JPH0470755B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0470755B2
JPH0470755B2 JP60157762A JP15776285A JPH0470755B2 JP H0470755 B2 JPH0470755 B2 JP H0470755B2 JP 60157762 A JP60157762 A JP 60157762A JP 15776285 A JP15776285 A JP 15776285A JP H0470755 B2 JPH0470755 B2 JP H0470755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
time
heating coil
heating
preliminary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60157762A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6220293A (ja
Inventor
Takashi Myahara
Shinichi Matsunaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP15776285A priority Critical patent/JPS6220293A/ja
Publication of JPS6220293A publication Critical patent/JPS6220293A/ja
Publication of JPH0470755B2 publication Critical patent/JPH0470755B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、加熱コイルに高周波電流を流し、
コイルより発生する磁束で鍋などの調理容器を誘
導加熱する電磁調理器に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、この種の電磁調理器においては、スイツ
チング回路の断続通電により加熱コイルに高周波
電流を通電し、コイルの通電電流あるいはほぼそ
れに比例する電磁調理器に入力電流を検出してス
イツチング回路の断続時間比かスイツチング回路
の駆動・停止期間の比率を調整し、いわゆるフイ
ードバツク制御によつて加熱コイルの通電電流を
制御するようにしている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、フイードバツク制御を使用した
電磁調理器では、制御系を安定にするために、時
間遅れ要素を必要とし、所定の加熱出力を得るま
でに時間を要する。また、制御系の応答速度を高
めると系が不安定となり、たとえば、スイツチン
グ回路のスイツチング素子に定格以上の電圧が印
加されたり、大きなスイツチング損失が生じるな
ど、構成部品にとつて好ましくない現象が生じ
る。
この発明は、このような事情に鑑みてなされた
もので、加熱コイルに加熱電流を通電する際に、
前もつて予備電流を通電してそれを検出し、その
予備電流に加熱電流をシミユレートさせてオープ
ンループ制御を行うことにより、応答性にすぐれ
た電磁調理器を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この発明は、加熱コイルの通電を断続させるス
イツチング手段と、加熱コイルの通電電流を検出
する検出手段と、所定の断続時間比で前記スイツ
チング手段を駆動させ加熱コイルに予備電流を通
電させる予備電流制御手段と、前記検出手段が検
出する前記予備電流から加熱電流に対応する断続
時間比を算出する算出手段と、算出された断続時
間比で前記スイツチング手段を駆動させる加熱電
流制御手段とを備えたことを特徴とする電磁調理
器である。
なお、加熱電流制御手段は、スイツチング手段
の断続駆動を周期的に駆動・停止して加熱コイル
の出力を制御するとともに、その停止期間毎に加
熱コイルに通電される予備電流から算出される断
続時間比によつてスイツチング手段を駆動させる
ことが好ましい。
(ホ) 作用 スイツチング手段は、加熱コイルへの通電を断
続すると、鍋などの磁性体容器が載置された加熱
コイルに高周波電流が流れ、容器が誘導加熱され
る。また、コイルの通電電流は、スイツチング手
段の断続駆動における断続時間比(オン時間幅)
とコイルに載置される容器の材質・寸法により決
定される。
そこで、この発明では、予備電流制御手段がス
イツチング手段を所定のオン時間幅によつて断続
させたときに発生する高周波電流を、あらかじめ
コイルに通電してその電流値を検出手段によつて
検出する。その検出結果から実際の加熱電流を通
電するためのスイツチング手段のオン時間幅を算
出手段によつて算出し、そのオン時間幅によつて
スイツチング手段を断続駆動させ、加熱コイルの
高周波電流を所望の大きさに制御する。
この発明はフイードバツク制御方式を採用して
いないので、制御の応答性、安定性にすぐれ、ま
た、構成部品に過渡的な過負荷や過電圧などが印
加されることのない電磁調理器が提供される。
(ハ) 実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を
詳述する。なお、これによつてこの発明が限定さ
れるものではない。
