JPH0466729B2 - - Google Patents
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- JPH0466729B2 JPH0466729B2 JP16046785A JP16046785A JPH0466729B2 JP H0466729 B2 JPH0466729 B2 JP H0466729B2 JP 16046785 A JP16046785 A JP 16046785A JP 16046785 A JP16046785 A JP 16046785A JP H0466729 B2 JPH0466729 B2 JP H0466729B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- intake
- surge tank
- dash panel
- panel
- Prior art date
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 14
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 208000024891 symptom Diseases 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車用エンジンの吸気装置、特に
エンジンが車体前部に横置に配置されて該エンジ
ンの吸気通路がエンジン本体とダツシユパネルと
の間に位置する吸気装置に関する。
エンジンが車体前部に横置に配置されて該エンジ
ンの吸気通路がエンジン本体とダツシユパネルと
の間に位置する吸気装置に関する。
(従来技術)
一般に、自動車においてはフロントガラスの下
方にエンジンルームと車室内とを区切るダツシユ
パネルが設けられているが、自動車の衝突時には
エンジン部品の相対的な後方への移動によつて該
エンジン部品が上記ダツシユパネルに強く当接
し、そのため該ダツシユパネルが変形して、フロ
ントガラスの保持状態が悪くなるという問題が生
じていた。
方にエンジンルームと車室内とを区切るダツシユ
パネルが設けられているが、自動車の衝突時には
エンジン部品の相対的な後方への移動によつて該
エンジン部品が上記ダツシユパネルに強く当接
し、そのため該ダツシユパネルが変形して、フロ
ントガラスの保持状態が悪くなるという問題が生
じていた。
自動車における上記のような問題を解消するも
のとし、例えば実開昭55−167559号公報に開示さ
れた考案がある。これは、第4図に示すように、
エンジンAが車体前部に縦置に配置されエンジン
本体Bの上部にキヤブレタCを介してエアクリー
ナDが取付けられた構成において、上記エアクリ
ーナDとダツシユパネルEの上部との間にスペア
タイヤFを格納するようにしたものである。これ
によれば、自動車の衝突によつてエンジンAが上
記ダツシユパネルE側に相対的に接近した時に、
上記エアクリーナDがスペアタイヤFを押し上げ
て衝撃が吸収され、ダツシユパネルEの変形ない
しフロントガラスGの保持状態の悪化が防止され
ることになる。
のとし、例えば実開昭55−167559号公報に開示さ
れた考案がある。これは、第4図に示すように、
エンジンAが車体前部に縦置に配置されエンジン
本体Bの上部にキヤブレタCを介してエアクリー
ナDが取付けられた構成において、上記エアクリ
ーナDとダツシユパネルEの上部との間にスペア
タイヤFを格納するようにしたものである。これ
によれば、自動車の衝突によつてエンジンAが上
記ダツシユパネルE側に相対的に接近した時に、
上記エアクリーナDがスペアタイヤFを押し上げ
て衝撃が吸収され、ダツシユパネルEの変形ない
しフロントガラスGの保持状態の悪化が防止され
ることになる。
しかし、この考案はエンジン縦置き式の自動車
に関するものであつて、エンジン横置き式の自動
車には適用できない。つまり、エンジンが横置き
に配置される場合においては、高温となる排気通
路を冷却するため或は該排気通路による車室内へ
の熱の影響を回避するため、排気通路がエンジン
本体の前方に配置される関係で、吸気通路がエン
ジン本体とダツシユパネルとの間に配設されるこ
とになり、特に、吸気の慣性を利用して出力を増
加させるため吸気通路を長くする場合には、該吸
