乳剤層を配置してもよい。
具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感光
性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑感
光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度赤
感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、ま
たはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、または
BH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設置する
ことができる。
また特公昭55−34932号公報に記載されているよ
うに、支持体から最も遠い側から青感光性層/GH/R
H/GL/RLの順に配列することもできる。また特開
昭56−25738号、同62−63936号明細書に
記載されているように、支持体から最も遠い側から青感
光性層/GL/RL/GH/RHの順に配列することも
できる。
また特公昭49−15495号公報に記載されているよ
うに上層を最も感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、中層
をそれよりも低い感光度のハロゲン化銀乳剤層、下層を
中層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀乳剤層を配置
し、支持体に向かって感光度が順次低められた感光度の
異なる3層から構成される配列が挙げられる。このよう
な感光度の異なる3層から構成される場合でも、特開昭
59−202464号明細書に記載されているように、
同一感色性層中において支持体より離れた側から中感度
乳剤層/高感度乳剤層/低感度乳剤層の順に配置されて
もよい。
その他、高感度乳剤層/低感度乳剤層/中感度乳剤層、
あるいは低感度乳剤層/中感度乳剤層/高感度乳剤層な
どの順に配置されていてもよい。
また、4層以上の場合にも、上記の如く配列を変えても
よい。
上記のように、それぞれの感光材料の目的に応じて種々
の層構成・配列を選択することができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀の量は特に規定されな
いが、銀量換算で10g/m以下3g/d以上であるこ
とが好ましく、さらに7g/i以下3 g/rrr以上
であることが好ましい。
また、ゼラチンバインダーに対する銀の密度は特に規定
されないが、高感度乳剤層、低感度乳剤層、その他目的
に応じて、銀量(重量)/ゼラチン(重量)比で0.0
1〜5.0の範囲で使用することが好ましい。
本発明に用いられる写真感光材料の写真乳剤層に含有さ
れる好ましいハロゲン化銀は約30モル%以下のヨウ化
銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭
化銀である。特に好ましいのは約2モル%から約25モ
ル%までのヨウ化銀を含むヨウ臭化銀もしくはヨウ塩臭
化銀である。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶を有するもの、球状、板状
のような変則的な結晶形を有するもの、双晶面などの結
晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合形でもよい
ハロゲン化銀の粒径は、約0.2ミクロン以下の微粒子
でも投影面積直径か約10ミクロンに至るまでの犬サイ
ズ粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。
本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、例えばリ
サーチ・ディスクロージャー(RD)Nα17643 
(1978年12月)、22〜23頁。
“■、乳剤製造(Emulsion preparat
ion andtypes)” 、および同N(118
716(1979年l1月)、648頁、グラフィック
「写真の物理と化学」、ボールモンテル社刊(P、 G
lafkides 。
Chemic  et Ph1sique Photo
graphique 、PaulMontel 、 1
967) 、ダフィン著「写真乳剤化学」。
フォーカルプレス社刊(G、 F、Duffin 。
Photographic Emulsion Che
mistry(Focal Press。
1966))、セリフマンら著「写真乳剤の製造と塗布
」、フォーカルプレス社刊(V、 L、 Ze l i
kmanet al、、 Making  and  
Coating  PhotographicEmul
sion 、Focal Press 、  1964
)などに記載された方法を用いて調製することができる
米国特許系3.574,628号、同3,655.39
