JPH0462473B2 - - Google Patents
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- JPH0462473B2 JPH0462473B2 JP59038127A JP3812784A JPH0462473B2 JP H0462473 B2 JPH0462473 B2 JP H0462473B2 JP 59038127 A JP59038127 A JP 59038127A JP 3812784 A JP3812784 A JP 3812784A JP H0462473 B2 JPH0462473 B2 JP H0462473B2
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 6
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/76—Unipolar devices, e.g. field effect transistors
- H01L29/772—Field effect transistors
- H01L29/78—Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
- H01L29/788—Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating gate
- H01L29/7881—Programmable transistors with only two possible levels of programmation
- H01L29/7884—Programmable transistors with only two possible levels of programmation charging by hot carrier injection
- H01L29/7885—Hot carrier injection from the channel
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、MIS(Metal Insulator −Semi
−conductor)構造を有する低プログラム電圧の
浮遊ゲート型不揮発性半導体メモリに関する。
−conductor)構造を有する低プログラム電圧の
浮遊ゲート型不揮発性半導体メモリに関する。
従来の低プログラム電圧の浮遊ゲート型不揮発
性半導体メモリについて、第1図から第3図を用
いて説明する。メモリの構造、読み出し原理、プ
ログラム原理の順に説明する。
性半導体メモリについて、第1図から第3図を用
いて説明する。メモリの構造、読み出し原理、プ
ログラム原理の順に説明する。
第1図は、従来の低プログラム電圧の不揮発性
半導体メモリの一実施例である。この構造のメモ
リは、我々が発明したものでPAMCOSメモリと
呼んでいる。P型半導体基板1の表面にN+型の
ソース領域2及びドレイン型領域3を形成する。
ソース・ドレイン領域間のチヤネル領域は、第1
のチヤネル領域L1と第2のチヤネル領域L2とが
直列に接続された構造になつている。第1のチヤ
ネル領域L1の表面ポテンシヤルは、選択ゲート
絶縁膜5を介して設けられた選択ゲート電極7の
電位によつて制御される。
半導体メモリの一実施例である。この構造のメモ
リは、我々が発明したものでPAMCOSメモリと
呼んでいる。P型半導体基板1の表面にN+型の
ソース領域2及びドレイン型領域3を形成する。
ソース・ドレイン領域間のチヤネル領域は、第1
のチヤネル領域L1と第2のチヤネル領域L2とが
直列に接続された構造になつている。第1のチヤ
ネル領域L1の表面ポテンシヤルは、選択ゲート
絶縁膜5を介して設けられた選択ゲート電極7の
電位によつて制御される。
一方、第2のチヤネル領域L2の表面ポテンシ
ヤルはドレイン領域3の電位及び注入膜化膜4を
介して設けられた浮遊ゲート電極6の電位とによ
つて制御される。浮遊ゲート電極6の電位は、浮
遊ゲート電極と強く容量結合している制御ゲート
電極9の電位によつて制御される。浮遊ゲート電
極6は全て絶縁膜でおおわれており、電子が注入
(プログラム状態)されるとマイナスに帯電する。
ヤルはドレイン領域3の電位及び注入膜化膜4を
