JPH046931B2 - - Google Patents
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- JPH046931B2 JPH046931B2 JP10038185A JP10038185A JPH046931B2 JP H046931 B2 JPH046931 B2 JP H046931B2 JP 10038185 A JP10038185 A JP 10038185A JP 10038185 A JP10038185 A JP 10038185A JP H046931 B2 JPH046931 B2 JP H046931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focal length
- camera
- lens
- lens barrel
- lens unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 12
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 8
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 4
- 238000005375 photometry Methods 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009432 framing Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は撮影操作に先立つてレンズユニツトが
確実に撮影可能位置にあるようにした焦点距離切
換式カメラに関する。
確実に撮影可能位置にあるようにした焦点距離切
換式カメラに関する。
(従来技術)
従来、遠方の被写体を大きく撮影するには焦点
距離の長い望遠レンズに交換するレンズ交換式カ
メラが広く用いられているが、交換レンズを携帯
したりレンズを交換したりするのが煩わしいとい
うことから最近簡単な操作で2種の焦点距離が切
り換えられるカメラが開発されている。
距離の長い望遠レンズに交換するレンズ交換式カ
メラが広く用いられているが、交換レンズを携帯
したりレンズを交換したりするのが煩わしいとい
うことから最近簡単な操作で2種の焦点距離が切
り換えられるカメラが開発されている。
この種の2焦点カメラではカメラ内部に焦点距
離の異なる2つの光学系を内蔵し、撮影に当つて
手動操作によりいずれか一方の光学系に切り換え
ているが、従来のレンズ交換の煩わしさに比べれ
ば光学系の切換え操作は簡単になつたものの、や
はりある程度の時間はかかるので動く被写体の場
合はシヤツターチヤンスを逃してしまうし、フレ
ーミングしながら焦点距離を切換えることも困難
である。
離の異なる2つの光学系を内蔵し、撮影に当つて
手動操作によりいずれか一方の光学系に切り換え
ているが、従来のレンズ交換の煩わしさに比べれ
ば光学系の切換え操作は簡単になつたものの、や
はりある程度の時間はかかるので動く被写体の場
合はシヤツターチヤンスを逃してしまうし、フレ
ーミングしながら焦点距離を切換えることも困難
である。
そこで本発明者らは1つの光学系を共通に用い
ボタン操作によりモータを起動させて主レンズユ
ニツトを前後に移動させるとともに補助レンズを
光路中に出し入れすることにより自動的に焦点距
離を切換えるようにした2焦点カメラを提案して
いる。
ボタン操作によりモータを起動させて主レンズユ
ニツトを前後に移動させるとともに補助レンズを
光路中に出し入れすることにより自動的に焦点距
離を切換えるようにした2焦点カメラを提案して
いる。
ところがこのように自動的に焦点距離を切換え
るカメラでは、カメラをケースに収納したとき焦
点距離切換ボタンがケースの一部に当つてレンズ
ユニツトが移動してしまうがケース内部に当たつ
てモーター保護の安全手段により突き出し途中で
停止したままの状態になつてしまうこともありう
る。
るカメラでは、カメラをケースに収納したとき焦
点距離切換ボタンがケースの一部に当つてレンズ
ユニツトが移動してしまうがケース内部に当たつ
てモーター保護の安全手段により突き出し途中で
停止したままの状態になつてしまうこともありう
る。
このため、次にカメラを取り出して撮影すると
きに、撮影者はレンズユニツトが異常な位置にあ
