JPH0564439A - 高電圧電源制御回路 - Google Patents

高電圧電源制御回路

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JPH0564439A
JPH0564439A JP22554791A JP22554791A JPH0564439A JP H0564439 A JPH0564439 A JP H0564439A JP 22554791 A JP22554791 A JP 22554791A JP 22554791 A JP22554791 A JP 22554791A JP H0564439 A JPH0564439 A JP H0564439A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高電圧電源用スイッチング・レギュレータの制
御回路において、無負荷あるいは軽負荷時に高圧トラン
ス出力のオーバーシュートによって生じる出力電圧上昇
を抑圧する。 【構成】スイッチングレギュレータ2の出力電圧を検出
して、この検出電圧を入力しパルス幅を制御するPMW
制御回路3からなる負帰還閉ループの他に、無負荷ある
いは軽負荷時にのみ動作するドロップ電圧検出回路1
0,スイッチ回路3を設けて出力電圧の上昇に応じてス
イッチング・レギュレータ2のPMW制御回路3のスイ
ッチング駆動パルスを間欠させるオープン制御ループを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高電圧電源制御回路に関
し、特にスイッチング・レギュレータの制御回路を改良
した高電圧電源制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高電圧電源制御回路は、図3に示
すように、入出力間絶縁用の高圧トランス5を有してお
り、出力電圧の安定化は、1次側のインバータ回路4の
入力電圧を検出してスイッチング・レギュレータ2のス
イッチング駆動パルスのデューティ幅を制御するPWM
(Pulse Width Mod)制御回路を設ける
ことにより、入力電圧の数10%の変動を1/10程度
に抑圧し、さらに安定化を要求される場合には、2次側
高圧回路出力に出力電圧検出回路7を設け、この制御に
よりシリーズドロッパ8を制御することにより実現して
いる。もし、2次側高圧回路から直接、一次側の方に負
帰還閉レープによる線形制御を掛けようとすると絶縁を
とる為に複雑な回路が必要となったり、位相遅れによる
発振等の不安定動作が生ずる。ところがこの制御は、2
次側高圧回路からの直接制御ではないので、無負荷ある
いは軽負荷時に出力電圧が上昇する。これを抑圧する為
にダミー負荷12へのブリーダー電流を多く流したり、
シリーズドロッパ8の段数を増やす等によって制御範囲
を定常負荷時より大幅に広くとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高電圧電源制御
回路では、無負荷あるいは軽負荷時に高圧トランス5の
立ち上り応答に対する制動が不足になるので、トランス
出力電圧にオーバーシュートを生じる欠点がある。さら
に負荷電流が少ない為に、整流・平滑回路6がコンデン
サインプット型として動作しトランス出力電圧のオーバ
ーシュート分をピークチャージすることになり回路の出
力電圧は定常負荷時の1.3〜1.5倍近く迄上昇す
る。ここで入力電圧変動に加えてこの出力変動分も抑圧
する為にスイッチング・レギュレータ2のオンデューテ
ィ制御範囲を広くする必要がある。しかし、シリーズド
ロッパ8の段数を増やす等により制御範囲を広くすると
回路規模が大きくなるという欠点がある。又、出力電圧
が高電圧である為、少量のブリーダー電流を流してもダ
ミー負荷12で内部損失を生じ効率低下を招くという欠
点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の高電圧電源制御
回路は、スイッチングレギュレータと、このスイッチン
グレギュレータの出力電圧を入力し前記スイッチングレ
ギュレータのパルス幅を制御するPWM制御回路と、前
記スイッチングレギュレータ出力を交流変換するインバ
ータおよび昇圧用の高圧トランスと、この高圧電圧を直
流化する整流・平滑回路とを備えた高電圧電源制御回路
において、無負荷あるいは軽負荷時のみ動作し出力電圧
の上昇に応じて前記PWM制御回路のスイッチング駆動
パルスを間欠させるオープンループ制御手段を備えてい
る。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図1において図2の従来例と同一の符号は同一の構成を
有する。すなわち、本実施例ではドロップ電圧検出回路
10、スイッチング回路11を追加している。
【0006】図1において、直流入力端子1より入力さ