4号および英国特許第1. 413. 748号などに
記載された単分散乳剤も好ましい。
また、アスペクト比が約5以上であるような平板状粒子
も本発明に使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フォ
トグラフィック・サイエンス・アンド・エンジニアリン
グ(Cutoff、  photographicSc
ience and Engineering)、第1
4巻 248′257頁(1970年);米国特許系4
,434゜226号、同4,414,310号、同4,
433.048号、同4,439,520号および英国
特許第2,112.157号などに記載の方法により簡
単に調製することかできる。
結晶構造は−様なものでも、内部と外部とか異質なハロ
ゲン組成からなるものでもよく、層状構造をなしていて
もよい、また、エピタキシャル接合によって組成の異な
るハロゲン化銀が接合されていてもよく、また例えばロ
ダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接合
されていてもよい。
また種々の結晶形の粒子の混合物を用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化学熟成および
分光増感を行ったものを使用する。このような工程で使
用される添加剤はリサーチ・ディスクロージャーNα1
7643および同Nα18716に記載されており、そ
の該当箇所を後掲の表にまとめた。
本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記の2つの
リサーチ・ディスクロージャーに記載されており、下記
の表に関連する記載箇所を示した。
添加剤種類   RD 17643  RD 1871
61 化学増感剤    23頁  648頁右欄2 
感度上昇剤          同 上3 分光増感剤
、  23〜24頁  648頁右欄〜強色増感剤  
       649頁右欄4増白剤  24頁 5 かふり防止剤  24〜25頁 および安定剤 6 光吸収剤、フ イルター染料、 紫外線吸収剤 7 スティン防止剤 25頁右欄 650頁左〜右欄8
 色素画像安定剤  25頁 9硬膜剤  26頁 10  バインダー    26頁 11  可塑剤、潤滑剤  27頁 12  塗布助剤、   26〜27頁表面活性剤 651頁左欄 同上 650頁右欄 650頁右欄 649頁右欄〜 650頁左欄 649頁右欄〜 25〜26頁 13  スタチック防止剤 27頁  650頁左欄ま
た、ホルムアルデヒドカスによる写真性能の劣化を防止
するために、米国特許4,411,987号や同第4,
435,503号に記載されたホルムアルデヒドと反応
して、固定化できる化合物を感光材料に添加することが
好ましい。
本発明には種々のカラーカプラーを使用することができ
、その具体例は前出のリサーチ・ディスクロージャー(
RD)Nα17643、■−C−Gに記載された特許に
記載されている。
イエローカプラーとしては、例えば米国特許系3.93
3,501号、同第4,022,620号、同第4,3
26,024号、同第4,401゜752号、同第4,
248,961号、特公昭58−10739号、英国特
許第1. 425. 020号、同第1,476.76
0号、米国特許系3゜973.968号、同第4,31
4.023号、同第4.511,649号、欧州特許系
249゜473A号、等に記載のものが好ましい。
マゼンタカプラーとしては5−ピラゾロン系及びピラゾ
ロアゾール系の化合物が好ましく、米国特許第4,31
0,619号、同第4,351゜897号、欧州特許第
73,636号、米国特許第3,061,432号、同
第3. 725. 067号、リサーチ・ディスクロー
ジャーNα24220(1984年6月)、特開昭60
−33552号、リサーチ・ディスクロージャーに24
230(1984年6月)、特開昭60−43659号
、同61−72238号、同60−35730号、同5
5118034号、同60−185951号、米国特許
第4,500,630号、同第4゜540.654号、
同第4,556,630号、国際公開WO381047
95号等に記載のものが特に好ましい。
シアンカプラーとしては、フェノール系及びナフトール
系カプラーが挙げられ、米国特許第4゜052.212
号、同第4,146,396号、同第4,228,23
3号、同第4. 296. 200号、同第2,369
,929号、同第2,801.171号、同第2,77
2.162号、同第2,895,826号、同第3. 
772. 002号、同第3,758,308号、同第
4,334.011号、同第4,327,173号、西
独特許公開系3,329,729号、欧州特許第121
.365A号、同第249,453A号、米国特許第3
,446,622号、同第4,333゜999号、同第
4,775,616号、同第4゜451.559号、同
第4,427,767号、同第4,690,889号、
