JPH0461486B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0461486B2
JPH0461486B2 JP8217885A JP8217885A JPH0461486B2 JP H0461486 B2 JPH0461486 B2 JP H0461486B2 JP 8217885 A JP8217885 A JP 8217885A JP 8217885 A JP8217885 A JP 8217885A JP H0461486 B2 JPH0461486 B2 JP H0461486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
immersed
capacitor
isomer
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8217885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61241907A (ja
Inventor
Atsushi Sato
Shigenobu Kawakami
Keiji Endo
Hideyuki Doi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP8217885A priority Critical patent/JPS61241907A/ja
Priority to CA 506723 priority patent/CA1277131C/en
Priority to DE8686302885T priority patent/DE3679588D1/de
Priority to EP19860302885 priority patent/EP0199551B1/en
Priority to US06/853,546 priority patent/US4716084A/en
Publication of JPS61241907A publication Critical patent/JPS61241907A/ja
Publication of JPH0461486B2 publication Critical patent/JPH0461486B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は油浸コンデンサーに関するものであ
る。さらに詳しくは特定の異性体比を有する1−
フエニル−1−メチルフエニルエタンからなる電
気絶縁油を、少なくとも一枚のプラスチツクフイ
ルムを巻回してなる巻回コンデンサーに含浸させ
た油浸コンデンサーに関するものである。 (従来の技術とその問題点) 従来より油浸コンデンサーの小型化、高電圧化
の要求は強く、これに伴い油浸コンデンサーを構
成する電気絶縁材料すなわち含浸用電気絶縁油お
よび誘導体に対して種々の改良がはかられてい
る。 たとえば、特開昭50−10470号、同50−10500号
および同55−37703号公報では1−フエニル−1
−メチルフエニルエタンを含浸させてなる油浸コ
ンデンサーが提案されている。 これらの油浸コンデンサーは小型化、高電圧化
の要求に対してはかなり満足できるものである。 しかるに近年、油浸コンデンサーに対して低温
特性、すなわち低温下の高電圧印加でもコンデン
サーが破壊にいたらず十分にその性能を発揮でき
ることが要求されているが、上記提案の油浸コン
デンサーの低温特性は必ずしも満足できるもので
はない。この低温は−50℃というものであり、こ
のような低温での検討は上記従来例ではなされて
いない。 ところで、コンデンサー性能の改良の指標とし
て、たとえば、コロナ放電開始電圧(CSV)ま
たはコロナ放電消滅電圧(CEV)などが測定さ
れることがおこなわれる。しかし、油浸コンデン
サーの破壊現象は、破壊現象に特有の複雑さのほ
かに高電圧下における絶縁油と誘電体との間の親
和性、浸透性などの相互作用が関連するなどのた
めに極めて複雑で、その解明が困難である。した
がつて、CSVまたはCEVなどはコンデンサーの
性能の指標にはなりがたく、実際に油浸コンデン
サーを作製し、その寿命を測定するのが、もつと
も確実な方法である。それ故、油浸コンデンサー
の性能改良もこのような方法でおこなわれなけれ
ばならない。 本発明はかかる観点から低温でもすぐれた性能
を発揮する実用性の高い油浸コンデンサーを開発
したものである。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は1−フエニル−1−(4−
メチルフエニル)エタン含量が70重量%であり、
1−フエニル−1−(2−メチルフエニル)エタ
ン含量が15重量%以下である1−フエニル−1−
メチルフエニルエタンを含浸させてなる少なくと
も一枚のプラスチツクフイルムを巻回してなる油
浸コンデンサーに関する。 本発明の油浸コンデンサーは、1−フエニル−
1−メチルフエニルエタン(以下PTEという)
を含浸してなるものであるが、これは異性体であ
る1−フエニル−1−(4−メチルフエニル)エ
タン(以下p−異性体という)がPTE中70重量
%以上含有されかつ1−フエニル−1−(2−メ
チルフエニル)エタン(以下o−異性体という)
がPTE中15重量%以下含有されていることを不
可欠とする。PTEの残余は1−フエニル−1−
(3−メチルフエニル)エタン(以下m−異性体
という)でありうる。 本発明者らは、PTEの3種の異性体、すなわ
ちo−異性体、m−異性体およびp−異性体の
種々の組成について、実際に油浸コンデンサーを
作製し、その低温特性について測定した。その結
果、異性体含量が上記範囲のPTEの場合には、
低温下でも十分な性能が得られ、一方、上記範囲
をはずれるMDEでは低温特性が低下することが
わかつた。 本発明のコンデンサーは、すくなくとも一枚の
プラスチツクフイルムを巻回してなるものであ
る。プラスチツクフイルムとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどの
ポリオレフインのフイルムおよびポリエステル、
ポリフツ化ビニリデンなどのフイルムが挙げられ
る。好ましいものはポリオレフインフイルムであ
