JPH0679837B2 - 断熱コンクリ−ト成形体 - Google Patents
断熱コンクリ−ト成形体Info
- Publication number
- JPH0679837B2 JPH0679837B2 JP29833086A JP29833086A JPH0679837B2 JP H0679837 B2 JPH0679837 B2 JP H0679837B2 JP 29833086 A JP29833086 A JP 29833086A JP 29833086 A JP29833086 A JP 29833086A JP H0679837 B2 JPH0679837 B2 JP H0679837B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- molded body
- heat insulation
- concrete
- concrete molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、断熱性能の優れたコンクリート成形体に関
する。
する。
気泡コンクリートは断熱性が優れているが、圧縮強度が
普通のコンクリートの1/5程度に低下する。
普通のコンクリートの1/5程度に低下する。
また、断熱性を向上させたものとして、多数の気泡室間
に透孔が設けられている熱可塑性合成樹脂シートを複数
枚積層してモルタル材に埋設した気泡を含んだモルタル
板が知られている(特公昭50-37212号公報)。
に透孔が設けられている熱可塑性合成樹脂シートを複数
枚積層してモルタル材に埋設した気泡を含んだモルタル
板が知られている(特公昭50-37212号公報)。
上記の気泡を含んだモルタル板は、その製造にあたり、
熱可塑性合成樹脂シートの各層間にモルタルを散布する
など製造が煩瑣である。
熱可塑性合成樹脂シートの各層間にモルタルを散布する
など製造が煩瑣である。
この発明は、上記の点に鑑みて成形性を失うことなく、
断熱性能を向上させた断熱コンクリート成形体を提供す
ることを目的とする。
断熱性能を向上させた断熱コンクリート成形体を提供す
ることを目的とする。
この発明の断熱コンクリート成形体は、合成樹脂発泡ス
トランドから構成されたマット状体が埋設されてなるこ
とを特徴としている。
トランドから構成されたマット状体が埋設されてなるこ
とを特徴としている。
この発明において、合成樹脂発泡ストランドから構成さ
れたマット状体としては、押出機より発泡性合成樹脂を
ストランド状に複数本押出発泡させ、この発泡ストラン
ドをそれぞれ屈曲蛇行させつつ相互に接触した部分を融
着させて成形した板状体、発泡ストランドを交差させ、
その交差部分を接着もしくは融着したマット状体、発泡
ストランドで平織したマット状体などがあげられる。
れたマット状体としては、押出機より発泡性合成樹脂を
ストランド状に複数本押出発泡させ、この発泡ストラン
ドをそれぞれ屈曲蛇行させつつ相互に接触した部分を融
着させて成形した板状体、発泡ストランドを交差させ、
その交差部分を接着もしくは融着したマット状体、発泡
ストランドで平織したマット状体などがあげられる。
発泡性合成樹脂としては、スチレン系樹脂、オレフイン
系樹脂などの熱可塑性樹脂に、アゾジカルボンアミドな
どの熱分解型発泡剤あるいはフレオンなどの揮発性発泡
剤などを添加し、必要に応じてその他の添加剤を添加し
た組成物である。
系樹脂などの熱可塑性樹脂に、アゾジカルボンアミドな
どの熱分解型発泡剤あるいはフレオンなどの揮発性発泡
剤などを添加し、必要に応じてその他の添加剤を添加し
た組成物である。
そして、これらの合成樹脂発泡ストランドから構成され
たマット状体をコンクリートに埋設させる方法として
は、その両面にワイヤーネットで挟んだ状態でコンクリ
ート型枠の所定個所に設置してコンクリートを打設して
硬化させることにより行われるのが普通である。
たマット状体をコンクリートに埋設させる方法として
は、その両面にワイヤーネットで挟んだ状態でコンクリ
ート型枠の所定個所に設置してコンクリートを打設して
硬化させることにより行われるのが普通である。
この発明の断熱コンクリート成形体は、コンクリート中
に合成樹脂発泡ストランドから構成されたマット状体が
埋設されているので、断熱性が優れたものとなる。
に合成樹脂発泡ストランドから構成されたマット状体が
埋設されているので、断熱性が優れたものとなる。
また、埋設されたマット状体が発泡ストランドから構成
されているので、その表裏面が凹凸をなし、表裏を貫通
する空隙を有するため、打設されたコンクリートはマッ
ト状体の表裏に食い込むか連通した状態となって、コン
クリートとマット状体とは強固に密着一体化したものと
なる。
されているので、その表裏面が凹凸をなし、表裏を貫通
する空隙を有するため、打設されたコンクリートはマッ
ト状体の表裏に食い込むか連通した状態となって、コン
クリートとマット状体とは強固に密着一体化したものと
なる。
〔実施例〕 発泡性ポリエチレンより直径3mmの発泡ストランド(約2
5倍発泡)を多数本押出し、引取速度を押出速度より遅
くしてそれぞれストランドを屈曲蛇行させつつ相互に接
触する部分を融着させ、見掛け密度10kg/m3のマット状
体(巾1m、厚さ30mm)を得た。
5倍発泡)を多数本押出し、引取速度を押出速度より遅
くしてそれぞれストランドを屈曲蛇行させつつ相互に接
触する部分を融着させ、見掛け密度10kg/m3のマット状
体(巾1m、厚さ30mm)を得た。
このマット状体の両側を2mmφの鉄線を50mmピッチに溶
接した金網で挟み、これをRC用型枠の中心部に配置して
コンクリートを打設して50mm厚さのRC板を得た。
接した金網で挟み、これをRC用型枠の中心部に配置して
コンクリートを打設して50mm厚さのRC板を得た。
この発明に係る上記RC板の断熱性能を普通のRC板と比較
したところ約2倍に向上していることが判明した。ま
た、圧縮強度は普通のRC板の75%であり、強度の低下も
少ないことが分かった。
したところ約2倍に向上していることが判明した。ま
た、圧縮強度は普通のRC板の75%であり、強度の低下も
少ないことが分かった。
この発明の断熱コンクリート成形体は、コンクリート中
に合成樹脂発泡ストランドから構成されたマット状体が
埋設されているので、断熱性が優れたものとなる。
に合成樹脂発泡ストランドから構成されたマット状体が
埋設されているので、断熱性が優れたものとなる。
また、埋設されたマット状体が発泡ストランドから構成
されているので、その表裏面が凹凸をなし、表裏を貫通
する空隙を有するため、打設されたコンクリートはマッ
ト状体の表裏に食い込むか連通した状態となって、コン
クリートとマット状体とは強固に密着一体化したものと
なる。
されているので、その表裏面が凹凸をなし、表裏を貫通
する空隙を有するため、打設されたコンクリートはマッ
ト状体の表裏に食い込むか連通した状態となって、コン
クリートとマット状体とは強固に密着一体化したものと
なる。
また、圧縮強度の低下も少なく、屋上断熱、外壁断熱な
どの建材用途、埋設管等の土木用途に広く適用できる。
どの建材用途、埋設管等の土木用途に広く適用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】合成樹脂発泡ストランドから構成されたマ
ット状体が埋設されてなることを特徴とする断熱コンク
リート成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29833086A JPH0679837B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 断熱コンクリ−ト成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29833086A JPH0679837B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 断熱コンクリ−ト成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63151444A JPS63151444A (ja) | 1988-06-24 |
JPH0679837B2 true JPH0679837B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=17858264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29833086A Expired - Lifetime JPH0679837B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 断熱コンクリ−ト成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679837B2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-15 JP JP29833086A patent/JPH0679837B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63151444A (ja) | 1988-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4075380A (en) | Construction panels | |
US3555131A (en) | Method for making reinforced modular foam panels | |
US3435580A (en) | Insulated,reinforced concrete,panel-type building unit | |
KR960702880A (ko) | 건축 자재(Building Component) | |
JP3160720B2 (ja) | 建築材料 | |
US4056910A (en) | Structural building element | |
JPH0679837B2 (ja) | 断熱コンクリ−ト成形体 | |
JP2009156015A (ja) | 断熱パネル | |
FI20185632A1 (fi) | Kantava seinärakenne ja menetelmä sen valmistamiseksi | |
KR200180669Y1 (ko) | 발포압출시트가 합지된 발포단열판재 | |
JPH0628569Y2 (ja) | 発泡樹脂ブロック | |
JP2814710B2 (ja) | 型枠兼用断熱板 | |
JPS5934650Y2 (ja) | 外壁板 | |
CN212534878U (zh) | 一种复合保温板 | |
JP2849125B2 (ja) | 床下地材の製造方法 | |
KR100354551B1 (ko) | 조립식 콘크리트철골구조체용 심재 | |
JPS6018536B2 (ja) | 軽量強化石こう硬化物 | |
JP2633294B2 (ja) | コンクリート建築物の床構造 | |
JPH0249843A (ja) | 建築用複合板材の製造方法 | |
JP3045661U (ja) | 水勾配面の下地用勾配板 | |
JPS6020731Y2 (ja) | 建築用板 | |
JP2571092Y2 (ja) | 熱可塑性樹脂細条摺曲集合体 | |
JPH066530U (ja) | 透水性能付き型枠兼用断熱パネル | |
JP3066556U (ja) | 建築用パネル | |
KR20090049678A (ko) | 폐 스티로폼을 이용한 건축용 패널 |