ることを知らずにレリーズを押してしまうが、通
常レリーズロツク等がかかり撮影ができないこと
になる。しかし、撮影者は何故撮影できないのか
わかり難く、わかるまでにシヤツターチヤンスを
逃してしまう。また、人によつてはカメラの故障
と判断してしまう。特に、レンズユニツトが撮影
可能位置より少量ずれたときは一層判りにくい。
きに、撮影者はレンズユニツトが異常な位置にあ
ることを知らずにレリーズを押してしまうが、通
常レリーズロツク等がかかり撮影ができないこと
になる。しかし、撮影者は何故撮影できないのか
わかり難く、わかるまでにシヤツターチヤンスを
逃してしまう。また、人によつてはカメラの故障
と判断してしまう。特に、レンズユニツトが撮影
可能位置より少量ずれたときは一層判りにくい。
(発明の目的および構成)
本発明は上記の点にかんがみてなされたもの
で、2種の焦点距離が切換可能なカメラにおい
て、撮影操作に先立つてレンズユニツトが確実に
撮影可能位置にあるようにすることを目的とし、
この目的を達成するために、撮影操作に先立つて
レンズユニツトが撮影可能位置にあるか否かを判
断し、撮影可能位置にないときはレリーズ操作に
より焦点距離切換ボタンの操作を行わなくても撮
影可能位置まで移動させるように構成した。
で、2種の焦点距離が切換可能なカメラにおい
て、撮影操作に先立つてレンズユニツトが確実に
撮影可能位置にあるようにすることを目的とし、
この目的を達成するために、撮影操作に先立つて
レンズユニツトが撮影可能位置にあるか否かを判
断し、撮影可能位置にないときはレリーズ操作に
より焦点距離切換ボタンの操作を行わなくても撮
影可能位置まで移動させるように構成した。
(実施例)
以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による2焦点カメラの一実施例
の正面図、第2図イおよびロは同カメラが異なる
2種の焦点距離をとつた場合の同カメラの側面図
であり、1はカメラ本体、2はカメラ本体1の正
面中央に前後に移動可能に設けられたレンズ鏡
胴、3はフアインダ窓、4,5は測距用窓、6は
CdSなどの受光素子、7は2段操作可能なレリー
ズボタンであり、1段目の操作で測距、測光、バ
ツテリーチエツク、後述するレンズユニツトの位
置チエツクと位置修正などを行ない、2段目の操
作でレンズユニツトの移動やシヤツタの駆動など
を行う。8は自動復帰型の焦点距離切換えボタン
で、このボタン8を矢印方向に押すと鏡胴が収納
状態にあるときは第2図イの状態から第2図ロに
示すように突出し、突出状態にあるときは第2図
ロの状態から第2図イに示すように収納される。
の正面図、第2図イおよびロは同カメラが異なる
2種の焦点距離をとつた場合の同カメラの側面図
であり、1はカメラ本体、2はカメラ本体1の正
面中央に前後に移動可能に設けられたレンズ鏡
胴、3はフアインダ窓、4,5は測距用窓、6は
CdSなどの受光素子、7は2段操作可能なレリー
ズボタンであり、1段目の操作で測距、測光、バ
ツテリーチエツク、後述するレンズユニツトの位
置チエツクと位置修正などを行ない、2段目の操
作でレンズユニツトの移動やシヤツタの駆動など
を行う。8は自動復帰型の焦点距離切換えボタン
で、このボタン8を矢印方向に押すと鏡胴が収納
状態にあるときは第2図イの状態から第2図ロに
示すように突出し、突出状態にあるときは第2図
ロの状態から第2図イに示すように収納される。
第3図は本発明によるカメラのレンズ鏡胴移動
機構を示している。
機構を示している。
レンズ鏡胴2にはレンズユニツトが内蔵されて
おり、レンズユニツトの周部の突片2a,2b,
2cがカメラ本体に植設した3本の案内軸10に
それぞれ係合して支持されているので、その軸心
位置を保つたまま矢印A方向に移動できるように
なつている。
おり、レンズユニツトの周部の突片2a,2b,
2cがカメラ本体に植設した3本の案内軸10に
それぞれ係合して支持されているので、その軸心
位置を保つたまま矢印A方向に移動できるように
なつている。
レンズ鏡胴2には二焦点式の撮影光学系が組込
まれていてカメラ本体に対して矢印A方向に直進
して移動する動作により光学系の構成が組替えら
れ自動的に焦点距離が切換わるようになつてい
る。
まれていてカメラ本体に対して矢印A方向に直進
して移動する動作により光学系の構成が組替えら
れ自動的に焦点距離が切換わるようになつてい
