JP2011080135A - ワークの内面処理方法とワークの内面処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリーケースの内面のみに電着塗装を施す。
【解決手段】先ず、上方が開口したバッテリーケース2内に吸引ノズル24、吐出ノズル25および陽極の第1電極棒23を挿入した後に、吐出ノズル25を介して所定量の水性塗料7をバッテリーケース2内に充填する。その状態において、下方側の第2の電極棒6をバッテリーケース2に接触させた後に、両電極棒6、23に電荷を印加する。これにより、バッテリーケース2の内面2Bに電着塗装が施される。電着塗装作業が完了したら吸引ノズル24によってバッテリーケース2内の水性塗料7を全て吸引して外部へ排出する。
【選択図】図2
【解決手段】先ず、上方が開口したバッテリーケース2内に吸引ノズル24、吐出ノズル25および陽極の第1電極棒23を挿入した後に、吐出ノズル25を介して所定量の水性塗料7をバッテリーケース2内に充填する。その状態において、下方側の第2の電極棒6をバッテリーケース2に接触させた後に、両電極棒6、23に電荷を印加する。これにより、バッテリーケース2の内面2Bに電着塗装が施される。電着塗装作業が完了したら吸引ノズル24によってバッテリーケース2内の水性塗料7を全て吸引して外部へ排出する。
【選択図】図2
Description
本発明はワークの内面処理方法とワークの内面処理装置に関し、より詳しくは、例えば深絞り加工された容器状のワークの内面に電着塗装やめっき処理を施す場合に好適なワークの内面処理方法とワークの内面処理装置に関する。
従来、ワークの表面に均一で薄肉の塗装被膜を形成するために電着塗装装置が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。こうした電着塗装装置においては、水性塗料内に被塗装物としてのワークを浸漬させた状態において、ワークと水性塗料に異なる電極から電荷を印加することにより、ワークの表面を水性塗料で電着塗装するものである。
ところで、上述した従来の電着塗装装置においては、内部空間を有する容器状ワークの内面だけに電着塗装することは全く想定されていなかった。最近では携帯電話が普及しており、例えば図4に示すような携帯電話用のバッテリーケースの内面のみに電着塗装することが要望されることがあるが、上述した従来の電着塗装方法ではこうした要望には対応できなかった。
上述した事情に鑑み、請求項1に記載した第1の本発明は、内部空間を有するワークの内面を処理液によって所要の処理を施すようにしたワークの内面処理方法であって、
ワーク内に所要量の処理液を充填し、次に、上記ワークに一方の電極を介して正または負の電荷を印加するとともに上記処理液に他方の電極を介して上記一方の電極のものとは極性の異なる電荷を印加して、ワーク内に充填された処理液によってワークの内面に所要の処理を施し、次に、上記ワーク内の充填液を吸引してワークの外部へ排出するようにしたものである。
また、請求項4に記載した第2の本発明は、内部空間を有するワークの内部空間内に挿入されるノズルと、上記ワークの内部空間内に挿入される第1の電極と、上記ノズルおよび第1の電極とワークとを相対的に昇降させて上記ノズルおよび第1の電極をワークの内部空間内に挿抜する第1昇降手段と、上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間内に給排する処理液給排手段と、上記ワークに接続される第2の電極とを備え、
上記処理液給排手段により上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間内に供給したら、ワークの内部空間に供給された処理液に接触させた第1の電極とワークに接触させた第2の電極とに電荷を印加してワークの内面に所要の処理を施し、さらにワークの内面に所要の処理が施されたら上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間から外部に排出させるようにしたものである。
ワーク内に所要量の処理液を充填し、次に、上記ワークに一方の電極を介して正または負の電荷を印加するとともに上記処理液に他方の電極を介して上記一方の電極のものとは極性の異なる電荷を印加して、ワーク内に充填された処理液によってワークの内面に所要の処理を施し、次に、上記ワーク内の充填液を吸引してワークの外部へ排出するようにしたものである。
また、請求項4に記載した第2の本発明は、内部空間を有するワークの内部空間内に挿入されるノズルと、上記ワークの内部空間内に挿入される第1の電極と、上記ノズルおよび第1の電極とワークとを相対的に昇降させて上記ノズルおよび第1の電極をワークの内部空間内に挿抜する第1昇降手段と、上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間内に給排する処理液給排手段と、上記ワークに接続される第2の電極とを備え、
上記処理液給排手段により上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間内に供給したら、ワークの内部空間に供給された処理液に接触させた第1の電極とワークに接触させた第2の電極とに電荷を印加してワークの内面に所要の処理を施し、さらにワークの内面に所要の処理が施されたら上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間から外部に排出させるようにしたものである。
上述した構成によれば、内部空間を有するワークの内面のみに例えば電着塗装やめっきを施すことが可能となる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において1はワークの内面処理装置であり、この内面処理装置1はワークとしてのバッテリーケース2の内面に電着塗装を施すようになっている。
ここで、内面処理装置1の構成を説明する前に、ワークとしてのバッテリーケース2とそれを保持するキャリヤ3について説明する。図4に示すように、内面処理装置1の処理対象物であるワークは携帯電話用のバッテリーケース2である。このバッテリーケース2は、アルミニウム製で内部空間を有する縦長の偏平な箱形をしており、その上面のみが開口部2Aとなっている。
内面処理装置1は、上記開口部2Aが上になるようにバッテリーケース2をキャリヤ3に鉛直方向に支持した状態で、バッテリーケース2の内面2Bを底部2Cから開口部2Aに近い高さまで電着塗装するものである。そのために、本実施例においては、5個のバッテリーケース2を鉛直方向に立てた状態で保持して塗装処理位置Aに搬入・搬出するためのキャリヤ3を用いている。
ここで、内面処理装置1の構成を説明する前に、ワークとしてのバッテリーケース2とそれを保持するキャリヤ3について説明する。図4に示すように、内面処理装置1の処理対象物であるワークは携帯電話用のバッテリーケース2である。このバッテリーケース2は、アルミニウム製で内部空間を有する縦長の偏平な箱形をしており、その上面のみが開口部2Aとなっている。
内面処理装置1は、上記開口部2Aが上になるようにバッテリーケース2をキャリヤ3に鉛直方向に支持した状態で、バッテリーケース2の内面2Bを底部2Cから開口部2Aに近い高さまで電着塗装するものである。そのために、本実施例においては、5個のバッテリーケース2を鉛直方向に立てた状態で保持して塗装処理位置Aに搬入・搬出するためのキャリヤ3を用いている。
キャリヤ3は立方体のブロック状をしており、その上面には、バッテリーケース2を保持するための収納孔3Aが長手方向に等ピッチで5箇所形成されている。これら各収納孔3A内に上方からバッテリーケース2が挿入されて鉛直方向に保持されるようになっており、各収納孔3Aに保持されたバッテリーケース2の開口部2A(上端)はキャリヤ3の上面よりも所定寸法だけ上方に突出するようになっている。キャリヤ3の収納孔3Aに5個のバッテリーケース2が保持されると、隣り合うバッテリーケース2の間隔は一定に維持され、かつ各バッテリーケース2の開口部2A(上端)の高さが一定に維持されるようになっている(図1、図5参照)。
また、キャリヤ3における長手方向の両側の上部には、外方側へ張り出した張り出し部3C、3Cが形成されている(図5参照)。5個のバッテリーケース2を収納孔3Aに保持したキャリヤ3は、搬送手段4が備える左右一対のガイドレール17,17によって上記張り出し部3C,3Cを支持され、その状態のキャリヤ3が搬送手段4により塗装処理位置Aへ搬入・搬出されるようになっている。
さらに、キャリヤ3の底部には、上記各収納孔3Aの下方位置に各収納孔3Aまで貫通する貫通孔3Bが穿設されている。これらの貫通孔3Bは、塗装処理位置Aの下方に配置された後述する第2電極棒6を挿通可能な大きさに設定されている。これにより、キャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されてから第2電極棒6が所定量だけ上昇された際に、該第2電極棒6の上端がキャリヤ3の貫通孔3B内に挿入されてから収納孔3A内のバッテリーケース2の底部2Cに接触するようになっている。
また、キャリヤ3における長手方向の両側の上部には、外方側へ張り出した張り出し部3C、3Cが形成されている(図5参照)。5個のバッテリーケース2を収納孔3Aに保持したキャリヤ3は、搬送手段4が備える左右一対のガイドレール17,17によって上記張り出し部3C,3Cを支持され、その状態のキャリヤ3が搬送手段4により塗装処理位置Aへ搬入・搬出されるようになっている。
さらに、キャリヤ3の底部には、上記各収納孔3Aの下方位置に各収納孔3Aまで貫通する貫通孔3Bが穿設されている。これらの貫通孔3Bは、塗装処理位置Aの下方に配置された後述する第2電極棒6を挿通可能な大きさに設定されている。これにより、キャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されてから第2電極棒6が所定量だけ上昇された際に、該第2電極棒6の上端がキャリヤ3の貫通孔3B内に挿入されてから収納孔3A内のバッテリーケース2の底部2Cに接触するようになっている。
本実施例は、キャリヤ3に保持された5個のバッテリーケース2内に処理液としての水性塗料7を所定量充填し(図5参照)、その後、各バッテリーケース2内の水性塗料を循環もしくは新鮮なものと置換させながら電着塗装した後に、水性塗料7をバッテリーケース2内から排出することを特徴としている。それにより、バッテリーケース2の内面2Bのみを電着塗装できるようになっている。
しかして、図1ないし図2に示すように、内面処理装置1は、バッテリーケース2を5個保持した状態のキャリヤ3を塗装処理位置Aに搬入・搬出する搬送手段4と、塗装処理位置Aに配置されて5組の処理ヘッド11により一度に5個のバッテリーケース2を電着塗装する処理手段12と、この処理手段12における上方側の構成部材を昇降させる第1昇降手段13と、処理手段12における下方側の構成部材を昇降させる第2昇降手段としてのエアシリンダ14と、上記処理手段12へ処理液としての水性塗料7を供給する処理液給排手段15と、該処理液給排手段15および両昇降手段13,14等の作動を制御する制御手段16とを備えている。
搬送手段4は、塗装処理位置Aを通過するように水平に配置された左右一対のガイドレール17,17と、両ガイドレール17,17の間に配置されて鉛直面で走行される左右一対の無端状チェーン21,21とを備えている(図3参照)。
無端状チェーン21,21には、その走行方向における所定間隔毎に左右一対の係合爪22,22が取り付けられている。無端状チェーン21,21は、図示しないスプロケットとそれを回転させるモータに連動して間欠的に走行されるようになっており、上記モータは制御手段16によって作動を制御されるようになっている。
図示しない搬送方向上流側の供給位置において、5個のバッテリーケース2を保持したキャリヤ3が両ガイドレール17,17上に供給されると、キャリヤ3の本体部分3Dが両ガイドレール17,17間に挿入されて左右方向の位置決めされるとともに、キャリヤ3の両張り出し部3C,3Cが両ガイドレール17,17上に支持される。
無端状チェーン21,21には、その走行方向における所定間隔毎に左右一対の係合爪22,22が取り付けられている。無端状チェーン21,21は、図示しないスプロケットとそれを回転させるモータに連動して間欠的に走行されるようになっており、上記モータは制御手段16によって作動を制御されるようになっている。
図示しない搬送方向上流側の供給位置において、5個のバッテリーケース2を保持したキャリヤ3が両ガイドレール17,17上に供給されると、キャリヤ3の本体部分3Dが両ガイドレール17,17間に挿入されて左右方向の位置決めされるとともに、キャリヤ3の両張り出し部3C,3Cが両ガイドレール17,17上に支持される。
この状態において、制御手段16によって無端状チェーン21,21用の図示しないモータが回転駆動されることで無端チェーン21,21が走行されるので、係合爪22,22がキャリヤ3の進行方向の後面に係合し、該キャリヤ3は両ガイドレール17,17に案内されながら塗装処理位置Aに搬入されるようになっている(図1、図3参照)。
塗装処理位置Aには図示しない検出手段が配置されており、この検出手段によるキャリヤ3の検出信号が制御手段16へ伝達されると、制御手段16は上記モータを停止させる。これにより、5個のバッテリーケース2を保持した状態のキャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されて停止される(図1)。前述したように、キャリヤ3には、開口部3Aが上端となるように5個のバッテリーケース2が鉛直方向に保持されているので、搬送手段4によりキャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されると、搬送方向において等ピッチで5個のバッテリーケース2が塗装処理位置Aに供給されて位置決めされたことになる。
塗装処理位置Aには図示しない検出手段が配置されており、この検出手段によるキャリヤ3の検出信号が制御手段16へ伝達されると、制御手段16は上記モータを停止させる。これにより、5個のバッテリーケース2を保持した状態のキャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されて停止される(図1)。前述したように、キャリヤ3には、開口部3Aが上端となるように5個のバッテリーケース2が鉛直方向に保持されているので、搬送手段4によりキャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されると、搬送方向において等ピッチで5個のバッテリーケース2が塗装処理位置Aに供給されて位置決めされたことになる。
本実施例においては、塗装処理位置Aにおいて同時に5個のバッテリーケース2を電着塗装するために、処理手段12は5組の処理ヘッド11を備えている。
各処理ヘッド11は、第1支持部材26に鉛直下方に向けて配置された陽極の第1電極棒23と、この第1電極棒23を挟んで第1支持部材26に鉛直下方に向けて配置された左右一対の吸引ノズル24と吐出ノズル25と、上方側の各第1電極棒23と対向させて第2支持部材27に鉛直上方に向けて配置された陰極の第2電極棒6から構成されている。
本実施例では、5組の処理ヘッド11における上方側の構成部材である第1電極棒23、吸引ノズル24、および吐出ノズル25を第1支持部材26に配置してあり、この第1支持部材26を第1昇降手段13によって昇降させるようにしている。他方、5組の処理ヘッド11における下方側の構成部材である第2電極棒6は第2支持部材27に取り付けてあり、この第2支持部材27をエアシリンダ14によって昇降させるようにしている。
各処理ヘッド11は、第1支持部材26に鉛直下方に向けて配置された陽極の第1電極棒23と、この第1電極棒23を挟んで第1支持部材26に鉛直下方に向けて配置された左右一対の吸引ノズル24と吐出ノズル25と、上方側の各第1電極棒23と対向させて第2支持部材27に鉛直上方に向けて配置された陰極の第2電極棒6から構成されている。
本実施例では、5組の処理ヘッド11における上方側の構成部材である第1電極棒23、吸引ノズル24、および吐出ノズル25を第1支持部材26に配置してあり、この第1支持部材26を第1昇降手段13によって昇降させるようにしている。他方、5組の処理ヘッド11における下方側の構成部材である第2電極棒6は第2支持部材27に取り付けてあり、この第2支持部材27をエアシリンダ14によって昇降させるようにしている。
両支持部材26、27に配置されている隣り合う処理ヘッド11が隔てた間隔は、上記キャリヤ3の隣り合う収納孔3Aのピッチと同一寸法に設定されている。そのため、上記キャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入されてから第1昇降手段13によって第1支持部材26が上昇端から下降端まで下降されると、各処理ヘッド11の第1電極棒23、吸引ノズル24および吐出ノズル25がそれらの下方に位置するバッテリーケース2内に一斉に挿入されるようになっている。また、エアシリンダ14により第2支持部材27が下降端から上昇端まで上昇されると、下方側の各第2電極棒6の上端がキャリヤ3の貫通孔3Bに挿入されてからバッテリーケース2の底部に接触するようになっている。
このように、処理手段12は5組の処理ヘッド11を備えており、これらの処理ヘッド11における上方側の構成部材(第1電極棒23と両ノズル24,25)は、第1昇降手段13によって一斉に昇降され、下方側の構成部材(第2電極棒6)はエアシリンダ14によって一斉に昇降されるようになっている。
このように、処理手段12は5組の処理ヘッド11を備えており、これらの処理ヘッド11における上方側の構成部材(第1電極棒23と両ノズル24,25)は、第1昇降手段13によって一斉に昇降され、下方側の構成部材(第2電極棒6)はエアシリンダ14によって一斉に昇降されるようになっている。
図1に示すように、第1昇降手段13は、縦長の支持フレーム31によって鉛直方向に軸支されたボールねじ32と、このボールねじ32に螺合されるとともに上記第1支持部材26が水平状態で連結されたナット部材33と、上記ボールねじ32を正逆に回転させるモータ34とから構成されている。このモータ34は、上記制御手段16によって作動を制御されるようになっており、制御手段16は、モータ34を所要量だけ正逆に回転させて第1支持部材26を上昇端と下降端とに昇降させるようになっている。第1支持部材26が上昇端にあるときには、各処理ヘッド11の第1電極棒23、両ノズル24,25がキャリヤ3側のバッテリーケース2と干渉しない上方位置に支持されるようになっている。その状態で、上記搬送手段4によってキャリヤ3が塗装処理位置Aへ搬入されるようになっている。他方、第1昇降手段13によって第1支持部材26が上昇端から下降端へ移動されると、塗装処理位置Aに搬入されたキャリヤ3の各バッテリーケース2内に上方側から各処理ヘッド11の第1電極棒23と両ノズル24,25の下端部が挿入されるようになっている(図2、図5の状態)。
次に、第2昇降手段であるエアシリンダ14は、床面に鉛直上方を向けて配置されており、このエアシリンダ14のピストンロッド14aの上端部に上記第2支持部材27が水平に連結されている。このエアシリンダ14の作動は制御手段16によって制御されるようになっている。制御手段16は、所要時にエアシリンダ14を上昇端と下降端とに昇降させるようになっている。制御手段16がエアシリンダ14を下降端に位置させると第2支持部材27および各第2電極棒6も下降端に位置して、各第2電極棒6の上端はキャリヤ3と干渉しないようになっている。そして、このように制御手段16により第2支持部材27および各第2電極棒6が下降端に位置している状態で上記搬送手段4によってキャリヤ3が塗装処理位置Aへ搬入されるようになっている。
他方、キャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入された状態において、制御手段16がエアシリンダ14を下降端から上昇端へ移動させると、第2支持部材27と各第2電極棒6が上昇端まで上昇されるので、各第2電極棒6の上端部がキャリヤ3の貫通孔3Bに挿入されてからバッテリーケース2の底部に接触するようになっている。
他方、キャリヤ3が塗装処理位置Aに搬入された状態において、制御手段16がエアシリンダ14を下降端から上昇端へ移動させると、第2支持部材27と各第2電極棒6が上昇端まで上昇されるので、各第2電極棒6の上端部がキャリヤ3の貫通孔3Bに挿入されてからバッテリーケース2の底部に接触するようになっている。
各処理ヘッド11における上方側の第1電極棒23および下方側の第2電極棒6も図示しない電源に接続されている。そして、制御手段16は、所要時に電源から各処理ヘッド11の上方側の第1電極棒23に一斉に陽極の電荷を印加するとともに下方側の第2電極棒6に陰極の電荷を印加するようになっている。
本実施例においては、塗装処理位置Aの各バッテリーケース2内に所定量の水性塗料7を充填して、その水性塗料7中に上方側の第1電極棒23を挿入した状態で該第1電極棒23に陽極の電荷を与えるとともに、バッテリーケース2の底部2Cに下方側の第2電極棒6の上端を接触させた状態で該第2電極棒6に陰極の電荷を与えるようにしている。それにより、各バッテリーケース2の内面2Bを電着塗装するようにしている。そして、本実施例においては、その電着塗装の過程において、上記バッテリーケース2内に充填されている水性塗料7の充填量を一定に維持し、かつ、各バッテリーケース2内に充填されている水性塗料7を常に循環させるようになっている(図5参照)。
そのために、各処理ヘッド11は、第1電極棒23の両隣に左右一対の吸引ノズル24と吐出ノズル25を備えており、吸引ノズル24を介して処理液給排手段15によりバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引して外部へ排出し、それと併行して吐出ノズル25を介して処理液給排手段15によってバッテリーケース2内に水性塗料7を吐出して補充するようになっている。
そのために、各処理ヘッド11は、第1電極棒23の両隣に左右一対の吸引ノズル24と吐出ノズル25を備えており、吸引ノズル24を介して処理液給排手段15によりバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引して外部へ排出し、それと併行して吐出ノズル25を介して処理液給排手段15によってバッテリーケース2内に水性塗料7を吐出して補充するようになっている。
図2に示すように、処理液給排手段15は、水性塗料7を流通させる送液チューブ36と、この送液チューブ36の途中を扱いて水性塗料7を吸引し、かつ吐出する従来公知のロータリーポンプ37と、ロータリーポンプ37よりも上流側の送液チューブ36と水性塗料7を貯溜した液タンク38とを接続する給液チューブ41と、ロータリーポンプ37よりも下流側の送液チューブ36と排液タンク42とを接続する排液チューブ43と、各チューブ36、41,43の所要位置に配置された合計4個の電磁開閉弁V1〜V4とを備えている。、
送液チューブ36における吸引側の端部は5つに分岐させてあり、それら分岐させた端部36Aは各処理ヘッド11の吸引ノズル24の上端に接続されており、他方、送液チューブ36における吐出側の端部も5つに分岐させて、それら5つに分岐させた端部36Bは処理ヘッド11の吐出ノズル25の上端に接続されている。
送液チューブ36における吸引側の端部は5つに分岐させてあり、それら分岐させた端部36Aは各処理ヘッド11の吸引ノズル24の上端に接続されており、他方、送液チューブ36における吐出側の端部も5つに分岐させて、それら5つに分岐させた端部36Bは処理ヘッド11の吐出ノズル25の上端に接続されている。
電磁開閉弁V1は給液チューブ41よりも上流側の送液チューブ36の途中に配置されており、電磁開閉弁V3は給液チューブ41に配置されている。また、電磁開閉弁V2は、排液チューブ43よりも下流側の送液チューブ36の途中に配置されており、電磁開閉弁V4は排液チューブ43に配置されている。これら各電磁開閉弁V1〜V4およびロータリーポンプ37の作動は制御手段16によって制御されるようになっている。
そして、ロータリーポンプ37の上流側と下流側に配置された両電磁開閉弁V1、V2が開放され、かつ、他の電磁開閉弁V3、V4が閉鎖された状態において、制御手段16によりロータリポンプ37が矢印方向に回転されると、送液チューブ36内の水性塗料7が吐出ノズル25から吐出されると同時に、吸引ノズル24によりバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引できるようになっている。
本実施例においては、電磁開閉弁V1、V4が、チューブポンプ37と吸引ノズル24又は液タンク38との連通状態を切り換えるための切り換え手段となっている。
そして、ロータリーポンプ37の上流側と下流側に配置された両電磁開閉弁V1、V2が開放され、かつ、他の電磁開閉弁V3、V4が閉鎖された状態において、制御手段16によりロータリポンプ37が矢印方向に回転されると、送液チューブ36内の水性塗料7が吐出ノズル25から吐出されると同時に、吸引ノズル24によりバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引できるようになっている。
本実施例においては、電磁開閉弁V1、V4が、チューブポンプ37と吸引ノズル24又は液タンク38との連通状態を切り換えるための切り換え手段となっている。
以上のように構成された内面処理装置1の作動を説明する。
最初に、バッテリーケース2への処理に先立ち、処理液給排手段15の送液チューブ36や吸引ノズル24や吐出ノズル25など液通路内部のエア抜き作業を行う。具体的には、電磁開閉弁V1、V3を開放するとともに、電磁開閉弁V2、V4を閉鎖した状態で図示しない加圧手段で液タンク38を加圧することによって液タンク38内に貯溜されている水性塗料7を給液チューブ41と送液チューブ36を介して吸引ノズル24から水性塗料7を吐出するとともに、給液チューブ41から送液チューブ36の電磁開閉弁V2、V4まで水性塗料7を送液する。
そして、吸引ノズル24から吐出される水性塗料7にエアの混入がなくなったら、電磁開閉弁V1を閉鎖するとともに電磁開閉弁V2を開放する。なお、電磁開閉弁V3は開放、電磁開閉弁V4は閉鎖した状態を維持したままである。次に、図示しない加圧手段により液タンク38内の水性塗料7を送液するとともにロータリーポンプ37を回転させることにより吐出ノズル25から水性塗料7を吐出し、水性塗料7にエアの混入がなくなったらエア抜き作業を終了させる。
なお、吸引ノズル24や吐出ノズル25の内径は0.6〜1.2mmほどとしてロータリーポンプ37などによって加圧されない場合は吸引ノズル24や吐出ノズル25から水性塗料7が液だれしないような細い径としている。
続いて、バッテリーケース2内への処理作業を説明する。
先ず、第1昇降手段13によって各処理ヘッド11の上方側の構成部材(第1電極棒23、両ノズル24,25)が上昇端にあり、かつ、エアシリンダ14によって各処理ヘッド11の下方側の構成部材(第2電極棒6)が下降端に位置した状態において、5個のバッテリーケース2を保持したキャリヤ3が搬送手段4によって塗装処理位置Aに搬入されて停止される(図1、図6のS1参照)。
次に、制御手段16は、モータ34を正転させてナット部材33を下降端まで下降させるので、各処理ヘッド11の第1電極棒23、両ノズル24,25がそれらの下方側のバッテリーケース2内に挿入される(図1、図6のS2)。
最初に、バッテリーケース2への処理に先立ち、処理液給排手段15の送液チューブ36や吸引ノズル24や吐出ノズル25など液通路内部のエア抜き作業を行う。具体的には、電磁開閉弁V1、V3を開放するとともに、電磁開閉弁V2、V4を閉鎖した状態で図示しない加圧手段で液タンク38を加圧することによって液タンク38内に貯溜されている水性塗料7を給液チューブ41と送液チューブ36を介して吸引ノズル24から水性塗料7を吐出するとともに、給液チューブ41から送液チューブ36の電磁開閉弁V2、V4まで水性塗料7を送液する。
そして、吸引ノズル24から吐出される水性塗料7にエアの混入がなくなったら、電磁開閉弁V1を閉鎖するとともに電磁開閉弁V2を開放する。なお、電磁開閉弁V3は開放、電磁開閉弁V4は閉鎖した状態を維持したままである。次に、図示しない加圧手段により液タンク38内の水性塗料7を送液するとともにロータリーポンプ37を回転させることにより吐出ノズル25から水性塗料7を吐出し、水性塗料7にエアの混入がなくなったらエア抜き作業を終了させる。
なお、吸引ノズル24や吐出ノズル25の内径は0.6〜1.2mmほどとしてロータリーポンプ37などによって加圧されない場合は吸引ノズル24や吐出ノズル25から水性塗料7が液だれしないような細い径としている。
続いて、バッテリーケース2内への処理作業を説明する。
先ず、第1昇降手段13によって各処理ヘッド11の上方側の構成部材(第1電極棒23、両ノズル24,25)が上昇端にあり、かつ、エアシリンダ14によって各処理ヘッド11の下方側の構成部材(第2電極棒6)が下降端に位置した状態において、5個のバッテリーケース2を保持したキャリヤ3が搬送手段4によって塗装処理位置Aに搬入されて停止される(図1、図6のS1参照)。
次に、制御手段16は、モータ34を正転させてナット部材33を下降端まで下降させるので、各処理ヘッド11の第1電極棒23、両ノズル24,25がそれらの下方側のバッテリーケース2内に挿入される(図1、図6のS2)。
次に、制御手段16は、電磁開閉弁V1、V4を閉鎖させた状態において、電磁開閉弁V3,V2を開放させるとともに、ロータリポンプ37を作動させる。これにより、液タンク38に貯溜された水性塗料7が給液チューブ41、送液チューブ36および5個の吐出ノズル25を介して各バッテリーケース2内に充填が開始される。その後、制御手段16は、ロータリーポンプ37の作動開始後に、所定量の水性塗料7が各バッテリーケース2内に充填されると、電磁開閉弁V3を閉鎖すると同時に電磁開閉弁V1を開放させる。この時点において、キャリヤ3に保持された5個のバッテリーケース2内に所定量の水性塗料7が充填されたことになり、各バッテリーケース2内の水性塗料7の液面高さは上端である開口部2Aに近接した同一高さとなっている(図5、図6のS3)
そして、この状態では送液チューブ36と各処理ヘッド11の両ノズル24,25および各バッテリーケース2の内部とにより送液用の閉ループが構成されることになり、その後も継続してロータリポンプ37が作動される。そのため、送液チューブ36内の水性塗料7は吐出ノズル25から各バッテリーケース2内に吐出され、それと併行してバッテリーケース2内の水性塗料7が吸引ノズル24によって吐出ノズル25から吐出された水性塗料7と同じ量を吸引する(図5)。これにより、バッテリーケース2内に充填されている水性塗料7の充填量は一定の状態で、つまり、バッテリーケース2内の水性塗料7の液面高さは一定な状態において、バッテリーケース2内の水性塗料7は順次循環されるようになっている。
そして、この状態では送液チューブ36と各処理ヘッド11の両ノズル24,25および各バッテリーケース2の内部とにより送液用の閉ループが構成されることになり、その後も継続してロータリポンプ37が作動される。そのため、送液チューブ36内の水性塗料7は吐出ノズル25から各バッテリーケース2内に吐出され、それと併行してバッテリーケース2内の水性塗料7が吸引ノズル24によって吐出ノズル25から吐出された水性塗料7と同じ量を吸引する(図5)。これにより、バッテリーケース2内に充填されている水性塗料7の充填量は一定の状態で、つまり、バッテリーケース2内の水性塗料7の液面高さは一定な状態において、バッテリーケース2内の水性塗料7は順次循環されるようになっている。
次に、制御手段16は、各バッテリーケース2内に所定量の充填液が充填された直後にエアシリンダ14を上昇端まで上昇させる。これにより、各処理ヘッド11の第2電極棒6が上昇端まで上昇されることで、各第2電極棒6の上端がその上方位置にある各貫通孔3Bを貫通して各バッテリーケース2の底部に接触する(図1、図2、図5、図6のS4)。
さらに、制御手段16は上記エアシリンダ14を上昇端に上昇させた時点で図示しない電源により各処理ヘッド11の上方の第1電極棒23にプラスの電荷を付加するとともに、下方側の第2電極棒6にマイナスの電荷を付加する。
これにより、各バッテリーケース2内の水性塗料7によって各バッテリーケース2の内面2Bに電着塗装が開始される。この電着塗装中においては、継続してロータリーポンプ37が回転されているので、各バッテリーケース2内では水性塗料7が常時循環されることになる。これにより、電着塗装中において、各バッテリーケース2内で水性塗料7が長時間滞留することが原因となる気泡の発生を抑制することができる。そのため、本実施例においては、各バッテリーケース2の内面を均一な膜厚で満遍なく電着塗装することができるようになっている。
さらに、制御手段16は上記エアシリンダ14を上昇端に上昇させた時点で図示しない電源により各処理ヘッド11の上方の第1電極棒23にプラスの電荷を付加するとともに、下方側の第2電極棒6にマイナスの電荷を付加する。
これにより、各バッテリーケース2内の水性塗料7によって各バッテリーケース2の内面2Bに電着塗装が開始される。この電着塗装中においては、継続してロータリーポンプ37が回転されているので、各バッテリーケース2内では水性塗料7が常時循環されることになる。これにより、電着塗装中において、各バッテリーケース2内で水性塗料7が長時間滞留することが原因となる気泡の発生を抑制することができる。そのため、本実施例においては、各バッテリーケース2の内面を均一な膜厚で満遍なく電着塗装することができるようになっている。
次に、電着塗装を開始してから所定時間が経過したら、制御手段16は、電源から両電極棒6,23への電荷の付加を停止させた後に、エアシリンダ14を下降端まで下降させる。これにより、塗装手段11の下部側の第2電極棒6がバッテリーケース2の底部2Cから離隔して元の下降端に復帰する。
