JPH0460540A - ハロゲン化銀写真感光材料及び処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料及び処理方法

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JPH0460540A
JPH0460540A JP17417190A JP17417190A JPH0460540A JP H0460540 A JPH0460540 A JP H0460540A JP 17417190 A JP17417190 A JP 17417190A JP 17417190 A JP17417190 A JP 17417190A JP H0460540 A JPH0460540 A JP H0460540A
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JP
Japan
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tetrazolium
acid
gelatin
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JP17417190A
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English (en)
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Junichi Fukawa
淳一 府川
Yuji Hosoi
勇治 細井
Hiroshi Nakamura
浩 中村
Yasuhiro Wakasugi
若杉 靖浩
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料及び処理方法に関し
、詳しくは超迅速処理適性を有し、耐圧性の改良された
ハロゲン化銀写真感光材料並びに処理方法に関する。
〔発明の背景〕
近年、情報産業の一環として情報量の増大並びにスピー
ドに対応するため、印刷業界においてもハロゲン化銀写
真感光材料の迅速処理に対する要求が極めて厳しくなり
つつある。一方、作業の容易性及び安定度向上のため、
従来印刷感光材料の現像において常用されている。いわ
ゆるリス現像からその欠点である保恒性を改良したラピ
ッドアクセス現像が用いられるようになってきた。
この場合、例えばテトラゾリウム化合物、あるいはヒド
ラジン化合物のごとき硬調化剤をハロゲン化銀乳剤中に
含有させることによりリス現像と同等の硬調化を達成し
、かつ20〜30秒の現像が可能となった。しかしなが
ら近年ではさらに20秒以下の超迅速現像に対する要求
が強まっており、しかも当然、画質の低下は許容されな
い、かかる超迅速処理を考慮すると、ゼラチンの減量が
必要となるが、ゼラチンを減量すると一般に耐圧性の劣
化がおこる欠点がある。
一方、ハロゲン化銀写真感光材料の製造における脱塩に
は従来有機沈殿剤が多く用いられているが、これら有機
沈殿剤1例えばナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合
物、パラスチレンスルホン酸塩の低縮合物等の有機沈殿
剤を使用した場合。
耐圧性が劣化し、しかもこの変動は特にテトラゾリウム
化合物又はヒドラジン化合物を含有するハロゲン化銀写
真感光材料において、その影響が大きいことがわかった
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明の目的は、超迅速処理においても耐圧性に
優れ、かつ硬調な画像が得られるハロゲン化銀写真感光
材料並びに処理方法を提供することである。
帽1を解決するための手段〕 本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層の感光
性ハロゲン化銀乳剤層を含む親水性コロイド層を有する
ハロゲン化銀写真感光材料において、該親水性コロイド
層、好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤層がテトラゾリ
ウム化合物又はヒドラジン化合物の少なくとも1種を含
有し、前記乳剤層を構成する乳剤が凝集ゼラチンによっ
て脱塩処理されたものであり、かつ支持体に対し前記乳
剤層を含む側における親水性コロイド層がラテックスポ
リマーを0.2〜3g/rn’含有することを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料により達成された。
また1本発明のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法は
上記のハロゲン化銀写真感光材料を現像処理時間19秒
以内で処理することを特徴とし、かつこの処理方法の好
ましい態様は1lry to Dryの全処理時間が2
0秒〜80秒であることである。
[作用] 親水性コロイド層、好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤
層がテトラゾリウム化合物又はヒドラジン化合物の少な
くともl@を含有するため硬調化を達成し、かつハロゲ
ン化銀写真感光材料の製造の際、有機凝集沈殿剤の代わ
りに凝集ゼラチンを用いたため、耐圧性が大巾に改良さ
れる。またこの時にラテックスポリマーを0.20g〜
3g/rrr’の範囲で含有させるとさらに効果が大巾
に上昇する。
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明において、現像処理時間とは感光材料の先端が自
動現像機内の現像液に浸漬を開始し、該先端が次の工程
の定着液に浸漬を開始するまでの時間で現像槽と定蒼槽
の渡り部分の時間を含み、本発明では現像処理時間19
秒以内で処理することを特徴としている。
また、r(fry to [1ryJというのは、感光
材料の先端が自動現像機に挿入して、現像、定着、水洗
、乾燥を経て自動現像機から出てくるまでの全時間であ
る。即ち各種の渡り部分を含む処理ラインの全長(烏)
をライン搬送速度(■/5ec)で割った商(sec)
であり、本発明においてはその値が20〜80秒である
ことが好ましい。
感光性ハロゲン化銀乳剤層中に含有されるテトラゾリウ
ム化合物としては、下記一般式%式% 化合物を挙げることができる。
一般式(T−I) 一般式(T−II) 式中、Rs、R7,Ra、R9,R++、 R13,R
14及びRI5はそれぞれアルキル基(例えばメチル基
、エチル基、プロピル基、ドデシル基等)、アリル基、
フェニル基(例えばフェニル基、トリル基。
ヒドロキシフェニル基、カルボキシフェニル基、アミノ
フェニル基、メルカプトフェニル基、メトキシフェニル
基等)、ナフチル基(例えばα−ナフチル基、β−ナフ
チル基、ヒドロキシナフチル基、カルボキシナフチル基
、アミノナフチル基等)、及び複素環基(例えばチアゾ
リル基、ベンゾチアゾリル基、オキサシリル基、ピリミ
ジル基、ピリジル基等)から選ばれる基を表し、これら
はいずれも金属キレートあるいは錯体を形成するような
基でもよい。
R6,RIO及びR11はそれぞれアリル基、フェニル
基、ナフチル基、複素環基、アルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、メルカプトメチ
ル基、メルカプトエチル基等)、水酸基、アルキルフェ
ニル基、アルコキシフェニル基、カルボキシ基またはそ
の塩、カルボキシアルキル基(例えばメトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボこル基)、アミノ基(例えばアミ
7基、エチルアミノ基、アニリノ基等)、メルカプト基
、ニトロ基及び水Il原子から選ばれる基を表し、Dは
2価の芳香族基を表し、Eはアルキレン基、アリーレン
基、アラルアルキレン基から選ばれる基を表し、xoは
アニオンを表し、nは1または2を表す、ただし化合物
が分子内塩を形成する場合nはlである。
次に一般式〔T−r)、CT−rl”J、(T−コ〕の
カチオン部分の具体例を示すが、これらに限定されるも
のではない。
(T−1)2−(ベンゾチアゾール−2−イル)−3−
フェニル−5−ドデシル−2H−テトラゾリウム(T−
2)2.3−ジフェニル−5−(4−t−オクチルオキ
シフェニル)−2)!−テトラゾリウム(T−3) 2
,3.5−)リフユニルー2H−テトラゾリウム (T −4) 2,3.5− )す(p−カルボキシエ
チルフェニル)−2H−テトラゾリウム (T−5)2−(ベンゾチアゾール−2−イル)−3フ
エこルー5−(a−クロロフェニル) −2H−テトラ
ゾリウム (T−6)2.3−ジフェニル−2H−テトラゾリウム
(T−7)2.3−ジフェニル−5−メチル−2H−テ
トラゾリウム (T−8) 3− (P−ヒドロキシフェこル)−5−
メチル−2−フェニル−2H−テトラゾリウム(T−9
)2.3−ジフェニル−5−エチル−2H−テトラゾリ
ウム (T−10) 2.3−ジフェニル−5−n−ヘキシル
−2H−テトラゾリウム (T−11)5−シアノ−2,3−ジフェニル−2H−
テトラゾリウム (T −12) 2− (ベンゾチアゾール−2−イル
〕−5−フェニル−3−(4−)リル) −2H−テト
ラゾリウム(T−13) 2− (ベンゾチアゾール−
2−イル) −5−(4−クロロフェニル)−3−(4
−ニトロフェニル)−2H−テトラゾリウム (T−14)5−エトキシカルボニル−2,3−ジ(3
−二トロフェニル)−2H−テトラゾリウム(T−15
)5−アセチル−2,3−ジ(P−エトキシフェニル)
−2H−テトラゾリウム (T−19) 2.5−ジフェニル−3−(p−トリル
)−2H−テトラゾリウム (T−17)2.5〜ジフェニル−3−(p−ヨードフ
ェニル)2H−テトラゾリウム (T −19) 2.3−ジフェニル−5−(p−ジフ
ェニル)−2H−テトラゾリウム (T−19) 5− (P−ブロモフェニル)−2−フ
ェニル−3−(2,4,8−トリクロロフェニル)−2
H−テトラゾリウム (T−20) 3− (P−ハイドロキシフェニル)−
5−(p−ニトロフェニル)−2−フェニル−2H−テ
トラゾリウム (T−21) 5−(3,4−ジメトキシフェニル)−
3−(2−エトキシフェニル)−2−(4−メトキシフ
ェニル)−2H−テトラゾリウム (T−22) 5−(4−シアノフェニル)−2,3−
ジフェニル−2H−テトラゾリウム (T−23) 3−(p−7セトアミドフエニル)−2
,5−ジフェニル−2H−テトラゾリウム (T−24)5−アセチル−2,3−ジフェニル−2H
−テトラゾリウム (T−25) 5− (フルー2イル)−2,3−ジフ
ェニル−2H−テトラゾリウム (T−28) 5− (チエソー2イル)−2,3−ジ
フェニル−21’l−テトラゾリウム (T−27) 2.3−ジフェニル−5−(ピリド−4
イル)−2H−テトラゾリウム (T−28) 2.3−ジフェニル−5−(キノール−
2イル)−2トチトラゾリウム (T−29) 2.3−ジフェニル−5−(ベンゾオキ
サゾール−2イル)−2H−テトラゾリウム (T−30) 2.3−ジフェニル−5−ニトロ−2H
−テトラゾリウム (T−31) 2.2”、3.3’−テトラフェニル−
5,5”−1,4−ブチレン−ジー(2H−テトラゾリ
ウム)(T−32) 2.2”、3.3’−テトラフェ
ニル−5,5”−p−フェニレン−ジー(2)1−テト
ラゾリウム)(T−33) 2−(4,5−ジメチルチ
アゾール−2イル)3.5−ジフェニル−2H−テトラ
ゾリウム(T−34) 3.5−ジフェニル−2−(ト
リアジン−2イル−2H−テトラゾリウム) (T−35) 2− (ベンゾチアゾール−2イル)−
3−(4−メトキシフェニル)−5−フェニル−2H−
テトラゾリウム (T−38) 2.3−ジメトキシフェニル−5−フェ
ニル−28−テトラゾリウム (T−37) 2,3.5−トリス(メトキシフェニル
)−2H−テトラゾリウム (T−38) 2.3−ジメチルフェニル−5−フェこ
ルー2H−テトラゾリウム (T−39) 2.3−ヒドロキシエチル−5−フェこ
ルー2H−テトラゾリウム (T−40) 2.3−ヒドロキシメチル−5−フェニ
ル−2)!−テトラゾリウム (T−41) 2.3−シアノヒドロキシフェこルー5
=フェニル−2H−テトラゾリウム (T−42) 2.3−ジ(p−クロロフェニル)−5
−フェニル−2H−テトラゾリウム (T−43) 2.3−ジ(ヒドロキシエトキシフェニ
JL/)−5−7エニルー2H−テトラゾリウム(T−
44) 2.3−ジ(2−ピリジル)−5−フェニル−
2Hテトラゾリウム (T−45) 2.3.5−トリス(2−ピリジル)−
2H−テトラゾリウム (T−48) 2,3.5−トリス(4−ピリジル)−
2H−テトラゾリウム 本発明に用いられるテトラゾリウム化合物のアニオン部
分としては、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ
化物イオン等のハロゲンイオン;硫酸、硝酸、過塩素酸
等の無機酸の酸基;スルホン酸、カルボン酸等の有機酸
の酸基;p−トルエンスルホン酸アニオン等の低級アル
キルベンゼンスルホン酸7ニオン;p−ドデシルベンゼ
ンスルホン酸アニオン等の高級アルキルベンゼンスルホ
ン酸アニオン;ラウリルスルフェートアニオン等の高級
アルキル硫酸エステルアニオン;ジー2−エチルへキシ
ルスルホサクシネートアニオン等のジアルキルスルホサ
クシネートアニオン:セチルポリエーテルオキシサルフ
ェートアニオン等のポリエーテルアルコール硫酸エステ
ルアニオン;ステアリン酸アニオン等の高級脂肪酸アニ
オン:ポリアクリル酸アニオン等のポリマーに酸根のつ
いたもの等を挙げることができる。
そしてアニオン部分とカチオン部分を適宜選択すること
により本発明に係る非拡散性のテトラゾリウム化合物を
合成することがでyる。
テトラゾリウム化合物が含有せしめられる層は親水性コ
ロイド層であり、好ましくはハロゲン化銀乳剤層および
/または該ハロゲン化銀乳剤層に隣接する親水性コロイ
ド層である。
親水性コロイド層に含有せしめるにはテトラゾリウム化
合物の可溶性塩をゼラチンに分散せしめた後、両者を混
合してゼラチンマトリックス中に分散させる場合と、酸
化剤の結晶を純粋に合成してから、適当な溶媒(例えば
ジメチルスルホキシド)に溶解してからゼラチンマトリ
ックス中に分散させる場合がある0分散が均一になりに
くいときは超音波やマントンゴーリンホモジナイザーな
ど適当なホモジナイザーで乳化分散する方法が好結果を
与えることもある。また、ジオクチルフタレート等のよ
うな高沸点溶媒中に微分散をし、プロテクト化して親水
性コロイド層中に分散することも可能である。
テトラゾリウム化合物の含有量は、ハロゲン化銀1モル
当り約1mg−10gの範囲が好ましく、より好ましく
は約IQmg〜2gの範囲である。
本発明においては感光性ハロゲン化銀乳剤層にテトラゾ
リウム化合物に代えて、ヒドラジン化合物が用いられ、
該ヒドラジン化合物としては、下記〜般式(H)で表さ
れる化合物が挙げられる。
一般式(H) 式中、R1は1価の有機残基を表し、R2は水素原子ま
たは1価の有機残基を表し、Q+およびQ2は水素原子
又はアルキルスルホニル基CM!I!1基を有するもの
も含む)、アリールスルホニル基(!換基を有するもの
も含む)を表し、XIは酸素原子またはイオウ原子を表
す、一般式(H)で表される化合物のうち、xlが酸素
原子であり、かつR2が水素原子である化合物が更に好
ましい。
上記R】およびR2の1価の有機残基としては、芳香族
残基、複素環残基および脂肪族残基が包含される。
芳香族残基としては、フェニル基、ナフチル基およびこ
れらに置換基(アルキル基、アルコキシ基、アシルヒド
ラジノ基、ジアルキルアミノ基アルコキシカルボニル基
、シアノ基、カルボキシ基、ニトロ基、アルキルチオ基
、ヒドロキシ基、スルホニル基、カルバモイル基、ハロ
ゲン原子、アシルアミノ基、スルホンアミド基、ウレア
基、チオウレア基など)のついたものを含む、置換基の
ついたものの具体例として、例えば、4−メチルフェニ
ル基、4−エチルフェニル基、4−オキシエチルフェニ
ル基、4−ドデシルフェニル基、4−カルボキシフェニ
ル基、4−ジエチルアミノフェニル基、4−オクチルア
ミノフェニル基、4−ベンジルアミノフェニル基、4−
7セトアミドー2−メチルフェこル、1.4−(3−エ
チルチオウレイド)フェニル基、4− [2−(2,4
−ジー tert−ブチルフェノキシ)ブチルアミド]
フェニル基、1.1−ジベンジルセミカルバジド基など
を挙げることができる。
複素環残基としては、酸素、窒素、硫黄、またはセレン
原子のうち少なくとも一つを有する三員もしくは六員の
単環または縮合環で、これらに置換基がついてもよい、
具体的には例えば、ピロリン環、ピリジン環、キノリン
環、インドール環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾー
ル環、ナフトオキサゾール環、イミダゾール環、ベンゾ
イミダゾール環、チアゾリン環、チアゾール環、ベンゾ
チアゾール環、ナフトチアゾール環、セレナゾール環、
ベンゾセレナゾール環、ナフトセレナゾール環なとの残
基を挙げることができる。
これらの複素環は、メチル基、エチル本等炭素数1〜4
のアルキル基、メトキシ基、エトキシ本等炭素数1〜4
のアルコキシ基、フェニル基等ノ炭素数6〜1Bのアリ
ール基や、クロル、ブロム等のハロゲン原子、アルコキ
シカルボニル基、シアノ基、アミノ基等で置換されてい
てもよい。
脂肪族残基としては、直鎖および分岐のアルキル基、シ
クロアルキル基およびこれらに置換基のついたもの、並
びにアルケニル基およびアルキニル基を含む。
直鎖および分岐のアルキル基としては1例えば炭素数1
〜1日、好ましくは1〜8のアルキル基であって、具体
的には例えばメチル基、エチル基インブチル基、l−オ
クチル基等である。
シクロアルキル基としては、例えば炭素a3〜】0のも
ので、具体的には例えばシクロプロピル基、シクロヘキ
シル基、アダマンチル基等である。アルキル基やシクロ
アルキル基に対する置換基としてはアルコキシ基(例え
ばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基
等)、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ヒド
ロキシ基、アルキルチオ基、アミド基、アシロキシ基、
シアノ基、スルホニル基、ハロゲンjK子(Nえば墳素
、臭素、フッ素、沃素など)、アリールMC例えばフェ
こル基、ハロゲン置換フェニル基、アルキル置換フェニ
ル基)等であり1M換されたものの具体例としては例え
ば3−メトキシプロピル基、エトキシカルボニルメチル
基、4−グロロシクロヘキシル基、ベンジル基、p−メ
チルベンジル基、p−クロロベンジル基などを挙げるこ
とができる。また、アルケニル基としては例えばアリル
(δl1yl)基、アルキニル基としては例えばプロパ
ルギル基を挙げることができる。
ヒドラジン化合物の好ましい具体例を以下に示す。
(例示化合物) H−10 H−19 H−19 H3 OC+tHt嘗 (t)C6H++ H−35 H−40 C+H++ H3 一般式(H)で表されるヒドラジン化合物の添加位置は
親水性コロイド暦であり、好ましくはハロゲン化銀乳剤
層および/またはその下層である。
添加量は、lo−5〜1o刊モル/銀1モルが好ましく
、更に好ましくは1o−4〜10−2モル/銀1モルで
ある。
次に本発明に用いるラテー2クスボリマーは。
(メタ)アクリル酸系ポリマー単位を含有するものが好
ましい、(メタ)アクリル酸系ポリマーとしては、例え
ば(メタ)アクリル酸のコポリマー(メタ)アクリル酸
エステルのホモポリマー(メタ)アクリル酸エステルの
コポリマー等が挙げられる。具体的には、アルキルアク
リレートのホモポリマー、アルキルアクリレートとアル
キルメタクリレートを互に重合させたもの、アルキルメ
タクリレートのホモポリマー、アルキルアクリレート、
アルキルメタクリレート、アクリレート、メタクリレー
トと他のエチレン様不飽和重合性化合物で1個または1
個以上の一〇H=C<を有するもの、好ましくは1個ま
たは1個以上のGH2=C<を有するものとを重合させ
たもの等の水不溶性付加重合体を挙げることができる。
上記の(メタ)アクリル酸系ポリマーの具体例としては
、例えばアクリレートと塩化ビニリデンとのコポリマー
、メタクリレートと塩化ビニリデンとのコポリマー、ア
クリレートとビニルエステルとのコポリマー、メタクリ
レートとビニルエステルとのコポリマーのうちから選ば
れる少なくとも1種類の化合物と、アクリル酸、メタア
クリル酸、イタコン酸から選ばれる少なくとも1種類の
化合物とのコポリマー等が挙げられる。
アクリレート、メタクリレートの具体例としては1例え
ばエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、n−
オクチルアクリレート、n−ドデシルアクリレート、エ
チルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−
オクチルメタクリレート、n−ドデシルメタクリレート
等が挙げられる。
ビニルエステルの具体例としては、例えば醋酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ラウリン酸ビニル等
が挙げられる。コポリマーの分子量は500〜soo 
、ooo位が実用上好ましい、このようなホモポリマー
またはコポリマーの具体例を以下に示すが、これらホモ
ポリマーまたはコポリマーに限定されるものではない。
■ ホモポリマー ホモポリマー C1l。
M−15万 K : y :  z  = 70 : 2g + 2
M巳50万 Mモ80万 X : y :  z  = 80 : 19 : I
M−30万 なお、上記A−1〜12において、x、y、zはそれぞ
れの単量体成分のモル%を、またMは平均分子量(本明
細書中、平均分子量とは数平均分子量を指す)を表す。
一般に、(メタ)アクリル酸系ポリマーとしては、少な
くとも65%、好ましくは75〜95重量%のアルキル
アクリレート、アルキルメタクリレート(例えば、エチ
ルアクリレート、メチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、オクチルメタクリレート
等)を有するポリマーを用いることが望ましい、なお、
本発明の実施に最も有用なポリマーは、一般に前述の如
く平均分子量が約500〜約500,000で、分散液
中の粒子径が一般に1川■以下のものである。
上記した(メタ)アクリル酸系ポリマーは水に不溶性で
あるが、水に容易に分散させることができ、また上記(
メタ)アクリル酸系ポリマーはゼラチンのような適当な
ハロゲン化銀ペプタイザー単独もしくは他の写真用バイ
ンダとの混合物と混合することができる。
M=10万 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に含まれるラテック
スポリマーの量は、固形分換算量で単位ml当たり0.
2g〜3gの範囲であり、特に好ましいのは0.28〜
2gの範囲である。
次に本発明に採用される脱塩法を説明する。
ハロゲン化銀乳剤は、一般的に物理熟成後、不要の塩類
を除去するため脱塩する。脱塩の方法としては、ゲル化
、透析による方法、あるいは水溶性硫酸等による塩析法
があり、さらには凝集ゼラチン剤を用いる方法がある。
凝集ゼテチン剤を用いて脱塩する理論は以下のように考
えられている。即ちゼラチンに二塩基酸無水物を反応さ
せると、ゼラチンのアミン基がと反応し、Ge 1−N
H−GO−R−COO)Iの形となり、アミノ基が消え
、酸基が1個増す、このようなゼラチンは酸基のpK値
以下にp)Iを下げると酸基は非解離型になり、アミノ
基は反応して大部分がなくなり、水溶性が減少し、ゼラ
チンを凝集することができる。
本発明において使用されるかかる凝集ゼラチン剤とは、
ゼラチン分子のアミン基の少なくとも50%以上がアシ
ル、カルバモイル、スルホニル、チオカルバモイル、ア
ルキル及び/又はアリールの各基で置換された変性ゼラ
チンである。以下、必要に応じこの凝集ゼラチン剤を変
性ゼラチンと称する。
ゼラチンのアミン基に対する置換基例は、米国特許2,
681,582号、同2,614,928号、同2,5
25,753号に記載がある。
有用なNH基としては、(1)アルキルアシル、アリー
ルアシル、アセチル及び置換、無置換のベンゾイル等の
アシル基、(2)アルキルカルバモイル、アリールカル
バモイル等のカルバモイル基。
(3)アルキルスルホニル、アリールスルホニル等のス
ルホニル基、(4)アルキルチオカルバモイル、アリー
ルチオカルバモイル等のチオカルバモイル基、(5)炭
素数1〜】8の直鎖、分岐のアルキル基、 (8) 1
1換、無置換のフェこル、ナフチル及びピリジル、フリ
ル等の芳香族複素環等のアリール基が挙げられる。
中でも、好ましい凝集ゼラチン剤は、アシル基(COR
+)またはカルバモイル基(−11:ONRl)による
ものである。
前記R1は置換、sM換の脂肪族基(例えば炭素数1−
19のアルキル基、アリル基)、アリール基またはアラ
ルキル基(例えばフェネチル基)であり、R2は水素原
子、脂肪族基、アリール基、またはアラルキル基である
特に好ましいものは、R1がアリール基、R2が水素原
子の場合である。
以下に、凝集ゼラチン剤の具体例をアミン基置換基によ
って例示するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
例示凝集ゼラチン(アミノ基置換基) i COC,119(t) COCI−13 凝集ゼラチン剤はハロゲン化銀乳剤中の脱塩工程以前で
用いることができるが、好ましくは脱塩工程時である。
また凝集ゼラチン剤の添加量は特に制限はないが、脱塩
に際して使用する場合、脱塩後、保護コロイドとして含
まれている物質(好ましくはゼラチン)の0.1〜10
倍量(重量)が適当であり、特に好ましくは0.2〜5
倍量(重量)である。
凝集ゼラチン剤はハロゲン化銀粒子を保護コロイドと共
に凝集せしめるものであるが、該凝集ゼラチン剤を添加
した後、pH調整してハロゲン化銀乳剤を凝析せしめる
ようにすることができる。lJ析を行わせるPHとして
は、5.5以下、特に4.8〜2が好ましい、 pH調
整に用いる酸には特に制限はないが、酢酸、クエン酸、
サリチル酸等の宥機酸や、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸等の
無機酸は好ましく用いられる。
凝集ゼラチン剤に併用して重金属イオン例えばマグネシ
ウムイオン、カドミウムイオン、鉛イオン ジルコニウ
ムイオン等を添加してもよい。
溶存物除去(脱塩)は1回でもよいが、数回繰返しても
よい、数回繰返す場合、除去の度に凝集ゼラチン剤を添
加してもよいが、最初に凝集ゼラチン剤を添加しただけ
でもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられるハロゲ
ン化銀としては、臭化銀、沃臭化銀、塩化銀、塩臭化銀
、塩沃臭化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用される
任意のものを用いることができ、好ましくは、ネガ型ハ
ロゲン化銀乳剤として50モル%以上の塩化銀を含む塩
臭化銀である。
ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法及びアンモニア法
のいずれで得られたものでもよい0本発明に使用される
ハロゲン化銀乳剤は単一の組成であってもよ〈又複数の
異なる組成の粒子を単一層内あるいは複数の暦に分けて
含有させても良い。
ハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用いることがで
きる。好ましい1つの例は、 (1001面を結晶表面
として有する立方体である。また、米国特許第4,19
3,758号、同第4,225,886号、特開昭55
−28589号、特公昭55−42737号等の明細書
や、ザ争ジャーナルーオプ・)tトゲラフイック−サイ
エンス(J、Photgr、5ci)、21.39 (
1973)等の文献に記載された方法により、8面体、
14面体、12面体等の形状を有する粒子をつくり、こ
れを用いることもできる。更に、双晶面を有する粒子を
用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子は、単一の形状からなる粒子を用いて
もよいし、種々の形状の粒子が混合されたものでもよい
またいかなる粒子サイズ分布を持つものを用いてもよく
、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤)であっても
よいし1粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳剤)を単
独又は数種類混合して用いてもよい、また多分散乳剤と
単分散乳剤を混合して用いてもよい。
本発明においては単分散乳剤が好ましい、単分散乳剤中
のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを中心に±2
0%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量が全ハロ
ゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが好ましく、
特に好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上
である。
ここに平均粒径rとは、粒径riを有する粒子の頻度n
i とri3との積n1Xri3  が最大になるとき
の粒径を意味する。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する)ここで言
う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合はその直径
、また立方体や球状以外の形状の粒子の場合は、その投
影像を同面積の円像に換算した時の直径を表す。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得ることができる。(測
定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする。
) 本発明において好ましくは高度の単分散乳剤であり、下
記式によって定義される変動係数(単分散度)が20以
下のものが好ましく、より好ましくは15以下のもので
ある。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のrjから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭54−4852
1号、同58−49938号及び同60−122935
号等を参考にして得ることができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、い
わゆる末後熟(1日m1tiマe)乳剤のまま用いるこ
ともできるが5通常は化学増感される。化学増感のため
には、前記Glafkides又は、Zelikman
らの著書、或いはH,Fr1eserljAデ・グルン
ドラー/7’ン・デル・フォトクラフィシエン・プロツ
ェセ・ミド・ジルベルハロゲニーデン(Die Gru
ndlagen der Photographisc
hen Prozesse sit Silberha
logeniden、Akademische Ver
lagsgesellschaft1988)に記載の
方法を用いることがでごる。
すなわち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活
性ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還
元増感法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増感
法等を単独または組合わせて用いることができる。硫黄
増感剤としては、チオ硫酸基、チオ尿素類、チアゾール
類、ローダニン類、その他の化合物を用いることができ
、それらの具体例は、米国特許1,574,944号、
同2,410.689号、同2,278,947号、同
2,728,668号、同3858 、955号に記載
されている。還元増感剤としては、第一スズ塩、アミン
類、ヒドラジン誘導体。
ホルムアミジンスルフィン酸、シラン化合物等を用いる
ことができ、それらの具体例は米国特許2487.85
0号、同2,419,974号、同2,519,898
号、同2,983,809号、同2,983,810号
、同2,694,637号に記載されている。貴金属増
感のためには金錯塩のほか、白金、イリジウム、パラジ
ウム等の周期律表■族の金属の錯塩を用いることができ
、その具体例は米国特許2,399,083号、同2,
448,080号、英国特許819,081号等に記載
されている。
また、化学増感時のPH,PAg、温度等の条件は特に
制限はないが、pH値としては4〜9が好ましく、特に
5〜8が好ましく、 PAg値としては5〜11が好ま
しく、特に8〜10に保つのが好ましい。
又温度としては、40〜90℃が好ましく、特に45〜
75℃が好ましい。
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよく、
二種以上の乳剤を混合してもよい。
上記のような化学増感の終了後に例えば4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a、7−チトラザインデン等
の安定剤を使用できる。更に必要であればチオエーテル
等のハロゲン化銀溶剤を用いてもよい、またメルカプト
基含有化合物、含窒素へテロ環化合物又は増感色素のよ
うな化合物をハロゲン化銀粒子の形成時、または粒子形
成終了の後に添加して用いてもよい。
本発明において、乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は
、粒子を形成する過程及び/又は成長させる過程で、カ
ドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩
又はそのm塩、ロジウム塩又はその錯塩、鉄塩又はその
錯塩を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に及び/又
は粒子表面に包含させることができ、又適当な還元的雰
囲気におくことにより、粒子内部及び/又は粒子表面に
還元増感核を付与できる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において写真乳
剤は、増感色素によって比較的長波長の青色光、I&色
光、赤色光または赤外光に分光増感されても良い、用い
られる色素には、シアニン色素、メロシアニン色素、複
合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラ−
シアニン色素。
ヘミシアニン色素、スチリル色素、及びヘミオキソノー
ル色素等が包含される。特に有用な色素はシアニン色素
、メロシアニン色素及び複合メロシアニン色素に属する
色素である。これらの色素類には、塩基性累加環核とし
てシアニン色素類に通常利用される核のいずれをも適用
できる。すなわち、ビロリン核、オキサゾリン核、チア
ゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール核
、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、
ピリジン核等、これらの核に脂環式炭化水素環が融合し
た核、及びこれらの核に芳香族炭化水素環が融合した核
、即ち、インドレニン核、ベンズインドレニン核、イン
ドール核、ベンズオキサゾール核、ナフトオキサゾール
核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベンゾ
セレナゾール核、ベンズイミダゾール核、キノリン核等
が適用できる。これらの核は、炭素原子上に置換されて
いてもよい。
メロシアニン色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ロ
ーダニン核、チオバルビッール酸核等の5〜6員異節環
核を適用することができる。
本発明で用いる増感色素は、通常のネガffiハロゲン
化銀乳剤に用いられると同等の濃度で用いられる。特に
、ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落とさない程
度の色素濃度で用いるのが有利である。ハロゲン化銀1
モル当り増感色素的1.OX 10−5〜約5X10−
4モルが好ましく、特にハロゲン化銀1モル当り増感色
素的4 X 10−5〜2 X 10−4モルの濃度で
用いることが好ましい。
本発明においては上記増感色素を1種又は2種以上組合
せて用いることができる0本発明において有利に使用さ
れる増感色素としてはより具体的には例えば次のごとき
ものを挙げることができる。
即ち、青感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いられる増感色
素としては、例えば西独特許929,080号、米国特
許2,231,858号、同2,493,748号、同
2.503,778号、同2,519,001号、同2
,912,329号、同3,858,956号、同3,
672,897号、同3,894.217号、同4,0
25,439号、同4,048,572号、英国特許1
,242,588号、特公昭44−14030号、同5
2−24844号、特開昭48−73137号、同81
−172140号等に記載されたものを挙げることがで
きる。又緑感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色
素としては、例えば米国特許1,8313.201号、
同2,072,908号、同2,739,149号、同
2,945,783号、英国特許505.1179号、
特公昭48−42172号等に記載されているごときシ
アニン色素、メロシアニン色素又は複合シアニン色素を
その代表的なものとして挙げることができる。更に、赤
感光性及び赤外感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増
感色素としては、例えば米国特許2,289,234号
、同2,270,378号。
同2,442,710号、同2,454,829号、同
2,776.280号、特公昭49−17725号、特
開昭50−82425号、同6129836号、同60
−80841号等に記載されているごときシアニン色素
、メロシアニン色素又は複合シアニン色素をその代表的
なものとして挙げることがでごる。
これらの増感色素は単独で用いてもよく、又これらを組
合せて用いてもよい、増感色素の組合せは特に、強色増
感の目的でしばしば用いられる。
その代表例は、米国特許2,688,545号、同2,
977.229号、同3,397,080号、同3,5
22,052号、同3.527,841号、同3,81
7,2!33号、同3,628,984号、同3,88
6,480号、同3,872,898号、同3.67J
428号、同3,703,377号、同3,788,3
01号、同3,814.609号、同3,837,88
2号、同4,028,707号、英国特許1,344,
281号、同1,507,803号、特公昭43483
6号、同53−12375号、特開昭52−11061
9号、同52−109925号等に記載されている。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、親水性コ
ロイド層にフィルター染料として、あるいはイラジェー
ション防止、ハレーション防止その他種々の目的で水溶
性染料を含有してよい、このような染料には、オキソノ
ール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染料、メロ
シアニン染料、シアニン染料及びアゾ染#4等が包含さ
れる。
中でもオキソノール染料、ヘミオキソノール染料及びメ
ロシアニン染料が有用である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親水
性コロイド暦に染料や紫外線吸収剤等が包含される場合
に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染されて
もよい。
ハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工程、保存中、
或いは写真処理中のカブリの防止、又は写真性能を安定
に保つ事を目的として化学熟成中、化学熟成の終了時、
及び/又は化学熟成の終了後ハロゲン化銀乳剤を塗布す
るまでに、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、ニ
トロインダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾ
ール類、ベンズイミダゾール類(特にニトロ−又はハロ
ゲン−置換体)、ペテロ環メルカプト化合物類例えばメ
ルカプトチアゾール類、メルカプトベンズイミダゾール
類、メルカプトチアゾール類、メルカプトテトラソール
類(特にl−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)
、メルカプトピリジン類、カルボキシル基やスルホン基
等の水溶性基を有する上記のへテロ環、メルカプト化合
物類、チオケト化合物例えばオギサゾリンチオン、アザ
インデン類例えばテトラザインデン類(特に4−ヒドロ
キシM換(1,3,3a、7)テトラザインデン類)ベ
ンゼンチオスルホン酸類、ヘンインスルフィン酸等のよ
うなカブリ防止剤又は安定剤を加えることができる。
使用できる化合物の一例は、ケー・ミース(K。
Mees)著、ザ・セオリー・オブーザ・ホトグラフ4
−/り・プロセス(The 丁heory of th
e Photograpbic Process、 8
3版、198B年)に原文献を挙げて記載されている。
これらの更に詳しい具体例及びその他の使用方法につい
ては、例えば米国特許3,1154.474号、同3.
982,947号、同4,021,248号又は特公昭
52−28660号の記載を参考にできる。
又、写真構成層中に米国特許3,411,911号、同
3.411,912号、特公昭45−533I号等に記
載のアルキルアクリレート系ラテックスを含むことがで
きる。
感光材料に下記各種添加剤を含んでもよい、すなわち、
増粘剤又は可塑剤として例えば米国特許2.980,4
04号、特公昭43−4939号、西独国出願公告1.
!304,804号、特開昭48−83715号、ベル
ギー国特詐762,833号、米国特許3,767.4
10号、ベルギー国特許588,143号の各明細書に
記載されている物質、すなわちスチレン−マレイン酸ソ
ーダ共重合体、デキストランサルフェート等:硬膜剤と
しては、アルデヒド系、エポキシ系、エチレンイミン系
、活性ハロゲン系、ビニルスルホン系、インシアネート
系、スルホン酸エステル系、カルボジイミド系、ムコク
ロル酸系、アシロイル系等の各種硬膜剤;紫外線吸収剤
としては、例えば米国特許3,253.!321号、英
国特許1,309.349号の各明細書等に記載されて
いる化合物、特に2− (2′−ヒドロ午シー5−3級
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2− (2′−
ヒドロキシ−3′、5′−ジ−3級ブチルフェニル)ベ
ンゾトリアソール、 2− (2−ヒドロキシ−3′−
3級ブチル−5′−ブチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ:l′、5′
−ジ−3級ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール等を挙げることができる。更に塗布助剤、乳化剤
、処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡剤或いは感光
材料の種々の物理的性質をコントロールするために用い
られる界面活性剤としては英国特許548,532号、
同1,219.3H号米国特許2,028,202号、
同3,514,293号、特公昭44−28580号、
同43−17!122号、同43−17i32[1号、
同43−31[1a号、同49−20785号、仏閣特
許202,588号、ベルギー国特許773,459号
、特開昭48−101119号等に記載されているアニ
オン性、カチオン性、非イオン性或いは両性の化合物を
使用することができるが、これらのうち特にスルホン基
を有するアニオン界面活性剤、例えばコハク酸エステル
スルホン化物、アルキルベンゼンスルホン化物等が好ま
しい、又、帯電防止剤としては特公昭4B−24159
号、特開昭48−88978号、米国特許2,882,
157号、同2,972,535号、特開昭48−20
785号、同48−43130号、同48−90391
号、特公昭4B−24159号、同4B−39312号
、同48−43809号、特開昭47−33627号の
各公報に記載されている化合物がある。
感光材料の構成層にはマット剤、例えばスイス特許33
0,158号に記載にシリカ、仏間特許1,296.9
95号に記載のガラス粉、英国特許1,173,191
号に記載のアルカリ土類金属又はカドミウム、亜鉛など
の炭酸塩などの無機物粒子;米国特許2,322.03
7号に記載の澱粉、ベルイー特許825,451号或い
は英国特許981,198号に記載された澱粉誘導体、
特公昭44−3843号に記載のポリビニルアルコール
、スイス特許330,158号に記載されたポリスチレ
ン或いはポリメチルメタアクリレート、米国特許3,0
79,257号に記載のポリアクリロニトリル、米国特
許3,022,1it8号に記載のポリカーボネートの
ような有機物粒子を含むことができる。マット剤の平均
粒径は、2〜B1bmが好ましい。
感光材料の構成層にはスベリ剤1例えば米国特許2,5
88,756号、同3,121,060号に記載の高級
脂肪族の高級アルコールエステル、米国特許3,295
.879号に記載のカゼイン、英国特許1,283,7
22号に記載の高級脂肪族カルシウム塩、英国特許1,
313.384号、米国特許:J、042,522号、
同3,489,567号に記載のシリコン化合物などを
含んでもよい。
流動パラフィンの分散物などもこの目的に用いることが
できる。
感光材料には、更に目的に応じて種々の添加剤を用いる
ことができる。これらの添加剤は、より詳しくは、前述
のものも含めリサーチディスクローシーw−第176$
Item 17643 (197B年12月)及び同 
197巻Itea 1971B (1979年11月)
に記載されており、その該当箇所を後掲の表にまとめて
示した。
1、化学増感剤 2、感度上昇剤 36分光増感剤 強色増感剤 4、増白剤 5、かぶり防止剤 及び安定剤 6、光吸収剤、 フィルター染料。
紫外線吸収剤 7、スティン防止剤 25右欄 8、色素画像安定剤  25頁 9、硬膜剤      26頁 10、バインダー    26頁 11、可塑剤・潤滑剤  27頁 12、塗布助剤・   26〜27頁 表面活性剤 13・ スタチック 防止剤 23頁 27頁    同上 23〜24頁 24頁 24〜25頁 25〜26頁 648頁右欄 同上 648頁右欄〜 643頁右欄 649頁右欄 649頁右欄〜 649頁左欄 650頁左〜右欄 651頁左欄 同上 850頁右欄 同上 ハロゲン化銀乳剤のバインダーとしては、ゼラチンを用
いることが通常であるが、必要に応じて、ゼラチン誘導
体、ゼラチンと他の高分子のグラフトポリマー、それ以
外の蛋白質、糖誘導体。
セルロース誘導体、単一或いは共重合体の如き合成親水
性高分子物質等の親水性コロイドも用いることができる
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか酸処理ゼラチ
ン、ビュレチン・オン・ソサエティーeオン・ジャパフ
 (Bull、Soc、Sci、Pbotjapan)
 No。
16.30頁(198El)に記載されたような酸素処
理ゼラチンを用いてもよく、又ゼラチンの加水分解物や
#素分解物も用いることができる。ゼラチン誘導体とし
ては、ゼラチンに例えば酸ハライド、酸無水物、インシ
アナート類、ブロモ酢酸、アルカンサルトン類、ビニル
スルボンアミド類、マレインイミド化合物類、ポリアル
キレオンキシド類、エポキシ化合物類等種々の化合物を
反応させて得られるものが用いられる。その具体例は米
国特許2.614,828号、同3,132,945号
、同3,196,846号、同3,312,553号、
英国特許8EII、414号、同1.033,191号
、同1,005,784号、特公昭42−2[1945
号などに記載されている。
蛋白質としては、アルブミン、カゼイン、セルロース銹
導体としてはとドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、セルロースの硫酸エステル、又は糖
誘導体としてはアルギン酸ソーダ、でん粉誘導体が挙げ
られ、前記ゼラチンと併用してもよい。
前記ゼラチンと他の高分子のグラフトポリマーとしては
ゼラチンにアクリル酸、メタアクリル酸、それらのエス
テル、アミドなどの誘導体、アクリロニトリル、スチレ
ンなどの如きビニル糸上ツマ−の単一(ホモ)又は共重
合体をグラフトさせたものを用いることができる。こと
に、ゼラチンとある程度相溶性のあるポリマー例えばア
クリル酸、アクリルアミド、メタアクリルアミド、ヒド
ロキシアルキルメタアクリレート等の重合体とのグラフ
トポリマーが好ましい、これらの例は。
米国特詐2,763,825号、同2,831.7El
?号、同2.958,884号などに記載されている。
感光材料において、例えばハロゲン化銀乳剤層その他の
暦は写真感光材料に通常用いられている可撓性支持体の
片面又は両面に塗布して構成することができる。
本発明においては感光材料のハロゲン化銀乳剤層側のゼ
ラチン量は1rrr′あたり 10g以下が好ましい。
塗布には、デイツプ塗布法、ローラー塗布法、カーテン
塗布法、押出し塗布法等を用いることができる。塗布液
のpHは5.3〜7.5の範囲であることが好ましい、
多層塗布の場合は、それぞれの暦の塗布液を塗布量の比
率で混合した塗布液のpHが上記の5.3〜7.5の範
囲であることが好ましい。
pHが5.3よりより小さいと硬膜の進行がおそくて好
ましくなく、pHが7.5より大きいと写真性能に悪影
響を及ぼすことが好ましくない。
前記可撓性支持体として有用なものは、硝酸セルロース
、酢酸セルロース、酢酸醋酸セルロース、ポリスチレン
、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート等の半合成又は合成高分子からなるフィル
ム、バライタ紙又はα−オレフィンポリマー(例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共重合
体)等を塗布量jよラミネートした紙などである。
支持体は、染料や顔料を用いて着色されていてもよく、
遮光を目的として青色にしてもよい、これらの支持体の
表面は一般に、ハロゲン化銀乳剤層等との接着をよくす
るために下塗処理される。
下塗処理は、特開昭52−104913号、同59−1
9949号、同59−19940号、同59−1194
1号各公報に記載されている処理が好ましい。
支持体表面には、下塗処理の前又は後にコロナ放電、紫
外線照射、火焔処理等を施してもよい。
更に本発明の実施に際しては、特開昭61−28041
号等に記載のポーラログラフの陽極電位と陰極電位の和
が正である有機減感剤を用いることもできる。
本発明の感光材料は、該感光材料を構成する乳剤層が感
度を有しているスペクトル領域の電磁波を用いて露光で
きる。光源としては自然光(日光)、タングステン電灯
、蛍光灯、ヨーンクォーツ灯、水銀灯、マイクロ波発光
のUv灯、キセノナーク灯、炭素アーク灯、キセノンフ
ラッシュ灯、陰極線管フライングスポット、各種レーザ
ー光、発光ダイオード光、電子線、X線、γ線、α線な
どによって励起された蛍光体から放出される光等、公知
の光源のいずれをも用いることができる。又特開昭82
−210458号等のUV光源に370nm以下の波長
を吸収する吸収フィルターを装着したり、発光波長を3
70〜420nmを主波長にするUV光源を用いたりし
ても、好ましい結果が得られる。
露光時間は通常カメラで用いられる1ミリ秒から1秒の
露光時間は勿論、1マイクロ秒より短い露光、例えば陰
極線管やキセノン閃光管を用いた100ナノ秒〜1マイ
クロ秒の露光を用いることもでき、又1秒より長い露光
を与えることも可能である。これらの露光は連続して行
われても、間欠的に行われてもよい。
次に本発明の感光材料の処理方法を説明する。
本発明の感光材料の処理方法は、現像・定着・水洗及び
/又は安定化処理の各工程等を含み、自動現像機を用い
た処理に好ましく採用される。自動現像機には、現像槽
・定着槽・水洗槽及び/又は安定化処理槽の塔槽を有し
、各種間には渡り部を有する。
本発明において、現像処理時間は19秒以内であり、好
ましくは17秒以内である。またrDry t。
DryJの全処理時間は20〜60秒であることが好ま
しい。
本明細書において、「現像処理時間」及び「叶y to
 DryJは前に定義した通りである。
また本明細書において、「定着時間」とは定着タンク液
に浸漬してから次の水洗タンク液(安定タンク液)に浸
漬するまでの時間をいう、また「水洗時間」とは、水洗
タンク液に浸漬している時間をいう、また「乾燥時間」
とは通常35℃〜100℃好ましく40℃〜80℃の熱
風が吹きつけられる乾燥ゾーンが、自現機には設置され
ているが、その乾燥ゾーンに入っている時間をいう。
現像処理に用いられる現像液、特に黒白現像液に用いる
現像主薬には良好な性能を得やすい点でジヒドロキシベ
ンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せ
が好ましい、勿論この他にp−アミノフェノール系現像
主薬を含んでもよい。
上記ジヒドロキシベンゼン現像主薬としては/\イドロ
キノン、クロロハイドロキノン、ブロモハイドロキノン
、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイドロキノン
、2.3−ジクロロハイドロキノン、2.5−ジクロロ
ハイドロキノン、2,3−ジブロモハイドロキノン、2
.5−ジクロロハイドロキノンなどがあるが、特にノ\
イドロキノンが好ましい。
上記l−フェニル−3−ピラゾリドン又はその銹導体の
現像主薬としてはl−フェニル−4,4−ジメチル−3
−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒド
ロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,
4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなどがある
上記p−アミンフェノール系現像主薬としてはトメチル
−p−アミンフェノール、p−7ミノフエノール、N−
(β−ヒドロキシエチル)−p−アミンフェノール、N
−(4−ヒドロキシフェニル)クリシン、2−メチル−
p−アミノフェノール、p−ベンジルアミノフェノール
等があるが、なかでもトメチル−p−アミノフェノール
が好ましい。
現像主薬は通常0.01モル/立〜1.2モル/交の量
で用いられるのが好ましい。
現像液に保恒剤として亜硫酸塩が用いられるが、このよ
うな亜硫酸塩としては亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナ
トリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒド重
亜硫酸ナトリウムなどがある。亜硫酸塩は0.2モル/
文以上、特に0.4モル/文以上が好ましい、また、上
限は2.5モル/文までとするのが好ましい。
現像液のpHは9〜13までの範囲が好ましく、更に好
ましくはPHIO〜12までの範囲である。 pHm整
のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、第三リン
酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如きpH11整剤
を含む、特開昭81−28708号(ホウ酸塩)、特開
昭80−!33439号(例えば、サッカロース、アセ
トオキシム、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸
塩などの緩衝剤を用いてもよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤:
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロソ
ルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノール
の如き有機溶剤=1−フェニルー5−メルカプトテトラ
ゾール、2メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホ
ン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニトロ
インダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチルベ
ンツトリアゾール等のペンツトリアゾール系化合物など
のカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に応じて色調
剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭58−1
08244号記載のアミノ化合物などを含んでもよい。
本発明においては現像液に、銀汚れ防止剤、例えば特開
昭5.8−24347号に記載の化合物、特開昭58−
108244号に記載のアルカノールアミンなどのアミ
ノ化合物を用いることができる。
この他り、F、A、メソン著「フォトグラフィック拳プ
ロセシン・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊(1
968年)の226〜228頁、米国特許第2.1i1
3,015号、同2,592,364号、特開昭486
4933号などに記載のものを用いてもよい。
現像温度的25℃〜50℃であることが好ましいが、よ
り好ましくは30℃〜40℃である。
次に定着工程に用いられる定着液は、チオ硫酸塩を含む
水溶液であり、pH3,8以上が好ましく、より好まし
くはpH4,2〜5.5である。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイオンと
を必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ硫
酸アンモニウムが特に好ましい、定着剤の使用量は適宜
変えることができ、一般には約0.1〜約6モル/文で
ある。
定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム堪
を含んでも良く、それらには、例えば塩化アルミニウム
、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれらの塩を単
独で、あるいは2種以上併用することができる。これら
の化合物に定着液Ifにつご0、005モル以上含むも
のが有効で、特に0.01モル/又〜0.03モル/!
;Lが有効である。具体的には、酒石酸、酒石酸カリウ
ム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウムナトリウム、ク
エン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエ
ン酸リチウム、クエン酸アンモニウムなどがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜rim塩、重
亜硫#塩) 、 pHWI衝剤(例えば、酢酸、硝酸)
 、 pH調整剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキ
レート剤や特願昭60−213582号記載の化合物を
含むことができる。
定着温度は約り0℃〜約50℃が好ましいが、30℃〜
40℃がより好ましく、更に好ましくは30℃〜40℃
である。
本発明においては感光材料は現像、定着した後水洗又は
安定化処理が施される。
水洗又は安定化処理は本分野で公知のあらゆる方法を適
用することができ、本分野で公知の種々の添加剤を含有
する水を水洗水又は安定化液として用いることもできる
。防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に使用する
ことにより、低補充処理も可能となるのみならず、自現
機設置の配管が不要となり更にストック槽の削減が可能
となる。
防黴手段としては、特開昭[10−283939号に記
された紫外線照射法、同[10−283940号に記さ
れた磁場を用いる方法、同81−131932号に記さ
れたイオン交換樹脂を用いて純水にする方法、特願昭6
0−253807号、同80−295894号、同61
−83030号、同61−51398号に記載の防菌剤
を用いる方法を用いることができる。
更には、L、E、West“Water Qualit
ICriteria”Photo Sci & Eng
、 Vol、9 No、8(1985)、M、W、Be
ach“にicrabiological Grovt
hg in Motion−PictureProce
ssing″SMPTEjournaI Vol、85
.(197B)。
R,O,[leegan、  ”Photo Proc
essing Wash WaterBiocides
″J、I+saging Tech、Vol、10.N
o、8(1984)及び特開昭57−8542号、同5
7−58143号、同58−105145号、同57−
I32I4G号、同58−19G31号、同57−97
530号、同57−157244号などに記載されてい
る防菌剤、防パイ剤、界面活性剤などを併用することも
できる。
更に水洗浴には、R,T、Kreisan著J、Isa
ge、Techlo (B) 242(1984)に記
載されたインチアゾリン系化合物、RESEARCHD
ISCLO3URE第205巻、Ite■2052B(
1981年5月号)に記載されたインチフジリン糸孔合
物、同第228巻、Ites22B45(1983年4
月号)に記載されたインチアゾリン系化合物、特願昭6
l−5139f1号に記載された化合物、などを防菌剤
(Microbiocide)として併用することもで
きる。
更に防黴剤の具体例としては、フェノール、4−クロロ
フェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾール、0
−フェニルフェノール、りaロフェン、ジクロロフェン
、ホルムアルデヒド、ゲルタールアルデヒド、クロルア
セトアミド、P−ヒドロキシ安息香酸エステル、2−(
4−チアゾリン)−ベンゾイミダゾール、ベンゾイソチ
アゾリン−3−オンドデシルーペンジルージメチルアン
モニウムタロライド、N−(フルオロジクロロメチルチ
オ)フタルイミド、2,4.4′−トリクロロ−2′−
ハイドロオキシジフェニルエーテルなどである。
更に水洗水中には銀画像安定化剤の他に水滴ムラを防止
する目的で、各種の界面活性剤を添加することができる
。界面活性剤としては、陽イオン型、陰イオン型、非イ
オン型および両イオン型のいずれを用いてもよい、界面
活性剤の具体例としてはたとえば工学図書−発行の「界
面活性剤ハンドブック」に記載されている化合物などが
ある。
上記安定化浴中には画像を安定化する目的で各種化合物
が添加される1例えば膜PHを調整する(例えばpH3
〜8)ための各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタホウ
酸塩、ホウ砂、リン酸塩、炭酸基、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、アンモニア水、モノカルボン酸、ジカ
ルボン酸、ポリカルボン酸などを組み合わせて使用)や
ホルマリンなどのアルデヒドを代表例として挙げること
ができる。その他、キレート剤、殺菌剤(チアゾール系
、イソチアゾール系、ハロゲン化フェノール、スルファ
ニルアミド、ベンゾトリアゾールなど)、界面活性剤1
、蛍光増白剤、硬膜剤などの各種添加剤を使用してもよ
く、同一もしくは異種の目的の化合物を2種以上併用し
ても良い。
また、処理液の膜pH調整剤として塩化アンモニウム、
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニ
ウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム等の
各種アンモニウム塩を添加するのが画像保存性を良化す
るために好ましい。
上記の方法による水洗または安定浴温度はO℃〜50℃
が好ましいが、15℃〜40℃がより好ましく、更には
15℃〜40℃が好ましい。
本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗された写真
材料は水洗水をしぼり切る。すなわちスクイズローラ法
を経て乾燥される。乾燥は約40℃〜約100℃で行な
われことが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を挙げて本発明を更に詳説するが
、本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
実施例1 下記A、Hの乳剤を準備した。
乳層ム く溶液a〉 オセインゼラチン           17gボリイ
ソプロピレンーポリエチレン オキシジコハク酸エステルナトリウム塩10%エタノー
ル水溶液        5■交蒸留水 く溶液b〉 硝酸銀 蒸留水 く溶液C〉 塩化ナトリウム 臭化カリウム 三塩化ロジウム3水塩 12g0鵬文 70g 4101文 45.0g 2’14g 8ILg ポリインプロピレンオキシジコハク酸 エステルナトリウム塩 10%エタノール溶液         3+s文オセ
インゼラチン            l1g蒸留水 
              407m1く溶液d〉 凝集ゼラチン剤(G−8,変性率80%)36g水  
                       30
0m旦溶液aを40℃に保温した後、 EAg値が19
0mVになる様に塩化ナトリウムを添加した。
次に特開昭57−92523号と同57−92524号
記載の混合攪拌機を用いて、ダブルジェット法にて溶液
す及び溶液Cを添加した。
添加流量は表1に示した様に全添加時間80分の間に亘
って、徐々に添加流量を増加させEAg値を一定に保ち
ながら添加を行った。
EA、値は190mVより添加開始5分後に3モル/文
の塩化ナトリウム水溶液を用いてEAg値120■Vに
変化させ、以後混合の完了比この値を維持した。
EAg値を一定に保つため、3モル/文の塩化ナトリウ
ム水溶液を用いてEAg値を制御した。
表1 EAg値の測定には、金&:#電極と、ダブルジャンク
ション型飽和 Ag/AgC1比較電極を用いた(電極
の構成は、特開昭57−197534号に開示されるダ
ブルジャンクシいンを使用した。)。
又、溶液す、cの添加には、流量可変型のローラーチュ
ーブ定量ポンプを用いた。
又、添加中、乳剤のサンプリングにより、系内に新たな
粒子の発生が認められないことを電子顕微鏡によりa察
し、確認している。
又、添加中、系のpi値を3.0に保つように3%硝酸
水溶液で制御した。
b液、C液を添加終了後、乳剤は10分間オストワルド
熟成した後、溶液dを加え、5分間攪拌し、酢酸(20
%)でpH4,7に下げ、ゼラチンを凝集、沈降させて
、上澄液を排水し、1回目の脱塩終了後、新たに水を加
え、5分間攪拌した後、1回目同様に酢酸(20%)で
P)14.7に下げ、2回目の脱塩を行なった。この操
作をもう1回くり返して、3回目の脱塩を終了し、乳剤
Aを得た。
この間、液温は40℃に保持した。乳剤Aの平均粒子サ
イズは0.301Lであり、単分散度13であった。
単分散度は粒径の標準偏差を平均粒径で割った値をio
o倍した数値で表す。
1鼠旦 乳剤Aにおいて、脱塩工程で、凝集ゼラチン剤を使わず
に、デモールN(花王■製)を用いて脱塩を行ない、こ
れを乳剤Bとした。
このようにして得られた乳剤A、Hに対して、それぞれ
全硫黄増感を施し、増感色素Aを乳剤中に含まれるハロ
ゲン化銀1モル当り 300園g、安定剤として4−ヒ
ドロキシ−6〜メチル−1,3,3a、7−チトラザイ
ンデンtgを加え、増感色素Bを乳剤中に含まれるハロ
ゲン銀1モル当り 100−g添加した。
増感色素A 増感色素B CH,CH3 次いでハロゲン化#!1モル当りT−36に示tyトラ
ゾリウム化合物の塩化物をFJOOmg加え、更にp−
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ300■g、スチレ
ン−マレイン酸共重合体ポリマー2g、スチレン−ブチ
ルアクリレート−アクリル酸共重合体ラテックス(A−
8、平均粒径的0.25p諷)を表2に示すように加え
て、特開昭59−1!11941号実施例1に記載の下
引を施したボリヱチレンテレフタレートフィルムベース
上に塗布した。その際ゼラチン量は乳剤層2.0g/r
n’、保護層1.0g/rn’、Ag量4.0g/rn
’となるように、延展剤として、ビス(2−エチルヘキ
シル)スルホコハク酸エステルを10膳g/ゴ、硬膜剤
としてホルマリン15■g/rn’、グリオキザール8
履girn′含む保護層を同時重層塗布した。
これらの試料を露光し、下記に示す現像液及び条件にて
現像処理した。
鮭圧立辺薯且 耐圧性については、これらの試料に対し、95%の網撮
影を行った後、一定圧力により、露光済み試料を折り曲
げ、現像処理した。加圧による濃度変化の大きいものを
ランク1、濃度変化のないものをランク10とし、lO
段階評価を行った。ランク4は実用上、問題となるレベ
ルである。
ガンマ ガンマは濃度0.3から3.0について規定される。ガ
ンマが5以下であるのは細線がつぶれ、実用が困難であ
る。
結果を表2に示した。
く現像処理条件〉 (工程)  (温度)  (時間)  (ランク容量)
現像   34℃   15秒    201定着  
 34℃   15秒    20交水洗   19℃
   10秒    15文乾燥   40℃   1
0秒 各工程は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も含む、
  Dry to Dry時間は50秒である。
く現像液処方〉 (組成A) 純水(イオン交検水)150層文 エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩 2gジエチレ
ングリコール 0g 亜硫酸:b u ラム(5596W/V水溶液)   
100m1炭酸カリウム             5
0゜ハイドロキノン             15g
5−メチルベンゾトリアゾール     200mg1
−フェニル−5−メルカプトテトラゾール水酸化カリウ
ム 使用液のpnを10.4にする最奥化カリウム  
          4.5g(組成り) 純水(イオン交検水)         3■交ジエチ
レングリコール         50。
エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩25mg酢酸(
8g%水溶液)0.3鳳交 5−ニトロインダゾール        110■gl
ーフェニルー3ーピラゾリドン     7001gブ
チルアミンジエタノールアミン    15g現像液の
使用時に水50osu中に上記組成A、組QBの順に溶
かし、IfLに仕上げて用いた。
く定着液処方〉 (組成A) チオiiil17 yモ=’y l− (72.596
 W/V水溶液)40ml 亜硫酸ナトリウム           17g酢酸ナ
トリウム・3水塩       6.5g硼酸    
              6gクエン酸ナトリウム
・2水塩      2g酢酸(80%w/w水溶液)
        13.6濡文(組成り) 純水(イオン交検水)          17■2硫
酸(50%wl−水溶液)         4.7。
硫酸アルミニウム (A交203換算含量が8.1%w/−水溶液)2B.
5。
定着液の使用時に水500■見中に上記組成A、組成り
の順に溶かし,1文に仕上げて用いた.この定着液のp
Hは約4.、]であった。
表2 表2より明らかなように、凝集ゼラチンで脱塩処理され
た乳剤Aを用いた本発明の場合は、ラテックスポリマー
を親水性コロイド層に0.2〜3g/ゴ含有するとき、
耐圧性が大巾に改良され、かつ硬調な画像が得られるの
に対し、有機凝集沈殿剤で脱塩処理された乳剤Bの場合
は,ラテックスポリマーを親水性コロイド層に0.2〜
3g/ゴ含有しても耐圧性が改良されないことが判かる
実施例2 実施例1においてテトラゾリウム化合物をヒドラジン化
合物(H−8)に代えて同様の実験を行ったところ実施
例1と同様の結果を得ることができた。
ヒドラジン化合物(H−8) 実施例3 実施例1においてテトラゾリウム化合物をT−38に代
えて同様の実験を行ったところ、実施例1と同様の結果
を得ることができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、超迅速処理においても、耐圧性に優れ
、かつ硬調な画像が得られるハロゲン化銀写真感光材料
及びその処理方法を提供することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀
    乳剤層を含む親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写
    真感光材料において、該親水性コロイド層がテトラゾリ
    ウム化合物又はヒドラジン化合物の少なくとも1種を含
    有し、前記乳剤層を構成する乳剤が凝集ゼラチンによっ
    て脱塩処理されたものであり、かつ支持体に対し前記乳
    剤層を含む側における親水性コロイド層がラテックスポ
    リマーを0.2〜3g/m^2含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料。
  2. (2)請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料を現像
    処理時間19秒以内で処理することを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料の処理方法。
  3. (3)請求項2記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理
    方法において、DrytoDryの全処理時間が20秒
    〜60秒であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料の処理方法。
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