JPH0459778A - 新規なジデオキシプリンヌクレオシド類、その製法およびそれを用いた抗ウイルス剤 - Google Patents

新規なジデオキシプリンヌクレオシド類、その製法およびそれを用いた抗ウイルス剤

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JPH0459778A
JPH0459778A JP17055790A JP17055790A JPH0459778A JP H0459778 A JPH0459778 A JP H0459778A JP 17055790 A JP17055790 A JP 17055790A JP 17055790 A JP17055790 A JP 17055790A JP H0459778 A JPH0459778 A JP H0459778A
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dideoxypurinenucleoside
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英敏 吉岡
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吉岡 博之
Eiji Kojima
小島 鋭士
Kunimutsu Murakami
邦睦 村上
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗ウィルス活性を有する新規なジデオキシプ
リンヌクレオシド類およびその製法並びにそれを用いた
抗ウィルス剤に関する。
〔従来の技術〕
近年、種々のウィルス病に対する治療薬の開発が注目さ
れている。特に、後天性免疫不全症候群(A I D 
S)は社会的に大きな問題となっている。これは、レト
ロウィルスの一種であるヒト免疫不全ウィルス(HI 
V)の感染によって、発症することが明らかとなってい
る。これに対する有効な治療法は、まだ確立されていな
い。現在、治療薬として唯一認可されているのが、アジ
ドチミジン(A Z T)というヌクレオシド誘導体で
ある。この薬剤の作用は、逆転写酵素によるウィルスD
NAの合成を阻害することにより、HIvの増殖を抑制
するものと考えられている。
しかし、AZTを長期服用すると骨髄抑制等の副作用を
起こすことが報告されている。また、AZT耐性のHI
V株の出現も報告されており、さらに有効な抗ウィルス
剤の出現が望まれている。
現在、種々の薬剤が検討されているが、その中でもジデ
オキシシチジン(d d e)やジデオキシイノシン(
ddI)等のジデオキシヌクレオシド類に高い抗HIV
活性があることが報告されている。特に、ddIは現在
臨床試験が実施されており、これまでのところその優れ
た抗HIV活性が確認されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ddlは、優れた抗HIV効果によりエイズ治療薬とし
て期待が高まっているが、反面いくつかの欠点も知られ
ている。その一つが、ddIに代表されるジデオキシプ
リンヌクレオシド類の酸に対する不安定性である。エイ
ズ治療の場合、治療薬を生涯服用し続けなければならな
いので、経口投与が望まれる。しかし、酸に不安定なd
dlは胃液による分解が問題となり、制酸剤の併用を必
要とする。
本発明の目的は、酸に対して安定な新規ジデオキシプリ
ンヌクレオシド類およびその製法を提供することにある
。これらの化合物は、抗ウィルス剤あるいはその原料と
して役に立つものと思われる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、酸に対して安定であり、しかも優れた抗
ウィルス活性を有する新規なジデオキシプリンヌクレオ
シド類を開発すべく研究を重ねた結果、一般式[■]で
示されるジデオキシプリンヌクレオシド類を発明するに
至った。
(式中、R1は−H,NH2または−0HR2は−H,
NH2または−OHを示す)また本発明は下記一般式[
1] は、対応するジデオキシプリンヌクレオシド類(一般式
[■])をメタノール、あるいは含水メタノール中臭素
と反応させることにより容易に高収率で得ることができ
る(Erik De Cle+eq5−1.  Med
、  Chem、、  32. 1743〜1749(
1989))。
R1 (式中、R2およびR2は[I]に同じ)で表わされる
8−ブロモ−ジデオキシプリンヌクレオシド類を水硫化
ナトリウムと反応させることを特徴とする一般式[I]
で表わされるジデオキシプリンヌクレオシド類の製法を
提供するものである。
本発明の化合物の原料である8−ブロモ−ジデオキシプ
リンヌクレオシド類(一般式[11] )(式中、R1
およびR2は一般式[1]に同じ)上記反応により得ら
れた8−ブロモ−ジデオキシプリンヌクレオシド類は、
水硫化ナトリウムと反応させることにより容易に対応す
る8−メルカラトージデオキシプリンヌクレオシド類に
変換される。水硫化ナトリウムの量は、l、5当量以上
、好ましくは2〜5当量必要である。反応溶媒は、メタ
ノール、エタノール、ジメチルホルムアルデヒド等が用
いられる。反応条件は、60〜150℃で数時間である
このようにして製造した本発明の化合物は、通常の精製
方法、例えばカラムクロマト法あるいは再結晶法あるい
はこれらを組み合せることにより容易に精製することが
できる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
(1)8−メルカプト−2’、3’−ジデオキシアデノ
シン(8−MddA) 8−ブロモ−2’、3’−ジデオキシアデノシン1、5
3g (4,87imol)をエタノール150 ml
に懸濁させ、0℃に冷却した。70%水硫化ナトリウム
1.23 g (15,3m+nol)をエタノール1
50 mlに溶解し、上記の懸濁液に添加した。
添加後、徐々に加熱して還流させた。3時間後、TLC
にて原料が無くなったことを確認して、冷却して、濃縮
乾固した。生成物は、シリカゲルカラムで精製し、エタ
ノールより晶析させた。板状白色結晶190■(0,7
1mmol、  14.5%)を得た。
’  H−NMR(DMSO−δ6) δ1.89〜2.85 (m、 41(、H−2’  
!nd 3’ )3、44〜3.74 (m、 2)1
. H−5’  )3、89〜4.52 (m、 II
I、 H−4’  )5、12 (t、 It(、−0
R) 6、60 (dd、 1B、 H−1”)6、93 (
bs、 2H,−NO3)8、14 (s、 I)I、
 H−2)12、5 (ba、 IH,H−5’ )I
R(KBr)  図1 FAB−HRMS (fit/り ;計算値(CIOB
13N502S+H)268.0868 実測値 268.0844 (2)酸安定性について g−M d d A約20■を純水に溶かして、100
m1にメスアップする。このうちの1mlを25m1の
メスフラスコに移し、pH7,4のリン酸緩衝液でメス
アップして、これを出発の濃度とする。
25m1のメスフラスコに、p)17.4のリン酸緩衝
液をあらかじめある程度入れて用意しておく。次に、上
記試料溶液99m1に濃塩酸1mlを加えてすばやく混
合する。溶液のpFIは1.1である。その後、2. 
5.10.15および30分に溶液1mlを採取して、
先はどの緩衝液の入ったメスフラスコに移して、pFI
7.4のリン酸緩衝液で25m1にメスアップする。
定量は、HPLC(カラム、 ODS−80TM。
検出;  254nm)で行った。なお、出発物質は、
濃度補正を行っている。同様の操作を比較のためにdd
rについても行った。結果を表1に示す。
(3)抗つイスル活性について 試験ウィルスは、レトロウィルスの一種であるラウス肉
腫ウィルス(RS V)を用いて行った。抗ウイルス試
験は、初代培養細胞(Chick EmbrYo Fi
brofasf)を用いて、約30分間RSV感染させ
た。そして、段階的に希釈した試料を添加して、4〜7
日後にR8V感染による細胞の形質転換がどの段階にお
いて抑制されたかを検鏡により判定した。結果を表2に
示す。
表1 酸安定性(pH1,1) 〔発明の効果〕 以上説明したようにように、本発明によれば酸に対して
安定であり(表1)、しかも新規な抗ウィルス剤(表2
)が提供される。従って、エイズ等のウィルス病の治療
薬として極めて有効である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例物質のIRを示した図表である
。 第 関 工Rスダクト/V ]フNUlilW!;N1dldJ−7゜手続補正書(
自 発) 平成2年9月13日 1、事件の表示 平成2年 特許願 第170557号 2゜ 発明の名称 新規なジデオキシプリンヌクレオシド類、その製法およ
びそれを用いた抗ウィルス剤3、補正をする者 事件との関係 名 称

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R_1は−H、−NH_2または−OHR_2
    は−H、−NH_2または−OHを示す)で表わされる
    ジデオキシプリンヌクレオシド類。
  2. (2)下記一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、R_1およびR_2は[ I ]に同じ)で表わ
    される8−プロモ−ジデオキシプリンヌクレオシド類を
    水硫化ナトリウムと反応させることを特徴とする一般式
    [ I ]で表わされるジデオキシプリンヌクレオシド類
    の製法。
  3. (3)一般式[ I ]で表わされるジデオキシプリンヌ
    クレオシド類を有効成分とする抗ウィルス剤。
JP17055790A 1990-06-28 1990-06-28 新規なジデオキシプリンヌクレオシド類、その製法およびそれを用いた抗ウイルス剤 Expired - Lifetime JPH0662622B2 (ja)

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JPH0459778A true JPH0459778A (ja) 1992-02-26
JPH0662622B2 JPH0662622B2 (ja) 1994-08-17

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