同第4. 254. 212号、同第4.296,19
9号、特開昭6142658号等に記載のものが好まし
い。
発色色素の不要吸収を補正するためのカラード・カプラ
ーは、リサーチ・ディスクロージャーNα17643の
■−G項、米国特許第4,163゜670号、特公昭5
7−39413号、米国特許第4,004,929号、
同第4. 138. 258号、英国特許第1,146
.368号に記載のものが好ましい。また、米国特許第
4,774゜181号に記載のカップリング時に放出さ
れた蛍光色素により発色色素の不要吸収を補正するカプ
ラーや、米国特許第4,777.120号に記載の現像
主薬と反応して色素を形成しつる色素プレカーサー基を
離脱基として有するカプラーを用いることも好ましい。
発色色素が適度な拡散性を有するカプラーとしては、米
国特許第4,366.237号、英国特許第2,125
,570号、欧州特許第96,570号、西独特許(公
開)第3.234,533号に記載のものが好ましい。
ポリマー化された色素形成カプラーの典型例は、米国特
許第3,451,820号、同第4,080.211号
、同第4,367.282号、同第4.409.320
号、同第4,576.910号、英国特許第2,102
,173号等に記載されている。
カップリングに伴って写真的に有用な残基を放出するカ
プラーもまた本発明で好ましく使用できる。現像抑制剤
を放出するDIRカプラーは、前述のRD 17643
、■〜F項に記載された特許、特開昭57−15194
4号、同57−154234号、同60−184248
号、同63−37346号、米国特許第4,248,9
62号、同第4,782.0+、2号に記載されたもの
が好ましい。
現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出する
カプラーとしては、英国特許第2,097.140号、
同第2.131,188号、特開昭59−157638
号、同59−170840号に記載のものが好ましい。
その他、本発明の感光材料に用いることのできるカプラ
ーとしては、米国特許第4. 130. 427号に記
載の競争カプラー、米国特許第4,283.472号、
同第4,338.393号、同第4,310,618号
に記載の多当量カプラー特開昭60−185950号、
特開昭62−24252号等に記載のDIRレドックス
化合物放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、D
IRカプラー放出レドックス化合物、もしくはDIRレ
ドックス放出レドックス化合物、欧州特許第173.3
02A号に記載の離脱後後色する色素を放出するカプラ
ー、R,D、 Nα11449、同24241、特開昭
61−201247号等に記載の漂白促進剤放出カプラ
ー、米国特許第4,553.477号等に記載のリガン
ド放出するカプラー特開昭63−75747号に記載の
ロイコ色素を放出するカプラー、米国特許第4,774
゜181号に記載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙
げられる。
本発明に使用するカプラーは、種々の公知分散方法によ
り感光材料に導入できる。
水中油滴分散法に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許
第2,322,027号などに記載されている。
水中油滴分散法に用いられる常圧での沸点が175℃以
上の高沸点有機溶剤の具体例としては、フタル酸エステ
ル類(ジブチルフタレート、ジシクロへキシルフタレー
ト、ジー2−エチルへキシルフタレート、デシルフタレ
ート、ビス(2,4−ジーt−アミルフェニル)フタレ
ート、ビス(2,4−ジ−t−アミルフェニル)イソフ
タレート、ビス(1,1−ジエチルプロピル)フタレー
トなど)、リン酸またはホスホン酸のエステル類(トリ
フエルホスフェート、トリクレジルホスフェート、2−
エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリシクロヘ
キシルホスフェート、トリ2−エチルへキシルホスフェ
ート、トリデシルホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、トリクロロプロピルホスフェート、ジー2
−エチルヘキシルフェニルホスホネートなど)、安息香
酸エステル類(2−エチルへキシルベンゾエート、ドデ
シルベンゾエート、2−エチルへキシル−pヒドロキシ
ベンゾエートなど)、アミド類(N。
N−ジエチルドデカンアミド、N、N−ジエチルラウリ
ルアミド、N−テトラデシルピロリドンなど)、アルコ
ール類またはフェノール類(イソステアリルアルコール
、2,4−ジーtert−アミルフェノールなど)、脂
肪族カルボン酸エステル類(ビス(2−エチルヘキシル
)セバケート、ジオクチルアゼレート、グリセロールト
リブチレート、イソステアリルラクテート、トリオクチ
ルシトレートなど)、アニリン誘導体(N、 N−ジブ