れた直流電圧は、PWM制御回路3によってパルス幅を
制御されるスイッチング・レギュレータ2により入力電
圧の変動を抑圧された後に、インバータ回路4によって
高圧トランス5に伝送される。2次側では整流・平滑回
路6で整流、平滑されDC電圧となる。この出力電圧は
出力電圧検出回路7によって制御されるシリーズドロッ
パ8によってさらに安定され出力端子9より出力され
る。
【0007】ここで図3の波形図によりパルス幅の制御
を説明する。定常負荷時には図3(a)のようにスイッ
チング・レギュレータ2のTなる周期のスイッチング駆
動パルス13のtonのパルス幅をオンデューティ制御
範囲14内で制御し出力電圧の安定化を図る。無負荷あ
るいは軽負荷になった場合には、高圧トランス5の出力
電圧のオーバーシュートにより電源出力電圧が上昇しシ
リーズドロッパ8のドロップ電圧が高くなり制御領域を
外れそうになると、ドロップ電圧検出回路10からの信
号をフォトカプラ等による絶縁のとれるスイッチ回路1
1を経由して1次側のPWM制御回路3に伝送する。こ
の信号によりPWM制御回路3内では、従来の閉ループ
による線形制御とは別に図3(b)の点線に示すよう
に、スイッチング駆動パルスをある期間消失させること
で、見かけ上オンデューティを小さくする制御を行う。
出力電圧の上昇に応じてスイッチング駆動パルスを(n
−1)周期分消失させたとする。(nは正の整数)オン
期間tonは定常負荷時と同一の制御範囲であるので、
スイッチング・レギュレータ2の出力電圧を決定するオ
ンデューティは、ton/ntとなる。つまりスイッチ
ング・レギュレータ2の出力電圧を1/n迄低下させる
ことになる。この後従来と同じ負帰還閉ループによる線
形制御と2次側のシリーズドロッパ8のドロップ電圧制
御動作により、レギュレータ出力電圧の低下分と2次側
出力電圧の上昇分の差分を補正して安定化をはかること
ができる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来の線
形な負帰還閉ループの他に、無負荷あるいは軽負荷時に
のみ動作し、出力電圧の上昇に応じてスイッチング・レ
ギュレータのスイッチング駆動パルスの周期を変化させ
るオープン制御ループを備えることにより、スイッチン
グ・レギュレータの制御範囲や2次側シリーズドロッパ
の制御範囲を変更したり、ブリーダー電流による内部損
失を増加させることなく出力電圧の上昇を抑圧できる効
果を有する。又、2次側から1次側への信号伝送はフォ
トカプラ等のスイッチ回路等を使用しているので、絶縁
をとることは容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の高圧電源制御回路のブロック図である。
【図3】本実施例を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 直流入力端子 2 スイッチング・レギュレータ 3 PWM制御回路 4 インバータ回路 5 高圧トランス 6 整流・平滑回路 7 出力電圧検出回路 8 シリーズドロッパ 9 出力端子 10 ドロップ電圧検出回路 11 スイッチ回路 12 ダミー負荷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチングレギュレータと、このスイ
    ッチングレギュレータの出力電圧を入力し前記スイッチ
    ングレギュレータのパルス幅を制御するPWM制御回路
    と、前記スイッチングレギュレータ出力を交流変換する
    インバータおよび昇圧用の高圧トランスと、この高圧電
    圧を直流化する整流・平滑回路とを備えた高電圧電源制
    御回路において、無負荷あるいは軽負荷時のみ動作し出
    力電圧の上昇に応じて前記PWM制御回路のスイッチン
    グ駆動パルスを間欠させるオープンループ制御手段を備
    えていることを特徴とする高電圧電源制御回路。
  2. 【請求項2】 前記オープンループ制御手段が前記整流
    ・平滑回路出力電圧の高低を検出するドロップ電圧検出
    回路と、前記ドロップ電圧検出回路の出力を光電変換す
    る回路を含むスイッチ回路とを有し、このスイッチ回路
    の出力信号を前記PWM制御回路に送出することを特徴
    とする請求項1記載の高電圧電源制御回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6430062B1 (en) 1997-04-30 2002-08-06 Fidelix Y.K. Power supply apparatus for the reduction of power consumption
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