介して設けられた浮遊ゲート電極6の電位とによ
つて制御される。浮遊ゲート電極6の電位は、浮
遊ゲート電極と強く容量結合している制御ゲート
電極9の電位によつて制御される。浮遊ゲート電
極6は全て絶縁膜でおおわれており、電子が注入
(プログラム状態)されるとマイナスに帯電する。
次に、読み出し原理について説明する。
第1図の如く、ソース・ドレイン領域間のチヤ
ネル領域は、第1のチヤネル領域L1と第2のチ
ヤネル領域L2との直列接続から構成されている。
従つて、両方のチヤネル領域が反転している場合
のみ、ソース・ドレイン領域間に電極が流れる。
即ち、このメモリのコンダクタンスは大きくな
る。浮遊ゲート電極6に電子が注入(即ちプログ
ラム)されると、第2のチヤネル領域L2は反転
できなくなるため、このメモリのコンダクタンス
は小さくなる。第2図は、プログラム前とプログ
ラム後の第1図に示したメモリセルの電流−電圧
特性の例を示した図である。縦軸はソース・ドレ
イン領域間に流れるドレイン電流ID、横軸は制
御ゲート電極9の電位VCGである。選択ゲート
電極7の電位VSGは、第1のチヤネル領域L1の
閾値電圧より大きな電圧に印加されている。プロ
グラム後には、浮遊ゲート電極6に多数の電子が
入つているために第2のチヤネルL2はプログラ
ム前に比べ反転しにくくなる。従つて、第2図に
示す如く高い制御ゲート電圧VCGが印加されな
いとドレイン電流は流れない。即ち、プログラム
前に比べチヤネルコンダクタンスが小さくなる。
このプログラム前後のチヤネルコンダクタンスを
検出することによりメモリセルの情報を読み出す
ことができる。
ネル領域は、第1のチヤネル領域L1と第2のチ
ヤネル領域L2との直列接続から構成されている。
従つて、両方のチヤネル領域が反転している場合
のみ、ソース・ドレイン領域間に電極が流れる。
即ち、このメモリのコンダクタンスは大きくな
る。浮遊ゲート電極6に電子が注入(即ちプログ
ラム)されると、第2のチヤネル領域L2は反転
できなくなるため、このメモリのコンダクタンス
は小さくなる。第2図は、プログラム前とプログ
ラム後の第1図に示したメモリセルの電流−電圧
特性の例を示した図である。縦軸はソース・ドレ
イン領域間に流れるドレイン電流ID、横軸は制
御ゲート電極9の電位VCGである。選択ゲート
電極7の電位VSGは、第1のチヤネル領域L1の
閾値電圧より大きな電圧に印加されている。プロ
グラム後には、浮遊ゲート電極6に多数の電子が
入つているために第2のチヤネルL2はプログラ
ム前に比べ反転しにくくなる。従つて、第2図に
示す如く高い制御ゲート電圧VCGが印加されな
いとドレイン電流は流れない。即ち、プログラム
前に比べチヤネルコンダクタンスが小さくなる。
このプログラム前後のチヤネルコンダクタンスを
検出することによりメモリセルの情報を読み出す
ことができる。
次にプログラム原理について説明する。
第1のチヤネル領域L1が反転し、第2のチヤ
ネル領域L2も充分に反転できるような電圧を、
選択ゲート電極17と制御ゲート電極19に印加
すると、チヤネル領域に沿つた電子に対する平衡
状態のポテンシヤルは第3図に示すような形にな
る。第3図は、第1図のメモリセルにおいてドレ
イン領域13に4V印加された場合の図である。
ネル領域L2も充分に反転できるような電圧を、
選択ゲート電極17と制御ゲート電極19に印加
すると、チヤネル領域に沿つた電子に対する平衡
状態のポテンシヤルは第3図に示すような形にな
る。第3図は、第1図のメモリセルにおいてドレ
イン領域13に4V印加された場合の図である。
第3図に示す如く、第1のチヤネル領域L1の
表面電位はソース領域2の電位とほぼ等しく、第
2のチヤネル領域L2の表面電位はドレイン領域
3の電位にほぼ等しくなる。従つて、チヤネル領
域L1とチヤネル領域L2との接点に大きな電位差
が形成される。ソース領域2より流出した電子
は、チヤネル領域L1とL2の接点を過ぎた直後に
おいて、平衡状態より大きなエネルギーを持つた
電子になる。この大きなエネルギーを持つた電子
は、注入絶縁膜4の障壁をこえて浮遊ゲート電極
6に入ることができる。第3図に示した電位差
が、大きく急に形成されたとき程多数の高エネル
ギー電子が生じ、その結果、多数の電子が浮遊ゲ
ート電極16に入る。即ち、チヤネルL1とチヤ
ネルL2の間に生ずる電位差を大きく急に形成す
ることができれば、短時間、低電圧でプログラム
ができる。
表面電位はソース領域2の電位とほぼ等しく、第
2のチヤネル領域L2の表面電位はドレイン領域
3の電位にほぼ等しくなる。従つて、チヤネル領
域L1とチヤネル領域L2との接点に大きな電位差
が形成される。ソース領域2より流出した電子
は、チヤネル領域L1とL2の接点を過ぎた直後に
おいて、平衡状態より大きなエネルギーを持つた
電子になる。この大きなエネルギーを持つた電子
は、注入絶縁膜4の障壁をこえて浮遊ゲート電極
6に入ることができる。第3図に示した電位差
が、大きく急に形成されたとき程多数の高エネル
ギー電子が生じ、その結果、多数の電子が浮遊ゲ
ート電極16に入る。即ち、チヤネルL1とチヤ
ネルL2の間に生ずる電位差を大きく急に形成す
ることができれば、短時間、低電圧でプログラム
ができる。
以上説明したような従来のPACMOSメモリの
場合、プログラム時にドレイン電流を流すと、チ
ヤネル領域L1内に電圧ドロツプが生じ、結果と
して第3図破線のようなポテンシヤル分布になつ
てしまう。即ち、電子の加速領域が広がつてしま
うために、容易に浮遊ゲート電極6に電子は入る
ことができなかつた。従つて、短時間、低電圧で
プログラムすることは難しく、高集積化も困難に
なつていた。
場合、プログラム時にドレイン電流を流すと、チ
ヤネル領域L1内に電圧ドロツプが生じ、結果と
して第3図破線のようなポテンシヤル分布になつ
てしまう。即ち、電子の加速領域が広がつてしま
うために、容易に浮遊ゲート電極6に電子は入る
ことができなかつた。従つて、短時間、低電圧で
プログラムすることは難しく、高集積化も困難に
なつていた。
本発明の不揮発性半導体メモリは、従来のPA
−CMOSメモリの欠点を克服したものであり、
短時間プログラム、低電圧プログラムを可能にす
るPACMOSメモリを提供する。
−CMOSメモリの欠点を克服したものであり、
短時間プログラム、低電圧プログラムを可能にす
るPACMOSメモリを提供する。
本発明の不揮発性半導体メモリ(PACMOSメ
モリ)を第4図から第8図を用いて説明する。
モリ)を第4図から第8図を用いて説明する。
本発明の不揮発性半導体メモリの原理を示すた
めの断面図を第4図に示す。N型PACMOSメモ
リの場合について説明する。P型半導体基板11
の表面に間隔を置いてN+型のソース領域に、ド
レイン領域13が形成されており、ソース・ドレ
イン領域間に第1のチヤネル領域L1、第3のチ
ヤネル領域L3、第2のチヤネル領域L2が直列に
形成されている。第1のチヤネル領域L1の表面
電位は、選択ゲート絶縁膜15を介して選択ゲー
ト電極17の電位によつて制御される。第2のチ
ヤネル領域L2の表面電位はドレイン領域13と
注入絶縁膜14を介した浮遊ゲート電極16の電
位によつて制御される。第3のチヤネル領域L3
の表面電位は、選択ゲート電極17と浮遊ゲート
電極16の電位により制御される。構造的には、
絶縁膜20を介して選択ゲート電極17が存在し
なくても、選択ゲート電極17と浮遊ゲート電極
16からの電界のまわりこみにより第3のチヤネ
ル領域の表面電位が変化する。絶縁膜20は、選
択ゲート電極17と浮遊ゲート電極16との層間
絶縁膜で形成されるものであるから、第3のチヤ
ネルL3のチヤネル長は1μmより充分に短いチヤ
ネル長に制御される。浮遊ゲート電極16の電位
は絶縁膜18を介して制御ゲート電極19の電位
により制御される。
めの断面図を第4図に示す。N型PACMOSメモ
リの場合について説明する。P型半導体基板11
の表面に間隔を置いてN+型のソース領域に、ド
レイン領域13が形成されており、ソース・ドレ
イン領域間に第1のチヤネル領域L1、第3のチ
ヤネル領域L3、第2のチヤネル領域L2が直列に
形成されている。第1のチヤネル領域L1の表面
電位は、選択ゲート絶縁膜15を介して選択ゲー
ト電極17の電位によつて制御される。第2のチ
ヤネル領域L2の表面電位はドレイン領域13と
注入絶縁膜14を介した浮遊ゲート電極16の電
位によつて制御される。第3のチヤネル領域L3
の表面電位は、選択ゲート電極17と浮遊ゲート
電極16の電位により制御される。構造的には、
絶縁膜20を介して選択ゲート電極17が存在し
