JPH04230383A - 2−クロロ−1,7−ジヒドロプリン−6−オンの製造方法及びその精製方法 - Google Patents

2−クロロ−1,7−ジヒドロプリン−6−オンの製造方法及びその精製方法

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JPH04230383A
JPH04230383A JP3192549A JP19254991A JPH04230383A JP H04230383 A JPH04230383 A JP H04230383A JP 3192549 A JP3192549 A JP 3192549A JP 19254991 A JP19254991 A JP 19254991A JP H04230383 A JPH04230383 A JP H04230383A
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JP
Japan
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chlorohypoxanthine
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suspended
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JP3192549A
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Inventor
Reiner Ramert
ライナー・ラマート
Albrecht Christmann
アルブレヒト・クリストマン
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Boehringer Ingelheim GmbH
Original Assignee
Boehringer Ingelheim GmbH
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D473/00Heterocyclic compounds containing purine ring systems
    • C07D473/40Heterocyclic compounds containing purine ring systems with halogen atoms or perhalogeno-alkyl radicals directly attached in position 2 or 6

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−クロロ−1,7−
ジヒドロプリン−6−オン(2−クロロ−ヒポキサンチ
ン)の製造及び精製の方法に関する。
【化1】 2−クロロヒポキサンチン(I)は、基本骨格である9
H−プリン(このものは、7位及び9位において置換さ
れないときは、その7H−プリン型互変異性体と平衡関
係にある〔H.Beyer  and  W.Walt
er,Lehrbuch  der  organis
chen  Chemie,S.Hirzel  Ve
rlag,Stuttgart  1988,p.79
7〕)。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】過去何
年にもわたって、プリン誘導体は治療剤としての用途の
観点から激しい開発の時期を経てきた〔T.W.Sto
ne  Ed.,Purines−Pharmacol
ogy  and  Physiological  
Roles,VCH  Verlagsgesells
chaft,Weinheim  1985〕。
【0003】かくして、プリン部分構造を有する多数の
ヌクレオシド類が代謝拮抗作用を有している。エイズの
原因たるHIVウイルスの複製を抑制することのできる
ヌクレオシド誘導体がいくつか見い出されている。
【0004】このグループに属する有効なヌクレオシド
類には、特に所謂ヌクレオシド塩基が天然型の又は誘導
体型のプリン骨格を有するものであるヌクレオシド類が
含まれる。特に有望と思われるのは、9位の窒素原子に
おいて誘導体とし且つ2位に官能基を有するプリン誘導
体の使用である〔ヨーロッパ特許出願第343133号
及び第291917号をも参照のこと〕。2位に適当な
官能基を既に有することから、2−クロロヒポキサンチ
ン(I)はこの種のプリン誘導体のための適当な出発原
料の1つであると思われる。
【0005】しかしながら、この魅力的な中間物質を製
造するための文献により従来知られている方法は、高コ
ストでのみ工業生産が可能であるか又は必要な原料が市
販されていないという欠点を有している。
【0006】このため、J.A.Montgomery
とL.B.Holum〔J.Am.Chem.Soc.
79(1957)2185〕は、2,6−ジクロロプリ
ンから出発する合成方法を記載している。類似の方法は
、Y.Yamada等〔Chemical  Abst
racts  66(1967)9536  8a〕に
よって記載されている。両方法の短所は、特に、ジクロ
ロ化合物の部分的加水分解が該出発物質のかなりの希釈
を必要とし且つ2−クロロヒポキサンチンがわずか66
%(粗生成物)という収率でしか単離できないという事
実にある。これら2つの短所は、このタイプの合成が2
−クロロヒポキサンチンの工業生産には実際的でないで
あろうということを示している。
【0007】文献に記載されている第2の方法は、2,
8−ジクロロ−6−ヒドロキシプリンから出発するが〔
E.Fischer,Chem.Ber.30(189
7)2208;同30(1897)2226〕、このも
のは、しかしながら市販されておらず、従って先ず尿酸
とオキシ塩化リンとから製造されなければならない。
【0008】この方法で製造された2,8−ジクロロ−
6−ヒドロキシプリンはヨウ化水素で又は触媒を用いた
選択的加水素分解により、別の反応段階において部分的
に脱ハロゲン化されなければならない〔H.Ballw
eg,Liebigs  Ann.Chem.649(
1961)114〕。しかるにヨウ化水素による脱ハロ
ゲン化は非常に複雑であって工業的適用には実際的では
なく、触媒を用いた加水素分解においては反応生成物を
水から数回再結晶しなければならず、その後にわずか7
7%の収率で得られるものである。このことはこの方法
もまた工業的規模で採用するには不適当であることを意
味する。
【0009】加えて、医薬品合成のための製造方法にお
いて使用される中間体の純度規準に関しては、非常に高
い標準が課されなければならない。
【0010】本発明の目的は容易な且つ高収率での製造
が可能な、2−クロロヒポキサンチン(I)(2−クロ
ロ−1,7−ジヒドロプリン−6−オン)の製造方法を
提供することである。
【0011】本発明の更なる目的は、工業的規模であっ
ても支障なく次なる工程(遠心、乾燥等)を行なうこと
ができる結晶形態で反応生成物又は中間生成物が得られ
る合成方法を提供することである。
【0012】本発明の更なる目的は、医薬として活性な
物質の製造のための他の方法において出発物質として直
接に使用し得るまでに純粋な形で2−クロロヒポキサン
チン(I)を得ることのできる精製方法を提供すること
である。最も広い観点において、本発明は、塩又は水和
物の形態で2−クロロヒポキサンチンを製造するための
、濃塩酸中に懸濁させた2−チオキサンチンを塩素と反
応させることよりなる方法を提供する。本発明の種々の
好ましい具体例を以下に示す。
【0013】
【課題を解決するための手段】〔塩酸2−クロロヒポキ
サンチン1水和物の製造〕
【化2】 本発明によれば、上記の目的は、市販の2−チオキサン
チンから出発して濃塩酸の存在下にクロル化することに
より、塩酸2−クロロヒポキサンチンの1水和物を先ず
製造することによって達成される。そのためには、先ず
2−チオキサンチンを濃塩酸中に懸濁させ、0℃乃至1
0℃、好ましくは2℃乃至7℃、特に好ましくは3℃乃
至5℃において、3乃至7時間以上、好ましくは約5時
間、反応混合物に塩素を導入する。
【0014】次いで塩酸を部分的に留去し、反応混合物
を−5℃乃至+10℃、好ましくは0℃乃至5℃の範囲
の温度まで冷却して求める2−クロロヒポキサンチンを
塩酸塩の1水和物の形で沈澱させる。反応混合物を次い
で吸引濾過し、結晶性残渣をまず食塩水で次いで有機溶
媒、好ましくはアルコール、特に好ましくはイソプロピ
ルアルコールで洗浄し、そして乾燥する。
【0015】〔2−クロロヒポキサンチンの製造〕
【化
3】 続く反応段階においては、アルカリ金属水酸化物又はア
ルカリ土類金属水酸化物、好ましくはアルカリ金属水酸
化物の水溶液及び特に好ましくは水酸化ナトリウム濃厚
溶液でpHを6乃至7の範囲、好ましくは6.5に調整
した水溶液に塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物を
懸濁させる。懸濁液を50℃乃至70℃、好ましくは5
5℃乃至65℃及び特に好ましくは60℃まで加熱した
後、得られた溶液を必要なら脱色用活性炭で処理しそし