る。
レンズ鏡胴2は、その底部の周面部に平坦な隔
壁11aによつて凹部11を形成していてレンズ
鏡胴2を移動させる駆動力伝達系の各部材を収容
している。
壁11aによつて凹部11を形成していてレンズ
鏡胴2を移動させる駆動力伝達系の各部材を収容
している。
すなわち、隔壁11aの上面には対称形の立上
り部12a,12bを有するプレート12がねじ
止めなどによつて固定されて一体化されており、
さらにこのプレート12と隔壁11aとを貫通し
てクランク軸13が回動自在に軸着されている。
り部12a,12bを有するプレート12がねじ
止めなどによつて固定されて一体化されており、
さらにこのプレート12と隔壁11aとを貫通し
てクランク軸13が回動自在に軸着されている。
クランク軸13は図示しない規制部材によつて
その軸方向の移動が拘束された状態にあり、プレ
ート12と若干の距離を隔てた高さに対称形の立
下り部14a,14bを有するクランクレバー1
4を固着して備えている。
その軸方向の移動が拘束された状態にあり、プレ
ート12と若干の距離を隔てた高さに対称形の立
下り部14a,14bを有するクランクレバー1
4を固着して備えている。
プレート12とクランクレバー14との間に
は、ストローク吸収部材としての強い捩りばね1
5がクランク軸13に対し遊嵌の状態で組込ま
れ、その両端部がプレート12の立上り部12
a,12bおよびクランクレバー14の立下り部
14a,14bによつて係止されて左右が同等の
強さに付勢された状態となつている。従つてクラ
ンクレバー14はプレート12すなわちレンズ鏡
胴2に対して弾性作用によつて一体構造とされた
状態にあり軽度の外力によつては左右何れの方向
にも回動しない構成となつている。またこれらの
各部材はすべて凹部11のスペース内に収めら
れ、レンズ鏡胴2内の光学系と干渉しないように
取付けられている。
は、ストローク吸収部材としての強い捩りばね1
5がクランク軸13に対し遊嵌の状態で組込ま
れ、その両端部がプレート12の立上り部12
a,12bおよびクランクレバー14の立下り部
14a,14bによつて係止されて左右が同等の
強さに付勢された状態となつている。従つてクラ
ンクレバー14はプレート12すなわちレンズ鏡
胴2に対して弾性作用によつて一体構造とされた
状態にあり軽度の外力によつては左右何れの方向
にも回動しない構成となつている。またこれらの
各部材はすべて凹部11のスペース内に収めら
れ、レンズ鏡胴2内の光学系と干渉しないように
取付けられている。
一方、凹部11の隔壁11aの外部に突出した
クランク軸13の下端部には、クランクレバー1
4とほぼ直角をなしてクランクアーム16が固着
されていてその長穴16aにはカメラ本体内に設
けた遊星歯車機構17によつて作動されるレンズ
鏡胴2の駆動部材たる駆動ピン18が係合してい
る。
クランク軸13の下端部には、クランクレバー1
4とほぼ直角をなしてクランクアーム16が固着
されていてその長穴16aにはカメラ本体内に設
けた遊星歯車機構17によつて作動されるレンズ
鏡胴2の駆動部材たる駆動ピン18が係合してい
る。
この遊星歯車機構17は、駆動歯車19によつ
て定位置にある軸20aを中心に回転される大歯
車20とこの大歯車20に軸着された小歯車21
とさらにこの小歯車21に歯合する固定の内歯々
車22とから構成されていて、小歯車21に固着
したプレート21a上に駆動ピン18が植設され
ている。
て定位置にある軸20aを中心に回転される大歯
車20とこの大歯車20に軸着された小歯車21
とさらにこの小歯車21に歯合する固定の内歯々
車22とから構成されていて、小歯車21に固着
したプレート21a上に駆動ピン18が植設され
ている。
この構成では内歯々車22は小歯車21の2倍
の刻み円直径を有し、さらに駆動ピン18がその
刻み円周上に位置しているので大歯車20が2分
の1回転する間に、小歯車21は内歯々車22の
円周を半周して公転し同時に小歯車21自体も半
回転の自転を行うので、ピン18は直線的に矢印
B方向に移動し内歯々車22の刻み円直径に相当
する移動量が与えられるようになつているがその
ストロークはレンズ鏡胴2の移動量を十分カバー
できる長さに設定されている。
の刻み円直径を有し、さらに駆動ピン18がその
刻み円周上に位置しているので大歯車20が2分
の1回転する間に、小歯車21は内歯々車22の
円周を半周して公転し同時に小歯車21自体も半
