JPH0460675B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0460675B2 JPH0460675B2 JP59229280A JP22928084A JPH0460675B2 JP H0460675 B2 JPH0460675 B2 JP H0460675B2 JP 59229280 A JP59229280 A JP 59229280A JP 22928084 A JP22928084 A JP 22928084A JP H0460675 B2 JPH0460675 B2 JP H0460675B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- catheter
- alloy
- temperature
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims description 33
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims description 33
- 229910010380 TiNi Inorganic materials 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 8
- 238000005482 strain hardening Methods 0.000 claims description 8
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims description 7
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 6
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 6
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 5
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 4
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 3
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- -1 Polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 238000010297 mechanical methods and process Methods 0.000 description 2
- 230000003446 memory effect Effects 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 2
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 description 2
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 210000004556 brain Anatomy 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000011068 loading method Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はカテーテル・ガイドワイヤーの製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
TiNi合金は、熱弾性型マルテンサイト変態の
逆変態に付随して顕著な形状記憶効果を示すこと
が知られている。また同時に擬弾性効果も併せて
示すことが知られている。
逆変態に付随して顕著な形状記憶効果を示すこと
が知られている。また同時に擬弾性効果も併せて
示すことが知られている。
擬弾性効果とは、同合金の逆変態完了温度(以
下Afと略す。)以上の温度下で応力負荷を行なう
と、見掛け上数%〜10%の塑性変形を起すが、除
荷と同時に完全に元に戻る性質のことである。こ
こで、擬弾性効果は超弾性効果とも呼ばれる。
下Afと略す。)以上の温度下で応力負荷を行なう
と、見掛け上数%〜10%の塑性変形を起すが、除
荷と同時に完全に元に戻る性質のことである。こ
こで、擬弾性効果は超弾性効果とも呼ばれる。
一方、従来のカテーテル・ガイドワイヤーは、
ステンレス若しくはピアノ線のヘリカルバネと、
直線状ワイヤーの組合せによりトルク伝達性、し
なやかさを保有させている。
ステンレス若しくはピアノ線のヘリカルバネと、
直線状ワイヤーの組合せによりトルク伝達性、し
なやかさを保有させている。
しかしながら、このような構造では、カテーテ
ルとガイドワイヤー・ヘリカルバネの摩擦が大き
い難点があつた。更に曲げひずみ限界が0.2%程
度であるために、使用する前に曲がつてしまう難
点、および繰り返えし使用できないものであつ
た。
ルとガイドワイヤー・ヘリカルバネの摩擦が大き
い難点があつた。更に曲げひずみ限界が0.2%程
度であるために、使用する前に曲がつてしまう難
点、および繰り返えし使用できないものであつ
た。
本発明の目的は、TiNi合金の擬弾性効果を利
用した繰り返し使用可能な高信頼性に富むカテー
テル・ガイドワイヤーの製造方法を提供すること
にある。
用した繰り返し使用可能な高信頼性に富むカテー
テル・ガイドワイヤーの製造方法を提供すること
にある。
本発明によれば、Niが50.3〜52.0at%(残部
