JPH0459736B2 - - Google Patents

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JPH0459736B2
JPH0459736B2 JP63072149A JP7214988A JPH0459736B2 JP H0459736 B2 JPH0459736 B2 JP H0459736B2 JP 63072149 A JP63072149 A JP 63072149A JP 7214988 A JP7214988 A JP 7214988A JP H0459736 B2 JPH0459736 B2 JP H0459736B2
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JP
Japan
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secondary electrons
foil
chamber
cathode
voltage
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JP63072149A
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JPS63279542A (ja
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Aaru Fuareru Shaaman
Aaru Sumisu Richaado
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RPC Industries
Original Assignee
RPC Industries
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0459736B2 publication Critical patent/JPH0459736B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/02Electron guns
    • H01J3/024Electron guns using thermionic emission of cathode heated by electron or ion bombardment or by irradiation by other energetic beams, e.g. by laser
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J33/00Discharge tubes with provision for emergence of electrons or ions from the vessel; Lenard tubes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、イオンプラズマ電子銃と、この電子
銃から2次電子を形成する方法に関する。
〈従来の技術〉 本発明のイオンプラズマ電子銃は、米国特許第
3970892号及び米国特許願SN596093号に開示され
た電子銃と同一の一般的な形式のものである。こ
の米国特許及び米国特許願に開示されているよう
に、例えばeビーム励起ガスレーザーに使用され
る高エネルギーの電子ビームを発生させる技術に
おいての、最近の大きな進歩は、プラズマカソー
ド電子銃である。この電子銃においては、プラズ
マは、中空の陰極面と格子に対して比較的低い電
圧において作動される陽極格子との間の中空陰極
放電中において発生する。電子は、陽極格子及び
制御格子を経て、放電プラズマから抽出され、両
方の格子と加速陽極との間のプラズマのない領域
において、高エネルギーに加速される。加速電極
は通常は、薄いはく窓であり、これは陰極に対し
て比較的高電圧に保たれている。プラズマカソー
ド電子銃の利点は、構造が簡単で堅牢なこと、制
御可能性及び効率が高くコストが低廉であり、大
面積の電子ビームの発生に適していること、など