気通路がフロントガラスの下端部を支持するダツ
シユパネル上部に接近することになる。従つて、
エンジンが横置きに配置される場合は、吸気通路
のダツシユパネルに対する衝突を対策しなければ
ならないのである。
に関するものであつて、エンジン横置き式の自動
車には適用できない。つまり、エンジンが横置き
に配置される場合においては、高温となる排気通
路を冷却するため或は該排気通路による車室内へ
の熱の影響を回避するため、排気通路がエンジン
本体の前方に配置される関係で、吸気通路がエン
ジン本体とダツシユパネルとの間に配設されるこ
とになり、特に、吸気の慣性を利用して出力を増
加させるため吸気通路を長くする場合には、該吸
気通路がフロントガラスの下端部を支持するダツ
シユパネル上部に接近することになる。従つて、
エンジンが横置きに配置される場合は、吸気通路
のダツシユパネルに対する衝突を対策しなければ
ならないのである。
(発明の目的)
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたも
ので、エンジンが車体前部に横置に配置されて、
吸気通路がエンジン本体とダツシユパネルとの間
に位置する場合において、自動車の衝突により上
記吸気通路がダツシユパネル側に移動して該ダツ
シユパネルに当接した時に、この吸気通路の移動
によるダツシユパネルへの衝撃が効果的に吸収緩
和されるようにすることを目的とする。
ので、エンジンが車体前部に横置に配置されて、
吸気通路がエンジン本体とダツシユパネルとの間
に位置する場合において、自動車の衝突により上
記吸気通路がダツシユパネル側に移動して該ダツ
シユパネルに当接した時に、この吸気通路の移動
によるダツシユパネルへの衝撃が効果的に吸収緩
和されるようにすることを目的とする。
(発明の構成)
本発明に係る自動車用エンジンの吸気装置は、
上記目的達成のため次のように構成したことを特
徴とする。
上記目的達成のため次のように構成したことを特
徴とする。
即ち、エンジンが車体前部に横置に配置されて
該エンジンの吸気通路がエンジン本体とダツシユ
パネルとの間に位置する自動車用エンジンの吸気
装置において、上記吸気通路を車両の進行方向と
平行な面で分割し且つ分割した両部をボルトによ
つて結合するように構成すると共に、上記ボルト
の挿通穴の形状を上記両部の車両進行方向への相
対的移動を可能とする形状にする。ここで、吸気
通路は分割された下方の部分がエンジン本体に係
合されると共に、この部分に上方の部分が上記ボ
ルトによつて結合されることになる。
該エンジンの吸気通路がエンジン本体とダツシユ
パネルとの間に位置する自動車用エンジンの吸気
装置において、上記吸気通路を車両の進行方向と
平行な面で分割し且つ分割した両部をボルトによ
つて結合するように構成すると共に、上記ボルト
の挿通穴の形状を上記両部の車両進行方向への相
対的移動を可能とする形状にする。ここで、吸気
通路は分割された下方の部分がエンジン本体に係
合されると共に、この部分に上方の部分が上記ボ
ルトによつて結合されることになる。
このような構成によれば、自動車の衝突時には
エンジン本体の移動に伴つて吸気通路も相対的に
後方に移動することになるが、この時、吸気通路
におけるエンジン本体に固定された部分は該本体
と一体的に後方に移動するのに対し、該部分に相
対移動可能に結合されている部分はダツシユパネ
ルに当接した時点で上記結合部に生じるずれによ
り後方への移動が停止され、これによりダツシユ
パネルの衝撃が緩和されることになる。
エンジン本体の移動に伴つて吸気通路も相対的に
後方に移動することになるが、この時、吸気通路
におけるエンジン本体に固定された部分は該本体
と一体的に後方に移動するのに対し、該部分に相
対移動可能に結合されている部分はダツシユパネ
ルに当接した時点で上記結合部に生じるずれによ
り後方への移動が停止され、これによりダツシユ
パネルの衝撃が緩和されることになる。
(発明の効果)
上記の構成によれば、吸気通路がエンジン本体
とダツシユパネルとの間に位置する横置きエンジ
ンの吸気装置において、衝突時に上記吸気通路が
後方へ移動してダツシユパネルに当接した際にそ
の衝撃が緩和されるので、該ダツシユパネルの変
形が防止され、これにより該パネルの上方におけ
るフロントガラスの保持状態が良好に維持され、
運転者の安全が確保されることになる。