て濾過する。溶液に酸の水溶液を添加混合してpHを2
乃至4の範囲、好ましくは3.0に調整する。酸は好ま
しくは無機酸、特に好ましくは塩酸である。
【0016】得られた溶液の温度を−5℃乃至+15℃
、好ましくは5℃乃至10℃まで冷却して2−クロロヒ
ポキサンチンを沈澱させる。沈澱を水で次いで有機溶媒
、好ましくはアルコール、特に好ましくはイソプロピル
アルコールで洗浄し、そして乾燥する。
【0017】〔2−クロロヒポキサンチンナトリウム水
和物の製造〕
【化4】 高度に精製された2−クロロヒポキサンチンナトリウム
塩を製造するために、塩酸2−クロロヒポキサンチン1
水和物を水に懸濁する。冷却しながら、無機塩基の水溶
液、好ましくはアルカリ金属水酸化物及び特に好ましく
は水酸化ナトリウム濃厚溶液を用いて、懸濁液のpHを
9乃至10、好ましくは9.5乃至10及び特に好まし
くは9.7に調整する。
【0018】反応混合物を室温以下、好ましくは−2℃
乃至+10℃、より好ましくは2℃乃至5℃の範囲の温
度まで冷却して求めるナトリウム塩の水和物を沈澱させ
る。結晶性沈澱を吸引濾過し、最初は冷食塩水で、次い
で有機溶媒、好ましくはアルコール及び特に好ましくは
イソプロピルアルコールで洗浄し、そして乾燥する。
【0019】〔高純度2−クロロヒポキサンチン(I)
の製造〕
【化5】 酸、好ましくは無機酸および特に好ましくは希塩酸を用
いて、2−クロロヒポキサンチンナトリウム水和物の水
性懸濁液のpHを6乃至7、好ましくは6.5に調整す
る。次いで懸濁液を55℃乃至65℃、好ましくは60
℃まで加熱する。
【0020】得られた溶液を、所望により脱色用活性炭
で処理した後、濾過する。酸、好ましくは無機酸の水溶
液、特に好ましくは1N塩酸を用いて、濾液のpHを2
乃至4、好ましくは3.0とする。次いで、得られた懸
濁液を室温以下、好ましくは−2℃乃至+15℃、特に
好ましくは5℃乃至10℃まで冷却して求める2−クロ
ロヒポキサンチンを沈澱させる。生じた沈澱を吸引濾過
し、水で、次いで有機溶媒、好ましくはアルコール及び
特に好ましくはイソプロピルアルコールで洗浄する。
【0021】結晶性残渣を乾燥する。こうして得られる
2−クロロヒポキサンチンは、HPLC分析によれば9
9%より高い純度を有する。
【0022】上記の方法の各段階は、実施例にて述べら
れる一連の反応により一層正確に記述されている。該記
述より、該方法の種々の異なる具体例その他は、当業者
に明らかとなろう。但し、該実施例および関連する具体
的事項は単に説明及び記述を目的とするものであり、そ
れらによって本発明が限定されるものとみなしてはなら
ない。
【0023】
【実施例】1)  塩酸2−クロロヒポキサンチン1水
和物の製造 230g(3.24mol)の塩素を、168.2g(
1.0mol)の2−チオキサンチンを1.68Lの濃
塩酸に懸濁させた液に、3℃乃至5℃にて約5時間かけ
て導入する。次いで水流アスピレーターで約1Lの塩酸
を留去し、残渣を0℃乃至5℃まで冷却し、吸引濾過し
、0.5Lの飽和の氷冷食塩水で、そして最後は300
mlのイソプロピルアルコールで洗浄する。50℃にて
約12時間以上乾燥した後、193g(理論量の85.
7%)の無色結晶性粉末が得られる。遊離塩基の製造と
塩化物への再度の変換により、標記化合物が分析上純粋
な形で得られる。原素分析は次の組成に対応する。 C5 H4 Cl2 N4 O・H2 O
【0024】
2)  2−クロロヒポキサンチンの製造180g(0
.80mol)の塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和
物を3.6Lの水に懸濁させ、水酸化ナトリウム濃厚溶
液を滴下して加えることによりpHを6.5に調整する
。60℃まで加熱の後、溶液を18gの脱色用活性炭で
処理し、そして濾過する。1N塩酸を用いて溶液のpH
を3.0±0.5に維持しながら、濾液を300mlの
水に滴下して加える。得られた懸濁液を5℃乃至10℃
まで冷却し、吸引濾過し、沈澱を5℃にて0.5Lの水
で、及び300mlのイソプロピルアルコールで洗浄す
る。50℃で乾燥の後、117g(理論量の85.8%
)の標記化合物が無色結晶性粉末の形で得られる。ナト
リウム塩を介して精製しそして塩基を再び遊離させるこ
とにより、分析上純粋な物質が得られ、これはJ.A.
