JP2950711B2 - 容器の電着塗装方法 - Google Patents

容器の電着塗装方法

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JP2950711B2
JP2950711B2 JP18236793A JP18236793A JP2950711B2 JP 2950711 B2 JP2950711 B2 JP 2950711B2 JP 18236793 A JP18236793 A JP 18236793A JP 18236793 A JP18236793 A JP 18236793A JP 2950711 B2 JP2950711 B2 JP 2950711B2
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tank
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electrodeposition
shutter
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恵一 塩野
誠 田口
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NITSUSAN DEIIZERU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】容器特に口の小さい容器の周表面
を電着塗装するのに好適な容器の電着塗装方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用燃料タンクやエアーリザーバー
等の容器形状をした部品の内面の塗装は、従来、ノズル
部分が長い形状をした特殊なスプレーガンを容器に形成
された開口部に挿入して吹き付け塗装をしていたり、塗
装液が貯留された槽内に容器を吊り下げ・浸漬して電着
塗装を施していた。しかし、浸漬塗装の場合は容器内に
残留する空気のために未塗装部分が生ずるので、これを
解決するために本出願人は実開平1−157166号公
報において、槽内空気を真空ポンプで吸引し容器内空気
を塗装液外へ排出する技術を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電着塗装方法
は次々に容器が搬入・浸漬・塗装・搬出の工程が繰り返
され塗装液の消費量が多いので電着槽の容積が大きくし
てあり、上記実開平1−157166号公報に開示され
た塗装装置では、真空引きするのに多大の時間を要し真
空ポンプを大型にすれば無駄にエネルギーを消費するこ
とになるという問題点がある。
【0004】本発明は、口の小さい容器の内部でも短時
間で塗装できる電着塗装方法を堤供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャッタで区
画された第1の槽及び第2の槽の該第2の槽に容器を下
降し密閉して減圧し、減圧が完了したら前記シャッタを
開いて前記第1の槽の処理液を第2の槽に流入し、流入
が完了したら処理を開始して処理が完了したら、前記シ
ャッタを閉じて前記第2の槽の処理液を前記第1の槽に
戻したのち前記容器を上昇して次工程に搬送するように
なっている。
【0006】本発明を実施する例えば電着塗装装置に電
着塗料が貯留される電着槽を開閉自在のシャッタを介し
て第1の槽と第2の槽とに区画して第2の槽内の電着塗
料を第1の槽に戻す循環ポンプを設け、かつ第2の槽に
は被塗装容器を挿抜時に開閉する開閉蓋と第2の槽を真
空引きする排気ポンプに連通する連通口とを設けるのが
好ましい。
【0007】
【作用効果の説明】本発明による方法においては、例え
ば電着塗装に際し、容器の電着塗装は、電着塗料が貯留
される電着槽を開閉自在のシャッターを介して第1の槽
と第2の槽とに区画して第2の槽のみに被塗装容器を挿
入するようにしたので、連通口を介して排気ポンプで真
空引きするのは第2の槽のみでよいから短時間で行わ
れ、電着塗料は循環ポンプを介して第1の槽に戻したり
シャッターを上昇させたりして電着塗料を混合・補充を
することができる。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1には、本発明を実施する電着塗装ライ
ンが示されている。このラインには、脱脂装置C1、湯
洗装置C2、水洗装置C3、化成処理装置C4、湯洗装
置C5、水洗装置C6、電着塗装装置C7、UF液洗浄
装置C8、水洗装置C9及び新水洗装置C10が直列に
配設されている。そして、これらの装置C1〜C10
は、実質的に同様に構成されている。
【0010】図2ないし図4には、例えば電着塗装装置
C7が示されている。この装置C7は、電着槽30、シ
ャッター1、シャッター1を介して区画される第1の槽
A及び第2の槽B、循環ポンプ13、第2の槽Bの上部
に設けた開閉蓋5、排気ポンプ10等を備えている。詳
しくは電着槽30は大型の第1の槽Aと小型の第2の槽
Bとが隣接させられていて、その接合部に開口部15が
形成されていてシャッター1がその開口部15を開閉す
るために上下動自在に支持されている。循環ポンプ13
は、第1の槽A及び第2の槽Bの下部に連通するパイプ
20に吸入側を接続させられ第1の槽A上部に連通する
パイプ21に吐出側を接続させられている。パイプ20
の第2の槽Bの下部に設けた吸入孔17に近接する位置
に電磁弁12が介装されている。第1の槽A上部には撹
拌装置14が設けられて撹拌羽根が槽下部で回転可能に
なっている。被塗装容器8が挿入・抜き出し可能な第2
の槽Bには、陽極電極板2が内壁に取り付けられ、上部
には開閉蓋5が観音開きに開閉自在に設けられ、開閉蓋
5の接合部に密に接触可能になっていて被塗装容器8を
吊り下げながら昇降する昇降装置4が配置され、昇降装
置4に連動して陰極電極板3が設けられている。昇降装
置4の作動をON,OFFするリミットスイッチ6が所
定の位置に固定されている。排気ポンプ10は電磁弁9
を介して第2の槽B上部の空気領域に形成された連通口
16を経て連通するように取り付けられ、槽内空気圧力
が所定の減圧を示すとき排気ポンプ10の作動を停止さ
せる圧力スイッチ7が第2の槽上部に設けられている。
【0011】次に図5を参照して本発明の例えば電着塗
装装置C7による容器の電着塗装の態様を説明する。
【0012】まず開閉蓋5が開き、シャッター1は下降
している。(ステップS)。シャッター1が下降してい
ることにより電着塗料が第1の槽Aから第2の槽Bへ移
動することが止めらている。次に昇降装置4が下降し、
容器8は吊り下げられた状態のまま第2の槽B内に下降
する(ステップS1)。ステップ1の容器投入工程が完
了すると、開閉蓋5が閉じ、開閉蓋5の閉鎖位置に取付
けられたリミットスイッチ6が信号を出力して(ステッ
プS2)、電磁弁9を開き、排気ポンプ10を作動させ
る(ステップS3)。排気ポンプ10を介して連通口1
6から第2の槽B内の空気が排出され減圧すなわち真空
引きが進んで、圧力スイッチ7が規定の下限圧力を検知
すると電磁弁9を閉じるとともに排気ポンプ10の作動
を停止させる(ステップS4)。ステップ2〜4からな
る減圧工程で容器8内部の残留空気が排除される。次に
シャッター1が上昇して第1の槽Aは第2の槽Bに連通
し(ステップS5)、かつ電磁弁12が開き循環ポンプ
13の作動によってパイプ20を介して両槽A及びBか
ら電着塗料を吸入し、パイプ21を介して第1の槽Aの
上部から吐出して循環し、さらに撹拌器の作動により電
着塗料は均一化されて第2の槽Bへの流入が完了する
(ステップS6)。圧力スイッチ7が規定の上限圧力を
検知すると開閉蓋5が開き(ステップS7)、陽極電極
板2及び陰極電極板3との間に電圧が所定の時間印可さ
れる(ステップ8)。ステッブS5〜8からなる電着塗
装工程が完了すると、シャッター1が下降し循環ポンプ
13の作動により第2の槽B内の電着塗料はパイプ20
を経て第1の槽Aへ戻され(ステップ9)、第2の槽B
内の電着塗料の液面が容器8の下端より下降して行き、
同槽下部に取付けられたレベルスイッチ11が液面を検
知すると電磁弁12が閉じられ(ステップ10)、容器
8は昇降装置4とともに上昇して槽外へ吊り上げられる
(ステツプ11)。このステップ9〜11からなる容器
搬出工程の完了と共に一連の電着塗装工程が完了する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
通口を介して排気ポンプで真空引きするのは第2の槽B
のみでよいから槽B容積を容器8に合わせて最小に設定
すれば電着塗装等は真空引きを含めて短時間で行われ、
また電着塗料、処理液の混合・補充も簡単にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する電着塗装ラインを示す斜視
図。
【図2】本発明を実施する電着塗装装置の構成図。
【図3】塗装前減圧中の状態を示す斜視図。
【図4】塗装中の状態を示す斜視図。
【図5】本発明の電着塗装の態様を示すフローシート
図。
【符号の説明】
A・・・第1の槽 B・・・第2の槽 C1・・・脱脂装置 C2、C5・・・湯洗装置 C3、C6、C9・・・水洗装置 C4・・・化成処理装置 C7・・・電着塗装装置 C8・・・UF液洗浄装置 C10・・・新水洗装置 1・・・シャッター 2・・・陽極電極板 3・・・陰極電極板 4・・・昇降装置 5・・・開閉蓋 6・・・リミットスイッチ 7・・・圧力スイッチ 8・・・容器 9,12・・・電磁弁 10・・・排気ポンプ 11・・・レベルスイッチ 13・・・循環ポンプ 14・・・撹拌装置 15・・・開口部 16・・・連通口 17・・・吸入孔 20,21・・・パイプ 30・・・電着槽 A・・・第1の槽 B・・・第2の槽
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 13/14 C25D 13/00 301 C25D 17/00 C25D 21/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタで区画された第1の槽及び
    第2の槽の該第2の槽に容器を下降し密閉して減圧し、
    減圧が完了したら前記シャッタを開いて前記第1の槽の
    処理液を第2の槽に流入し、流入が完了したら処理を開
    始して処理が完了したら、前記シャッタを閉じて前記第
    2の槽の処理液を前記第1の槽に戻したのち前記容器を
    上昇して次工程に搬送することを特徴とする容器の電着
    塗装方法。
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CN102719873A (zh) * 2012-07-12 2012-10-10 昆山耀邦金属工业有限公司 一种微通道换热器阴极电泳涂装完全覆盖方法
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