チル−2−ブトキシ−5−tertオクチルアニリンな
ど)、炭化水素類(パラフィン、ドデシルベンゼン、ジ
イソプロピルナフタレンなど)などが挙げられる。また
補助溶剤としては、沸点が約30℃以上、好ましくは5
0℃以上約160°C以下の有機溶剤などが使用でき、
典型例としては酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸
エチル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−
エトキシエチルアセテート、ジメチルホルムアミドなど
が挙げられる。
ラテックス分散法の工程、効果および含浸用のラテック
スの具体例は、米国特許第4,199゜363号、西独
特許出願(OLS)第2,541゜274号および同第
2,541,230号などに記載されている。
本発明は種々のカラー感光材料に適用することができる
。一般用もしくは映画用のカラーネガフィルム、スライ
ド用もしくはテレビ用のカラー反転フィルム、カラーペ
ーパー、カラーポジフィルムおよびカラー反転ペーパー
などを代表例として挙げることができる。
本発明に使用できる適当な支持体は、例えば、前述のR
D、N(117643の28頁、および同Nα1871
6の647頁右欄から648頁左欄に記載されている。
本発明の感光材料は、乳剤層を宵する側の全親水性コロ
イド層の膜厚の総和か24μm以下であることが好まし
く、20μm以下がより好ましく、18μm以下が更に
好ましい。また膜膨潤速度TAは30秒以下が好ましく
、20秒以下がより好ましい。膜厚は、25℃相対湿度
55%調湿下(2日)で測定した膜厚を意味し、膜膨潤
速度T各は、当該技術分野において公知の手法に従って
測定することができる。例えばニー・グリーン(A、 
Green)らによりフォトグラフィック・サイエンス
・アンド・エンジニアリング(Photogr、 Sc
i。
Eng、 )、 19巻、2号、124〜129頁に記
載の型のスエロメーター(膨潤針)を使用することによ
り、測定でき、1%は発色現像液で30℃、3分15秒
処理した時に到達する最大膨潤膜厚の90%を飽和膜厚
とし、このTIAの膜厚に到達するまでの時間と定義す
る。
膜膨潤速度T%は、バインダーとしてのゼラチンに硬膜
剤を加えること、あるいは塗布後の経時条件を変えるこ
とによって調整することができる。
また、膨潤率は150〜400%が好ましい。膨潤率と
は、さきに述べた条件下での最大膨潤膜厚から、式= 
(最大膨潤膜厚−膜厚)/膜厚に従って計算できる。
本発明に従ったカラー写真感光材料は、前述のRD、 
Nα17643の28〜29頁、および同Nα1871
6の615左欄〜右欄に記載された通常の方法によって
現像処理することができる。
本発明の感光材料をロール状の形態で使用する場合には
カートリッジに収納した形態を取るのが好ましい。カー
トリッジとして最も一般的なものは、現在の135フオ
ーマツトのパトローネである。その他下記特許で提案さ
れたカートリッジも使用できる(実開昭58−6732
9号、特開昭58−181035号、特開昭58−18
2634号、実開昭58−195236号、米国特許第
4.221,479号、特願昭63−57785号、特
願昭63−183344号、特願昭63−325638
号、特願平1−21862号、特願平1−25362号
、特願平1−30246号、特願平1−20222号、
特願平1−21863号、特願平1−37181号、特
願平1−33108号、特願平1−85198号、特願
平1−172595号、特願平1−172594号、特
願平1−172593号、米国特許第4,846゜41
8号、米国特許第4,848,693号、米国特許第4
,832,275号)。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により詳しく説明するが本発明は
これらに限定されるものではない。
実施例1 下塗りを施したポリエチレンテレフタレートフィルム支
持体上に、下記に示すような組成の各層を重層塗布し、
多層カラー感光材料である試料10Iを作製した。
(感光層組成) 各成分に対応する数字は、g/ l単位で表した塗布量
を示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀        銀 0.18ゼラチン
             1.40第2層(中間層) 2.5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン          0.18EX−1
