JPH0462161B2 - - Google Patents
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- JPH0462161B2 JPH0462161B2 JP58196187A JP19618783A JPH0462161B2 JP H0462161 B2 JPH0462161 B2 JP H0462161B2 JP 58196187 A JP58196187 A JP 58196187A JP 19618783 A JP19618783 A JP 19618783A JP H0462161 B2 JPH0462161 B2 JP H0462161B2
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- permanent magnet
- core
- insertion hole
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- magnetic
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 25
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 19
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- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/14—Pivoting armatures
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は永久磁石と電磁コイルを用いた電磁ア
クチユエータに関する。
クチユエータに関する。
[従来の技術]
たとえば可変形シヨツクアブソーバは、油圧が
封入されたアブソーバケースと、このケースに対
して伸縮作動されるロツドの間にメインノズルお
よびサブノズルを形成し、このサブノズルを開閉
することにより油の流量を変えて減衰力を切換
え、これにより車輌の走行状態に応じて懸架装置
を軟くしたり硬くするなどの制御がなされてい
る。
封入されたアブソーバケースと、このケースに対
して伸縮作動されるロツドの間にメインノズルお
よびサブノズルを形成し、このサブノズルを開閉
することにより油の流量を変えて減衰力を切換
え、これにより車輌の走行状態に応じて懸架装置
を軟くしたり硬くするなどの制御がなされてい
る。
上記サブノズルの切換えのためにアクチユエー
タが使用されているが、従来のアクチユエータは
モータによつてギアを駆動し、このギアにより上
記サブノズルの弁を切換作動する構造となつてい
る。
タが使用されているが、従来のアクチユエータは
モータによつてギアを駆動し、このギアにより上
記サブノズルの弁を切換作動する構造となつてい
る。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながらモータを使用すると、モータはシ
ヨツクアブソーバの外部に設置しなければならな
いで大形になり、かつ車輌1台につき4個の車輪
の近傍にそれぞれモータを設置する必要があるか
ら電気的負荷が高くなり、したがつて高価になる
不具合があつた。
ヨツクアブソーバの外部に設置しなければならな
いで大形になり、かつ車輌1台につき4個の車輪
の近傍にそれぞれモータを設置する必要があるか
ら電気的負荷が高くなり、したがつて高価になる
不具合があつた。
このようなモータ駆動式に代つて電磁弁式のも
のも考えられているが、電磁弁によると最大油圧
30Kg/cm2の耐圧構造を必要とするので大形になる
ばかりでなく、作動時の電流も多くなり、コンピ
ュータ等の負荷が大きくなる不具合がある。
のも考えられているが、電磁弁によると最大油圧
30Kg/cm2の耐圧構造を必要とするので大形になる
ばかりでなく、作動時の電流も多くなり、コンピ
ュータ等の負荷が大きくなる不具合がある。
さらにまた従来のアクチユエータによると、ノ
ズルの開か閉のいずれか一方のみの切換え、つま
り2段階切換えであるため、このノズルにより流
量を異ならせて連通させることができない欠点も
あつた。
ズルの開か閉のいずれか一方のみの切換え、つま
