JPH0461874A - 遊技装置の無線データ伝送方式 - Google Patents

遊技装置の無線データ伝送方式

Info

Publication number
JPH0461874A
JPH0461874A JP17132890A JP17132890A JPH0461874A JP H0461874 A JPH0461874 A JP H0461874A JP 17132890 A JP17132890 A JP 17132890A JP 17132890 A JP17132890 A JP 17132890A JP H0461874 A JPH0461874 A JP H0461874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
electronic control
control device
pachinko machine
data transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17132890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2516829B2 (ja
Inventor
Katsunori Tokuda
徳田 勝則
Masahiko Hasegawa
雅彦 長谷川
Mitsuharu Kitajima
北島 光晴
Ichiro Watanabe
一郎 渡邊
Takamasa Maeda
前田 隆正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN COMMUN KK
Suncorporation
Original Assignee
SAN COMMUN KK
Sun Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAN COMMUN KK, Sun Electronics Co Ltd filed Critical SAN COMMUN KK
Priority to JP2171328A priority Critical patent/JP2516829B2/ja
Publication of JPH0461874A publication Critical patent/JPH0461874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2516829B2 publication Critical patent/JP2516829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パチンコ機、スロットマシン等の遊技台、お
よび、これらの遊技に必要とされる玉貸機や景品交換機
等の遊技装置の無線データ伝送方式に関する。
従来の技術 パチンコ機等の遊技装置に配設された入賞検出スイッチ
からの信号を集中管理コンピュータに有線接続して多数
のパチンコ機の自球数を一括して集中管理するようにし
たデータ伝送方式や、パチンコ機ガラス枠の不正開放を
検出するスイッチからの信号を管理室内の不正表示手段
に接続して遊技者の不正操作を定位置で監視できるよう
にしたデータ伝送方式は既に公知である。
また、入賞装置の高度化や遊技の多様化に伴いパチンコ
機の取扱う遊技情報も複雑化する傾向にあり、これに対
処するため、円球数や特定入賞状態の発生回数等をパチ
ンコ機の制御装置に一旦記憶させ、集中管理コンピュー
タからの要求に応じ、信号線を介してこれらの情報を伝
送するようにしたデータ伝送方式も提案されている。
しかし、これらの従来技術によれば、パチンコ機等の遊
技装置と集中管理コンピュータとの間のデータ伝送を確
立するために膨大なデータ回線が必要とされ、パチンコ
機や集中管理コンピュータの設置に際して複雑な配線工
事が必要となり、しかも、データ回線を敷設した後に断
線が生じたような場合、断線位置の検出や修復作業に手
間取るといった欠点があった。
発明が解決すべき課題 そこで、繁雑なデータ回線の敷設に起因した諸々の不都
合を排除して遊技装置や各種端末機の配設自由度を増大
させるためには、遊技装置や各種端末機と集中管理コン
ピュータとの間のデータ伝送を無線連絡によって行うこ
とが望ましいが、パチンコ遊技場のように広範囲に亘っ
て遊技装置か配設される場合や、外部ノイズが侵入した
り通信電波を妨害する障害物等が存在するような環境で
は、送信出力を強大にしなければ確実な無線通信が行え
ないといった問題があり、しかも、送信出力やアンテナ
ゲイン等は電波法等の規制を受ける場合があるので、必
ずしも十分な送信出力を確保できるとは限らない。
本発明は、これらの状況に鑑み、広範囲に亘って配設さ
れた多数の遊技装置と集中管理コンピュータとの間を、
微弱な送信出力でデータ伝送することのできる遊技装置
の無線データ伝送方式を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明による遊技装置の無線データ伝送方式は、集中管
理コンピュータに連絡する複数の受信アンテナを遊技装
置の配設領域内に分散配置することにより前記目的を達
成した。
遊技装置の配役領域と集中管理コンピュータとが大きく
離間している場合には、受信アンテナと集中管理コンピ
ュータとの間に信号増幅手段を配設して信号の減衰を防
止する。
遊技装置と集中管理コンピュータとの間の無線中継空間
を電磁気シールド材で被覆して外部ノイズの侵入を除去
する。
また、集中管理コンピュータから遊技装置にデータを伝
送する必要かあれば、集中管理コンピュータに連絡する
複数の送信装置を遊技装置の配設領域内に分散配置する
作用 集中管理コンピュータに連絡する複数の受信アンテナが
遊技装置の配設領域内に分散配置されているので、個々
の遊技装置から出力された無線データは直近の受信アン
テナを介して確実に集中管理コンピュータに伝送され、
微弱な送信出力でデータ伝送を行うことができ、また、
障害物があった場合でも遊技装置からの無線データを容
易に受信することができる。
受信アンテナと集中管理コンピュータとの間に配設され
た信号増幅手段は入力された無線データの信号を増幅し
、遊技装置の配設領域と集中管理コンピュータとが大き
く離間している場合であっても、個々の遊技装置から出
力された無線データを確実に集中管理コンピュータに伝
送する。
遊技装置と集中管理コンピュータとの間の無線中継空間
か電磁気シールド材で被覆されているので、外部ノイズ
の侵入が除去され、外乱による誤動作が防止されると共
に、微弱な送信出力によるデータ伝送が一層容易となる
集中管理コンピュータからのデータは、遊技装置の配設
領域内に分散配置された送信装置を介して個々の遊技装
置に確実に伝送されるので、集中管理コンピュータから
多数の遊技装置に微弱な送信出力でデータを伝送するこ
とができる。
実施例 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の無線データ伝送方式をパチンコ遊技場
に適用した一実施例を示す概念図であり、遊技装置の配
設領域となるパチンコ遊技場内のフロアには、多数のパ
チンコ機100を併設した列が複数段けられ、各列毎の
パチンコ機100により島101a乃至101fが構成
されている。
各々のパチンコ機100には、アウト球、セーフ球、払
出し球等の遊技情報を検出する遊技情報検出手段、およ
び、これらの遊技情報を管理する電子式制御装置1が設
けられ、該電子式制御装置1により、無線出力によるデ
ータ送信機能が実現される。
第6図は、本実施例の電子式制御装置1の要部を示すブ
ロック図で、該電子式制御装置1は、概略において、演
算装置となるCP−02、ROM3およびRAM4によ
って構成される無線データ記憶部5、無線出力による送
受信装置からなるデータ伝送部6、および、電子式制御
装置1と各種の遊技情報検出手段とを連絡する入出力イ
ンターフェイス7で構成され、該電子式制御装置1自体
は遊技装置となるパチンコ機に対して略一体的に、例え
ば、遊技台の裏面等に配設される。
無線データ記憶部5を構成するROM3にはCPU2の
制御プログラムや該電子式制御装置1のために設定され
た固有の識別コード等が格納され、RAM4は各種デー
タの一時記憶に用いられる。
この実施例では、電子式制御装置lがパチンコ機1台毎
に配設されているので、電子式制御装置1固有の識別コ
ードは、該電子式制御装置1を配設したパチンコ機10
0の識別コードでもある。
電子式制御装置1の入出力インターフェイス7には、該
電子式制御装置1を配設したパチンコ機100に設けら
れた各種の遊技情報検出手段、即ち、各入賞口毎に設け
られた入賞日別入賞検出スイッチ8〜16、アウト口に
配設されたアウト球カウンタ17、上皿に配設されセー
フ球を一括してカウントするセーフ球カウンタ18、ガ
ラス枠の不正開放や磁石もしくはICパルス等の不正使
用を検出する不正操作検出装置19、賞球払出装置20
や玉貸機21に配設された動作検出スイッチ等からの信
号線が接続されている。この例では、第1種始動口への
入賞を遊技台制御基板22のCPUが検出して図柄変動
を開始し、図柄変動停止時の結果に応じてタイマ作動で
アタッカを開閉する大当たり動作を実施するか否かを判
別するパチンコ機100について示しており、第1種始
動ロ検出スイッチ23からの入賞検出信号やアタッカの
開閉動作開始時に出力される大当たり発生信号およびそ