0,070 EX−30,020 EX−122,0xlO−’ U−10,060 U−20,080 U−30,10 B5−1 B5−2 ゼラチン 第3層(第1赤感乳剤層) 乳剤 A 乳剤 B 増感色素 I 増感色素 ■ 増感色素 ■ EX−2 EX−3 EX−10 BS−1 ゼラチン 第4層(第2赤感乳剤層) 乳剤 C 増感色素 I 0、10 0、020 1、04 銀0.50 銀1.00 1、 2X10−” 3、 2X10−’ 5.4X10−’ 0、74 0、050 0、035 0、140 0、100 0、140 0、060 2、17 銀1.60 5.4XIO−’ 増感色素 ■ 増感色素 ■ X−2 X−3 X−4 B5−1 B5−2 ゼラチン 第5層(中間層) X−5 B5−1 ゼラチン 第6層(第1緑感乳剤層) 乳剤 A 乳剤 B 増感色素■ 増感色素V 増感色素■ X−1 X−6 ■。
2゜ Xl0−s 4X10−’ 0、097 0、0 10 o、 o s 。
Oo 22 0.10 1、63 0、040 0、020 0、80 銀0,30 銀0.50 5、  lXl0−5 1、 7X10−’ 6、 4X10−’ 0、02 1 0、35 X−7 X−8 B5−1 B5−3 ゼラチン 第7層(第2緑感乳剤層) 乳剤 C 増感色素■ 増感色素V 増感色素■ X−1 X−11 X−13 B5−1 B5−2 ゼラチン 第8層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 X−5 B5−1 0、056 0、043 0、26 o、ois 1.13 銀1.20 3、 5X10−’ 8、 0XIO−’ 3.0X10−’ 0、025 0、 l 0 0、0 15 0、25 0、10 1、54 銀o、o s 。
O,080 0、O30 ゼラチン 第9層(第1青感乳剤層) 乳剤 A 乳剤 D 乳剤 E 増感色素■ X−8 X−9 X−10 B5−1 ゼラチン 第10層(第2青感乳剤層) 乳剤 F 増感色素■ X−9 B5−1 ゼラチン 第11層(第1保護層) 乳剤 I (平均粒径0.0 率1%の非感光性乳剤) 0、95 銀0.150 銀0.070 銀0.45 5、 6X10−’ 0、042 0、87 7X10−’ 0、33 1、88 銀0.77 2、 2XlO−’ 0、20 0、070 0、69 7μm、AgI含有 銀0.20 U−40,11 U−50,17 8BS−15,0XIO−’ ゼラチン             1.00第12層
(第2保護層) H−10,40 B−1(直径 1.7μm)  5.Qxlo−2B−
2(直径 1. 7.czm)     0. 10B
−30,1O 5−10,20 ゼラチン             1.20更に、全
層に保存性、処理性、圧力耐性、防黴・防菌性、帯電防
止性及び塗布性をよくするために、W−1、W−2、W
−3、B−4、B−5、F−ISF−2、F−3、F−
4、F−5、F−6、F−7、F−8、F−9、F−1
0、F−11、F−12、F−13及び、鉄塩、鉛塩、
金塩、白金塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されて
いる。
EX ■ EX EX EX−8 EX EX Ce H++(n) 大 \ 戸 CH。
EX−11 EX−12 C,B5 C,H。
C2H50SO。
(t)C,H。
(t)Ct Hi )::y=70:30 (tvtX) EX (t)Ct 89 B5−1 トリクレジルホスフェート BS ブ チルフタレート 増感色素■ 増感色素■ 増感色素■ CH,=CH CH,−CONH CH2 CH2 CH−3o□−CH2 CONH−CH。
OOH UUCHa 増感色素V 増感色素■ 増感色素■ CH。
CH。
箕CH2 6才下−−I CH2 Cす7 X/Y=40/60 0OH COOCH。
六CH。
CHすT 六℃H2 CH寸〒−−六CH,−CHガ丁 n=2〜4 C+ L(n) 2Hi 0ONa NHC6Hlx(n) 7N NHC,H5 H 第1表 乳剤粒子の特徴 試料101の各乳剤層の乳剤を同し銀量で以下のように
置き換えて、試料102及び103を作成した。
()はAg量換算塗布量 実施例2 下塗りを施したポリエチレンテレフタレートフィルム支
持体上に、下記に示すような組成の各層を重層塗布し、
多層カラー感光材料である試料104を作製した。
第 表 乳剤G−Jの内部構造 第3表 乳剤に、Lの内部構造 (感光層組成) 各成分に対応する数字は、g/m′単位で表した塗布量
を示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
(試料104) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀        銀 0.18セラチン
             1.40第2層(中間層) 2.5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン          0.1SEX−1
0,070 EX−30,020 EX−122,OX]、O−” U−10,060 U−20,080 U−30,10 HBS−10,10 HBS−2 セラチン 第3層(第1赤感乳剤層) 乳剤 A 増感色素 I 増感色素 ■ 増感色素 ■ EX−2 EX−10 B5−1 セラチン 第4層(第2赤感乳剤層) 乳剤 B 増感色素 I 増感色素 ■ 増感色素 ■ EX−2 0、020 ■。