り2段階切換えであるため、このノズルにより流
量を異ならせて連通させることができない欠点も
あつた。
本発明はこのような事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、3段階の切換え
が可能になるとともに、その使用頻度の高い中間
段階においては電流を停止しておくことができ、
構造も簡単になる電磁アクチユエータを提供しよ
うとするものである。
ので、その目的とするところは、3段階の切換え
が可能になるとともに、その使用頻度の高い中間
段階においては電流を停止しておくことができ、
構造も簡単になる電磁アクチユエータを提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段]
すなわち本発明は、ハウジングにコアを収容
し、このコアはメイン系とこれと交差するサブ系
を有しかつこれらメイン系とサブ系を一体に形成
してこのメイン系に電磁コイルを巻装するととも
に、このコアのメイン系とサブ系が交差する箇所
に周方向に径が異なる挿通孔を形成し、この挿通
孔の軸方向を上記コアに形成される磁束ループが
通る平面と直交する方向に形成するとともにこの
挿通孔の最小径部を上記サブ系に対向させ、この
挿通孔の中心に周方向に磁極の異なる環状の永久
磁石を回転自在に挿入し、この磁石に作動軸を連
結し、上記磁石はその一方の磁極が上記挿通孔に
おける最小径部と対向された場合にデイテントト
ルクによりこの位置で回動が停止されるととも
に、この停止位置から時計方向および反時計方向
に回動された場合にハウジング側(固定側)と磁
石側(回転側)との間に設けたストツパによつて
所定位置で停止され、前記サブ系コアと前記永久
磁石の対向位置において、前記サブ系コアの幅は
前記永久磁石の直径より小さく設定されているよ
うにしたものである。
し、このコアはメイン系とこれと交差するサブ系
を有しかつこれらメイン系とサブ系を一体に形成
してこのメイン系に電磁コイルを巻装するととも
に、このコアのメイン系とサブ系が交差する箇所
に周方向に径が異なる挿通孔を形成し、この挿通
孔の軸方向を上記コアに形成される磁束ループが
通る平面と直交する方向に形成するとともにこの
挿通孔の最小径部を上記サブ系に対向させ、この
挿通孔の中心に周方向に磁極の異なる環状の永久
磁石を回転自在に挿入し、この磁石に作動軸を連
結し、上記磁石はその一方の磁極が上記挿通孔に
おける最小径部と対向された場合にデイテントト
ルクによりこの位置で回動が停止されるととも
に、この停止位置から時計方向および反時計方向
に回動された場合にハウジング側(固定側)と磁
石側(回転側)との間に設けたストツパによつて
所定位置で停止され、前記サブ系コアと前記永久
磁石の対向位置において、前記サブ系コアの幅は
前記永久磁石の直径より小さく設定されているよ
うにしたものである。
[作用]
本発明の構成によると、電磁コイルに電流を供
給しない場合は、永久磁石の一方の磁極が挿通孔
における最小径部と対向されてデイテントトルク
によりこの位置で回動が停止され、また電磁コイ
ルにそれぞれ互いに極性の異なる電流を通すこと
により上記磁石がデイテントトルクに抗して時計
方向および反時計方向へ回動されて各ストツパに
より停止させる。
給しない場合は、永久磁石の一方の磁極が挿通孔
における最小径部と対向されてデイテントトルク
によりこの位置で回動が停止され、また電磁コイ
ルにそれぞれ互いに極性の異なる電流を通すこと
により上記磁石がデイテントトルクに抗して時計
方向および反時計方向へ回動されて各ストツパに
より停止させる。
[実施例]
以下本発明の一実施例を図面にもとづき説明す
る。
る。
図において1は磁性体からなるハウジングであ
り、非磁性体のカバー2によつて閉止されてい
る。ハウジング1内には第2図に示す十字形のコ
ア3が嵌合されている。コア3はメイン系4a,
4bと、これらメイン系4a,4bと直交するサ
ブ系5a,5bを一体に備えている。上記メイン
系4a,4bのコアには、それぞれボビン6a,
6bに巻装された電磁コイル7a,7bが取り付
けられている。7a,7bは共通端子Aと切換端
子BおよびCを有し、上記共通端子Aと一方の切
換端子Bとを電源に接続した場合と、共通端子A
と他方の切換端子Cとを電源に接続した場合とで
