JPH0469578B2 - - Google Patents
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- JPH0469578B2 JPH0469578B2 JP16223785A JP16223785A JPH0469578B2 JP H0469578 B2 JPH0469578 B2 JP H0469578B2 JP 16223785 A JP16223785 A JP 16223785A JP 16223785 A JP16223785 A JP 16223785A JP H0469578 B2 JPH0469578 B2 JP H0469578B2
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Landscapes
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は繊維の分散及び賦形性を改良した高強
度のセメント硬化体を製造する方法に関する。 (従来技術) セメント成形品には押圧成形性をよくすると共
に、硬化後の機械的強度を向上させる為に補強材
として石綿が混入されているが、近年石綿を使用
することによる健康上の問題が指摘されてきた。
この為石綿に代る補強材として各種の合成繊維が
利用されている。 このような合成繊維を使用した繊維補強セメン
ト硬化体を得る方法として、例えば特開昭58−
140355号公報に記載されているセメント系成形体
の製造方法が知られている。 同公報記載の発明は、セメントに対し太さ1〜
20デニール、長さ0.2〜10mmという特定のビニロ
ン繊維が0.05〜3重量部とアスベスト0〜6重量
部使用され、加圧下に押圧成形されるセメント系
成形品の製造方法であるが、これによるとビニロ
ン繊維の分散性が上記特定の太さ、長さに於て良
い結果が得られることによるもので、実施例に於
てはビニロン繊維の分散はセメント、ビニロン繊
維、その他の添加物をニーダー型ミキサー等で混
合し、ついでこれに水26〜32重量部を加えて混練
して得た混合物を加圧下に成形し、硬化させる工
程で実施される。 (発明が解決しようとする問題点) 本来セメントや骨材に混合した場合に分散性の
よい石綿に対し、合成繊維の場合は繊維同士が交
絡してフアイバーボールを形成し易く、一旦形成
されたフアイバーボールは容易に解繊されずセメ
ントのマトリツクス中に繊維が均一に分散されな
い傾向にある。その結果押出或いは押圧等による
賦形性が悪く、硬化後に充分な強度が得られない
という根本的な問題点がある。 これを改善するために特開昭58−140355号公報
記載の方法が提案されているが、これによると、
繊維自体の受ける強度低下とそれによる硬化物の
強度低下という悪影響がある。また、混合物中の
水は26〜32重量部と少いため、加圧下押出成形の
際に流動性が不足する。従つて強度低下及び流動
性を補う為に矢張り石綿の添加が必要であるとい
う問題点がある。 (問題点を解決しようとする手段) 本発明は上記従来技術の問題点を解消するため
になされたものであつて、その要旨とするところ
は、無機質充填材15〜200重量部、合成繊維0.3〜
7重量部を添加して揺動混合を行う第1の工程
と、第1の工程で得られた混合物にセメント100
重量部を添加して揺動混合を行う第2の工程と、
第2の工程で得られた混合物を押圧賦形すること
を特徴とする繊維強化セメント成形体の製造方法
に存するものである。 本発明に於て使用する無機質充填材としては、
シリカフラワー、フライアシユ、ベントナイト、
セピオライト、ウオラストナイト、炭酸カルシウ
ム、川砂、珪砂等がある。 又、本発明に使用する合成繊維としては、ビニ
ロン、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレ
ン等の繊維がある。 本発明でいうセメントとはポルトランドセメン
ト、アルミナセメント、高炉セメント等水硬性の
ものを指す。 また、本発明でいう揺動混合とは、攪拌羽根を
用いず揺動盤上に可撓自在のゴムボールを取付け
た装置で、揺動盤の揺動により混合される材料が
入れられたゴムボールが揺動し、内容物を加速
し、その速度、方向に変化を与えてランダム方向
に飛散させ混合することをいう。 本発明の方法に於て、第1の工程で無機質充填
材15〜200重量部と合成繊維0.3〜7重量部を加え
更に40重量部以上の水中で揺動混合を行うことに
より、合成繊維の間に無機質充填材の微粒子が侵
入介存し、且つ合成繊維の表面に無機質充填材の
微粒子が付着して合成繊維は分散され、且つ無機
質充填材が介在するため再び集合して交絡するこ
とがない。就中この為に用いる無機質フイラーの
平均粒径が100μ以下であるとこの無機質充填材
の介在効果がより向上する。尚、こゝで得られる
混合物は略液状である。 上記の如き分散効果を奏するには例として水40
重量部に対して合成繊維0.3重量部、無機質フイ
ラー15重量部、或いは水150重量部に対して合成
繊維7重量部、無機質フイラー200重量部の混合
割合が適当である。これらの場合に於て水の混合
量が40重量部に満たない場合、又は無機質充填材
の混合量が15重量部に満たないときには合成繊維
の分散性が悪くなりフアイバーボールを生じ易く
なる。 このように高水比の混合割合のもとに、攪拌羽
根を使わず揺動による混合を行うことにより、合
成繊維が傷つけられたり切断或いは折れたりする
ことを防止し、均一分散を図るのである。 第2の工程では、第1の工程で得られた無機質
充填材、合成繊維、水からなる液状の混合物にセ
メント100重量部を加え、再び揺動混合を行うこ
とにより大量のセメントの中に合成繊維が容易に
混合・分散され、モルタル状の混合物が得られ
る。そして合成繊維は攪拌羽根によつて傷つけら
れることなく均一に分散される。 第3の工程に於ては、第2の工程で得られた混
合物を押圧速度10mm/秒以上で押圧賦形すること
により混合物の水が分離することなく流動性を充
分に保つたまゝ型内全体に速やかに充満されて成
形体が得られる。 上述の方法によつて得られた成形体を保形性を
保つ程度に型内で脱水した後脱型し、既知の方法
で養生硬化して使用に供する。 本発明の方法即ち第1の工程、第2の工程及び
第3の工程によつて行つた実施例1乃至7と比較
例1乃至8による夫々の水媒体混合物中のビニロ
ン繊維の分散性と、夫々によつて得られた成形体
を60℃、水中で1週間養生して得られた硬化体の
曲げ強度、表面状態を調べた結果を表−1に示
す。 尚、実施例1乃至7、比較例1乃至6,8に於
ける揺動混合には千代田技研工業社製オムニミキ
サー、比較例7で使用した混合機には島崎製作所
製往復攪拌機を使用した。
度のセメント硬化体を製造する方法に関する。 (従来技術) セメント成形品には押圧成形性をよくすると共
に、硬化後の機械的強度を向上させる為に補強材
として石綿が混入されているが、近年石綿を使用
することによる健康上の問題が指摘されてきた。
この為石綿に代る補強材として各種の合成繊維が
利用されている。 このような合成繊維を使用した繊維補強セメン
ト硬化体を得る方法として、例えば特開昭58−
140355号公報に記載されているセメント系成形体
の製造方法が知られている。 同公報記載の発明は、セメントに対し太さ1〜
20デニール、長さ0.2〜10mmという特定のビニロ
ン繊維が0.05〜3重量部とアスベスト0〜6重量
部使用され、加圧下に押圧成形されるセメント系
成形品の製造方法であるが、これによるとビニロ
ン繊維の分散性が上記特定の太さ、長さに於て良
い結果が得られることによるもので、実施例に於
てはビニロン繊維の分散はセメント、ビニロン繊
維、その他の添加物をニーダー型ミキサー等で混
合し、ついでこれに水26〜32重量部を加えて混練
して得た混合物を加圧下に成形し、硬化させる工
程で実施される。 (発明が解決しようとする問題点) 本来セメントや骨材に混合した場合に分散性の
よい石綿に対し、合成繊維の場合は繊維同士が交
絡してフアイバーボールを形成し易く、一旦形成
されたフアイバーボールは容易に解繊されずセメ
ントのマトリツクス中に繊維が均一に分散されな
い傾向にある。その結果押出或いは押圧等による
賦形性が悪く、硬化後に充分な強度が得られない
という根本的な問題点がある。 これを改善するために特開昭58−140355号公報
記載の方法が提案されているが、これによると、
繊維自体の受ける強度低下とそれによる硬化物の
強度低下という悪影響がある。また、混合物中の
水は26〜32重量部と少いため、加圧下押出成形の
際に流動性が不足する。従つて強度低下及び流動
性を補う為に矢張り石綿の添加が必要であるとい
う問題点がある。 (問題点を解決しようとする手段) 本発明は上記従来技術の問題点を解消するため
になされたものであつて、その要旨とするところ
は、無機質充填材15〜200重量部、合成繊維0.3〜
7重量部を添加して揺動混合を行う第1の工程
と、第1の工程で得られた混合物にセメント100
重量部を添加して揺動混合を行う第2の工程と、
第2の工程で得られた混合物を押圧賦形すること
を特徴とする繊維強化セメント成形体の製造方法
に存するものである。 本発明に於て使用する無機質充填材としては、
シリカフラワー、フライアシユ、ベントナイト、
セピオライト、ウオラストナイト、炭酸カルシウ
ム、川砂、珪砂等がある。 又、本発明に使用する合成繊維としては、ビニ
ロン、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレ
ン等の繊維がある。 本発明でいうセメントとはポルトランドセメン
ト、アルミナセメント、高炉セメント等水硬性の
ものを指す。 また、本発明でいう揺動混合とは、攪拌羽根を
用いず揺動盤上に可撓自在のゴムボールを取付け
た装置で、揺動盤の揺動により混合される材料が
入れられたゴムボールが揺動し、内容物を加速
し、その速度、方向に変化を与えてランダム方向
に飛散させ混合することをいう。 本発明の方法に於て、第1の工程で無機質充填
材15〜200重量部と合成繊維0.3〜7重量部を加え
更に40重量部以上の水中で揺動混合を行うことに
より、合成繊維の間に無機質充填材の微粒子が侵
入介存し、且つ合成繊維の表面に無機質充填材の
微粒子が付着して合成繊維は分散され、且つ無機
質充填材が介在するため再び集合して交絡するこ
とがない。就中この為に用いる無機質フイラーの
平均粒径が100μ以下であるとこの無機質充填材
の介在効果がより向上する。尚、こゝで得られる
混合物は略液状である。 上記の如き分散効果を奏するには例として水40
重量部に対して合成繊維0.3重量部、無機質フイ
ラー15重量部、或いは水150重量部に対して合成
繊維7重量部、無機質フイラー200重量部の混合
割合が適当である。これらの場合に於て水の混合
量が40重量部に満たない場合、又は無機質充填材
の混合量が15重量部に満たないときには合成繊維
の分散性が悪くなりフアイバーボールを生じ易く
なる。 このように高水比の混合割合のもとに、攪拌羽
根を使わず揺動による混合を行うことにより、合
成繊維が傷つけられたり切断或いは折れたりする
ことを防止し、均一分散を図るのである。 第2の工程では、第1の工程で得られた無機質
充填材、合成繊維、水からなる液状の混合物にセ
メント100重量部を加え、再び揺動混合を行うこ
とにより大量のセメントの中に合成繊維が容易に
混合・分散され、モルタル状の混合物が得られ
る。そして合成繊維は攪拌羽根によつて傷つけら
れることなく均一に分散される。 第3の工程に於ては、第2の工程で得られた混
合物を押圧速度10mm/秒以上で押圧賦形すること
により混合物の水が分離することなく流動性を充
分に保つたまゝ型内全体に速やかに充満されて成
形体が得られる。 上述の方法によつて得られた成形体を保形性を
保つ程度に型内で脱水した後脱型し、既知の方法
で養生硬化して使用に供する。 本発明の方法即ち第1の工程、第2の工程及び
第3の工程によつて行つた実施例1乃至7と比較
例1乃至8による夫々の水媒体混合物中のビニロ
ン繊維の分散性と、夫々によつて得られた成形体
を60℃、水中で1週間養生して得られた硬化体の
曲げ強度、表面状態を調べた結果を表−1に示
す。 尚、実施例1乃至7、比較例1乃至6,8に於
ける揺動混合には千代田技研工業社製オムニミキ
サー、比較例7で使用した混合機には島崎製作所
製往復攪拌機を使用した。
【表】
【表】
単位:重量部 ○は良、×は不可を表わす。
(発明の効果) 本発明による方法では、無機質充填材15〜200
重量部、合成繊維0.3〜7重量部を40重量部以上
の水中で揺動混合を行う第1の工程と、第1の工
程で得られた混合物にセメント100重量部を加え
て揺動混合を行う第2の工程と、第2の工程で得
られた混合物を型内で押圧賦形する第3の工程と
からなるので、次のような効果を奏する。 第1の工程で無機質充填材と共に合成繊維は水
中で均一に分散されるので分散助剤として高価な
増粘剤の添加を要しない。 第2の工程で、合成繊維が均一に分散された混
合物とセメントが混合されるので、合成繊維は分
散されたまゝモルタル状の混合物が得られる。ま
た、第1工程と第2工程では攪拌羽根を全く用い
ない揺動混合によつて混合されるので合成繊維が
傷ついたり切断したりすることなく、充分な強度
を有する硬化体が得られる。 更に、第3の工程に於て、10mm/秒以上の押圧
速度で押圧賦形するときは、混合物中の水が賦形
中に分離することなく、充分な流動性を有する
まゝ型内に速やかに充満し賦形されるので、成形
後に水分の分布が均一となり硬化後の強度にムラ
のない製品が得られ特に石綿を加える必要性がな
いのである。
(発明の効果) 本発明による方法では、無機質充填材15〜200
重量部、合成繊維0.3〜7重量部を40重量部以上
の水中で揺動混合を行う第1の工程と、第1の工
程で得られた混合物にセメント100重量部を加え
て揺動混合を行う第2の工程と、第2の工程で得
られた混合物を型内で押圧賦形する第3の工程と
からなるので、次のような効果を奏する。 第1の工程で無機質充填材と共に合成繊維は水
中で均一に分散されるので分散助剤として高価な
増粘剤の添加を要しない。 第2の工程で、合成繊維が均一に分散された混
合物とセメントが混合されるので、合成繊維は分
散されたまゝモルタル状の混合物が得られる。ま
た、第1工程と第2工程では攪拌羽根を全く用い
ない揺動混合によつて混合されるので合成繊維が
傷ついたり切断したりすることなく、充分な強度
を有する硬化体が得られる。 更に、第3の工程に於て、10mm/秒以上の押圧
速度で押圧賦形するときは、混合物中の水が賦形
中に分離することなく、充分な流動性を有する
まゝ型内に速やかに充満し賦形されるので、成形
後に水分の分布が均一となり硬化後の強度にムラ
のない製品が得られ特に石綿を加える必要性がな
いのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 無機質充填材15〜200重量部、合成繊維0.3〜
7重量部を40重量部以上の水中で揺動混合を行う
第1の工程と、第1の工程で得られた混合物にセ
メント100重量部を添加して揺動混合を行う第2
の工程と、第2の工程で得られた混合物を押圧賦
形することを特徴とする繊維強化セメント成形体
の製造方法。 2 無機質充填材の平均粒径が100μ以下である
特許請求の範囲第1項記載の繊維強化セメント成
形体の製造方法。 3 押圧速度が10mm/秒以上である特許請求の範
囲第1項又は第2項記載の繊維強化セメント成形
体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16223785A JPS6221737A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 繊維強化セメント成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16223785A JPS6221737A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 繊維強化セメント成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6221737A JPS6221737A (ja) | 1987-01-30 |
JPH0469578B2 true JPH0469578B2 (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=15750584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16223785A Granted JPS6221737A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 繊維強化セメント成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6221737A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2809392B2 (ja) * | 1987-03-12 | 1998-10-08 | 積水化学工業株式会社 | 繊維強化セメント成形体の製造方法 |
JPS6477503A (en) * | 1987-06-12 | 1989-03-23 | Sekisui Chemical Co Ltd | Manufacture of fiber reinforced cement molded body |
JPH0643047B2 (ja) * | 1987-06-16 | 1994-06-08 | 積水化学工業株式会社 | 繊維強化セメント成形体の製造方法 |
JPH1043549A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-02-17 | Mitsubishi Materials Corp | Nox 浄化部材の製造方法 |
JP6341818B2 (ja) * | 2014-09-19 | 2018-06-13 | 東洋建設株式会社 | 遮水材の製造方法 |
-
1985
- 1985-07-22 JP JP16223785A patent/JPS6221737A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6221737A (ja) | 1987-01-30 |
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