JPH046648Y2 - - Google Patents
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- JPH046648Y2 JPH046648Y2 JP1987090135U JP9013587U JPH046648Y2 JP H046648 Y2 JPH046648 Y2 JP H046648Y2 JP 1987090135 U JP1987090135 U JP 1987090135U JP 9013587 U JP9013587 U JP 9013587U JP H046648 Y2 JPH046648 Y2 JP H046648Y2
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、口紅等棒状の化粧料の容器として好
適な棒状化粧料容器に関し、とくに回転筒である
袴筒に螺軸が一体に設けられた螺軸式棒状化粧料
容器に関する。
適な棒状化粧料容器に関し、とくに回転筒である
袴筒に螺軸が一体に設けられた螺軸式棒状化粧料
容器に関する。
[従来の技術]
従来の螺軸式棒状化粧料容器は、容器の上下半
部が結合されて構成されていた。即ち、繰出機構
を内蔵する容器の下半部の上部に、化粧料皿を格
納する容器の上半部の下部が嵌合され、容器下半
部の回転筒の中に挿入された螺軸に化粧料皿が固
着されており、該化粧料皿が容器の上半部の身筒
の中に挿入されていた。かかる構成においては、
回転筒と螺軸は別体であり、化粧料皿を昇降せし
める繰出機構が内蔵された容器下半部と、化粧料
皿が格納された容器上半部とが嵌合代により摺動
可能に嵌合されていた。
部が結合されて構成されていた。即ち、繰出機構
を内蔵する容器の下半部の上部に、化粧料皿を格
納する容器の上半部の下部が嵌合され、容器下半
部の回転筒の中に挿入された螺軸に化粧料皿が固
着されており、該化粧料皿が容器の上半部の身筒
の中に挿入されていた。かかる構成においては、
回転筒と螺軸は別体であり、化粧料皿を昇降せし
める繰出機構が内蔵された容器下半部と、化粧料
皿が格納された容器上半部とが嵌合代により摺動
可能に嵌合されていた。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来の螺軸式棒状化粧料容器
は、上記構成のため、次の如き欠点があつた。
は、上記構成のため、次の如き欠点があつた。
即ち、部品が多いため、組み立てが繁雑であ
り、組み立て不良を起こすことがあつた。例え
ば、螺軸を回転筒及び身筒の中心に合致するのは
難しく、これが合致されていない場合は、偏心の
ため回動時にがたつき、繰出し繰下げが円滑にで
きなかつた。このため、化粧料皿に搭載されてい
る化粧料が身筒に当たつて削れるという欠点があ
つた。かかる化粧料は商品価値が著しく低下す
る。このようなことから、従来においては、組立
ての手間及び時間が非常にかかり、組立てコスト
が高くついていた。
り、組み立て不良を起こすことがあつた。例え
ば、螺軸を回転筒及び身筒の中心に合致するのは
難しく、これが合致されていない場合は、偏心の
ため回動時にがたつき、繰出し繰下げが円滑にで
きなかつた。このため、化粧料皿に搭載されてい
る化粧料が身筒に当たつて削れるという欠点があ
つた。かかる化粧料は商品価値が著しく低下す
る。このようなことから、従来においては、組立
ての手間及び時間が非常にかかり、組立てコスト
が高くついていた。
また、従来の容器は、上下略半分ずつの寸法か
らなる回転筒と身筒とが容器の中央部で結合され
た構造であつたため、強度的に弱かつた。このた
め、容器の落下時に、結合部分から容器が折損し
たり、強いねじれに対して簡単に折損するという
欠点があつた。
らなる回転筒と身筒とが容器の中央部で結合され
た構造であつたため、強度的に弱かつた。このた
め、容器の落下時に、結合部分から容器が折損し
たり、強いねじれに対して簡単に折損するという
欠点があつた。
さらに、従来においては、化粧料皿を螺軸に正
確に固着するのに多年の熟練を要していた。化粧
料皿が螺軸に正確に固着されていないと、例えば
偏心して固着されたりすると、回動時に化粧料皿
ががたつき、繰出し繰下げが円滑にできなかつ
た。このため、化粧料皿に搭載されている化粧料
が身筒に当たつて削れ、商品価値が著しく低下す
るという欠点があつた。
確に固着するのに多年の熟練を要していた。化粧
料皿が螺軸に正確に固着されていないと、例えば
偏心して固着されたりすると、回動時に化粧料皿
ががたつき、繰出し繰下げが円滑にできなかつ
た。このため、化粧料皿に搭載されている化粧料
が身筒に当たつて削れ、商品価値が著しく低下す
るという欠点があつた。
次に、上下略半分ずつの寸法からなる各部が嵌
合により結合されていたため、嵌合代を要する分
だけ、容器の全長が長くなつていた。この種容器
は口紅容器等として使用され、ハンドバツク等に
収納されることが多いため、小型化が困難である
ということは重大な欠点である。
合により結合されていたため、嵌合代を要する分
だけ、容器の全長が長くなつていた。この種容器
は口紅容器等として使用され、ハンドバツク等に
収納されることが多いため、小型化が困難である
ということは重大な欠点である。
本考案は、上記欠点を解決することを目的とす
る。
る。
[問題点を解決するための手段]
上記目的達成のため、本考案は、回動自在の螺
軸により化粧料を搭載する皿が昇降される棒状化
粧料容器において、回動自在の袴筒の筒体内に螺