の終了時に出力される大当たり終了信号は遊技台制御基
板22を介して入出カイレターフェイス7に接続されて
いる。遊技台制御基板22にはパチンコ機100自体の
動作を制御するプログラムを固定的に記憶するROM等
の記憶手段は特に配備されておらず、パチンコ機100
の駆動制御は、制御基板22のRAMにロードされたプ
ログラムに従って制御基板22のCPUが実施する。
電子式制御装置1の入出力インターフェイス7には、更
に、入賞日別入賞調整手段24〜32、発射モータ33
の副スィッチ、情報表示デイスプレィ34、および、賞
球を補給する補給装置35が接続されている。
入賞日別入賞調整手段24〜32はパチンコ機100の
遊技盤裏面で各入賞口の近傍に配備された電磁石等で構
成されており、これらの電磁石は電子式制御装置1から
の指令により磁励されて、各入賞口への入賞確率を変化
させる。この実施例においては、電磁石が磁励状態とな
ったときに入賞確率が低下するような位置に入賞日別入
賞調整手段24〜32の各々が配備されている。入賞日
別入賞調整手段24〜32はソレノイド駆動で入賞口を
開閉して入賞確率を変化させろうようなものであっても
よい。
発射モータ33の副スィッチは常閉接点を有し、発射モ
ータ33の駆動回路と打球ハンドルのスイッチとの間に
直列的に接続されているが、電子式制御装置1からの指
令によって接点を開かれる。
情報表示デイスプレィ34はパチンコ機100の遊技盤
面に配設されたドツトマトリクスLED等で構成され、
電子式制御装置1からの表示情報に基<LED、コモン
出力により表示状態を変化させる。
補給装置35はパチンコ機100の賞球タンクの貯留量
か一定以下となった段階で自動的に作動して賞球を補給
するが、電子式制御装置1からの指令によって補給動作
を制限される。
即ち、この実施例における電子式制御装置1は遊技情報
検出手段からの検出信号を受けて遊技情報を記憶するの
みでなく、パチンコ機100の構成要素もしくはパチン
コ機]00に関連して設けられた様々な装置を駆動制御
する制御装置としての機能を兼ね備える。
第7図は同実施例の集中管理コンピュータ36および可
搬性受信装置となる携帯用送受信装置37の要部を示す
ブロック図で、集中管理コンピュータ36は、概略にお
いて、演算装置となるCPU38、不揮発性メモリおよ
び外部記憶装置としてのフロッピーディスク等で構成さ
れるデータ記憶部39、無線出力による送受信装置から
なるデータ伝送部40、および、CPU38からの入出
力回路41で構成される。
データ記憶部39を構成する不揮発性メモリにはCPU
38の制御プログラムやパチンコ機10Oを駆動制御す
るためのプログラムおよびパチンコ機100側の情報表
示デイスプレィ34に表示すべき文字や図形のドツトイ
メージ等が複数記憶される一方、パチンコ機の遊技情報
を記憶する記憶領域がパチンコ機100毎に設定されて
いる。
この実施例では、パチンコ機1台分の遊技情報がデータ
記憶部39のルーコードに対応し、各レコードのアドレ
スは電子式制御装置固有の識別コード、即ち、各パチン
コ機の識別コードと一致している。第7図に示される例
では、n個のパチンコ機100に対し、上述の電子式制
御装置1と同様の構成を有し相互に識別コードの異なる
n個の電子式制御装置11〜1oの各々を配設した場合
を示している。集中管理コンピュータ36の入出力回路
41には、情報表示手段となるプリンタ42とCRT4
3、および、設定入力手段となるキーボード44が接続
される。
携帯用送受信装置37は無線出力による送受信装置、お
よび、パチンコ機の識別コードやその他のデータを表示
するデータ表示部、例えば、液晶デイスプレィ等を備え
る。携帯用送受信装置37は複数個設けてもよい。45
は景品交換等に関連するレジスタ、いわゆる、景品PO
3である。
第8図は電子式制御装置1とパチンコ機100に設けら
れた各種の遊技情報検出手段およびパチンコ機100の
構成要素や該パチンコ機100に関連して設けられた様
々な装置との接続関係を示す他のブロック図であり、遊
技情報検出手段およびパチンコ機100の構成要素や該
パチンコ機100に関連して設けられた様々な装置の全
てが遊技台制御基板22を介して電子式制御装置1と接
続されている点が上述の実施例と異なる。電子式制御装
置1自体の構成は上述の実施例と同様であるから、各要
素に第6図と対応する符号を付して説明を省略する。
また、第9図では1つの電子式制御装置1に対して複数
のパチンコ機100を装着した例を示し、電子式制御装
置1には各パチンコ機100毎の入出力インターフェイ
ス7が設けられ、各パチンコ機100に設けられた各種
の遊技情報検出手段および各パチンコ機100の構成要
素や夫々のパチンコ機100に関連して設けられた様々
な装置は、パチンコ機100毎の入出力インターフェイ
ス7を介して電子式制御装置1に接続される。この場合
、1つの電子式制御装置1に対して複数のパチンコ機1
00が装着されているので、電子式制御装置1固有の識
別コードによって個々のパチンコ機を識別することは困
難である。従って、無線データ記憶部5に各パチンコ機
100毎の遊技情報を並列的に記憶すると共に、集中管
理コンピュータ36に対するパチンコ機固有の識別コー
ドとして、電子式制御装置1固有の識別コードとパチン
コ機の識別番号によって構成される識別コードを設定し
、パチンコ機100毎の遊技情報と該識別コードとを対
応させて集中管理コンピュータ36のデータ記憶部39
の各アドレスとの間の入出力処理を行うか、もしくは、
各パチンコ機100毎の遊技情報を区切って直列的に記
憶し、電子式制御装置1固有の識別コードに対応して各
パチンコ機100毎の遊技情報を一括して伝送し、集中
管環コンピュータ36側の内部処理により、−括して伝
送された遊技情報に配列的な操作を加えてデータ記憶部
39における各アドレスの記憶領域に対応させる等の処
理を施すことが望ましい。各パチンコ機100に設けら
れた各種の遊技情報検出手段および各パチンコ機100
の構成要素や該パチンコ機100に関連して設けられた
様々な装置と電子式制御装置1との接続は、各々の入出
力インターフェイス7に対し、第6図および第8図に示
されるいずれの接続方法を用いてもよい。
第1図に示されるように、電子式制御装置llのデータ
伝送部6に接続する送信アンテナ102は、各島におけ
るパチンコ機2台に対して1本ずつ設けられ、2台の電
子式制御装置1′jこよって1本の送信アンテナ102
が共用されるようになっている。
また、遊技装置の配役領域となるパチンコ遊技場内の天
井には、複数の受信アンテナ103が分散配置され、各
々の受信アンテナ103は、同軸導体104とアンテナ
結合器105、および、復調機能を有する受信装置10
6を介して集中管理コンピュータ36のデータ伝送部4
0に有線接続されている。
電子式制御装置1の無線データ記憶部5に記憶された遊
技情報はCPU2の処理でデータ伝送部6に転送され、
遊技情報の原信号は周波数拡散方式等信頼性の高い変調
方式により変調されて送信アンテナ102を介して電子
式制御装置1から無線出力されることとなるが、この既
変調信号はパチンコ遊技場に分散配置された直近の受信
アンテナ103により受信されるので、データ伝送部6
の送信出力や送信アンテナ102のゲイン等は微弱なも
ので良く、例えば、特定小電力、微弱電波等の範囲で容
易に遊技情報を伝送することができる。
受信アンテナ103は天井の表面、即ち、室内側に吊設
しても、また、天井の裏面、即ち、屋根裏側に吊設して
も良いが、同軸導体104やアンテナ結合器105には
有用な受信機能がなく、しかも、遊技場内の美観を損ね
る場合もあるので、天井の裏面に配設する二七が望まし
い。また、天井材のプレート内部に受信アンテナ103
を埋設することもでき、特に、天井材のプレート成形時
に受信アンテナ103を一体的に埋設成形すると共に、
受信アンテナ103の端部をプレート裏面に突出させて
アンテナ結合器105をコネクタ状に装着しておき、こ
のプレートを適当な間隔で配設して同軸導体104に接
続するようにすれば、天井張りの作業と受信アンテナ1
03の吊設作業を同時に行うことができ、遊技場の施工
作業を容易化することが可能となる。遊技場のフロアが
フリーアクセスであれば、フロアタイルの内部に受信ア
ンテナ103を埋設したり、フロアタイルの裏面に受信
アンテナ103を吊設するようにしても良い。
遊技装置の配設領域となるパチンコ遊技場が非常に広く
、分散配置された受信アンテナ103で受信された電子
式制御装置1の既変調信号が第1図に示されるような単
一の受信装置106に到達する前に減衰して復調が困難
な場合には、受信アンテナ103毎、もしくは、近傍に
配設された受信アンテナ103のグループ毎に、各受信
アンテナ103で受信された既変調信号が復調可能な距
離に受信装置106を設け、この受信装置106で既変
調信号を復調し、集中管理コンピュータ36のデータ伝
送部40にデジタル伝送する。この場合、既変調信号を
復調してデジタル伝送する受信装置106が信号増幅手
段となる。
また、集中管理コンピュータ36と受信アンテナ103
とが相当に離間しており、受信アンテナ103毎、もし
くは、近傍に配設された受信アンテナ103のグループ
毎に配設された受信装置106で復調された復調信号が
集中管理コンピュータ36のデータ伝送部40に到達す
る前に減衰されて情報の読込みが困難となるような場合