は磁束ループの方向が逆になるように形成されて
いる。
り、非磁性体のカバー2によつて閉止されてい
る。ハウジング1内には第2図に示す十字形のコ
ア3が嵌合されている。コア3はメイン系4a,
4bと、これらメイン系4a,4bと直交するサ
ブ系5a,5bを一体に備えている。上記メイン
系4a,4bのコアには、それぞれボビン6a,
6bに巻装された電磁コイル7a,7bが取り付
けられている。7a,7bは共通端子Aと切換端
子BおよびCを有し、上記共通端子Aと一方の切
換端子Bとを電源に接続した場合と、共通端子A
と他方の切換端子Cとを電源に接続した場合とで
は磁束ループの方向が逆になるように形成されて
いる。
コア3の中心部には挿通孔8が開設されてい
る。この挿通孔8は周方向に沿つて径が異なり、
メイン系コア4a,4bに対向する部分は大きな
径をもつように切欠部9,9をなし、またサブ系
コア5a,5bと対向する部分は小さな径となつ
ている。
る。この挿通孔8は周方向に沿つて径が異なり、
メイン系コア4a,4bに対向する部分は大きな
径をもつように切欠部9,9をなし、またサブ系
コア5a,5bと対向する部分は小さな径となつ
ている。
上記挿通孔8は、その軸方向が上記コア3に形
成される磁束ループ(第2図で破線矢印で示す)
が通る平面と直交する方向に形成されており、換
言すれば、挿通孔8の径方向(=周方向)が上記
コア3に形成される磁束ループ(第2図で破線矢
印で示す)の通る平面と同一方向になるように設
定されている。
成される磁束ループ(第2図で破線矢印で示す)
が通る平面と直交する方向に形成されており、換
言すれば、挿通孔8の径方向(=周方向)が上記
コア3に形成される磁束ループ(第2図で破線矢
印で示す)の通る平面と同一方向になるように設
定されている。
この挿通孔8の中心には永久磁石10が回転自
在に配置されている。永久磁石10は周方向に磁
極が異なる環状、たとえば円筒形をなしている。
そしてこの永久磁石10の中空孔には非磁性体か
らなる作動軸11が一体に回動するように嵌挿さ
れている。この円筒状永久磁石10に対向するサ
ブ系コアの幅は、永久磁石の直径より小さく設定
されている。作動軸11はハウジング1に対して
ボール12によつて摩擦が減じられるように当接
されているとともに、カバー2をラジアル軸受1
3を介して貫通されている。なお14はスラスト
軸受を示す。
在に配置されている。永久磁石10は周方向に磁
極が異なる環状、たとえば円筒形をなしている。
そしてこの永久磁石10の中空孔には非磁性体か
らなる作動軸11が一体に回動するように嵌挿さ
れている。この円筒状永久磁石10に対向するサ
ブ系コアの幅は、永久磁石の直径より小さく設定
されている。作動軸11はハウジング1に対して
ボール12によつて摩擦が減じられるように当接
されているとともに、カバー2をラジアル軸受1
3を介して貫通されている。なお14はスラスト
軸受を示す。
作動軸11の突出端にはたとえば弁体15が連
結されている。この弁体15は弁箱16内におい
て回動自在に支持されており、中央部に導通路1
7をを有しかつ側壁に透孔18を開口してある。
弁箱16には第1の連通孔19および第2の連通
孔20が形成されている。第1の連通孔19の開
口面積は第2の連通孔50の開口面積よりも小さ
く形成されている。弁体15の回動により透孔1
8が第3図のP1位置にある場合には第1の連通
孔19が透孔18を介して導通路17に連通し、
この場合流量は少なくなる。透孔18が第3図の
P2位置にくると、第2の連通路17に連通し、
この場合は流量が多くなる。また透孔18が第3
図中P3の位置にくると導通路17は閉止される。
結されている。この弁体15は弁箱16内におい
て回動自在に支持されており、中央部に導通路1
7をを有しかつ側壁に透孔18を開口してある。
弁箱16には第1の連通孔19および第2の連通
孔20が形成されている。第1の連通孔19の開
口面積は第2の連通孔50の開口面積よりも小さ
く形成されている。弁体15の回動により透孔1
8が第3図のP1位置にある場合には第1の連通
孔19が透孔18を介して導通路17に連通し、
この場合流量は少なくなる。透孔18が第3図の
P2位置にくると、第2の連通路17に連通し、
この場合は流量が多くなる。また透孔18が第3
図中P3の位置にくると導通路17は閉止される。
作動軸11には第4図に示すように、たとえば
扇形のストツパ21が固定されている。これに対
してハウジング1には衝止突起22a,22bが
形成されており、上記ストツパ21の回動範囲を
規制している。ストツパ21が一方の衝止突起2
2aに当つた場合、前記透孔18がP3位置に移
動され、またストツパ21が他方の衝止突起22
に当つた場合には透孔18がP2位置に移動され
るようになつている。
扇形のストツパ21が固定されている。これに対
してハウジング1には衝止突起22a,22bが
形成されており、上記ストツパ21の回動範囲を
規制している。ストツパ21が一方の衝止突起2
2aに当つた場合、前記透孔18がP3位置に移
動され、またストツパ21が他方の衝止突起22
に当つた場合には透孔18がP2位置に移動され
るようになつている。
このような構成に係る実施例の作用について説
明する。
明する。
端子A,B,Cに電流を通さない状態にあつて
は、永久磁石10が周方向に磁極が異なること、
および挿通孔8が周方向に径を異ならせてあるこ
とにより、永久磁石10の磁極はギヤツプが一番
少ないコア3に近づく。すなわち永久磁石10の
磁極はデイテントトルク(永久磁石が磁性体に吸
い付けられる力)によりコア3のサブ系5a,5
bに対面して第2図のような状態となる。この場
合、弁体15の透孔18は第1の連通孔19と連
通し、よつて導通路17の流量は少なく保たれて
いる。端子A,B間に電流を通して、コア3とハ
ウジング1との間に第2図破線で示すような磁束
ループが形成されるとすると、一方のメイン系コ
ア4aがN極、他方のメイン系コア4bがS極と
なる。このため永久磁石10の磁極はそれぞれコ
ア側の異極に吸い寄せられて第2図中θ1の方向へ
回動され、ストツパ21が衝止突起22aに当つ
た場合に停止される。このときは弁体15の透孔
18がP3位置にくるので導通路17を閉じて流
量は零となる。
は、永久磁石10が周方向に磁極が異なること、
および挿通孔8が周方向に径を異ならせてあるこ
とにより、永久磁石10の磁極はギヤツプが一番
少ないコア3に近づく。すなわち永久磁石10の
磁極はデイテントトルク(永久磁石が磁性体に吸
い付けられる力)によりコア3のサブ系5a,5
bに対面して第2図のような状態となる。この場
合、弁体15の透孔18は第1の連通孔19と連
通し、よつて導通路17の流量は少なく保たれて
いる。端子A,B間に電流を通して、コア3とハ
ウジング1との間に第2図破線で示すような磁束
ループが形成されるとすると、一方のメイン系コ
ア4aがN極、他方のメイン系コア4bがS極と
なる。このため永久磁石10の磁極はそれぞれコ
ア側の異極に吸い寄せられて第2図中θ1の方向へ
回動され、ストツパ21が衝止突起22aに当つ
た場合に停止される。このときは弁体15の透孔
18がP3位置にくるので導通路17を閉じて流
量は零となる。
端子A,B間の電流を停止すると永久磁石10
はデイテントトルクによつて第2図の状態に自動
的に復帰される。
はデイテントトルクによつて第2図の状態に自動
的に復帰される。
また端子A,C間に電流を通して磁束ループが
第2図の破線とは逆向きに形成されるとすると、
永久磁石10はθ2の方向に回動されストツパ21
が衝止突起22bに当つて停止される。このため
弁体15の透孔18はP2位置にきて連通孔20
と導通する。よつて導通路17の流量は多くな
る。
第2図の破線とは逆向きに形成されるとすると、
永久磁石10はθ2の方向に回動されストツパ21
が衝止突起22bに当つて停止される。このため
弁体15の透孔18はP2位置にきて連通孔20
と導通する。よつて導通路17の流量は多くな
る。
このように本実施例において、流量が少ない場
合(P1)に何ら電流を投与しなくても永久磁石
10がデイテントトルクによつてP1位置を自己
保持する。そして流量を停止する(P3)、もしく
は流量を多くする(P2)の場合に電磁コイル6
a,6bにそれぞれ通電すれば永久磁石10がデ
イテントトルクに抗して回動される。したがつて
3段階の切換えが可能となり、しかも電流はP2
もしくはP3への切換作動時のみに流せばよいの
で消費電流が少なくてすむ。
合(P1)に何ら電流を投与しなくても永久磁石
10がデイテントトルクによつてP1位置を自己
保持する。そして流量を停止する(P3)、もしく
は流量を多くする(P2)の場合に電磁コイル6
a,6bにそれぞれ通電すれば永久磁石10がデ
イテントトルクに抗して回動される。したがつて
3段階の切換えが可能となり、しかも電流はP2
もしくはP3への切換作動時のみに流せばよいの
で消費電流が少なくてすむ。
永久磁石10はデイテントトルクによつてP1
位置に自動的に復帰するため、格別な復帰用ばね
などを必要とせず、構造が簡単になる。
位置に自動的に復帰するため、格別な復帰用ばね
などを必要とせず、構造が簡単になる。
しかも、挿通孔8の軸方向は上記コア3に形成
される磁束ループ(第2図で破線矢印で示す)が
通る平面と直交する方向に形成されているので、
磁力が永久磁石10の軸方向に偏つて発生するこ
とがなく、永久磁石10にスラスト力を生じさせ
る不具合はない。
される磁束ループ(第2図で破線矢印で示す)が
通る平面と直交する方向に形成されているので、
磁力が永久磁石10の軸方向に偏つて発生するこ
とがなく、永久磁石10にスラスト力を生じさせ
る不具合はない。
そしてまた、コア3にはメイン系4a,4bと
交差してサブ系5a,5bを形成したので、永久
磁石10がデイテントトルクによつてP1位置に
停止している場合、サブ系5a,5bに永久磁石
10の磁束が作用してデイテントトルクが大きく
なり、かつ電磁コイル6a,6bに通電してメイ
ン系4a,4bに磁束を発生させた場合はサブ系
5a,5bの磁束はメイン系4a,4bの磁束と
交差するようになり、磁気抵抗が小さくなつて永
久磁石10の追従性が良くなる。
交差してサブ系5a,5bを形成したので、永久
磁石10がデイテントトルクによつてP1位置に
停止している場合、サブ系5a,5bに永久磁石
10の磁束が作用してデイテントトルクが大きく
なり、かつ電磁コイル6a,6bに通電してメイ
ン系4a,4bに磁束を発生させた場合はサブ系
5a,5bの磁束はメイン系4a,4bの磁束と
交差するようになり、磁気抵抗が小さくなつて永
久磁石10の追従性が良くなる。
また、これらメイン系4a,4bとサブ系5
a,5bは相互に一体成形してあるから、磁束の
通りが良好となり磁気抵抗が小さくなつて大きな
磁力を発生することができる。つまり、メイン系
4a,4bとサブ系5a,5bを別体に形成した
これらを連結した場合は、これらの連結箇所に大
なり小なりの〓間が生じることは避けられず、こ
のような〓間はたとえ微小であつても磁気抵抗を
大きくしてしまうが、メイン系4a,4bとサブ
系5a,5bを一体に形成すればこのような不具
合は解消される。
a,5bは相互に一体成形してあるから、磁束の
通りが良好となり磁気抵抗が小さくなつて大きな
磁力を発生することができる。つまり、メイン系
4a,4bとサブ系5a,5bを別体に形成した
これらを連結した場合は、これらの連結箇所に大
なり小なりの〓間が生じることは避けられず、こ
のような〓間はたとえ微小であつても磁気抵抗を
大きくしてしまうが、メイン系4a,4bとサブ
系5a,5bを一体に形成すればこのような不具
合は解消される。
サブ系コア5a,5bと永久磁石10の対向位
置において、サブ系コア5a,5bの幅は永久磁
石10の直径より小さく設定されているので、コ
ア3に形成される磁束はサブ系コア5a,5bに
短絡してループを形成することなく、第2図破線
で示す如く永久磁石10の回転に充分供すること
ができる。
置において、サブ系コア5a,5bの幅は永久磁
石10の直径より小さく設定されているので、コ
ア3に形成される磁束はサブ系コア5a,5bに
短絡してループを形成することなく、第2図破線
で示す如く永久磁石10の回転に充分供すること
ができる。
なお、上記実施例の構造ではストツパ21およ
び衝止突起22a,22bを使用せず、しかしな
がら第5図のごときデユテイ制御回路を使用すれ
ば、永久磁石10をパルス信号のピツチに応じた
速度で連続回転させることができ、リニア制御も
可能になる。
び衝止突起22a,22bを使用せず、しかしな
がら第5図のごときデユテイ制御回路を使用すれ
ば、永久磁石10をパルス信号のピツチに応じた
速度で連続回転させることができ、リニア制御も
可能になる。
なお本発明は電磁コイルを2個使用することに
は限らず、1個であつても実施可能である。