Ti)からなる熱弾性型マルテンサイト変態を示
すTiNi合金線を、実質的に40%の冷間加工率で
加工し、この加工したTiNi合金線を、実質的に
370℃の温度で熱処理し、この熱処理して得られ
た心線の先端部分の断面積を、この心線の他の部
分より狭くし、この先端部分の狭くされた心線を
外側から外周部材でコーテイングする、工程を含
むカテーテル・ガイドワイヤーの製造方法が得ら
れる。
Ti)からなる熱弾性型マルテンサイト変態を示
すTiNi合金線を、実質的に40%の冷間加工率で
加工し、この加工したTiNi合金線を、実質的に
370℃の温度で熱処理し、この熱処理して得られ
た心線の先端部分の断面積を、この心線の他の部
分より狭くし、この先端部分の狭くされた心線を
外側から外周部材でコーテイングする、工程を含
むカテーテル・ガイドワイヤーの製造方法が得ら
れる。
周知のように、カテーテル・ガイドワイヤー
は、血管に挿入する場合、血管に沿つて傷付ける
ことなく挿入する必要がある。この為、本発明に
よつて製造されたカテーテル・ガイドワイヤー
は、ワイヤー先端部が他部よりも柔軟性を保つ構
造と、その外側を長手方向に実質的に同一外径と
なるようにテフロン等でコーテイングした構造と
を有している。従つて、カテーテル・ガイドワイ
ヤーの先端部はある程度の強度と耐久性を保つよ
うに構成されている。ガイドワイヤーは体温(約
35℃前後)で擬弾性効果を示す直線形状とされて
いる。また、先端部は老人用等々のために半円形
状に加工されても良い。
は、血管に挿入する場合、血管に沿つて傷付ける
ことなく挿入する必要がある。この為、本発明に
よつて製造されたカテーテル・ガイドワイヤー
は、ワイヤー先端部が他部よりも柔軟性を保つ構
造と、その外側を長手方向に実質的に同一外径と
なるようにテフロン等でコーテイングした構造と
を有している。従つて、カテーテル・ガイドワイ
ヤーの先端部はある程度の強度と耐久性を保つよ
うに構成されている。ガイドワイヤーは体温(約
35℃前後)で擬弾性効果を示す直線形状とされて
いる。また、先端部は老人用等々のために半円形
状に加工されても良い。
また、カテーテル・ガイドワイヤーを構成する
TiNi合金としては、体温近傍で良好な超弾性特
性を付与させることが必要である。したがつて、
TiNi合金は所定範囲の組成をもつことが必要で
ある。
TiNi合金としては、体温近傍で良好な超弾性特
性を付与させることが必要である。したがつて、
TiNi合金は所定範囲の組成をもつことが必要で
ある。
このような特性をカテーテル・ガイドワイヤー
にもたせたい場合、Niが50.3at%未満のTiNi合
金に対しては、いかなる熱処理・加工を施しても
0℃〜40℃の温度範囲で超弾性特性を得ることが
できない。換言すれば、Niが50.3at%未満の
TiNi合金の場合、超弾性特性は約40℃以上の温
度域で生じるので、目的とする体温近傍では形状
記憶効果を示し、機能として求められる血管内で
の変形の自在化、回復の自動的挙動を得ることは
できない。
にもたせたい場合、Niが50.3at%未満のTiNi合
金に対しては、いかなる熱処理・加工を施しても
0℃〜40℃の温度範囲で超弾性特性を得ることが
できない。換言すれば、Niが50.3at%未満の
TiNi合金の場合、超弾性特性は約40℃以上の温
度域で生じるので、目的とする体温近傍では形状
記憶効果を示し、機能として求められる血管内で
の変形の自在化、回復の自動的挙動を得ることは
できない。
また、Ni濃度が52.0at%を越えると、合金製造
を考えた場合、合金線の伸線加工が困難となる。
を考えた場合、合金線の伸線加工が困難となる。
したがつて、本発明では、カテーテル・ガイド
ワイヤーを構成するTiNi合金としては、Niが
50.3〜52.0at%(残部Ti)からなる熱弾性型マル
テンサイト変態を示すTiNi合金線を使用した。
ワイヤーを構成するTiNi合金としては、Niが
50.3〜52.0at%(残部Ti)からなる熱弾性型マル
テンサイト変態を示すTiNi合金線を使用した。
また、Niが50.3〜52.0at%(残部Ti)からなる
TiNi合金の場合、体温近傍で良好な特性をもつ
カテーテル・ガイドワイヤーを得るには、冷間加
工率が40%程度で、かつ370℃程度の温度で熱処
理することが必要である。
TiNi合金の場合、体温近傍で良好な特性をもつ
カテーテル・ガイドワイヤーを得るには、冷間加
工率が40%程度で、かつ370℃程度の温度で熱処
理することが必要である。
以下、本発明について実施例に基づいて説明す
る。
る。
実施例 1
伸線加工後熱処理されたTi−51.0at%Ni合金
(冷間加工率:40%)の応力−ひずみ曲線を第4
図に示す。
(冷間加工率:40%)の応力−ひずみ曲線を第4
図に示す。
実施例は引張り温度が0℃〜40℃のものを示し
ているが、同合金線は5%の伸びひずみに対して
も、応力の除荷と同時にほぼ完全に元に復してい
る。特にその効果は10℃〜40℃に於いて顕著であ
る。
ているが、同合金線は5%の伸びひずみに対して
も、応力の除荷と同時にほぼ完全に元に復してい
る。特にその効果は10℃〜40℃に於いて顕著であ
る。
一方、ステンレス線の弾性限が0.2%程度であ
ることを鑑みても、しなやかさに於いて、同合金
線の方がはるかに優れていることが判かる。
ることを鑑みても、しなやかさに於いて、同合金
線の方がはるかに優れていることが判かる。
伸線加工後の熱処理条件は、同合金の変態温
度、冷間加工率、擬弾性効果温度範囲を考慮する
ことにより決定されるが、本発明に求められる条
件を満たすものとしては、Ti−51.0at%Ni合金、
冷間加工率40%のφ0.5〜φ0.7ワイヤーであれば
370℃×1m/10分(炉の均熱帯1m)で前記特性
は得られる。
度、冷間加工率、擬弾性効果温度範囲を考慮する
ことにより決定されるが、本発明に求められる条
件を満たすものとしては、Ti−51.0at%Ni合金、
冷間加工率40%のφ0.5〜φ0.7ワイヤーであれば
370℃×1m/10分(炉の均熱帯1m)で前記特性
は得られる。
もつと詳細に述べると、カテーテル・ガイドワ
イヤーに求められる特性は少なくとも生体温度
(約35℃)で超弾性を示すことである。次に、こ
のカテーテル・ガイドワイヤーとして適した組
成、加工率及び熱処理温度について詳細に説明す
る。
イヤーに求められる特性は少なくとも生体温度
(約35℃)で超弾性を示すことである。次に、こ
のカテーテル・ガイドワイヤーとして適した組
成、加工率及び熱処理温度について詳細に説明す
る。
組 成
上記特性を満足させる合金のNi濃度は少なく
とも50.3at%が必要である。50.3at%未満では生
体温度での超弾性は得難い。また、Ni濃度が
52.0at%を越えた合金は生体温度で超弾性は得ら
れるものの、加工性が極めて悪く、実用合金とし
ては供し難い。
とも50.3at%が必要である。50.3at%未満では生
体温度での超弾性は得難い。また、Ni濃度が
52.0at%を越えた合金は生体温度で超弾性は得ら
れるものの、加工性が極めて悪く、実用合金とし
ては供し難い。
加工率
合金の冷間加工率が低い場合、超弾性の繰り返
し使用による劣化が大きくなる。少なくとも10回
以上の使用を可能にするためには、冷間加工率は
40%程度であることが必要である。
し使用による劣化が大きくなる。少なくとも10回
以上の使用を可能にするためには、冷間加工率は
40%程度であることが必要である。
熱処理温度
カテーテル・ガイドワイヤーの超弾性特性は、
トルク伝達性及び変形の完全回復を得るためのも
のである。また、一般に、その長さは少なくとも
1.5m程度以上必要とされる。この長さを得る実
用的な方法は、連続的な巻取りによる、所謂、連
続焼鈍炉によつて得られる。
トルク伝達性及び変形の完全回復を得るためのも
のである。また、一般に、その長さは少なくとも
1.5m程度以上必要とされる。この長さを得る実
用的な方法は、連続的な巻取りによる、所謂、連
続焼鈍炉によつて得られる。
この方法によつて上記トルク伝達性及び変形の
完全回復を得るためには、ほぼ370℃の温度によ
つて約10分間、熱処理するのが適当である。370
℃を大きく下回ると、変形の回復量が少なくな
り、370℃を大きく上回ると、剛性が低下し、ト
ルク伝達性が悪くなる。
完全回復を得るためには、ほぼ370℃の温度によ
つて約10分間、熱処理するのが適当である。370
℃を大きく下回ると、変形の回復量が少なくな
り、370℃を大きく上回ると、剛性が低下し、ト
ルク伝達性が悪くなる。
熱処理された同合金線は柔軟性を保持させるた
めに先端部が細められた。
めに先端部が細められた。
加工方法は、本実施例では、HF:HNO3:
H2O=1:1:1の溶液に浸してエツチング処
理によつた。
H2O=1:1:1の溶液に浸してエツチング処
理によつた。
エツチングによつて細められる先端部径は、カ
テーテルの使用部位、目的(心臓用や脳用等、又
は小児用、老人用等)に応じて決定する必要があ
る。
テーテルの使用部位、目的(心臓用や脳用等、又
は小児用、老人用等)に応じて決定する必要があ
る。
尚、先端部加工方法は、前記化学的な処理に限
定される訳ではなく、機械的方法(切削研削法、
およびスエージング、圧延加工)によつても実施
可能である。
定される訳ではなく、機械的方法(切削研削法、
およびスエージング、圧延加工)によつても実施
可能である。
得られた同合金線は、カテーテルとの摩擦、人
体との直線接触および挿入する血管の傷付けを防
止するために、第1図に示されるように、テフロ
ン・コーテイングされた。コーテイング材1は、
ポリエチレン等でも可であるが、カテーテルの内
径の大きさによりコーテイング量は決定されなけ
ればならない。
体との直線接触および挿入する血管の傷付けを防
止するために、第1図に示されるように、テフロ
ン・コーテイングされた。コーテイング材1は、
ポリエチレン等でも可であるが、カテーテルの内
径の大きさによりコーテイング量は決定されなけ
ればならない。
本実施例では、φ0.6mmTiNi合金線2を先端15
mmだけ第1図に示すようにエツチングし、φ0.2mm
とし、テフロン・コートした。その結果、先端部
は30℃において5%曲げに対しても完全に元に復
した。ねじりに対しては1.5mワイヤーを末端を
ねじると少なくとも30グラムの力で先端部は動作
した。
mmだけ第1図に示すようにエツチングし、φ0.2mm
とし、テフロン・コートした。その結果、先端部
は30℃において5%曲げに対しても完全に元に復
した。ねじりに対しては1.5mワイヤーを末端を
ねじると少なくとも30グラムの力で先端部は動作
した。
このような機能は繰り返しによつても殆んど損
われることはないことが判つた。30℃における繰
り返し測定結果を第5図に示す。第5図に於い
て、Nは繰り返し回数を示す。
われることはないことが判つた。30℃における繰
り返し測定結果を第5図に示す。第5図に於い
て、Nは繰り返し回数を示す。
実施例 2
実施例1に示した合金でφ0.3mmのワイヤー3を
用い第2図に示すようにワイヤーを組合せた。
用い第2図に示すようにワイヤーを組合せた。
本実施例の特長は、合金ワイヤー3を2次的に
化学的あるいは機械的方法により先端部を加工す
ることなく、先端部のしなやかさを他部と異なら
せたことにある。
化学的あるいは機械的方法により先端部を加工す
ることなく、先端部のしなやかさを他部と異なら
