JPH0628569Y2 - 発泡樹脂ブロック - Google Patents
発泡樹脂ブロックInfo
- Publication number
- JPH0628569Y2 JPH0628569Y2 JP1413189U JP1413189U JPH0628569Y2 JP H0628569 Y2 JPH0628569 Y2 JP H0628569Y2 JP 1413189 U JP1413189 U JP 1413189U JP 1413189 U JP1413189 U JP 1413189U JP H0628569 Y2 JPH0628569 Y2 JP H0628569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- groove
- grooves
- narrow
- narrow grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、土木資材、農業、園芸資材、建築資材等に供
される発泡樹脂ブロックに関する。
される発泡樹脂ブロックに関する。
土木資材、農業、園芸資材、建築資材等に供されるブロ
ックであって、特に透水性の要求される用途において
は、透水性が良好であること、目詰りがしにくく、加工
が簡単であること、耐圧性や断熱性にすぐれていること
等により予備発泡ビーズを接着剤で固める等してブロッ
ク状に切断したものが用いられている。
ックであって、特に透水性の要求される用途において
は、透水性が良好であること、目詰りがしにくく、加工
が簡単であること、耐圧性や断熱性にすぐれていること
等により予備発泡ビーズを接着剤で固める等してブロッ
ク状に切断したものが用いられている。
そして、上記のブロックは、排水効果を持たせるために
特別に連続した空孔を形成しているので、その圧縮強度
は約0.4kg/cm2(圧縮歪5%)以下であり、通常使用さ
れる発泡スチロールブロックの1/3以下であり、また、
圧縮クリープの限界強度も1/6以下と考えられるので、
使用個所が限定されるという問題があり、成形品も融着
が悪くこわれ易く、輸送にも問題があった。
特別に連続した空孔を形成しているので、その圧縮強度
は約0.4kg/cm2(圧縮歪5%)以下であり、通常使用さ
れる発泡スチロールブロックの1/3以下であり、また、
圧縮クリープの限界強度も1/6以下と考えられるので、
使用個所が限定されるという問題があり、成形品も融着
が悪くこわれ易く、輸送にも問題があった。
本出願人は、前記した問題点を解決して圧縮強度が良好
で、透水性、加工性の優れた発泡樹脂ブロックを実願昭
63-166850号(実開平2-87810号)として提案した。
で、透水性、加工性の優れた発泡樹脂ブロックを実願昭
63-166850号(実開平2-87810号)として提案した。
上記した発泡樹脂ブロックは、第5図に示すように、所
要の厚みtを有する発泡樹脂ブロック11の表面から一定
のピッチp1で所定の深さh1で平行な多数の細溝12,12,
12,……を刻設し、また、前記ブロック11の裏面から、
前記の細溝12,12,12,……の底部と交差する深さh2で、
所定のピッチp2で平行に多数の細溝13,13,……を刻設
したものであり、前記表面より刻設された細溝12,12,…
…と裏面より刻設された細溝13,13,……の底部が互いに
交差するようにされているので、上記の交差による重な
り部aを介してそれぞれの細溝が連通し、一方の細溝1
2,12,……より他方の細溝13,13,……へと透水されるも
のである。
要の厚みtを有する発泡樹脂ブロック11の表面から一定
のピッチp1で所定の深さh1で平行な多数の細溝12,12,
12,……を刻設し、また、前記ブロック11の裏面から、
前記の細溝12,12,12,……の底部と交差する深さh2で、
所定のピッチp2で平行に多数の細溝13,13,……を刻設
したものであり、前記表面より刻設された細溝12,12,…
…と裏面より刻設された細溝13,13,……の底部が互いに
交差するようにされているので、上記の交差による重な
り部aを介してそれぞれの細溝が連通し、一方の細溝1
2,12,……より他方の細溝13,13,……へと透水されるも