第1図において、商用電源(100V、50/60Hz)
1を受ける入力段には、整流器2aとチヨークコ
イル2bと平滑コンデンサ2cからなる整流平滑
回路2が設けられ、これにより商用電源1は直流
に変換される。この整流平滑回路2の次段には、
誘導加熱のための磁束を発生させる加熱コイル3
及びこの加熱コイル3と共に共振回路を形成する
共振コンデンサ4が接続され、更に共振コンデン
サ4の両端子間にはダイオード5とトランジスタ
6とから成るスイツチング回路が接続され、その
スイツチング動作により加熱コイル3に共振電流
を流すインバータ回路が構成されている。
加熱コイル3の通電路には変流器7が結合さ
れ、この変流器7により加熱コイル3への通電電
流が検出される。変流器7の2次側には、変流器
7による検出信号をその信号の大きさに応じた電
圧に変換する変換回路8が接続されている。9は
トランジスタ6に増幅器10を介して駆動信号
PSを供給するオンタイム制御回路、11は変換
回路8の出力を所定の関数によつて変換してオン
タイム制御回路9へ出力する演算器、12は予備
電流値を設定するアナログ信号をオンタイム制御
回路9へ出力する予備電流設定器、13は予備電
流検出期間を設定するデジタル信号を演算器11
へ出力する検出期間設定器、14は加熱出力設定
器15のアナログ信号をデジタル信号に変換し予
備電流検出期間と加熱コイル3への高周波電流の
通電期間を設定する時間比率制御回路である。
このような構成の動作を第2図に示すタイムチ
ヤートを用いて説明する。
加熱出力設定器15によつて設定された電圧
VSが時間比率制御回路14に入力されると、オ
ンタイム制御回路14は電圧VSに対応して第2
図の信号Aに示す時間tonがHIGH、時間toffが
LOWのデジタル信号を出力する。
一方、予備電流設定器12から予備電流値の設
定信号Cすなわち電圧V1のアナログ信号がオン
タイム制御回路9に入力されており、オンタイム
制御回路9は信号AのHIGH信号が入力されると
電圧V1に対応するオン時間がt1の断続信号PSを
増幅器10を介してトランジスタ6のベースに出
力し、トランジスタ6を駆動させる。このときト
ランジスタ6のコレクタ・エミツタ間電圧は第2
図の信号Eのように示される。トランジスタ6が
断続駆動してオン時間t1に対応する予備電流が加
熱コイル3に通電されると、その予備電流値が変
流器7によつて検出され、それに対応する信号IS
が変換回路8から演算器11へ出力される。信号
ISが入力された演算器11は、第3図に示す関数
関係より信号ISに対応する電圧V2を出力する。
電流検出開始から時間ta後に出力される検出期間
設定器13からの信号BのHIGH信号が演算器1
1に入力されると同時に、信号V2はオンタイム
制御回路9に入力され、変換器9が電圧V2に対
応するオン時間がt2の断続信号PSを増幅器10
を介してトランジスタ6のベースに出力し、トラ
ンジスタ6を駆動させる。これによつてトランジ
スタ6はオン時間がt2の断続電流を通電し、コイ
ル3を加熱駆動させる。コイル3の加熱駆動の開
始から時間tb(=ton−ta)後に、信号AのLOW
信号にともなつて信号BがLOWになると、信号
V2はオフ状態になり、断続信号PSの発振が停止
してトランジスタ6の駆動が停止する。その後、
時間toffが経過すると、再びトランジスタ6はオ
ン時間がt1の予備電流をコイル3に通電する。こ
の動作がくり返されて、コイル3に断続通電され
るオン時間t2および通電時間tbが設定制御され、
コイル3の出力が制御される。
なお、この実施例の演算器11には演算用関数
として第3図に示す一次関数を使用し、予備電流
ISが大きいほどコイル3にインダクタンスが小さ
いと判断して加熱電流を制御するトランジスタ6
のオン時間t2を小さくするようにしているが、オ
ン時間t2とコイル3の通電電流の特性や所望の制
御特性に合わせてさらに高次の関数を使用しても
よい。(ト) 発明の効果 この発明によれば、加熱コイルに予め予備電流
を通電し、その電流値から、載置される調理容器
などによつて変化する加熱電流値を予測して加熱
コイルへの通電手段をオープンループ方式で制御
するようにしたもので、加熱制御の応答性および
安定性にすぐれ、構成部品に過渡的な悪影響をお
よぼすことのない電磁調理器が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の電気回路図、第
2図は第1図の各部信号のタイムチヤート、第3
図は第1図の演算器の演算関数を示すグラフであ
る。 3……加熱コイル、6……トランジスタ、7…
…変流器、8……変換回路、9……オンタイム制
御回路、11……演算器、12……予備電流設定
器、13……検出期間設定器、14……時間比率
制御回路、15……加熱出力設定器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱コイルへの通電を断続させるスイツチン
    グ手段と、所定の第1オン時間で前記スイツチン
    グ手段を断続駆動させ加熱コイルに予備電流を通
    電させる予備電流制御手段と、加熱コイルの予備
    電流を検出する検出手段と、前記検出手段が検出
    する前記予備電流から第2オン時間を算出する算
    出手段と、算出された第2オン時間で前記スイツ
    チング手段を断続駆動させて加熱コイルへ加熱電
    流を通電させる加熱電流制御手段とを備え、第1
