JPH0469840A - 光磁気メモリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、磁界変調記録方式を用いた直接オーバーライ
ト可能な光磁気メモリ装置に関する。

［従来の技術］ 光磁気メモリ装置は、現在のディスクメモリ装置の代表
的なものである固定磁気ディスクメモリ装置に比べて容
量やディスクの可換性で優れているが、アクセスが遅い
、直接オーバーライトができないなどの欠点がある。そ
こで従来いくつかの直接オーバーライト方式が提案され
ている。その中で例えば、ＪｐｎＪ、Ａｐｐｌ、Ｐｈｙ
ｓ、　２６５ｕｐｐ１．２６−４゜１４９（１９８７）
、、　Ｊｐｎ、Ｊ、Ａｐｐｌ、Ｐｈｙｓ、　２６，２３
１（１９８７）、等に示されている磁気ヘッドを用いる
磁界変調記録により直接オーバーライトを実現すること
ができる。

［発明が解決しようとする課Ｍ］ しかし、前述の従来技術では浮上型磁気ヘッドを用いる
場合にはゴミや振動などによるヘッドクラッシュの危険
性が高いという課題を有し、固定型磁気ヘッドの場合に
は光磁気ディスクの面振れのためレーザビームスポット
位置での磁界の強さが変化し信号振幅が一定にならない
等の問題点がある。

そこで本発明はこのような課題を解決するもので、その
目的とするところは、光磁気ディスクの面振れに追従し
て駆動されている対物レンズの移動量を測定し、磁気ヘ
ッドを光磁気ディスクに対して一定距煎に保つように磁
気ヘッドの移動量を用いて制御することにより、直接オ
ーバーライト可能な高転送レートの光磁気メモリ装置を
提供するところにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の光磁気メモリ装置は、磁界変調記録により直接
オーバーライトを行なう光磁気メモリ装置において、 対物レンズの移動量を測定する手段を有する磁石可動電
磁変換型のレンズフォーカシングアクチュエータを搭載
した光学ヘッド、 及び磁気ヘッドの移動Ｉを測定する手段を有し、光磁気
ディスクの面振れ方向に駆動可能な磁石可動電磁変換型
のアクチュエータに固定された前記磁気ヘッドを具備し
たことを特徴とする。

Ｕ作用］ 本発明の上記の構成によれば、レーザビームスポット位
置において常に一定な強度の印加磁界が得られ、情報の
記録を正確に行なうことが６丁能どなる。

［実施例］ 以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明の光磁気メモリ装置の一実施例における
基本構成図である。レンズフォーカシングアクチュエー
タにおいて、円筒形の磁石１はリング状の補助磁極２３
及び対物レンズ４に接合されている。補助磁極はプラス
チックスリーブ５によって円筒軸方向に直線運動するよ
うに支持されている。プラスチックスリーブの外側には
、コイル６．７が配され、ヨーク８によって磁気回路を
構成している。可動磁石は軸方向に着磁されており、こ
のような磁石とヨークの構成により磁石は安定位置で中
立保持され、可動部の支持バネが不要となっている。二
つのコイルに各々逆向きの電流を流すことによって可動
磁石が中立点を中心に上下に動く構造になっている。従
って、コイルにフォーカス制御電流を流すことにより、
対物レンズを光磁気ディスク１０の面振れに追従させる
ことができる。また、対物レンズの移動量は固定部に設
置されたホール素子９によって、可動磁石より発せられ
る磁界の強度を測定して求めた。可動磁石とホール素子
の距離の変動に比例してホール素子位置での磁界強度も
変化する。これによって、間接的に光磁気ディスクの面
振れ量を観測できる。

またホール素子を磁石を挟んだ反対側にもう一つ設け、
二つのホール素子出力の和をとることによって測定精度
を上げることができる。磁界変調用の磁気へラド１１は
磁気ヘッドホルダー１２によってレンズフォーカシング
アクチュエータと同構造の磁気へラドアクチュエータに
固定され、面振れ方向に移動可能となっている。磁気ヘ
ッドの移動量も対物レンズと同様の手段で検出される。

まず磁気へラドアクチュエータに制御電流を流さない状
態におけるレンズフォーカシングアクチュエータのホー
ル素子出力より、磁気ヘッドの基準位置（磁気へラドア
クチュエータの中立位置）からの光磁気ディスクの距離
が判る。これによって磁気へラドアクチュエータのホー
ル素子出力をディスクからの磁気ヘッド距離に補正する
。ディスクと磁気ヘッド間距離を必要磁界強度が得られ
かつ一定に保つように、対物レンズの位置を基準信号と
し磁気ヘッドの位置（上記の基準位置における距離で補
正したもの）を帰還信号として生成された制御信号を用
いて磁気へラドアクチュエータを駆動して記録膜上での
印加磁界強度が一定に保たれた。本発明は可動磁石型の
レンズフォーカシングアクチュエータ及び磁気へラドア
クチュエータであるため対物レンズと磁気ヘッドの移動
量測定が非常に小型で容易な手段によって実現できた。

更にアクチュエータの磁石と光磁気ディスクの距離が常
に一定に保たれるためアクチュエータからの漏れ磁界強
度も一定となり、磁気ヘッドに一定オフセット量の電流
を流すだけで漏れ磁界補正を行なうことができる。

この光磁気メモリ装置を用いて磁界変調記録法による直
接オーバーライトを試みた。本実施例で用いた光磁気デ
ィスクは、連続溝付きの５．２５インチ径のポリカーボ
ネイトディスク基板上にＮｄＤｙＦｅＣｏ光磁気記録膜
を設けた単板ディスクである。なお、　トラッキングは
対物レンズに入射するレーザビームの角度をガルバノミ
ラ−によって微小に振ることで行なった。

はじめに磁気ヘッドと光磁気ディスクとの距離を７００
μｍになるように制御しながら、回転数３６０Ｏｒｐｍ
、記録磁界］５００ｅ、磁界変調周波数３ＭＨｚ、記録
レーザパワー６ｒｎＷ、再生レーザパワー１ｒｎＷの条
件で半径５Ｏｍｒｎの位置に信号の記録・再生を行なっ
た。磁気ヘッドがディスク表面からかなり離れているた
めヘッドクラッシュの危険性はほとんどない、出力再生
信号はエンベロープが一定に揃っており、その搬送波対
雑音比（ＣＮＲ）をスペクトラムアナライザを用いて、
分解能バンド幅３０　ｋ、　Ｈｚで測定したところ６０
ｄＢを得た。引き続いてこの３ＭＨｚの信号が記録され
た光磁気ディスクに回転数３６００ｒｐｍ、記録磁界１
５００ｅの同条件下で磁界変調周波数５ＭＨｚの記録を
行なった。再ｑ−信号をスペクトラムアナライザで測定
したところ、３ＭＨｚの成分はノイズレベルで５ＭＨｚ
にピークが見られＣＮＲは５８ｄＢであった。エンベロ
ープも変動しておらず良好な情報の書換えができた。

次に比較例として磁気ヘッドを光磁気ディスクに対し７
て固定したまま同様の記録再生を試みた。

３ＭＨｚの記録では再生信列の強度振幅が変動し。

ており、ＣＮＲは５３ｄＢで、ジッダ量も上記実施例よ
りも５０％程度人きい。次に３ＭＨｚの信号へ５ＭＨｚ
の信号を直接オーバーライトした。

再生信号のスペクトル測定では３ＭＨｚの信号の消し残
りが存在し、また５ＭＨｚのＣＮＲも４８ｄＢと低いも
のであった。以上のように磁石可動型の電磁変換アクチ
ュエータを用い、対物レンズと磁気ヘッドの移動量をも
とに磁気ヘッドとディスク間距敲をヘッドクラッシュの
心配のない一定距離となるように制御し、記録膜に一定
強度の磁界を印加することにより良好な記録及び直接オ
ーバーライト特性が得られた。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、レンズフォーカシン
グアクチュエータ及び磁気へラドアクチュエータを磁石
可動型として、光磁気ディスクの面振れに追従して駆動
される対物レンズの移動量を小型・容易な手段で測定し
、磁気ヘッド位置を制御することにより、レーザビーム
スポット位置の磁界強度を一定にすることができ、ヘッ
ドクラッシュがない信頼性の高い直接オーバーライト、
高転送レートを実現するという効果を有する。本発明の
光磁気メモリ装置は、コンピュータメモリ、光デイスク
ファイルなどに応用することが回前で装置の高性能化な
どの多大な効果を有するものである。

１・・・・・可動磁石 ４・・・・・対物レンズ ９・・・・・ホール素子 １０・・・・・光磁気ディスク １１・・・・・磁気ヘッド 以　　上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士　鈴木喜三部　他１名

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光磁気メモリ装置の一実施例における
基本構成図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁界変調記録により直接オーバーライトを行なう
   光磁気メモリ装置において、 対物レンズの移動量を測定する手段を有する磁石可動電
   磁変換型のレンズフォーカシングアクチュエータを搭載
   した光学ヘッド、 及び磁気ヘッドの移動量を測定する手段を有し、光磁気
   ディスクの面振れ方向に駆動可能な磁石可動電磁変換型
   のアクチュエータに固定された前記磁気ヘッドを具備し
   たことを特徴とする光磁気メモリ装置。