なくても、選択ゲート電極17と浮遊ゲート電極
16からの電界のまわりこみにより第3のチヤネ
ル領域の表面電位が変化する。絶縁膜20は、選
択ゲート電極17と浮遊ゲート電極16との層間
絶縁膜で形成されるものであるから、第3のチヤ
ネルL3のチヤネル長は1μmより充分に短いチヤ
ネル長に制御される。浮遊ゲート電極16の電位
は絶縁膜18を介して制御ゲート電極19の電位
により制御される。
本発明の不揮発性半導体メモリの読み出し原
理、プログラム原理について説明する。
理、プログラム原理について説明する。
第4図の如く、厚いゲート絶縁膜20をゲート
絶縁膜とする第3のチヤネル領域L3を約1000Å
形成すると、第3のチヤネル領域L3の閾値電圧
が他のチヤネル領域L1,L2の閾値電圧より高く
なる。即ち、ソース・ドレイン領域間に流れるド
レイン電流は、第3のチヤネル領域L3が少なく
とも反転することにより流れることができる。
絶縁膜とする第3のチヤネル領域L3を約1000Å
形成すると、第3のチヤネル領域L3の閾値電圧
が他のチヤネル領域L1,L2の閾値電圧より高く
なる。即ち、ソース・ドレイン領域間に流れるド
レイン電流は、第3のチヤネル領域L3が少なく
とも反転することにより流れることができる。
第3のチヤネル領域L3の表面電位は常に第1
のチヤネル領域L1の表面電位より高い。チヤネ
ルL3とL1との表面電位差を△φsと記述すると、
△φsは次式のようなパラメーターの関数である。
のチヤネル領域L1の表面電位より高い。チヤネ
ルL3とL1との表面電位差を△φsと記述すると、
△φsは次式のようなパラメーターの関数である。
△φs=f1(VSG,VF)…(1)
ここで、VSGは選択ゲート電極17の電圧、
VFは浮遊ゲート電極16の電圧である。
VFは浮遊ゲート電極16の電圧である。
上記の△φsをゼロに近づけることによりドレ
イン電流が流れる。従つて、チヤネル領域L3の
閾値電圧が他のチヤネル領域L1,L2の閾値電圧
より高いことから、チヤネル領域L1,L2が反転
している状態では、ドレイン電流IDは△φsのみ
によつて制御される。
イン電流が流れる。従つて、チヤネル領域L3の
閾値電圧が他のチヤネル領域L1,L2の閾値電圧
より高いことから、チヤネル領域L1,L2が反転
している状態では、ドレイン電流IDは△φsのみ
によつて制御される。
ID=f2(△φs)…(2)
但し、VSG>VTL1,VF>VTL2
ここで、VTL1はチヤネル領域L1の閾値電圧、
VTL2はチヤネル領域L2の閾値電圧である。
VTL2はチヤネル領域L2の閾値電圧である。
(1),(2)式より、浮遊ゲート電極16に電子が入
り(プログラム状態)、浮遊ゲート電極16の電
位VFが負に帯電するとドレイン電流は流れにく
くなる。従つて、メモリセルのコンダクタンスを
検出することにより情報を読み出すことができ
る。
り(プログラム状態)、浮遊ゲート電極16の電
位VFが負に帯電するとドレイン電流は流れにく
くなる。従つて、メモリセルのコンダクタンスを
検出することにより情報を読み出すことができ
る。
次にプログラム原理について説明する。
チヤネル領域L1,L2が反転するような電圧を
選択ゲート電極17を制御ゲート電極19に印加
する。
選択ゲート電極17を制御ゲート電極19に印加
する。
第5図は、第4図に示したメモリセルにおい
て、ドレイン領域13に4V印加した場合の表面
電位を示した図である。第1のチヤネル領域L1
はソース領域12の電位に、第2のチヤネル領域
L2はドレイン領域13の電位にほぼ近くなる。
第3のチヤネル領域L3の表面電位は、第1のチ
ヤネル領域L1の表面電位より△φs高くなつてい
る。
て、ドレイン領域13に4V印加した場合の表面
電位を示した図である。第1のチヤネル領域L1
はソース領域12の電位に、第2のチヤネル領域
L2はドレイン領域13の電位にほぼ近くなる。
第3のチヤネル領域L3の表面電位は、第1のチ
ヤネル領域L1の表面電位より△φs高くなつてい
る。
従つて、第3のチヤネル領域L3と第2のチヤ
ネル領域L2との間に大きな電位差が形成され、
この電位差によりソース領域12からの電子は加
速され浮遊ゲート電極16に入る。VSG及びVF
が低い電圧の場合は、第5図の実線のように△
φsが大きく、ソース・ドレイン領域間に電流が
流れない。即ち、プログラムすることができな
い。しかし、VSGあるいは、VFに高い電圧を印
加することにより、第5図の破線のように△φs
を小さくし、ソース・ドレイン領域間に電流を流
しプログラムすることができる。ソース領域12
から流出した電子は、チヤネル領域L3の電位の
山をこえ加速領域に入るので、注入領域(浮遊ゲ
ート電極16の下のチヤネル領域L3の電子が注
入される場所)以前での電圧ドロツプがない。従
つて、注入領域に多数の高エネルギーを持つた電
子が発生し、効率良く浮遊ゲート電極16に入
る。即ち、第4図におけるPACMOSメモリの場
合、高速プログラム、低電圧プログラムが可能に
なり、高集積化した安いメモリができる。また、
第4図におけるPACMOSメモリにおいては、第
3のチヤネル領域L3のチヤネル長が選択ゲート
電極17と浮遊ゲート電極16との間の絶縁膜の
厚さで制御できるため、プロセスの安定性も高
い。
ネル領域L2との間に大きな電位差が形成され、
この電位差によりソース領域12からの電子は加
速され浮遊ゲート電極16に入る。VSG及びVF
が低い電圧の場合は、第5図の実線のように△
φsが大きく、ソース・ドレイン領域間に電流が
流れない。即ち、プログラムすることができな
い。しかし、VSGあるいは、VFに高い電圧を印
加することにより、第5図の破線のように△φs
を小さくし、ソース・ドレイン領域間に電流を流
しプログラムすることができる。ソース領域12
から流出した電子は、チヤネル領域L3の電位の
山をこえ加速領域に入るので、注入領域(浮遊ゲ
ート電極16の下のチヤネル領域L3の電子が注
入される場所)以前での電圧ドロツプがない。従
つて、注入領域に多数の高エネルギーを持つた電
子が発生し、効率良く浮遊ゲート電極16に入
る。即ち、第4図におけるPACMOSメモリの場
合、高速プログラム、低電圧プログラムが可能に
なり、高集積化した安いメモリができる。また、
第4図におけるPACMOSメモリにおいては、第
3のチヤネル領域L3のチヤネル長が選択ゲート
電極17と浮遊ゲート電極16との間の絶縁膜の
厚さで制御できるため、プロセスの安定性も高
い。
第6図は、本発明の第1の実施例の不揮発性半
導体メモリの断面図であり、第4図の不揮発性半
導体メモリを改良したものである。即ち、第3の
チヤネル領域L3内にP型の高不純物濃度領域を
形成したものである。第3のチヤネル領域L3内
にP型の高不純物濃度領域を形成することより、
第3のチヤネル領域の閾値を高めたものである。
第3のチヤネル領域L3のチヤネル長が1000Å以
下になつても、チヤネル領域L3の閾値電圧は、
他のチヤネル領域の閾値電圧よりも高くなり、本
発明のPACMOSメモリが実現しやすくなる。
導体メモリの断面図であり、第4図の不揮発性半
導体メモリを改良したものである。即ち、第3の
チヤネル領域L3内にP型の高不純物濃度領域を
形成したものである。第3のチヤネル領域L3内
にP型の高不純物濃度領域を形成することより、
第3のチヤネル領域の閾値を高めたものである。
第3のチヤネル領域L3のチヤネル長が1000Å以
下になつても、チヤネル領域L3の閾値電圧は、
他のチヤネル領域の閾値電圧よりも高くなり、本
発明のPACMOSメモリが実現しやすくなる。
第7図は、本発明の第2の実施例の不揮発性半
導体メモリの断面図である。第2の実施例は、第
1の実施例をさらに改良したものである。即ち、
本発明によれば、メモリセルの動作は第3のチヤ
ネル領域の表面電位によつて支配されている。そ
こで、第1のチヤネル領域L1を削除した構造が、
本発明第2の実施例である。第7図に示す如く、
ソース領域42に接してチヤネル領域L3が形成
されている。第7図の実施例の場合のプログラム
時の表面ポテンシヤル分布を第8図に示す。メモ
リセルのコンダクタンスは、チヤネルL3の表面
ポテンシヤルに支配されている。従つて、チヤネ
ルL3とL2のみでも動作可能である。また、選択
ゲート電極が、チヤネルL3上になくても、浮遊
ゲート電極46の電位を高くすることによつてチ
ヤネルL3の表面ポテンシヤルは第8図破線の如
くなりプログラム可能になる。
導体メモリの断面図である。第2の実施例は、第
1の実施例をさらに改良したものである。即ち、
本発明によれば、メモリセルの動作は第3のチヤ
ネル領域の表面電位によつて支配されている。そ
