JP2002257231A - 変速操作装置 - Google Patents

変速操作装置

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JP2002257231A
JP2002257231A JP2001054826A JP2001054826A JP2002257231A JP 2002257231 A JP2002257231 A JP 2002257231A JP 2001054826 A JP2001054826 A JP 2001054826A JP 2001054826 A JP2001054826 A JP 2001054826A JP 2002257231 A JP2002257231 A JP 2002257231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れ、作動速度が速く、しかも装置
全体をコンパクトに構成することができる変速操作装置
を提供する。 【解決手段】 シフトレバーをセレクト方向に作動する
セレクトアクチュエータと、該シフトレバーをシフト方
向に作動するシフトアクチュエータとを有する変速操作
装置であって、セレクトアクチュエータはシフトレバー
に連結されコントロールシャフトシフト方向に回動せし
めるロータリソレノイドからなっており、シフトアクチ
ュエータはコントロールシャフトの外周面に配設された
磁石可動体と、該磁石可動体を包囲して配設された筒状
の固定ヨークと、該固定ヨークの内側に配設されたコイ
ルとを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
変速機の変速操作を行うための変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変速機の変速操作を行う変速操作装置
は、シフトレバーをセレクト方向に作動するセレクトア
クチュエータと、該シフトレバーをシフト方向に作動す
るシフトアクチュエータとからなっている。このような
セレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータと
しては、一般に空気圧や油圧等の流体圧を作動源とした
流体圧シリンダが用いられている。この流体圧シリンダ
を用いたセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュ
エータは、流体圧源と各アクチュエータとを接続する配
管が必要であるとともに、作動流体の流路を切り換える
ための電磁切り換え弁を配設する必要があり、これらを
配置するためのスペースを要するとともに、装置全体の
重量が重くなるという問題がある。また近年、圧縮空気
源や油圧源を具備していない車両に搭載する変速機の変
速操作装置として、電動モータによって構成したセレク
トアクチュエータおよびシフトアクチュエータが提案さ
れている。電動モータによって構成したセレクトアクチ
ュエータおよびシフトアクチュエータは、流体圧シリン
ダを用いたアクチュエータのように流体圧源と接続する
配管や電磁切り換え弁を用いる必要がないので、装置全
体をコンパクトで且つ軽量に構成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動モータを用いたア
クチュエータにおいては、所定の作動力を得るために減
速機構が必要となる。この減速機構としては、ボールネ
ジ機構を用いたものと、歯車機構を用いたものが提案さ
れている。これらボールネジ機構および歯車機構を用い
たアクチュエータは、ボールネジ機構および歯車機構の
耐久性および電動モータの耐久性、作動速度において必
ずしも満足し得るものではない。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、耐久性に優れ、作動速度
が速く、しかも装置全体をコンパクトに構成することが
できる変速操作装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、シフトレバーをセレ
クト方向に作動するセレクトアクチュエータと、該シフ
トレバーをシフト方向に作動するシフトアクチュエータ
とを有する変速操作装置において、該セレクトアクチュ
エータは、シフトレバーに連結されたコントロールシャ
フトをセレクト方向に回動せしめるロータリソレノイド
からなっており、該シフトアクチュエータは、該コント
ロールシャフトの外周面に配設された磁石可動体と、該
磁石可動体を包囲して配設された筒状の固定ヨークと、
該固定ヨークの内側に軸方向に併設された一対のコイル
とを具備し、コントロールシャフトを軸方向に作動せし
める、ことを特徴とする変速操作装置が提供される。
【0006】また、本発明においては、上記セレクトア
クチュエータを構成するロータリソレノイドが上記コン
トロールシャフトと同一軸線上に配設され、ロータリソ
レノイドのロータがコントロールシャフトに軸方向に相
対移動可能に装着されている、変速操作装置が提供され
る。
【0007】更に、本発明においては、上記セレクトア
クチュエータが上記ロータリソレノイドのコイルに供給
する電力量に対応して上記コントロールシャフトに発生
する回動力に応じてコントロールシャフトの回動位置を
規制するセレクト位置規制手段を具備している、変速操
作装置が提供される。
【0008】また、本発明においては、上記シフトアク
チュエータを構成する上記磁石可動体が上記コントロー
ルシャフトの外周面に装着された可動ヨークと、該可動
ヨークの外周面に装着され外周面および内周面に磁極を
備えた環状の永久磁石とを具備しており、該可動ヨーク