回転の自転を行うので、ピン18は直線的に矢印
B方向に移動し内歯々車22の刻み円直径に相当
する移動量が与えられるようになつているがその
ストロークはレンズ鏡胴2の移動量を十分カバー
できる長さに設定されている。
このような構成によるレンズ鏡胴移動機構にお
いてはレンズ鏡胴2の焦点距離切換のための作動
は次のようにして行なわれる。
いてはレンズ鏡胴2の焦点距離切換のための作動
は次のようにして行なわれる。
モータ(図示せず)の動力によつて駆動歯車1
9がたとえば時計方向に回転すると減速されて大
歯車20が反時計方向に回転を始める。その時小
歯車21も大歯車20と一体に回転して駆動ピン
18を反時計方向に円弧上に旋回させようとする
が、内歯々車22との噛合によつて同時に時計方
向が自転させられるので結果的に駆動ピン18は
矢印B方向に直線的に移動を始める。
9がたとえば時計方向に回転すると減速されて大
歯車20が反時計方向に回転を始める。その時小
歯車21も大歯車20と一体に回転して駆動ピン
18を反時計方向に円弧上に旋回させようとする
が、内歯々車22との噛合によつて同時に時計方
向が自転させられるので結果的に駆動ピン18は
矢印B方向に直線的に移動を始める。
従つて駆動ピン18はクランクアーム16に時
計方向の回転力を加えることになるが、クランク
レバー14が強い捩りばね15の作用によつてレ
ンズ鏡胴2と一体化されているのでクランクアー
ム16を回転させることができず結局駆動ピン1
8はクランク軸13を介してレンズ鏡胴2を所定
の一端位置(沈胴位置)から矢印A方向に並行し
て移動させることとなる。
計方向の回転力を加えることになるが、クランク
レバー14が強い捩りばね15の作用によつてレ
ンズ鏡胴2と一体化されているのでクランクアー
ム16を回転させることができず結局駆動ピン1
8はクランク軸13を介してレンズ鏡胴2を所定
の一端位置(沈胴位置)から矢印A方向に並行し
て移動させることとなる。
このような作用が継続して、大歯車20が半回
転近くに達しレンズ鏡胴2が他端位置(突出位
置)に移動して停止された後も、駆動ピン18に
は引き続いて駆動力が作用しクランクレバー14
を捩りばね15の弾性作用に抗して回動させるこ
とになりその作動によつて駆動ピン18は全スト
ロークの作動を終えて次の復帰の作動に転ずるこ
とが可能となる。
転近くに達しレンズ鏡胴2が他端位置(突出位
置)に移動して停止された後も、駆動ピン18に
は引き続いて駆動力が作用しクランクレバー14
を捩りばね15の弾性作用に抗して回動させるこ
とになりその作動によつて駆動ピン18は全スト
ロークの作動を終えて次の復帰の作動に転ずるこ
とが可能となる。
一方、続く回転によつて駆動ピン18が矢印B
方向と反対の方向に移動する場合においても、前
述した場合と同様にクランクレバー14に対して
強い捩りばね15が逆方向にも作用しているの
で、レンズ鏡胴2を並行して移動させその所定の
一端位置に移動させることが可能となる。
方向と反対の方向に移動する場合においても、前
述した場合と同様にクランクレバー14に対して
強い捩りばね15が逆方向にも作用しているの
で、レンズ鏡胴2を並行して移動させその所定の
一端位置に移動させることが可能となる。
こうしてレンズ鏡胴2がその所定の一端位置に
移動して停止された後も、前述の場合と同様、な
お遊星歯車機構17は作動し続け、捩りばね15
の弾性に抗してクランクレバー14を反時計方向
に回動させるので駆動ピン18はその復帰の全ス
トロークの作動を終えて正確に沈胴位置に至つた
後停止されることとなる。
移動して停止された後も、前述の場合と同様、な
お遊星歯車機構17は作動し続け、捩りばね15
の弾性に抗してクランクレバー14を反時計方向
に回動させるので駆動ピン18はその復帰の全ス
トロークの作動を終えて正確に沈胴位置に至つた
後停止されることとなる。
従つて遊星歯車機構17の作動が停止した状態
では、駆動ピン18はクランクレバー14を捩り
ばね15に抗して時計方向あるいは反時計方向の
何れかに付勢して僅かに回動した状態に保つてい
る。
では、駆動ピン18はクランクレバー14を捩り
ばね15に抗して時計方向あるいは反時計方向の
何れかに付勢して僅かに回動した状態に保つてい
る。
第4図は本発明によるカメラのレンズ鏡胴移動
機構の駆動に関連した部分のみを示しており、通
常の測距、測光、シヤツタおよびレンズの駆動に
関連した回路部分は省略してある。
機構の駆動に関連した部分のみを示しており、通
常の測距、測光、シヤツタおよびレンズの駆動に
関連した回路部分は省略してある。
図において、30はバツテリー、S1はレリーズ
ボタン7(第1図参照)を1段押したときオン
し、それ以外ではオフしているレリーズ1段スイ
ツチ、S2は常時は接点aに接続されているが焦点
距離切換えボタン8(第1図参照)によりオンさ
れると接点bに切換えられる焦点距離切換スイツ
チ、31はレリーズ1段スイツチS1または焦点距
離切換スイツチS2のいずれかがオンされたとき導
通するトランジスタ、32は昇圧用のDC/DCコ
ンバータ、33は測距、測光データに基づいてカ
メラの負荷に作動指令を出力するマイコン構成の
コントローラ、34はコントローラ34からの指
令によりレンズ鏡胴2を移動するためのモータ3
5を駆動するモータドライバ、S3はレンズが短焦
点側又は長短点側の正規位置にあるか否かを監視
するスイツチである。
ボタン7(第1図参照)を1段押したときオン
し、それ以外ではオフしているレリーズ1段スイ
ツチ、S2は常時は接点aに接続されているが焦点
距離切換えボタン8(第1図参照)によりオンさ
れると接点bに切換えられる焦点距離切換スイツ
チ、31はレリーズ1段スイツチS1または焦点距
離切換スイツチS2のいずれかがオンされたとき導
通するトランジスタ、32は昇圧用のDC/DCコ
ンバータ、33は測距、測光データに基づいてカ
メラの負荷に作動指令を出力するマイコン構成の
コントローラ、34はコントローラ34からの指
令によりレンズ鏡胴2を移動するためのモータ3
5を駆動するモータドライバ、S3はレンズが短焦
点側又は長短点側の正規位置にあるか否かを監視
するスイツチである。
このスイツチS3は第7図に示すように第3図の
大径歯車20の下にこれと一体に設けられたカム
20′で開閉されるスイツチで、大径歯車20の
180°回転毎にオン、オフする。そして、このスイ
ツチはレンズ駆動材機構中のどの機構部分の動き
を見る位置に設けてもよいが、モータ駆動のオー
バーストロークを吸収する部材(クランクレバー
14)のある位置よりも駆動源側の作動部材を監
視する位置に設けるのが望ましい。
大径歯車20の下にこれと一体に設けられたカム
20′で開閉されるスイツチで、大径歯車20の
180°回転毎にオン、オフする。そして、このスイ
ツチはレンズ駆動材機構中のどの機構部分の動き
を見る位置に設けてもよいが、モータ駆動のオー
バーストロークを吸収する部材(クランクレバー
14)のある位置よりも駆動源側の作動部材を監
視する位置に設けるのが望ましい。
36はスイツチS2が接点b側に接続されたとき
に、コントローラ33からの信号でオンし、これ
を自己保持するトランジスタである。
に、コントローラ33からの信号でオンし、これ
を自己保持するトランジスタである。
次に第5図および第6図を用いて本発明による
カメラの焦点距離切換動作を説明する。
カメラの焦点距離切換動作を説明する。
〔焦点距離切換ボタン8の操作による焦点距切換
時〕 まず焦点距離切換操作が行なわれたか否かを焦
点距離切換スイツチS2からコントローラ33に入
力する信号のレベルで判別し(F−1)、焦点距
離が切換えられたときはコントローラ33からモ
ータドライバ34に焦点距離切換信号を出力し、
それによりモータ35が一方向に回転して第3図
に示す移動機構によりレンズ鏡胴が突出または沈
胴する(F−2)。レンズ鏡胴移動シーケンス
(F−2)を詳しく説明すると次の通りである。
時〕 まず焦点距離切換操作が行なわれたか否かを焦
点距離切換スイツチS2からコントローラ33に入
力する信号のレベルで判別し(F−1)、焦点距
離が切換えられたときはコントローラ33からモ
ータドライバ34に焦点距離切換信号を出力し、
それによりモータ35が一方向に回転して第3図
に示す移動機構によりレンズ鏡胴が突出または沈
胴する(F−2)。レンズ鏡胴移動シーケンス
(F−2)を詳しく説明すると次の通りである。
焦点距離切換ボタン8を操作して、スイツチS2
を接点b側に切換えるとコントローラ33はトラ
ンジスタ36をオンさせ自己保持される。従つ
て、切換ボタン8から手を離して、スイツチS2が
接点bから離れても、コントローラ33は作動
し、モータ35の駆動は継続されレンズ移動は続
行される。レンズが短焦点又は長焦点側の撮影可