Montgomery及びL.B.Holum〔J.A
m.Chem.Soc.79(1957)2185〕に
従って2,6−ジクロロプリンから製造した物質と同一
である。
【0025】3)  2−クロロヒポキサンチンナトリ
ウム水和物の製造 80g(0.31mol)の塩酸2−クロロヒポキサン
チン1水和物を1.6Lの水に懸濁させる。冷却しなが
ら、水酸化ナトリウム濃厚溶液を用いてpHを9.7に
調整する。5℃まで冷却した後、沈澱を吸引濾過し、次
いで250mlの20%食塩水(予め5℃に冷却)及び
250mlのイソプロピルアルコールで洗浄する。50
℃にて乾燥の後、65.7g(理論量の77.6%)の
標記化合物が無色結晶性粉末の形で得られる。冷水に懸
濁させ再度吸引濾過し、冷水でそしてメタノールで洗浄
し、乾燥することにより、分析上純粋な生成物が得られ
、その組成は原素分析によれば化学式C5 H2 Cl
N4 ONa・2.5H2 Oに対応する。
【0026】4)  高度に純粋な2−クロロヒポキサ
ンチンの製造 20gの2−クロロヒポキサンチンナトリウム水和物を
400mlの水に懸濁させ、希塩酸を用いて反応液のp
Hを6.5に調整し、混合物を約60℃に加熱する。2
gの脱色用活性炭で処理し濾過した後、実施例2に記載
したと同様にして(pH3.0±0.5にて及び室温で
)2−クロロヒポキサンチンを沈澱させ単離する。11
.6g(理論量の81%)の標記化合物が無色結晶の形
で得られる。HPLC分析によれば、生成物の純度は9
9%より高い。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濃塩酸中に懸濁させた2−チオキサンチン
    を塩素と反応させることよりなる、2−クロロヒポキサ
    ンチンの製造方法。
  2. 【請求項2】2−チオキサンチンを濃塩酸に懸濁させ、
    該懸濁液に3乃至7時間塩素を通じ、反応混合物から塩
    酸の一部を除去して求める2−クロロヒポキサンチンを
    塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物の形で沈澱とし
    て得ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物を
    pH6乃至7にてアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土
    類金属水酸化物の水溶液に懸濁させ、該懸濁液を50℃
    乃至70℃の範囲の温度まで加熱し、必要なら濾過し、
    pHを2乃至4に調整して2−クロロヒポキサンチンを
    沈澱として得ることよりなる段階を更に含んでなること
    を特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物を
    pH9乃至10にてアルカリ金属水酸化物又はアルカリ
    土類金属水酸化物の水溶液に懸濁させ、次いで冷却して
    2−クロロヒポキサンチンナトリウム塩水和物を沈澱さ
    せることよりなる段階を更に含んでいることを特徴とす
    る、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】2−クロロヒポキサンチンナトリウム塩水
    和物をpH6乃至7にて酸の水溶液に懸濁させ、加熱し
    、必要なら濾過し、酸の水溶液によりpHを2乃至4に
    調整しそして冷却して2−クロロヒポキサンチンを高度
    に純粋な形で沈澱させることよりなる段階を更に含んで
    なることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】2−チオキサンチンを塩酸に懸濁させ、該
    懸濁液に塩素を導入し、該塩酸反応混合物を留去により
    濃縮し、残渣を冷却し、生じる塩酸2−クロロヒポキサ
    ンチン1水和物の結晶を単離し、次いで水に懸濁させ、
    アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物の
    溶液で該懸濁液のpHを6乃至7の範囲とし、該懸濁液
    を50℃乃至70℃の範囲の温度まで加熱し、固形成分
    を除去して濾液である水溶液のpHを酸の溶液により2
    乃至4の範囲に維持し、生じる懸濁液を−5℃乃至+1
    5℃の範囲の温度まで冷却しそして2−クロロヒポキサ
    ンチンの結晶を単離することを特徴とする、2−クロロ
    −1,7−ジヒドロプリン−6−オン(2−クロロヒポ
    キサンチン)の製造及び精製の方法。
  7. 【請求項7】2−チオキサンチンを塩酸に懸濁させ、該