が該永久磁石が装着される筒状部と該筒状部の両端に設
けられた環状の鍔部とを備え、該鍔部の外周面が該固定
ヨークの内周面に近接して構成されている、変速操作装
置が提供される。
【0009】更に、本発明においては、上記シフトアク
チュエータを構成する上記磁石可動体が上記コントロー
ルシャフトの外周面に装着された中間ヨークと、該中間
ヨークを挟んで両側にそれぞれ配設され軸方向両端面に
磁極を備えた環状の一対の永久磁石と、該一対の永久磁
石のそれぞれ軸方向外側にそれぞれ配設された可動ヨー
クとを具備しており、上記シフトアクチュエータを構成
する可動ヨークが外周面が上記固定ヨークの内周面に近
接して構成される環状の鍔部を備えている、変速操作装
置が提供される。上記一対の永久磁石は、互いに対向す
る端面が同極に形成されていることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
変速操作装置の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に従って構成された変速操作
装置の第1の実施形態を示す断面図、図2は図1におけ
るA−A線断面図、図3は図1におけるB−B線断面図
である。第1の実施形態における変速操作装置2は、セ
レクトアクチュエータ3とシフトアクチュエータ6とか
ら構成されている。図示の実施形態におけるセレクトア
クチュエータ3は、筒状に形成されたケーシング31を
具備している。このケーシング31は、中間部に設けら
れた中間壁311によって区画された第1の部屋312
と第2の部屋313を備えている。このように構成され
たケーシング31内を貫通してコントロールシャフト3
3が配設されている。このコントロールシャフト33
は、ケーシング31の図1において左端に形成された端
壁314とケーシング31の図1において右端に装着さ
れた仕切り壁32によって回転可能でかつ軸方向に摺動
可能に支持されている。コントロールシャフト33はス
テンレス鋼等の非磁性材によって構成されており、第1
の部屋312に配置された部分にシフトレバー34が装
着されている。このシフトレバー34は、その基部34
0にコントロールシャフト33の外径と対応する内径を
有する装着穴341が形成されており、この装着穴34
1をコントロールシャフト33に嵌合し固定ボルト35
によって固定される。シフトレバー34の先端部は、ケ
ーシング31の下側に形成された開口315を挿通して
下方に延び、図2に示すように第1のセレクト位置SP
1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位置S
P3、第4のセレクト位置SP4に配設された図示しな
い変速機のシフト機構を構成するシフトブロック30
1、302、303、304と適宜係合するようになっ
ている。
【0012】上記ケーシング31の第2の部屋313に
は、セレクトアクチュエータ3の駆動機構を構成する正
転方向および逆転方向に所定角度回動可能な両方向ロー
タリーソレノイド40が配設されている。ロータリーソ
レノイド40は、上記コントロールロッド33と同一軸
線上に配設されている。このロータリーソレノイド40
は、上記仕切り壁32に連結ピン41、41によって装
着されたベース42を具備している。このベース42は
磁性材によって形成され、第1のステータ421と第2
のステータ422を備えている。第1のステータ421
には合成樹脂等の非磁性材によって形成されたボビン4
31に捲回された第1のコイル441が装着されてお
り、第2のステータ422には合成樹脂等の非磁性材に
よって形成されたボビン432に捲回された第2のコイ
ル442が装着されている。第1のコイル441および
第2のコイル442の内側にはベース42に装着された
非磁性材からなる筒状の支持部材45が配設されてい
る。
【0013】上記ベース42を構成する第1のステータ
421および第2のステータ422の図1において左側
にはロータ50が配設されている。このロータ50は、
ロータ本体51と該ロータ本体51に装着された第1の
永久磁石52および第2の永久磁石53とからなってい
る。ロータ本体51は磁性材によって円盤状に形成され
ており、中心部に正方形の嵌合穴511を備えている。
このように構成されたロータ本体51は、上記ケーシン
グ31の中間壁311と支持部材45に軸受54、55
を介して回転可能に支持されている。また、ロータ本体
51の中心部に形成された正方形の嵌合穴511には、
上記コントロールシャフト33の中間部に断面形状が正
方形に形成された嵌合部331が嵌合される。従って、
ロータ本体51とコントロールシャフト33とは、軸方
向には相対的に摺動可能であるが、回転方向には一体的
に回動する。ロータ本体51の上記第1のステータ42
1および第2のステータ422と対向する面には第1の
永久磁石52および第2の永久磁石53が装着されてい
る。この第1の永久磁石52は、第1のステータ421
および第2のステータ422と対向する側の面がN極に
着磁され、ロータ本体51側の面がS極に着磁されてい
る。また、第2の永久磁石53は、第1のステータ42
1および第2のステータ422と対向する側の面がS極
に着磁され、ロータ本体51側の面がN極に着磁されて
いる。
【0014】図示の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3は以上のように構成されており、以下その作動
について図3および図4の(a)〜(f)を参照して説
明する。図3はロータリーソレノイド40を構成するロ
ータ50のロータ本体51に装着された第1の永久磁石
