JPH046386Y2 - - Google Patents

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JPH046386Y2
JPH046386Y2 JP1985128525U JP12852585U JPH046386Y2 JP H046386 Y2 JPH046386 Y2 JP H046386Y2 JP 1985128525 U JP1985128525 U JP 1985128525U JP 12852585 U JP12852585 U JP 12852585U JP H046386 Y2 JPH046386 Y2 JP H046386Y2
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JP
Japan
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noise
reduction device
noise reduction
acoustic lens
engine
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JP1985128525U
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JPS6249456U (ja
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は騒音低減装置、特に、騒音の伝播方
向を規制できる騒音低減装置に関する。
(従来の技術) 従来の騒音低減装置としては、例えば、特公昭
54−2006号公報に記載されたようなものが知られ
ている。この騒音低減装置は、軸線が互いに平行
でかつ通路長差を有する複数個の中空体より成
り、これら中空体の通路長の短い側とそれに実質
的に連続する中空体の後面に空間部を有するよう
にして騒音の伝播方向に配置したものである。
(この考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の騒音低減装置
にあつては、異なる通路長の中空体を多数形成
し、これら中空体を組み立てて構成しなければな
らないため、その製造が困難で、作業性が低く、
また、その工数が大きくなるという問題点があつ
た。
(問題点を解決するための手段) この考案にかかる騒音低減装置は、前記問題点
を解決することを目的としてなされたもので、長
さが異なる多数の中空孔を有する多孔質材料から
成り、騒音の伝播方向の厚さ寸法が伝播方向と略
直交する一の方向で連続的に変化する音域制御手
段を備えている。
(作用) この考案にかかる騒音低減装置によれば、音域
制御手段の各中空孔を通過した騒音が互いに干渉
して減音領域を形成し、騒音の伝播領域すなわち
伝播方向を規制する。したがつて、この騒音の伝
播方向を騒音として影響を及ぼすことの無い方向
に指向させることで、騒音の影響を低減させる。
そして、この騒音低減装置は、発泡セラミツク
ス等の多孔質材料を型成形することで容易に構成
されるため、その製造工程の作業性が改善され、
また、工数を削減することができ、製造が容易と
なる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図から第5図は、この考案にかかる騒音低
減装置の一実施例を示す図である。なお、この実
施例の騒音低減装置は、自動車に適用して車外の
エンジン騒音を低減させるものである。
まず、構成を説明すると、第2図に示すよう
に、車両の前部には、上方をフード11により覆
われてエンジンルーム12が画成されている。エ
ンジンルーム12内には、エンジン13とともに
該エンジン13の前方にラジエータ14が配設さ
れている。なお、15はクーリングフアン、16
はバンパである。
エンジンルーム12の前方開口には、ラジエー
タ14の前方でラジエータグリルとしても機能す
る騒音低減装置20が設けられている。騒音低減
装置20は、第1図に示すように、多数の中空孔
を有した多孔質材料の発泡セラミツクスから成る
略棒状の4つの音域制御手段である音響レンズ2
1a,21b,21c,21d(以下、番号21
で代表する)を備えている。これに音響レンズ2
1は、車幅方向に延在し、その両端が枠体22に
固定されている。これら音響レンズ21は、第4
図に示すように断面略流線形状を成し、車両前後
方向で厚さ寸法が連続的に変化して中央部で最も
厚く両端に向かうにつれて薄くなる。これらの音
響レンズ21a,21b,21c,21dは、第
2図および第4図に示すように、流線形断面の両
端を結ぶ直線が車両前後方向の水平線Lに対しそ
れぞれ所定の角度αa,αb,αc,αd,を成し、隣
り合う音響レンズ21と鉛直方向に所定寸法H重
なり合つている。この音響レンズ21は、第4図
に示すように、中空孔を通過する音を互いに干渉
させ、一面側に伝播してきた音Nを他面の一点
(焦点f)に収束させるものである。この音響レ
ンズ21自体の音域を規制する作用は、前述した
従来のものと同様であり、その詳細な説明は省略
する。なお、上述した車両前後方向の水平線L
は、この音響レンズ21についてエンジン13か
ら伝播されるエンジン騒音の伝播方向を表示す
る。
次に、作用を説明する。
この騒音低減装置20は、第3図および第5図
に示すように、エンジンルーム12の前方開口か
ら車外へ発散されるエンジン13が発生したエン
シン騒音を、車外の人の耳(EAR)の位置から
ずらした点に収束させる。このため、エンジン騒
音が拡散する音域は第5図斜線で示す領域とな
り、エンジン騒音は収束した後距離減衰されて、
エンジン騒音が車外に与える影響を小さくするこ
とができる。
また、この騒音低減装置20の発泡セラミツク
スから成る音響レンズ21は、例えば、型に収納
した発泡ウレタンに液体セラミツクスを流し込み
含浸させ、これを炉内において加熱処理して硬化
させた後、発泡ウレタンで溶かすことで成形され
る。すなわち、この音響レンズ21は、型を用い
て容易に成形することができるため、その作業性
の向上とともに工数の低減が可能となる。
さらに、この騒音低減装置によれば、各音響レ
ンズ21を格子状に枠体22へ組み付けているた
め、エンジンルーム12内へ流入する冷却風の通
気性を損なうことも無く、ラジエータグリルとし
て兼用することもできる。
またさらに、この実施例における騒音低減装置
は、各音響レンズ21が鉛直方向に所定寸法H重
ね合わされているため、この重ね合わせによつて
もエンジン騒音を遮音することができる。
なお、この実施例の騒音低減装置は、各音響レ
ンズ21の取付角αを時計廻りに設定しているが
反時計廻りに設定することもでき、また、これら
の取付角αa,αb,αc,αdを適宜調整することで
騒音が収束する領域を変化させることもできる。
第6図には、この考案にかかる騒音低減装置の
他の実施例を示す。
同図において、30は発泡セラミツクス等の多
孔質材料から成る音域制御手段である音響レンズ
あり、騒音源との間に介在している。音響レンズ
30は断面略台形状を成し、騒音の伝播方向に略
直角な方向に延在している。すなわち、この音響
レンズ30は、騒音の伝播方向の厚みが上端に向
かうにつれて徐々に小さくなる。
このような騒音低減装置は、前述した特公昭54
−2006号公報に記載されたものと同様に、列車騒
音の低減に用いるものである。この騒音低減装置
も、吸音材と組み合わせて用いることで列車騒音
を有効に低減できる。
また、この騒音低減装置にあつても、音響レン
ズ30が型成形できるため、製造工程の簡素化・
工数の低減を図ることができるようになる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案にかかる騒
音低減装置によれば、音域制御装置が形成形によ
り容易に製作できるため、その製造工程において
作業性が向上し、また、工数を低減することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図はこの考案にかかる騒音低減
装置の一実施例を示し、第1図は全体斜視図、第
2図は騒音低減装置が装着された自動車の断面
図、第3図は要部の断面図、第4図は音域制御手
段である音響レンズの断面図、第5図は作用を説
明するための自動車の一部の側面図である。第6
図はこの考案にかかる騒音低減装置の他の実施例
を示す斜視図である。 20……騒音低減装置、21a,21b,21
c,21d,30……音響レンズ(音域制御手
段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さが異なる多数の中空孔を有する多孔質材料
    から成り、騒音伝播方向の厚さ寸法が騒音伝播方
    向と略直交する一の方向で連続的に変化する音域
    制御手段を備えることを特徴とする騒音低減装
    置。
JP1985128525U 1985-08-22 1985-08-22 Expired JPH046386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128525U JPH046386Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128525U JPH046386Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6249456U JPS6249456U (ja) 1987-03-27
JPH046386Y2 true JPH046386Y2 (ja) 1992-02-21

Family

ID=31024275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985128525U Expired JPH046386Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

Country Status (1)

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JP (1) JPH046386Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5262826A (en) * 1975-11-17 1977-05-24 Kubota Ltd Ventilation of sound insulated engine working machine

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241054Y2 (ja) * 1980-11-10 1990-11-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5262826A (en) * 1975-11-17 1977-05-24 Kubota Ltd Ventilation of sound insulated engine working machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6249456U (ja) 1987-03-27

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