JP2584418Y2 - 容器供給装置 - Google Patents

容器供給装置

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JP2584418Y2
JP2584418Y2 JP1991101792U JP10179291U JP2584418Y2 JP 2584418 Y2 JP2584418 Y2 JP 2584418Y2 JP 1991101792 U JP1991101792 U JP 1991101792U JP 10179291 U JP10179291 U JP 10179291U JP 2584418 Y2 JP2584418 Y2 JP 2584418Y2
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隆 桂川
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鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、化粧品等を充填するメ
タルやプラスチック材料からなるチューブ容器を横倒し
状態から正立させた状態で供給するのに用いて好適な容
器供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧品等をチューブ容器に充填
して製品化する製造工程では、予めキャップを螺着して
一側が開口した金属または樹脂材料からなるチューブ容
器を上側が開口部となるように正立させて供給する容器
供給装置、チューブ容器の上側の開口部から内容物を充
填する充填機、チューブ容器内に充填後に上側開口部を
圧着または熱溶着して封緘する封緘装置と順次供給して
製品を製造するものである。
【0003】ここで、第1の従来技術による容器供給装
置を、図6ないし図9に示し説明する。
【0004】図中、1,1は第1の搬送機構としての一
対のシュート板を示し、該各シュート板1はそれぞれ略
V字状になるように配置して設けられ、その上には一側
が開口部2Aとなり、他側がキャップにより閉塞された
円筒状のチューブ容器2,2,…が図6の紙面がキャッ
プ側となるように横置きにして複数個配列されている。
そして、該各シュート板1の最下点には、上,下方向に
移動可能に設けられたストッパ3,3がそれぞれ設けら
れ、該各ストッパ3により前記各シュート板1上の各チ
ューブ容器2が矢示A方向に移動するのを阻止するよう
になる。
【0005】4はブロック状に形成された正立機構とし
ての正立部を示し、該正立部4の上面側には、横置きの
各チューブ容器2と平行になるように一対の保持溝4
A,4Aが離間して形成され、該各保持溝4Aはチュー
ブ容器2の径とほぼ同じ径寸法を有するように断面が半
円弧状に形成され、該各保持溝4Aには図示しない吸引
ポンプと接続される複数個の吸引穴4A1 ,4A1 ,…
(図8および図9参照)が穿設されている。また、当該
正立部4の下側には、図7に示すように、回動アクチュ
エータ5の回動軸5Aが挿嵌されるボス部4Bが形成さ
れ、該回動アクチュエータ5を作動させて回動軸5Aを
矢示B方向に90度回動させることにより、正立部4の
各保持溝4Aを横向き状態から縦向き状態にする。そし
て、前記各吸引穴4A1 は各チューブ容器2が各保持溝
4A内に挿入されたときに吸引して、該各保持溝4A内
にチューブ容器2の側面を吸着し、正立部4を矢示B方
向に回動させ、各チューブ容器2が正立状態になったと
きに、各吸引穴4A1 の吸引動作を中止すると、各チュ
ーブ容器2を保持溝4Aに沿って下側に向けて摺動させ
つつ後述するホルダ7内に投入されるようになってい
る。
【0006】6は第2の搬送機構としての供給用コンベ
アを示し、該供給用コンベア6上には、所定間隔を離間
して複数のホルダ7が配設され、該供給用コンベア6は
ホルダ7を2個づつ矢示C方向に断続的に移動させる。
【0007】7,7,…はホルダを示し、該各ホルダ7
は図7および図9に示すように、浅底の有底筒状に形成
された内側筒体7Aと、該内側筒体7Aの下側外周側に
形成された外側筒体7Bとから構成されている。そし