52と第2の永久磁石53が第1のステータ421と第
2のステータ422の間に位置付けられ、第1のコイル
441および第2のコイル442への通電が遮断された
OFF状態を示すものである。ロータリーソレノイド4
0が図3に示す状態のとき、シフトレバー34が図2に
おいて実線で示す位置に位置付けられるように構成され
ている。
【0015】セレクトアクチュエータ3は、図3の状態
から第1のステータ421がN極になるように第1のコ
イル441に電圧を印加するとともに、第2のステータ
422がS極になるように第2のコイル442に電圧を
印加すると、図4の(a)に示すようにロータ50には
反時計方向(正転方向)に回動するトルクが発生する。
即ち、第1の永久磁石52のN極と第1のステータ42
1のN極および第2の永久磁石53のS極と第2のステ
ータ422のS極が反発し、第1の永久磁石52のN極
と第2のステータ422のS極および第2の永久磁石5
3のS極と第1のステータ421のN極とが吸引しあっ
て、ロータ50は図4の(a)において反時計方向(正
転方向)に回動するトルクを発生する。そして、ロータ
50は図5の(b)で示すように略60度の角度回動し
た時点で図示しないストッパーによって停止されるとと
もに、この状態で第1のコイル441および第2のコイ
ル442への通電が遮断(OFF)される。このときの
セレクトアクチュエータ3の作動は、シフトレバー34
を図2において矢印34aで示す一方のセレクト方向に
作動せしめる。
【0016】一方、セレクトアクチュエータ3は、図4
の(a)状態から第1のステータ421がS極になるよ
うに第1のコイル441に電圧を印加するとともに、第
2のステータ422がN極になるように第2のコイル4
42に電圧を印加すると、図4の(c)に示すようにロ
ータ50には時計方向(逆転方向)に回動するトルクが
発生する。即ち、第1の永久磁石52のN極と第2のス
テータ422のN極および第2の永久磁石53のS極と
第1のステータ421のS極が反発し、第1の永久磁石
52のN極と第1のステータ421のS極および第2の
永久磁石53のS極と第2のステータ422のN極とが
吸引しあって、ロータ50は図5の(c)において時計
方向(逆転方向)に回動するトルクを発生する。そし
て、ロータ50は図4の(d)で示すように略60度の
角度回動した時点で図示しないストッパーによって停止
されるとともに、この状態で第1のコイル441および
第2のコイル442への通電が遮断(OFF)される。
このときのセレクトアクチュエータ3の作動は、シフト
レバー34を図2において矢印34bで示す他方のセレ
クト方向に作動せしめる。
【0017】次に、図4の(b)で示す一方のセレクト
位置から他方のセレクト位置へセレクト動作を行う場合
は、図4の(e)で示すように第1のステータ421が
S極になるように第1のコイル441に電圧を印加する
とともに、第2のステータ422がN極になるように第
2のコイル442に電圧を印加する。この結果、第1の
永久磁石52のN極と第2のステータ422のN極およ
び第2の永久磁石53のS極と第1のステータ421の
S極が反発して時計方向(逆転方向)に回動するトルク
が発生する。そして、ロータ50が図4の(a)位置ま
で回動した時点で第1のコイル441および第2のコイ
ル442への通電が遮断(OFF)される。
【0018】また、図4の(d)で示す他方のセレクト
位置から一方のセレクト位置へセレクト動作を行う場合
は、図4の(f)で示すように第1のステータ421が
N極になるように第1のコイル441に電圧を印加する
とともに、第2のステータ422がS極になるように第
2のコイル442に電圧を印加する。この結果、第1の
永久磁石52のN極と第1のステータ421のN極およ
び第2の永久磁石53のS極と第2のステータ422の
S極が反発して反時計方向(正転方向)に回動するトル
クが発生する。そして、ロータ50が図4の(a)位置
まで回動した時点で第1のコイル441および第2のコ
イル442への通電が遮断(OFF)される。上記ロー
タリーソレノイド40の回動力の大きさは、第1のコイ
ル441および第2のコイル442に供給する電力量に
よって決まる。
【0019】図示の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3は、上記ロータリーソレノイド40の回動力即
ちコントロールシャフト33に作用する回動力の大きさ
と協働してシフトレバー34を上記第1のセレクト位置
SP1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位
置SP3、第4のセレクト位置SP4に位置規制するた
めの第1のセレクト位置規制手段57および第2のセレ
クト位置規制手段58を具備している(図2参照)。な
お、上記シフトレバー34の基部340には、第1のセ
レクト位置規制手段57および第2のセレクト位置規制
手段58と係合する第1のレバー部342および第2の
レバー部343が設けられている。第1のセレクト位置
規制手段57は、上記ケーシング31の上壁における上
記第1のレバー部342と対向する位置に設けられた第
1のボス部571と、該第1のボス部571に上記第1
のレバー部342と対向して形成されたプランジャー挿
通穴572と、該プランジャー挿通穴572内に配設さ
れプランジャー573と、該プランジャー573とプラ
ンジャー挿通穴752を塞ぐプラグ574との間に配設
された圧縮コイルばね575とからなっている。なお、
上記プランジャー573の上端部には大径部573aが
設けられており、この大径部573aがプランジャー挿
通穴572の下端部に設けられた棚部572aに当接し
てプランジャー573の下方即ち第1のレバー部342
方向への移動が規制されている。そして、プランジャー
573の先端と第1のレバー部342との間には、シフ
トレバー34が図2で示す状態のとき所定の間隔を有す
るように構成されている。
【0020】次に、上記第2のセレクト位置規制手段5
8について説明する。第2のセレクト位置規制手段58
は、上記ケーシング31の上壁における上記第2のレバ
ー部343と対向する位置に設けられた第2のボス部5
81と、該第1のボス部581に上記第2のレバー部3
43と対向して形成されたプランジャー挿通穴582
と、該プランジャー挿通穴582内に配設されプランジ
ャー583と、該プランジャー583とプランジャー挿
通穴582を塞ぐプラグ584との間に配設された圧縮
コイルばね585とからなっている。なお、上記プラン
ジャー583の上端部には大径部583aが設けられて
おり、この大径部583aがプランジャー挿通穴582
の下端部に設けられた棚部582aに当接してプランジ
ャー583の下方即ち第2のレバー部343方向への移
動が規制されている。そして、プランジャー583の先
端と第2のレバー部343との間には、シフトレバー3
4が図2で示す状態のとき所定の間隔を有するように構
成されている。
【0021】第1のセレクト位置規制手段57および第
2のセレクト位置規制手段58は以上のように構成され
ており、以下その作用について説明する。シフトレバー
34を図2に示す状態から上述したように矢印34aで
示す一方のセレクト方向に作動するために、第1のステ
ータ431がN極になるように第1のコイル441に電
圧を印加するとともに、第2のステータ432がS極に
なるように第2のコイル442に電圧を印加する。この
とき、第1のコイル441および第2のコイル442に
印加する電圧が例えば2.4Vであると、シフトレバー
34の第1のレバー部342が第1のセレクト位置規制
手段57を構成するプランジャー573の下端に当接し
て位置規制される。この状態においては、ロータリーソ
レノイド40によってシフトレバー34を回動する回動
力よりコイルばね575のばね力の方が大きくなるよう
に設定されており、このため、シフトレバー34は第1
のレバー部342がプランジャー573に当接した位置
に停止せしめられる。このとき、シフトレバー34は、
第2のセレクト位置SP2に位置付けされる。なお、上
記第1のコイル441および第2のコイル442に印加
する電圧が例えば4.8Vであると、ロータリーソレノ
イド40によってシフトレバー34を回動する回動力が
コイルばね575のばね力より大きくなるように設定さ
れており、このため、シフトレバー34は第1のレバー
部342がプランジャー573に当接した後にコイルば
ね575のばね力に抗して図2において矢印34aで示
す一方のセレクト方向に回動し、シフトレバー34の先
端部が上記シフトブロック301の側壁に当接した位置
で停止される。このとき、シフトレバー34は、第1の
セレクト位置SP1に位置付けされる。
【0022】次に、シフトレバー34を図2に示す状態
から上述したように矢印34bで示す他方のセレクト方
向に作動するために、第1のステータ431がS極にな
るように第1のコイル441に電圧を印加するととも
に、第2のステータ432がN極になるように第2のコ
イル442に電圧を印加する。このとき、第1のコイル
441および第2のコイル442に印加する電圧が例え
ば2.4Vであると、シフトレバー34の第2のレバー
部343が第2のセレクト位置規制手段58を構成する
プランジャー583の下端に当接して位置規制される。
この状態においては、ロータリーソレノイド40によっ
てシフトレバー34を回動する回動力よりコイルばね5
85のばね力の方が大きくなるように設定されており、
このため、シフトレバー34は第2のレバー部343が
プランジャー583に当接した位置に停止せしめられ
る。このとき、シフトレバー34は、第3のセレクト位
置SP3に位置付けされる。なお、上記第1のコイル4
41および第2のコイル442に印加する電圧が例えば
4.8Vであると、ロータリーソレノイド40によって
シフトレバー34を回動する回動力がコイルばね585
のばね力より大きくなるように設定されており、このた
め、シフトレバー34は第2のレバー部343がプラン
ジャー583に当接した後にコイルばね585のばね力
に抗して図2において矢印34bで示す他方のセレクト
方向に回動し、シフトレバー34の先端部が上記シフト
ブロック304の側壁に当接した位置で停止される。こ
のとき、シフトレバー34は、第4のセレクト位置SP
4に位置付けされる。以上のように、図示の実施形態に
おいては第1のセレクト位置規制手段57および第2の
セレクト位置規制手段58を設けたので、第1のコイル
441および第2のコイル442に供給する電力量を制
御することにより、位置制御することなくシフトレバー
34を所定のセレクト位置に位置付けることが可能とな
る。
【0023】以上のように、変速操作装置2を構成する
セレクトアクチュエータ3は、シフトレバー34を装着
したコントロールシャフト33をセレクト方向に回動す
るための駆動手段をロータリーソレノイド40によって
構成したので、回転機構がないため耐久性が向上すると
ともに、電動モータを用いたアクチュエータのようにボ
ールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不要となる
ので、コンパクトに構成することができるとともに、作
動速度を速くすることができる。しかも、セレクトアク