には、更に、受信装置106とデータ伝送部40との間
にデジタルリピートによる中継機を設け、復調信号を実
質的に増幅してからデータ伝送部40に伝送する。受信
装置106とデータ伝送部40との間に配設して信号増
幅手段となる中継機は、必ずしも、受信装置106やデ
ータ伝送部40に対して有線接続される必要はなく、無
線による中継手段としても良い。
低出力による電子式制御装置1と集中管理コンピュータ
36との間のデータ伝送の信頼性を高めるためには、違
法CBや通常の無線連絡およびイグニションノイズ等の
外乱侵入を防止する必要があり、無線中継空間を電磁気
シールド材で被覆することが望ましい。従って、受信ア
ンテナ103と集中管理コンピュータ36との間を無線
接続すル場合には、パチンコ機100および受信アンテ
ナ103を配設した領域を包含する空間の間仕切りやド
アおよび窓にシールド材を内装し、また、天井裏等には
シールド材を被覆するようにする。
シールド材としては導電率の高い材料はどよく、また、
線編に比べればシールド板の方が優れているが、ドアや
窓等は透明度が必要とされるので、金網を用いるように
する。また、受信装置106とデータ伝送部40との間
に無線による中継手段を配設する場合には、パチンコ機
100および受信アンテナ103を配設した領域に加え
、中継手段と中継手段との間および中継手段とデータ伝
送部40との間の全てが無線中継空間となるので、遊技
場全体を一体的にシールドする必要かある。
一方、集中管理コンピュータ36の側から電子式制御装
置1ヘデータを伝送する際に、同軸導体104を介して
相互に接続された複数の受信アンテナ103を集中管理
コンピュータ36におけるデータ伝送部40の送信アン
テナとして利用すると送信のアンテナゲインが大きくな
り、電波法等に抵触する場合もある。
そこで本実施例では、受信アンテナ103の配設位置に
対応して、第2図に示されるように、集中管理コンピュ
ータ36のデータ伝送部40に連絡する送信装置107
を配設し、データ伝送部40からデジタル伝送路104
′を介して送信装置107に伝送されたデータをゲイン
の低い送信アンテナ103′から低出力で送信するよう
にしている。データ伝送部40から送信装置107に伝
送されたデータは、送信装置107で周波数拡散方式等
による変調処理を施され、送信アンテナ103′を介し
て無線出力されて電子式制御装置1に受信されるが、デ
ータ伝送部40と送信装置107との距離が大きく離間
しており、データ伝送部40からの原信号が減衰して送
信装置107による変調処理に支障をきたすような場合
には、第3図に示されるように、データ伝送部40と送
信装置107との間にデジタルリピートによる中継機1
09を設ける。送信装置107は集中管理コンピュータ
36に対して必ずしも有線接続される必要はなく、第4
図に示されるように、集中管理コンピュータ36側に別
の送信装置110を設け、該送信装置110を介して集
中管理コンピュータ36と送信装置107とを無線連絡
するようにしても良い。送信装置110と送信装置10
7との距離が大きく離間しており、送受装置110から
送信された信号が送信装置107で受信される前に減衰
するような場合は、第5図に示されるように、送信装置
110と送信装置107との間に無線中継機109′を
設ける。
第2乃至第5図に示される送信装置107に送受信機能
をもたせ、この送受信装置の各々に第1図に示されるよ
うに分散配置された受信アンテナ103を接続して、電
子式制御装置1と集中管理コンピュータ36との間で双
方向の伝送処理を行わせるようにしても良い。また、送
信アンテナ103′は天井108の裏側に吊設しても、
天井108に埋設しても良い。
即ち、広範囲に亘ってパチンコ機100が配設され、パ
チンコ機100の電子式制御装置1から低出力で送信さ
れた信号を単一の受信アンテナで受信することが困難な
場合には、パチンコ機100の配設領域に複数の受信ア
ンテナ103を分散配置し、各受信アンテナ103を個
別にまたはグループ毎に、有線接続もしくは低出力の無
線中継手段を介して集中管理コンピュータ36にデータ
伝送可能に接続することにより、パチンコ機100の配
設位置を拘束することなく、しかも、電子式制御装置1
から集中管理コンピュータ36へのデータ伝送を低い送
信出力で可能とし、また、集中管理コンピュータ36に
有線接続もしくは低出力の無線中継手段を介して接続さ
れた送信装置107をパチンコ機100の配設領域内に
複数分散配置することにより、パチンコ機100の配設
位置を拘束することなく、集中管理コンピュータ36か
ら電子式制御装置1へのデータ伝送を低い送信出力とゲ
インの低い送信アンテナ103′で実現するものである
以下、電子式制御装置1固有の識別コードによっテ個々
のパチンコ機100の識別が可能な場合、即ち、第6図
および第8図に示される構成を例にとって、電子式制御
装置1および集中管理コンピュータ36の処理動作の概
要を説明する。
第10図(a)および第10図(b)は電子式制御装置
1各個におけるCPU2の処理を示すフローチャート、
第11図は集中管理コンピュータ36におけるCPU3
8の処理を示すフローチャートである。
電子式制御装置1のCPU2は、電源投入後、ROM3
に格納された制御プログラムに基いて初期化処理を実行
した後、集中管理コンピュータ36からの伝送信号が入
力されているか否かを判別しくステップ5001)、伝
送信号が入力されていなければステップ5010に移行
して、パチンコ機100の駆動制御が開始されたことを
示す稼働フラグF2がセットされているか否かを判別す
る。
電源投入直後の段階では稼働フラグF2か未設定である
から、CPU2はステップ5OOI、 ステップ501
0の判別処理を繰返し実行し、集中管理コンピュータ3
6からの伝送信号の入力を待つ待機状態に入ることとな
る。
また、集中管理コンピュータ36のCPU38は、電源
投入後、データ記憶部39に格納された制御プログラム
に基いて初期化処理を実行した後、キーボード44の英
数字キー等で構成されるデータ設定キーが操作されてい
るか否かを判別しくステップ5101)、データ設定キ
ーが操作されていなければステップ5102に移行して
、キーボード44のデータ転送キーが操作されているか
否かを判別し、更に、データ転送キーが操作されていな
ければ、ステップ5103に移行してキーボード44の
データ出カキ−々く操作されているか否かを判別する。
電源投入直後の段階でオペレータによるキー操作が直ち
に実行されることはないので、CPU38はステップ5
104に移行し、ステップ5104乃至ステップ811
6に示される通信処理を実行することとなるが、現段階
ではパチンコ機100の駆動制御が開始されておらず、
電子式制御装置1のRAM4に記憶された遊技情報が変
化することもなく、該RAM4から遊技情報を読込んで
データ記憶部39の対応アドレスのデータに再記憶して
もデータ記憶部39の遊技情報が変化することはないの
で、実質上、ステップ5104乃至ステップ5116に
示される通信処理は無効となる。従って、集中管理コン
ピュータ36のCPU38は、電源投入後、ステップ8
101〜ステツプ5103の判別処理および上述の通信
処理を繰返し実行し、パチンコ機100の駆動制御の開
始を待機することとなる。なお、実施例においては、電
子式制御装置1のRAM4がバックアップ電源を有する
不揮発性メモリであり、主電源の投入や切断に基因する
データの消失はないものとする。
そこで、オペレータは、まず、各パチンコ機100の駆
動制御を開始させるための初期設定を実行する必要があ
る。
オペレータは、集中管理コンピュータ36に対し、キー
ボード44の英数字キー等で構成されるデータ設定キー
を操作して、駆動制御を開始すべきパチンコ機100の
識別コード、即ち、電子式制御装置1の識別コードを設
定し、データ記憶部39に記憶されたパチンコ機の駆動
制御のためのプログラムから任意のプログラムを選択し
、そのプログラム番号Pを指定する。パチンコ機100
の識別コードは、識別コードの初期値aと最終値すをキ
ーボード44から数値入力することにより、初期値aか
ら最終値すの範囲に含まれる全ての識別コードが指定さ
れ、設定された識別コードは集中管理コンピュータ36
に内部記憶される。この際、特定の識別コードを1つの
み指定してもよい。
パチンコ機100の駆動制御のためのプログラムは、各
々、大当たり発生時のアタツカ開放時間を規定するパラ
メータTおよび打止め数を規定する払出し球数のパラメ
ータMの値が設定変更可能に初期設定されている。キー
ボード44による入力操作はステップ5101て検出さ
れ、設定データを読込んだCPU38はこれらの設定デ
ータを時記憶する(ステップ5117)。
データ設定が完了したならば、オペレータはキーボード
44のデータ転送キーを操作し、ステップ5117の処
理で設定された識別コードの電子式制御装置1に対して
パチンコ機100の制御プログラムPを伝送するための
処理を開始させる。
データ転送キーの操作をステップ5102で検出したC
PU38は、設定された識別コードa乃至すを特殊コー
ド1として電子式制御装置11〜1nの全てに対して出
力しくステップ3118)、ステップ5117の処理で
設定されたデータをデータ伝送部40を介して出力する
(ステップ5119)。この場合、パチンコ機100の
駆動制御のためのプログラム番号Pが指定されているの
で、CPU38はデータ記憶部39から該当する番号の