とダツシユパネルとの間に位置する横置きエンジ
ンの吸気装置において、衝突時に上記吸気通路が
後方へ移動してダツシユパネルに当接した際にそ
の衝撃が緩和されるので、該ダツシユパネルの変
形が防止され、これにより該パネルの上方におけ
るフロントガラスの保持状態が良好に維持され、
運転者の安全が確保されることになる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図に示すように、エンジン1は、車体前部
に設けられて上方にボンネツト2で覆われ且つ後
方をダツシユパネル3で車室4と区切られたエン
ジンルーム5内に横置に配置されている。上記ダ
ツシユパネル3は、下方のダツシユロアパネル3
aと該パネル3aの上部に連設されたダツシユア
ツパパネル3bとから構成され、また該ダツシユ
パネル3の上方には、カウルアツパパネル6aと
カウルフロントパネル6bとでカウル部6が形成
されていると共に、該カウル部6の上部後方にフ
ロントガラス7の下端部が保持されている。
に設けられて上方にボンネツト2で覆われ且つ後
方をダツシユパネル3で車室4と区切られたエン
ジンルーム5内に横置に配置されている。上記ダ
ツシユパネル3は、下方のダツシユロアパネル3
aと該パネル3aの上部に連設されたダツシユア
ツパパネル3bとから構成され、また該ダツシユ
パネル3の上方には、カウルアツパパネル6aと
カウルフロントパネル6bとでカウル部6が形成
されていると共に、該カウル部6の上部後方にフ
ロントガラス7の下端部が保持されている。
一方、上記エンジン1は吸気装置10を有す
る。この吸気装置10は、上流側から配設された
エアクリーナ(図示せず)と、スロツトルバルブ
を内蔵したスロツトルボデイ11と、伸縮自在な
エアホース12と、サージタンク13と、吸気マ
ニホルド14とを有し、これらによつて上記エア
クリーナからエンジン本体15における燃焼室に
通じる吸気通路が構成されている。そして、上記
スロツトルボデイ11がエンジン本体15の上面
15aに固着されていると共に、サージタンク1
3や吸気マニホルド14は該エンジン本体15の
後方における上記ダツシユパネル3との間に配置
され、吸気マニホルド14の下流端14aがエン
ジン本体15の後面15bに固着されている。ま
た、吸気マニホルド14の上流端14bはサージ
タンク13の下流端13aにシールラバー16を
介して複数のボルト17…17よつて結合されて
いる。
る。この吸気装置10は、上流側から配設された
エアクリーナ(図示せず)と、スロツトルバルブ
を内蔵したスロツトルボデイ11と、伸縮自在な
エアホース12と、サージタンク13と、吸気マ
ニホルド14とを有し、これらによつて上記エア
クリーナからエンジン本体15における燃焼室に
通じる吸気通路が構成されている。そして、上記
スロツトルボデイ11がエンジン本体15の上面
15aに固着されていると共に、サージタンク1
3や吸気マニホルド14は該エンジン本体15の
後方における上記ダツシユパネル3との間に配置
され、吸気マニホルド14の下流端14aがエン
ジン本体15の後面15bに固着されている。ま
た、吸気マニホルド14の上流端14bはサージ
タンク13の下流端13aにシールラバー16を
介して複数のボルト17…17よつて結合されて
いる。
次に、第2図を用いてサージタンク13の下流
端13aと吸気マニホルド14の上流端14bと
の結合部の構造を詳しく説明すると、サージタン
ク13の下流端13aは下向きに開口され、また
吸気マニホルド14の上流端14bは上向きに開
口されていると共に、その開口端面には夫々フラ
ンジ18,19が設けられている。そして、サー
ジタンク13におけるフランジ18の前辺部1
8′には2個のネジ穴18aが、後辺部18″には
3個のボルト挿通穴18bが設けられ、また吸気
マニホルド14におけるフランジ19の前辺部1
9′には2個のボルト挿通穴19aが、後辺部1
9″には3個のネジ穴19bが設けられ、更に上
記シールラバー16の前辺部16′及び後辺部1
6″には夫々2個及び3個のボルト挿通穴16a,
16bが設けられている。そして、該結合部の前
部においては、2本のボルト17′がワツシヤリ
ング20′とラバーリング21′に挿通された上
で、下方から吸気マニホルド14におけるフラン
ジ19前辺部19′の各ボルト挿通穴19a及び