せたことにある。
第2図のものは、φ0.3mmのワイヤー3を5本束
ね先端部のみ1本とし、序々にワイヤー3を組合
わせたものである。図のように束ねられたワイヤ
ー3はポリエチレン・コーテイングされ、実施例
1に示す如き効果を満たすことが確認された。
ね先端部のみ1本とし、序々にワイヤー3を組合
わせたものである。図のように束ねられたワイヤ
ー3はポリエチレン・コーテイングされ、実施例
1に示す如き効果を満たすことが確認された。
実施例 3
第3図は同合金のワイヤー4と条材5の組合せ
によるものであり、方法は実施例2と同様であ
る。
によるものであり、方法は実施例2と同様であ
る。
本実施例の効果は実施例1における結果と同様
であつた。本実施例の特長は、先端柔軟部を任意
にすることが出来ることである。すなわち、臨床
時に於いて柔軟部は組合された合金ワイヤー4を
引抜く、又は位置を変えることにより、柔軟部の
長さを可変とし、全体のしなやかさを容易に可変
することができる。
であつた。本実施例の特長は、先端柔軟部を任意
にすることが出来ることである。すなわち、臨床
時に於いて柔軟部は組合された合金ワイヤー4を
引抜く、又は位置を変えることにより、柔軟部の
長さを可変とし、全体のしなやかさを容易に可変
することができる。
このように本発明は、ガイドワイヤーの構造を
簡単にし、なおかつ、高いしなやかさや大きなト
ルク伝達性を有するため、安価な信頼性の高いカ
テーテル・ガイドワイヤーを提供すことが可能と
なつた。
簡単にし、なおかつ、高いしなやかさや大きなト
ルク伝達性を有するため、安価な信頼性の高いカ
テーテル・ガイドワイヤーを提供すことが可能と
なつた。
なお、本発明にかかる合金は、Ni:50.5〜
51.0at%のTiNi合金が最も好ましいが、Ni:50.3
〜52.0at%のTiNi合金でも可能である。
51.0at%のTiNi合金が最も好ましいが、Ni:50.3
〜52.0at%のTiNi合金でも可能である。
第1図は本発明の製造方法によつて製造された
カテーテル・ガイドワイヤーの一実施例の構造を
示した斜視図、第2図は本発明の製造方法によつ
て製造されたカテーテル・ガイドワイヤーの他の
一実施例の構造を示した斜視図、第3図は本発明
の製造方法によつて製造されたカテーテル・ガイ
ドワイヤーの更に他の一実施例の構造を示した斜
視図、第4図は本発明に用いられるTi−51.0at%
Ni合金線の0〜40℃に於ける応力F−ひずみε
曲線図、第5図は第1図に示したカテーテル・ガ
イドワイヤーを30℃に於いて繰り返した場合の応
力σ−ひずみε曲線図である。 1…コーテイング材、2,3,3…TiNi合金
線、5…TiNi条材。
カテーテル・ガイドワイヤーの一実施例の構造を
示した斜視図、第2図は本発明の製造方法によつ
て製造されたカテーテル・ガイドワイヤーの他の
一実施例の構造を示した斜視図、第3図は本発明
の製造方法によつて製造されたカテーテル・ガイ
ドワイヤーの更に他の一実施例の構造を示した斜
視図、第4図は本発明に用いられるTi−51.0at%
Ni合金線の0〜40℃に於ける応力F−ひずみε
曲線図、第5図は第1図に示したカテーテル・ガ
イドワイヤーを30℃に於いて繰り返した場合の応
力σ−ひずみε曲線図である。 1…コーテイング材、2,3,3…TiNi合金
線、5…TiNi条材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Niが50.3〜52.0at%(残部Ti)からなる熱弾
性型マルテンサイト変態を示すTiNi合金線を、
実質的に40%の冷間加工率で加工し、 該加工したTiNi合金線を、実質的に370℃の温
度で熱処理し、 該熱処理して得られた心線の先端部分の断面積
を、該心線の他の部分より狭くし、 該先端部分の狭くされた心線を外側から外周部
材でコーテイングする 工程を含むカテーテル・ガイドワイヤーの製造方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59229280A JPS61106173A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | カテ−テル・ガイドワイヤ− |
JP10241282A JPH11128363A (ja) | 1984-07-31 | 1998-08-27 | カテーテル・ガイドワイヤーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59229280A JPS61106173A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | カテ−テル・ガイドワイヤ− |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5159503A Division JPH07102230B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | カテーテル・ガイドワイヤー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106173A JPS61106173A (ja) | 1986-05-24 |
JPH0460675B2 true JPH0460675B2 (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=16889638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59229280A Granted JPS61106173A (ja) | 1984-07-31 | 1984-10-31 | カテ−テル・ガイドワイヤ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61106173A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE36628E (en) * | 1987-01-07 | 2000-03-28 | Terumo Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a differentially heat treated catheter guide wire |
JPS6449570A (en) * | 1987-08-19 | 1989-02-27 | Nippon Zeon Co | Catheter set and its use |
JPS6449571A (en) * | 1987-08-19 | 1989-02-27 | Nippon Zeon Co | Medical guide wire |
JPH02228971A (ja) * | 1989-03-03 | 1990-09-11 | Hanako Medical Kk | カテーテル用ガイドワイヤ |
JPH0683726B2 (ja) * | 1990-10-12 | 1994-10-26 | 日本精線株式会社 | カテーテル用ガイドワイヤ |
JP2729856B2 (ja) * | 1990-11-22 | 1998-03-18 | 株式会社 トーキン | カテーテルガイドワイヤーの芯材及びカテーテルガイドワイヤー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063066A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-11 | テルモ株式会社 | カテ−テル用ガイドワイヤ |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP59229280A patent/JPS61106173A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6063066A (ja) * | 1983-09-16 | 1985-04-11 | テルモ株式会社 | カテ−テル用ガイドワイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61106173A (ja) | 1986-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5069226A (en) | Catheter guidewire with pseudo elastic shape memory alloy | |
US5230348A (en) | Guide wire for a catheter | |
US6352515B1 (en) | NiTi alloyed guidewires | |
US6379369B1 (en) | Intracorporeal device with NiTi tubular member | |
US5695111A (en) | Method of soldering TI containing alloys | |
US20030120181A1 (en) | Work-hardened pseudoelastic guide wires | |
US20030127158A1 (en) | Superelastic guiding member | |
EP3052177B1 (en) | Guide wire core with improved torsional ductility | |
JP3725900B2 (ja) | 超弾性遠位部分を有するガイドワイヤ | |
JPH0460675B2 (ja) | ||
US9889278B2 (en) | Methods for manufacturing a guide wire utilizing a cold worked nickel-titanium-niobium ternary alloy | |
JPS6184361A (ja) | 擬弾性バネの製造方法 | |
US8100837B1 (en) | Superelastic guidewire with locally altered properties | |
WO2000035528A1 (fr) | Guide souple de catheter et son procede de production | |
EP1426071A2 (en) | Guidewire with superelastic distal portion | |
JPH06165822A (ja) | カテーテル・ガイドワイヤー | |
JP2640461B2 (ja) | 医療用ガイドワイヤ及び医療用カテーテル | |
JPH0663151A (ja) | 医療用ガイドワイヤー | |
JPH11128363A (ja) | カテーテル・ガイドワイヤーの製造方法 | |
JPH0796036A (ja) | カテーテル | |
JP2001157714A (ja) | カテーテル・ガイドワイヤー | |
JPH0796037A (ja) | カテーテル | |
JP2640461C (ja) | ||
JPH03264073A (ja) | カテーテル用ガイドワイヤー芯材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |