JP3560292B2 - 物品の保持体への挿入方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自立しにくい物品の連続搬送にあって、該物品を安定支持する保持体へ連続かつ自動的に挿入する物品の保持体への挿入方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体等を容器へ充填包装する業界において、自立しにくい容器の連続搬送にあっては、該容器を抱持して安定支持する袴と呼ばれる保持体へ、一個づつ収容させて、後続の希望する充填機やキャッパー等の処理機へ搬送している。
【0003】
そして、容器の袴への挿入にあっては、図8に示すような、容器挿入機80が用いられていたもので、その向きを一方向に揃えた容器81は、縦形シュート82内へ縦向きで、すなわち、その口元を上方へ向けて連続的に多数収容されていて、ストッパー83の開放により一個づつシュート82から容器自重により落下させ、その下方においてタイミング的に移送される容器81の袴84における孔85内へ挿入されている。
【0004】
しかしながら、シュート82から落下した容器81は、袴84の上縁等に当たると孔85内への挿入が円滑に行なわれず、容器姿勢が斜めになったり、孔85の途中に止まる等の不完全挿入(図8において右二番目の容器81を参照)となるので以後の処理機の作業に支障を来す。
【0005】
そのため、後続の押し込み装置86により、これら容器81を強制的に孔85内へ押し込んでいたものであるが、軟質の容器81などは自身の保形力が弱いため、斜めの状態でそのまま挿入されたり、孔85に馴染まない容器81は、その押付力により潰れてしまう等(図8において最右の容器81を参照)の大きな問題点を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、物品を横向き状態で移送手段により移送し、移送手段の移送速度より速い速度で受渡手段により取り出して、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止時に送り込んで蓄溜させ、この蓄溜部から搬送手段の保持体へ挿入手段により物品をに供給させることにより、自立しにくい物品の保持体への供給を、高速でかつ確実に行なうことができる物品の保持体への挿入方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本発明の手段は、
常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で移送手段により連続的に移送し、その終端において、前記移送手段の移送速度より速い速度で受渡手段により取り出して、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止時に送り込んで蓄溜させ、この蓄溜部から該蓄溜搬送手段と略平行して移動する保持体搬送手段の保持体へ、挿入手段により蓄溜搬送手段と保持体搬送手段との停止時に、物品を保持体に供給させる物品の保持体への挿入方法にある。
【0008】
挿入手段による保持体への物品の供給は、蓄溜搬送手段の多数の蓄溜部に蓄溜させた状態で、一度に複数個を複数の保持体へ供給させたり、蓄溜搬送手段と保持体搬送手段と挿入手段との移動を同期させて行なう。
【0009】
また、常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で連続的に多数を移送する移送手段と、該移送手段の終端部に連接して、移送された物品の一個を保持して一方向へ搬送する受渡手段と、該受渡手段の終端部に連接して、この受渡手段により送り込まれて一個づつ収容する物品蓄溜部を多数形成した蓄溜搬送手段と、この蓄溜搬送手段と略平行して連続移送され、内部に物品収容部を有する保持体の搬送手段と、前記蓄溜搬送手段および搬送手段の保持体に連係させて物品の一個または複数個を保持体に供給する挿入手段と、
を備えさせた物品の保持体への挿入装置の構成にある。
【0010】
この構成にあって、
前記保持体の搬送手段は、
この搬送手段の上流側に設けて、蓄溜搬送手段に蓄溜された物品側へ、保持体の収容部を傾倒させる姿勢修正手段を設ける。
【0011】
また、前記挿入手段は、
蓄溜搬送手段の蓄溜部に供給された物品端へ接離自在に当接する送出体と、この送出体に連係させて物品を保持体ヘ向かって繰り出す押出部材とからなる構成や、
多軸に移動可能な多関節ロボットが採用される。
【0012】
他の例の装置の構成は、
常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で連続的に多数を移送する移送手段と、該移送手段の終端部に連接して、移送された物品の一個を保持して一方向へ搬送する受渡手段と、該受渡手段の近傍に設けて連続移送され、内部に物品収容部を有する保持体の搬送手段と、前記受渡手段の終端部と搬送手段の保持体とに連係させて物品を保持体に供給する挿入手段とからなり、
この挿入手段は、
前記受渡手段に連接して物品が移動する下向き傾斜状の送込框を有し、前記受渡手段の移送力により保持体の収容部へ物品を挿入させる。
【0013】
また、この構成にあって、
挿入手段に連係させて、保持体の底部に設けた通孔から送込框へ吸引力を与えて物品を保持体に供給する副挿入手段を設ける。
【0014】
【作用】
前記のように構成される本発明の物品の保持体への挿入方法およびその装置は以下に述べる作用を奏する。
【0015】
本発明の方法および装置は、物品を、常時は起立状態にあるその姿勢を、傾倒した横向きの状態で保持体の収容部へ連続的に供給させるものである。
【0016】
移送手段上には、前記物品が整列されて傾倒した横向きの状態で載置され、連続的に一方向へ移送される。
【0017】
そして、第一の例は、
この移送手段による移送において、受渡手段に達した物品は、該受渡手段により前記移送手段の移送速度より速い速度で、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止に送り込まれる。
【0018】
すなわち、蓄溜搬送手段は間欠運動してその蓄溜部へ物品の一個づつが納められる。
【0019】
一方、この蓄溜搬送手段と略平行させて設けられた保持体搬送手段には、横向きとなった物品に対応させて、その収容部を横向きとさせた保持体が連続して移送される。
【0020】
したがって、このとき挿入手段を操作すれば、蓄溜部の物品機保持体の収納部へ供給されて、該保持体により物品が安定的に支持される。
【0021】
挿入手段による保持体への物品の供給は、一個づつあるいは複数個を一度に挿入することができ、物品が停止した状態や、物品が移送された可動状態の蓄溜搬送手段と保持体搬送手段との同期状態で行なうことができる。
【0022】
第二の例は、
受渡手段と保持体搬送手段とに送込框からなる挿入手段を設けたもので、受渡手段により速度差を設けて物品一個づつ供給するまでの工程は同様である。
【0023】
受渡手段により送込框へ送られた物品は、その搬送力により該送込框内をその傾斜に沿って落下して、送込框の終端部に待機する搬送手段状の保持体へ挿入される。
【0024】
保持体の収容部への物品の挿入が不完全となりやすい物品は、挿入手段に連係させた複挿入手段により、保持体の通孔を介して、例えば、吸引することにより物品挿入が確実となる。
【0025】
【実施例】
次に本発明に関する物品の保持体への挿入方法およびその装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0026】
図1〜図7においてAは物品の保持体への挿入装置で、常時は起立状態にある物品bを、傾倒した横向きの状態で保持体c(一般に袴と呼ばれる。)の収容部c1へ連続的に供給させるもので、この物品bは、例えば、洗剤や調味液等の内容物を包装するものであって、上部に口元を有する容器等が用いられるものである。
【0027】
そして、その第一の実施例は、移送手段1と、受渡手段2と、蓄溜搬送手段3と、保持体搬送手段4と、挿入手段5とにより基本的に構成される。
【0028】
前記移送手段1は、常時は起立状態にある物品bを倒れた横向き状態で連続的に多数を移送するもので、モータ等の駆動部材6により駆動されるベルトコンベア等を用いて、その前工程に、その容器bの向きがランダム状態で送られるロータリー式の容器供給機7を設け、この容器供給機7に連接してこの移送手段1上に、容器bの方向整列機8を設けてあって、該容器bを一定方向に、すなわち、底部が先頭に向けられるように順次整列され、終端部へ向かって移送する。
【0029】
前記した受渡手段2は、移送手段1の終端部において継板9を介して連接した上下一対のベルトコンベア2,2bを用いるものであって、移送された容器bの一個を上下から所定圧で挟み付けるように保持して一方向へ搬送するもので、サーボモータ等の数値制御可能な回転部材10によりベルトコンベア2,2bが連動駆動され、かつ、移送手段1より移送速度を早く設定して、移送手段1から連続移送される容器bの詰まりを解消させると共に、後記する蓄溜搬送手段3への供給移動量を一律に設定させる。
【0030】
前記蓄溜搬送手段3は、受渡手段2の終端部に連接して、この受渡手段2により送り込まれた容器bを一個づつ収容しつつ搬送するもので、左右一対のアタッチメントコンベア3a,3bにより構成されていて、その上部に該容器bが納まる蓄溜部11を多数形成してある。
【0031】
この蓄溜部11は、アタッチメントコンベア3a,3bの上部に取り付けた押送片12,13により、容器幅の変更が任意に行なえるように幅間隔を調整自在に設けてあるもので、一方のコンベア3aを固定側とし、他方のコンベア3bを慣用の作動機構を設けた駆動手段14による可動側としてあって、可動側のコンベア3bを適宜操作することにより押送片12,13の間隔が変化し容器b形状に調整された蓄溜部11が得られる。