は限らず、1個であつても実施可能である。
[発明の効果]
以上述べた通り本発明によると、作動軸の位置
を3段階に変位させることができるばかりでな
く、中間位置においては永久磁石の磁極がコア側
に対して最小ギヤツプ部分で対向してデイテント
トルクによつてこの位置を自己保持するので電磁
コイルに格別な電流を投与する必要がない。永久
磁石を時計回りまたは反時計回りに回動させる場
合だけ電磁コイルへ通電すればよいので消費電力
は少くてすむ。しかも電磁コイルへの通電を停止
すると上記デイテントトルクによつて永久磁石は
上記中間位置へ自己復帰するので格別な復帰用ば
ねを必要とせず、構造が簡単である。さらに、上
記挿通孔はこの軸方向を上記コアに形成される磁
束ループが通る平面と直交する方向に形成したの
で、挿通孔に収容した環状永久磁石の軸方向に磁
束間隔が均衡して分布することになり、上記環状
磁石の軸方向に磁力が偏つてスラスト力を生じさ
せる等の不具合はない。そしてまた、コアはメイ
ン系とサブ系を交差して形成したので、永久磁石
がデイテントトルクによつて停止している場合の
デイテントトルクが大きくなり、かつ電磁コイル
に通電してメイン系に磁束を発生させた場合は、
磁気抵抗が小さくなつて磁石の追従性が良くな
る。また、これらメイン系とサブ系は相互に一体
成形してあるから、磁束の通りが良好となり磁気
抵抗が小さくなつて大きな磁力を発生することが
できるなどの利点がある。
を3段階に変位させることができるばかりでな
く、中間位置においては永久磁石の磁極がコア側
に対して最小ギヤツプ部分で対向してデイテント
トルクによつてこの位置を自己保持するので電磁
コイルに格別な電流を投与する必要がない。永久
磁石を時計回りまたは反時計回りに回動させる場
合だけ電磁コイルへ通電すればよいので消費電力
は少くてすむ。しかも電磁コイルへの通電を停止
すると上記デイテントトルクによつて永久磁石は
上記中間位置へ自己復帰するので格別な復帰用ば
ねを必要とせず、構造が簡単である。さらに、上
記挿通孔はこの軸方向を上記コアに形成される磁
束ループが通る平面と直交する方向に形成したの
で、挿通孔に収容した環状永久磁石の軸方向に磁
束間隔が均衡して分布することになり、上記環状
磁石の軸方向に磁力が偏つてスラスト力を生じさ
せる等の不具合はない。そしてまた、コアはメイ
ン系とサブ系を交差して形成したので、永久磁石
がデイテントトルクによつて停止している場合の
デイテントトルクが大きくなり、かつ電磁コイル
に通電してメイン系に磁束を発生させた場合は、
磁気抵抗が小さくなつて磁石の追従性が良くな
る。また、これらメイン系とサブ系は相互に一体
成形してあるから、磁束の通りが良好となり磁気
抵抗が小さくなつて大きな磁力を発生することが
できるなどの利点がある。
さらにまた、サブ系コアと永久磁石の対向位置
において、サブ系コアの幅は永久磁石の直径より
小さく設定されているので、コアに発生した磁束
がサブ系コアに短絡することなく、永久磁石の回
転に充分供することができる。
において、サブ系コアの幅は永久磁石の直径より
小さく設定されているので、コアに発生した磁束
がサブ系コアに短絡することなく、永久磁石の回
転に充分供することができる。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示
し、第1図はアクチユエータの断面図、第2図、
第3図および第4図はそれぞれ第1図中、−
線、−線、および−線に沿う断面図であ
る。第5図は異なる使用例に適用される回路図で
ある。 1……ハウジング、3……コア、4a,4b…
…メイン系、5a,5b……サブ系、7a,7b
……電磁コイル、8……挿通孔、9……切欠、1
0……永久磁石、11……作動軸、15……弁
体、16……弁箱、21……ストツパ、22a,
22b……衝止突起。
し、第1図はアクチユエータの断面図、第2図、
第3図および第4図はそれぞれ第1図中、−
線、−線、および−線に沿う断面図であ
る。第5図は異なる使用例に適用される回路図で
ある。 1……ハウジング、3……コア、4a,4b…
…メイン系、5a,5b……サブ系、7a,7b
……電磁コイル、8……挿通孔、9……切欠、1
0……永久磁石、11……作動軸、15……弁
体、16……弁箱、21……ストツパ、22a,
22b……衝止突起。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁性材料よりなるハウジングと、 このハウジング内に収容され、互いに交差する
ように形成されるメイン系とサブ系とからなるコ
アと、 前記メイン系のコアに巻装される電磁コイル
と、 前記コアのメイン系とサブ系が交差する箇所に
形成され周方向に径が異なる挿通孔と、 この挿通孔の中心に回転自在に収容され、周方
向に磁極の異なる環状の永久磁石と、 この永久磁石が所定量回転した場合にその回転
を阻止するためのストツパと、 前記永久磁石に連結された作動軸とを備え、 上記コアに形成される磁束ループが通る平面と
前記挿通孔の軸方向とが直交するよう形成され、 前記挿通孔の最小径部が上記サブ系に対向され
るよう前記挿通孔が形成され、 前記永久磁石はその一方の磁極が前記挿通孔の
最小径部と対向した場合にデイテントトルクによ
りこの位置で回転停止されるとともに、前記電磁
コイルに電流を流してコアに磁力を発生させた場
合に前記永久磁石を上記デイテントトルクに抗し
て回転され、 前記サブ系コアと前記永久磁石との対向位置に
おいて、前記サブ系コアの幅は前記永久磁石の直
径より小さく設定さていることを特徴とする電磁
アクチユエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19618783A JPS6088412A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 電磁アクチユエ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19618783A JPS6088412A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 電磁アクチユエ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6088412A JPS6088412A (ja) | 1985-05-18 |
JPH0462161B2 true JPH0462161B2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=16353636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19618783A Granted JPS6088412A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 電磁アクチユエ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6088412A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212361A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-10 | Nippon Soken Inc | 回転駆動装置 |
JPS59191466A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-30 | Nippon Soken Inc | 回転駆動装置 |
-
1983
- 1983-10-21 JP JP19618783A patent/JPS6088412A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58212361A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-10 | Nippon Soken Inc | 回転駆動装置 |
JPS59191466A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-30 | Nippon Soken Inc | 回転駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6088412A (ja) | 1985-05-18 |
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