JPH0469238B2 - - Google Patents

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JPH0469238B2
JPH0469238B2 JP3874889A JP3874889A JPH0469238B2 JP H0469238 B2 JPH0469238 B2 JP H0469238B2 JP 3874889 A JP3874889 A JP 3874889A JP 3874889 A JP3874889 A JP 3874889A JP H0469238 B2 JPH0469238 B2 JP H0469238B2
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JP
Japan
Prior art keywords
electrodeposition
box
electrodeposition liquid
immersed
dump truck
Prior art date
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Expired
Application number
JP3874889A
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English (en)
Other versions
JPH02217494A (ja
Inventor
Hajime Ono
Takashi Yoshii
Kazuo Tsuruoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd filed Critical Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP3874889A priority Critical patent/JPH02217494A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、ダンプカーの荷箱の電着塗装方法
に関する。
<従来の技術> ダンプカーの荷箱は腐食が生じやすいために防
食塗装が下塗りとしてなされているが、この防食
塗装には近年もつぱら塗装作業の自動化のため電
着塗装が採用されている。
このようなダンプカーの荷箱の電着塗装方法と
しては、従来、第3図に示すような方法がある。
この方法は、直方体状の箱型に形成された電着浴
槽31内に、水溶性樹脂塗料が分散されている電
着液32を貯留し、この電着液にダンプカーの荷
箱33をほぼ水平状態のままで全没させ、電着浴
槽31内に設けられた電極(図示せず)と荷箱3
3との間に直流電圧を加え、荷箱33の表面に塗
装膜を形成するようにしたものである。上記荷箱
33は、天井ビーム34に固定されたコンベアレ
ール35,36に沿つて移動する上部吊りハンガ
37にウインチ38,39、チエーン40,41
を介して吊り下げられた下部吊りハンガ42によ
つて支持され、上記ウインチ38,39の回転に
より電着液32への没入、電着液32からの脱出
が行われる。また、例えば第4図aに示すように
気泡45が電着液32から抜けずに荷箱33の横
桁46と床板47との交差部に溜まつていると、
この気泡47のために未塗装部分ができるため、
上記ウインチ38,39により荷箱33を揺動さ
せることにより、第4図bに示すように上記気泡
45を移動させて、未塗装部分ができるのを防止
するようにしている。
<発明が解決しようとする課題> ところで、上記従来の方法では、荷箱33をほ
ぼ水平状態のまま電着液32に全没させるように
しているので、電着液32の浮力により、全没さ
せるのに時間がかかる。また、通電中に、荷箱の
下に溜まつた気泡を移動させるために荷箱を揺動
させなければいけないので通電時間が長くなる。
そのため、電着塗装工程が長くなるという問題が
あつた。
また、第3図に示すように、荷箱33は前部が
上方に突出した形状をしているため、水平状態で
全没させるためには、その塗着面積に比べて多量
の電着液を必要とする。しかるに、電着液内の塗
料は長期間にわたつて使用することができるもの
ではなく、時間の経過につれて劣化が進行するた
め、その寿命期間が過ぎれば電着液を廃棄する必
要があるが、上述したように電着液の量が被塗装
物の塗着面積に比べて多い場合には、電着液内の
塗料を消費するまでにその塗料の寿命が過ぎてし
まい、電着液の有効な利用ができず無駄が多くな
るいという問題があつた。
そこで、この発明の目的は、電着塗装工程を短
くすることができ、また、電着液の量を少なくす
ることができるダンプカーの荷箱の電着塗装方法
を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この発明は、電着浴
槽に塗料成分を分散した電着液を貯留せしめ、上
記電着液にダンプカーの荷箱を浸漬し、上記荷箱
の表面に塗装膜を形成せしめるダンプカーの荷箱
の電着塗装方法において、上記電着浴槽の形状
を、上記荷箱の形状に合わせて、荷箱の前部を浸
漬する部分を深く、荷箱の後部を浸漬する部分を
浅くし、上記荷箱を、その後部が前部よりも下方
になるように傾斜させ、後部扉を開いた状態で、
上記電着液に浸漬した後、その前部が後部よりも
下方になるように傾斜させて、上記電着液に全没
させるようにしたことを特徴としている。
<作用> ダンプカーの荷箱の形状に合わせて、荷箱の前
部を浸漬する部分を深く、荷箱の後部を浸漬する
部分を浅くした電着浴槽に、塗料成分を分散した
電着液を貯留せしめる。そして、上記荷箱を、そ
の後部が前部よりも下方になるように傾斜させ、
後部扉を開いた状態で、上記電着液に浸漬した
後、その前部が後部よりも下方になるように傾斜
させて、上記電着液に全没させる。従つて、上記
荷箱を上記電着液に全没させる時に、電着液が荷
箱の後部開口部から内部へ急速に流入するので、
全没するまでの時間が短くなる。また、荷箱の例
えば横桁などに気泡を逃がすための切り欠き部を
設けておくことにより、上記後傾斜の状態から前
傾斜の状態に移るときに気泡を逃がすことがで
き、そのため、従来例のように気泡の移動を起こ
すために荷箱を電着液に全没させた状態で揺動さ
せる必要がなく、通電時間が短くなる。
<実施例> 以下、この発明を図示の実施例により詳細に説
明する。
第1図に示すように、本実施例の電着塗装方法
において用いられる電着浴槽1は、その最深部2
から後壁3に向かつて傾斜した後方傾斜面4と、
その最深部2から前壁5に向かつて傾斜した前方
傾斜面6を有しており、後方傾斜面4の長さはダ
ンプカーの荷箱10の前後方向の長さとほぼ等し
く、前方傾斜面6の長さは上記荷箱10の高さと
ほぼ等しくなつている。この電着浴槽1には、水
溶性樹脂塗料が分散された電着液11が貯留され
ると共に、内壁に沿つて極板(図示せず)が配設
されている。また、この電着浴槽1の上方の天井
ビーム14にはコンベアレール15,16が固定
されていて、このコンベアレール15,16には
上部吊りハンガ17が移動自在に吊り下げられて
いる。そして、この上部吊りハンガ17にはウイ
ンチ18,19、チエーン20,21を介して下
部吊りハンガ22が吊り下げられている。ダンプ
カーの荷箱10は、この図に示すように上記下部
吊りハンガ22によつて支持された状態で電着液
11に浸漬される。そして、この荷箱10と上記
極板との間に直流電圧が加えられ、荷箱10の表
面に塗装膜が形成される。
この図から明らかなように、電着液の量は、第
3図に示す従来例の場合に比べて格段に少なくな
つている。従つて、電着液11の中の塗料を有効
に消費することができ無駄が少なくなる。
次に、第2図に従つて電着塗装工程を説明す
る。この第2図に示すように、荷箱10はウイン
チ18,19の操作によりからに示すように
移動する。この図では下部吊りハンガ22の記載
が一部省略されているが、もちろん荷箱10は下
部吊りハンガ22によつて支持された状態で移動
する。
は原位置であり、荷箱10をこの位置から降
下させ、この位置まで上昇させる。この原位置
では荷箱10を水平状態に保ち、その状態のまま
の位置まで降ろす。そして、その位置でに示
すように後方に15゜傾斜させる。この時、後部扉
10aは開いた状態にしておく。次に、15゜傾斜
した状態のまま、後部が電着液11に没入する
の位置まで降ろす。この時、後部扉10aは開い
ていて、後部開口部から荷箱10内に電着液11
が流入するので、短時間で荷箱10を電着液11
に没入させることができる。荷箱10がの位置
までくると、次にに示すように水平状態にした
のち、に示すように前方に17゜傾斜させる。こ
の状態では荷箱10の一部が電着液11の液面上
に出ているので、荷箱10を傾斜した状態のまま
の位置まで降ろして全没させる。そして、この
の位置で通電を開始する。上記荷箱10の横桁
に気泡を逃がすための切り欠き部を設けておくこ
とにより、上記の後傾斜の状態からの前傾斜
の状態に移るときに気泡を逃がすことができる。
次に、通電しながら、荷箱10を上記前傾斜の
状態から徐々にの水平状態あるいは若干後傾斜
した状態まで戻し、その後通電を停止する。この
時の通電時間は、上述したように気泡が逃げて存
在しないので、従来例のように気泡の移動を起こ
すために荷箱を電着液に全没させた状態で揺動さ
せる必要がないので、従来よりも短くなる。尚、
通電期間の途中で荷箱10の前方上部が電着液1
1の液面上に出てくるが、第5図に示すように通
電時間の初期に殆ど塗料が付着するので問題には
ならない。
上記通電を停止した後は、荷箱10をに示す
状態まで後傾斜させた後、その状態のままでの
位置まで上昇させる。このとき、荷箱10内の電
着液は後部開口部から流出するので、短時間で荷
箱10を電着液11から脱出させることができ
る。の位置まで上昇させた後は、に示すよう
に水平状態にした後、その状態のままの原位置
まで上昇させる。
なお、上記実施例においては、の位置で通電
を開始するようにしたが、の位置で通電を開始
するようにしてもよい。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明のダンプカ
ーの荷箱の電着塗装方法によれば、電着浴槽の形
状を、ダンプカーの荷箱の形状に合わせて、荷箱
の前部を浸漬する部分を深く、荷箱の後部を浸漬
する部分を浅くするようにしているので、電着液
の量が少なくなり、従つて、電着液の中の塗料を
有効に消費することができ無駄が少なくなる。
また、上記荷箱を、その後部が前部よりも下方
になるように傾斜させ、後部扉を開いた状態で、
上記電着液に浸漬した後、その前部が後部よりも
下方になるように傾斜させて、上記電着液に全没
させるようにしているので、短時間で荷箱を電着
液に没入させることができ、電着塗装工程を短く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例において用いられ
る装置の概略構成図、第2図は上記実施例におけ
る電着塗装工程を示す図、第3図は従来例におい
て用いられる装置の概略構成図、第4図はダンプ
カーの荷箱の下に溜まつた気泡の移動を説明する
図、第5図は通電時間と塗料の付着量との関係を
示す図である。 1……電着浴槽、10……ダンプカーの荷箱、
10a……後部扉、11……電着液。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電着浴槽に塗料成分を分散した電着液を貯留
    せしめ、上記電着液にダンプカーの荷箱を浸漬
    し、上記荷箱の表面に塗装膜を形成せしめるダン
    プカーの荷箱の電着塗装方法において、 上記電着浴槽の形状を、上記荷箱の形状に合わ
    せて、荷箱の前部を浸漬する部分を深く、荷箱の
    後部を浸漬する部分を浅くし、 上記荷箱を、その後部が前部よりも下方になる
    ように傾斜させ、後部扉を開いた状態で、上記電
    着液に浸漬した後、その前部が後部よりも下方に
    なるように傾斜させて、上記電着液に全没させる
    ようにしたことを特徴とするダンプカーの荷箱の
    電着塗装方法。
JP3874889A 1989-02-17 1989-02-17 ダンプカーの荷箱の電着塗装方法 Granted JPH02217494A (ja)

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