【0032】
なお、この蓄溜搬送手段3は、容器bの移送にあっては、駆動手段14により両コンベア3a,3bを同期駆動することで、押送片12,13が同時に移動するものである。
【0033】
前記した保持体cの搬送手段4は、内部に物品収容部c1を有する保持体cを多数連接の状態で載置して、蓄溜搬送手段3の進行方向と略平行に横架され連続移送されるもので、この保持体cは、搬送始めは、その収容部c1が上方へ向けられて移送されるが、蓄溜搬送手段3との対応位置においては、後記する姿勢修正手段15により、容器b側へこの収容部c1が向くように姿勢が変更され、更に、搬送手段4の出口側においては、姿勢修正手段16により再び収容部c1が上方へ向くように戻される。
【0034】
この姿勢修正手段15は、挿入手段5を挟むように、搬送手段4の上流側に設け、姿勢修正手段16は搬送手段4の下流側に設けてあって、図3(a)に示すように、移送方向ヘ向かって所定のひねりガイド17,18が形成されていて、このひねりに沿って一方向あるいは他方向への90°等の保持体cの反転が行なわれる。
【0035】
前記した挿入手段5は、蓄溜搬送手段3および搬送手段4の保持体cに連係させて容器bの一個をまたは複数個を一度に保持体cに供給するもので、水平ガイド19,19に支承されて、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11に供給された容器b端へ接離自在に当接する送出体20と、該送出体20に連係させて容器bを保持体cヘ向かって繰り出す流体シリンダ等の押出部材21とからなる。
【0036】
したがつて、この第一の実施例による装置Aによれば、容器供給機7からの容器bは、方向整列機8により容器底を先頭向きに揃えられて傾倒した横向きの状態で載置され、移送手段1上を所定間隔により連続的に移送される。
【0037】
また、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11は、コンベア3a,3bに取り付けた押送片12,13の間隔が、該押送片13の移動により処理される容器bの幅に見合うように調整されているものであり、該蓄溜搬送手段3は一定の停止時間を有する間欠運動される。
【0038】
移送手段より受渡手段2に達した容器bは、該受渡手段2により移送手段1の移送速度より速い速度で、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11へその停止に送り込まれて、容器bの一個づつが納められ多数個が位置する。
【0039】
また、この蓄溜搬送手段3と略平行させて設けた保持体cの搬送手段4には、保持体cが押せ押せ状態で多数の保持体cが送られているもので、蓄溜部11へ横向きに供給された容器bに対応させて、搬送手段4の始端側に設けた姿勢修正手段15により、その収容部c1が上向きから横向きの状態に修正される。
【0040】
このとき、挿入手段5における送出体20を操作すれば、幾つかの蓄溜部11に収容された容器bが保持体cの収容部c1へ供給されて、該保持体cにより容器bが横向きで安定的に支持されるもので、 この挿入作業は、搬送手段4の停止時に行なわれる。
【0041】
なお、挿入手段5による保持体cへの容器bの供給は、一個づつ挿入してもよい。
【0042】
また、この例において挿入手段5は、図5に示すような、多軸方向へ移動可能な多関節ロボットが採用し得るもので、口元部を先頭にして移送手段1,受渡手段2により移送されて、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11に収容された容器bの口元を、流体シリンダ等の作動部材23により操作されるロボットハンド24により把持させ、蓄溜搬送手段3と略平行に横架された搬送手段4上の保持体cにおける収容部c1内へ90°反転移動させて容器bの底部から挿入させるもので、この場合、保持体cの収容部c1は上方へ向けて搬送手段4へ載置させることが好ましい。
【0043】
また、ロボットハンド24は、図示してないが、一度に複数の容器b,b…を把持することができるように複数組設けることもできる。
【0044】
そして、この例にあっては、挿入手段4による保持体cへの容器bの供給は、蓄溜搬送手段3と保持体搬送手段4と挿入手段5との移動を、あらかじめ、制御手段25に入力したデータに基づいて同期させて行なうことができるもので、挿入の作業能率が向上する。
【0045】
次に図6および図7に示す第二の実施例を説明する。
【0046】