のである。
しかしながら、上記の発泡樹脂ブロック11においては、
表面及び裏面より所定のピッチと深さで刻設した細溝1
2,12,……,13,13,……はブロックの全長又は全幅に亘
って連続して形成されているため、上下方向からの圧縮
に対しては良好であるが、両サイドからの押圧力に対し
ては、圧縮によって細溝の溝巾を狭めてしまい透水効果
が失われてしまうという問題点が判明した。
表面及び裏面より所定のピッチと深さで刻設した細溝1
2,12,……,13,13,……はブロックの全長又は全幅に亘
って連続して形成されているため、上下方向からの圧縮
に対しては良好であるが、両サイドからの押圧力に対し
ては、圧縮によって細溝の溝巾を狭めてしまい透水効果
が失われてしまうという問題点が判明した。
そこで、本考案は、上記の問題点を解決して、上下方向
及び両サイド方向からの押圧力が加わっても透水量に何
らの影響をも受けない発泡樹脂ブロックの提供を目的と
するものである。
及び両サイド方向からの押圧力が加わっても透水量に何
らの影響をも受けない発泡樹脂ブロックの提供を目的と
するものである。
本考案に係る発泡樹脂ブロックは、前記の目的を達成す
るために、所定の厚さを有する独立気泡構造の発泡樹脂
ブロックの表裏面より、一方又は双方を直線状において
不連続とされた細溝を互いに交差するように複数又は多
数平行に設けて構成したことをその特徴とするものであ
る。
るために、所定の厚さを有する独立気泡構造の発泡樹脂
ブロックの表裏面より、一方又は双方を直線状において
不連続とされた細溝を互いに交差するように複数又は多
数平行に設けて構成したことをその特徴とするものであ
る。
本考案に係る発泡樹脂ブロックは、所定の厚さを有する
独立気泡構造の発泡樹脂ブロックの表裏面より一方又は
双方を不連続とした直線状の細溝を互いに交差する重な
り部を設けて複数本又は多数本を平行に設けたので、前
記の表裏面から設けられた多数の直線状の不連続とされ
た細溝のそれぞれは、前記の重なり部を介して連通さ
れ、しかも、前記の不連続とされたそれぞれの溝は、直
線状において不連続とされ溝を有しない部分を有してい
るので、ブロックに側圧が働いたとき、前記の不連続と
された溝の溝を有していない部位によって側圧を受ける
ことができ、細溝の溝幅を狭めることがなく、透水性を
損なわないものである。
独立気泡構造の発泡樹脂ブロックの表裏面より一方又は
双方を不連続とした直線状の細溝を互いに交差する重な
り部を設けて複数本又は多数本を平行に設けたので、前
記の表裏面から設けられた多数の直線状の不連続とされ
た細溝のそれぞれは、前記の重なり部を介して連通さ
れ、しかも、前記の不連続とされたそれぞれの溝は、直
線状において不連続とされ溝を有しない部分を有してい
るので、ブロックに側圧が働いたとき、前記の不連続と
された溝の溝を有していない部位によって側圧を受ける
ことができ、細溝の溝幅を狭めることがなく、透水性を
損なわないものである。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の第1実施例を示し、図において、1
は所要の厚みtを有する発泡スチロールブロックであ
り、2,2,2,……は前記ブロック1の表面より該ブ
ロックの短手方向に一定のピッチp1,p1,p1……で
所定の深さh1で所定の長さで設けた平行な多数の細溝
であり、2′,2′,2′……は前記細溝2,2,2,
……の延長線において、該細溝2,2,2,……と所定
の距離を隔てて、前記細溝2,2,2,と同一深さに設
けた細溝、また、2″,2″,2″,……は、前記の細
溝2′,2′,……の延長線において、該細溝2′,
2′,……と所定の間隔を隔てて前記細溝2,2,2,
……と同一深さで設けた細溝である。
は所要の厚みtを有する発泡スチロールブロックであ
り、2,2,2,……は前記ブロック1の表面より該ブ
ロックの短手方向に一定のピッチp1,p1,p1……で
所定の深さh1で所定の長さで設けた平行な多数の細溝
であり、2′,2′,2′……は前記細溝2,2,2,
……の延長線において、該細溝2,2,2,……と所定
の距離を隔てて、前記細溝2,2,2,と同一深さに設
けた細溝、また、2″,2″,2″,……は、前記の細
溝2′,2′,……の延長線において、該細溝2′,
2′,……と所定の間隔を隔てて前記細溝2,2,2,
……と同一深さで設けた細溝である。
したがって、これら細溝2,2′及び2″によって、前
記のブロック1の短手方向の直線状において所定の間隔
3,3,……を設けた不連続とされた細溝が形成される
こととなる。
記のブロック1の短手方向の直線状において所定の間隔
3,3,……を設けた不連続とされた細溝が形成される
こととなる。
4,4,4,……は、前記のブロック1の裏面より長手
方向に、前記の表面よりの所定の深さで設けられた細溝
2,2,2,……,2′,2′,2′,……及び2″,
2″,2″,……のそれぞれと交差して重なり部aを有
するように深さh2で設けられた細溝であり、該細溝
4,4,4,……は、ブロック1の長手方向全長に亘っ
て連続して刻設してもよく、また、長手方向延長線上に
おいて、所定の間隔を設けて不連続とした細溝としても
よい。
方向に、前記の表面よりの所定の深さで設けられた細溝
2,2,2,……,2′,2′,2′,……及び2″,
2″,2″,……のそれぞれと交差して重なり部aを有
するように深さh2で設けられた細溝であり、該細溝
4,4,4,……は、ブロック1の長手方向全長に亘っ
て連続して刻設してもよく、また、長手方向延長線上に
おいて、所定の間隔を設けて不連続とした細溝としても
よい。
そして、本第1実施例においては、ブロック1の表面か
らの細溝2及び2″並びに裏面から刻設の4はそれぞれ
ブロック1の端面まで溝を設けている。
らの細溝2及び2″並びに裏面から刻設の4はそれぞれ
ブロック1の端面まで溝を設けている。
そして、前記した直線状において不連続とされた細溝
は、金型で成型加工することができ、また、ブロック1
の一方の面からのみを直線状において不連続とした細溝
と、他方の面からは連続した細溝を形成する場合は、連
続した細溝は、熱線又は鋸スライサー等によって刻設す
るものである。
は、金型で成型加工することができ、また、ブロック1
の一方の面からのみを直線状において不連続とした細溝
と、他方の面からは連続した細溝を形成する場合は、連
続した細溝は、熱線又は鋸スライサー等によって刻設す
るものである。
ところで、発泡スチロールは、よく知られているよう
に、発泡材を含むポリスチレン微粒子を予備発泡させた
後、成形機に充填して、加熱再発泡させ、個々の発泡粒
を融着せしめて一体化し、冷却して成形体とするもの
で、発泡スチロールは独立気泡を内蔵した発泡粒の集合
体であるところより、圧縮強度等の機械的性質にすぐ
れ、耐水性が良好で、切断等の加工性にもすぐれている
が、透水性に乏しく、そのため排水機能を必要とする土
木資材、農業、園芸資材等には適用し難いものとされて
いた。
に、発泡材を含むポリスチレン微粒子を予備発泡させた
後、成形機に充填して、加熱再発泡させ、個々の発泡粒
を融着せしめて一体化し、冷却して成形体とするもの
で、発泡スチロールは独立気泡を内蔵した発泡粒の集合
体であるところより、圧縮強度等の機械的性質にすぐ
れ、耐水性が良好で、切断等の加工性にもすぐれている
が、透水性に乏しく、そのため排水機能を必要とする土
木資材、農業、園芸資材等には適用し難いものとされて
いた。
しかるに、前記した第1実施例においては、例えば、通
常のブロック成形機で成形されたブロック又はそのブロ
ックから適宜厚みにスライスされた発泡スチロールブロ
ック1に表裏面より直線状において不連続とされた細溝
2,2,2,……,2′,2′,2′,……及び2″,
2″,2″,……と細溝4,4,……とが互いに交差す
るように複数又は多数設けたので、それぞれの細溝は前
記の交差による重なり部を介して連通し、一方の細溝
2,2,2,……,2′,2′,……2″,2″,2″
より他方の細溝4,4,……へと透水されるものであ
り、しかも、本実施例においては、ブロック1の表裏面
より細溝は、直線状において不連続とされ、細溝が設け
られていない部分3,3,……が残されているため、そ
の残された部分3,3,……によって側圧を受けること
ができ、両サイドからの押圧力があっても、前記の細溝
の存在しない部分があるため側圧を受けても細溝を溝幅
を狭めることがなく、透水量が減少することもないもの
であり、本第1実施例における発泡スチロールブロック
1は上下方向の圧縮はもとより、両サイドからの圧力に
対しても良好な透水性を確保し、発泡スチロールブロッ
ク1の機械的性質の優れた特性を保持しながら透水性を
改善したものである。
常のブロック成形機で成形されたブロック又はそのブロ
ックから適宜厚みにスライスされた発泡スチロールブロ
ック1に表裏面より直線状において不連続とされた細溝
2,2,2,……,2′,2′,2′,……及び2″,
2″,2″,……と細溝4,4,……とが互いに交差す
るように複数又は多数設けたので、それぞれの細溝は前
記の交差による重なり部を介して連通し、一方の細溝
2,2,2,……,2′,2′,……2″,2″,2″
より他方の細溝4,4,……へと透水されるものであ
り、しかも、本実施例においては、ブロック1の表裏面
より細溝は、直線状において不連続とされ、細溝が設け
られていない部分3,3,……が残されているため、そ
の残された部分3,3,……によって側圧を受けること
ができ、両サイドからの押圧力があっても、前記の細溝
の存在しない部分があるため側圧を受けても細溝を溝幅
を狭めることがなく、透水量が減少することもないもの
であり、本第1実施例における発泡スチロールブロック
1は上下方向の圧縮はもとより、両サイドからの圧力に
対しても良好な透水性を確保し、発泡スチロールブロッ
ク1の機械的性質の優れた特性を保持しながら透水性を
改善したものである。
前記した互いに交差する細溝の透水量は、同一面積であ
れば、交差度数が多い程多くなるものであり、また、前
記した細溝2,2,……,2′,2′,……,2″,
2″,……及び4の深さはブロック1の厚さをtとすれ
ばt×0.6が実用上よい結果が得られ、前記のt×0.6で
前記した細溝2,2,……,2′,2′,……,2″,
2″,……及び4,4,4,……を設けた場合、ブロッ
ク1の厚さtに関係なく溝ピッチが一定であれば、等量
の透水係数が確保できるものであり、ブロック1の圧縮
強度も細溝を形成しない場合と全く差異がなく、例え
ば、盛土工法では細溝を形成しない通常の発泡スチロー
ルブロックと同様に敷設することができるものであり、
また、ブロックの片面又は両面に低発泡倍率の補強層、
又はネット状物あるいは編織物等の補強層を設けたうえ
で、前記の不連続な細溝を刻設することで更に機械的強
度を改善することが可能である。
れば、交差度数が多い程多くなるものであり、また、前
記した細溝2,2,……,2′,2′,……,2″,
2″,……及び4の深さはブロック1の厚さをtとすれ
ばt×0.6が実用上よい結果が得られ、前記のt×0.6で
前記した細溝2,2,……,2′,2′,……,2″,
2″,……及び4,4,4,……を設けた場合、ブロッ
ク1の厚さtに関係なく溝ピッチが一定であれば、等量
の透水係数が確保できるものであり、ブロック1の圧縮
強度も細溝を形成しない場合と全く差異がなく、例え
ば、盛土工法では細溝を形成しない通常の発泡スチロー
ルブロックと同様に敷設することができるものであり、
また、ブロックの片面又は両面に低発泡倍率の補強層、
又はネット状物あるいは編織物等の補強層を設けたうえ
で、前記の不連続な細溝を刻設することで更に機械的強
度を改善することが可能である。
第2図は、本考案の第2実施例を示し、この第2実施例
においては、ブロック1の周辺を残した中央部の透水性
を良好としたもので、ブロック1の表面から該ブロック
1の長手方向に平行に多数の細溝5,5,5,……と、
該細溝5,5,5,……と直線状において不連続とされ
た細溝5′,5′,5′,……及び5″,5″,5″,
……を所定の深さと所定のピッチで設け、更にブロック
1の裏面より該ブロック1の短手方向に、前記のそれぞ
れの細溝5,5,5,……,5′,5′,5′,……及
び5″,5″,5″,……と交差する細溝6,6′,6
1,61′及び62,62″を所定の深さで設ける。そして
前記した短手方向の細溝6と6′,61と61′及び
62,62′とは何れも直線状において不連続とされるも
のであり、また、本第2実施例においては、前記したブ
ロック1の表面及び裏面からの細溝は何れもブロック1
内に設けられ、ブロック1の端面部にまで切削されてい
ないものである。
においては、ブロック1の周辺を残した中央部の透水性
を良好としたもので、ブロック1の表面から該ブロック
1の長手方向に平行に多数の細溝5,5,5,……と、
該細溝5,5,5,……と直線状において不連続とされ
た細溝5′,5′,5′,……及び5″,5″,5″,
……を所定の深さと所定のピッチで設け、更にブロック
1の裏面より該ブロック1の短手方向に、前記のそれぞ
れの細溝5,5,5,……,5′,5′,5′,……及
び5″,5″,5″,……と交差する細溝6,6′,6
1,61′及び62,62″を所定の深さで設ける。そして
前記した短手方向の細溝6と6′,61と61′及び
62,62′とは何れも直線状において不連続とされるも
のであり、また、本第2実施例においては、前記したブ
ロック1の表面及び裏面からの細溝は何れもブロック1
内に設けられ、ブロック1の端面部にまで切削されてい
ないものである。
そして、第2実施例におけるブロック1の表裏面より形
成される細溝は全て、金型での成形時に成形されるもの
であり、ブロック成形後に溝加工する必要がないため、
コストダウンも可能である。
成される細溝は全て、金型での成形時に成形されるもの
であり、ブロック成形後に溝加工する必要がないため、
コストダウンも可能である。
第3図は、本考案の第3実施例で、ブロック1の部分的
に透水量を多くするために、ブロック1の長手方向中央
部に比較的広い部分を残してブロック1の短手方向に刻
設した直線状において不連続とされた同一ピッチの複数
の平行な細溝7,7,……,7′,7′,……及び
7″,7″……と、同様に設けた複数の平行な細溝8,
8,……,8′,8′,……及び8″,8″,……とを
設けたものである。
に透水量を多くするために、ブロック1の長手方向中央
部に比較的広い部分を残してブロック1の短手方向に刻
設した直線状において不連続とされた同一ピッチの複数
の平行な細溝7,7,……,7′,7′,……及び
7″,7″……と、同様に設けた複数の平行な細溝8,
8,……,8′,8′,……及び8″,8″,……とを
設けたものである。
また、第4図(イ)は、第1図に示すブロック1に加わる
外圧の状態を示したものであり、第4図(ロ)はブロック
を縦長状とし、例えば道路等のU字形側溝に沿わせて設
置するとき等のブロックの受ける外圧の状態を説明した
ものである。
外圧の状態を示したものであり、第4図(ロ)はブロック
を縦長状とし、例えば道路等のU字形側溝に沿わせて設
置するとき等のブロックの受ける外圧の状態を説明した
ものである。
本考案に係る発泡樹脂ブロックは、所定の厚さを有する
独立気泡構造の発泡樹脂ブロックの表裏面より、一方又
は双方を直線状において不連続とされた細溝を互いに交
差するように複数又は多数平行に設けて構成したので、
前記の表裏面から設けられた互いに交差し重なり部をも
つ細溝は、前記の重なり部で連通され、この連通路によ
って独立気泡構造の発泡樹脂でありながら、排水効果を
有するものであり、更に、前記の交差状態とされる細溝
の一方又は双方が直線状において不連続とされているの
で、該不連続とされ溝の有しない部位の存在により、ブ
ロックに側圧が加わっても、その側圧を受けることがで
き、細溝の溝幅を狭めることがなく、透水性を損なわな
いものである。
独立気泡構造の発泡樹脂ブロックの表裏面より、一方又
は双方を直線状において不連続とされた細溝を互いに交
差するように複数又は多数平行に設けて構成したので、
前記の表裏面から設けられた互いに交差し重なり部をも
つ細溝は、前記の重なり部で連通され、この連通路によ
って独立気泡構造の発泡樹脂でありながら、排水効果を
有するものであり、更に、前記の交差状態とされる細溝
の一方又は双方が直線状において不連続とされているの
で、該不連続とされ溝の有しない部位の存在により、ブ
ロックに側圧が加わっても、その側圧を受けることがで
き、細溝の溝幅を狭めることがなく、透水性を損なわな
いものである。
そして、前記した直線状において不連続とされる細溝は
金型による成形時に成形することができブロック成形後
における細溝加工の必要がないので、コストダウンが可
能である。
金型による成形時に成形することができブロック成形後
における細溝加工の必要がないので、コストダウンが可
能である。
本考案においては、ブロックが独立気泡構造の発泡樹脂
より構成されるので、圧縮強度等の機械的性質にすぐ
れ、軽量で、かつ加工性にも富むものであり、このよう
なすぐれた性質を保持したまゝ排水を可能とし、特に、
ブロックに対する側圧にも充分耐えることができるもの
で、その実用的効果は極めて大である。
より構成されるので、圧縮強度等の機械的性質にすぐ
れ、軽量で、かつ加工性にも富むものであり、このよう
なすぐれた性質を保持したまゝ排水を可能とし、特に、
ブロックに対する側圧にも充分耐えることができるもの
で、その実用的効果は極めて大である。
図面は、本考案の実施例を示し、第1図は第1実施例の
斜視図、第2図は第2実施例の斜視図、第3図は第3実
施例の斜視図、第4図(イ)はブロックに対する外圧の状
態説明図、第4図(ロ)は縦長のブロックに対する外圧の
状態説明図、第5図は本出願人が先に提案した発泡樹脂
ブロックの斜視図である。 1:発泡樹脂ブロック 2,2′,2″:ブロックの表面より設けられた不連続
の細溝 5,5′,5″:ブロックの表面より設けられた不連続
の細溝 4,6:ブロックの表面より設けられた細溝
斜視図、第2図は第2実施例の斜視図、第3図は第3実
施例の斜視図、第4図(イ)はブロックに対する外圧の状
態説明図、第4図(ロ)は縦長のブロックに対する外圧の
状態説明図、第5図は本出願人が先に提案した発泡樹脂
ブロックの斜視図である。 1:発泡樹脂ブロック 2,2′,2″:ブロックの表面より設けられた不連続
の細溝 5,5′,5″:ブロックの表面より設けられた不連続
の細溝 4,6:ブロックの表面より設けられた細溝
Claims (1)
- 【請求項1】所定の厚さを有する独立気泡構造の発泡樹
脂ブロックの表裏面より、一方又は双方を直線状におい
て不連続とされた細溝を互いに交差するように複数又は
多数平行に設けて構成したことを特徴とする発泡樹脂ブ
ロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1413189U JPH0628569Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 発泡樹脂ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1413189U JPH0628569Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 発泡樹脂ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105417U JPH02105417U (ja) | 1990-08-22 |
JPH0628569Y2 true JPH0628569Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31225056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1413189U Expired - Lifetime JPH0628569Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 発泡樹脂ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628569Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2541965Y2 (ja) * | 1991-12-20 | 1997-07-23 | 鐘淵化学工業株式会社 | 透水板 |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1413189U patent/JPH0628569Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105417U (ja) | 1990-08-22 |
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