    懸濁液に塩素を導入し、該塩酸反応混合物を留去により
    濃縮し、残渣を冷却し、生じる塩酸2−クロロヒポキサ
    ンチン1水和物の結晶を単離し、次いで水に懸濁させ、
    アルカリ金属水酸化物の溶液を用いて該懸濁液のpHを
    6乃至7の範囲とし、該懸濁液を55℃乃至65℃の範
    囲の温度まで加熱し、次いで濾過し、濾液である水溶液
    のpHを無機酸の水溶液を用いて2乃至4の範囲に維持
    し、生じる懸濁液を−5℃乃至+15℃の範囲の温度ま
    で冷却しそして2−クロロヒポキサンチンの結晶を単離
    することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】2−チオキサンチンを塩酸に懸濁させ、該
    懸濁液に塩素を導入し、該塩酸反応混合物を留去により
    濃縮し、残渣を冷却し、生じる塩酸2−クロロヒポキサ
    ンチン1水和物の結晶を単離し、次いで水に懸濁させ、
    水酸化ナトリウム溶液を用いて該懸濁液のpHを6.5
    とし、該懸濁液を60℃まで加熱し、次いで、所望によ
    り濾過助剤を添加して、濾過し、希塩酸を用いて濾液の
    pHを3とし、生じる懸濁液を5℃乃至10℃の範囲の
    温度まで冷却しそして2−クロロヒポキサンチンの結晶
    を単離することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】請求項6乃至8のいずれかに従って製造さ
    れた塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物を水に懸濁
    させ、無機塩基を用いて該懸濁液のpHを9乃至10の
    範囲に調整し、次いで反応混合物を室温以下の温度まで
    冷却し、生じる沈澱を単離して有機溶媒で洗浄し、該結
    晶を乾燥し次いで水に懸濁し、酸を用いて懸濁液のpH
    を6乃至7の範囲とし、反応混合物を55℃乃至65℃
    の範囲の温度まで加熱し、溶液から固形成分を全て除去
    しそして酸を用いて濾液である水溶液のpHを2乃至4
    の範囲に維持し、生じる懸濁液を室温以下の温度まで冷
    却し、生じる沈澱を吸引濾過し、有機溶媒で洗浄し、そ
    して該結晶を乾燥することを特徴とする、2−クロロヒ
    ポキサンチンの製造方法。
  10. 【請求項10】請求項6乃至8のいずれかに従って製造
    された塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物を水に懸
    濁させ、アルカリ金属水酸化物の溶液によって該懸濁液
    のpHを9.5乃至10の範囲とし、次いで反応混合物
    を−2℃乃至+10℃の範囲の温度まで冷却し、生じる
    沈澱を単離してアルコールで洗浄し、該結晶を乾燥し次
    いで水に懸濁させ、無機酸を用いて該懸濁液のpHを6
    乃至7の範囲とし、該反応混合物を55℃乃至65℃の
    範囲の温度まで加熱し、溶液から固形成分を全て除去し
    そして無機酸の水溶液を用いて濾液である水溶液のpH
    を2乃至4の範囲に維持し、生じる懸濁液を−2℃乃至
    +15℃の範囲の温度まで冷却し、生じる沈澱を吸引濾
    過し、アルコールで洗浄し、そして該結晶を乾燥するこ
    とを特徴とする、請求項9に記載の2−クロロヒポキサ
    ンチンの製造方法。
  11. 【請求項11】請求項6乃至8のいずれかに従って製造
    された塩酸2−クロロヒポキサンチン1水和物を水に懸
    濁させ、水酸化ナトリウム溶液を用いて該懸濁液のpH
    を9.7とし、次いで反応混合物を2℃乃至5℃の範囲
    の温度まで冷却し、生じる沈澱を吸引濾過してイソプロ
    ピルアルコールで洗浄し、該結晶を乾燥し次いで水に懸
    濁させ、塩酸を用いて該懸濁液のpHを6.5とし、反
    応液を60℃まで加熱し、溶液を所望により活性炭処理
    した後、濾過し、濾液である水溶液のpHを3に維持し
    、生じる懸濁液を5℃から10℃の範囲の温度まで冷却
    し、生じる沈澱を吸引濾過してイソプロピルアルコール
    で洗浄しそして該結晶乾燥することを特徴とする、請求
    項9に記載の2−クロロヒポキサンチンの製造方法。
JP3192549A 1990-07-13 1991-07-05 2−クロロ−1,7−ジヒドロプリン−6−オンの製造方法及びその精製方法 Pending JPH04230383A (ja)

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