この例は、移送手段1から送られてきた容器bを受渡手段2により一個づつ保持しながら後工程に供給され、この移送力とこの容器bの自重により傾斜させた移送路を滑降して、その下部に設けた搬送手段4上の保持体cの収容部c1内へ挿入するもので、移送手段1と、受渡手段2と、搬送手段4と、挿入手段5とにより構成され、移送手段1と受渡手段2および搬送手段4の構成は、前記した例のものと基本的に同一であるため、詳細な説明は省略する。
【0047】
そして、この挿入手段5は、受渡手段2に連接して容器bが移動する下向き傾斜状でかつ容器bが十分通過し得る筒状の送込框26を有している。
【0048】
この送込框26は、図7に示すように、容器bのサイズに合わせて移動手段27へ移動自在に取り付けてあって、搬送手段4の保持体cへ対応する繰入体28を連接してある。
【0049】
更に、前記した搬送手段4の上流側と下流側には、容器bの載置姿勢を変化させる姿勢修正手段15,16をそれぞれ設けてあって、送込框26の傾斜角度に見合う傾斜した姿勢に修正させて容器bの円滑な挿入を促進させる。
【0050】
そして、保持体cへの容器bの挿入を確実にするために、複挿入手段29が付設されているもので、例えば、図6に示すように、保持体cに穿設されて通孔c2へバキューム等の吸引部材30を連係させて、送込框26および繰入体28を通過した容器bが、保持体cにおける収容部c1途中に引っ掛かった場合などには、前記したバキュームを作用させることで容器bが吸引され収容部c1内へ安定的に納まる。
【0051】
なお、この複挿入手段29は、図示してないが、容器bの流通方向へ付勢させる突出棒やエアの圧送手段等を連係させてもよい。
【0052】
図7において30は、保持体搬送手段4の下流側に設けた送出部材で、保持体cを一個づつ挟んで次工程へ送り出すものである。
【0053】
【発明の効果】
前述のように構成される本発明は、物品は横向きのねた状態で、受渡手段を介して挿入手段により保持体の収容部へ供給されるので、保持体内への挿入が円滑に行なわれて、挿入された物品の姿勢が斜めになったり、収容部の途中に止まる等の不完全挿入が皆無となって、以後工程の処理機の作業に悪影響を与えることない。
【0054】
物品の横向き姿勢による保持体への挿入は、従来機の縦形に比べて機械高を可及的に低く製作することができるので、製作にあってはもちろんのこと、使用時のメンテナンス等の作業性が向上する。
等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する物品の保持体への挿入方法を採用した装置の第一実施例の概要を示す平面図である。
【図2】図1における要部の側面図である。
【図3】図1における保持体の姿勢修正手段の概略を示す平面図である。
【図4】図1における挿入手段の一例を示す一部を破断した平面図である。
【図5】図1における他の挿入手段の例を示す側面図である。
【図6】本発明に関する物品の保持体への挿入方法を採用した装置の第二実施例の概要を示す一部を破断した側面図である。
【図7】図6における平面図である。
【図8】従来の容器の袴への挿入機を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
b 物品
1 移送手段
2 受渡手段
3 蓄溜搬送手段
4 保持体搬送手段
c 保持体
c1 保持体cの収容部
c2 保持体cの通孔
5 挿入手段
20 送出体
21 押出部材
26 送込框
29 副挿入手段
【産業上の利用分野】
本発明は、自立しにくい物品の連続搬送にあって、該物品を安定支持する保持体へ連続かつ自動的に挿入する物品の保持体への挿入方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体等を容器へ充填包装する業界において、自立しにくい容器の連続搬送にあっては、該容器を抱持して安定支持する袴と呼ばれる保持体へ、一個づつ収容させて、後続の希望する充填機やキャッパー等の処理機へ搬送している。
【0003】
そして、容器の袴への挿入にあっては、図8に示すような、容器挿入機80が用いられていたもので、その向きを一方向に揃えた容器81は、縦形シュート82内へ縦向きで、すなわち、その口元を上方へ向けて連続的に多数収容されていて、ストッパー83の開放により一個づつシュート82から容器自重により落下させ、その下方においてタイミング的に移送される容器81の袴84における孔85内へ挿入されている。
【0004】
しかしながら、シュート82から落下した容器81は、袴84の上縁等に当たると孔85内への挿入が円滑に行なわれず、容器姿勢が斜めになったり、孔85の途中に止まる等の不完全挿入(図8において右二番目の容器81を参照)となるので以後の処理機の作業に支障を来す。
【0005】
そのため、後続の押し込み装置86により、これら容器81を強制的に孔85内へ押し込んでいたものであるが、軟質の容器81などは自身の保形力が弱いため、斜めの状態でそのまま挿入されたり、孔85に馴染まない容器81は、その押付力により潰れてしまう等(図8において最右の容器81を参照)の大きな問題点を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、物品を横向き状態で移送手段により移送し、移送手段の移送速度より速い速度で受渡手段により取り出して、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止時に送り込んで蓄溜させ、この蓄溜部から搬送手段の保持体へ挿入手段により物品をに供給させることにより、自立しにくい物品の保持体への供給を、高速でかつ確実に行なうことができる物品の保持体への挿入方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本発明の手段は、
常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で移送手段により連続的に移送し、その終端において、前記移送手段の移送速度より速い速度で受渡手段により取り出して、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止時に送り込んで蓄溜させ、この蓄溜部から該蓄溜搬送手段と略平行して移動する保持体搬送手段の保持体へ、挿入手段により蓄溜搬送手段と保持体搬送手段との停止時に、物品を保持体に供給させる物品の保持体への挿入方法にある。
【0008】
挿入手段による保持体への物品の供給は、蓄溜搬送手段の多数の蓄溜部に蓄溜させた状態で、一度に複数個を複数の保持体へ供給させたり、蓄溜搬送手段と保持体搬送手段と挿入手段との移動を同期させて行なう。
【0009】
また、常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で連続的に多数を移送する移送手段と、該移送手段の終端部に連接して、移送された物品の一個を保持して一方向へ搬送する受渡手段と、該受渡手段の終端部に連接して、この受渡手段により送り込まれて一個づつ収容する物品蓄溜部を多数形成した蓄溜搬送手段と、この蓄溜搬送手段と略平行して連続移送され、内部に物品収容部を有する保持体の搬送手段と、前記蓄溜搬送手段および搬送手段の保持体に連係させて物品の一個または複数個を保持体に供給する挿入手段と、
を備えさせた物品の保持体への挿入装置の構成にある。
【0010】
この構成にあって、
前記保持体の搬送手段は、
この搬送手段の上流側に設けて、蓄溜搬送手段に蓄溜された物品側へ、保持体の収容部を傾倒させる姿勢修正手段を設ける。
【0011】
また、前記挿入手段は、
蓄溜搬送手段の蓄溜部に供給された物品端へ接離自在に当接する送出体と、この送出体に連係させて物品を保持体ヘ向かって繰り出す押出部材とからなる構成や、
多軸に移動可能な多関節ロボットが採用される。
【0012】
他の例の装置の構成は、
常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で連続的に多数を移送する移送手段と、該移送手段の終端部に連接して、移送された物品の一個を保持して一方向へ搬送する受渡手段と、該受渡手段の近傍に設けて連続移送され、内部に物品収容部を有する保持体の搬送手段と、前記受渡手段の終端部と搬送手段の保持体とに連係させて物品を保持体に供給する挿入手段とからなり、
この挿入手段は、
前記受渡手段に連接して物品が移動する下向き傾斜状の送込框を有し、前記受渡手段の移送力により保持体の収容部へ物品を挿入させる。
【0013】
また、この構成にあって、
挿入手段に連係させて、保持体の底部に設けた通孔から送込框へ吸引力を与えて物品を保持体に供給する副挿入手段を設ける。
【0014】
【作用】
前記のように構成される本発明の物品の保持体への挿入方法およびその装置は以下に述べる作用を奏する。
【0015】
本発明の方法および装置は、物品を、常時は起立状態にあるその姿勢を、傾倒した横向きの状態で保持体の収容部へ連続的に供給させるものである。
【0016】
移送手段上には、前記物品が整列されて傾倒した横向きの状態で載置され、連続的に一方向へ移送される。
【0017】
そして、第一の例は、
この移送手段による移送において、受渡手段に達した物品は、該受渡手段により前記移送手段の移送速度より速い速度で、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止に送り込まれる。
【0018】
すなわち、蓄溜搬送手段は間欠運動してその蓄溜部へ物品の一個づつが納められる。
【0019】
一方、この蓄溜搬送手段と略平行させて設けられた保持体搬送手段には、横向きとなった物品に対応させて、その収容部を横向きとさせた保持体が連続して移送される。
【0020】
したがって、このとき挿入手段を操作すれば、蓄溜部の物品機保持体の収納部へ供給されて、該保持体により物品が安定的に支持される。
【0021】
挿入手段による保持体への物品の供給は、一個づつあるいは複数個を一度に挿入することができ、物品が停止した状態や、物品が移送された可動状態の蓄溜搬送手段と保持体搬送手段との同期状態で行なうことができる。
【0022】
第二の例は、
受渡手段と保持体搬送手段とに送込框からなる挿入手段を設けたもので、受渡手段により速度差を設けて物品一個づつ供給するまでの工程は同様である。
【0023】
受渡手段により送込框へ送られた物品は、その搬送力により該送込框内をその傾斜に沿って落下して、送込框の終端部に待機する搬送手段状の保持体へ挿入される。
【0024】
保持体の収容部への物品の挿入が不完全となりやすい物品は、挿入手段に連係させた複挿入手段により、保持体の通孔を介して、例えば、吸引することにより物品挿入が確実となる。
【0025】
【実施例】
次に本発明に関する物品の保持体への挿入方法およびその装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0026】
図1〜図7においてAは物品の保持体への挿入装置で、常時は起立状態にある物品bを、傾倒した横向きの状態で保持体c(一般に袴と呼ばれる。)の収容部c1へ連続的に供給させるもので、この物品bは、例えば、洗剤や調味液等の内容物を包装するものであって、上部に口元を有する容器等が用いられるものである。
【0027】
そして、その第一の実施例は、移送手段1と、受渡手段2と、蓄溜搬送手段3と、保持体搬送手段4と、挿入手段5とにより基本的に構成される。
【0028】
前記移送手段1は、常時は起立状態にある物品bを倒れた横向き状態で連続的に多数を移送するもので、モータ等の駆動部材6により駆動されるベルトコンベア等を用いて、その前工程に、その容器bの向きがランダム状態で送られるロータリー式の容器供給機7を設け、この容器供給機7に連接してこの移送手段1上に、容器bの方向整列機8を設けてあって、該容器bを一定方向に、すなわち、底部が先頭に向けられるように順次整列され、終端部へ向かって移送する。
【0029】
前記した受渡手段2は、移送手段1の終端部において継板9を介して連接した上下一対のベルトコンベア2,2bを用いるものであって、移送された容器bの一個を上下から所定圧で挟み付けるように保持して一方向へ搬送するもので、サーボモータ等の数値制御可能な回転部材10によりベルトコンベア2,2bが連動駆動され、かつ、移送手段1より移送速度を早く設定して、移送手段1から連続移送される容器bの詰まりを解消させると共に、後記する蓄溜搬送手段3への供給移動量を一律に設定させる。
【0030】
前記蓄溜搬送手段3は、受渡手段2の終端部に連接して、この受渡手段2により送り込まれた容器bを一個づつ収容しつつ搬送するもので、左右一対のアタッチメントコンベア3a,3bにより構成されていて、その上部に該容器bが納まる蓄溜部11を多数形成してある。
【0031】
この蓄溜部11は、アタッチメントコンベア3a,3bの上部に取り付けた押送片12,13により、容器幅の変更が任意に行なえるように幅間隔を調整自在に設けてあるもので、一方のコンベア3aを固定側とし、他方のコンベア3bを慣用の作動機構を設けた駆動手段14による可動側としてあって、可動側のコンベア3bを適宜操作することにより押送片12,13の間隔が変化し容器b形状に調整された蓄溜部11が得られる。
【0032】
なお、この蓄溜搬送手段3は、容器bの移送にあっては、駆動手段14により両コンベア3a,3bを同期駆動することで、押送片12,13が同時に移動するものである。
【0033】
前記した保持体cの搬送手段4は、内部に物品収容部c1を有する保持体cを多数連接の状態で載置して、蓄溜搬送手段3の進行方向と略平行に横架され連続移送されるもので、この保持体cは、搬送始めは、その収容部c1が上方へ向けられて移送されるが、蓄溜搬送手段3との対応位置においては、後記する姿勢修正手段15により、容器b側へこの収容部c1が向くように姿勢が変更され、更に、搬送手段4の出口側においては、姿勢修正手段16により再び収容部c1が上方へ向くように戻される。
【0034】
この姿勢修正手段15は、挿入手段5を挟むように、搬送手段4の上流側に設け、姿勢修正手段16は搬送手段4の下流側に設けてあって、図3(a)に示すように、移送方向ヘ向かって所定のひねりガイド17,18が形成されていて、このひねりに沿って一方向あるいは他方向への90°等の保持体cの反転が行なわれる。
【0035】
前記した挿入手段5は、蓄溜搬送手段3および搬送手段4の保持体cに連係させて容器bの一個をまたは複数個を一度に保持体cに供給するもので、水平ガイド19,19に支承されて、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11に供給された容器b端へ接離自在に当接する送出体20と、該送出体20に連係させて容器bを保持体cヘ向かって繰り出す流体シリンダ等の押出部材21とからなる。
【0036】
したがつて、この第一の実施例による装置Aによれば、容器供給機7からの容器bは、方向整列機8により容器底を先頭向きに揃えられて傾倒した横向きの状態で載置され、移送手段1上を所定間隔により連続的に移送される。
【0037】
また、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11は、コンベア3a,3bに取り付けた押送片12,13の間隔が、該押送片13の移動により処理される容器bの幅に見合うように調整されているものであり、該蓄溜搬送手段3は一定の停止時間を有する間欠運動される。
【0038】
移送手段より受渡手段2に達した容器bは、該受渡手段2により移送手段1の移送速度より速い速度で、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11へその停止に送り込まれて、容器bの一個づつが納められ多数個が位置する。
【0039】
また、この蓄溜搬送手段3と略平行させて設けた保持体cの搬送手段4には、保持体cが押せ押せ状態で多数の保持体cが送られているもので、蓄溜部11へ横向きに供給された容器bに対応させて、搬送手段4の始端側に設けた姿勢修正手段15により、その収容部c1が上向きから横向きの状態に修正される。
【0040】
このとき、挿入手段5における送出体20を操作すれば、幾つかの蓄溜部11に収容された容器bが保持体cの収容部c1へ供給されて、該保持体cにより容器bが横向きで安定的に支持されるもので、 この挿入作業は、搬送手段4の停止時に行なわれる。
【0041】
なお、挿入手段5による保持体cへの容器bの供給は、一個づつ挿入してもよい。
【0042】
また、この例において挿入手段5は、図5に示すような、多軸方向へ移動可能な多関節ロボットが採用し得るもので、口元部を先頭にして移送手段1,受渡手段2により移送されて、蓄溜搬送手段3の蓄溜部11に収容された容器bの口元を、流体シリンダ等の作動部材23により操作されるロボットハンド24により把持させ、蓄溜搬送手段3と略平行に横架された搬送手段4上の保持体cにおける収容部c1内へ90°反転移動させて容器bの底部から挿入させるもので、この場合、保持体cの収容部c1は上方へ向けて搬送手段4へ載置させることが好ましい。
【0043】
また、ロボットハンド24は、図示してないが、一度に複数の容器b,b…を把持することができるように複数組設けることもできる。
【0044】
そして、この例にあっては、挿入手段4による保持体cへの容器bの供給は、蓄溜搬送手段3と保持体搬送手段4と挿入手段5との移動を、あらかじめ、制御手段25に入力したデータに基づいて同期させて行なうことができるもので、挿入の作業能率が向上する。
【0045】
次に図6および図7に示す第二の実施例を説明する。
【0046】
この例は、移送手段1から送られてきた容器bを受渡手段2により一個づつ保持しながら後工程に供給され、この移送力とこの容器bの自重により傾斜させた移送路を滑降して、その下部に設けた搬送手段4上の保持体cの収容部c1内へ挿入するもので、移送手段1と、受渡手段2と、搬送手段4と、挿入手段5とにより構成され、移送手段1と受渡手段2および搬送手段4の構成は、前記した例のものと基本的に同一であるため、詳細な説明は省略する。
【0047】
そして、この挿入手段5は、受渡手段2に連接して容器bが移動する下向き傾斜状でかつ容器bが十分通過し得る筒状の送込框26を有している。
【0048】
この送込框26は、図7に示すように、容器bのサイズに合わせて移動手段27へ移動自在に取り付けてあって、搬送手段4の保持体cへ対応する繰入体28を連接してある。
【0049】
更に、前記した搬送手段4の上流側と下流側には、容器bの載置姿勢を変化させる姿勢修正手段15,16をそれぞれ設けてあって、送込框26の傾斜角度に見合う傾斜した姿勢に修正させて容器bの円滑な挿入を促進させる。
【0050】
そして、保持体cへの容器bの挿入を確実にするために、複挿入手段29が付設されているもので、例えば、図6に示すように、保持体cに穿設されて通孔c2へバキューム等の吸引部材30を連係させて、送込框26および繰入体28を通過した容器bが、保持体cにおける収容部c1途中に引っ掛かった場合などには、前記したバキュームを作用させることで容器bが吸引され収容部c1内へ安定的に納まる。
【0051】
なお、この複挿入手段29は、図示してないが、容器bの流通方向へ付勢させる突出棒やエアの圧送手段等を連係させてもよい。
【0052】
図7において30は、保持体搬送手段4の下流側に設けた送出部材で、保持体cを一個づつ挟んで次工程へ送り出すものである。
【0053】
【発明の効果】