り、より好ましくはポリプロピレンフイルムであ
る。プラスチツクフイルムは電極としてのアルミ
ニウムなどの金属箔とともに巻回され、コンデン
サー素子が作製される。プラスチツクフイルムと
ともに絶縁紙を巻回することもできる。得られた
コンデンサー素子に常法により電気絶縁油を含浸
させることにより油浸コンデンサーとなる。 なお、金属化プラスチツクフイルムを巻回し、
電気絶縁油を含浸してなる油浸コンデンサーも本
発明のコンデンサーに含まれる。 (本発明の効果) 本発明のコンデンサーは−50℃という低温でも
十分その性能が発揮できるものである。 (実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。 実験− 厚さ14μのポリプロピレンフイルムを2枚重ね
て誘電体とし、厚み7μのアルミニウム箔を電極
として、これらを重ねて巻回することによりコン
デンサー素子を得た。次に表1に示した。o−異
性体、m−異性体オレフインp−異性体の種々の
組成のPTEを、それぞれ常法に従がいコンデン
サー素子に含浸させ、容量約0.4μFの油浸コンデ
ンサーを作製した。なお、表1には、各組成の電
気絶縁油の電気特性を示した。 上で得られた油浸コンデンサーコンデンサー
に、−50℃の低温下、70v/μの電位傾度で課電
し、該コンデンサーが破壊するまでの時間を求め
た。なお、同一の絶縁油を含浸させた油浸コンデ
ンサーを10個作製して、その破壊時間を求め、得
られた10個の測定値のうち最高と最低の測定値を
除外した残りの8個の測定値の平均値をもつて、
破壊時間として示した。 結果は同じく表1に示す。
【表】 実験− 常法に従がい2枚の厚み18μのポリプロピレン
フイルムを、アルミニウム箔とともに巻回しコン
デンサー素子を作製した。続いて、表2に示した
絶縁油をそれぞれ含浸させた容量10μFの油浸コ
ンデンサーを作製した。 なお、表2の絶縁油No.8は、表1の絶縁油No.8
と同一の絶縁油である。 次に、作製したコンデンサーについて、−40℃
におけるコロナ放電開始電圧(単位v/μ)をそ
くていした。結果は同じく表2に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1−フエニル−1−(4−メチルフエニル)
    エタン含量が70重量%以上であり1−フエニル−
    1−(2−メチルフエニル)エタン含量が15重量
    %以下である1−フエニル−1−メチルフエニル
    エタンを含浸してなる少なくとも一枚のプラスチ
    ツクフイルムを巻回してなる油浸コンデンサー。 2 前記プラスチツクフイルムがポリオレフイン
    フイルムである特許請求の範囲第1項記載の油浸
    コンデンサー。
JP8217885A 1985-04-19 1985-04-19 油浸コンデンサ− Granted JPS61241907A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8217885A JPS61241907A (ja) 1985-04-19 1985-04-19 油浸コンデンサ−
CA 506723 CA1277131C (en) 1985-04-19 1986-04-15 Oil-impregnated capacitor
DE8686302885T DE3679588D1 (de) 1985-04-19 1986-04-17 Mit oel getraenkter kondensator.
EP19860302885 EP0199551B1 (en) 1985-04-19 1986-04-17 Oil impregnated capacitor
US06/853,546 US4716084A (en) 1985-04-19 1986-04-18 Oil-impregnated capacitor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8217885A JPS61241907A (ja) 1985-04-19 1985-04-19 油浸コンデンサ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61241907A JPS61241907A (ja) 1986-10-28
JPH0461486B2 true JPH0461486B2 (ja) 1992-10-01

Family

ID=13767178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8217885A Granted JPS61241907A (ja) 1985-04-19 1985-04-19 油浸コンデンサ−

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WO2013115372A1 (ja) * 2012-02-03 2013-08-08 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 広い温度領域での性能に優れた電気絶縁油組成物

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JP2013196913A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Jx Nippon Oil & Energy Corp 電気絶縁油組成物

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JPWO2013115372A1 (ja) * 2012-02-03 2015-05-11 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 広い温度領域での性能に優れた電気絶縁油組成物

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Publication number Publication date
JPS61241907A (ja) 1986-10-28

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