軸が一体に突設された袴筒体と、上半部に身筒が
形成され、下半部に上記袴筒に挿入される身筒よ
り径小の機構筒が一体に設けられた身筒体と、上
記身筒体内に挿入される化粧料皿の筒体下部に昇
降筒が一体に設けられた皿体とからなり、上記袴
筒体と機構筒のいずれか一方に嵌合溝が設けら
れ、他方に該嵌合溝に回動自在に摺嵌される突部
が設けられ、上記皿体は昇降筒に設けた係合突起
又はねじにて螺軸の螺旋溝に摺動自在に係合され
るとともに、昇降筒が上記機構筒に昇降自在に嵌
合されたことを特徴とする螺軸式棒状化粧料容器
を供する。この螺軸式棒状化粧料容器は、上記嵌
合溝が袴筒の周壁に円周に沿つて設けられ、上記
突部が機構筒に設けられた点、上記嵌合溝が機構
筒の周壁に円周に沿つて設けられ、上記突部が袴
筒に設けられた点、上記嵌合溝が螺軸の下端部に
円周に沿つて設けられ、上記突部が機構筒に設け
られた点、上記嵌合溝が機構筒の下端部に円周に
沿つて設けられ、上記突部が螺軸に設けられた
点、上記機構筒の周壁に筒の両端部方向に沿つて
長孔からなる摺動孔が設けられ、該摺動孔に摺動
自在に嵌合される摺動突起が上記昇降筒に設けら
れた点、この場合、上記摺動孔及び摺動突起が単
数又は複数である点、上記昇降筒の周壁に筒の両
端部方向に沿つて長孔からなる摺動孔が設けら
れ、該摺動孔に摺動自在に嵌合される摺動突起が
上記機構筒に設けられた点、この場合、上記摺動
孔及び摺動突起が単数又は複数である点、上記昇
降筒は外周壁に筒の両端部方向に沿つて扁平に形
成された扁平面部が設けられ、上記機構筒は内周
壁が上記扁平面部に対応する形状の狭窄部に形成
された点、この場合、上記扁平面部が断面円形の
筒体の一部に設けられた点及び上記扁平面部が断
面多角形の筒体に設けられた点をも特徴とする。
軸により化粧料を搭載する皿が昇降される棒状化
粧料容器において、回動自在の袴筒の筒体内に螺
軸が一体に突設された袴筒体と、上半部に身筒が
形成され、下半部に上記袴筒に挿入される身筒よ
り径小の機構筒が一体に設けられた身筒体と、上
記身筒体内に挿入される化粧料皿の筒体下部に昇
降筒が一体に設けられた皿体とからなり、上記袴
筒体と機構筒のいずれか一方に嵌合溝が設けら
れ、他方に該嵌合溝に回動自在に摺嵌される突部
が設けられ、上記皿体は昇降筒に設けた係合突起
又はねじにて螺軸の螺旋溝に摺動自在に係合され
るとともに、昇降筒が上記機構筒に昇降自在に嵌
合されたことを特徴とする螺軸式棒状化粧料容器
を供する。この螺軸式棒状化粧料容器は、上記嵌
合溝が袴筒の周壁に円周に沿つて設けられ、上記
突部が機構筒に設けられた点、上記嵌合溝が機構
筒の周壁に円周に沿つて設けられ、上記突部が袴
筒に設けられた点、上記嵌合溝が螺軸の下端部に
円周に沿つて設けられ、上記突部が機構筒に設け
られた点、上記嵌合溝が機構筒の下端部に円周に
沿つて設けられ、上記突部が螺軸に設けられた
点、上記機構筒の周壁に筒の両端部方向に沿つて
長孔からなる摺動孔が設けられ、該摺動孔に摺動
自在に嵌合される摺動突起が上記昇降筒に設けら
れた点、この場合、上記摺動孔及び摺動突起が単
数又は複数である点、上記昇降筒の周壁に筒の両
端部方向に沿つて長孔からなる摺動孔が設けら
れ、該摺動孔に摺動自在に嵌合される摺動突起が
上記機構筒に設けられた点、この場合、上記摺動
孔及び摺動突起が単数又は複数である点、上記昇
降筒は外周壁に筒の両端部方向に沿つて扁平に形
成された扁平面部が設けられ、上記機構筒は内周
壁が上記扁平面部に対応する形状の狭窄部に形成
された点、この場合、上記扁平面部が断面円形の
筒体の一部に設けられた点及び上記扁平面部が断
面多角形の筒体に設けられた点をも特徴とする。
[実施例]
次に、本考案にかかる螺軸式棒状化粧料容器を
図面に示す実施例に基ずいて説明する。
図面に示す実施例に基ずいて説明する。
回動自在の袴筒1は上部解放の筒体からなり、
底部2の中央に螺軸3が一体に突設される。螺軸
3は断面が円形であり、周面に螺旋溝4が刻設さ
れる。上記袴筒1及び螺軸3にて袴筒体Aが構成
される。身筒体Bは上下部が開放の筒体からな
り、上半部に身筒5が形成され、下半部に上記袴
筒1に挿入される身筒5より径小の機構筒6が身
筒5と一体に形成される。身筒5には化粧料(図
示省略)が搭載される化粧料皿7が挿入される。
該化粧料皿7は上部が開放された筒体からなり、
底部8に下部が開放された筒体からなる昇降筒9
が一体に連設される。化粧料皿7は身筒5の内壁
面に密接に沿つて昇降する。昇降筒9は、化粧料
皿7とは別体に形成し、化粧料皿7に結合せしめ
てもよい。上記化粧料皿7及び昇降筒9にて皿体
Cが構成される。8aはエア抜き孔、10は係合
突起である。
底部2の中央に螺軸3が一体に突設される。螺軸
3は断面が円形であり、周面に螺旋溝4が刻設さ
れる。上記袴筒1及び螺軸3にて袴筒体Aが構成
される。身筒体Bは上下部が開放の筒体からな
り、上半部に身筒5が形成され、下半部に上記袴
筒1に挿入される身筒5より径小の機構筒6が身
筒5と一体に形成される。身筒5には化粧料(図
示省略)が搭載される化粧料皿7が挿入される。
該化粧料皿7は上部が開放された筒体からなり、
底部8に下部が開放された筒体からなる昇降筒9
が一体に連設される。化粧料皿7は身筒5の内壁
面に密接に沿つて昇降する。昇降筒9は、化粧料
皿7とは別体に形成し、化粧料皿7に結合せしめ
てもよい。上記化粧料皿7及び昇降筒9にて皿体
Cが構成される。8aはエア抜き孔、10は係合
突起である。
袴筒体Aと身筒体Bとは、袴筒体Aと機構筒6
のいずれか一方に嵌合溝11が設けられ、他方に
該嵌合溝に回動自在に摺嵌される突部12が設け
られることにより、身筒体Bに対し袴筒体Aが回
動自在に摺嵌される。嵌合の位置は任意である。
第1図乃至第3図は、袴筒1の内周壁に円周に沿
つて環状の嵌合溝11が設けられ、機構筒6に環
状の突部12が設けられた場合である。第1図は
嵌合溝11及び突部12が後記摺動孔13の上方
に設けられた場合、第2図は摺動孔13の下方に
設けられた場合、第3図は摺動孔13の中途に設
けられた場合である。第3図の場合、機構筒の外
側には外筒6aが設けられる。嵌合溝11は袴筒
1の外周壁に設けることも可能である。この場合
は、第3図の嵌合とは逆になり、外筒6aの下端
部円周に設けられる突部12が下端部の内側に設
けられる。第1図乃至第3図とは逆に、嵌合溝1
1が機構筒6側に、突部12が袴筒1側に設けら
れることも可能である。また、突部12は環状と
せず、複数の突起とすることも可能である。第4
図は、嵌合溝11が螺軸3の下端部に円周に沿つ
て環状に設けられ、機構筒6の下端部に環状の突
部12が設けられた場合である。第4図とは逆
に、嵌合溝11が機構筒6側に、突部12が螺軸
3側に設けられることも可能である。また、突部
12は環状とせず、複数の突起とすることも可能
である。嵌合位置を第1図乃至第3図に示すよう
に、袴筒1の周壁に求めた場合は、袴筒体Aの筒
長が延長されないので、容器の短縮化を一層図る
ことができ、第4図に示すように、螺軸3の下端
部に求めた場合は、嵌合溝11が太径の螺軸下端
部に設けられるため、強度維持の点で一層有利で
ある。
のいずれか一方に嵌合溝11が設けられ、他方に
該嵌合溝に回動自在に摺嵌される突部12が設け
られることにより、身筒体Bに対し袴筒体Aが回
動自在に摺嵌される。嵌合の位置は任意である。
第1図乃至第3図は、袴筒1の内周壁に円周に沿
つて環状の嵌合溝11が設けられ、機構筒6に環
状の突部12が設けられた場合である。第1図は
嵌合溝11及び突部12が後記摺動孔13の上方
に設けられた場合、第2図は摺動孔13の下方に
設けられた場合、第3図は摺動孔13の中途に設
けられた場合である。第3図の場合、機構筒の外
側には外筒6aが設けられる。嵌合溝11は袴筒
1の外周壁に設けることも可能である。この場合
は、第3図の嵌合とは逆になり、外筒6aの下端
部円周に設けられる突部12が下端部の内側に設
けられる。第1図乃至第3図とは逆に、嵌合溝1
1が機構筒6側に、突部12が袴筒1側に設けら
れることも可能である。また、突部12は環状と
せず、複数の突起とすることも可能である。第4
図は、嵌合溝11が螺軸3の下端部に円周に沿つ
て環状に設けられ、機構筒6の下端部に環状の突
部12が設けられた場合である。第4図とは逆
に、嵌合溝11が機構筒6側に、突部12が螺軸
3側に設けられることも可能である。また、突部
12は環状とせず、複数の突起とすることも可能
である。嵌合位置を第1図乃至第3図に示すよう
に、袴筒1の周壁に求めた場合は、袴筒体Aの筒
長が延長されないので、容器の短縮化を一層図る
ことができ、第4図に示すように、螺軸3の下端
部に求めた場合は、嵌合溝11が太径の螺軸下端
部に設けられるため、強度維持の点で一層有利で
ある。
身筒体Bと皿体Cとは、昇降筒9が機構筒6に
昇降自在に嵌合されることにより、皿体Cが身筒
体Bに昇降自在に嵌合される。嵌合の仕方は、長
孔からなる摺動孔と摺動突起による場合、扁平面
の衝合による場合がある。第1図乃至第4図は前
者の場合を示す。即ち、機構筒6の周壁に筒の両
端部方向に沿つて長孔からなる摺動孔13が設け
られ、該摺動孔13に昇降筒9の下端部外側に固
設された摺動突起14が昇降自在に嵌合される
(第1図乃至第4図の各イ,ロ)。この場合、昇降
筒9の下端部には、下端から上方にスリツト9a
が設けられるのが望ましい。しかるときは、下端
部を内方に押圧すれば容易に縮径するので、身筒
体Bへの皿体Cの嵌合が円滑かつ容易に行なわれ
るからである。スリツト9aは単数でも複数でも
よい。しかし、昇降筒9を高弾性材から構成した
り肉厚を薄くしたりすれば、スプリング9aを設
けなくても、摺動孔13への摺動突起14の嵌合
は可能である。第1図乃至第4図の各ハ及び第5
図は、上記とは逆に、昇降筒9の周壁に摺動孔1
3が設けられ、機構筒6の上端部に摺動突起14
が固設された場合である。いずれの場合において
も、摺動孔13は、壁面を貫通していても貫通し
ていなくともよい。摺動孔13が貫通孔である前
者の場合は嵌合が一層確実になり、後者の場合は
強度の維持の上で一層有利である。第1図乃至第
4図(各図ハも含む)及び第5図ニは摺動孔13
が貫通孔の場合、第5図イ乃至ハは摺動孔13が
非貫通孔の場合を例示する。また摺動孔13は孔
が両端部のある有端孔であつても、孔の一端部が
筒の下端まで延長された無端孔であつても、いず
れでもよい。第1図乃至第4図(各図ハも含む)
は前者の場合を例示し、第5図イ乃至ニは後者の
場合を例示する。後者の場合は、皿体Cが上死点
を越えて繰り出されないようにするため、昇降筒
9の下部にストツパ17が設けられる。前者の場
合は、オーバーラン防止のためのストツパは不要
である。上記摺動孔13及び摺動突起14は単数
でも複数でもよい。しかし、対向面に複数設けら
れる方が、繰出し及び繰下げが一層安定かつ円滑
に行なわれるので望ましい。第1図乃至第4図の
各イ,ロ及び第5図イ乃至ハは複数設けた場合、
第1図乃至第4図各ハ及び第5図ニは単数設けた
場合である。尚、摺動孔13は、摺動突起14よ
り多くてもよい。この場合は、多く設けられた摺
動孔13は遊んでいることになる。第6図は、扁
平面の衝合によつて、皿体Cを身筒体Bに昇降自
在に嵌合する場合を例示する。昇降筒9は断面円
形の筒体の外周壁が筒の両端部方向に沿つて扁平
に形成され、扁平面部15となつている。該扁平
面部15は、断面円形の筒体の外周壁の一部に設
けられてもよいし、また昇降筒9の筒壁の断面を
四角形、六角形、八角形のような多角形とするこ
とにより設けてもよい。前者の場合、扁平面部1
5は単数でも複数でもよい。複数設ける場合、扁
平面部15は対向して設けられるのが望ましい
(第6図イ,ロ)。一方、昇降筒9が挿嵌される機
構筒6は、内周壁が上記扁平面部15に衝合され
るよう対応する形状に狭窄に形成された狭窄部1
6となつている。狭窄部16は、機構筒6の内周
壁の一部に設けてもよいし、機構筒6の両端部方
向に沿つた内周壁全部を狭窄に形成することによ
り設けてもよい。昇降筒9の下部には皿体Cの上
死点でのオーバーランを防止するため、ストツパ
17が設けられる。下死点では、昇降筒9が螺軸
13を跨越する程度の筒長に形成されているた
め、昇降筒9の下部が袴筒1の底部2に当接する
ので、オーバーラン防止のためのストツパが不要
である。第1図乃至第4図(各図ハも含む)の如
く、摺動孔13を有端孔とした場合は、繰出し繰
下げ時における皿体Cの上死点及び下死点でのオ
ーバーランが完全に防止される。また、第6図の
如く扁平面の衝合により身筒体Bに皿体Cが嵌合
される場合は、筒体に孔を穿設しないから、強度
維持の上で一層有利である。
昇降自在に嵌合されることにより、皿体Cが身筒
体Bに昇降自在に嵌合される。嵌合の仕方は、長
孔からなる摺動孔と摺動突起による場合、扁平面
の衝合による場合がある。第1図乃至第4図は前
者の場合を示す。即ち、機構筒6の周壁に筒の両
端部方向に沿つて長孔からなる摺動孔13が設け
られ、該摺動孔13に昇降筒9の下端部外側に固
設された摺動突起14が昇降自在に嵌合される
(第1図乃至第4図の各イ,ロ)。この場合、昇降
筒9の下端部には、下端から上方にスリツト9a
が設けられるのが望ましい。しかるときは、下端
部を内方に押圧すれば容易に縮径するので、身筒
体Bへの皿体Cの嵌合が円滑かつ容易に行なわれ
るからである。スリツト9aは単数でも複数でも
よい。しかし、昇降筒9を高弾性材から構成した
り肉厚を薄くしたりすれば、スプリング9aを設
けなくても、摺動孔13への摺動突起14の嵌合
は可能である。第1図乃至第4図の各ハ及び第5
図は、上記とは逆に、昇降筒9の周壁に摺動孔1
3が設けられ、機構筒6の上端部に摺動突起14
が固設された場合である。いずれの場合において
も、摺動孔13は、壁面を貫通していても貫通し
ていなくともよい。摺動孔13が貫通孔である前
者の場合は嵌合が一層確実になり、後者の場合は
強度の維持の上で一層有利である。第1図乃至第
4図(各図ハも含む)及び第5図ニは摺動孔13
が貫通孔の場合、第5図イ乃至ハは摺動孔13が
非貫通孔の場合を例示する。また摺動孔13は孔
が両端部のある有端孔であつても、孔の一端部が
筒の下端まで延長された無端孔であつても、いず
れでもよい。第1図乃至第4図(各図ハも含む)
は前者の場合を例示し、第5図イ乃至ニは後者の
場合を例示する。後者の場合は、皿体Cが上死点
を越えて繰り出されないようにするため、昇降筒
9の下部にストツパ17が設けられる。前者の場
合は、オーバーラン防止のためのストツパは不要
である。上記摺動孔13及び摺動突起14は単数
でも複数でもよい。しかし、対向面に複数設けら
れる方が、繰出し及び繰下げが一層安定かつ円滑
に行なわれるので望ましい。第1図乃至第4図の
各イ,ロ及び第5図イ乃至ハは複数設けた場合、
第1図乃至第4図各ハ及び第5図ニは単数設けた
場合である。尚、摺動孔13は、摺動突起14よ
り多くてもよい。この場合は、多く設けられた摺
動孔13は遊んでいることになる。第6図は、扁
平面の衝合によつて、皿体Cを身筒体Bに昇降自
在に嵌合する場合を例示する。昇降筒9は断面円
形の筒体の外周壁が筒の両端部方向に沿つて扁平
に形成され、扁平面部15となつている。該扁平
面部15は、断面円形の筒体の外周壁の一部に設
けられてもよいし、また昇降筒9の筒壁の断面を
四角形、六角形、八角形のような多角形とするこ
とにより設けてもよい。前者の場合、扁平面部1
5は単数でも複数でもよい。複数設ける場合、扁
平面部15は対向して設けられるのが望ましい
(第6図イ,ロ)。一方、昇降筒9が挿嵌される機
構筒6は、内周壁が上記扁平面部15に衝合され
るよう対応する形状に狭窄に形成された狭窄部1
6となつている。狭窄部16は、機構筒6の内周
壁の一部に設けてもよいし、機構筒6の両端部方
向に沿つた内周壁全部を狭窄に形成することによ
り設けてもよい。昇降筒9の下部には皿体Cの上
死点でのオーバーランを防止するため、ストツパ
17が設けられる。下死点では、昇降筒9が螺軸
13を跨越する程度の筒長に形成されているた
め、昇降筒9の下部が袴筒1の底部2に当接する
ので、オーバーラン防止のためのストツパが不要
である。第1図乃至第4図(各図ハも含む)の如
く、摺動孔13を有端孔とした場合は、繰出し繰
下げ時における皿体Cの上死点及び下死点でのオ
ーバーランが完全に防止される。また、第6図の
如く扁平面の衝合により身筒体Bに皿体Cが嵌合
される場合は、筒体に孔を穿設しないから、強度
維持の上で一層有利である。
袴筒体Aと皿体Cとは、昇降筒9の下端部内側
に先端部が角状のピン、台形状のねじ等からなる
係合突起10が設けられ、該係合突起10が螺軸
3の螺旋溝4に摺動自在に係合され(図示例)、
あるいは昇降筒9の内周壁前面にねじが設けら
れ、このねじの山部が螺旋溝4に摺動自在に係合
される(図示省略)。上記係合突起10は単数で
も複数でもよい。
に先端部が角状のピン、台形状のねじ等からなる
係合突起10が設けられ、該係合突起10が螺軸
3の螺旋溝4に摺動自在に係合され(図示例)、
あるいは昇降筒9の内周壁前面にねじが設けら
れ、このねじの山部が螺旋溝4に摺動自在に係合
される(図示省略)。上記係合突起10は単数で
も複数でもよい。
上記袴筒体A、身筒体B及び皿体C間の嵌合又
は係合の組合せは任意である。したがつて、上記
袴筒体Aと身筒体Bの嵌合例のいずれかと、上記
身筒体Bと皿体Cの嵌合例のいずれかと、螺軸3
と昇降筒9の係合例のいずれかとを適宜に組み合
すことができる。
は係合の組合せは任意である。したがつて、上記
袴筒体Aと身筒体Bの嵌合例のいずれかと、上記
身筒体Bと皿体Cの嵌合例のいずれかと、螺軸3
と昇降筒9の係合例のいずれかとを適宜に組み合
すことができる。
昇降筒9は螺軸3を跨越する程度の筒長に形成
され、機構筒6は昇降筒9と略同長に形成され
る。摺動孔13は、有端孔の場合には、機構筒6
又は昇降筒9のいずれに設けられるときでも、螺
軸3より若干小とされる。袴筒1の筒長は任意で
ある。第1図は螺軸3と略同長の場合、第2図は
螺軸3より長い場合、第3図は螺軸3より短い場
合である。身筒5の筒長は、格納される化粧料の
容量に応じ決定される。この場合、筒径との関係
があり、小径の場合には比較的筒長が大とされ
る。しかし、第1図に示すように、身筒5と機構
筒6との境界部に段部5aを設け、機構筒6を身
筒5に比し小径に形成すれば、身筒5の内容量を
変えずに、容器全体を細身に形成することができ
る。身筒5をこのように段部5a付きとすること
は他の実施例においても可能である。図示例の場
合は、いずれも身筒体Bは皿体Cの略倍長とされ
る。しかし、第2図乃至第3図(各図ハも含む)
及び第4図イ,ロのように、皿体Cの昇降筒9が
化粧料皿7と同径に設けられる場合は、皿体Cは
昇降時昇降筒9の部分にて身筒5に沿つて案内さ
れるから、身筒体Bは皿体Cの倍長により小とす
ることができる。
され、機構筒6は昇降筒9と略同長に形成され
る。摺動孔13は、有端孔の場合には、機構筒6
又は昇降筒9のいずれに設けられるときでも、螺
軸3より若干小とされる。袴筒1の筒長は任意で
ある。第1図は螺軸3と略同長の場合、第2図は
螺軸3より長い場合、第3図は螺軸3より短い場
合である。身筒5の筒長は、格納される化粧料の
容量に応じ決定される。この場合、筒径との関係
があり、小径の場合には比較的筒長が大とされ
る。しかし、第1図に示すように、身筒5と機構
筒6との境界部に段部5aを設け、機構筒6を身
筒5に比し小径に形成すれば、身筒5の内容量を
変えずに、容器全体を細身に形成することができ
る。身筒5をこのように段部5a付きとすること
は他の実施例においても可能である。図示例の場
合は、いずれも身筒体Bは皿体Cの略倍長とされ
る。しかし、第2図乃至第3図(各図ハも含む)
及び第4図イ,ロのように、皿体Cの昇降筒9が
化粧料皿7と同径に設けられる場合は、皿体Cは
昇降時昇降筒9の部分にて身筒5に沿つて案内さ
れるから、身筒体Bは皿体Cの倍長により小とす
ることができる。
各筒体の断面形状について、袴筒1、機構筒6
及び昇降筒9は断面円形に形成されるが、身筒5
及び化粧料皿7は楕円、方形その他異形に形成す
ることができる。
及び昇降筒9は断面円形に形成されるが、身筒5
及び化粧料皿7は楕円、方形その他異形に形成す
ることができる。
袴筒体A、身筒体B及び皿体Cの素材は、いず
れも任意である。合成樹脂製とすれば、一体射出
成形が可能だから、コスト低減上有利であり、金
属製とすれば容器全体を細身に製作する上で一層
有利である。本実施例では、袴筒体A及び皿体C
が適宜プラスチツクスの一体射出成形により形成
され、身筒体Bが金属から製作される。
れも任意である。合成樹脂製とすれば、一体射出
成形が可能だから、コスト低減上有利であり、金
属製とすれば容器全体を細身に製作する上で一層
有利である。本実施例では、袴筒体A及び皿体C
が適宜プラスチツクスの一体射出成形により形成
され、身筒体Bが金属から製作される。
図中、18はキヤツプである。
[作用]
本考案にかかる螺軸式棒状化粧料容器において
は、皿体Cを身筒体Bに挿入後、昇降筒9の係合
突起10を摺動孔13を介して、螺軸3の螺旋溝
4に係合し、次いで、身筒体Bを袴筒体Aに嵌合
すれば、螺軸3が袴筒1に一体に突設されている
ため、螺軸3が袴筒1及び身筒5の中心に合致す
る。したがつて、組立ては極めて容易であり、か
つ組立不良を生ずるおそれはない。また、化粧料
皿7は昇降筒9と一体であるため、皿体Cを身筒
体Bに嵌合すれば、化粧料皿7が螺軸3に対し傾
斜されることがない。
は、皿体Cを身筒体Bに挿入後、昇降筒9の係合
突起10を摺動孔13を介して、螺軸3の螺旋溝
4に係合し、次いで、身筒体Bを袴筒体Aに嵌合
すれば、螺軸3が袴筒1に一体に突設されている
ため、螺軸3が袴筒1及び身筒5の中心に合致す
る。したがつて、組立ては極めて容易であり、か
つ組立不良を生ずるおそれはない。また、化粧料
皿7は昇降筒9と一体であるため、皿体Cを身筒
体Bに嵌合すれば、化粧料皿7が螺軸3に対し傾
斜されることがない。
次に、繰出し繰下げ回動についてみる。身筒5
を持ち、袴筒1を回動させれば、袴筒1と一体の
螺軸3が回動するため、螺旋溝4に係合されてい
る係合突起10は螺旋溝4に沿つて螺動しようと
する。しかし、摺動突起14が摺動孔13に摺動
自在に嵌合されているため、昇降筒9はこの規制
を受けて摺動孔13に沿つて昇降する。化粧料皿
7は昇降筒9の上部に一体に設けられているた
め、昇降筒9の昇降により、繰出し又は繰下げさ
れるのである。この化粧料皿7の繰出し又は繰下
げ時において、摺動孔13に摺動自在に嵌合され
ている昇降筒9は、機構筒6と略同長であつて、
この昇降筒9が機構筒6と螺軸3の間を昇降し、
かつ身筒5が化粧料皿7の昇降に対しガイド作用
を司どるため、身筒5内を昇降する化粧料皿7は
動揺しない。しかも、螺軸3、化粧料皿7は夫々
袴筒1、昇降筒9と一体であるため、偏心のおそ
れがないから、上記と相まつて、化粧料皿7のが
たつきが防止される。したがつて、化粧料皿7に
搭載されている化粧料が身筒5に当たつて削れる
おそれはない。
を持ち、袴筒1を回動させれば、袴筒1と一体の
螺軸3が回動するため、螺旋溝4に係合されてい
る係合突起10は螺旋溝4に沿つて螺動しようと
する。しかし、摺動突起14が摺動孔13に摺動
自在に嵌合されているため、昇降筒9はこの規制
を受けて摺動孔13に沿つて昇降する。化粧料皿
7は昇降筒9の上部に一体に設けられているた
め、昇降筒9の昇降により、繰出し又は繰下げさ
れるのである。この化粧料皿7の繰出し又は繰下
げ時において、摺動孔13に摺動自在に嵌合され
ている昇降筒9は、機構筒6と略同長であつて、
この昇降筒9が機構筒6と螺軸3の間を昇降し、
かつ身筒5が化粧料皿7の昇降に対しガイド作用
を司どるため、身筒5内を昇降する化粧料皿7は
動揺しない。しかも、螺軸3、化粧料皿7は夫々
袴筒1、昇降筒9と一体であるため、偏心のおそ
れがないから、上記と相まつて、化粧料皿7のが
たつきが防止される。したがつて、化粧料皿7に
搭載されている化粧料が身筒5に当たつて削れる
おそれはない。
回転筒である袴筒体Aに摺嵌される身筒体B
は、身筒5と機構筒6が一体であるため、強度的
に強い。しかも、繰出機構を内蔵する容器下半部
は多重筒構造となつており、その中核をなす螺軸
3が機構筒6及び袴筒1により、並びに繰下げ時
においては昇降筒9にて被覆、保護されているた
め、容器の落下時あるいは強いねじれに対し強度
を有し、折損が防止される。
は、身筒5と機構筒6が一体であるため、強度的
に強い。しかも、繰出機構を内蔵する容器下半部
は多重筒構造となつており、その中核をなす螺軸
3が機構筒6及び袴筒1により、並びに繰下げ時
においては昇降筒9にて被覆、保護されているた
め、容器の落下時あるいは強いねじれに対し強度
を有し、折損が防止される。
容器の上下半部は一体構造の身筒体Bの外側に
袴筒体Aが嵌合されるものであつて、嵌合代を要
するものではない。したがつて、嵌合代を不要と
する分だけ、容器に短縮を図ることができる。
袴筒体Aが嵌合されるものであつて、嵌合代を要
するものではない。したがつて、嵌合代を不要と
する分だけ、容器に短縮を図ることができる。
[考案の効果]
このように、本考案にかかる螺軸式棒状化粧料
容器によれば、回動自在の螺軸により化粧料を搭
載する皿が昇降される棒状化粧料容器において、
回動自在の袴筒の筒体内に螺軸が一体に突設され
た袴筒体と、上半部に身筒が形成され、下半部に
上記袴筒に挿入される機構筒が一体に形成された
身筒体と、上記身筒体内に挿入される化粧料皿の
筒体下部に昇降筒が設けられた皿体とからなり、
上記袴筒体と機構筒のいずれか一方に嵌合溝が設
けられ、他方に該嵌合溝に回動自在に摺嵌される
突部が設けられ、上記皿体は昇降筒に設けた係合
突起又はねじにて螺軸の螺旋溝に摺動自在に係合
されるともに、昇降筒が上記昇降筒に昇降自在に
嵌合されており、部品点数が少ないから、組立て
が容易であり、組立て不良が防止される効果があ
る。また化粧料皿のがたつきが防止され、化粧料
の削れを防止し、化粧料の安定かつ円滑な繰出し
繰下げを可能とする。さらに落下強度等容器の強
度が増強される効果がある。さらにまた、容器の
小型化に資する等の効果がある。
容器によれば、回動自在の螺軸により化粧料を搭
載する皿が昇降される棒状化粧料容器において、
回動自在の袴筒の筒体内に螺軸が一体に突設され
た袴筒体と、上半部に身筒が形成され、下半部に
上記袴筒に挿入される機構筒が一体に形成された
身筒体と、上記身筒体内に挿入される化粧料皿の
筒体下部に昇降筒が設けられた皿体とからなり、
上記袴筒体と機構筒のいずれか一方に嵌合溝が設
けられ、他方に該嵌合溝に回動自在に摺嵌される
突部が設けられ、上記皿体は昇降筒に設けた係合
突起又はねじにて螺軸の螺旋溝に摺動自在に係合
されるともに、昇降筒が上記昇降筒に昇降自在に
嵌合されており、部品点数が少ないから、組立て
が容易であり、組立て不良が防止される効果があ
る。また化粧料皿のがたつきが防止され、化粧料
の削れを防止し、化粧料の安定かつ円滑な繰出し
繰下げを可能とする。さらに落下強度等容器の強
度が増強される効果がある。さらにまた、容器の
小型化に資する等の効果がある。
本考案にかかる螺軸式棒状化粧料容器は、紅差
し式のほか、充填式の化粧料にも適用可能であ
る。
し式のほか、充填式の化粧料にも適用可能であ
る。
第1図は本考案にかかる螺軸式棒状化粧料容器
の実施例を示し、イは正面断面図、ロは組立前の
一部切欠斜面図、ハは身筒体及び皿体の実施例を
示す一部切欠斜面図である。第2図は本考案にか
かる螺軸式棒状化粧料容器の他の実施例を示し、
イは一部切欠正面図、ロは組立前の一部切欠斜面
図、ハは身筒体及び皿体の他の実施例を示す一部
切欠斜面図である。第3図は本考案にかかる螺軸
式棒状化粧料容器のさらに他の実施例を示し、イ
は一部切欠正面図、ロは組立前の一部切欠斜面
図、ハは身筒体及び皿体の他の実施例を示す一部
切欠斜面図である。第4図は本考案にかかる螺軸
式棒状化粧料容器のさらに他の実施例を示し、イ
は正面断面図、ロは組立前の一部切欠斜面図、ハ
は身筒体及び皿体の他の実施例を示す一部切欠斜
面図である。第5図は本考案にかかる螺軸式棒状
化粧料容器のさらに他の実施例を示し、イは正面
断面図、ロは身筒体と皿体の組立前の一部切欠斜
面図、ハはイXX拡大断面図、ニはハと同様に切
断した場合の他の実施例を示す拡大断面図であ
る。第6図イは身筒体と皿体の他の実施例を示す
一部切欠斜面図である。ロはYY拡大断面図であ
る。 A……袴筒体、B……身筒体、C……皿体、1
……袴筒、2……底部、3……螺軸、4……螺旋
溝、5……身筒、5a……段部、6……機構筒、
6a……外筒、7……化粧料皿、8……底部、8
a……エア抜き孔、9……昇降筒、9a……スリ
ツト、10……係合突起、11……嵌合溝、12
……突部、13……摺動孔、14……摺動突起、
15……扁平面部、16……狭窄部、17……ス
トツパ、18……キヤツプ。
の実施例を示し、イは正面断面図、ロは組立前の
一部切欠斜面図、ハは身筒体及び皿体の実施例を
示す一部切欠斜面図である。第2図は本考案にか
かる螺軸式棒状化粧料容器の他の実施例を示し、
イは一部切欠正面図、ロは組立前の一部切欠斜面
図、ハは身筒体及び皿体の他の実施例を示す一部
切欠斜面図である。第3図は本考案にかかる螺軸
式棒状化粧料容器のさらに他の実施例を示し、イ
は一部切欠正面図、ロは組立前の一部切欠斜面
図、ハは身筒体及び皿体の他の実施例を示す一部
切欠斜面図である。第4図は本考案にかかる螺軸
式棒状化粧料容器のさらに他の実施例を示し、イ
は正面断面図、ロは組立前の一部切欠斜面図、ハ
は身筒体及び皿体の他の実施例を示す一部切欠斜
面図である。第5図は本考案にかかる螺軸式棒状
化粧料容器のさらに他の実施例を示し、イは正面
断面図、ロは身筒体と皿体の組立前の一部切欠斜
面図、ハはイXX拡大断面図、ニはハと同様に切
断した場合の他の実施例を示す拡大断面図であ
る。第6図イは身筒体と皿体の他の実施例を示す
一部切欠斜面図である。ロはYY拡大断面図であ
る。 A……袴筒体、B……身筒体、C……皿体、1
……袴筒、2……底部、3……螺軸、4……螺旋
溝、5……身筒、5a……段部、6……機構筒、
6a……外筒、7……化粧料皿、8……底部、8
a……エア抜き孔、9……昇降筒、9a……スリ
ツト、10……係合突起、11……嵌合溝、12
……突部、13……摺動孔、14……摺動突起、
15……扁平面部、16……狭窄部、17……ス
トツパ、18……キヤツプ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回動自在の螺軸により化粧料を搭載する皿が
昇降される棒状化粧料容器において、回動自在
の袴筒の筒体内に螺軸が一体に突設された袴筒
体と、上半部に身筒が形成され下半部に上記袴
筒に挿入される身筒より径小の機構筒が一体に
設けられた身筒体と、上記身筒体内に挿入され
る化粧料皿の筒体下部に昇降筒が一体に設けら
れた皿体とからなり、上記袴筒体と機構筒のい
ずれか一方に嵌合溝が設けられ、他方に該嵌合
溝に回動自在に摺嵌される突部が設けられ、上
記皿体は昇降筒に設けた係合突起又はねじにて
螺軸の螺旋溝に摺動自在に係合されるととも
に、昇降筒が上記機構筒に昇降自在に嵌合され
たことを特徴とする螺軸式棒状化粧料容器。 上記嵌合溝が袴筒の周壁に円周に沿つて設け
られ、上記突部が機構筒に設けられた実用新案
登録請求の範囲第1項記載の螺軸式棒状化粧料
容器。 上記嵌合溝が機構筒の周壁に円周に沿つて設
けられ、上記突部が袴筒に設けられた実用新案
登録請求の範囲第1項記載の螺軸式棒状化粧料
容器。 上記嵌合溝が螺軸の下端部に円周に沿つて設
けられ、上記突部が機構筒に設けられた実用新
案登録請求の範囲第1項記載の螺軸式棒状化粧
料容器。 上記嵌合溝が機構筒の下端部に円周に沿つて
設けられ、上記突部が螺軸に設けられた実用新
案登録請求の範囲第1項記載の螺軸式棒状化粧
料容器。 上記機構筒の周壁に筒の両端部方向に沿つて
長孔からなる摺動孔が設けられ、該摺動孔に摺
動自在に嵌合される摺動突起が上記昇降筒に設
けられた実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
5項のいずれか記載の螺軸式棒状化粧料容器。 上記摺動孔及び摺動突起が単数である実用新
案登録請求の範囲第6項記載の螺軸式棒状化粧
料容器。 上記摺動孔及び摺動突起が複数である実用新
案登録請求の範囲第6項記載の螺軸式棒状化粧
料容器。 上記昇降筒の周壁に筒の両端部方向に沿つて
長孔からなる摺動孔が設けられ、該摺動孔に摺
動自在に嵌合される摺動突起が上記機構筒に設
けられた実用新案登録請求の範囲第1項乃至第
5項のいずれか記載の螺軸式棒状化粧料容器。 上記摺動孔及び摺動突起が単数である実用新
案登録請求の範囲第9項記載の螺軸式棒状化粧
料容器。 上記摺動孔及び摺動突起が複数である実用新
案登録請求の範囲第9項記載の螺軸式棒状化粧
料容器。 上記昇降筒は外周壁に筒の両端部方向に沿つ
て扁平に形成された扁平面部が設けられ、上記
機構筒は内周壁が上記扁平面部に対応する形状
の狭窄部に形成された実用新案登録請求の範囲
第1項乃至第5項のいずれか記載の螺軸式棒状
化粧料容器。 上記扁平面部が断面円形の筒体の一部に設け
られた実用新案登録請求の範囲第12項記載の螺
軸式棒状化粧料容器。 上記扁平面部が断面多角形の筒体に設けられ
た実用新案登録請求の範囲第12項記載の螺軸式
棒状化粧料容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987090135U JPH046648Y2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987090135U JPH046648Y2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63199708U JPS63199708U (ja) | 1988-12-22 |
JPH046648Y2 true JPH046648Y2 (ja) | 1992-02-24 |
Family
ID=30949728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987090135U Expired JPH046648Y2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH046648Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5260099B2 (ja) * | 2008-03-24 | 2013-08-14 | 株式会社コーセー | スティック状化粧料用容器 |
JP2011083351A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Kao Corp | 繰り出し容器 |
FR3052345B1 (fr) * | 2016-06-08 | 2019-12-13 | Reboul S.A.S. | Mecanisme d'un etui cosmetique |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5625614U (ja) * | 1979-07-02 | 1981-03-09 | ||
JPS5746885U (ja) * | 1980-09-01 | 1982-03-16 | ||
JPS6036189U (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-12 | 日産自動車株式会社 | 把握装置 |
JPS6141608B2 (ja) * | 1978-05-22 | 1986-09-16 | Unitika Ltd | |
JPS6216979U (ja) * | 1985-07-16 | 1987-01-31 | ||
JPS6237221B2 (ja) * | 1975-04-03 | 1987-08-11 | Metsusaashumitsuto Beruko Buroomu Gmbh |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS566006Y2 (ja) * | 1976-03-23 | 1981-02-09 | ||
JPS6141608U (ja) * | 1984-08-20 | 1986-03-17 | 紀伊産業株式会社 | 繰出し容器 |
JPH0233699Y2 (ja) * | 1985-08-22 | 1990-09-11 |
-
1987
- 1987-06-10 JP JP1987090135U patent/JPH046648Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6237221B2 (ja) * | 1975-04-03 | 1987-08-11 | Metsusaashumitsuto Beruko Buroomu Gmbh | |
JPS6141608B2 (ja) * | 1978-05-22 | 1986-09-16 | Unitika Ltd | |
JPS5625614U (ja) * | 1979-07-02 | 1981-03-09 | ||
JPS5746885U (ja) * | 1980-09-01 | 1982-03-16 | ||
JPS6036189U (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-12 | 日産自動車株式会社 | 把握装置 |
JPS6216979U (ja) * | 1985-07-16 | 1987-01-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63199708U (ja) | 1988-12-22 |
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