こで、第1のチヤネル領域L1を削除した構造が、
本発明第2の実施例である。第7図に示す如く、
ソース領域42に接してチヤネル領域L3が形成
されている。第7図の実施例の場合のプログラム
時の表面ポテンシヤル分布を第8図に示す。メモ
リセルのコンダクタンスは、チヤネルL3の表面
ポテンシヤルに支配されている。従つて、チヤネ
ルL3とL2のみでも動作可能である。また、選択
ゲート電極が、チヤネルL3上になくても、浮遊
ゲート電極46の電位を高くすることによつてチ
ヤネルL3の表面ポテンシヤルは第8図破線の如
くなりプログラム可能になる。
第7図の場合、制御ゲート電極はドレイン領域
43が兼ねた構造になつている。
43が兼ねた構造になつている。
以上説明したように、本発明によるPACMOS
メモリによれば、メモリの動作領域が酸化膜厚の
チヤネル長まで短かくでき、さらに、効率良く電
子を浮遊ゲート電極へ注入することができるため
に、高集積で低電圧動作の不揮発性メモリが実現
できる。
メモリによれば、メモリの動作領域が酸化膜厚の
チヤネル長まで短かくでき、さらに、効率良く電
子を浮遊ゲート電極へ注入することができるため
に、高集積で低電圧動作の不揮発性メモリが実現
できる。
第1図は従来のPACMOSメモリの断面図であ
り、第2図は第1図のPACMOSメモリの電流、
電圧特性図である。第3図は第1図のPACMOS
メモリのプログラム時の表面ポテンシヤル図であ
る。第4図は、本発明の不揮発性半導体メモリの
原理を示す断面図であり、第5図は第4図のメモ
リのプログラム時の表面ポテンシヤル図である。
第6,第7図は、本発明の不揮発性メモリ第1と
第2の実施例の断面図であり、第8図は第7図の
メモリのプログラム時の表面ポテンシヤル図であ
る。 1,11,21,41……P型半導体基板、
2,12,22,42……ソース領域、3,1
3,33,43……ドレイン領域、6,16,2
6,46……浮遊ゲート電極、7,17,27,
47……選択ゲート電極、9,19,29……制
御ゲート電極、31,51……P型高不純物濃度
領域。
り、第2図は第1図のPACMOSメモリの電流、
電圧特性図である。第3図は第1図のPACMOS
メモリのプログラム時の表面ポテンシヤル図であ
る。第4図は、本発明の不揮発性半導体メモリの
原理を示す断面図であり、第5図は第4図のメモ
リのプログラム時の表面ポテンシヤル図である。
第6,第7図は、本発明の不揮発性メモリ第1と
第2の実施例の断面図であり、第8図は第7図の
メモリのプログラム時の表面ポテンシヤル図であ
る。 1,11,21,41……P型半導体基板、
2,12,22,42……ソース領域、3,1
3,33,43……ドレイン領域、6,16,2
6,46……浮遊ゲート電極、7,17,27,
47……選択ゲート電極、9,19,29……制
御ゲート電極、31,51……P型高不純物濃度
領域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1導電型の半導体基板表面部分に互いに間
隔を置いて設けられた第1導電型と異なる第2導
電型のソース・ドレイン領域と、前記ソース・ド
レイン領域間の前記半導体基板に形成された第1
のチヤネル領域と第2のチヤネル領域及び第1の
チヤネル領域と第2のチヤネル領域の間に介在す
る第3のチヤネル領域と、前記第1のチヤネル領
域上に第1のゲート絶縁膜を介して設けられた選
択ゲート電極と、前記第2のチヤネル領域上に設
けられ且つ第2のチヤネル領域と第3のチヤネル
領域の境界上に略合わせられた先端部を有する浮
遊ゲート電極と、前記第3のチヤネル領域上の第
2のゲート絶縁膜とから少なくとも構成されてお
り、前記第2のゲート絶縁膜が前記選択ゲート電
極と前記浮遊ゲート電極との層間絶縁膜によつて
形成されるとともに、前記第3のチヤネル領域の
閾値電圧が前記第1及び第2のチヤネル領域の閾
値電圧より高く設定されることにより電荷は第3
のチヤネル領域と第2のチヤネル領域の境界部か
ら浮遊ゲート電極の先端部に注入されるとともに
前記第3のチヤネル領域閾値電圧が前記選択ゲー
ト電極の電位と前記浮遊ゲート電極との電位によ
り制御される不揮発性半導体メモリであつて、 前記第3のチヤネル領域内に前記半導体基板よ
り濃度の高い第1導電型の不純物領域を形成した
ことを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 2 前記第1のチヤネル領域のほぼ全域に前記ソ
ース領域を形成したことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の不揮発性半導体メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3812784A JPS60182776A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 不揮発性半導体メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3812784A JPS60182776A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 不揮発性半導体メモリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60182776A JPS60182776A (ja) | 1985-09-18 |
JPH0462473B2 true JPH0462473B2 (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=12516787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3812784A Granted JPS60182776A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 不揮発性半導体メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60182776A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5268319A (en) * | 1988-06-08 | 1993-12-07 | Eliyahou Harari | Highly compact EPROM and flash EEPROM devices |
JP2529885B2 (ja) * | 1989-03-10 | 1996-09-04 | 工業技術院長 | 半導体メモリ及びその動作方法 |
JP2597719B2 (ja) * | 1989-07-31 | 1997-04-09 | 株式会社東芝 | 不揮発性半導体記憶装置およびその動作方法 |
JP5476665B2 (ja) * | 2007-04-02 | 2014-04-23 | 株式会社デンソー | 不揮発性半導体記憶装置及びそのデータ書き換え方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51147280A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-17 | Hitachi Ltd | Semiconductor device |
JPS58102563A (ja) * | 1981-12-15 | 1983-06-18 | Agency Of Ind Science & Technol | 不揮発性半導体メモリ |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP3812784A patent/JPS60182776A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51147280A (en) * | 1975-06-13 | 1976-12-17 | Hitachi Ltd | Semiconductor device |
JPS58102563A (ja) * | 1981-12-15 | 1983-06-18 | Agency Of Ind Science & Technol | 不揮発性半導体メモリ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60182776A (ja) | 1985-09-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |