JPH0469484A - 管継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、防錆性に優れた管継手に関する。

［従来の技術と発明か解決しようとする課題］従来、水
道水などを供給する管体を接続するため、両端部の内面
にネジ部が形成された種々の管継手が知られている。ま
た、上記管継手や管体は、一般に、例えば、鉄系材料で
形成されているので、腐蝕性を有する。従って、水道水
などを供給する場合、管体や管継手の腐蝕により赤水が
発生するのを防止するため、通常、内面か樹脂でコーテ
ィングされた管体および管継手が使用されている。

しかしなから、この場合、管体との螺合により、管継手
の内ネジ部には、通常、露出したネジ部、すなわち余り
ネジ部か生しる。また、管体の端面、すなわち管端は、
管継手内で露出している。従って、前記余りネジ部及び
管端が水と接触して腐蝕する。

そこで、従来、第３図に示されるような管継手か知られ
ている。第３図は従来の管継手を示す一部切欠斜視図で
ある。

この管継手は、円筒状の管継手本体（１，１）と、該管
継手本体（１１）の内面に形成された内ネジ部（１２）
とを有する。また、前記管継手本体（１１）内には、樹
脂製中空管体（１３）か二重管状に形成され、この樹脂
製中空管体（１３）の長手方向中央部には、前記ネジ部
（Ｉ２）と当接する凸部（１３ａ）が周方向に形成され
ている。なお、前記管継手本体（１１）の内面と、樹脂
製中空管体（１３）の外面との間隔は、接続される管体
（１４）の厚みに対応している。

このような管継手は、内面が樹脂層（１５）で被覆され
た管体（１４）と接続される。すなわち、前記管体（１
４）の端部外面に形成された外ネジ部（１６）を管継手
本体（１１）の内ネジ部（１２）に螺合することにより
、管体（１４）内面の樹脂層（■５）と樹脂製中空管体
（＋８）の外面とが密着するので、ネジ部（＋２）（＋
６）と管体（１４）内の流路とを、前記樹脂製中空管体
（■３）で隔離できる。

しかしながら、前記管継手に管体（■４）を螺合するた
めには、前記管継手本体（１１）と樹脂製中空管体（１
３）との間を、管体（１４）の厚みに対応させて精度よ
く形成する必要かあり、構造が複雑な二重管状であるた
め、高価なものとなる。また、前記管継手本体（１１）
と樹脂製中空管体（１３）との間隔が、管体（１４）の
厚みよりも小さい場合には、管体（１４）を螺合できな
くなる。逆に、管継手本体（１１）と樹脂製中空管体（
１３）との間隔が、管体（１４）の厚みよりも大きい場
合には、管体（１４）と中空管体（１３）との間に間隙
部が生しる。従って、前記管体（１４）および管継手本
体（１１）内を流れる水道水が、管継手本体（１１）の
内ネジ部（■２）の余りネジ部、及び管体（１４）の端
部である管端と接触して腐蝕し、赤水か発生する虞かあ
る。しかも、管継手本体（１１）内の樹脂製中空管体（
１４）の内径により流路径か規定されるため、管継手本
体（１１）の内径に比べて、流路径か実質的に小さくな
る。

従って、本発明の目的は、簡単な構造で、ネジ部および
管端の腐蝕を確実に防１１−できると共に、管体と容易
に接続できる安価な管継手を提供することにある。

［課題を解決するための手段および作用］前記目的を達
成するため、本発明は、中空筒状の管継手本体と、この
管継手本体の各端部の内面に形成されたネジ部と、少な
くともこのネジ部間の接液部を被覆する樹脂層と、前記
接液部の両側に形成された環状凹部と、この環状凹部に
配される環状パツキンとを有する管継手を提供する。

この管継手は、少なくとも接液部が樹脂層で被覆されて
いるので、前記接液部の腐蝕を防」Ｖできる。また、管
継手のネジ部に、内面が樹脂層て被覆された管体を螺合
すると、管体の端部が、前記接液部の両側の環状凹部に
配された環状パツキンに食込み、管継手のネジ部と管体
の端部との間が封止される。従って、管体内を流れる流
体が、ネジ部および管体の端面に侵入するのを前記環状
パツキンにより防止できる。

［実施例コ 以下に、添付図面を参照しつつ本発明の実施例を詳細に
説明する。

第１図は本発明の管継手の一実施例を示す分解斜視図、
第２図は第１図に示す管継手の断面図である。

管継手は、中空円筒状の管継手本体（１）と、この管継
手本体（１）の両端部の内面に形成された内ネジ部（２
ａ）　（２ｂ）と、この内ネジ部（２ａ）　（２ｂ）間
に位置する接液部（３）とを有している。

前記管継手本体（１）の接液部（３）の両側には、環状
凹部（４）が形成され、前記接触液部（３）は樹脂層（
５）で被覆されている。

本発明の特徴は、前記環状凹部（４）に環状パツキン（
６）を配するこきにより、内ネジＲ（２ａ＞　（２＋７
）および管体（７ａ）　（７ｂ）の端部の腐蝕を防＋１
−する点にある。

すなわち、管継手本体（１）の内ネジ部（２ａ）　（２
ｈ）に、内面が樹脂層（９ａ）　（９ｂ）で被覆された
管体（７ａ）　（７ｂ）の外ネジ部（８ａ）　（８ｂ）
を螺合すると、螺合に伴ない、前記環状凹部（４）に配
された環状パツキン（６）が圧縮され、前記管継手本体
（１）の内ネジ部（２ａ）　（２ｂ）と、管体（７ａ）
　（７ｂ）の端部きの開が封＋ｈされる。従って、管継
手本体（１）への管体（７ａ）　（７ｂ）の螺合により
内ネジ部（２ａ）　（２ｂ）及び管端部は流体と遮断さ
れ、一方の管体（７ａ）から供給された流体は、前記ネ
ジ部（２ａ）　（２ｂ）および管端へ侵入することなく
、前記樹脂層（５）で被覆された接液部（３）を経て、
他方の管体（７ｂ）方向へ流れる。すなわち、前記接液
部（３）の両側の環状凹部（４）に環状パツキン（６）
を配するという簡単な構造で、ネジ部（２ａ）　（２ｂ
）及び管端の腐蝕を防止できる。

また、環状パツキン（６）により管体（７ａ）　（７ｂ
）の管端を封止てきるのて、従来のように、流路径が小
さくなることがない。

さらに、環状凹部（４）に環状パツキン（６）を配して
管継手本体（１）と管体（７ａ）　（７ｂ）とを螺合す
るという筒中な操作で液密に接続できる。

なお、前記環状パツキン（６）は、耐腐蝕性を有する弾
性材料、例えば、シリコーンゴム、ブチルゴム、フッ素
ゴムなとのゴム材料などて形成できる。

管継手本体（１）は、前記のような直管状に限らず、用
途に応じて種々の形状、例えば、３方向へ管体を接続す
るためのＴ字状、４方向へ管体を接続するための十字状
なとてあってもよい。これらの場合、管継手本体の各端
部の内面に内ネジ部か形成されていればよい。管継手本
体（１）の断面形状は、中空円筒状に限らす、外形が多
角形状などであってもよい。また、前記環状凹部（４）
に配される環状パツキン（６）により、管継手本体（１
）の内ネジ部（２ａ）（２ｂ）と、管体（７ａ）　（７
ｂ）の端面との間を封止てきるので、少なくとも接液部
（３）が樹脂層（５）で被覆されていればよく、電着塗
装なとにより管継手本体（１）の全体か樹脂層（５）で
被覆されていてもよい。

環状パツキン（６）は、管体（１４）との螺合時に管継
手本体（１）の環状凹部（４）に装着してもよいが、装
着忘れによりネジ部や管端が腐蝕するのを防止するため
、環状凹部（４）内に予め収容されているのか好ましい
。この場合、環状パツキン（６）の脱離が環状凹部（４
）により規制されるので、環状凹部（４）に収容された
環状リング（６）は、脱落することがなく、管継手本体
（１）と一体化する。なお、環状凹部（４）と環状パツ
キン（６）とが接着剤などにより接合一体化していても
よい。

環状パツキン（６）のうち管体（７ａ）　（７ｂ）の端
面により挟圧される側面には、管体（７ａ）　（７ｂ）
の端面との密着性及び封止性を高めるため、環状溝や環
状凹部を形成してもよい。

また、前記樹脂層（５）の厚みは、防蝕性を確保てきる
範囲、例えば、約３０〜４００μｍ１特に２００〜３０
０μｍ程度が好ましい。なお、樹脂層（５）は、種々の
コーティング手段、例えば、電着塗装、スプレー、ディ
ッピング、粉体塗装などの方法により形成できる。

なお、前記樹脂層（５）を形成する材料としては、例え
ば、オレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアセター
ル、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリアミド、フッ素
樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、
ポリイミド等の種々の被膜形成材料が例示できる。上記
材料のうち、密着性に優れるエポキシ樹脂などが好まし
い。

樹脂層（５）は、充填剤、酸化防ＩＦ剤、紫外線吸収剤
、熱安定剤、可塑剤、着色剤などの種々の添加剤を含有
していてもよい。

［発明の効果］ 本発明の管継手は、接液部の両側に環状ノ々・ソキンを
配するという簡単な構造で、管体と容易に接続できると
共に、ネジ部および管端の腐蝕を確実に防止でき、安価
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の管継手の一実施例を示す分解斜視図、 第２図は第１図に示す管継手の断面図、第３図は従来の
管継手を示す一部切欠斜視図である。 （１）・・・管継手、（２ａ）　（２ｂ）・・・ネジ部
、（３）・・・接液部、（４）・・・環状凹部、（５）
・・・樹脂層、（６）・・・環状パツキン特許出願人　
株式会社興和工業所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中空筒状の管継手本体と、この管継手本体の各端部の内
   面に形成されたネジ部と、少なくともこのネジ部間の接
   液部を被覆する樹脂層と、前記接液部の両側に形成され
   た環状凹部と、この環状凹部に配される環状パッキンと
   を有する管継手。