チュエータ3のロータリーソレノイド40はコントロー
ルシャフト33と同一軸線上に配設されるので、極めて
コンパクトな変速操作装置2を構成することができる。
【0024】次に、本発明に従って構成されたシフトア
クチュエータ6の一実施形態について、図1および図5
を参照して説明する。図1に示す第1の実施形態におけ
るシフトアクチュエータ6は、上記コントロールシャフ
ト33が貫通して配設されるケーシング61を具備して
いる。このケーシング61は、磁性材によって筒状に形
成されており、図示の実施形態においては固定ヨークと
して機能する。ケーシング61の図1において左端は上
記仕切り壁32に連結されており、ケーシング61の図
1において右端にはステンレス鋼やアルミ合金等の非磁
性材によって形成された端壁62が装着されている。こ
の端壁62の中央部には支持部621が設けられてお
り、この支持部621に形成された支持穴622に上記
コントロールシャフト33を嵌挿することにより、コン
トロールシャフト33が回転可能かつ軸方向に摺動可能
に支持される。なお、端壁62に設けられた支持部62
1にはねじが形成されており、この支持部621にコン
トロールシャフト33の右端部を覆うキャップ63が螺
合して装着されている。
【0025】コントロールシャフト33のケーシング6
1内に配置された部分には、磁石可動体65が配設され
ている。この磁石可動体65は、コントロールシャフト
33の外周面に装着された可動ヨーク651と、該可動
ヨーク651の外周面に配設された環状の永久磁石65
2とを具備している。上記可動側ヨーク651は磁性材
によって形成され、永久磁石652が装着される筒状部
651aと、該筒状部651aの両端にそれぞれ設けら
れた環状の鍔部651b、651cとを有しており、鍔
部651b、651cの外周面が上記固定ヨークとして
機能するケーシング61の内周面に近接して構成されて
いる。鍔部651b、651cの外周面と固定ヨークと
して機能するケーシング61の内周面との隙間は小さい
ほど望ましいが、製作誤差等を考慮して図示の実施形態
においては0.5mmに設定されている。このように構
成された可動ヨーク651は、コントロールシャフト3
3に形成された段部332によって図1において左端が
規制され、その右端がコントロールシャフト33に装着
されたスナップリング653によって位置規制されてい
る。上記永久磁石652は、外周面および内周面に磁極
を備えており、図示の実施形態においては外周面にN極
が内周面にS極が形成されている。このように形成され
た永久磁石652は、可動ヨーク651の筒状部651
aの外周面に装着されており、その両側にそれぞれ配設
され可動側ヨーク651の筒状部651aに装着された
スナップリング654、654によって軸方向移動が規
制されている。
【0026】上記磁石可動体65の外周側には、磁石可
動体65を包囲して一対のコイル66、67が軸方向に
併設されている。この一対のコイル66、67は、合成
樹脂等の非磁性材によって形成され上記ケーシング61
の内周面に装着されたボビン68に捲回されており、図
示しない電源回路に接続するようになっている。なお、
ケーシング61の図1において右端部には段部611が
設けられており、この段部611に上記一対のコイル6
6、67を捲回したボビン68の右端を当接して位置決
めする。また、ボビン68の図1において左端はケーシ
ング61の内側に嵌合されたスリーブ69によって位置
決めされている。このスリーブ69は磁性材によって形
成されており、図示の実施形態においてはケーシング6
1とともに固定ヨークとして機能する。
【0027】図示の実施形態におけるシフトアクチュエ
ータ6は以上のように構成されており、上記コントロー
ルシャフト33に配設された磁石可動体65と固定ヨー
クとして機能するケーシング61および一対のコイル6
6、67とによって構成されるリニアモータの原理によ
って作動する。以下その作動について図5を参照して説
明する。り、以下その作動について図5を参照して説明
する。シフトアクチュエータ6においては、図5の
(a)乃至図5の(d)に示すように永久磁石652に
よる第1の磁束回路657および第2の磁束回路658
が形成される。即ち、図示の実施形態におけるシフトア
クチュエータ6においては、永久磁石652のN極、一
対のコイルの一方コイル66、固定ヨークとして機能す
るケーシング61、可動側ヨーク651の鍔部651
b、可動ヨーク651の筒状部651a、永久磁石65
2のS極を通る第1の磁気回路657と、永久磁石65
2のN極、一対のコイルの他方コイル67、固定ヨーク
として機能するケーシング61およびスリーブ69、可
動側ヨーク651の鍔部651c、可動ヨーク651の
筒状部651a、永久磁石652のS極を通る第2の磁
気回路658が形成される。
【0028】コントロールシャフト33の作動位置が図
1即ち図5の(a)に示すニュートラル位置(中立位
置)にある状態で、一対のコイルの66、67に図5の
(a)に示すように互いに反対方向に電流を流すと、フ
レミングの左手の法則に従って、磁石可動体65即ちコ
ントロールシャフト33には矢印で示すように互いに打
ち消し合う方向に推力が発生する。従って、コントロー
ルシャフト33は図1および図5の(a)で示すニュー
トラル位置(中立位置)に維持される。
【0029】次に、コントロールシャフト33の作動位
置がニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一対
のコイルの66、67に図5の(b)に示すように同じ
方向に電流を流すと、磁石可動体65即ちコントロール
シャフト33には図5の(b)において矢印で示すよう
に左方に推力が発生する。この結果、コントロールシャ
フト33が図1において左方に移動し、コントロールシ
ャフト33に装着されているシフトレバー34が矢印3
4cで示す一方のシフト方向にシフト作動せしめられ
る。
【0030】また、コントロールシャフト33の作動位
置がニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一対
のコイルの66、67に図5の(c)に示すように上記
図5の(b)と反対方向に電流を流すと、磁石可動体6
5即ちコントロールシャフト33には図5の(c)にお
いて矢印で示すように右方に推力が発生する。この結
果、コントロールシャフト33が図1において右方に移
動し、コントロールシャフト33に装着されているシフ
トレバー34が矢印34dで示す他方のシフト方向にシ
フト作動せしめられる。
【0031】一方、コントロールシャフト33が図1に
おいて左方に移動せしめられた状態で、一対のコイルの
66、67に図5の(d)に示すように互いに反対方向
に電流を流すと、磁石可動体65即ちコントロールシャ
フト33には矢印で示すように互いに打ち消し合う方向
に推力が発生する。このとき、コントロールシャフト3
3即ち磁石可動体65が左方に移動せしめられた状態で
は、永久磁石652によってによって形成される第1の
磁束回路657と第2の磁束回路658によりコイルを
通る磁束が生じるが、コイル67を通る磁束量の方がコ
イル66を通る磁束量より多くなる。従って、他方のコ
イルの67に図5の(d)に示す方向に電流を流すこと
によって磁石可動体65即ちコントロールシャフト33
に発生する右方への推力は、一方のコイル66に図5の
(d)に示す方向に電流を流すことによって磁石可動体
65即ちコントロールシャフト33に発生する左方への
推力より大きくなる。この結果、コントロールシャフト
33は、図5の(d)において右方向に移動する。この
ようにして、コントロールシャフト33が図5の(d)
において右方向に移動すると、ニュートラル位置(中立
位置)に近づくに従って、コイル67を通る磁束量が低
下し、コイル66を通る磁束量が増加する。そして、コ
ントロールシャフト33がニュートラル位置(中立位
置)に達すると、コイル66とコイル67を通る磁束量
が同等となり、この結果、コントロールシャフト33に
発生する左方への推力と右方への推力が等しくなって、
コントロールシャフト33即ち該コントロールシャフト
33に装着されたシフトレバー34はニュートラル位置
(中立位置)で停止する。
【0032】以上のように、図1の実施形態におけるシ
フトアクチュエータ6は、コントロールシャフト33が
磁石可動体65と固定ヨークとして機能するケーシング
61および一対のコイル66、67とによって構成され
るリニアモータの原理によって作動するので、回転機構
がなく耐久性が向上するとともに、電動モータを用いた
アクチュエータのようにボールネジ機構や歯車機構から
なる減速機構が不要となるので、コンパクトに構成する
ことができるとともに、作動速度を速くすることができ
る。また、図1の実施形態におけるシフトアクチュエー
タ6は、磁石可動体65を構成する可動ヨーク651の
鍔部651aおよび651cの外周面が固定ヨークとし
て機能するケーシング61の内周面と近接して構成され
ているので、磁束に対する大きなエアーギャップがコイ
ル66、67部のみとなるため、永久磁石652による
第1の磁束回路657および第2の磁束回路658中の
エアーギャップを可及的に小さくすることができ、大き
な推力を得ることができる。
【0033】次に、本発明に従って構成されたシフトア
クチュエータの他の実施形態について、図6および図7
を参照して説明する。図6に示す実施形態におけるシフ
トアクチュエータ6aは、コントロールシャフト33に
配設される磁石可動体65aが上記図1の実施形態にお
けるシフトアクチュエータ6の磁石可動体65と相違す
るが、その他の構成部材は上記図1の実施形態における
シフトアクチュエータ6と実質的に同一でよい。従っ
て、図6には図1の実施形態におけるシフトアクチュエ
ータ6を構成する各構成部材と同一部材には同一符号を
付してある。
【0034】図6に示す実施形態におけるシフトアクチ
ュエータ6aを構成する磁石可動体65aは、コントロ
ールシャフト33の外周面に上記一対のコイル66、6
7の内周面と対向して配設された中間ヨーク650a
と、該中間ヨーク650aを挟んで両側にそれぞれ配設
された一対の永久磁石652a、653aと、該一対の
永久磁石652a、653aのそれぞれ軸方向外側にそ
れぞれ配設された一対の可動ヨーク654a、655a
とを具備している。中間ヨーク651aは、磁性材によ
って環状に形成されている。上記一対の永久磁石652
a、653aは、軸方向両端面に磁極を備えており、図
示の実施形態においては互いに対向する端面にN極が形
成され、互いに軸方向外側端面にS極が形成されてい
る。上記一対の可動ヨーク654a、655aはそれぞ
れ磁性材によって形成され、それぞれ筒状部654c、
655cと、該筒状部654c、655cのそれぞれ軸
方向外側端に設けられた環状の鍔部654d、655d
とを有しており、鍔部654d、655dの外周面が上
記固定ヨークとして機能するケーシング61およびスリ
ーブ69の内周面に近接して構成されている。鍔部65
4d、655dの外周面と固定ヨークとして機能するケ
ーシング61およびスリーブ69の内周面との隙間は、
上記図1の実施形態おけるシフトアクチュエータ6と同
様に0.5mmに設定されている。なお、上記一対の可