シールラバー16の前辺部16′の各ボルト16
aに挿通されてサージタンク13におけるフラン
ジ18の前辺部18′のネジ穴18aに螺じ込ま
れるようになつており、また該結合部の後部にお
いては、3本のボルト17″がワツシヤリング2
0″とラバーリング21″に挿通された上で、上方
からサージタンク13におけるフランジ18の後
辺部18″の各ボルト挿通穴18b及びシールラ
バー16の後辺部16″の各ボルト挿通穴16b
に挿通されて吸気マニホルド14におけるフラン
ジ19の後辺部19″のネジ穴19bに螺じ込ま
れるようになつている。
端13aと吸気マニホルド14の上流端14bと
の結合部の構造を詳しく説明すると、サージタン
ク13の下流端13aは下向きに開口され、また
吸気マニホルド14の上流端14bは上向きに開
口されていると共に、その開口端面には夫々フラ
ンジ18,19が設けられている。そして、サー
ジタンク13におけるフランジ18の前辺部1
8′には2個のネジ穴18aが、後辺部18″には
3個のボルト挿通穴18bが設けられ、また吸気
マニホルド14におけるフランジ19の前辺部1
9′には2個のボルト挿通穴19aが、後辺部1
9″には3個のネジ穴19bが設けられ、更に上
記シールラバー16の前辺部16′及び後辺部1
6″には夫々2個及び3個のボルト挿通穴16a,
16bが設けられている。そして、該結合部の前
部においては、2本のボルト17′がワツシヤリ
ング20′とラバーリング21′に挿通された上
で、下方から吸気マニホルド14におけるフラン
ジ19前辺部19′の各ボルト挿通穴19a及び
シールラバー16の前辺部16′の各ボルト16
aに挿通されてサージタンク13におけるフラン
ジ18の前辺部18′のネジ穴18aに螺じ込ま
れるようになつており、また該結合部の後部にお
いては、3本のボルト17″がワツシヤリング2
0″とラバーリング21″に挿通された上で、上方
からサージタンク13におけるフランジ18の後
辺部18″の各ボルト挿通穴18b及びシールラ
バー16の後辺部16″の各ボルト挿通穴16b
に挿通されて吸気マニホルド14におけるフラン
ジ19の後辺部19″のネジ穴19bに螺じ込ま
れるようになつている。
然して、上記ラバーシール16及び吸気マニホ
ルド14のフランジ19における前辺部16′,
19′に設けられた各ボルト挿通穴16a,19
aは前方に開口した切欠き穴とされており、また
上記サージタンク13のフランジ18における後
辺部18″に設けられた各ボルト挿通穴18bは
後方に開口した切欠き穴とされている。
ルド14のフランジ19における前辺部16′,
19′に設けられた各ボルト挿通穴16a,19
aは前方に開口した切欠き穴とされており、また
上記サージタンク13のフランジ18における後
辺部18″に設けられた各ボルト挿通穴18bは
後方に開口した切欠き穴とされている。
尚、この実施例においては、第1図に示すよう
にサージタンク13の下流端13aに設けられた
フランジ18の直後方には上記ダツシユロアパネ
ル3aに前方に突出する突部3cが設けられてい
る。
にサージタンク13の下流端13aに設けられた
フランジ18の直後方には上記ダツシユロアパネ
ル3aに前方に突出する突部3cが設けられてい
る。
次に、実施例の作用を説明すると、自動車の衝
突時にエンジン1が相対的に後方に移動した時
に、該エンジン1の吸気装置10もエンジン本体
15と共に後方に移動する。この場合において、
吸気装置10におけるサージタンク13が吸気マ
ニホルド14に固定的に結合されていると、該サ
ージタンク13が吸気マニホルド14を介してエ
ンジン本体15と一体的に後方に移動して、ダツ
シユロアパネル3aの上部やカウルフロントパネ
ル6bに強く当接することになり、これに伴つて
カウル部6やダツシユパネル3が変形することに
なる。しかし、上記の構成によれば、エンジン本
体15に固着された吸気マニホルド14に対して
サージタンク13が相対的に前方に移動可能に結
合されているから、第3図に示すように、該サー
ジタンク13がダツシユパネル3に当接した時点
で後方への移動が停止されて、エンジン本体15
と吸気マニホルド14だけが後方に移動すること
になる。つまり、上記サージタンク13と吸気マ
ニホルド14の結合部の前部においては、ラバー
シール16及び吸気マニホルド14のフランジ1
9における前辺部16′,19′のボルト挿通穴1
6a,19aが前方に開口する切欠き穴とされて
いるので、サージタンク13のフランジ18の前
辺部18′におけるネジ穴18aに螺合されたボ
ルト17′が上記ボルト挿通穴16a,19aか
ら相対的に前方に離脱し、同様に該結合部の後部
においては、サージタンク13のフランジ18に
おける後辺部18″のボルト挿通穴18bが後方
に開口する切欠き穴とされているので、吸気マニ
ホルド14のフランジ19の後辺部19″におけ
るネジ穴19bに螺合されたボルト17″が上記
ボルト挿通穴18bから相対的に後方に離脱する
のである。その結果、サージタンク13がカウル
部6ないしダツシユパネル3の上部に強く衝突し
てこれらが変形することが回避され、これにより
カウルアツパパネル6a及びダツシユアツパパネ
ル3bに保持されたフロントガラス7は正規の保
持状態に維持されることになる。そして、特にこ
の実施例においては、サージタンク13がダツシ
ユロアパネル3aに設けられた突部3cに当接し
た時点で後方への移動が停止されるので、カウル
部6やダツシユパネル3の変形が一層効果的に防
止され、フロントガラス7が正規の保持状態に確
実に維持されることになる。ここで、サージタン
ク13と、エンジン本体15の上面15aに固着
されたスロツトルボデイ11とは伸縮自在なエア
ホース12を介して接続されているので、サージ
タンク13のエンジン本体15ないし吸気マニホ
ルド14に対する相対的移動が妨げられることは
ない。
突時にエンジン1が相対的に後方に移動した時
に、該エンジン1の吸気装置10もエンジン本体
15と共に後方に移動する。この場合において、
吸気装置10におけるサージタンク13が吸気マ
ニホルド14に固定的に結合されていると、該サ
ージタンク13が吸気マニホルド14を介してエ
ンジン本体15と一体的に後方に移動して、ダツ
シユロアパネル3aの上部やカウルフロントパネ
ル6bに強く当接することになり、これに伴つて
カウル部6やダツシユパネル3が変形することに
なる。しかし、上記の構成によれば、エンジン本
体15に固着された吸気マニホルド14に対して
サージタンク13が相対的に前方に移動可能に結
合されているから、第3図に示すように、該サー
ジタンク13がダツシユパネル3に当接した時点
で後方への移動が停止されて、エンジン本体15
と吸気マニホルド14だけが後方に移動すること
になる。つまり、上記サージタンク13と吸気マ
ニホルド14の結合部の前部においては、ラバー
シール16及び吸気マニホルド14のフランジ1
9における前辺部16′,19′のボルト挿通穴1
6a,19aが前方に開口する切欠き穴とされて
いるので、サージタンク13のフランジ18の前
辺部18′におけるネジ穴18aに螺合されたボ
ルト17′が上記ボルト挿通穴16a,19aか
ら相対的に前方に離脱し、同様に該結合部の後部
においては、サージタンク13のフランジ18に
おける後辺部18″のボルト挿通穴18bが後方
に開口する切欠き穴とされているので、吸気マニ
ホルド14のフランジ19の後辺部19″におけ
るネジ穴19bに螺合されたボルト17″が上記
ボルト挿通穴18bから相対的に後方に離脱する
のである。その結果、サージタンク13がカウル
部6ないしダツシユパネル3の上部に強く衝突し
てこれらが変形することが回避され、これにより
カウルアツパパネル6a及びダツシユアツパパネ
ル3bに保持されたフロントガラス7は正規の保
持状態に維持されることになる。そして、特にこ
の実施例においては、サージタンク13がダツシ
ユロアパネル3aに設けられた突部3cに当接し
た時点で後方への移動が停止されるので、カウル
部6やダツシユパネル3の変形が一層効果的に防
止され、フロントガラス7が正規の保持状態に確
実に維持されることになる。ここで、サージタン
ク13と、エンジン本体15の上面15aに固着
されたスロツトルボデイ11とは伸縮自在なエア
ホース12を介して接続されているので、サージ
タンク13のエンジン本体15ないし吸気マニホ
ルド14に対する相対的移動が妨げられることは
ない。
尚、上記各ボルト挿通穴16a,19a,18
bはいずれも切欠き穴としたが、これらのボルト
挿通穴を前後方向に長い長穴としても同様の作用
が得られる。
bはいずれも切欠き穴としたが、これらのボルト
挿通穴を前後方向に長い長穴としても同様の作用
が得られる。
また、この実施例では吸気通路がサージタンク
13と吸気マニホルド14との結合部において水
平な面で分割されているが、本発明は吸気通路が
車体進行方向と平行な斜面で分割結合されている
場合にも適用できる。
13と吸気マニホルド14との結合部において水
平な面で分割されているが、本発明は吸気通路が
車体進行方向と平行な斜面で分割結合されている
場合にも適用できる。
第1〜3図は本発明の実施例を示すもので、第
1図は自動車のエンジンの吸気装置とその周辺の
構成を示す側面図、第2図は吸気通路の分割結合
部の構造を示す分解斜視図、第3図は自動車の衝
突時における吸気装置の状態を示す側面図であ
る。また、第4図は従来例を示す概略側面図であ
る。 1……エンジン、3……ダツシユパネル、10
……吸気装置、13,14……吸気通路(13…
…サージタンク、14……吸気マニホルド)、1
5……エンジン本体、17……ボルト、18b,
19a……ボルト挿通穴。
1図は自動車のエンジンの吸気装置とその周辺の
構成を示す側面図、第2図は吸気通路の分割結合
部の構造を示す分解斜視図、第3図は自動車の衝
突時における吸気装置の状態を示す側面図であ
る。また、第4図は従来例を示す概略側面図であ
る。 1……エンジン、3……ダツシユパネル、10
……吸気装置、13,14……吸気通路(13…
…サージタンク、14……吸気マニホルド)、1
5……エンジン本体、17……ボルト、18b,
19a……ボルト挿通穴。
Claims (1)
- 1 エンジンが車体前部に横置に配置されて該エ
ンジンの吸気通路がエンジン本体とダツシユパネ
ルとの間に位置する自動車用エンジンの吸気装置
であつて、上記吸気通路が車両の進行方向と平行
な面で分割され且つ分割された両部がボルトによ
つて結合されていると共に、該ボルトの挿通穴の
形状が上記両部の車両進行方向への相対的移動を
可能とする形状とされていることを特徴とする自
動車用エンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16046785A JPS6220718A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 自動車用エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16046785A JPS6220718A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 自動車用エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6220718A JPS6220718A (ja) | 1987-01-29 |
JPH0466729B2 true JPH0466729B2 (ja) | 1992-10-26 |
Family
ID=15715575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16046785A Granted JPS6220718A (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 | 自動車用エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6220718A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2728697B2 (ja) * | 1988-11-07 | 1998-03-18 | 工業技術院長 | 電動機のトルク制御方式 |
JP4872586B2 (ja) | 2005-11-10 | 2012-02-08 | 日産自動車株式会社 | 車体前部構造および連結部材 |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP16046785A patent/JPS6220718A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6220718A (ja) | 1987-01-29 |
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