JPH046874B2 - - Google Patents

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JPH046874B2
JPH046874B2 JP23582683A JP23582683A JPH046874B2 JP H046874 B2 JPH046874 B2 JP H046874B2 JP 23582683 A JP23582683 A JP 23582683A JP 23582683 A JP23582683 A JP 23582683A JP H046874 B2 JPH046874 B2 JP H046874B2
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JP
Japan
Prior art keywords
slag
suction
amount
condenser
molten metal
Prior art date
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Expired
Application number
JP23582683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60126583A (ja
Inventor
Hiroshi Hamuro
Kazutaka Too
Katsuro Ishihara
Masaaki Tsuchimoto
Masao Okazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶湯上のスラグをサクシヨンヘツド
で吸引させ、吸引したスラグを水冷固化してセパ
レータに送り、そのセパレータで冷却水及び固化
スラグをガスから分離させ、前記セパレータから
のガスをコンデンサーで除湿する溶湯スラグ除去
方法に関する。
上記溶湯スラグ除去方法においては、作業能率
の向上と溶湯スラグの高粘度化、所謂皮張りを防
止するために、溶湯スラグをできるだけ迅速に吸
引除去することが望まれるのであるが、一方スラ
グを過大に吸引させてしまうと、吸引輸送管にお
ける圧力損失の増大や、水冷却に伴ない発生する
水蒸気の多量発生に起因した真空度低下等により
スラグ搬送トラブルを招く問題があり、これらの
ことから、スラグ吸引量制御に際して適確な吸引
量測定を行なうことが重要な課題となつていた。
そこで従来スラブ吸引量を測定するに、溶湯を
充填した取鍋やトピードカーの総重量を検出し、
スラグ吸引に伴なう総重量変化からスラブ吸引量
を測定したり、あるいは、吸引搬送系路の末端に
おいて回収された固化スラグ重量を測定したりし
ていたのであるが、前者の方法にあつては、数百
トンにも達する取鍋総重量を検出するために、極
めて大がかりな検出装置が必要となる問題があ
り、又、数百トンもの大重量に対してスラグ吸引
量が毎分数百キログラム程度であるため、検出対
象である重量変化が極めて小さく検出精度面にお
いても未だ信頼性に欠ける問題があつた。更に、
後者の方法にあつては、測定時点と吸引時点との
間にかなりの時間遅れがあるために、リアルタイ
ムで適切なスラグ吸引量制御が行なえない欠点が
あつた。
本発明の目的は、上述従来の実情に鑑みて、合
理的な改良方法により、簡単な検出装置で、リア
ルタイムに、かつ、精度良くスラグ吸引量を測定
できるようにする点にある。
本発明の特徴手段は、セパレータとコンデンサ
ーの間、及び、前記コンデンサーからの排気路
夫々において、温度と圧力を検出し、それら検出
値からサクシヨンヘツドへのスラグ吸引量を測定
する点にあり、その作用・効果は次の通りであ
る。
つまり、サクシヨンヘツドによるスラグ吸引に
対して種々の実験を行なつた結果、第3図の関係
があることが判つた。第3図は、スラグ吸引量と
そのスラグの水冷固化に判ない発生する水蒸気量
との関係を示し、スラグ吸引量が増加すると比例
的に水蒸気量が増加することがこのグラフから判
る。本発明は、このことに着目して、コンデンサ
ー前後における温度並びに圧力検出からそれらの
前後のガス状態を定量分析し、その分析結果に基
づいてコンデンサーで除湿された水蒸気量を測定
すると共に、その測定水蒸気量から前述相関に基
づいてスラグ吸引量を測定するのである。
すなわち、単に吸引ガスの圧力・温度検出だけ
であるから検出装置を極めて小型にかつ、簡単に
構成することができ、又、水蒸気が、スラグ吸引
直後に発生するものであり、かつ、吸引系路にお
ける移送速度が速いことから、サクシヨンヘツド
での吸引時点に対して時間遅れ無くリアルタイム
にスラグ吸引量を測定することができ、しかも、
水蒸気量とスラグ吸引量の量的変化率が共に大き
い状態での相関に基づいた測定であることから、
測定誤差も極めて小さくすることができ、それら
の結果、設備コスト面で極めて有利にしながら、
極めて適確な、かつ、精度の良いスラグ吸引量測
定を行なえるに至り、スラグ吸引を円滑に維持し
ながら、スラグの吸引除去作業能率を向上し得る
に至つた。
次に本発明の実施例を例示図に基づいて詳述す
る。
第1図に示すように、吸気装置1に連通したサ
クシヨンヘツド2を、それを支持するアーム3の
駆動操作で鉛直向きに下降させ、サクシヨンヘツ
ド吸引口を取鍋4内の溶湯L上に浮かぶスラグS
に近接させることにより、その吸引口からその溶
湯スラグSを空気と共に吸引させると共に、サク
シヨンヘツド2内において、冷却水管5から供給
される冷却水を吸引スラグに対し噴出させること
により、スラグを粒状に固化させる。
そして、固化スラグ、冷却水、空気、及び、水
冷却に伴ない発生した水蒸気を三相混合状態で吸
引管6を介してセパレータ7に真空移送し、セパ
レータ7で固液分と分離されたガスをコンデンサ
8で除湿して、つまり、水冷却時の発生水蒸気を
復水して空気のみを吸気装置1により吸引排出さ
せると共に、セパレータ7でガスと分離された固
化スラグ及び水を水槽9に回収し、かつ、その水
槽9に装備したコンベア10により沈澱固化スラ
グを揚送回収するのである。
サクシヨンヘツド2のスラグ吸引量制御を行な
うに、スラグ吸引量を連続的に測定すると共に、
その測定結果に基づいて測定スラグ吸引量が設定
値に維持されるようにサクシヨンヘツド吸引口の
溶湯スラグSに対する高さを、自動制御装置11
によるサクシヨンヘツド自動昇降で調節するので
あり、スラグの過大吸引を回避してそれに起因し
た吸引搬送トラブルを未然に防止しながら、スラ
グ吸引量を可及的に大きく維持し、スラグ除去作
業能率を向上すると共に、溶湯スラグSが自然冷
却により高粘度化し、吸入作業の支障となる所謂
皮張りが生じることのないようにするのである。
サクシヨンヘツド2のスラグ吸引量を測定する
に、先ず、セパレータ7とコンデンサ8とを接続
する管路12、及び、コンデンサ8と吸気装置1
とを接続する排気路13の夫々に付設した温度セ
ンサー14a,14b、及び、圧力センサー15
a,15bにより、コンデンサ8による除湿前と
除湿後との夫々におけるガスの温度T1,T2、圧
力P1,P2を検出し、第2図に示すガスの状態グ
ラフ、及び、後述する演算手順に基いてそれら検
出値T1,P1・T2,P2から水蒸気量WVを自動制御
装置11で連続的に算出させる。
第3図は、吸引口径170mmのサクシヨンヘツド
2をスラグ上方60〜80mmの高さに配置し、210N
m3/mmの風量で取鍋内のスラグを吸引したときの
スラグ吸引量Gとセパレータ7を出た直後の水蒸
気量WVの関係を示すグラフであつて、水蒸気量
WVが増大するとスラグ吸引量Gも増大している
ことが判る。そこで、スラグ吸引量Gと水冷却時
の発生水蒸気量WVとの間にある相関関係に基づ
いて、算出水蒸気量WVからスラグ吸引量Gを連
続的に測定するのである。
つまり、スラグ吸引量Gと水蒸気量WVとの間
にある相関を利用して、スラグ吸引量測定を、ガ
スの温度、圧力検出だけで行なえるようにし、測
定装置の簡略化を図ると共に、水蒸気がサクシヨ
ンヘツド2でのスラグ吸引直後に発生するもので
あり、かつ、移送速度が速いことを利用してスラ
グ吸引量測定を吸引時点に対して時間遅れ少なく
リアルタイムに行なえるように、又、水蒸気量と
スラグ吸引量の量的変化が共に大きいことを利用
して精度良くスラグ吸引量測定を行なえてように
し、スラグ吸引量制御の制御性向上を図つてあ
る。
コンデンサ8前後における検出圧力P1,P2
び温度T1,T2から水蒸気量WVを算出するに、第
4図に示す如き吸気装置1の特有性能曲線に基づ
いて、コンデンサ後の検出圧力P2から次式(イ)に
より吸引空気量Waを算出すると共に、 Wa=γ2a・QMAX・P2−PMAX/760−PMAX ・760/P2〔Kg/min〕 −(イ) 但し、QMAX: 最大空気量〔m2/min〕(定数) PMAX: 最大吸引圧〔mmHg〕(定数) γ2a: 空気比重量(温度T2、圧力P2) コンデンサ前の検出圧力P1、温度T1から第2
図のガス状態のスラグの読み取り、及び、次式(ロ)
に基づいて、除湿前におけるガスの水蒸気分圧
P1v及び空気分圧P1aを求め、 P1a=P1−P1v〔mmHg〕 −(ロ) かつ、それら分圧値P1v,P1aから次式(ハ)(ニ)に
より除湿前ガスにおける水蒸気比重量γ1v、及び
空気比重量γ1aを算出する。
γ1v=13.6・P1v/(273+T1)・Rv〔Kg/m3〕−(ハ) γ1a=13.6・P1a/(273+T1)・Ra〔Kg/m3〕 但し、Rv: 水蒸気ガス定数 Ra: 空気ガス定数 一方、水蒸気量Wvと吸引空気量Waとの間に
は次式(ホ)の関係がある。
Wv=γ1v/γ1a・Wa −(ホ) そして、前述の算出比重量値γ1v,γ1a、並びに
算出空気量Waと上式(ホ)に代入し、水蒸気量Wv
を算出するのである。
又、コンデンサ後の検出温度T2は、上式(イ)に
おける空気比重量γ2aを上式(ニ)と同様に算出する
場合に用いる。
尚、温度及び圧力を検出するセンサーは、従来
周知の各種型式のセンサーを用いることが可能で
あり、又、それら検出結果に基づいてサクシヨン
ヘツド2のスラグ吸引量Gを測定するための具体
的演算方法も種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る溶湯スラブ除去方法の実施
例を示し、第1図は溶湯用スラブ除去装置の概略
系統図、第2図はガス状態を示すグラフ、第3図
はスラグ吸引量と水蒸気量との特定相関関係を示
すグラフ、第4図は吸気装置の性能曲線を示すグ
ラフである。 2……サクシヨンヘツド、7……セパレータ、
8……コンデンサ、13……排気路、L……溶
湯、S……スラグ、T1,T2……検出温度、P1
P2……検出圧力、G……スラグ吸引量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 溶湯L上のスラグSをサクシヨンヘツド2で
    吸引させ、吸引したスラグを水冷固化してセパレ
    ータ7に送り、そのセパレータ7で冷却水及び固
    化スラグをガスから分離させ、前記セパレータ7
    からのガスをコンデンサー8で除湿する溶湯スラ
    グ除去方法であつて、前記セパレータ7とコンデ
    ンサー8の間、及び、前記コンデンサー8からの
    排気路13夫々において、温度と圧力を検出し、
    それら検出値T1,T2,P1,P2から前記サクシヨ
    ンヘツド2へのスラグ吸引量Gを測定する溶湯ス
    ラグ除去方法。
JP23582683A 1983-12-13 1983-12-13 溶湯スラグ除去方法 Granted JPS60126583A (ja)

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JP23582683A JPS60126583A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 溶湯スラグ除去方法

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JP23582683A JPS60126583A (ja) 1983-12-13 1983-12-13 溶湯スラグ除去方法

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JPS60126583A JPS60126583A (ja) 1985-07-06
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