    オン時間が第2オン時間よりも十分に短く設定さ
    れると共に、算出手段は予備電流が大きいほど第
    2オン時間が短くなるような関数によつて第2オ
    ン時間を算出し、加熱電流が予備電流の大きさに
    基づいて制御されることを特徴とする電磁調理
    器。 2 加熱電流制御手段は、スイツチング手段の断
    続駆動を周期的に駆動・停止して加熱コイルの出
    力を制御するとともに、その停止期間毎に加熱コ
    イルに通電される予備電流から算出されるオン時
    間によつてスイツチング手段を駆動させる特許請
    求の範囲第1項記載の電磁調理器。
JP15776285A 1985-07-17 1985-07-17 電磁調理器 Granted JPS6220293A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15776285A JPS6220293A (ja) 1985-07-17 1985-07-17 電磁調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15776285A JPS6220293A (ja) 1985-07-17 1985-07-17 電磁調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6220293A JPS6220293A (ja) 1987-01-28
JPH0470755B2 true JPH0470755B2 (ja) 1992-11-11

Family

ID=15656759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15776285A Granted JPS6220293A (ja) 1985-07-17 1985-07-17 電磁調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6220293A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4713025B2 (ja) * 2001-07-31 2011-06-29 株式会社ティラド 樹脂製パイプとタンクとの接続構造
EP1912012B1 (en) * 2005-08-03 2014-01-01 Eagle Industry Co., Ltd. Pipe fitting
JP5136521B2 (ja) * 2009-06-29 2013-02-06 株式会社日立プラントテクノロジー レーザ狭開先溶接装置および溶接方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937687A (ja) * 1983-05-06 1984-03-01 三洋電機株式会社 誘導加熱装置
JPS5937689A (ja) * 1983-05-06 1984-03-01 三洋電機株式会社 誘導加熱装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937687A (ja) * 1983-05-06 1984-03-01 三洋電機株式会社 誘導加熱装置
JPS5937689A (ja) * 1983-05-06 1984-03-01 三洋電機株式会社 誘導加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6220293A (ja) 1987-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4004187A (en) Push-pull inverter ballast for arc discharge lamps
US4903183A (en) Power supply for a magnetron
JPH0470755B2 (ja)
JPS6213349Y2 (ja)
JPH0310208B2 (ja)
US6449176B1 (en) Switching power supply having an operational amplifier control circuit
JPH08330050A (ja) パルスヒート電源
JPH0576758B2 (ja)
JPH0545112Y2 (ja)
JP2589159Y2 (ja) 調理用誘導加熱装置
JPH0564439A (ja) 高電圧電源制御回路
JPH0652675B2 (ja) 誘導加熱装置
JPS5930032B2 (ja) 定電圧制御方式
JPS63281389A (ja) 高周波加熱装置
JPS625033Y2 (ja)
JP2537860B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH0121700B2 (ja)
JPH0456913B2 (ja)
JP2532604B2 (ja) 誘導加熱装置
JPH053074A (ja) 誘導加熱用インバータ装置の制御方法
JPH05109468A (ja) 誘導加熱調理器
JPS589292Y2 (ja) スイツチングレギユレ−タ
JPH01267994A (ja) 高周波加熱調理器
JPS60207450A (ja) 電流制御装置
JPH0470753B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees