JPH0468981A - Ｆｍ復調器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は通信などの信号処理に用いるＦＭ復調器に関す
るものである。

従来の技術 以下に従来のＦＭ復調器について第６図および第７図を
参照しながら説明する。

第６図は従来のＦＭ復調器のブロック図である。図にお
いて、１は入力端子、２はリミッタ回路、３は遅延回路
、４は掛算器、６はローパスフィルタ、７は出力端子で
ある。第７図は第６図の具体的な回路図である。図にお
いて、電圧源Ｖｌ、電流源１１〜■３．トランジスタお
よびダイオードＱ１〜Ｑ６．抵抗Ｒ１〜Ｒ４はリミッタ
回路２を、電圧源Ｖ２．電流源１４〜■９．トランジス
タおよびダイオードＱ７〜Ｑ１６．抵抗Ｒ５とＲ６，コ
ンデンサＣ２は遅延回路３を、電流源１１０と１１１．
トランジスタＱ１７〜Ｑ２３゜抵抗Ｒ７は掛算器４を、
抵抗ＲＩＯ，コンデンサＣ３はローパスフィルタ６をそ
れぞれ構成している。コンデンサＣ１は入力端子１とリ
ミッタ回路２との結合コンデンサである。

このように構成されたＦＭ復調器の動作を各部の信号波
形を示す第８図も参照して説明する。ａ点における入力
信号ＶｇはＦＭ信号であって、リミッタ回路２に与えら
れる。その波形を第８図ａに示す。

リミッタ回路２は差動増幅器で構成されその振幅制限作
用を利用している。

すなわち、ａ点の信号は、差動増幅器で増幅されて、矩
形波となる。その波形を第８図ｂ（逆相）、Ｃ（同相）
に示す。これらの出力信号は遅延回路３に与えられる。

遅延回路３は台形波発生器と差動増幅器とで構成されて
いる。ｂ点、Ｃ点の信号は、台形波発生器と差動増幅器
によって、時間で遅れた矩形波となって、ｄ点、ｅ点に
現れる。その波形を第８図ｄ、ｅに示す。

掛算器４はギルバートマルチプライヤであって、矩形波
す、ｃおよび、矩形波ｄ、ｅが掛け合わされ、時間幅τ
のパルス列となって、ｆ点に現れる。その波形を第８図
ｆに示す。この出力信号はローパスフィルタ６に与えら
れる。ローパスフィルタはパルス列ｆの波形を積分し、
復調する。

発明が解決しようとする課題 このような従来のＦＭ復調器では、入力信号Ｖｇが第８
図ａに示すようにＴ１の期間消失したとすると、出力端
子８に現れる復調波形には第８図ｊに示すように大きな
衝撃雑音２１が生じる。

今、テレビジョン信号のＦＭ信号の復調を例にとると、
正常な場合、第９図に示すように入力信号周波数２３は
ＦＭ復調器の復調特性２２にしたがって電圧に変換され
波形２４の復調信号が出力端子に現れる。しかし、上記
のような信号消失がテレビジョン信号の白レベルの期間
に生じたとすると、第１０図の波形のような著しい衝撃
雑音２１となる。図において、２５はシンクレベル、２
６は自レベルを示している。すなわち衝撃雑音２１はテ
レビジョン信号振幅以上になり得る。

具体的な例を以下に述べる。入力信号レベルを次のよう
に規定する。

シンクレベル周波数：　ｆ　ｓ　＝３．Ｏ［ＭＨｚ］白
レベル周波数：　ｆ　ｗ＝４．０　［ＭＨｚ］白レベル
で３サイクルあまりの消失が発生したとする。消失期間
に相当する周波数ｆはｆ＜（ｆｗ／３）すなわち、ｆ　
＜　１．３３３［ＭＨｚｌＦＭ復ｉ５の復調感度αを ａ＝０．Ｉ　ＣＶ／ＭＨｚｌ であるとすれば、衝撃雑音２１の振幅ｖｎはＶｎ　＞ａ
　（ｆ　ｗ　−（ｆ　ｗ／３　）　ｌ　ッまり、Ｖｎ＞
０．２６６　［Ｖ］ となり、シンクから白までの本来の信号振幅０．１Ｖよ
りはるかに大きい。

本発明は上記課題を解決するもので、入力信号が消失し
たときの衝撃雑音振幅が小さいＦＭ復調器を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、ＦＭ信号を矩形波
に変換するリミッタ回路と、前記リミッタ回路の出力信
号を一定時間遅らせる遅延回路と、前記リミッタ回路の
出力信号と前記遅延回路の出力信号とを掛け合わせる掛
算器と、前記ＦＭ信号の異常を検出した期間に前記掛算
器出力を所定の直流電位に置換するスイッチ回路と、前
記スイッチ回路の出力信号から変調信号を取り出すロー
パスフィルタとを備えてなるものである。

作用 本発明は上記した構成によって、入力ＦＭ信号に異常が
あった場合、復調出力信号に現れる衝撃雑音を小さくす
ることができるものである。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明のＦＭ復調器のブロック図である。図に
おいて、１は入力端子、２はリミッタ回路、３は遅延回
路、４は掛算器、５はスイッチ回路、６はローパスフィ
ルタ、７は検出器、８は出力端子である。第２図は第１
図の具体的な回路図である（ただし、検出器は除（）。

図において、電圧源ｖ１．電流源１１〜Ｉ３゜トランジ
スタおよびダイオードＱ１〜Ｑ６．抵抗Ｒ１〜Ｒ４はリ
ミッタ回路２を、電圧源ｖ２．電流源■４〜■９．トラ
ンジスタおよびダイオードＱ７〜Ｑ１６．抵抗Ｒ５とＲ
６，］：／デンサｃ２は遅延回路３を、電流源１１０と
１１１．　トランジスタＱ１７〜Ｑ２３．抵抗Ｒ７は掛
算器４を、電圧源Ｖ３．電流源１１２〜１１４．ｈラン
ジスタＱ２４〜Ｑ２９．抵抗Ｒ８とＲ９はスイッチ回路
５を構成しており、抵抗Ｒ１０，コンデンサＣ３はロー
パスフィルタ６をそれぞれ構成している。

コンデンサＣＩは入力端子１とリミッタ回路２との総合
コンデンサである。そしてＶｃｃは共通電源である。

第３図は、第２図におけるａ−ｉの各点における信号波
形を示す。

入力信号Ｖｇが正常である場合、検出信号端子９の電位
は波形ｇに示すように電圧源ｖ３よりも正の電位にあり
、Ｑ２９はオンとなり、Ｑ２４のベースはＱ２３のベー
スより負の電位になるのでＱ２４はオフとなる。Ｑ２９
はオンであるからＱ２８はオフとなり、Ｑ２６のベース
はＱ２５のベースより正の電位になるのでＱ２６もオフ
となる。つまり、入力信号Ｖｇが正常であれば、スイッ
チ回路５は他回路に影響を与えないので復調回路は従来
例と同様に動作する。入力信号Ｖｇが消失した期間ＴＩ
、検出器７は信号消失を検知して波形ｇに示すように検
出信号端子９の電位をｖ３に対して負にする。そして、
Ｑ２９はオフに反転してＱ２４のベースは正の高電位と
なる。したがって、Ｑ２３のエミッタはベースよりも正
の高電位となってＱ２３はカットオフされ、Ｑ２５もカ
ットオフされるので掛算器４の出力はローパスフィルタ
に送られない。一方Ｑ２８はオンとなるので、Ｑ２６の
エミッタ電位は電圧源ｖ３からＱ２８のベースエミッタ
電圧を差引いた電位に近く保たれる。この電位がローパ
スフィルタ６を通って出力端子８に現れるのであるから
、電圧源ｖ３の電位を選ぶことによって出力端子８の電
位を正常な白レベル電位にでもグレイレベルの電位にで
も任意に設定できるのである。したがって、入力信号Ｖ
ｇ消失時の衝撃雑音出力Ｖｎを第３図ｉに示すように、
また第４図に示すように従来例に比べて小さくできる（
第４図の例はＶｎの高さがグレイレベルになるようにＶ
３を選んだ場合を示す）。

このように本発明の実施例のＦＭ復調器によれば、入力
信号が消失したときにローパスフィルタへの入力をスイ
ッチ回路によって掛算器出力から適切に設定した電位に
切替えるので、復調出力の衝撃雑音を小さくできるので
ある。

なお、今までは入力信号Ｖｇの消失についての動作を述
べてきたが、第５図ａに示すように入力信号に外来雑音
が重畳した場合においてもリミッタ以下の回路動作は全
（変らず、同様に衝撃雑音を小さくできる。

発明の効果 本発明によれば、入力信号の乱れを検知した検出信号に
よって復調信号のパルス列を所定値の電圧源に切替える
スイッチ回路をＦＭ復調器に設けであるので、入力信号
の乱れによる衝撃雑音が小さいＦＭ復調器を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＦＭ復調器のブロック図、
第２図は同回路図、第３図は同各点における信号波形図
、第４図は同復調されたテレビジョン信号波形図、第５
図は同人力信号とリミッタ出力の今一つの波形図、第６
図は従来のＦＭ復調器のブロック図、第７図は同回路図
、第８図は同各点における信号波形図、第９図はＦＭ復
調器特性図、第１０図は従来例のＦＭ復調器で復調され
たテレビジョン信号波形図である。 ２・・・・・・リミッタ回路、３・・・・・・遅延回路
、４・旧・・掛算器、５・・・・・・スイッチ回路、６
・・・・・・ローパスフィルタ、７・・・・・・検出器
。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はが１名第 図 第 図 弔 図 入だＳ号周堺（ケＦ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＦＭ信号を矩形波に変換するリミッタ回路と、前記リミ
   ッタ回路の出力信号を一定時間遅らせる遅延回路と、前
   記リミッタ回路の出力信号と前記遅延回路の出力信号と
   を掛け合わせる掛算器と前記ＦＭ信号の異常を検出した
   期間に前記掛算器出力を所定の直流電位に置換するスイ
   ッチ回路と、前記スイッチ回路の出力信号から変調信号
   を取り出すローパスフィルタとを備えてなるＦＭ復調器
   。