駆動制御プログラムを読出して出力することとなる。
パチンコ機100の駆動制御プログラムとなる設定デー
タを出力したCPU38は、電子式制御装置1の識別コ
ードを示す指標IDにステップ8117で設定の対象と
なった識別コードの初期値aをセットしくステップ51
20)、該指標IDで示される識別コードを有する電子
式制御装置1に対し、了解信号の送信を要求する特殊コ
ード2を送信する(ステップS 121)。次いで、電
子式制御装置1からの了解信号が受信されたか否かを判
別するが゛(ステップ5122)、了解信号が受信され
ていなければ、指標IDで示される識別コードを有する
電子式制御装置1が設定データを正しく受信していない
ことを意味するので、CPU38は、この電子式制御装
置1に対して特殊コード1および設定データを再送信し
くステップ5123、ステップ5L24)、ステップ5
121に移行して、該電子式制御装置1に了解信号の送
信を再度要求する。
このようにしてリトライを繰返す間に指標IDで示され
る識別コードを有する電子式制御装置1からの了解信号
が検出されると、CPU38はステップ5125に移行
し、指標IDの現在値が識別コードの最終値すに達して
いるか否かを判別し、最終値すに達していなければ、該
指標IDの値をインクリメントしくステップ$126)
、上述と同様の処理により、指標IDで示される電子式
制御装置lが設定データを正しく受信しているか否かを
判別し、正しく受信されていなければ、この電子式制御
装置1に対して設定データ転送のためのりトライ処理を
繰返す。
ステップ5119もしくはステップ5124で送信され
た設定データが識別コードa乃至識別コードbの電子式
制御装置1の全てに正しく受信され、識別コードを示す
指標IDの値が最終値すに達したことが確認されたなら
ば(ステップ5125) 、CPU38は指標IDの値
を初期化しくステップ5127)、ステップS10]に
復帰する。
ステップ5118で集中管理コンピュータ36から送信
された特殊コード1は各電子式制御装置1におけるステ
ップ5OOIの処理で伝送信号として検出され、該伝送
信号を受信したCPU2はステップ5002に移行し、
送信された識別コードと自分の識別コートとか一致して
いるか否か、もしくは、送信された識別コードの範囲に
自分の識別コードか含まれているか否かを判別する。送
信された識別コードさ自分の識別コードとが一致し、も
しくは含まれ、かつ、今回受信した伝送信号が特殊コー
ド1であれば(ステップS 003)、該特殊コード1
に引続いて入力される伝送データ、即ち、集中管理コン
ピュータ36におけるステップ5119もしくはステッ
プ5124で送信された設定データを順次記憶しくステ
ップ5OIL)、設定データが正しく受信されたか否か
を判別する(ステップS O12)。設定データが正し
く受信されていれば受信了解フラグF1をセットしくス
チップ5013)、受信した設定データの種別を判定し
て(ステップS 014.ステップS 015)、該設
定データがパチンコ機100の駆動制御プログラムであ
れば遊技台制御基板22のRAMに転送して記憶させ(
ステップ5016)、該遊技台制御基板22のCPUを
起動してパチンコ機100の駆動制御を開始し、稼働フ
ラグF2をセ・ソトシ(ステップ5017)、ステップ
5010並びにステップ5027乃至ステップ5048
の検出処理を実行してステップ8001に復帰する。
この場合、集中管理コンピュータ36のステップ511
9もしくはステップ5124で送信された設定データは
パチンコ機100の駆動制御プログラムであるから、こ
の駆動制御プログラムPが遊技台制御基板22のRAM
にダウンロードされてパチンコ機100の駆動制御が開
始されることとなる(ステップS 017)。また、駆
動制御プログラムのパラメータのうち、パチンコ機10
0の駆動制御に直接関係しない打止め数Mは電子式制御
装置のRAM4に記憶され、駆動制御に直接関係するア
タッカの開放時間Tは該駆動制御プログラムと共に遊技
台制御基板22のRAMに記憶される。なお、集中管理
コンピュータ36におけるステップ5101およびステ
ップ5117の処理で、オペレータか、打止め数Mやア
タツカの開放時間Tの再設定のみを実行した場合には、
パラメータ設定値のみの伝送が実行されるので、CPU
2は、開放時間Tを遊技台制御基板22のRAMに記憶
しくステップ5018)、他のデータは電子式制御装置
1のRAM4に記憶することとなる。
一方、ステップ5002の処理で識別コードが一致しな
い、もしくは、含まれないと判定された場合には、今回
伝送された設定データがこの電子式制御装置1に対して
適用されるものではないことを意味し、この電子式制御
装置1に設定データを記憶させる必要はないので、ステ
ップ5003乃至ステップ8018の処理は非実行とさ
れる。
また、ステップ5012の処理で、集中管理コンピュー
タ36からの設定データが正しく受信されていないと判
定された場合には、受信了解フラグF1および稼働フラ
グF2ともセットされず、CPU2はステップ5010
の判別処理実行後ステップ5001に復帰し、パチンコ
機100の駆動制御も開始されない。
即ち、電子式制御装置1のCPU2は、集中管理コンピ
ュータ36がパチンコ機100の駆動制御プログラムを
伝送した段階で識別コードが一致し、かつ、伝送された
駆動制御プログラムが正しく受信された場合に限りパチ
ンコ機100の駆動制御を開始し、以降、ステップ50
01の伝送信号判別処理とステップ5010の判別処理
、および、遊技情報検出のためのステップ5O27乃至
ステップ5O48の処理を繰返し実行し、また、識別コ
ードが一致し、かつ、伝送された駆動制御プログラムが
正しく受信されない場合と、識別コードが一致しない場
合に限り、以降、ステップ5001とステップ5010
の判別処理のみを繰返し実行することとなる。
そして、集中管理コンピュータ36のステップ5121
で送信された特殊コード2は電子式制御装置1における
ステップ5001の処理で検出され、伝送された識別コ
ードがこの電子式制御装置1の識別コードと一致した場
合には、CPU2は、ステップ5002乃至ステップ5
OO4の判別処理実行後ステップ5019に移行して、
受信了解フラグF1がセットされているか否かを判別し
、受信了解フラグF1がセットされていれば集中管理コ
ンピュータ36に対して了解信号を出力しくステップ5
020)、受信了解フラグF1をリセットして次の通信
処理に備え(ステップ5O21)、以下、遊技情報検出
のためのステップ5027乃至ステップ5048の処理
を継続して実行する。また、伝送された識別コードがこ
の電子式制御装置1の識別コードと一致し、しかも、受
信了解フラグF1がセットされていない場合には、ステ
ップ5020の処理が非実行とされるので、集中管理コ
ンピュータ36のCPU28は、ステップ5121乃至
ステップ5124のりトライ処理を実行し、設定データ
の再送信を行うこととなる。
このようにして、識別コードa乃至識別コードbの全て
の電子式制御装置1に対してパチンコ機駆動制御のため
のプログラムPがダウンロードされたならば、集中管理
コンピュータ36のCPU38はリトライ処理のループ
を抜け、オペレータによる再設定操作(ステップS 1
01.ステップS 117)が可能となる。パチンコ機
100の駆動制御プログラムをタウンロードした識別コ
ードa乃至識別コードbの電子式制御装置1に対してパ
ラメータを再設定したり、また、パチンコ機100の駆
動制御が開始されていない別の電子式制御装置1、例え
ば、識別コードC乃至識別コードdの電子式制御装置1
に対し別のプログラムを選択してダウンロードするのも
オペレータの自由である。
以下、遊技台制御基板22によるパチンコ機100の駆
動制御を開始させた電子式制御装置1のCPU2は、集
中管理コンピュータ36からの伝送信号が検出されない
限り、遊技情報検出のためのステップ5027乃至ステ
ップ5O48の処理を繰返し実行する。
ステップ5027乃至ステップ5O30はアウト球数を
検出して記憶するための処理で、アウト球カウンタ17
からの検出信号A、。が入力される毎にCPU2はアウ
ト球数記憶レジスタR(AIO)の値をインクリメント
してアウト球数の総和をRAM4に積算記憶しくステッ
プS 027. ステップ5O28)、また、大当り発
生中を記憶するフラグF3がセットされている状態であ
れば、更に、大当たり中のアウト球数のみを記憶するレ
ジスタR(AIO) ’ の値もインクリメントする(
ステップS 029.ステップS 030)。
ステップ5O31乃至ステップ5034は入賞口毎の入
賞数を検出して記憶するための処理で、入賞日別入賞検
出スイッチ8〜16からの検出信号A、〜A9が入力さ
れる毎にCPU2は入賞日別入賞数記憶レジスタR(A
I )〜R(A9 )および入賞口の別に関わりなく全
体の入賞数を記憶するレジスタR(All)の値をイン
クリメントして入賞日別および全体の入賞数を積算記憶
しくステップ5O31,ステップ5O32)、また、大
当り発生中を記憶するフラグF3かセットされている状
態であれば、更に、大当たり中の入賞数のみの総和を記
憶するレジスタR(All) ’の値もインクリメント
する(ステップS O33,ステップS 034)。
ステップ5035乃至ステップ5O36は賞球の払出し
回数を検出して賞球の払出し総数を記憶するための処理
で、賞球払出し装置20からの検出信号A 、+5が入
