JPH0464837A - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は建物の天袋、地袋等の空間部に装着される空
気調和機の室内ユニットに関するものである。

［従来の技術］ 第３図は実開昭６０−５４０２３号公報に示された従来
の空気調和機における室内ユニットの断面図であり、室
内ユニッ１〜（１）は天井スラブ（２）と天井板（３）
との間の空間部に複数のボルト（４）で懸吊された筐体
（５）を備えており、その下部開口端は、化粧パネル（
６）で閉塞されている。筐体（５）内には送風機（７）
と熱交換器（８）とが筐体（５）側に支持されて収納さ
れており、熱交換器（８）の下方には樋状のトレンパン
（９）が図の手前側から奥側へ向かって延長設置されて
いる、そして筐体（５）と化粧パネル（６）とには吸込
口（］０）と吹出Ｄ（］］）とが開設されている。

上記構成において、送風機（７）を始動すると図示矢印
Ａで示すように吸込口（１０）から吸引された室内空気
は送風機（７）の吸気口（７ａ）から吸引されて排気口
（７ｂ）から排出され、熱交換器（８）を通過すること
により冷やされるか暖められるかしたのち吹出口（１１
）から図示矢印Ｂで示すように室内へ吹き出さ才しる。

熱交換器（８）に付着した露はトレンパン（９）内に落
下し、ドレンパイプによって室外へ排出される。そして
熱交換器（８）による熱交換時には筐体（５）の内部と
外部とが断熱されていないと筐体（５）の外周面に結露
が生じるので、これを防止するため筐体（５）の内側に
はガラスウール等で形成された断熱材（１２）が貼られ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の空気調和機の室内ユニットは以上のように構成さ
れているので、室内ユニットを上下逆さ状態で運転する
とドレンの処理をすることができず、天袋、地袋等に据
付ける場合には、その時に応じて別途吸込、吹出ダクト
等を設け、これらのダクトを使用しなければならない等
の問題点があった・ この発明は上記の問題点を解消するためになされたもの
で、室内ユニットをそのままの状態で逆さ運転でき、こ
れにより天袋、地袋のいずれにも容易に設置できる空気
調和機の室内ユニットを得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る空気調和機の室内ユニットでは。

熱交換器の下部で筐体の内底部に通常据付は状態用第１
ドレンパン、熱交換器」二部に反転据付は状態用第２ド
レンパン、さらに筐体内頂面に反転据付は状態用第３ド
レンパンを配設すると共に、上記第２トレンパンと第３
ドレンパンとをドレン案内管で接続している。

［作　用コ この発明における空気調和機の室内ユニットは通常据付
は状態での運転時には、熱交換器に付着した露は直下の
第１ドレンパン内に落下し室外に排出され、また室内ユ
ニットを上下逆さに設置した反転据付は状態での運転時
には、トレンは上記の第２ドレンパンに落下し、ドレン
案内管を通り第３ドレンパンに落下後室外へ排出される
。

［実施例コ 以下この発明の一実施例について説明する。すなわち第
１図において（１）は室内ユニットの筐体、（７）は内
装の室内空気循環用送風機、（８）は内装の熱交換器で
あり、この熱交換器（８）の下部で筐体（１）の内底部
には通常据付は状態用第１ドレンパン（１３）が、また
熱交換器（８）の上部には反転据付は状態用第２ドレン
パン（１４）が、さらに筐体（１）の内項面（１６）に
反転据付は状態用第３ドレンパン（］５）を配設してお
り、（１３ａ）は上記第１ドレンパン（１３）の先端に
設けられた口金で筐体（１）外に突出している。（１４
ａ）は第２ドレンパン（Ｉ４）の内側端に設けられた口
金、（１５ａ）（１５ｂ）は第３ドレンパン（１５）の
内側端と外側端に設けられた口金で、外側端の口金（＋
、５ｂ）は筐体（１）外に突出している。

（１７）はドレン案内管で、端部がそれぞれ上記口金（
］、４ａ）および口金（］、５ａ）に接続されている。

また（１０）は内装熱交換器（８）への室内空気吸込口
で筐体（１）内の下部に開設されている。（］１）は内
装送風機（７）からの室内空気吹出口で筐体（１）内の
上部に開設されている。

次に動作について説明する６室内ユニツトを地袋内に図
示の通常の状態で据付けた第１図において、送風機（７
）を始動すると図示矢印Ａで示すように室内空気は吸込
口（１０）から吸引されて熱交換器（８）を通過するこ
とにより冷やされるか暖められるかしたのち、送風機（
７）内を通過し吹出口（１１）から図示矢印Ｂで示すよ
うに室内へ吹き出される。

熱交換器（８）に付着した露は第１ドレンパン（１３）
内に落下し、口金（１３ａ）に取り付けられたトレンパ
イプ（図示せず）によって室外へ排出される。

第２図は第１図の室内ユニットを反転状態で天袋内に据
付けた状態での垂直断面図であり、この状態では熱交換
器（８）に付着した露は、いわゆる反転据付は状態用第
２ドレンパン（１４）内に落下し、ドレン案内管（１７
）を通過し、さらに反転据付は状態用第３ドレンパン（
１５）内に落下し、外側端の口金（１５ｂ）に取り付け
られたドレンパイプ（図示せず）によって室外へ排出さ
れることになる。

［発明の効果コ この発明による空気調和機の室内ユニットは以」二のよ
うに構成しているので、そのままの第１図の通常据付は
状態で地袋内に据付けることができ、また第２図の反転
据付は状態で天袋内の」一部へ吊下げ状態に据付けるこ
とができ、これらいずれの状態でも室内空気の吹出口が
部屋の中央寄りに位置することになるので温度分布が良
くなる等の効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明に成る空気調和機の室内
ユニットの垂直断面図で第２図は第１図の反転状態を示
す。第３図は従来の空気調和機における室内ユニットの
据付は状態を示す垂直断面図である。 なお図中（１）は筐体、（７）は送風機、（８）は熱交
換器、（１０）は吸込口、（１１）は吹出口、（Ｉ３）
は第１ドレンパン、（１４）は第２ドレンパン、（１５
）は第３ドレンパン、（１７）はドレン案内管である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　内装送風機からの室内空気吹出口を筐体内の上部に開
   設し、内装熱交換器への室内空気吸込口を上記筐体内の
   下部に開設した空気調和機の室内ユニットにおいて、上
   記熱交換器の下部でかつ筐体の内底部に通常据付け状態
   用の第１ドレンパンを、また熱交換器の上部に反転据付
   け状態用の第２ドレンパンを設けると共に、この第２ド
   レンパンにドレン案内管で接続された反転据付け状態用
   の第３ドレンパンを上記筐体の内頂面に設けたことを特
   徴とする空気調和機の室内ユニット。