て、前記内側筒体7A内には正立部4により立てた状態
でチューブ容器2のキャップ側が挿入され、供給用コン
ベア6によりチューブ容器2を立ててホルダ7に挿入し
た状態のまま図示しない充填機に供給する。
【0008】第1の従来技術による容器供給装置は上述
の如く構成されるが、次にその作動について説明する。
【0009】まず、各シュート板1の上側には2人の作
業者が配置され、それぞれ、シュート板1上にチューブ
容器2のキャップ側が図6および図8で正面側になるよ
うに配列,載置作業する。
【0010】また、各シュート板1の下側に設けられた
ストッパ3は間欠的に上,下方向に往復動するから、そ
の都度各シュート板1上の最下点のチューブ容器2を正
立部4の各保持溝4A内にそれぞれ1個づつ落とし込ま
れる。そして、各保持溝4A内にチューブ容器2が落と
し込まれると、吸引ポンプが作動して各吸引穴4A1が
チューブ容器2の側面を吸引して保持溝4A内に吸着さ
せる。次に、この状態のまま、開度アクチュエータ5に
より正立部4を回動軸5Aを中心として矢示B方向に9
0度回動させ、各チューブ容器2の開口部2A側が上側
になるように正立させる。そして、各吸引穴4A1 の吸
引動作を中止すると、チューブ容器2は保持溝4Aに沿
って下側に配置されているホルダ7内に挿入され、供給
用コンベア6でこの各ホルダ7を矢示C方向に移動させ
ることにより、正立状態のチューブ容器2を充填機に供
給する。
【0011】次に、第2の従来技術を図10に示し説明
する。この第2の従来技術では、第1の搬送機構を歯付
コンベアにより構成し、ホッパからチューブ容器を歯付
コンベアに供給するものとする。
【0012】図中、11はチューブ容器2が貯蔵された
ホッパを示し、該ホッパ11の下面側は傾斜してその傾
斜の下側には開口部11Aが形成されている。また、各
チューブ容器2は前述したチューブ容器2と同様にキャ
ップ側が正面側になるようして各々平行にして投入され
ている。
【0013】12は第1の搬送機構としての歯付コンベ
アを示し、該歯付コンベア12は一対のローラ12A,
12Aと、該各ローラ12A間に巻回されたベルト12
Bと、該ベルト12B上に所定間隔を離間して突出形成
された多数個の歯形12C,12C,…とから構成さ
れ、該歯付コンベア12はチューブ容器2を下側から上
側に搬送させるために、傾斜して設けられている。
【0014】そして、ホッパ11の開口部11Aから排
出されたチューブ容器2を各歯形12Cに係合させつつ
ベルト12Bを移動させることにより、チューブ容器2
を後述する正立機構13に搬送させる。
【0015】13は正立機構としての正立部を示し、該
正立部13は第1の従来技術による正立部4とほぼ同様
に構成され、上面側に形成された保持溝13Aと、該保
持溝13A内に形成された各吸引穴(図示せず)と、下
面側に形成されたボス部13Bとからなり、前記歯付コ
ンベア12により搬送されたチューブ容器2を1個づつ
正立させ、第2の搬送機構としての供給用コンベア6の
ホルダ7内にチューブ容器2を立てた状態で挿入し、供
給用コンベア6によりチューブ容器2を充填機に供給す
る。
【0016】このように第2の従来技術による容器供給
装置においては、1人の作業者がホッパ11内にチュー
ブ容器2を挿入作業するだけですみ、第1の従来技術に
比較し作業者の削減を図ることができる。
【0017】また、第2の従来技術の変形例として、ホ
ッパ11と歯付コンベア12との間に径方向にチューブ
容器2を係合させる複数個の係合溝が形成された円柱状
のスターホィールを設け、ホッパ11の開口部11Aか
ら排出されるチューブ容器2をスターホィールの係合溝
に係合させて移動させ、歯付コンベア12の歯形12C
に係合させて正立部13に移動させるものもある。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術では、シュート板1が一対で離れているか
ら、高速運転(1分間当たりの製造本数が80〜100
本)で作業を行なう場合には、各シュート板1にチュー
ブ容器2を並べる作業者は2人必要となり、またチュー
ブ容器2が楕円や角形チューブの場合にはシュート板1
上をチューブ容器2がスムーズに流れなくなり、生産性
を低下させるという問題がある。
【0019】また、第2の従来技術の場合には、正立部
13はチューブ容器2を1本づつ正立させるものである
から、高速運転による製造には適さず、さらに歯付コン
ベア12の各歯型12C間の清掃が困難であるという問
題がある。
【0020】本考案は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本考案は作業者の人数を削減できると共
に、どのような形状の容器でも搬送でき、さらに高速運
転に対応できるようにした容器供給装置を提供すること
を目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本考案による容器供給装置は、一側が開口した
多数本の容器を横置き状態で搬送する第1の搬送機構
と、前記各容器を正立状態に保持するための各ホルダを
所定間隔をもって順次搬送する第2の搬送機構と、
第1の搬送機構で搬送されてくる各容器のうち、少なく
とも2本の容器を横置き状態のままで同時に吸引し、該
各容器を前記第1の搬送機構から第2の搬送機構の上方
移動する移動機構と、該移動機構による各容器の移動
先と前記第2の搬送手段の上方との間に設けられ、該移
動機構から移された容器を保持する少なくとも2個の保
持溝とこれらの容器を該各保持溝毎に振分ける振分け部
とを有し、前記各保持溝内に個別に保持した容器を開口
部が上側を向くように回動して正立させ前記各ホルダに
同時に落下させる正立機構とからなる構成を採用してい
る。
【0022】
【作用】上記構成により、一側が開口した容器が第1
の搬送機構によって横置き状態で搬送されてくると、
動機構はこれらの各容器のうち少なくとも2本の容器を
吸引し、これらの容器を横置き状態のまま第1の搬送機
構から正立機構に移動さる。そして、正立機構は横
置き状態で移動されてき容器を振分け部により各保
持溝側へと振分け、これにより各保持溝は第2の搬送機
構で搬送される各ホルダの間隔に対応させて各容器を保
持する。 そして、正立機構は各容器を各保持溝内に保持
した状態で、各容器を開口部が上側を向くように回動し
て正立させた後、該各容器を第2の搬送機構のホルダ
内に同時に落下させる。これにより、第2の搬送機構に
よって複数本の容器を各ホルダ内に立てた状態で次の工
程に供給することができる。このとき、移動機構は少な
くとも2本の容器を吸引し、該各容器を正立機構に向け
移動するようにしているから、容器がいかなる形状であ
っても該移動機構の容器を吸引する部分の形状を容器の
形状にほぼ一致させることにより、様々な容器を複数本
ずつ移動することができる。
【0023】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1ないし図5に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0024】図中、21は本実施例による第1の搬送機
構としての搬送用コンベアを示し、該搬送用コンベア2
1は一対のローラ21A,21Aと、該各ローラ21A
間に水平状に巻回されたベルト21Bとからなり、該ベ
ルト21B上にはチューブ容器2が図面の紙面がキャッ
プ側となるようにして平行に並べられている。
【0025】22は前記搬送用コンベア21の終端側に
位置して固定して設けられたストッパを示し、該ストッ
パ22により複数個のチューブ容器2が横置き状態のま
まベルト21B上に待機するようになる。
【0026】23は本実施例の移動機構を示し、該移動
機構23は紙面の左,右方向にロッド24Aが伸縮する
主エアシリンダ24と、該主エアシリンダ24の先端側
に設けられた吸引部25と、該吸引部25を上,下方向
に移動させる副エアシリンダ26とから構成されてい
る。
【0027】ここで、主エアシリンダ24は図1に示す
矢示Dのように左,右方向にロッド24Aが伸縮するよ
うに設けられ、該ロッド24Aの伸縮により副エアシリ
ンダ26を搬送用コンベア21の終端側から後述する正
立機構27上へと往復移動するようになる。
【0028】また、吸引部25は上面側が副エアシリン
ダ26のロッド26Aの先端側に固定され、下面側には
横置きの各チューブ容器2と平行になるように一対の吸