力される毎に、CPU2は、賞球払出し総数記憶レジス
タR(AI5)に−回の払出し動作に対応して払い出さ
れる賞球の数Xを加算し、払出された賞球の総和をRA
M4に積算記憶する。
ステップ5037乃至ステップ5038は打止め状態を
判別するための処理で、CPU2は、賞球払出し総数記
憶レジスタR(AI5)に記憶された賞球の払出し総数
からアウト球数記憶レジスタR(AIo)に記憶された
アウト球数の総和およびレジスタR(All)に記憶さ
れた入賞球数の総和を減じて実質的な払出し総数を求め
、実質的な払出し総数が打止め数の設定値Mに達してい
るか否かを判別しくステップ5037)、実質的な払出
し総数が打止め数の設定値Mに達していれば、打止めフ
ラグF4をセットして打止めの発生を記憶すると共に、
補給装置35に打止め信号B1□を出力して賞球の補給
動作を停止させる(ステップ538)。
ステップ5039乃至ステップ5040は玉貸機21へ
の貨幣投入を検出して投入金額の総和を記憶するための
処理で、玉貸機21からの投入検出信号A H6が入力
される毎に、CPU2は、投入金額記憶レジスタR(A
I6)の値を投入金額Yに応じてインクリメントし、投
入金額の総和をRAM4に積算記憶する。
ステップ5041乃至ステップ5042は、パチンコ機
100側の処理で図柄変動処理を開始させる第1種始動
口等、始動口への入賞回数を検出して記憶するための処
理で、遊技台制御基板22からの第1種始動口入賞検出
信号A14が入力される毎にCPU2は特定入賞口入賞
数記憶レジスタR(AI4)の値をインクリメントして
第1種始動口への入賞回数の総和をRAM4に積算記憶
する。
ステップ5043乃至ステップ5044は遊技台制御基
盤22からの大当たり発生信号を検出して大当りの発生
回数を記憶すると共に、パチンコ機100が大当り状態
にあることを内部的に記憶するための処理で、遊技台制
御基盤22からの大当たり発生信号A、3が入力される
毎に、CPU2は、大当たり発生回数記憶レジスタR(
AI3)の値をインクリメントして大当たり発生回数の
総和をRAM4に積算記憶し、かつ、大当り発生中を記
憶するフラグF3をセットする。
ステップ5045乃至ステップ8046は遊技台制御基
盤22からの大当たり終了信号を検出してフラグF、を
操作するための処理で、遊技台制御基盤22からの大当
たり終了信号A、7が入力されて大当たりの終了が確認
される毎に、CPU2は、大当り発生中を記憶するフラ
グF3をリセットする。
ステップ5047乃至ステップ5048はパチンコ機1
00に対する不正操作を検出するための処理で、不正操
作検出装置19からの不正検出信号A12が入力される
と、CPU2は、不正操作の発生を記憶するフラグF、
をセットし、かつ、遊技停止信号BIOを発射モータ3
3の副スィッチに出力し、発射モータ33への電力供給
を断って遊技の継続を不能とする。
電子式制御装置1のCPU2により所定周期毎に繰返し
実行されるこれらの処理により、アウト球数の総和R(
A工。)、大当たり中のアウト球数の総和R(AIO)
−、入賞日別入賞数の総和R(AI )〜R(A9 )
 、全体の入賞数の総和R(A11)、大当たり中の入
賞数の総和R(AI1)−1賞球払出し数の総和R(A
I5) 、投入金額の総和R(AI6) 、第1種始動
口への入賞数の総和R(A14) 、大当たり発生回数
の総和R(AI3)等の遊技情報が逐次RAM4に更新
記憶され、また、打止め発生情報F4+ 大当たり発生
情報F 3 +不正操作情報F9等が記憶されることと
なる。
一方、集中管理コンピュータ36のCPU38は、所定
周期毎に実行されるステップ5104乃至ステップ81
16の通信処理により、パチンコ機100が稼働状態に
ある電子式制御装置1.〜1、、の各々を順次ポーリン
グし、これらの遊技情報をデータ記憶部39の識別コー
ド対応アドレスに記憶する。
第1回目の通信処理において、CPU38は、まず、設
定データ転送後の処理で初期化された指標IDの値を1
インクリメントしくステップ5104)、該指標IDの
値が電子式制御装置の識別コードの最大値nに達してい
るか否かを判別しくステップ5105)、最大値nを越
えていれば指標IDの値を初期化しくステップ8106
)、また、最大値nを越えていなければ該ステップ51
06の処理を非実行としてステップ5107に移行し、
該指標IDの値が集中管理コンピュータ36に登録され
ているか否かを判別する。識別コードの値は、ステップ
5117の処理でパチンコ機100の駆動制御プログラ
ムを伝送すべき電子式制御装置1として選択した識別コ
ードのみを対象として内部記憶されているので、駆動制
御プログラムのダウンロードされていないパチンコ機1
00、即ち、実質的な駆動制御が開始されていないパチ
ンコ機に100対しては、ステップ5IO8乃至ステッ
プ5116の処理は実行されない。
指標IDの値が登録されていれば、識別コードIDを有
する電子式制御装置1に対してデータ要求信号を送信し
くステップ5108)、対象となる電子式制御装置1か
らのデータ伝送を待機する(ステップ8109)。
一方、識別コードIDを有する電子式制御装置1のCP
U2は、ステップ5001で伝送信号を検出し、ステッ
プ5002乃至ステップ5006の判別処理を実行し、
ステップ5023の処理で、RAM4に記憶されている
遊技情報の全てを、データ伝送部6を介して集中管理コ
ンピュータ36に伝送する。
電子式制御装置1から送信されたデータを受信した集中
管理コンピュータ36のCPU38は、この伝送データ
をデータ記憶部39の対応アドレスのレコード、即ち、
アドレスIDのレコードに更新記憶する(ステップ5L
IO)。
次いで、CPU38は、電子式制御装置1からの伝送デ
ータを確認して打止め発生情報F4.大当たり発生情報
F3.不正操作情報F6等がセットされているか否かを
判別し、大当たり発生情報F、がセットされていれば、
携帯用送受信装置37に大当たりの発生したパチンコ機
100の識別コード、即ち、指標IDの現在値を送信し
、携帯用送受信装置37のデータ表示部に、パチンコ機
の識別コードおよび大当たりの発生を示すコードを表示
する(ステップ5i11.ステップ5l12)。また、
打止め発生情報F4がセットされていれば、携帯用送受
信装置37にパチンコ機の識別コードと打止めの発生を
示す識別コードを送信してデータ表示部に表示させ(ス
テップS 113゜ステップ5114)、不正操作情報
F、がセットされていれば、パチンコ機100の識別コ
ードと不正操作の発生を示す識別コードを送信して表示
させる(ステップS 115.ステップS 116)。
集中管理コンピュータ36から携帯用送受信装置37へ
のデータ送信は、遊技場内に分散配置された送信装置1
07を介して行われるので、携帯用送受信装置37を携
えた従業員が遊技場のどこにいても、低出力で送信され
たデータを確実に受信することができる。
以下、CPO38は所定周期毎に指標IDの値をインク
リメントし、もしく、は初期化して、上述の処理を繰返
し実行し、パチンコ機100が稼働状態にある電子式制
御装置1、例えば、識別コードa乃至識別コードbの電
子式制御装置1.〜1、を順次ポーリングして、各パチ
ンコ機100の最新の遊技情報を、データ記憶部39の
対応アドレスに更新記憶し、打止め、大当たり、不正操
作等の緊急情報が検出されれば、パチンコ機100の識
別コードと共に、送信装置107を介して、これらの情
報を携帯用送受信装置37に伝送し表示する。
集中管理コンピュータ36から携帯用送受信袋5137
へのデータ伝送は、集中管理コンピュータ36と電子式
制御制御装置1との間で用いられる搬送波と同一の周波
数帯を用い、電子式制御装置1□〜1、の全てと異なり
、かつ、全ての携帯用送受信装置37に共通の識別コー
ドを設け、集中管理コンピュータ36からの情報を一括
して全ての携帯用送受信装置37に伝送するようにして
もよいし、また、集中管理コンピュータ36と携帯用送
受信装置37との間で別の周波数帯を用いるようにして
もよい。携帯用送受信装置37を複数個設け、該携帯用
送受信装置37を個々に携えた複数の従業員によって遊
技場内の監視を行うような場合、1つのパチンコ機から
の要求を解決するために複数の従業員が重複して集合す
るようなことは無意味であるから、携帯用送受信装置3
7相互で作用するリセットスイッチおよびリセット信号
出力手段を携帯用送受信装置37毎に設け、直近の従業
員が目標とするパチンコ機に到達した段階で他の携帯用
送受信装置37の表示をリセットできるようにすること
か望ましい。また、打止め発生情報、大当たり発生情報
、不正操作情報等の緊急情報は必ずしも集中管理コンピ
ュータ36を介して出力する必要はなく、電子式制御装
置1がこれらの情報を検出した段階で、直接、携帯用送
受信装置37に送信するようにしてもよい。携帯用送受
信装置37相互間および電子式制御装置1と携帯用送受
信装置37との間のデータ伝送を低出力で実現するため
には、受信アンテナ103てこれらの伝送信号を一旦受
信し、遊技場内に分散配置された送信装置107を介し
て再出力することが望ましい。
パチンコ機100毎の遊技情報は全て集中管理コンピュ
ータ36に記憶され、かつ、緊急を要する情報は集中管
理コンピュータ36に記憶されると共に携帯用送受信装
置37に表示されるので、集中管理コンピュータ36は
オペレータの監視を必要とせず、携帯用送受信装置37
を携えた従業員の手により、大当たり発生時のドル箱提
供サ−ビス、打止め発生時の札装着、不正操作時の警告
といった処理を極めて円滑に行うことが可能となる。
オペレータが遊技情報の詳細を知る必要がある場合には
、パチンコ機100の駆動制御プログラム伝送の場合と
略同様の操作によって、集中管理コンピュータ36に対
し、パチンコ機100の識別コードを設定しくステップ
S 101.ステップ5117)、キーボード44のデ
ータ出カキ−を操作しくステップ5103)、識別コー
ドに対応する遊技情報をデータ記憶部39の対応アドレ
スから読出して、CRT43もしくはプリンタ42に表
示出力させる(ステップ8128)。また、携帯用送受
信装置37によりパチンコ機100の識別コードを指定
して電子式制御装置1にデータ要求信号を出力し、該当
する電子式制御装置1に記憶された遊技情報を該携帯用
送受信装置37のデータ表示部に直接表示させるように
すれば、パチンコ機100個々の調整に際し、パチンコ
機100の調整に必要とされるデータを得るために一々
プリンタ43からのハードコピーを取出す必要もなく、
非常に便利である。
また、遊技情報のデータを初期化する場合には、パチン
コ機100の識別コードを指定してキーボード44のデ
ータクリアキーを操作し、対象となる電子式制御装置1
にデータクリア指令を出力して、電子式制御装置1側の
処理でRAM4を初期化する(ステップS 005.ス
テップS 022)。
集中管理コンピュータ36はステップ5104乃至ステ
ップ5116の通信処理によって所定周期毎にRAM4
からパチンコ機100毎の遊技情報を読込んでいるから
、これに対応するデータ記憶部39の遊技情報も初期化
されることとなる。
本実施例では、実質的な払出し総数が打止め数の設定値
Mに達した段階で、電子式制御装置1側の処理により自
動的に遊技が停止されるようになっているが(ステップ
S 037.ステップ5038)、打止め発生の情報は
集中管理コンピュータ36および携帯用送受信装置37
のいずれにも伝送され、オペレータが集中管理コンピユ
ー、夕36を操作することにより、打止めの発生したパ
チンコ機100を遠隔操作によって自由に開放すること
ができる。打止め機を開放する場合には、ステップS 
101.ステップ5117の処理で開放すべきパチンコ
機10−0の識別コードを指定して打止め数Mを再設定
し、キーボード44の開・放キーを操作する。対象とな
るパチンコ機1ooの電子式制御装置1は新たに設定さ
れた打止め数Mを記憶して、補給装置35に補給再開指
令BI3を出力し、打止めフラグF4をリセットして補
給装置35の補給動作を許可する(ステップS O07
゜ステップS 024)。従って、実質的な払出し総数
が新たに設定された打止め数に達するまでの遊技が可能
とされる。
また、CRT43やプリンタ42から出力された遊技情
報を確認して特定のパチンコ機1oOの業績が好ましく
ないと判断された場合、例えば、入賞日別の入賞数を確
認した結果、特定の入賞口に対して異常な入賞数が検出
されたような場合、このパチンコ機100の識別コード
と上記入賞口に配設された入賞日別入賞手段の番号を指
定してキーボード44の入賞調整キーを操作することに
より、この入賞口の入賞確率を調整することもできる。
対象となるパチンコ機100の識別コードを有する電子
式制御装置1は、指定された番号の入賞日別入賞調整手
段に作動指令B1乃至B9を出力して電磁石を磁励し、
該当する入賞口の入賞確率を低下させる(ステップs 
o o s、ステップS O25)。
また、遊技盤の情報表示デイスプレィ34にメツセージ
等を表示したい場合には、パチンコ機100の識別コー
ドとメツセージ等のデータ番号を指定してキーボード4
4の情報表示キーを操作する。集中管理コンピュータ3
6のCPU38はデータ記憶部39からオペレータに指
定されたデータ番号のドツトイメージデータを読込んで
パチンコ機の識別コードと共に出力し、対象となる識別
コードを有する電子式制御装置1は、これらのデータを
受信して記憶し、情報表示デイスプレィ34への表示出
力Bl+を出力し、該情報表示ディスプレイ34にメツ
セージ等の情報を表示する(ステップS OO9,ステ
ップS 026)。メ・ソセージ等を形成するドツトイ
メージの記憶手段を電子式制御装置1の側に設け、集中
管理コンピュータ36からの指令によってデータ番号の
みを指定するようにすれば、伝送データの絶対量を減ら
し、通信時間を短縮することもできる。
実施例においては、電子式制御装置1のRAM4を不揮
発性メモリとし、各々の遊技情報を積算的に記憶するよ
うにしているが、揮発性のRAMを用いる場合もある。
この場合、電子式制御装置の電源の切断によってRAM
4のデータが消失するため、RAM4の遊技情報を集中
管理コンピュータ36に転送しても適正なデータが確保
されるとは限らない。従って、電子式制御装置1の電源
を切断する場合には集中管理コンピュータ36に電源が
投入された状態とし、RAM4に記憶された最新の遊技
情報を集中管理コンピュータ36のデータ記憶部39に
常に保存し、また、電子式制御装置1を新たに起動する
場合には、予め、集中管理コンピュータ36のデータ記
憶部39に保存された最新の遊技情報をRAM4に転送
する必要がある。電子式制御装置1のステップ5O27
乃至ステップ5048の検出処理により、各レジスタに
ポーリング周期毎の検出回数の増分のみを記憶させ、こ
の増分を集中管理コンピュータ36に伝送し、集中管理
コンピュータ36側の処理で、これらの増分を対応アド
レスのコードに積算記憶するようにすれば、上記の考慮
は不用である。この場合、電子式制御装置1の側ではデ
ータ伝送後に各レジスタの値を初期化する必要があり、
球払出し総数、総入賞数、アウト球数の総和をレジスタ
R(Al1) 、 R(A+。) 、 R(All)の
値とするステップ5037の判別処理は不適当であるか
ら、球払出し総数、総入賞数、アウト球数の総和を集中
管理コンピュータ36の側から電子式制御装置1に転送
して電子式制御装置1の側で判別処理を実行するか、も
しくは、集中管理コンピュータ36のデータ記憶部39
に記憶された球払出し総数、総入賞数、アウト球数の総
和に基いて集中管理コンピュータ36がステップ503
7に対応する判別処理を実行し、該判別結果に基いて電
子式制御装置1の側に打止め情報を伝送する必要がある
第12図は電子式制御装置1と集中管理コンピュータ3
6との間の通信処理のタイミングを示すアルゴリズムで
あり、特に、集中管理コンピュータ36のステップ51
18乃至ステップ5127の処理と各電子式制御装置1
のステップ5001乃至ステップS OO9,ステップ
5011乃至ステップ5021との関係を示し、一般に
、集中管理コンピュータ36から多数の電子式制御装置
1に対して同一データを一括して伝送する同報連絡の際
に用いられる。
集中管理コンピュータ36は待受けの状態から発呼およ
びキャリアセンスを実行し、同報コードとなる特殊コー
ド1を、分散配置された送信装置107を介して、全て
の電子式制御装置1に伝送する。特殊コード1は、次に
送信するデータが、該特殊コード1を受信した電子式制
御装置1に関係するかものであるか否かを電子式制御装
置1の側で判断させるための制御信号であり、データ設
定の対象となる電子式制御装置1の識別コード情報を含
む。これを受信した全ての電子式制御装置は11.この
制御信号と自分の識別コードとを比較し、次に送信され
るデータが自分に関係のあるものであるか否かを判断す
る。次いで、集中管理コンピュータ36は打止め設定数
等の設定データを送信し、この設定データを受信した電
子式制御装置1は、このデータが自分に関係のあるもの
であるか否かを判別し、関係のある場合に限り、このデ
ータを記憶する。
次いで、集中管理コンピュータ36は、分散配置された
送信装置107を介して特殊コード2を送信し、データ
の設定対象となった電子式制御装置1に対し、設定デー
タの受信を確認する了解信号の送出を要求し、特殊コー
ド2を受信した電子式制御装置1は、送信アンテナ10
3および直近の受信アンテナ103を介して集中管理コ
ンピュータ36に対して了解信号を伝送する。
了解信号が送信されなかった電子式制御装置1がある場
合、集中管理コンピュータ36は、この電子式制御装置
1に設定データが正常に伝送されなかったものと見做し
、了解信号が送信されなかった電子式制御装置1に対し
、識別コードを個々に指定して、設定データを再度送信
し、設定対象となる全ての電子式制御装置1に設定デー
タを記憶させる。
第13図(a)および第13図(b)は、電子式制御装
置1と集中管理コンピュータ36との間に1チヤンネル
の通信チャンネルを設け、電子式制御装置1と集中管理
コンピュータ36との間で伝送されるデータを、制御デ
ータ、緊急データおよび一般データに区別して通信する
場合のタイミングを示すアルゴリズムである。
制御データは集中管理コンピュータ36から電子式制御
装置1に伝送されるデータであって、パチンコ機の駆動
制御プログラム、打止め設定値M。
開放時間T、パチンコ機の情報表示デイスプレィ34に
表示すべきメツセージ等のデータおよび電子式制御装置
1への指令コードであり、緊急データは電子式制御装置
1から集中管理コンピュータ36へ伝送されるデータの
内、打止め、大当たり。
不正操作等の緊急な対処を必要とされるデータである。
一般データは、電子式制御装置1から集中管理コンピュ