銀0,50 6、 9X10−” 1.8X10−” 3、  lXl0−’ 0、34 0、020 0、0 70 0、050 0、070 0、060 0、87 銀1,00 5、  lXl0−’ 1.4XlO−” 2、 3X10−’ 0、40 EX−3 EX−10 セラチン 第5層(第3赤感乳剤層) 乳剤 C 増感色素 I 増感色素 ■ 増感色素 ■ EX−2 EX−3 EX−4 B5−1 B5−2 セラチン 第6層(中間層) EX−5 B5−1 0、050 0、0 1 5 0、070 0、050 0、070 1、30 銀1,60 5、 4X10−” 1、 4XlO−’ 2.4X10−’ 0、097 0.010 0、080 0、22 0、10 1、63 0、040 0、0 20 セラチン 第7層(第1緑感乳剤層) 乳剤 A 増感色素■ 増感色素V 増感色素■ EX、−1 EX−6 EX−7 EX−8 B5−1 B5−3 ゼラチン 第8層(第2緑感乳剤層) 乳剤 B 増感色素■ 増感色素V 増感色素■ EX−6 EX−7 0、80 銀0.30 3、 0XIO−5 1,0XlO−’ 3.8XlO−’ 0.021 0、26 0、030 0、 O25 0、10 0,010 0、63 銀0.45 2、  lXl0−” 7.0XlO−’ 2、 6XIO−’ 0、094 0、026 EX−80,018 8BS−10,16 HBS−38,0xlO−” セラチン             0.50第9層(
第3緑感乳剤層) 乳剤 C銀 1,2゜ 増感色素LV          3.5X10−”増
感色素V          8.0X10−5増感色
素VI          3.0XlO−’EX−1
0,02S EX−110,10 EX−130,015 8BS−10,25 8BS−20,10 ゼラチン             1.54第10層
(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀        銀 0.050EX−
50,080 HBS−10,030 セラチン             0.95第11層
(第1青感乳剤層) 乳剤 A 乳剤 D 増感色素■ X−8 X−9 B5−1 ゼラチン 第12層(第2青感乳剤層) 乳剤 E 増感色素■ X−9 X−10 B5−1 ゼラチン 第13層(第3青感乳剤層) 乳剤 F 増感色素■ X−9 B5−1 銀0.15 銀0.070 3.5X10−’ 0、042 0、72 0、28 1、10 銀0.45 2、  lXl0−’ 0、15 7.0X10−’ 0、050 0、78 銀0.77 2.2XIO−” 0、20 0、070 ゼラチン             0.69第14層
(第1保護層) 乳剤I (平均粒径0.07μm、Ag I含有率1%
の非感光検層乳剤) 銀0.20 U−4,0,11 U−50,17 HBS−15,0XIO−’ セラチン             1.00第15層
(第2保護層) H−10,40 B−1(直径 1.1um) 5.0xlO−2B−2
(直径 1.1am)     0.10B−30,1
O 3−10,20 ゼラチン             1.20更に、全
層に保存性、処理性、圧力耐性、防黴・防菌性、帯電防
止性及び塗布性をよくするために、W−1、W−2、W
−3、B−4、B−5、F−1、F−2、F−3、F−
4、F−5、F−6、F−7、F−8、F−9、F−1
0、F−11、F−12、F−13及び、鉄塩、鉛塩、
金塩、白金塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されて
いる。
RMS粒状度の測定 慣用の方法によりRMS粒状度の測定を行なった。露光
は1/1000秒、色温度4800°K、露光量はかぶ
り+1.0の濃度を与える光量で行なった。現像処理は
く処理方法A〉によって行なった。〈処理方法B〉でも
同様の結果が得られる。
測定は48μmφのアパーチャーを用い、視覚特性に順
じた分光感度で なされた。結果を第5表に示す。
く処理方法A〉 工程  処理時間 処理温度 補充量 タンク容量発色
現像 3分15秒  388C33J   2Of漂 
 白 6分30秒  38°C25i    401水
  洗 2分10秒  24°C1200mA’   
2OA定  着 4分20秒  38°C25,J  
 30A’水洗 (2)1分00秒  24°CI20
0m/!   lOf安  定 1分05秒  38°
C25d   1(M乾  燥 4分20秒  556
C 補充量は35市幅1m長さ当たり 次に、処理液の組成を記す。
(定着液) 母液(g)補充液(g) エチレンジアミン四酢酸    0.5   0.7二
ナトリウム塩 亜硫酸ナトリウム       7.0   8.0重
亜硫酸ナトリウム      5.05゜5チオ硫酸ア
ンモニウム    170.Oi  200.0 d水