能位置に来るとスイツチS3はオフされる。
を接点b側に切換えるとコントローラ33はトラ
ンジスタ36をオンさせ自己保持される。従つ
て、切換ボタン8から手を離して、スイツチS2が
接点bから離れても、コントローラ33は作動
し、モータ35の駆動は継続されレンズ移動は続
行される。レンズが短焦点又は長焦点側の撮影可
能位置に来るとスイツチS3はオフされる。
コントローラ33はこの信号を受けて、モータ
35を停止させるとともに、トランジスタ36を
オフさせて第4図の回路は不作動状態になる。
35を停止させるとともに、トランジスタ36を
オフさせて第4図の回路は不作動状態になる。
一方、焦点距離切換操作が行なわれないときは
レンズ鏡胴2が短焦点側又は長焦点側の撮影可能
位置にあるか、否かを状態検出スイツチS3の出力
状態から判断し(F−3)、撮影可能位置にあれ
ばレンズ鏡胴2が突出位置または沈胴位置のいず
れかの撮影可能位置にあると判断して通常の撮影
シーケンスに進む(F−4)。ところがステツプ
(F−3)において、レンズ鏡胴2が撮影可能位
置にないと判断したときは、レンズ鏡胴2が途中
まで突出し突出位置と沈胴位置との中間位置に停
止していると判断してレンズ鏡胴移動シーケンス
(F−2)に進む。
レンズ鏡胴2が短焦点側又は長焦点側の撮影可能
位置にあるか、否かを状態検出スイツチS3の出力
状態から判断し(F−3)、撮影可能位置にあれ
ばレンズ鏡胴2が突出位置または沈胴位置のいず
れかの撮影可能位置にあると判断して通常の撮影
シーケンスに進む(F−4)。ところがステツプ
(F−3)において、レンズ鏡胴2が撮影可能位
置にないと判断したときは、レンズ鏡胴2が途中
まで突出し突出位置と沈胴位置との中間位置に停
止していると判断してレンズ鏡胴移動シーケンス
(F−2)に進む。
このステツプ(F−2)では、第6図イに示す
ように、レリーズボタン7の押下げ操作によりレ
リーズ1段スイツチS1がオンしたときモータ35
が駆動されてレンズ鏡胴2がその中間位置から突
出位置または沈胴位置に向つて移動し、いずれか
の位置に到つたとき状態検出スイツチS3がオフと
なるのでその時点でモータ35が停止する。この
場合、レンズ鏡胴2が突出位置に向つて移動する
のか逆に沈胴位置に向つて移動するのかは第3図
に示した移動機構によつて定まり、レンズ鏡胴2
が沈胴位置から突出する途中で停止している場合
は突出位置に向かい、突出位置から沈胴位置に向
つて沈胴する途中で停止している場合は沈胴位置
に向う。ステツプF−1→ステツプF−3→ステ
ツプF−2というルートで、レンズ位置の矯正が
行れる間中及びレンズ移動が行われた後にも、レ
リーズボタンを押し続けているとフローは第5図
図示のように再びスタート位置に戻る。そうする
とこの場合レンズは撮影可能位置に位置づけられ
ているので、F−1、F−3を経つて撮影シーケ
ンスF−4に進み撮影が行われる。即ち、このカ
メラではレンズが撮影可能位置にない状態で、レ
リーズボタンを押すと自動的にレンズは撮影可能
位置に位置づけられたうえで、シヤツターがおり
ることになる。
ように、レリーズボタン7の押下げ操作によりレ
リーズ1段スイツチS1がオンしたときモータ35
が駆動されてレンズ鏡胴2がその中間位置から突
出位置または沈胴位置に向つて移動し、いずれか
の位置に到つたとき状態検出スイツチS3がオフと
なるのでその時点でモータ35が停止する。この
場合、レンズ鏡胴2が突出位置に向つて移動する
のか逆に沈胴位置に向つて移動するのかは第3図
に示した移動機構によつて定まり、レンズ鏡胴2
が沈胴位置から突出する途中で停止している場合
は突出位置に向かい、突出位置から沈胴位置に向
つて沈胴する途中で停止している場合は沈胴位置
に向う。ステツプF−1→ステツプF−3→ステ
ツプF−2というルートで、レンズ位置の矯正が
行れる間中及びレンズ移動が行われた後にも、レ
リーズボタンを押し続けているとフローは第5図
図示のように再びスタート位置に戻る。そうする
とこの場合レンズは撮影可能位置に位置づけられ
ているので、F−1、F−3を経つて撮影シーケ
ンスF−4に進み撮影が行われる。即ち、このカ
メラではレンズが撮影可能位置にない状態で、レ
リーズボタンを押すと自動的にレンズは撮影可能
位置に位置づけられたうえで、シヤツターがおり
ることになる。
これとは別に、焦点距離切換ボタンを操作し
て、レンズ移動を行う場合は、第6図のタイムチ
ヤートで示す作動態様となる。即ち、焦点距離切
換ボタン8を操作すると、第6図ロに示すように
焦点距離切換ボタン8が自動復帰した時点で焦点
距離切換スイツチS2がオンからオフに変化するこ
とによつてコントローラ33から出力する指令に
よりモータ35が駆動されレンズ鏡胴2が移動す
る。この場合のレンズ鏡胴の移動方向は前述した
レリーズボタン7の操作による場合と同じであ
る。
て、レンズ移動を行う場合は、第6図のタイムチ
ヤートで示す作動態様となる。即ち、焦点距離切
換ボタン8を操作すると、第6図ロに示すように
焦点距離切換ボタン8が自動復帰した時点で焦点
距離切換スイツチS2がオンからオフに変化するこ
とによつてコントローラ33から出力する指令に
よりモータ35が駆動されレンズ鏡胴2が移動す
る。この場合のレンズ鏡胴の移動方向は前述した
レリーズボタン7の操作による場合と同じであ
る。
中間位置にあるレンズ鏡胴を撮影可能な突出位
置または沈胴位置に移動させるには、上記実施例
のようなレリーズボタン7や焦点距離切換ボタン
のほかに専用の操作ボタンを設けてもよい。
置または沈胴位置に移動させるには、上記実施例
のようなレリーズボタン7や焦点距離切換ボタン
のほかに専用の操作ボタンを設けてもよい。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明は2種の焦点距離
が切換可能な焦点距離切換式カメラにおいて、カ
メラをケースに収納したとき、焦点距離切換ボタ
ンがケースの外部からの押圧より作動してレンズ
ユニツトが移動し、ケース内部で途中で停止して
しまつているのを知らずに取り出して撮影しよう
とした場合に、焦点距離切換ボタンを押さなくて
もレリーズ操作によりレンズユニツトが異常な位
置であることを検出して、自動的に撮影可能な位
置まで移動する。したがつて、常に迅速に撮影す
ることができ、シヤツターチヤンスを逃すことが
ない。
が切換可能な焦点距離切換式カメラにおいて、カ
メラをケースに収納したとき、焦点距離切換ボタ
ンがケースの外部からの押圧より作動してレンズ
ユニツトが移動し、ケース内部で途中で停止して
しまつているのを知らずに取り出して撮影しよう
とした場合に、焦点距離切換ボタンを押さなくて
もレリーズ操作によりレンズユニツトが異常な位
置であることを検出して、自動的に撮影可能な位
置まで移動する。したがつて、常に迅速に撮影す
ることができ、シヤツターチヤンスを逃すことが
ない。
第1図は本発明による焦点距離切換式カメラの
正面図、第2図イは同カメラのレンズ鏡胴の沈胴
状態を示す側面図、ロは同カメラのレンズ鏡胴の
突出状態を示す側面図、第3図は本発明による焦
点距離切換式カメラのレンズ鏡胴移動機構の要部
斜視図、第4図は本発明によるカメラの電気回路
の要部、第5図は本発明によるカメラの焦点距離
切換動作のフローチヤート、第6図は本発明によ
るカメラの焦点距離切換動作を説明するタイムチ
ヤート、第7図は第3図に示したレンズ鏡胴移動
機構に設けられたカムとスイツチの接合状態を示
す概略線図である。 1……カメラ本体、2……レンズ鏡胴、7……
レリーズボタン、8……焦点距離切換ボタン、3
0……バツテリー、32……DC/DCコンバー
タ、33……コントローラ、34……モータドラ
イバ、35……モータ、S1……レリーズ1段スイ
ツチ、S2……焦点距離切換スイツチ、S3……状態
検出スイツチ。
正面図、第2図イは同カメラのレンズ鏡胴の沈胴
状態を示す側面図、ロは同カメラのレンズ鏡胴の
突出状態を示す側面図、第3図は本発明による焦
点距離切換式カメラのレンズ鏡胴移動機構の要部
斜視図、第4図は本発明によるカメラの電気回路
の要部、第5図は本発明によるカメラの焦点距離
切換動作のフローチヤート、第6図は本発明によ
るカメラの焦点距離切換動作を説明するタイムチ
ヤート、第7図は第3図に示したレンズ鏡胴移動
機構に設けられたカムとスイツチの接合状態を示
す概略線図である。 1……カメラ本体、2……レンズ鏡胴、7……
レリーズボタン、8……焦点距離切換ボタン、3
0……バツテリー、32……DC/DCコンバー
タ、33……コントローラ、34……モータドラ
イバ、35……モータ、S1……レリーズ1段スイ
ツチ、S2……焦点距離切換スイツチ、S3……状態
検出スイツチ。
Claims (1)
- 1 撮影用のレンズユニツトが焦点距離切替スイ
ツチの操作により電動にてカメラ本体に対して突
出及び沈胴し、突出方向にて設定される第一の焦
点距離と沈胴方向にて設定される第二の焦点距離
との二つの撮影可能位置に切換え可能な焦点距離
切換式カメラにおいて、レリーズ操作が行われた
か否かを検知し検知信号を出力する第一検知手段
と、前記レンズユニツトを移動させるための移動
手段と、前記レンズユニツトが前記撮影可能位置
にあるか否かを検知し検知信号を出力する第二検
知手段と、前記第一検知手段及び前記第二検知手
段からの検知信号により前記移動手段を制御する
制御手段とを設け、前記制御手段は前記第一検知
手段より前記レリーズ操作が行われていることを
示す検知信号が入力されると共に、前記第二検知
手段から前記レンズユニツトが前記撮影可能位置
にないことを示す検知信号が入力されたときは前
記焦点距離切換スイツチの操作に拘らず前記移動
手段を作動させて、前記レンズユニツトを沈胴し
た位置から突出する途中で停止している場合には
前記第一の焦点距離の撮影可能位置に、また突出
した位置から沈胴する途中で停止している場合に
は前記第二の焦点距離の撮影可能位置に移動させ
ることを特徴とする焦点距離切換式カメラ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10038185A JPS61259240A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 焦点距離切換式カメラ |
US06/860,647 US4717932A (en) | 1985-05-14 | 1986-05-07 | Focal length switching type camera |
DE8686303529T DE3675074D1 (de) | 1985-05-14 | 1986-05-09 | Kamera mit brennweitenumschaltung. |
EP86303529A EP0203747B1 (en) | 1985-05-14 | 1986-05-09 | Focal length switching type camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10038185A JPS61259240A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 焦点距離切換式カメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61259240A JPS61259240A (ja) | 1986-11-17 |
JPH046931B2 true JPH046931B2 (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=14272432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10038185A Granted JPS61259240A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 焦点距離切換式カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61259240A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2546207B2 (ja) * | 1987-07-27 | 1996-10-23 | 株式会社ニコン | カメラ |
JP2526917B2 (ja) * | 1987-08-04 | 1996-08-21 | 株式会社ニコン | カメラの操作装置 |
JP5402857B2 (ja) | 2010-07-05 | 2014-01-29 | 株式会社ニコン | 撮像装置及びレンズ鏡筒 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP10038185A patent/JPS61259240A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61259240A (ja) | 1986-11-17 |
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