JPH0466407A - 缶の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、起立させた状態で送り込まれた缶をその軸線
を水平方向に向けた状態で鉛直下向きに落下させる缶の
搬送装置に関する。

［従来の技術］ アルミ缶等の缶の製造工程において、缶をその軸線を水
平方向に向けて鉛直方向に落下させる場合には、第３図
に示すような缶の搬送装置が使用されている。

第３図に示す装置は、搬送ベルト１と、搬送ベルト１の
一端側に連続して設けられた筒形状の装置本体２とから
構成されている。

装置本体２は、入口２８が搬送ベルト１の送り出し側１
ａに略水平に開口し、出口２ｂが鉛直下向きに開口して
断面長方形状のエルボ状に形成されている。そして、装
置本体２の内部は、上面３及び下面（搬送面）４が半径
Ｒ、、Ｒ、の連続した曲面形状に形成されており、これ
ら上面３及び搬送面４の間の距離は、搬送面４上を起立
した状態で通過する缶５の高さＴより僅かに大きく設定
されている。

そして、搬送ベルトＩにより起立した状態で装置本体２
の入口２ａから連続的に送り込まれた缶５は、その底面
５ａが搬送面４上を滑り、その軸線５ｂが水平方向を向
くと缶５の底面５ａが搬送面４から離れ、出口２ｂから
鉛直下向きに落下していく。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した缶の搬送装置においては、装置
本体２の搬送面４上を滑って移動する缶５が、軸線５ｂ
が水平方向を向く前に、底面５ａの一部が搬送面４から
離れ、それにより缶５の上端が装置本体の上面３と接触
してしまい、装置本体２の内部で缶つまりが発生してし
まうおそれがあった。

また、長時間上記装置を使用する際には、缶５に付着す
るアルミ粉等が装置本体２の搬送面４に落下してしまい
、定期的に搬送面４の清掃作業を行わなければ、アルミ
粉等のために缶５が搬送面４上をスムーズに流れず、上
述したような缶つまり等が発生してしまうおそれがあっ
た。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、缶つまり
等のトラブルが解消され、かつアルミ粉等の清掃作業が
不要な缶の搬送装置を提供することを目的とするもので
ある。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る請求項１記載の缶の搬送装置は、起立した
状態で送り込まれた円筒状の缶をその軸線が水平方向を
向くまで傾斜させて鉛直下向きに落下させる缶の搬送装
置であって、缶が徐々に傾斜するように曲面形状に形成
され、かつ少なくとも出口側に複数の透孔が形成された
搬送面と、この搬送面の下方に設けられ、搬送面上を移
動する缶を透孔から吸引する吸引装置とを脩えたことを
特徴とするものである。

請求項２記載の缶の搬送装置によれば、搬送面が、多数
の透孔が形成された無端状の移動ベルトからなることを
特徴とするものである。

［作用］ 本発明の缶の搬送装置によれば、搬送面上を移動する缶
の底面が、吸引装置により搬送面に向けて吸引されてい
るので、缶はその軸線が水平方向を向いて傾斜するまで
搬送面上を滑って、または搬送面に載置されて移動する
。

また、缶から搬送面上に落ちたアルミ粉等の付着物は、
吸引装置により装置本体から除去される。

［実施例］ 第１図は本発明の缶の搬送装置の第１の実施例を示すも
のである。なお、第３図において示した同一構成部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。

本実施例の特徴は、第３図に示した出口２ｂ側の搬送面
４に、複数の透孔１０が形成されているとともに、装置
本体２の外部には、前記透孔１０から装置本体２の内部
を吸引する吸引装置１１が設けられていることである。

また、搬送面４に形成された透孔１０は、出口２ｂ側か
ら中心角略３０°の範囲に形成されている。

上記構成の装置を使用して缶５を搬送するには、先ず、
吸引装置１１を作動させて搬送面４の透孔ｌＯから装置
本体２の内部を吸引する。そして、搬送ベルトｌによっ
て起立させた缶５を装置本体２の入口２ａへ送り込む。

装置本体２に送り込まれた缶５は、その底面５ａが搬送
面４上を滑り、徐々に傾きながら出口２ｂ側に移動して
いく。そして、缶５が透孔ｌＯが形成された搬送面４上
まで移動すると、缶５の底面５ａは吸引装置１１に吸引
されながら下方に移動していく。これにより、缶５は、
その軸線５ｂが水平方向を向くまで搬送面４上を滑って
移動し、その後出口２ｂから鉛直下向きに落下していく
。

以上、述べたことから容易に理解できるように、本実施
例の搬送装置は、搬送面４上を滑って移動する缶５か、
軸線５ｂが水平方向を向く状態まで傾斜しても吸引装置
１１により搬送面４側に吸弓されているので、出口２ｂ
側付近においても缶５の底面５ａが搬送面４から離れず
、装置本体２の缶つまりが防止され、スムーズに缶を搬
送することができる。

また、缶５に付着するアルミ粉等が搬送面４上に一時的
に付着しても、装置本体４内部は吸引装置１１により吸
引されているので、アルミ粉等は装置本体２の外部に除
去され、それにより、装置本体２の内部の清掃作業が不
要となるとともに、アルミ粉等の付着による缶っまりが
防止される。

第２図は、本発明の缶の搬送装置の第２の実施例を示す
ものである。

本実施例にあっては、多数の透孔１２が形成された無端
状の移動ベルト１３により搬送面１４が形成されている
。

すなわち、搬送面１４を形成する移動ベルト１３は、歯
車１５．１６に掛は渡されて、図示しない駆動装置によ
り矢印六方向に移動するように設けられているとともに
、移動ベルト１３の一端側が起立させた缶５を送り込む
搬送部１３ａとされ、他端側の半径Ｒ，の曲面を有する
部分が搬送面１４とされている。そして、搬送面１４の
下部には、吸引装置１１が設けられているとともに、搬
送面１４の上部には、搬送面１４を覆ってカバー１７が
設けられている。

上記構成の装置を使用して缶を搬送するには、先ず、吸
引装置１１を作動させて、移動ベルト１３を入方向に移
動させる。そして、移動ベルト１３の搬送部１３ａに起
立させた缶５を載置させて搬送面１４へ送っていく。そ
して、搬送面１４上の缶５は、その底面５ａが吸引袋ｍ
１ｌｌにより搬送面１４側に吸引され、その状態で搬送
面１４が移動することにより徐々に傾斜していく。そし
て、缶５は、その軸線５ｂが水平方向を向く状態まで傾
斜した後、鉛直下向きに落下していく。

したがって、本実施例の缶の搬送装置は、第１図に示し
、た装置と同様の作用効果を得ることができる上に、無
端状の移動ベルト１３を、起立させた状態の缶を搬送面
１４へ送り込む搬送部１３ｂとして使用することができ
るため、装置構造を簡便にすることができる。

［発明の効果］ 本発明の搬送装置は、搬送面上を滑って移動する缶の底
面が吸引装置により搬送面側に吸引されているため、缶
はその軸線が水平方向を向く状態まで傾斜しても搬送面
上を移動し、それにより缶つまりが防止され、スムーズ
に缶を搬送することができる。

また、缶に付着したアルミ粉等が搬送面に付着しても、
搬送面上は吸引装置により吸引されているためアルミ粉
等は除去され、それにより搬送面の清掃作業が不要とな
るとともに、アルミ粉等の付着による缶つまり等を防止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の缶の搬送装置の実施例を示
すもので、第１図は缶の搬送装置の第１の実施例を断面
図、第２図は缶の搬送装置の第２の実施例を示す断面図
、第３図は従来の搬送装置を示す断面図である。 ［＝コ 第１図 ４．１４・・・・・搬送面、　　　５・・・・・缶、５
ａ・・・・・缶の底面、　　　　５ｂ・・・・・缶の軸
線、１（１，１２・・・・・透孔、　　　ＩＩ・・・・
・吸引装置、Ｉ３・・・・・移動ベルト

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）起立した状態で送り込まれた円筒状の缶をその軸
   線が水平方向を向くまで傾斜させて鉛直下向きに落下さ
   せる搬送装置であって、 缶が徐々に傾斜するように曲面形状に形成され、かつ少
   なくとも出口側に複数の透孔が形成された搬送面と、 この搬送面の下方に設けられ、搬送面上を移動する缶を
   前記透孔から吸引する吸引装置とを備えたことを特徴と
   する缶の搬送装置。
2. （２）前記搬送面が、多数の透孔が形成された無端状の
   移動ベルトからなっていることを特徴とする請求項１記
   載の缶の搬送装置。