JPH04601Y2 - - Google Patents

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JPH04601Y2
JPH04601Y2 JP1983180124U JP18012483U JPH04601Y2 JP H04601 Y2 JPH04601 Y2 JP H04601Y2 JP 1983180124 U JP1983180124 U JP 1983180124U JP 18012483 U JP18012483 U JP 18012483U JP H04601 Y2 JPH04601 Y2 JP H04601Y2
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capacitor
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transistor
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特にカー・ラジオにおける自動音域
コントロール回路に関する。
第1図は従来のカー・ラジオの構成を示す一部
回路図を含むブロツク図で、図中1はFMチユー
ナ、2はFM中間周波増幅および検波回路、3は
ノイズ・キヤンセラ、4はマルチプレツクス・ス
テレオ復調器、5はAMチユーナ中間周波増幅お
よび検波回路を表わし、R−CHおよびL−CH
はそれぞれ右および左チヤンネルのオーデイオ回
路に至ることを示す。R1〜R10は抵抗、C1〜C3
電解コンデンサ、C4〜C7はマイラ・コンデンサ
である。FM中間周波増幅および検波回路2のS
メータ出力X1は低信号レベルにおけるFMステレ
オ特有のノイズを軽減するためのステレオ・ノイ
ズ制御(以下本明細書においてはSNCと略記す
る。)端子X2と高周波帯域ノイズを軽減する高域
カツト制御(以下本明細書においてはHCCと略
記する。)端子X3に電圧を加え、入力電界レベル
に応じ軽減量を自動制御している。
しかし、AMでは、AMチユーナ中間周波増幅
および検波回路5の出力X4はコンデンサC3を通
過し、抵抗R8とコンデンサC7によつて周波数特
性が決定された後、点X5および点X6を通つて直
接オーデイオ回路に送られる。したがつて、AM
では、低信号レベル時、FMにおけるようなS/
Nの改善につながる措置はとられていない。
FMマルチプレツクス復調回路のHCC機能を
AM受信時にも共通して利用するために、第2図
に示す回路が提案された。第2図中第1図と共通
する引用番号は第1図におけるものと同じ部分を
表わし、6は定電圧回路、C8〜C10は電解コンデ
ンサ、C11〜C13はマイラ・コンデンサ、D1〜D6
はダイオード、Q1,Q2はNPNトランジスタ、
R11〜R18は抵抗、Vccは電源、S1はAM/FM切
換えスイツチである。
第2図において、スイツチS1をFM位置にする
と、抵抗R11→ダイオードD1→抵抗R12の経路に
電流が流れ、ダイオードD1はオンする。したが
つて、ノイズ・キヤンセラ3からのオーデイオ信
号はマルチプレツクス・ステレオ復調器4に供給
される。また、抵抗R15→ダイオードD5→X7の経
路にも電流が流れ、ステレオ指示器であるダイオ
ードD5は、マルチプレツクス・ステレオ復調器
4に19kHzが入力されると点灯する。中間周波増
幅および検波回路のSメータ出力電圧端子X1
中入力から段々低下すると、HCC端子X3が働く。
この様子を第3図に示す、Vx1,Vx2,Vx3は入力
レベルに対応するX1の電圧値で、VX1>VX2
VX3である。
減衰度はC11の値にも依存する。この様子を第
4図に示す。第4図の曲線は、X1における電圧
を一定とし、C11の値をパラメータとして減衰度
の変化を表わし、上の曲線の方が下の曲線よりも
小さいC11の値に対応する。
SNCの動作は第5図に示されているように変
化する。第5図中、下の実線はモノラル、破線は
ステレオ、上の実線は400HzにおけるΔf=22.5k
HzのS/N比の推移を表わす。図示のように、ス
テレオのS/N比は対応するモノラルの値に較べ
21.7dBだけ悪化するが、ステレオの分離を除除
に入力レベルに対応してコントロールすると、弱
入力信号時の耳ざわりな音が軽減される。この様
子を第6図に示す。
つぎに、AM/FM切換えスイツチをAM位置
にすると、抵抗R13→ダイオードD2→抵抗R12
経路に沿つて電流が流れ、ダイオードD2がオン
する。同時にトランジスタQ1およびQ2がオンす
る。トランジスタQ1がオンすると、ダイオード
D5がオフし、ステレオ指示ランプは全く点灯し
なくなる。AM検波回路出力に19kHz成分が生じ
ても誤点灯することはない。トランジスタQ2
オンすると、コンデンサC12,C13は接地され、L
−CHとアースの間の静電容量はC6+C12,R−
CHとアースの間の静電容量はC7+C13となり、
AM用の周波数特性となる。AMチユーナ中間周
波増幅および検波回路5の出力はコンデンサC10
→ダイオードD2→コンデンサC9→マルチプレツ
クス・ステレオ復調器4の経路を通り、L−CH
とR−CHに分離される。したがつて、第1図に
示す回路においては、FM,AMの音量合せ(検
波出力のレベル合せ)が抵抗R9,R10,R6,R7
R5,R4のすべてに関与し、複雑であつたが、第
2図に示す回路では設計工数が低下する。X5
AGC電圧の端子であり、入力レベルとともに上
昇する種類のものである。それ故、X5の電圧は
抵抗R17→ダイオードD6を経てX3に加えられ、
AM時にもHCCが働く。
このとき、ダイオードD5はオフであるから、
SNCはオフ動作している。したがつて、弱入力
信号時、AMにおいても音域コントロールが自動
的に働き、実効S/N比が上昇する。
しかしながら、X1の電圧が第3図に示すよう
にVX1→VX2→VX3と変化すると、高域の音域は自
動制御され、S/N比が上昇するが、低域の音域
は自動制御されていないから、低域の音が多過ぎ
て、音としての平衡を失つてしまう。また、この
現象を防ぐために、コンデンサC11の値を予め小
さくしておくことは、前に説明したように、弱入
力信号時のS/N比向上の効果が小さくなり、適
当ではない。
この音の不平衡を防ぐために、カー・ラジオで
一般に行なわれている高域カツト方式の音域コン
トロール回路では低域補正ができず、また、手動
で補正できる回路では低域補正が可能であるが、
手間がかかるし、時々刻々変化する音に対応する
ことはできない。
本考案の目的は、第2図に示すような高域で音
域コントロールしているAM−FM受信機におい
て、低域でも音域コントロールし、音の平衡をと
ることができる自動音域コントロール回路を提供
することである。
上記目的を達成するために、本考案による自動
音域コントロール回路は、FMのノイズ・キヤン
セラ出力とマルチプレツクス・ステレオ復調器の
間に第1のコンデンサ、第1のダイオードおよび
第2のコンデンサが直列に接続され、AMチユー
ナ中間周波増幅および検波回路の出力と上記第1
のダイオードと第2のコンデンサの接続点の間に
第3のコンデンサおよび第2のダイオードが直列
に接続され、AM/FM切換えスイツチおよび抵
抗を介して上記第1のコンデンサと第1のダイオ
ードの間の接続点か、上記第3のコンデンサと第
2のダイオードの間の接続点かに電圧が供給され
る、FMマルチプレツクス復調回路のHCC機能を
AM受信時にも共通して利用するAM−FM受信
回路において、さらにコレクタが抵抗を介して上
記第1および第2のダイオードの出力側に接続さ
れ、エミツタが接地され、ベースが第1の抵抗を
介してAMおよびFMの共通のHCC入力段に接続
されたトランジスタおよび上記コレクタとエミツ
タの間に接続された第2の抵抗を有し、上記
HCC入力段及び上記トランジスタのベースに、
AM受信部及びFM受信部の入力レベルに依存し
て変化する信号強度電圧が共通入力されるように
構成され、中入力以上では上記トランジスタが完
全にオンし、上記第2の抵抗が短絡され、入力レ
ベルが低下するとともに上記トランジスタを流れ
る電流が減少し、上記第1および第2のダイオー
ドの出力側とアースの間の等価抵抗が増大し、中
域出力レベルが上昇することを要旨とする。
第7図は本考案による自動音域コントロール回
路の回路図で、第2図に示す回路と異る所は、抵
抗R12とアースの間に抵抗R20とエミツタ接地さ
れたトランジスタQ3が並列に接続されており、
そのトランジスタQ3のベースは抵抗R19を介して
点X3に接続されていることである。受信機が中
入力以上ではトランジスタQ3はオン動作してい
るため、FM時電流は抵抗R11→ダイオードD1
抵抗R12→トランジスタQ3を通つて流れ、ダイオ
ードD1はオン動作している。つぎに、AM時電流
は抵抗R13→ダイオードD2→抵抗R12→トランジ
スタQ3を通つて流れ、ダイオードD2がオン動作
している。しかし、入力信号レベルが中程度以下
になると、トランジスタQ3は徐々にオフ動作に
近づき、最後にオフとなるが、コレクタとエミツ
タの間に抵抗R19が設けられているから、ダイオ
ードD1またはD2はオフとはならない。
第8図は本考案によつて加えられる回路部分の
回路図で、この回路の中のいろいろの回路常数
は、FM時、第9図に示す効果があるように定め
られる。第8図に示す回路にはさらに抵抗R11
接続されているが、 R11≫R12,R20 であるから、省略されている。
以上述べた本考案によつて追加された動作と前
述のHCC動作を組み合わせて考えた本考案によ
る自動音域コントロール回路の総合周波数特性は
第10図のようになる。図中、曲線7,8および
9はそれぞれ強入力、中入力および弱入力時の周
波数特性を示し、10,11,12および13は
それぞれ低域カツトオフ周波数領域、中域レベル
可変領域、中心周波数およびHCC領域を表わす。
本考案による自動音域コントロール回路がカー
ラジオ以外にも適用できることは勿論である。ま
た、X1,X5の電圧はSメータ電圧、AGC電圧に
限られることはなく、その他の入力レベルに依存
して変化する信号強度電圧であれば何であつても
よいことは明らかである。
以上説明した通り、本考案によれば、弱入力
時、音の平衡を失なうことなしに受信できる。ま
た、HCCのみの場合には弱入力時音のレベルも
変化し(中域の音圧)、音量変化が激しかつたが、
これらのことが解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のカー・ラジオの構
成を示す一部回路図を含むブロツク図、第3図は
Sメータ電圧をパラメータとして減衰度と周波数
の関係を示すダイヤグラム、第4図はマルチプレ
ツクス・ステレオ復調器とアースの間の静電容量
をパラメータとして減衰度と周波数の関係を示す
ダイヤグラム、第5図はS/N比とアンテナ入力
レベルの間の関係を示すダイヤグラム、第6図は
分離とSメータ電圧の間の関係を示すダイヤグラ
ム、第7図は本考案による自動音域コントロール
回路を含むカー・ラジオの構成を示す一部回路図
を含むブロツク図、第8図は本考案によつて加え
られる回路部分の回路図、第9図は第8図に示す
回路のいろいろな状態における動作を表わす図
表、第10図は本考案による自動音域コントロー
ル回路の総合周波数特性を示すダイヤグラムであ
る。 1……FMチユーナ、2……FM中間周波増幅
および検波回路、3……ノイズ・キヤンセラ、4
……マルチプレツクス・ステレオ復調器、5……
AMチユーナ中間周波増幅および検波回路、6…
…定電圧回路、7……強入力時の周波数特性を示
す曲線、8……中入力時の周波数特性を示す曲
線、9……弱入力時の周波数特性を示す曲線、1
0……低域カツトオフ周波数領域、11……中域
レベル可変領域、12……中心周波数、13……
HCC領域、R−CH……右チヤンネルのオーデイ
オ回路に至ることを示す矢印、L−CH……左チ
ヤンネルのオーデイオ回路に至ることを示す矢
印、Vcc……電源、S1……AM/FM切換えスイ
ツチ、R1〜R20……抵抗、C1〜C3,C8〜C10……
電解コンデンサ、C4〜C7,C11〜C13……マイラ・
コンデンサ、D1〜D6……ダイオード、Q1〜Q3
…NPNトランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FMのノイズ・キヤンセラ出力とマルチプレツ
    クス・ステレオ復調器の間に第1のコンデンサ、
    第1のダイオードおよび第2のコンデンサが直列
    に接続され、AMチユーナ中間周波増幅および検
    波回路の出力と上記第1のダイオードと第2のコ
    ンデンサの接続点の間に第3のコンデンサおよび
    第2のダイオードが直列に接続され、AM/FM
    切換えスイツチおよび抵抗を介して上記第1のコ
    ンデンサと第1のダイオードの間の接続点か、上
    記第3のコンデンサと第2のダイオードの間の接
    続点かに電圧が供給される、FMマルチプレツク
    ス復調回路のHCC機能をAM受信時にも共通し
    て利用するAM−FM受信回路において、さらに
    コレクタが抵抗を介して上記第1および第2のダ
    イオードの出力側に接続され、エミツタが接地さ
    れ、ベースが第1の抵抗を介してAMおよびFM
    の共通のHCC入力段に接続されたトランジスタ
    および上記コレクタとエミツタの間に接続された
    第2の抵抗を有し、上記HCC入力段及び上記ト
    ランジスタのベースに、AM受信部及びFM受信
    部の入力レベルに依存して変化する信号強度電圧
    が共通入力されるように構成され、中入力以上で
    は上記トランジスタが完全にオンし、上記第2の
    抵抗が短絡され、入力レベルが低下するとともに
    上記トランジスタを流れる電流が減少し、上記第
    1および第2のダイオードの出力側とアースの間
    の等価抵抗が増大し、中域出力レベルが上昇する
    ことを特徴とする自動音域コントロール回路。
JP1983180124U 1983-11-24 1983-11-24 自動音域コントロ−ル回路 Granted JPS6088650U (ja)

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JP1983180124U JPS6088650U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 自動音域コントロ−ル回路

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JP1983180124U JPS6088650U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 自動音域コントロ−ル回路

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Publication Number Publication Date
JPS6088650U JPS6088650U (ja) 1985-06-18
JPH04601Y2 true JPH04601Y2 (ja) 1992-01-09

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JP1983180124U Granted JPS6088650U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 自動音域コントロ−ル回路

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