その直後に、制御手段16は、電磁開閉弁V2を閉鎖させるとともに電磁開閉弁V4を開放させる。この状態でロータリーポンプ37を回転させることにより、各処理ヘッド11の吐出ノズル25から各バッテリーケース2内への水性液の吐出は停止される一方、各処理ヘッド11の吸引ノズル24によって各バッテリーケース2内に貯溜している水性塗料7を吸引して送液チューブ36と排液チューブ43を介して排液タンク42へ送液される(図2、図6のS6参照)。なお、各バッテリーケース2の吸引作業は吸引ノズル24内に空気が混ざるのを防ぐため、吸引ノズル24の下端が水性塗料7から出ない位置まで止めておくのが好ましい。
この後、制御手段16は、ロータリーポンプ37の作動を停止させるとともに、第1昇降手段13を介して処理ヘッド11の上部側の構成部材(第1電極棒23、両ノズル24,25)を上昇端まで上昇させる。これにより、各バッテリーケース2内から第1電極棒23、両ノズル24,25が上昇端まで抜き取られる。
この後、制御手段16は搬送手段4を作動させて、塗装処理位置Aで電着塗装が完了したバッテリーケース2を保持したキャリヤ3を図示しない下流側の排出位置へ搬出する一方、新たな塗装対象となるバッテリーケース2を保持したキャリヤ3を塗装処理位置Aへ搬入させる(図6のS7)。
その後、上述したようにして、塗装処理位置Aへ搬入された新たなキャリヤ3に保持された5個のバッテリーケース2に対して上述したようにして内面処理装置1によって電着塗装が施される。
その直後に、制御手段16は、電磁開閉弁V2を閉鎖させるとともに電磁開閉弁V4を開放させる。この状態でロータリーポンプ37を回転させることにより、各処理ヘッド11の吐出ノズル25から各バッテリーケース2内への水性液の吐出は停止される一方、各処理ヘッド11の吸引ノズル24によって各バッテリーケース2内に貯溜している水性塗料7を吸引して送液チューブ36と排液チューブ43を介して排液タンク42へ送液される(図2、図6のS6参照)。なお、各バッテリーケース2の吸引作業は吸引ノズル24内に空気が混ざるのを防ぐため、吸引ノズル24の下端が水性塗料7から出ない位置まで止めておくのが好ましい。
この後、制御手段16は、ロータリーポンプ37の作動を停止させるとともに、第1昇降手段13を介して処理ヘッド11の上部側の構成部材(第1電極棒23、両ノズル24,25)を上昇端まで上昇させる。これにより、各バッテリーケース2内から第1電極棒23、両ノズル24,25が上昇端まで抜き取られる。
この後、制御手段16は搬送手段4を作動させて、塗装処理位置Aで電着塗装が完了したバッテリーケース2を保持したキャリヤ3を図示しない下流側の排出位置へ搬出する一方、新たな塗装対象となるバッテリーケース2を保持したキャリヤ3を塗装処理位置Aへ搬入させる(図6のS7)。
その後、上述したようにして、塗装処理位置Aへ搬入された新たなキャリヤ3に保持された5個のバッテリーケース2に対して上述したようにして内面処理装置1によって電着塗装が施される。
次に、図7は本発明の第2実施例を示したものである。上記第1実施例の内面処理装置1においては、送液チューブ36と両ノズル24,25およびバッテリーケース2内で閉ループを構成し、その閉ループ内で水性塗料7を循環させる構成となっていたが、この第2実施例の内面処理装置101では、左右一対のノズル124,125を交互に吐出ノズル又は吸引ノズルとして機能を切り換えることで、バッテリーケース2に充填された水性塗料7を順次置換させるようにしたものである。
より詳細には、塗装ヘッド111は、上部側の第1電極棒123を挟んで一対の第1ノズル124,第2ノズル125を備えており、一方の第1ノズル124の上端は第1吐出チューブ151を介して水性塗料7が貯留された第1液タンク152に接続されている。この第1吐出チューブ151における第1液タンク152の隣接位置に第1吐出ポンプP101が設けられており、その隣接位置に第1電磁開閉弁V101が設けられている。
また、第1ノズル124の側部の接続孔には第1吸引チューブ153を介して第1排液タンク154が接続されている。第1吸引チューブ153における第1排液タンク154の隣接位置には第1吸引ポンプP102が設けられており、その隣接位置に第2電磁開閉弁V102が設けられている。
他方の第2ノズル125の上端は第2吐出チューブ155を介して水性塗料7が貯留された第2液タンク156に接続されており、第2吐出チューブ155には第2吐出ポンプP103と第3電磁開閉弁V103が設けられている。
また、第2ノズル125の側部の接続孔には第2吸引チューブ157を介して第2排液タンク158が接続されており、第2吸引チューブ157における第2排液タンク158の隣接位置には第2吸引ポンプP104が設けられており、その隣接位置に第4電磁開閉弁V104が設けられている。
上記各ポンプP101〜P104と各電磁開閉弁V101〜V104の作動は、制御手段116によって制御されるようになっており、制御手段116は、両ノズル124,125の一方から水性塗料7を吐出させると同時に、他方のノズルで水性塗料7を吸引するように各ポンプP101〜P104と各電磁開閉弁V101〜V104の作動を制御する。
以上のように構成された第2実施例の内面処理装置101の作動を説明する。
塗装処理位置へバッテリーケース2を収容したキャリヤ3が供給されてくると、全ての電磁開閉弁V101〜V104を閉鎖および全てのポンプP101〜P104を停止している状態から第1電磁開閉弁V101を開放するとともに第1吐出ポンプP101を作動させることにより、第1液タンク152内に貯留されている水性塗料7を第1ノズル124へ送液してバッテリーケース2内へ吐出する。バッテリーケース2内に所定量の水性塗料7が充填されると、第1電磁開閉弁V101を閉鎖するとともに第1吐出ポンプP101を停止させる。
次に再度第1電磁開閉弁V101を開放するとともに第1吐出ポンプP101を作動させると同時に、第4電磁開閉弁V104を開放するとともに第2吸引ポンプP104を作動させる。これにより、第1液タンク152内に貯留されている水性塗料7を第1ノズル124からバッテリーケース2内へ吐出するとともに、第2ノズル125により第1ノズル124から吐出される量と同量だけバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引して第2吸引チューブ157を介して第2排液タンク158へ送液する。これにより、バッテリーケース2内の水性塗料7の充填料を一定に維持しながら順次新たに供給される水性塗料7と置換することになる。
あらかじめ設定された時間が経過すると、第1電磁開閉弁V101を閉鎖するとともに第1吐出ポンプP101を停止させる。そして、第4電磁開閉弁V104の開放と第2吸引ポンプP104の吸引を継続させてバッテリーケース2内の水性塗料7を両ノズル124,125の下端が液からでない高さまで排出すると第4電磁開閉弁V104を閉鎖するとともに第2吸引ポンプP104を停止させる。
続いて、新たなバッテリーケース2が供給されると、先の処理とは逆に第2ノズル125から水性塗料7を吐出して第1ノズル124から吸引するようにする。すなわち、第3電磁開閉弁V103を開放するとともに第2吐出ポンプP103を作動させることにより、第2液タンク156内に貯留されている水性塗料7を第2ノズル125へ送液してバッテリーケース2内へ吐出し、バッテリーケース2内に所定量の水性塗料7が充填されると、第3電磁開閉弁V103を閉鎖するとともに第2吐出ポンプP103を停止させる。
次に、再度第3電磁開閉弁V103を開放するとともに第2吐出ポンプP103を作動させると同時に、第2電磁開閉弁V102を開放するとともに第1吸引ポンプP102を作動させる。これにより、第2液タンク156内に貯留されている水性塗料7を第2ノズル125からバッテリーケース2内へ吐出するとともに、第1ノズル124により第2ノズル125から吐出される量と同量だけバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引して第1吸引チューブ153を介して第1排液タンク154へ送液して回収する。
そして、バッテリーケース2内の排液作業においては、第3電磁開閉弁V103を閉鎖するとともに第2吐出ポンプP103を停止させ、さらに、第2電磁開閉弁V102の開放と第1吸引ポンプP102の吸引を継続させてバッテリーケース2内の水性塗料7を両ノズル124,125の下端が液からでない高さまで排出すると第2電磁開閉弁V102を閉鎖するとともに第1吸引ポンプP102を停止させる。
このような第2実施例であっても、上述した第1の実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
より詳細には、塗装ヘッド111は、上部側の第1電極棒123を挟んで一対の第1ノズル124,第2ノズル125を備えており、一方の第1ノズル124の上端は第1吐出チューブ151を介して水性塗料7が貯留された第1液タンク152に接続されている。この第1吐出チューブ151における第1液タンク152の隣接位置に第1吐出ポンプP101が設けられており、その隣接位置に第1電磁開閉弁V101が設けられている。
また、第1ノズル124の側部の接続孔には第1吸引チューブ153を介して第1排液タンク154が接続されている。第1吸引チューブ153における第1排液タンク154の隣接位置には第1吸引ポンプP102が設けられており、その隣接位置に第2電磁開閉弁V102が設けられている。
他方の第2ノズル125の上端は第2吐出チューブ155を介して水性塗料7が貯留された第2液タンク156に接続されており、第2吐出チューブ155には第2吐出ポンプP103と第3電磁開閉弁V103が設けられている。
また、第2ノズル125の側部の接続孔には第2吸引チューブ157を介して第2排液タンク158が接続されており、第2吸引チューブ157における第2排液タンク158の隣接位置には第2吸引ポンプP104が設けられており、その隣接位置に第4電磁開閉弁V104が設けられている。
上記各ポンプP101〜P104と各電磁開閉弁V101〜V104の作動は、制御手段116によって制御されるようになっており、制御手段116は、両ノズル124,125の一方から水性塗料7を吐出させると同時に、他方のノズルで水性塗料7を吸引するように各ポンプP101〜P104と各電磁開閉弁V101〜V104の作動を制御する。
以上のように構成された第2実施例の内面処理装置101の作動を説明する。
塗装処理位置へバッテリーケース2を収容したキャリヤ3が供給されてくると、全ての電磁開閉弁V101〜V104を閉鎖および全てのポンプP101〜P104を停止している状態から第1電磁開閉弁V101を開放するとともに第1吐出ポンプP101を作動させることにより、第1液タンク152内に貯留されている水性塗料7を第1ノズル124へ送液してバッテリーケース2内へ吐出する。バッテリーケース2内に所定量の水性塗料7が充填されると、第1電磁開閉弁V101を閉鎖するとともに第1吐出ポンプP101を停止させる。
次に再度第1電磁開閉弁V101を開放するとともに第1吐出ポンプP101を作動させると同時に、第4電磁開閉弁V104を開放するとともに第2吸引ポンプP104を作動させる。これにより、第1液タンク152内に貯留されている水性塗料7を第1ノズル124からバッテリーケース2内へ吐出するとともに、第2ノズル125により第1ノズル124から吐出される量と同量だけバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引して第2吸引チューブ157を介して第2排液タンク158へ送液する。これにより、バッテリーケース2内の水性塗料7の充填料を一定に維持しながら順次新たに供給される水性塗料7と置換することになる。
あらかじめ設定された時間が経過すると、第1電磁開閉弁V101を閉鎖するとともに第1吐出ポンプP101を停止させる。そして、第4電磁開閉弁V104の開放と第2吸引ポンプP104の吸引を継続させてバッテリーケース2内の水性塗料7を両ノズル124,125の下端が液からでない高さまで排出すると第4電磁開閉弁V104を閉鎖するとともに第2吸引ポンプP104を停止させる。
続いて、新たなバッテリーケース2が供給されると、先の処理とは逆に第2ノズル125から水性塗料7を吐出して第1ノズル124から吸引するようにする。すなわち、第3電磁開閉弁V103を開放するとともに第2吐出ポンプP103を作動させることにより、第2液タンク156内に貯留されている水性塗料7を第2ノズル125へ送液してバッテリーケース2内へ吐出し、バッテリーケース2内に所定量の水性塗料7が充填されると、第3電磁開閉弁V103を閉鎖するとともに第2吐出ポンプP103を停止させる。
次に、再度第3電磁開閉弁V103を開放するとともに第2吐出ポンプP103を作動させると同時に、第2電磁開閉弁V102を開放するとともに第1吸引ポンプP102を作動させる。これにより、第2液タンク156内に貯留されている水性塗料7を第2ノズル125からバッテリーケース2内へ吐出するとともに、第1ノズル124により第2ノズル125から吐出される量と同量だけバッテリーケース2内の水性塗料7を吸引して第1吸引チューブ153を介して第1排液タンク154へ送液して回収する。
そして、バッテリーケース2内の排液作業においては、第3電磁開閉弁V103を閉鎖するとともに第2吐出ポンプP103を停止させ、さらに、第2電磁開閉弁V102の開放と第1吸引ポンプP102の吸引を継続させてバッテリーケース2内の水性塗料7を両ノズル124,125の下端が液からでない高さまで排出すると第2電磁開閉弁V102を閉鎖するとともに第1吸引ポンプP102を停止させる。