動ヨーク654a、655aは、図示の実施形態におい
てはそれぞれ筒状部654c、655cと鍔部654
d、655dとによって構成した例を示したが、外周面
が上記固定ヨークとして機能するケーシング61および
スリーブ69の内周面に近接する鍔部のみによって構成
してもよい。
【0035】図6の実施形態におけるシフトアクチュエ
ータ6aは以上のように構成されており、以下その作動
について図7を参照して説明する。図6の実施形態にお
けるシフトアクチュエータ6aにおいては、図7の
(a)乃至図7の(d)に示すように一対の永久磁石6
52a、653aによる第1の磁束回路657aおよび
第2の磁束回路658aが形成される。コントロールシ
ャフト33の作動位置が図7の(a)に示すニュートラ
ル位置(中立位置)にある状態で、一対のコイルの6
6、67に図7の(a)に示すように互いに反対方向に
電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁石
可動体65a即ちコントロールシャフト33には矢印で
示すように互いに打ち消し合う方向に推力が発生する。
従って、コントロールシャフト33は図6および図7の
(a)で示すニュートラル位置(中立位置)に維持され
る。
【0036】次に、コントロールシャフト33の作動位
置がニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一対
のコイルの66、67に図7の(b)に示すように同じ
方向に電流を流すと、磁石可動体65a即ちコントロー
ルシャフト33には図7の(b)において矢印で示すよ
うに左方に推力が発生する。この結果、コントロールシ
ャフト33が図7において左方に移動し、コントロール
シャフト33に装着されているシフトレバー34が図1
において矢印34cで示す一方のシフト方向にシフト作
動せしめられる。
【0037】また、コントロールシャフト33の作動位
置がニュートラル位置(中立位置)にある状態で、一対
のコイルの66、67に図7の(c)に示すように上記
図7の(b)と反対方向に電流を流すと、磁石可動体5
3a即ちコントロールシャフト33には図7の(c)に
おいて矢印で示すように右方に推力が発生する。この結
果、コントロールシャフト33が図7において右方に移
動し、コントロールシャフト33に装着されているシフ
トレバー34が矢印34dで示す他方のシフト方向にシ
フト作動せしめられる。
【0038】一方、コントロールシャフト33が図6に
おいて左方に移動せしめられた状態で、一対のコイルの
66、67に図7の(d)に示すように互いに反対方向
に電流を流すと、第1の磁束回路657aおよび第2の
磁束回路658aとも他方のコイルの67を通っている
ので、他方のコイルの67に流れる電流によって磁石可
動体65a即ちコントロールシャフト33には図7の
(d)において矢印で示すように右方に推力が発生す
る。このようにして、コントロールシャフト33が図7
の(d)において右方向に移動すると、ニュートラル位
置(中立位置)に近づくに従って、一方の永久磁石65
2aによって形成される第1の磁束回路657aが一方
のコイルの66を通過するようになるため、一方のコイ
ルの66に流れる電流によって磁石可動体65a即ちコ
ントロールシャフト33には図7の(d)において左方
に推力が作用する。この一方のコイルの66に流れる電
流による左方への推力は、磁石可動体65a即ちコント
ロールシャフト33がニュートラル位置(中立位置)に
近づくに従って増加する。そして、磁石可動体65a即
ちコントロールシャフト33がニュートラル位置(中立
位置)に達すると、一方のコイルの66に流れる電流に
よる左方への推力と他方のコイルの67に流れる電流に
よる右方への推力とが同等となり、この結果、磁石可動
体65a即ちコントロールシャフト33はニュートラル
位置(中立位置)で停止する。
【0039】以上のように、図6の実施形態におけるシ
フトアクチュエータ6aは、磁石可動体65aを構成す
る一対の永久磁石652a、653aが中間ヨーク65
0aを挟んで配設され、この一対の永久磁石652a、
653aの互いに対向する端面にN極が形成されている
ので、両永久磁石652a、653aから出た磁束は互
いに反発しつつ一対のコイルの66、67に向かう。従
って、図6の実施形態におけるシフトアクチュエータ6
aにおいては、磁束が一対のコイルの66、67を直交
する状態で通過するため、磁石可動体65a即ちコント
ロールシャフト33に発生する推力を大きくすることが
できる。なお、一対の永久磁石652a、653aの互
いに対向する端面にはS極を形成してもよい。即ち、一
対の永久磁石652a、653aの互いに対向する端面
が同極に形成されていることが望ましい。また、図6の
実施形態におけるシフトアクチュエータ6aにおいて
は、固定ヨーク固定ヨークとして機能するケーシング6
1およびスリーブ69と磁石可動体65aを構成する一
対の可動ヨーク654a、655aの鍔部654d、6
55dの外周面とが近接して構成されているので、磁束
に対する大きなエアーギャップが一対のコイルの66、
67のみとなる。従って、図6の実施形態におけるシフ
トアクチュエータ6aは、一対の永久磁石652a、6
53aによる磁束回路中のエアーギャップを可及的に小
さくすることができ、大きな推力を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明による変速操作装置は以上のよう
に構成されているので、以下に述べる作用効果を奏す
る。
【0041】即ち、本発明によれば、変速操作装置を構
成するセレクトアクチュエータは、コントロールシャフ
トをシフト方向に回動せしめるロータリソレノイドから
なっているので、回転機構がないため耐久性が向上する
とともに、電動モータを用いたアクチュエータのように
ボールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不要とな
るので、コンパクトに構成することができるとともに、
作動速度を速くすることができる。また、変速操作装置
を構成するシフトアクチュエータは、シフトレバーを装
着したコントロールシャフトが磁石可動体と固定ヨーク
およびコイルとによって構成されるリニアモータの原理
によって作動するので、回転機構がないため耐久性が向
上するとともに、電動モータを用いたアクチュエータの
ようにボールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不
要となるので、コンパクトに構成することができるとと
もに、作動速度を速くすることができる。しかも、変速
操作装置を構成するセレクトアクチュエータとシフトア
クチュエータは、同一軸線上に配置されるので、極めて
コンパクトな変速操作装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された変速操作装置の第1
の実施形態を示す断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】図1に示す変速操作装置を構成するセレクトア
クチュエータの作動説明図。
【図5】図1に示す変速操作装置を構成するシフトアク
チュエータの作動説明図。
【図6】本発明に従って構成された変速操作装置のシフ
トアクチュエータの他の実施形態を示すもので、セレク
トアクチュエータの要部断面図。
【図7】図6に示す変速操作装置を構成するシフトアク
チュエータの作動説明図。
【符号の説明】 2:変速操作装置 3:セレクトアクチュエータ 31:ケーシング 33:コントロールシャフト 34:シフトレバー 40:ロータリーソレノイド 42:ベース 421:1のステータ 422:2のステータ 441:1のコイル 442:2のコイル 50:ロータ 51:ロータ本体 52:1の永久磁石 53:2の永久磁石 57:第1のセレクト位置規制手段 58:第2のセレクト位置規制手段 6:シフトアクチュエータ 61:ケーシング 63:キャップ 65:磁石可動体 66、67:コイル 68:ボビン 69:スリーブ 6a:シフトアクチュエータ(他の実施形態) 65a:磁石可動体 650a:中間ヨーク 652a、653a:永久磁石 654a、655a:可動ヨーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーをセレクト方向に作動する
    セレクトアクチュエータと、該シフトレバーをシフト方
    向に作動するシフトアクチュエータとを有する変速操作
    装置において、 該セレクトアクチュエータは、シフトレバーに連結され
    たコントロールシャフトをセレクト方向に回動せしめる
    ロータリソレノイドからなっており、 該シフトアクチュエータは、該コントロールシャフトの
    外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を包囲
    して配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨークの内
    側に軸方向に併設された一対のコイルとを具備し、コン
    トロールシャフトを軸方向に作動せしめる、 ことを特徴とする変速操作装置。
  2. 【請求項2】 該セレクトアクチュエータの該ロータリ
    ソレノイドは該コントロールシャフトと同一軸線上に配
    設され、該ロータリソレノイドのロータが該コントロー
    ルシャフトに軸方向に相対移動可能に装着されている、
    請求項1記載の変速操作装置。
  3. 【請求項3】 該セレクトアクチュエータは、該ロータ
    リソレノイドのコイルに供給する電力量に対応して該コ
    ントロールシャフトに発生する回動力に応じて該コント
    ロールシャフトの回動位置を規制するセレクト位置規制
    手段を具備している、請求項1記載の変速操作装置。
  4. 【請求項4】 該シフトアクチュエータの該磁石可動体
    は、該コントロールシャフトの外周面に装着された可動
    ヨークと、該可動ヨークの外周面に装着され外周面およ
    び内周面に磁極を備えた環状の永久磁石とを具備してお
    り、 該該可動ヨークは該永久磁石が装着される筒状部と該筒
    状部の両端に設けられた環状の鍔部とを備え、該鍔部の
    外周面が該固定ヨークの内周面に近接して構成されてい
    る、請求項1記載の変速操作装置。
  5. 【請求項5】 該シフトアクチュエータの該磁石可動体
    は、該コントロールシャフトの外周面に装着された中間
    ヨークと、該中間ヨークを挟んで両側にそれぞれ配設さ
    れ軸方向両端面に磁極を備えた環状の一対の永久磁石
    と、該一対の永久磁石のそれぞれ軸方向外側にそれぞれ
    配設された可動ヨークとを具備しており、 該シフトアクチュエータの該可動ヨークは、外周面が該
    固定ヨークの内周面に近接して構成される環状の鍔部を
    備えている、請求項1記載の変速操作装置。
  6. 【請求項6】 該一対の永久磁石は、互いに対向する端
    面が同極に形成されている、請求項5記載の変速操作装
    置。
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