JPH046885Y2 - - Google Patents

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JPH046885Y2
JPH046885Y2 JP5234886U JP5234886U JPH046885Y2 JP H046885 Y2 JPH046885 Y2 JP H046885Y2 JP 5234886 U JP5234886 U JP 5234886U JP 5234886 U JP5234886 U JP 5234886U JP H046885 Y2 JPH046885 Y2 JP H046885Y2
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mold
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車等のシートに用いられる軟
硬質クツシヨン体の成形用金型に関するものであ
る。
従来の技術 第12乃至15図は、従来のシート用軟硬質ク
ツシヨン体の成形用金型51である。該型51
は、下型々面52に発砲体原液のコ字状仕切突起
53を突設し該突起53の内,外側に夫々型面部
54,55を設けた若干傾斜を保持する下型56
及びこれに載置型締めする上型57からなり、該
上,下型57,56のなす前記突起53の外側を
含む成形空間部C1及び突起53の内側を含む成
形空間部C2の相互を該突起53の仮想延長線5
8とこの延長線58間における上,下型々面部分
57a,56aとで囲まれる連通空部59を介し
て連通させた構造である。図中60は下型56の
受け台である。この金型51により軟硬質クツシ
ヨン体を成形する際には、第12,14乃至16
図のように、下型56の型面部55上に硬質発砲
体原液61を吐出量及び移動速度が一定の吐出装
置(該装置のノズルの先端断面図のみ図示)N1
により該装置N1を型面部55の中心線(金型の
中心線)G,Gと直交する矢印62方向に移動
(所要時間)させて注加する。
該装置N1は、原液61が中心線G,Gの左右
に均等に吐出するように調整してあるが、しか
し、実際には装置N1が一定の移動速度でもつて
原液を吐出するために原液61もその速度に相当
する運動のエネルギーを有しており、これが型面
部55上において矢印62方向に慣性流動し、矢
印63よりも矢印64方向へ多くの原液61が流
動する。このようにして注加された原液61は反
応が進行し発砲上昇するが、発砲上昇レベルがレ
ベル65,66,またはその前後のときに、すば
やく別の吐出装置(前記と同様ノズルの先端断面
図のみ図示)N2により型面部54上に矢印67
方向に軟質発砲体原液68を注加(注加レベル6
9)して発砲上昇させると、その後の各レベル6
5,66,69は不揃い状にして、かつ発砲軟,
硬質部68A,61Aの接合部70は延長線58
に沿つて接合せず傾斜71しながら上昇し上型5
7の型面57bに達して発砲熟成する。なお、前
記原液61の注加に際しては、第12,14図で
例示したように、下型56上に上型57が載置状
の金型51内の吐出装置N1,N2を仮想線で図示
したが、これは説明上図示したまでで、実際には
前記注加時にはこの上型57は開放状態にあるこ
とは云うまでもない。このようにして得られた軟
硬質クツシヨン体72の接合部70は、予定した
延長線58上の接合部73より大きくずれてクツ
シヨン特性の悪い不良品をつくることになる。こ
れは、前記した通り、型面部55に原液61が片
寄つて注加されたことに起因するのである。
考案が解決しようとする問題点 下型の突起の外側の型面部上に注加される発砲
体原液の慣性流動を防止することにあり、そし
て、クツシヨン特性の優れた良質なシート用軟硬
質クツシヨン体を得るための成形用金型を提供せ
んとすることにある。
問題点を解決するための手段 下型々面に仕切突起を突設し該突起の内,外側
に夫々型面部を設けた下型及びこれに載置型締め
する上型からなり、その上,下型のなす前記突起
の外側を含む成形空間部C1及び突起の内側を含
む成形空間部C2の相互を該突起の仮想延長線と
該延長線間における上,下型々面部分とで囲まれ
る連通空部を介して連通させた軟硬質クツシヨン
体の成形用金型において、前記下型の突起の外側
の型面部における前記空間部C1の体積のほぼ二
等分線上の位置に、この型面部に注加される前記
原液の慣性流動を阻止しかつ原液を均等に配分す
るための配分突起を突設したことにある。
作 用 下型の突起の外側の型面部の突設した配分突起
により該型面部に注加された原液は均等に配分さ
れるもので、これにより成形された軟硬質クツシ
ヨン体の接合部は予定した接合形状が得られてク
ツシヨン特性に優れるものである。
実施例 この考案の実施例を第1乃至11図の例示図に
よつて詳述する。
この考案のシート用軟硬質クツシヨン体の成形
用金型1は、下型々面2に発砲体原液のコ字状仕
切突起3を突設し該突起3の内,外側に夫々型面
部4,5を設けた受け台6上で若干傾斜を保持す
る下型7及びこれに載置型締め上型8からなり、
その上,下型8,7のなす前記突起3の外側を含
む成形空間部C1及び突起3の内側を含む成形空
間部C2の相互を該突起3の仮想延長線9とこの
延長線9,9間における上,下型々面部分8a,
7aとで囲まれる連通空部10を介して連通させ
た軟硬質クツシヨン体の成形用金型本体11にお
いて、前記下型7の突起3の外側の型面部5にお
ける前記空間部C1の体積のほぼ二等分線A,A
上(または型面部5の対称の位置)の位置に、こ
の型面部5に注加される前記原液の慣性流動を阻
止してなおかつ原液を均等に配分するための配分
突起12を突設したものである。
この成形用金型1により軟硬質クツシヨン体を
成形するには、第1,3,4及び9乃至11図の
ように、下型7の型面部5に硬質発砲体原液13
を吐出量及び移動速度が一定の吐出装置(該装置
のノズルの先端断面図のみ図示)N1により、該
装置N1を配分突起12と直交する矢印14方向
に所要時間移動して空間部C1内を発砲充填する
に足りる量だけ注加すると、運動エネルギーの加
勢された注加原液13の慣性流動分14′aは突
起12により阻止されて、最終的には矢印14
a,14b方向に均等に流動する。このようにし
て注加された原液13a,13bは反応が進行し
発砲上昇するが、すばやく、別の吐出装置(前記
と同様,ノズルの先端断面図のみ図示)N2によ
り型面部4上矢印15方向に軟質発砲体原液16
を空間部C2が発砲充填される量だけ注加して発
砲上昇させると、これら注加原液13a,13
b,16の各レベル17a,17b,17cはほ
ぼ同等に上昇して、かつ発砲軟,硬質部16A,
13A,13Bはその延長線9,9aに沿つて接
合18,18aし上型8の型面8bに達して発砲
熟成する。なお、前記原液13の注加に際して
は、第1,3図で例示したように、下型7上に上
型8が載置状の金型1内に吐出装置N1,N2を仮
想線で図示したが、これは説明上図示したまで
で、実際には、前記注加時にはこの上型8は開放
状態にあることは云うまでもない。このようにし
て得られた多数の軟硬質クツシヨン体19は、該
接合部18,18aが予定した範囲内に統一でき
てそのクツシヨン特性もきわめて良好である。そ
して、この金型1によれば、不良品の発生率が非
常に少いので高価な原液が節約できる利点があ
る。図示20は、成形時に突起3,12により形
成された溝である。
考案の効果 この考案は以上のように、下型の仕切突起の外
側の型面部におけるに成形空間部C1の体積のほ
ぼ二等分線A,A上の位置に、この型面部に注加
される発砲体原液の慣性流動を阻止して原液を均
等に配分する配分突起を突設したので、この成形
用金型により成形された軟硬質クツシヨン体は不
良率の発生が少いばかりか、クツシヨン特性が統
一できて良質であり、これをシート等の軟硬質ク
ツシヨン体の成形用金型として適用すれば、その
経済的効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の成形用金型で上型を一部破
断した平面図、第2図は第1図A,A線断面図、
第3図は第1図B,B線断面図、第4図は第1図
C,C線断面図、第5乃至8図は上,下型で第5
図は上型を一部破断した平面図、第6図は第5図
D,D線断面図、第7図は第5図E,E線断面
図、第8図は第5図F,F線断面図、第9,1
0,11図はこの考案の成形用金型により成形さ
れたシート用軟硬質クツシヨン体、第12図は従
来の成形用金型で上型の一部を破断した平面図、
第13図は第12図G,G線断面図、第14図は
第12図H,H線断面図、第15図は第12図
I,I線断面図、第16図は従来の軟硬質クツシ
ヨン体の説明図である。 1……この考案の成形用金型、4,5……型面
部、7……下型、8……上型、9……延長線、1
0……連通空部、11……金型本体、12……配
分突起、13……硬質発砲体原液、16……軟質
発砲体原液、17a,17b,17c……レベ
ル、18,18a……接合部、19……軟硬質ク
ツシヨン体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型々面に発砲体原液のコ字状仕切突起を突設
    し該突起の内,外側に夫々型面部を設けた若干傾
    斜を保持する下型及びこれに載置型締めする上型
    からなり、該上,下型のなす前記突起の外側を含
    む成形空間C1及び突起の内側を含む成形空間部
    C2の相互を該突起の仮想延長線とこの延長線間
    における上,下型々面部分とで囲まれる連通空部
    を介して連通させた軟硬質クツシヨン体を成形用
    金型において、前記下型の突起の外側の型面部に
    おける前記空間部C1の体積のほぼ二等分線上の
    位置に、この型面部に注加される前記原液の慣性
    流動を阻止しかつ原液を均等に配分するための配
    分突起を突設したことを特徴とするシート用軟硬
    質クツシヨン体の成形用金型。
JP5234886U 1986-04-08 1986-04-08 Expired JPH046885Y2 (ja)

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JPS62164108U JPS62164108U (ja) 1987-10-19
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