JPH052059Y2 - - Google Patents

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JPH052059Y2
JPH052059Y2 JP7074489U JP7074489U JPH052059Y2 JP H052059 Y2 JPH052059 Y2 JP H052059Y2 JP 7074489 U JP7074489 U JP 7074489U JP 7074489 U JP7074489 U JP 7074489U JP H052059 Y2 JPH052059 Y2 JP H052059Y2
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foamed resin
grooves
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narrow
narrow grooves
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、土木資材、農業、園芸資材、建築資
材等に供される発泡樹脂ブロツクに関する。
〔従来の技術〕
土木資材、農業、園芸資材、建築資材等に供さ
れるブロツクであつて特に透水性の要求される用
途においては、透水性が良好であること、目詰り
がしにくく、加工が簡単であること、耐圧性や断
熱性にすぐれていること等が要求されることから
予備発泡ビーズを接着剤で固める等してブロツク
状とし、それらを適宜サイズに切断したものが用
いられている。
そして、上記のブロツクは、透水効果を与える
ためにビーズを接着する際ビーズ間に特別に連続
した微細な空孔を形成せしめているので、その圧
縮強度は約0.4Kg/cm2以下であり、また、圧縮ク
リープの限界強度も1/6以下と考えられることか
ら使用場所が限定される。更に、こうした成形品
は、予備発泡ビーズを強固に熱融着させた通常の
型内成形品に比し、ビーズ同志の相互の融着性が
悪くなることからこわれ易いという問題があつ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
本出願人は、前記した問題点を解決して、圧縮
強度が良好で、透水性、加工性の優れた発泡樹脂
ブロツクを実願平1−14131号として提案した。
そして、上記の出願で提案した発泡性樹脂ブロツ
ク21は、表裏面より直線上において不連続とさ
れた細溝22,22,……,22′,22′,……
及び22″,22″,……と細溝24,24とが互
いに交差するように複数又は多数設けたので、そ
れぞれの細溝は前記した交差による重なり部を介
して連通し、一方の細溝22,22,……,2
2′,22′,……,22″,22″,……より他方
の細溝24,24,……へと透水され、しかも、
ブロツク21の表裏面よりの細溝は、直線上にお
いて不連続とされ、細溝を設けられていない部分
23,23,……があるため、この部分23,2
3,……によつて側圧を受けることができ、両サ
イドから押圧力があつても、透水性を確保し、機
械的性質の優れた発泡樹脂ブロツクである。
しかしながら、前記した発泡樹脂ブロツク21
においては、押圧力に対する耐圧性はあるが、土
砂等による細溝の詰まりに対する対策や、また、
細溝が発泡ブロツクの表面より直接に穿設されて
いるための問題には更に改良を施す必要があつ
た。
そこで、本考案は、上記した点を更に改良し
て、上下方向及び両サイド方向から押圧力が加わ
つても透水量に何らの影響を与えず、更に、透水
せしめる水等を細溝に案内するようにした発泡樹
脂ブロツクの提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る発泡樹脂ブロツクはそのサイズを
問わないが、これらブロツクは各種用途に応じた
所定の大きさ及び厚さを有する独立気泡構造の発
泡樹脂ブロツクの表面及び裏面において互いに直
交する方向に不連続とした相対する傾斜壁からな
る谷部を複数又は多数平行に設け、前記谷部を形
成する傾斜壁の底部から所定の深さの細溝を設
け、該表裏面からの前記複数又は多数の細溝が互
いに交差するようになすとともに、前記の平行と
されたそれぞれの相隣れる各部を連通する溝を欠
切したことをその特徴とするものである。
〔作用〕
本考案に係る発泡樹脂ブロツクは、所定の厚さ
を有する独立気泡構造の発泡樹脂ブロツクの表面
及び裏面において、互いに直交する方向に直線上
において不連続とした傾斜壁からなる各部を複数
又は多数平行に設け、前記谷部を形成する傾斜壁
の底部から所定の深さの細溝を設け、該表面及び
裏面から刻設等された複数又は多数の前記の細溝
が互いに交差するようにしたので、該交差部を介
して表裏面から刻設等された細溝のそれぞれが連
通することとなり、しかも前記したように、細溝
は各部を形成する傾斜壁の底部より刻設等される
ので、透水される水等は、前記の傾斜壁に案内さ
れて細溝に流下することとなり、また、前記の谷
部は直線上において不連続とされているため、谷
部が形成されない不連続部は棧状を呈し、この部
で上下圧あるいは側圧を受けることができるもの
である。更に、それぞれに相隣れる谷部を連通す
る溝を欠切したので、若し前記の細溝の幾つかが
土砂等によつて詰まることがあつても、前記の溝
によつて水等は隣りの谷部に案内されその底部の
細溝より透水されるものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は発泡樹脂ブロツクの斜視図、第2図は
鳥瞰図であり、第1図、第2図において、1は所
要の厚さtを有する発泡スチロールブロツクで、
2は前記発泡スチロールブロツク1の表面周縁に
設けた枠部、3,31,32は傾斜壁4と4′,41
と41′,42と42′とによつて形成された谷部で
あり、該谷部3,31,32,……は前記発泡スチ
ロールブロツク1の長手方向の直線上において不
連続部5,5′を介して設けられるとともに、前
記谷部3,31,32と平行に複数又は多数の谷部
3,3,……,31,31,……,32,32,……
に設けられている。そして、前記した平行に複数
又は多数設けた谷部3,31,32,……の底部に
平板状部8,8,……を設けてもよく、また、谷
部の底部は、対向する傾斜壁の交差部にて形成し
た部分と前記した平板状部を設けた底部とを使用
場所等によつて混在して設けるとよい。6,6,
……,61,61,……,62,62,……は前記し
た谷部3,31,32,……を形成する傾斜壁4,
1,42,あるいは4′,41′,42′の底部より
所定の深さで設けられた細溝であり、該細溝6,
6,……,61,61,……,62,62,……は溝
巾は例えば1〜3mm程度が好ましく成形時に設け
てもよいし、また成形後に刻設してもよい。
7,7,7,……は、前記した平行に設けられ
た谷部3,3,……,31,31,……32,32
……の相隣れる谷部3と3,31と31,32と32
との間を連通するように欠切した溝である。
前記した発泡スチロールブロツク1の裏面周縁
には表面と同様の枠部2が設けられており、前記
した表面に設けられた谷部3,3,……,31
1,……,32,32,……,と直交する方向に
谷部13,13′を直線上に不連続部15を介し
て設け、更に前記谷部13,13′を平行に多数
設けてある。そして、前記谷部13,13′は傾
斜壁14と14′,141と141′とより形成さ
れ、該相隣れる傾斜壁14と14′,141と14
′とで形成される。谷部13,13′の底部より
所定の深さで細溝16,16,……,16′,1
6′,……を設け、該細溝16,16,……,1
6′,16′,……は前記した表面の谷部を形成す
る傾斜壁底部より設けられている細溝6,6,…
…,61′,61′,……,62,62,……を交差
し、この交差部において、両面からの細溝はそれ
ぞれ連通することとなる。
17,17,17,……は、前記した谷部1
3,13,……131,131,……132,13
,……のそれぞれ相隣れる谷部を連通するよう
に欠切した溝である。
ところで、発泡スチロールは、よく知られてい
るように、発泡剤を含むポリスチレン微粒子を予
備発泡させた後、成形機に充填して、加熱発泡さ
せ、個々の発泡粒を融着せしめて一体化し、冷却
して成形体とするもので、発泡スチロールは独立
気泡であり、圧縮強度等の機械的性質にすぐれ、
耐水性が良好で、切断等の加工性にすぐれている
が、透水性に乏しく、そのため排水機能を必要と
する土木資材、農薬、園芸資材等に適用し難いも
のとされていた。
しかるに、前記した本実施例においては、発泡
スチロールブロツク1は、表面に設けられた谷部
3,3,……,31,31,……,32,32,……
を形成する傾斜壁4,4′,41,41′,……の底
部から内部に設けられた細溝6,6,……,61
1,……,62,62,……と前記表面の谷部3,
1,32と直交する方向に設けられた裏面の谷部
13,13,……,13′,13′,……の底部よ
り所定の深さで設けられた細溝16,16,…
…,16′,16′,……とが互いに交差するよう
に構成してあるので、それぞれの細溝は前記の交
差部を介して連通し、一方の細溝6,6,……,
1,61,……,62,62,……より他方の細溝
16,16,……,16′,16′,……へと透水
されるものであり、更に、本実施例においては、
相隣れる谷部を連絡する溝7,71,……,17,
17,……が欠切されているので、前記した溝
6,61,62、あるいは16,16′の何れか一
つが土砂等によつて詰まつて谷部に水が滞留して
も前記の欠切された溝7あるいは17を介して隣
の谷部に流入し透水効果を減ずることがないもの
である。前記の溝7,17は存在することにより
上記した優れた効果を有するが、用途等により必
ずしも必須のものではない。
更に、本実施例における表面及び裏面に設けら
れる谷部は不連続部5,5及び15が設けられて
いるので、しかも前記の不連続5,5と15とは
直交する方向に形成されているので、発泡スチロ
ールブロツク1の長手方向あるいは短手方向の何
れの方向からの押圧力に対しても前記の不連続部
が受けることができ、前記した細溝6,61,6
,16,16′の溝幅を狭めることがなく、透水
量を減少させることがないものである。
そして、前記した互いに交差する細溝の透水量
は、同一面積であれば、交差度数が多い程多くな
るものであり、また、前記した細溝6、61,62
及び16,16′の深さは発泡スチロールブロツ
ク1の厚さをtとすれば、t×0.6が実用上よい
結果が得られる。
また、前記した谷部3,31,32の底部に設け
た平板部8,8,8,……の存在により側圧に対
する耐圧力を増加させることができるものであ
る。
なお、本発明書において発泡樹脂ブロツクの表
面、裏面と説明しているが、これは発泡樹脂ブロ
ツクの構成を理解し易すくするためのものであつ
て、表裏面が類似の構造であつてもよく、また何
れの面が表面であつても裏面であつても差支えが
なく、使用箇所によつて何れを表・裏を決定する
もので、表・裏は一方の面と他方の面を表すもの
である。
〔考案の効果〕
本考案に係る発泡樹脂ブロツクは、所定の厚さ
を有する独立気泡構造の発泡樹脂ブロツクの表面
及び裏面において、互いに直交する方向に不連続
とした相対する傾斜壁からなる谷部を複数又は多
数平行して形成し、前記谷部を形成する傾斜壁の
底部から所定の深さの細溝を設け、該表面及び裏
面から設けられた多数の細溝が互いに交差するよ
うにしたので、前記の交差部を介して、表裏から
の細溝がそれぞれ連通し、独立気泡構造の発泡樹
脂ブロツクでありながら透水が可能である。そし
て、前記した細溝は、谷部を形成する傾斜壁の底
部より刻設状とされるので、透水される水等は前
記の傾斜壁に案内されて細溝に流下することとな
り、更に、相隣れる谷部を連通する溝が切欠され
ているので、若し幾つかの溝が土砂等によつて詰
まることがあつても、前記の連通用溝の存在によ
り水等は隣の谷部に流れ、その細溝より透水する
こととなる。
また、前記した谷部は不連続部を有するので、
該不連続部によつて側圧等を受けることができ、
耐圧性に富み、前記の側圧等によつて細溝が狭ま
ることがなく透水が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例で、第1図は
発泡樹脂ブロツクの斜視図、第2図は発泡樹脂ブ
ロツクの鳥瞰図である。第3図は改良前の発泡樹
脂ブロツクの斜視図である。 1……発泡樹脂ブロツク、3,31,32,13
……谷部、4,41,42,14,14……傾斜
壁、5,15……不連続部、6,61,62,1
6,16′……細溝、7,7,17……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定の厚さを有する独立気泡構造の発泡樹脂
    ブロツクの表面及び裏面において互いに直交す
    る方向に不連続とした相対する傾斜壁からなる
    谷部を複数又は多数平行に設け、前記谷部を形
    成する傾斜壁の底部から所定の深さの細溝を設
    け、該表裏面からの前記複数又は多数の細溝が
    互いに交差するようになしたことを特徴とする
    発泡樹脂ブロツク。 (2) 前記平行とされたそれぞれの相隣れる谷部を
    連通する溝を設けたことを特徴とする前記第1
    項記載の発泡樹脂ブロツク。
JP7074489U 1989-06-19 1989-06-19 Expired - Lifetime JPH052059Y2 (ja)

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JP7074489U JPH052059Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19

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JP7074489U JPH052059Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19

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JPH0310737U JPH0310737U (ja) 1991-01-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098995A1 (fr) * 2002-05-27 2003-12-04 Mitsuharu Shimura Substrat de fixation de mousse

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098995A1 (fr) * 2002-05-27 2003-12-04 Mitsuharu Shimura Substrat de fixation de mousse

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JPH0310737U (ja) 1991-01-31

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