前述のように構成される本発明は、物品は横向きのねた状態で、受渡手段を介して挿入手段により保持体の収容部へ供給されるので、保持体内への挿入が円滑に行なわれて、挿入された物品の姿勢が斜めになったり、収容部の途中に止まる等の不完全挿入が皆無となって、以後工程の処理機の作業に悪影響を与えることない。
【0054】
物品の横向き姿勢による保持体への挿入は、従来機の縦形に比べて機械高を可及的に低く製作することができるので、製作にあってはもちろんのこと、使用時のメンテナンス等の作業性が向上する。
等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する物品の保持体への挿入方法を採用した装置の第一実施例の概要を示す平面図である。
【図2】図1における要部の側面図である。
【図3】図1における保持体の姿勢修正手段の概略を示す平面図である。
【図4】図1における挿入手段の一例を示す一部を破断した平面図である。
【図5】図1における他の挿入手段の例を示す側面図である。
【図6】本発明に関する物品の保持体への挿入方法を採用した装置の第二実施例の概要を示す一部を破断した側面図である。
【図7】図6における平面図である。
【図8】従来の容器の袴への挿入機を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
b 物品
1 移送手段
2 受渡手段
3 蓄溜搬送手段
4 保持体搬送手段
c 保持体
c1 保持体cの収容部
c2 保持体cの通孔
5 挿入手段
20 送出体
21 押出部材
26 送込框
29 副挿入手段
Claims (9)
- 常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で移送手段により連続的に移送し、その終端において、前記移送手段の移送速度より速い速度で受渡手段により取り出して、蓄溜搬送手段の蓄溜部へその停止時に送り込んで蓄溜させ、この蓄溜部から該蓄溜搬送手段と略平行して移動する保持体搬送手段の保持体へ、挿入手段により蓄溜搬送手段と保持体搬送手段との停止時に、物品を保持体に供給させることを特徴とする物品の保持体への挿入方法。
- 挿入手段による保持体への物品の供給は、蓄溜搬送手段の多数の蓄溜部に蓄溜させた状態で、一度に複数個を複数の保持体へ供給させることを特徴とする請求項1記載の物品の保持体への挿入方法。
- 挿入手段による保持体への物品の供給は、蓄溜搬送手段と保持体搬送手段と挿入手段との移動を同期させて行なうことを特徴とする請求項1記載の物品の保持体への挿入方法。
- 常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で連続的に多数を移送する移送手段と、該移送手段の終端部に連接して、移送された物品の一個を保持して一方向へ搬送する受渡手段と、該受渡手段の終端部に連接して、この受渡手段により送り込まれて一個づつ収容する物品蓄溜部を多数形成した蓄溜搬送手段と、この蓄溜搬送手段と略平行して連続移送され、内部に物品収容部を有する保持体の搬送手段と、前記蓄溜搬送手段および搬送手段の保持体に連係させて物品の一個または複数個を保持体に供給する挿入手段とを備えさせたことを特徴とする物品の保持体への挿入装置。
- 前記保持体の搬送手段は、この搬送手段の上流側に設けて、蓄溜搬送手段に蓄溜された物品側へ、保持体の収容部を傾倒させる姿勢修正手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の物品の保持体への挿入装置。
- 前記挿入手段は、蓄溜搬送手段の蓄溜部に供給された物品端へ接離自在に当接する送出体と、該送出体に連係させて物品を保持体ヘ向かって繰り出す押出部材とからなることを特徴とする請求項4記載の物品の保持体への挿入装置。
- 前記挿入手段は、多軸に移動可能な多関節ロボットであることを特徴とする請求項4記載の物品の保持体への挿入装置。
- 常時は起立状態にある物品を倒れた横向き状態で連続的に多数を移送する移送手段と、該移送手段の終端部に連接して、移送された物品の一個を保持して一方向へ搬送する受渡手段と、該受渡手段の近傍に設けて連続移送され、内部に物品収容部を有する保持体の搬送手段と、前記受渡手段の終端部と搬送手段の保持体とに連係させて物品を保持体に供給する挿入手段とからなり、この挿入手段は、前記受渡手段に連接して物品が移動する下向き傾斜状の送込框を有し、前記受渡手段の移送力により保持体の収容部へ物品を挿入させることを特徴とする物品の保持体への挿入装置。
- 前記挿入手段に連係させて、保持体の底部に設けた通孔から送込框へ吸引力を与えて物品を保持体に供給する副挿入手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の物品の保持体への挿入装置。
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