溶液(70%) 水を加えて pH (安定液) ホルマリン(37%) ポリオキシエチレン−p モノノニルフェニルニー チル(平均重合度10) エチレンジアミン四酢酸 二ナトリウム塩 水を加えて pH (発色現像液) ジエチレントリアミン五酢酸 l−ヒドロキンエチリデン− 1、1−ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム 炭酸カリウム 臭化カリウム 1、Of 6.7 1.0! 6.6 母液(g)補充液(g) 2.0d   3、〇− 0,30,45 0,05 0,08 1,01 5,0〜8.0 1.0! 5.0〜8.0 母液(g)補充液(g) 1.0   1.1 3.0   3.2 4.0 30.0 1.4 4.4 37.0 0.7 ヨウ化カリウム ヒドロキシルアミン硫酸塩 4−〔N−エチル−N−β− ヒドロキンエチルアミノ〕 2−メチルアニリン硫酸塩 水を加えて pH (漂白液) 1.5■ 2.4 4.5 1.0f    1.ol 10.05  10.10 エチレンジアミン四酢酸第 二鉄ナトリウム三水塩 エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウム塩 臭化アンモニウム 硝酸アンモニウム アンモニア水(27%) 水を加えて pH 母液(g)補充液(g) 100.0  120.0 IO80 140、0 30,0 6,5− 1,01 6,0 11,0 160、0 35,0 4,0WT1 1.01 5.7 く処理方法B〉 工程  処理時間 処理温度 補充量 発色現像 3分15秒  38°C45−漂  白 1
分00秒  38°C2〇−漂白定着 3分15秒  
38°0 3〇−タンク容量 0  f 8f! 水洗 (2)1分00秒  35°C3〇−安  定 
  40秒  38℃   2〇−乾  燥 1分15
秒  55°C 補充量は35帥巾1m長さ当たり 次に、処理液の組成を記す。
(発色現像液) 4f! 母液(g)補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸  1.0   1.11
−ヒドロキンエチリデン−3,03,21、1−ジホス
ホン酸 亜硫酸ナトリウム       4.0炭酸カリウム 
        30.0臭化カリウム       
  1.4ヨウ化カリウム        1.5■4
.4 37.0 0.7 ヒドロキジルアミン硫酸塩   2.44−〔N−エチ
ル−N−β−4,5 ヒドロキシエチルアミノ〕 2−メチルアニリン硫酸塩 水を加えて         1.011) 8   
         10.05(漂白液)母液、補充液
共通 (単位g)エチレンジアミン四酢酸第二鉄  1
2アンモニウムニ水塩 エチレンジアミン四酢酸二ナト リウム塩 臭化アンモニウム 硝酸アンモニウム 漂白促進剤 10、0 100.0 I Ol O o、 o o sモル 1.01 10、1゜ 0.0 アンモニア水(27%) 水を加えて pH 15,0mf 1、0! 6.3 (漂白定着液)母液、補充液共通 (単位g)エチレン
ジアミン四酢酸第二鉄  50.0アンモニウムニ水塩 エチレンジアミン四酢酸二ナト   5. 0リウム塩 亜硫酸ナトリウム        12.0チオ硫酸ア
ンモニウム水溶液  240.0mj+(70%) アンモニア水(27%)       6.0mA’水
を加えて           1.01pH7,2 (水洗液)母液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3■/l以下に処理し、続いて二塩化
イソシアヌール酸ナトリウム20■/lと硫酸ナトリウ
ム0.15 g/iを添加した。この液のpHは6.5
〜7゜5の範囲にあった。
(安定液)母液、補充液共通 ホルマリン(37%) ポリオキンエチレン−p 七ツノニルフェニルエー チル(平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸二 ナトリウム塩 水を加えて pH pH 2)感光材料の加工 感光材料101〜104を、135フオーマツトのロー
ルフィルムに裁断し、第1図に示した形状の金属性カー
トリッジと第5図に示した形状のカーボンブラック5%
を練り込んだポリスチレンで成型したカートリッジに巻
き込み第6表に示す8種類の撮影材料を作成した。
0、05 1、0! 5、0〜8.0 6.3 (単位g) 2、 0m1 O,3 第6表 写真フィルム  カートリッジ   備 考A 試料−
101第1図     比較例B    101   
第5−2図   比較例C102第1図     比較
例 D    102   第5−2図   本発明E  
   103    第1図     比較例F   
 103   第5−2図   本発明G    10
4   第1図     比較例H104第5−2図 
  本発明 3)カメラの改造 第5−2図のカートリッジを装填できるようにフィルム
の装填室を改造したカメラと通常のカメラ各1台を用意