引溝25A,25Aが離間して形成され、該各吸引溝2
5Aはチューブ容器2の径とほぼ同じ径寸法を有するよ
うに断面が半円弧状に形成され、該各吸引溝25Aには
図示しない吸引ポンプと接続される複数個の吸引穴(図
示せず)が形成されている。
【0029】さらに、副エアシリンダ26のロッド26
Aを図2の矢示Eのように上,下方向に伸縮させること
により、主エアシリンダ24のロッド24Aの縮小によ
り搬送用コンベア21の終端部の上側に位置した吸引部
25を下側に移動させ、搬送用コンベア21上の2個の
チューブ容器2を各吸引溝25A内で吸着し、該各チュ
ーブ容器2を引き上げるようになっている。
【0030】27は本実施例の正立機構としての正立部
を示し、該正立部27は従来技術の正立部4とほぼ同様
に、上面側に各ホルダ7間に対応する間隔をもって形成
されそれぞれチューブ容器2と平行になるように延び
一対の保持溝27A,27Aと、該各保持溝27A内に
吸引ポンプと接続して穿設された複数個の吸引穴27A
1,27A1,…(図3および図4参照)と、下側に形
成され、従来技術と同様に回動アクチュエータの回動軸
が挿嵌されるボス部27Bとから構成されている。しか
、本実施例による正立部27においては上面側の各
保持溝27Aの間に上側に向けて先端が鋭角となるよう
に突出した振分け部27Cが形成され、該振分け部27
Cは、移動機構23の吸引部25により移動されてくる
2本のチューブ容器2を各保持溝27A毎に個別に振分
ける構成となっている。
【0031】そして、該正立部27も第1の従来技術の
正立部4と同様に、各保持溝27A内にチューブ容器2
が投入されると吸引ポンプが作動して各吸引穴27A1
からチューブ容器2の側面を吸着し、ボス部27Bを回
動中心として紙面の奥側が立ち上がるように90度回動
することにより、正立部27を立てた状態にする。その
後に、前記各吸引穴27A1 による吸引動作を中止し
て、各チューブ容器2を保持溝27Aに沿って下側に落
下させ、供給コンベア6上の各ホルダ7内に挿入する。
【0032】本実施例による容器供給装置は以上述べた
如くで、次にその作動を図1ないし図4に基づいて説明
する。
【0033】なお、図1は主エアシリンダ24のロッド
24Aが伸長し、各チューブ容器2を正立部27の各保
持溝27A内に投入した状態を示し、図2は正立部27
のボス部27Bを中心として立ち上がりつつある状態お
よび主エアシリンダ24のロッド24Aが縮小した状態
を示し、図3は正立部27のボス部27Bが立ち上がっ
て各ホルダ7にチューブ容器2を挿入した状態および副
エアシリンダ26のロッド26Aが伸長し、吸引部25
の各吸引溝25A内に各チューブ容器2を吸着している
状態を示し、図4は正立部27が戻りつつある状態およ
び副エアシリンダ26のロッド26Aが縮小した状態を
示し、図5は正立部27が戻った状態および各チューブ
容器2が吸引部25に吸着されたままの状態で、主エア
シリンダ24のロッド24Aが伸長した状態を示してい
る。そして、図1から図5の動作を繰り返すことによ
り、供給用コンベア6によりチューブ容器2を充填機に
供給する。
【0034】即ち、図1では、移動機構23の吸引部2
5の各吸引溝25Aに吸着された2本のチューブ容器2
は各吸引穴の吸引を中止することにより、各吸引溝25
Aの下側に位置した正立部27の各保持溝27A内に振
分け部27Cにより分けられて落下する。そして、各保
持溝27Aの各吸引穴27A1 により吸引動作を開始す
ることで、各保持溝27A内に各チューブ容器2の側面
を吸着させる。
【0035】そして、図2においては、移動機構23の
主エアシリンダ24のロッド24Aを矢示D方向に縮小
させる。一方、正立部27のボス部27Bを回動中心と
して紙面奥側が立ち上がるように回動させる。
【0036】さらに、図3においては、副エアシリンダ
26のロッド26Aを矢示E方向(下側)に伸長させ
て、吸引部25の各吸引溝25Aが搬送用コンベア21
上のチューブ容器2の側面に当接させ、吸引動作を開始
して各チューブ容器2を吸引溝25A内に吸着させる。
一方、正立部27では、該正立部27が完全に垂直に立
った状態になっているから、吸引動作を中止させ各保持
溝27A内に吸着された各チューブ容器2を各保持溝2
7Aに沿って落下させ、下側に位置した供給用コンベア
6の各ホルダ7内に挿入する。
【0037】また、図4においては、吸引部25の各吸
引溝25A内に吸着された各チューブ容器2を吸着した
状態のまま、副エアシリンダ26のロッド26Aを縮小
させて吸引部25を上側に移動させる。一方、正立部2
7は垂直状態からボス部27Bを中心として上側が紙面
奥側に倒れ込む。さらに、供給用コンベア6は矢示C方
向にホルダ7の2個分を移動させる。
【0038】そして、図5においては、主エアシリンダ
24のロッド24Aを伸長させて各吸引溝25A内にチ
ューブ容器2を吸着した状態のまま、吸引部25が水平
状態となった正立部27の上側に位置するように移動さ
せる。
【0039】そして、図1からの作動を繰り返すことに
より供給用コンベア6の各ホルダ7内にチューブ容器2
を挿入し、このチューブ容器2を該供給用コンベア6を
介して充填機に向けて搬送することができる。
【0040】かくして、本実施例によれば、搬送用コン
ベア21によって横置き状態で搬送されてくる各チュー
ブ容器2を、移動機構23の吸引部25で2本ずつ横置
き状態のまま吸引して引き上げる。そして、吸引部25
の吸引動作を中止して、各チューブ容器2を正立部27
に落下させることにより、2本のチューブ容器2を正立
部27に同時に移動することができる。このとき、正立
部27は横置き状態で移動されてきた各チューブ容器2
を振分け部27Cにより2つの保持溝27A側にそれぞ
れ振分けることができる。 た、正立部27では、当該
正立部27を90度回動すれば、移動機構23から横置
き状態で受け取った2本のチューブ容器2を開口部2A
が上向きとなるように同時に正立させることができ、正
立した2本のチューブ容器2を同時に落下させることに
より、供給用コンベア6の2個のホルダ7内に2本のチ
ューブ容器2を挿入することができる。って、本実施
例の容器供給装置によれば、搬送用コンベア21により
横置き状態で搬送されてくる多数のチューブ容器2のう
ち、2本のチューブ容器2を移動機構23と正立部27
とにより供給用コンベア6上に2本同時に正立させた状
態で移送できこの供給用コンベア6により正立状態の
各チューブ容器2を次の工程となる充填工程の充填機に
向けて搬送することができる。
【0041】これにより、搬送用コンベア21のベルト
21B上にチューブ容器2を並べる作業は1人の作業者
により行なうことが可能であり、2人の作業者を必要と
する第1の従来技術に比較して、人数の削減を図ること
ができ、生産コストを低減することができる。また、搬
送用コンベア21にチューブ容器2を配置する作業を前
述した第2の従来技術のようにホッパを用いることによ
り、より作業性を向上させることができる。
【0042】また、搬送用コンベア21により横置き状
態で搬送される2本のチューブ容器2を移動機構23
吸引部25によって吸着して正立部27に向け移動する
ようにしたから、チューブ容器2が楕円や角形チューブ
の場合でも、吸引部25の各吸引溝25Aの断面形状を
チューブ容器2の形状に一致させれば確実に吸引部25
の各吸引溝25A内にチューブ容器2を吸着させること
ができ、該チューブ容器を正立部27の各保持溝27
A内に移動させることができ、第1の従来技術のように
シュート板を使用したときのような搬送時の不具合を確
実に解消することができる。
【0043】なお、前記実施例では、チューブ容器2を
2本づつ正立部27に移動させるものとして述べたが、
これに替えて、3本以上を移動できるように吸引部25
に吸引溝25Aを形成すると共に、正立部27の保持溝
27Aを3本以上有するように形成することにより、よ
り高速度でチューブ容器2を充填機に供給する容器供給
装置を構成することができる。
【0044】また、前記実施例では、移動機構23を紙
面の左,右方向(矢示D方向)に吸引部25を移動させ
る主エアシリンダ24と、該主エアシリンダ24のロッ
ド24Aの先端機構に設けられ、前記吸引部25を上,
下方向(矢示E方向)に移動させる副エアシリンダ26
とから構成したが、本考案はこれに限らず、搬送用コン
ベア21と正立部27の相対位置を例えば紙面の前,後
に設けるようにして、主エアシリンダ24のロッド24
Aを紙面に対して前,後方向に移動するように構成する
ことも可能である。
【0045】
【考案の効果】以上詳述した如く、本考案によれば、一
側が開口した多数本の容器が横置き状態で第1の搬送手
段により搬送されてくると、これらの各容器のうち少な
くとも2本の容器を移動機構によ横置き状態のまま吸
引して正立機構に移動させると共に、該正立機構の振分
け部により各容器を各保持溝側へと振分け、該各保持溝
で各容器を保持した状態で正立機構により各容器を開口
部が上側を向くように回動して正立させ、各容器を第2
の搬送機構のホルダ内に同時に落下させる構成とした
から、第1の搬送手段により横置き状態で送られてくる
各容器のうち少なくともの2本の容器を第2の搬送手段
側に正立状態で受け渡すことができ、これらの各容器
ホルダ内に立てた状態で第2の搬送手段により次の工
程に向けて円滑に搬送することができる。また、移動機
構は少なくとも2本の容器を吸引し、正立機構に向け移
動するようにしているから、容器がいかなる形状であっ
も移動機構の容器を吸引する部分の形状を容器の形状
にほぼ一致させることにより、様々な容器を複数本ずつ
移動することができ、容器供給装置の容器形状に対する
適用範囲を大幅に広げ、生産性を向上させることができ
る。
【0046】さらに、従来技術においては、容器の供給
作業において第1の搬送機構に容器を並べる作業者が2
名必要であったが、本考案ではその人数を削減でき、1
名の作業者で容器供給作業を行なうことができるから、
生産コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による容器供給装置を示し、移
動機構により容器を正立機構に投入した状態の説明図で
ある。
【図2】正立機構が立ち上がりつつある状態および移動
機構の移動状態を示す説明図である。
【図3】正立機構が立ち上がってホルダに容器を挿入し
た状態および移動機構の容器の吸着状態を示す説明図で
ある。
【図4】正立機構が戻りつつある状態および移動機構の
容器の引き上げ状態を示す説明図である。
【図5】正立機構が戻りつつある状態および移動機構の
容器の移動状態を示す説明図である。
【図6】第1の従来技術による容器供給装置の全体構成
図である。
【図7】図6中の矢示VII −VII 方向からみた正立機構
およびホルダ等を示す縦断面図である。
【図8】正立機構が立ち上がった状態を示す容器供給装
置の全体図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた正立機構およ
びホルダ等を示す縦断面図である。
【図10】第2の従来技術による容器供給装置の全体構
成図である。
【符号の説明】 2 チューブ容器 2A 開口部 6 供給用コンベア(第2の搬送機構) 7 ホルダ 21 搬送用コンベア(第1の搬送機構) 23 移動機構 24 主エアシリンダ 25 吸引部 25A 吸引溝 26 副エアシリンダ 27 正立部 27A 保持溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側が開口した多数本の容器を横置き
    態で搬送する第1の搬送機構と 前記各 容器を正立状態に保持するための各ホルダを所定
    間隔をもって順次搬送する第2の搬送機構と、 記第1の搬送機構で搬送されてくる各容器のうち、少
    なくとも2本の容器を横置き状態のままで同時に吸引
    し、該各容器を前記第1の搬送機構から第2の搬送機構
    の上方に移動する移動機構と、 移動機構による各容器の移動先と前記第2の搬送手段
    の上方との間に設けられ、該移動機構から移された容器
    を保持する少なくとも2個の保持溝とこれらの容器を該
    各保持溝毎に振分ける振分け部とを有し、前記各保持溝
    内に個別に保持した容器を開口部が上側を向くように回
    動して正立させ前記各ホルダに同時に落下させる正立機
    構とから構成してなる容器供給装置。
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