このような第2実施例であっても、上述した第1の実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、上述した実施例においては、処理手段12に5組の処理ヘッド11を設けているが、これは例示であって、処理ヘッド11の設置数は必要に応じて適宜変更しても良いことは勿論である。
また、上記実施例においては、塗装対象となるワークとしてバッテリーケース2を想定しているが、内部空間を有して処理液としての水性塗料7を貯溜できるような容器状のワークであれば、上記内面処理装置1によってそのようなワークの内面に電着塗装を施すことが可能である。
さらに、上述した実施例においては、バッテリーケース2の内面2Bに電着塗装を施す場合について説明したが、バッテリーケース2の内面2Bにめっきを施す場合においても上記内面処理装置1を用いることができる。この場合には、水性塗料7の代わりに電気めっき用のめっき液を処理液として用いることになるが、処理ヘッド11の構成は上述した実施例のものを用いることができる。
また、上述した実施例の処理ヘッド11(111)においては、左右一対の吸引ノズル24と吐出ノズル25(第1ノズル124と第2ノズル125)を別個に離隔させて配置しているが、これら両ノズルを隣り合わせて一体化したノズルを採用してもよい。
また、上記実施例においては、塗装対象となるワークとしてバッテリーケース2を想定しているが、内部空間を有して処理液としての水性塗料7を貯溜できるような容器状のワークであれば、上記内面処理装置1によってそのようなワークの内面に電着塗装を施すことが可能である。
さらに、上述した実施例においては、バッテリーケース2の内面2Bに電着塗装を施す場合について説明したが、バッテリーケース2の内面2Bにめっきを施す場合においても上記内面処理装置1を用いることができる。この場合には、水性塗料7の代わりに電気めっき用のめっき液を処理液として用いることになるが、処理ヘッド11の構成は上述した実施例のものを用いることができる。
また、上述した実施例の処理ヘッド11(111)においては、左右一対の吸引ノズル24と吐出ノズル25(第1ノズル124と第2ノズル125)を別個に離隔させて配置しているが、これら両ノズルを隣り合わせて一体化したノズルを採用してもよい。
1‥内面処理装置 2‥バッテリーケース(ワーク)
6‥第2電極棒(電極) 11‥処理ヘッド
13‥第1昇降手段 14‥第2昇降手段
15‥処理液給排手段 23‥第1電極棒(電極)
24‥吸引ノズル 25‥吐出ノズル
36‥送液チューブ(処理液給排手段)
37‥ロータリーポンプ(処理液給排手段)
V1〜V4‥電磁開閉弁(処理液給排手段)
A‥塗装処理位置
6‥第2電極棒(電極) 11‥処理ヘッド
13‥第1昇降手段 14‥第2昇降手段
15‥処理液給排手段 23‥第1電極棒(電極)
24‥吸引ノズル 25‥吐出ノズル
36‥送液チューブ(処理液給排手段)
37‥ロータリーポンプ(処理液給排手段)
V1〜V4‥電磁開閉弁(処理液給排手段)
A‥塗装処理位置
Claims (6)
- 内部空間を有するワークの内面を処理液によって所要の処理を施すようにしたワークの内面処理方法であって、
ワーク内に所要量の処理液を充填し、次に、上記ワークに一方の電極を介して正または負の電荷を印加するとともに上記処理液に他方の電極を介して上記一方の電極のものとは極性の異なる電荷を印加して、ワーク内に充填された処理液によってワークの内面に所要の処理を施し、次に、上記ワーク内の充填液を吸引してワークの外部へ排出することを特徴とするワークの内面処理方法。 - 上記両方の電極によってワークと処理液に電荷を印加する際には、ワーク内に処理液を吐出するとともにワーク内の処理液を吸引して外部へ排出することにより、ワーク内の処理液量を一定に維持した状態でワーク内に所要の処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のワークの内面処理方法。
- 上記処理液は水性塗料であって、上記所要の処理は電着塗装であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワークの内面処理方法。
- 内部空間を有するワークの内部空間内に挿入されるノズルと、上記ワークの内部空間内に挿入される第1の電極と、上記ノズルおよび第1の電極とワークとを相対的に昇降させて上記ノズルおよび第1の電極をワークの内部空間内に挿抜する第1昇降手段と、上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間内に給排する処理液給排手段と、上記ワークに接続される第2の電極とを備え、
上記処理液給排手段により上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間内に供給したら、ワークの内部空間に供給された処理液に接触させた第1の電極とワークに接触させた第2の電極とに電荷を印加してワークの内面に所要の処理を施し、さらにワークの内面に所要の処理が施されたら上記ノズルを介して処理液を上記ワークの内部空間から外部に排出させることを特徴とするワークの内面処理装置。 - 上記ノズルは処理液を上記ワークの内部空間内に供給する吐出ノズルと、上記内部空間内の処理液を排出する吸引ノズルとからなり、上記吐出ノズルからワークの内部空間に処理液を供給するとともに、上記吸引ノズルにより該内部空間内の処理液を排出しながら、上記ワークの内面に所要の処理を施すことを特徴とする請求項4に記載のワークの内面処理装置。
- 上記第2の電極を昇降させる第2昇降手段を備え、該第2昇降手段は、第2の電極を昇降させて該第2の電極を上記ワークに接離させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のワークの内面処理装置。
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JP2010163631A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Yudensha:Kk | 電着塗装装置、電着塗装電極および電着塗装方法 |
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WO2023240531A1 (zh) * | 2022-06-16 | 2023-12-21 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 二次电池的防护方法和设备、二次电池、电池模块、电池包和用电装置 |
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2009
- 2009-10-09 JP JP2009235585A patent/JP2011080135A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130108 |