した。(フジズームカルブイア84)撮影 2駒づつ撮影して、2駒目の写真を評価用とした。撮影
は以下に示す第7表の条件にて行った。
第7表 (I)■駒の撮影終了直後直ちに連続2駒撮影(II)
  l駒の撮影終了後、24時間放置した連続2駒撮影 撮影は、暗い曇りの明るさに設定した一定の人工光源の
もとで行った。露出計で測定した露出条件は、l/12
5秒、絞り4であった。焦点距離を40(財)にセット
し、ストロボを発光させずに、3mの距離で人物を撮影
した。
5)現像 処理条件Aでネガを現像した。
6)プリント 通常のLサイズプリントと有効ネガ面積が1/4になる
ようにトリミングしたLサイズプリントにて、画質を評
価した。
画質の視覚評価は写真の画質評価を専門とする6名のパ
ネラ−により、5段階評価で行なった。
評価基準は以下の通りである。
5点二大変満足できる 4点ニ一応満足できる 3点:かろうじて許容できる 2点:不満足 1点・大変不満足 第8表及び第9表にその結果を記した。点数は6名の評
価点を平均したものとした。第8表は通常のLサイズプ
リント、第9表は擬似ズーム(2倍)プリントで評価し
た結果である。
第8表及び第9表からも明らかなように、本発明の包装
体では擬似ズーム方式のプリントにおいても満足できる
画質のプリントを提供できる。
/ 第8表(通常のLサイズプリントでの評価結果)第9表 IO2,均一構造乳剤、各感色性層が3層構成(擬似ズ
ーム(2倍)プリントでの評価)(発明の効果) 本発明によれば、粒状性と鮮鋭性に優れ、擬似ズームプ
リントにおいても満足できる画質のプリントか得られる
写真包装体が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカートリッジの概略図、第2図は同カ
ートリッジの外観の1例、第3及び第4図は本発明のカ
ートリッジの係合手段の実施態様を示す。 第5−1図及び第5−2図は、カメラ内のカートリッジ
装填室に保持された態様を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)写真フィルムをロール状に巻き回すスプール軸と
    、写真フィルムを出し入れするフィルム出口を有し、前
    記スプールを軸線回りに回転自在に収納するカートリッ
    ジを有する写真フィルム包装体に於いて、前記カートリ
    ッジは、カメラに装填されたときに、前記フィルム出口
    をカメラ内の露光ステージを含む平面内に保ち、かつ、
    写真フィルムの出し入れ方向がカメラ内の写真フィルム
    巻取方向と平行になるように、姿勢制御する手段を有し
    、かつ前記写真フィルムが内部に高沃化銀相を有する感
    光性ハロゲン化銀粒子を少なくとも一種含有することを
    特徴とする写真フィルム包装体。
  2. (2)写真フィルムの感光性ユニット中に実質的に臭化
    銀及び/又は沃臭化銀からなる内部核と、この内部核の
    外側に設けられかつ実質的に臭化銀及び/又は沃臭化銀
    からなる複数の外殻とを有するネガ型ハロゲン化銀粒子
    が含有され、かつこのハロゲン化銀粒子の最外殻の沃化
    銀含有率が10モル%以下であり、前記最外殻よりも沃
    化銀含有率が6モル%以上高い沃化銀高含有殻が前記最
    外殻より内側に設けられ、前記最外殻と前記沃化銀高含
    有殻との間にこれら両殻の中間の沃化銀含有率を有する
    中間殻が設けられ、かつ前記中間殻の沃化銀含有率が前
    記最外殻よりも3モル%以上高く、前記沃化銀高含有殻
    の沃化銀含有率が前記中間殻よりも3モル%以上高いこ
    とを特徴とするハロゲン化銀粒子を含有する請求項(1
    )記載の写真フィルム包装体。
  3. (3)写真フィルムをロール状に巻き回すスプール軸と
    、写真フィルムを出し入れするフィルム出口を有し、前
    記スプールを軸線回りに回転自在に収納するカートリッ
    ジを有する写真フィルム包装体に於いて、前記カートリ
    ッジは、カメラに装填されたときに、前記フィルム出口
    をカメラ内の露光ステージを含む平面内に保ち、かつ、
    写真フィルムの出し入れ方向がカメラ内の写真フィルム
    巻取方向と平行になるように、姿勢制御する手段を有し
    、かつ前記写真フィルムが支持体上に赤感光性ユニット
    、緑感光性ユニット及び青感光性ユニットを有し、かつ
    少なくとも一つの該感光性ユニットが光に対する感度の
    異なる少くとも三つの層から構成されることを特徴とす
    る写真フィルム包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182288A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Mitsubishi Motors Corp ワーク搬送設備

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