ータ36へ伝送されるデータの内、緊急データを除いた
もの、即ち、入賞日別入賞数。
セーフ球数、アウト球数、賞球払出し数、玉貸機への投
入金額および景品PO345の球数など即時性を必要と
されないデータである。
この実施例においては、電子式制御装置1と集中管理コ
ンピュータ36との間に1チヤンネルの通信チャンネル
のみが設けられているので、一般データの送受信に対し
、緊急データの送受信および緊急データの処理に必要と
される制御が優先して実行される。
集中管理コンピュータ36は、第13図(a)に示され
るように、まず、待受けの状態から発呼およびキャリア
センスを実行し、電子式制御装置1の識別コードを指定
してポーリングし、データ要求信号を出力する。データ
要求信号を受信した電子式制御装置1は自分の記憶して
いる遊技情報を検索し、打止め、大当たり、不正操作等
の緊急データが設定されているか否か、および、入賞ロ
別入賞数、セーフ球数、アウト球数、賞球払出し数、玉
貸機への投入金額等の一般データが更新されているか否
かを判別し、緊急データが設定されていれば緊急の処理
を必要とするデータが記憶されていることを示す緊急コ
ードと共に自分の識別コードを応答信号として送信し、
また、緊急データが設定されておらず、かつ、一般デー
タが更新されている場合には、処理を加えるべき一般デ
ータが記憶されていることを示す一般コードと共に自分
の識別コードを応答信号として送信し、また、緊急デー
タが設定されておらず、かつ、一般データが更新されて
いない場合には、送信不用コードを応答信号として送信
する。なお、緊急データの内容自体は、電子式制御装置
1がこのデータの内容を集中管理コンピュータ36に転
送した時点でクリアされ、また、一般データの記憶を示
すフラグは、一般データが更新−された段階でセットさ
れ、このデータが集中管理コンピュータ36に転送され
た段階でリセットされるようになっている。
応答信号を受信した集中管理コンピュータ36は、返信
された応答信号の種別を判別し、緊急コードが検出され
れば、直ちに、この受信データに対する処理、例えば、
携帯用送受信装置37への情報伝送等の処理を実行し、
また、一般コードが検出されれば電子式制御装置の識別
コードのみを記憶する。
以下、集中管理コンピュータ36は、電子式制御装置1
□〜1oを循環的にポーリングし、緊急データの有無を
全ての電子式制御装置lについて確認し、緊急コードが
検出されれれば、この電子式制御装置1に対する処理を
優先的に実行し、また、一般コードが検出されれれば、
これらの電子式制御装置1の識別コードを全て記憶する
そして、電子式制御装置1□〜1゜のいずれからも緊急
コードが検出されなくなると、集中管理コンピュータ3
6は、第13図(b)に示されるように、記憶した識別
コード基いて電子式制御装置1の識別コードを指定し、
対象となる電子式制御装置1からの接続応答信号を確認
して一般データ送信要求信号を出力し、該電子式制御装
置1から伝送された一般データを更新記憶し、該識別コ
ードを内部記憶から消去する。
このようにして、−台分の電子式制御装置1に関する一
般データの処理が完了すると、上記と同様にして、電子
式制御装置11〜1oを循環的にポーリングして緊急デ
ータの有無を確認し、緊急コードが検出されれれば、こ
の電子式制御装置1に対する処理を優先的に実行し、−
酸コードが検出されれれば、これらの電子式制御装置1
の識別コードを記憶し、第13図(a)および第13図
(b)に示されるような処理を循環的に実行する。
また、集中管理コンピュータ36と各電子式制御装置1
との間に一般データ通信用の1チヤンネルを設け、各電
子式制御装置11〜1oを循環的にポーリングして一般
データに関する処理を行う一方、緊急データ通信用の複
数チャンネルを設けて緊急データに関する処理を優先的
に実行するようにしてもよい。
第14図(a)および第14図(b)では、特に、集中
管理コンピュータ36か電子式制御装置1を積極的に制
御する場合について示し7ており、第14図(a)に示
されるように、一般データに関するポーリング処理では
、集中管理コンピュータ36が一般データを受信した後
、対象となる電子式制御装置1にデータ受信要求信号を
出力して接続を確認してから制御データが送信される。
電子式制御装置1によって緊急データが検出された場合
には、第14図(b)に示されるように、電子式制御装
置1の側から集中管理コンピュータ36にアクセスして
空きチャンネルを探し、そのチャンネルを指定して緊急
データの送信を行う。この例では、打止めや大当たりお
よび不正操作の検出などの緊急データが電子式制御装置
1から送信され、分散配置された受信アンテナ103に
一旦受信され、送信装置107を介して携帯用送受信装
置37に伝送される場合について示している。
なお、緊急データに関する処理を優先的に実行するため
、集中管理コンピュータ36の側で割込み処理を必要と
される場合もある。
また、集中管理コンピュータ36と各電子式制御装置1
との間に複数(例えば、3チヤンネル)の制御チャンネ
ルとデータチャンネルを設け、般データの通信と制御デ
ータの通信にデータチャンネルを用い、呼出しおよび緊
急データの通信のみを制御チャンネルで実行することも
できる。
一般データの通信においては、第15図(a)に示され
るように電子式制御装置1の制御チャンネルから集中管
理コンピュータ36の空き制御チャンネルに制御信号を
送信して通信要求を知らせ、集中管理コンピュータ36
に空きデータチャンネルを検索させて電子式制御装置1
のデータチャンネルを指定し、このデータチャンネルを
介して一般データの送受信を行わせる。また、緊急デー
タの場合には、第15図(b)に示されるように電子式
制御装置1の制御チャンネルから集中管理コンピュータ
36の空き制御チャンネルに制御信号を送信して通信要
求を知らせた後、引き続き、この制御チャンネルを用い
て緊急データおよびこのデータの処理に直接関係する制
御データの送受信を優先的に実行する。
発明の効果 本発明の遊技装置の無線データ伝送方式によれば、集中
管理コンピュータに連絡する複数の受信アンテナが遊技
装置の配設領域内に分散配置されるので、遊技装置が広
範囲に配設された場合であっても、個々の遊技装置から
出力された無線データは直近の受信アンテナによって確
実に受信され、また、特定の遊技装置と受信アンテナと
の間に障害物があった場合に、この遊技装置からの無線
データを他の受信アンテナで受信することも可能となり
、しかも、遊技装置の配設領域と集中管理コンピュータ
とが大きく離間している場合であっても、受信アンテナ
と集中管理コンピュータとの間に信号増幅手段を配設す
ることにより信号の減衰を防止することができるので、
遊技装置からの微弱な送信出力によって集中管理コンピ
ュータに確実にデータを伝送することができる。
一方、集中管理コンピュータから遊技装置へのデータ伝
送は、遊技装置の配設領域内に分散配置されて集中管理
コンピュータに連絡する送信装置によって行われるので
、遊技装置が広範囲に配設された場合であっても、微弱
な送信出力によって集中管理コンピュータから遊技装置
にデータを伝送することができる。
また、遊技装置と集中管理コンピュータとの間の無線中
継空間を電磁気シールド材で被覆して外部ノイズの侵入
を防止することにより、集中管理コンピュータと遊技装
置との間の低出力のデータ伝送を一層確実に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無線データ伝送方式をパチンコ遊技場
に適用した実施例を示す概念図、第2図乃至第3図は遊
技装置の配設領域内に分散配置された送信装置と集中管
理コンピュータとの間の有線連絡を示すブロック図、第
4図乃至第5図は遊技装置の配設領域内に分散配置され
た送信装置と集中管理コンピュータとの間の無線連絡を
示すブロック図、第6図は同実施例のパチンコ機のデー
タ伝送を実現する電子式制御装置の要部を示すブロック
図、第7図は同実施例の集中管理コンピュータを示すブ
ロック図、第8図および第9図は電子式制御装置と各種
の遊技情報検出手段との接続関係を示す他の実施例のブ
ロック図、第10図(a)および第10図(b)は各々
の電子式制御装置におけるCPUの処理の概略を示すフ
ローチャート、第11図は集中管理コンピュータのCP
Uの処理の概略を示すフローチャート、第12図は集中
管理コンピュータから多数の電子式制御装置に対して同
一データを一括して伝送する場合の通信処理を示すアル
ゴリズム、第13図(a)および第13図(b)は電子
式制御装置と集中管理コンピュータとの間に1チヤンネ
ルの通信チャンネルを設は緊急データに関する処理を優
先して実行する場合の通信処理を示すアルゴリズム、第
14図(a)および第14図(b)は集中管理コンピュ
ータと電子式制御装置との間に一層データ通信用の1チ
ヤンネルと緊急データ通信用の複数チャンネルを設けて
緊急データに関する処理を優先的に実行する場合の通信
処理を示すアルゴリズム、第15図(、a)および第1
5図(b)は集中管理コンピュータと電子式制御装置と
の間に複数の制御チャンネルとデータチャンネルとを設
けて緊急データに関する処理を優先して実行する場合の
通信処理を示すアルゴリズムである。 1・・・電子式制御装置、2・・・CPU、3・・・R
OM。 4・・・RAM、5・・・無線データ記憶部、6・・・
データ伝送部、7・・・入出力インターフェイス、8〜
16・・・入賞日別入賞検出スイッチ、17・・・アウ
ト球カウンタ、18・・・セーフ球カウンタ、19・・
・不正操作検出装置、20・・・賞球払出し装置、21
・・・玉貸機、22・・・遊技台制御基盤、23・・・
第一種始動口検出スイッチ、24〜32・・・入賞日別
入賞調整手段、33・・・発射モータ、34・・・情報
表示デイスプレィ、35・・・補給装置、36・・・集
中管理コンピュータ、37・・・携帯用送受信装置、3
8・・・CPU、39・・・データ記憶部、40・・・
データ伝送部、41・・・入出力回路、42・・・プリ
ンタ、43・・・CRT、44・・・キーボード、45
・・・景品PO8,100・・・パチンコ機、101・
・・島、102・・・送信アンテナ、103・・・受信
アンテナ、103′・・・送信アンテナ、104・・・
同軸導体、104′・・・デジタル伝送路、105・・
・アンテナ結合器、106・・・受信装置、107・・
・送信装置、108・・・天井、109・・・中継機、
109′・・・無線中継機、110・・・送信装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無線出力によるデータ送信機能を備えた多数の遊
    技装置と集中管理コンピュータとの間のデータ伝送にお
    いて、集中管理コンピュータに連絡する複数の受信アン
    テナを前記遊技装置の配設領域内に分散配置したことを
    特徴とする遊技装置の無線データ伝送方式。
  2. (2)受信アンテナと集中管理コンピュータとの間に信
    号増幅手段を配設したことを特徴とする請求項1記載の
    遊技装置の無線データ伝送方式。
  3. (3)遊技装置と集中管理コンピュータとの間の無線中
    継空間を電磁気シールド材で被覆したことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の遊技装置の無線データ伝
    送方式。
  4. (4)無線出力によるデータ送信機能を備えた集中管理
    コンピュータと多数の遊技装置との間のデータ伝送にお
    いて、集中管理コンピュータに連絡する複数の送信装置
    を前記遊技装置の配設領域内に分散配置したことを特徴
    とする遊技装置の無線データ伝送方式。
JP2171328A 1990-06-30 1990-06-30 遊技装置の無線デ―タ伝送方式 Expired - Lifetime JP2516829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2171328A JP2516829B2 (ja) 1990-06-30 1990-06-30 遊技装置の無線デ―タ伝送方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2171328A JP2516829B2 (ja) 1990-06-30 1990-06-30 遊技装置の無線デ―タ伝送方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0461874A true JPH0461874A (ja) 1992-02-27
JP2516829B2 JP2516829B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=15921198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2171328A Expired - Lifetime JP2516829B2 (ja) 1990-06-30 1990-06-30 遊技装置の無線デ―タ伝送方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2516829B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06312061A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Hokuee:Kk ゲーム機管理システム
JP2002166025A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Heiwa Corp 遊技機のバックアップ・クリア方法およびそのシステム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152335A (en) * 1976-06-12 1977-12-17 Asama Seisakushiyo Kk Method and device for data administration in pachinko game hall
JPS63129734A (ja) * 1986-11-19 1988-06-02 Shimizu Constr Co Ltd インテリジエントビルの電波漏洩診断システム
JPH0235797A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Tdk Corp 多層型電波吸収体及び該電波吸収体からなる電波暗室
JPH0260326A (ja) * 1988-08-26 1990-02-28 Tokyo Electric Co Ltd 無線データ受信装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152335A (en) * 1976-06-12 1977-12-17 Asama Seisakushiyo Kk Method and device for data administration in pachinko game hall
JPS63129734A (ja) * 1986-11-19 1988-06-02 Shimizu Constr Co Ltd インテリジエントビルの電波漏洩診断システム
JPH0235797A (ja) * 1988-07-26 1990-02-06 Tdk Corp 多層型電波吸収体及び該電波吸収体からなる電波暗室
JPH0260326A (ja) * 1988-08-26 1990-02-28 Tokyo Electric Co Ltd 無線データ受信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06312061A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Hokuee:Kk ゲーム機管理システム
JP2002166025A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Heiwa Corp 遊技機のバックアップ・クリア方法およびそのシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2516829B2 (ja) 1996-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6674975B2 (ja) 遊技機
JP2019198565A (ja) 遊技用装置
JP2019187818A (ja) 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
NO337709B1 (no) Fremgangsmåte for modernisering av styringen av et heisanlegg
JP2019187859A (ja) 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
JP2019187828A (ja) 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
JP4183204B2 (ja) 遊技データ提供システム
JP5083491B2 (ja) 遊技場管理システム
JPH0461874A (ja) 遊技装置の無線データ伝送方式
JPH0438981A (ja) 遊技装置のデータ伝送方式
JP4621907B2 (ja) 遊技機監視システム、及び遊技機
JP4183203B2 (ja) 遊技場用データ提供システム
JP2019187854A (ja) 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
JP2019166003A (ja) 遊技機
JP2019166004A (ja) 遊技機
JP4151968B2 (ja) 遊技機用監視システム
JP2019187855A (ja) 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
JP2019187830A (ja) 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
JP2018153272A (ja) 遊技用装置
JP4452894B2 (ja) 装置の監視システム、及び監視手段を備えた装置
JP4714933B2 (ja) 遊技場監視システム
JP4415144B2 (ja) 監視手段を備えた装置
JP4203624B2 (ja) 遊技機用監視システム
JP2020037012A (ja) 遊技機
JP4415143B2 (ja) 装置の監視システム、及び監視手段を備えた装置