である。
米国特許第3970892号及び第4025818号に開示さ
れた電子銃の電子ビームは、一般に、はく窓の中
心部にピークをもち、その両側の縁端にかけて零
値まで減少するような電子分布を示す。米国特許
願SN596093号に開示された装置は、はく窓から
出射したときに全ビームを横切る方向に一様な電
子分布をもつた電子ビームを発生させる改良され
た構造を供与する。
従来の技術による電子ビーム発生器を使用する
場合、ビームの均等性が本質的にビームの強度と
は無関係であることが認識されている。ビーム電
流は、高電圧電源からの電流に比例する。即ち、
照射される移動中の帯状材料をボンバードする電
子の線量率の制御は、単に、高電圧電源によつて
供給される電流を測定し制御する問題となる。米
国特許第3970892号に開示されたようなワイヤイ
オンプラズマ装置の場合には、高電圧電源の電流
は、入射ヘリウムイオンと放出電子との和であ
る。入射イオンに対する放出電子の比、即ち、2
次放出係数は、放出面の表面状態に依存する。こ
の状態が変化し易いことから、移動中の帯状材料
の表面に衝突する2次電子の線量率を制御するに
は、単に高電圧電源をモニターするだけでは不適
切である。
ワイヤイオンプラズマ装置を更に考えてみる
と、プラズマ室と高電圧放出電極との間の格子を
機械的に変化させるオプシヨンを排除するなら
ば、2次電子の瞬時的なビーム強度は、プラズマ
放電の強度、従つてヘリウムイオン流を変化させ
ることのみによつて変化させうる。しかしプラズ
マ電流を因子2だけ上下に変化させると、プラズ
マ強度の変化と共に、ビームの均等性ないしは一
様さの際立つた望ましくない変化が起こる。
〈発明が解決しようとする課題〉 従つて、本発明の1つの目的は、2次電子ビー
ム出力の一様さを保ちながら2次電子ビームの強
度を変化させる装置及びその作動方法を提供する
ことにある。本発明の別の目的は、移動している
か又は固定されている帯状材料の全表面に亘つて
2次電子ビームの強度を保ちながら、ワイヤイオ
ンプラズマ装置を経て伝送される該帯状材料に衝
突する2次電子の線量率を変化させる手段を提供
することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、互に隣接した第1室及び第2室を形
成してその間の開口を備えている電導性の排気さ
れたハウジングを備えたイオンプラズマ電子銃を
使用する。第1室中において正イオンと電子のプ
ラズマを発生させる手段が設けられている。第2
室には、ハウジングから隔てられ絶縁された関係
においてカソード即ち陰極が配置されている。陰
極は、2次電子放出面を備えている。陰極とハウ
ジングとの間に負の高電圧を発生させる手段が設
けられており、これによつて陰極により正イオン
を第1室から第2室に引込み、陰極面に衝突さ
せ、2次電子放出面から2次電子を放出させる。
電導性−電子透過性はくは、陰極に指向した第
1室の先端においてハウジングの開口上に延在し
ている。このはくは、ハウジングに電気的に接続
されて2次電子のための陽極を形成し、この陽極
によつて2次電子が電子ビームとしてはくを通過
させられる。電導性抽出格子は、一般に、陰極の
2次電子放出面に近接して、第2室中に取付けて
あり、この陰極は、ハウジングに接続されて、該
放出面上に静電界を発生させ、格子中の開口を経
て第1室中に2次電子を通過させる。
電導性支持格子は、はくに近接して、第1室に
取付けてあり、はく及びハウジングに連結されて
いる。支持格子は、はくを支持する働きをし、抽
出格子と共働してはく中に2次電子を加速させる
ように作動する。
2次電子パルスを形成する手段が設けられてい
る。これは、2次電子がはくを経て放出させる時
間を変化させることによつて達せられる。そのた
めには、2次電子が伝送されている時間を変化さ
せながら、はくを経て放出される2次電子の強度
を実質的に一定に保持する。これによつて、パル
スが発生し、帯状材料の単位長さは、帯状材料の
表面全体に亘つて、一様なビーム強度を与えなが
ら帯状材料の表面を照射する全エネルギー量を制
御するように変化させうる2次電子の線量を受け
る。
次に本発明の好ましい実施例を示した添付図面
に基づいて説明する。
〈実施例〉 第1図に、本発明の一実施例に従つた構造のイ
オンプラズマ電子銃の基本的な構成部分が示され
ている。電子銃は、導電性の接地された外囲いを
含み、この外囲いは、高電圧室13、イオンプラ
ズマ放電室12及び電子透過性はく窓2を備えて
いる。ワイヤ4は、プラズマ放電室12中に入り
こみ、そこを通つて延長している。はく窓2は、
接地された外囲いに電気的に接続されており、外
囲いに向つて、そしてこの外囲いを通つて電子を
加速するための陽極を形成している。外囲いは、
1〜10ミクロンのヘリウムに充満されている。陰
極6は、高電圧室13中に配置してあり、これか
ら絶縁されている。陰極6のインサート5は、そ
の下面に取付けられている。インサート5は、典
型的には、モリブデン製であるが、2次放出係数
の高いどんな材料からできていてもよい。外囲い
と陰極6との間の間隙は、電界のパツシエン崩壊
を防止する形状を備えている。
高電圧源210は、150〜300Kvの負の高電圧
を陰極6にケーブル9を経て供給し、ケーブル9
は、ケーブル9と陰極6との間に介在されたオプ
シヨンの抵抗8まで、エポキシ絶縁筒14を通り
延長している。陰極6とインサート5とは、ダク
ト7を経て圧送される適宜の冷却液、例えば油に
よつて冷却される。
プラズマ放電室12は、機械的及び電気的に一
緒に結合された或る数の金属製リブ3を収容して
いる。リブ3は、ワイヤ4が全構造物を通過する
ことを許容するための複数の切欠を中心部に備え
ている。陰極6に指向したリブ3の側面は、抽出
格子16を形成しているか、或いは、リブ3の他
の側面は、電子透過性はく窓2を支持するための
支持格子15を形成している。別の方法として、
抽出格子と陽極板とは、複数の孔を切いて形成し
た金属材料の複数のシートから成つていてもよ
い。液冷チヤンネル11は、プラズマ放電室12
から熱を除去するために用いられる。
電子透過性はく窓2は、0.0064〜0.0025mm(1/
4〜1ミル)の厚さのチタン又はアルミニウムの
はく材からできていてもよく、このはく材は、支
持格子15によつて支持され、Oリングにより外
囲いにシールされている。ガスマニホルド10
は、与圧された窒素ではく窓2を冷却してオゾン
をビーム域から除去するためのオプシヨンの手段
である。
変調された電源1を作動させると、ヘリウムイ
オンと電子放電とから成るプラズマが、ワイヤ4
を囲む電界によつて、プラズマ放電室12中に形
成される。変調器は、直流電源でも、20〜30MHz
無線周波数発生器でもよい。プラズマが形成され
ると、ヘリウムイオンは、抽出格子16を経てプ
ラズマ放電室12に漏出する電界によつて、陰極
6に向つて吸引される。この電界の強度は、数
100V(ボルト)から10000Vまでの範囲とするこ
とができる。イオンは、電界線に沿つて、抽出格
子16を経て高電圧室13中に流入する。イオン
は、ここで全ポテンシヤルに亘つて加速され、平
行ビームとして、陰極6のインサート5をボンバ
ードする。陰極6から放出された2次電子は、負
電荷をもつため、陽極に向つて吸引され、帯状材
料50に伝送される所望の電子ビームを形成す
る。
はく窓2を経て伝送された電子ビームは、矢印
51の方向に移動する帯状材料50に衝突する。
移動する帯状材料50又は固定された帯状材料の
特定の単位長さを特定の単位時間内にキユアー
し、又は他の仕方で照射するために、2次電子に
よつて供給される全エネルギー量を制御しうるこ
とが、時に望まれる。前述したように、本発明の
以前には、これはプラズマ室と高電圧放出電極と
の間の格子を機械的に変更する(これには、ワイ
ヤイオンプラズマ装置の物理的な変更が必要とさ
れる)か、又はプラズマ放電の強さ、従つてヘリ
ウムイオン流を変化させるかすることのみによつ
てなされていた。しかし、プラズマ流の強さを因
子3よりも多く上向き又は下向きに変更すること
によつて出力ビームの強度を安定化する実験を行
なつた結果として、ビームの一様さにとつて非常
に好ましくない変化を生ずることが示された。こ
れは移動しているか又は固定されている帯状材料
がその幅方向に不均等にキユアーされる傾向を示
すことになるため、明らかに容認できない。
本発明は、移動しているか又は固定されている
帯状材料50の全表面に亘る均等性を保ちながら
この帯状材料に衝突する2次電子の線量率を変更
する問題の、非常に好ましい解決策を提供する。
これは、瞬時的なビーム強度は一定に保ちながら
ビームの放出される時間区分を変更するようにし
たパルス幅変調方式によつて達成される。1ビー
ムパルスの最小接続時間は、全プラズマ室に亘つ
てプラズマを形成するために必要な時間によつて
定まる。例えば、ヘリウムの圧力20μm、最大電
圧又は「衝突」電圧1500V、陽極のワイヤに沿つ
た陽極域の寸法約数インチについて、プラズマ放
電室12全体に亘つてプラズマを形成するのに必
要な時間は、約50μ秒である。移動する帯状材料
50の場合、変調期間の最大持続時間は、帯状材
料50の走行時間によつて定まる。線量率は、設
計上の選択の問題であり、照射される物質並びに
キユアーにとつて必要な全エネルギーに依存する
が、多くの事情の下では、はく窓2の下方を通過
する間に少くとも10変調周期の間帯状材料50が
曝露されていた場合に、照射の適切な均等性が得
られることが指摘される。例示すると、はく窓2
の長さを25.4cm(10インチ)として、帯状材料5
0の速度を、1分間300m(1000フイート)とし
た場合、走行時間は50m秒となる。その場合、パ
ルス期間ないしパルス周期は、5m秒と選定しう
るであろう。パルス持続時間を最小の50μ秒から
完全な“ON”状態まで変化させた場合、配送
(デリベリー)線量は、100〜1の範囲に亘つて調
節可能に変化するであろう。明らかなように、よ
り長いはく窓2及び/又はより遅い帯状材料50
の速度を使用することによつて、より広汎なダイ
ナミツクレンジが達成可能となる。
2次電子の所要の線量率を与えるための本発明
による電子銃の作動を定める変数の例は、出力ビ
ームの強度、帯状材料の速度、並びに、帯状材料
をキユアーし又は他の仕方で帯状材料に作用する
のに必要な所望の線量率又は照射量である。
電子ビーム発生器の出力ビームの強度をモニタ
ーするための多くの既知の手段があり、これらの
モニター手段は、本発明の範囲に含まれないた
め、ここでは説明しない。これらのモニター手段
には、直接遮蔽線量率モニター又はX線線量率モ
ニターでもよい。しかし、瞬時的なビーム強度の
測定がなされた後は、帯状材料のためのデユーテ
イフアクターを定めることができる。このデユー
テイフアクターは、単に、移動している帯状材料
の表面に電子ビームを連続的に供給した場合に供
与されるエネルギーに対する、電子ビームがパル
スモードでONになつていた場合に与えられるべ
きエネルギーの比である。
第2図を参照すると、プラズマ電子銃のワイヤ
4のパルス変調プラズマ流供給源の配列が概略的
に図示されている。電源は電流発生器64に電力
を供給する。スイツチ66は、パルス発生器68
によつて制御されて、電流発生器64とワイヤ4
との間の接続を開閉する。電流発性器64とスイ
ツチ66とは、変調された電源1を共同して形成
する。
パルス発生器68は、指定されたデユーテイサ
イクルのパルス列を供給するように、ユーザーに
よつてセツトされる。このパルス列は、周期信号
であり、その各々の周期は、全周期の一部分につ
いては、ON状態にあり、残りの部分については
OFFの状態にある。全周期時間に対するON時間
の比は、パルス列のデユーテイサイクル又はデユ
ーテイフアクターとして知られる。前述したよう
に、パルス列のデユーテイサイクルは、帯状材料
50に対する所望の線量を与えるように選定す
る。
第3,4図を特に参照して、電流発生器64と
スイツチ66との機能の具体化について一層詳細
に説明する。パルス発生器68は、調節可能なデ
ユーテイサイクルをもつたパルス列を、供与しう
る多くのパルス発生器のうちのどれでもよく、例
えば米国カルフオルニア州、コンコード、シスト
ロン・ドナー・コーポレイシヨンの100A型の装
置でもよい。
第4図は、パルス発生器68とのインターフエ
ースを取るために、変調された電源1に含まれる
回路を示している。
第3図を参照して、変調された電源1について
一層詳細に説明する。本発明のこの好ましい実施
例によれば、電流発生器64は、最初の高電圧の
スパイクと、それに続く特定の持続時間の持続す
るレベルとを有するパルスを供給する。一例とし
て、高電圧スパイク即ちトリガーパルスは、約
200Vの電圧を、そして持続部分は、約400Vのレ
ベルを、それぞれもつことができる。この波形特
性は、トリガーパルス回路70(トリガー源)か
らのトリガーパルスを持続電圧源72からの持続
電圧と組合せることによつて得られる。これら2
つの供給源は、第3図の回路については、120V
交流電力を供給するべき電源60からの電力を変
換する。トリガーパルスと持続パルスとは、抵抗
76とダイオード78との組合せを介して、加え
合せノード74によつて、加え合せられる。抵抗
76は、トリガーパルス回路70からのトリガー
パルスを受け、ダイオード78を経て加え合せノ
ード74に信号を供給する。ダイオード78は、
トリガーパルス回路70と加え合せノード74と
の間の電流が、加え合せノード74に流入し、そ
れと逆の方向に流れないことを保証すると共に、
持続電圧源72によつて発生した信号からトリガ
ーパルス回路70を切離す。同様に抵抗80とダ
イオード82とは、持続電圧源72からの持続パ
ルス信号を、一方向に加え合せノード74に結合
させる。
一般に、トリガーパルス回路70は、必要な電
圧スパイクを発生させるために、ステツプアツプ
変圧器86とコンデンサー88とを使用する。電
圧スパイクの発生の間に、コンデンサー88に
は、所定量の電流が供給される。この電流は、ゼ
ナーダイオード90、抵抗92及びトランジスタ
ー94のベース−エミツター接合によつて定ま
る。第3図からわかるように、抵抗92は、トラ
ンジスター94のエミツターとゼナーダイオード
90のカソードとの間に接続されている。ゼナー
ダイオード90のアノードは、トランジスター9
4のベースに接続されている。そのため、ゼナー
ダイオード90は、抵抗92の両端間の電圧降下
を定める。この電圧降下は、抵抗92を流れる電
流パルスを設定する。
トランジスター94に対するベース駆動は、抵
抗96を介して供給され、抵抗96は、抵抗10
0を経て、ノード98の整流電力に持続されてい
る。整流電力は、1:2ステツプアツプ変圧器1
04の2次巻線からの交流電流を整流する、全波
ダイオードブリツジ102を経て供給される。ス
テツプアツプ変圧器104の1次巻線は、この例
では120V交流電源である電源62に接続される。
トランジスター107のエミツタは、トランジ
スター94のコレクターに、ベースは、抵抗9
6,100の間の接合部に、コレクターはノード
98に、それぞれ接続されている。トランジスタ
ー107は、トリガーパルス回路70がオフ状態
にトリガーされた時にトランジスター94のコレ
クター−ベース間に供給されるはずの電圧の一部
分を取扱うように動作する。そのため、単一のよ
り高価な高電圧トランジスターではなく破壊電圧
のより低いトランジスターを使用することが可能
となる。
コンデンサー88とステツプアツプ変圧器86
とが高電圧を発生させる機構について説明する
と、ダイオード106,108は、コンデンサー
88の充放電を制御するように、SCR110と
共に動作する。SCR110は、第4図に示した
点火トリガー回路109によつてオンオフされ
る。第4図については後に詳述する。
SCR110がオフ状態にあるとき、ダイオー
ド106,108は、逆方向にバイアスされ、コ
ンデンサー88は、トランジスター94,10
7、抵抗92及びゼナーダイオード90を介して
充電される。コンデンサー88がその充電電圧に
到達すると、トランジスター94,106はオフ
となる。SCR110がオン状態となると、ダイ
オード106,108は、順方向にバイアスされ
た状態となるため、トランジスター94,106
は、オフに保たれ、1次巻線86を経てコンデン
サー88を放電させる。
第3図からわかるように、ステツプアツプ変圧
器86は、その2つの端子のところのドツトで示
したような極性をもつため、コンデンサー88の
放電中にステツプアツプ変圧器86の2次巻線
に、高電圧スパイクが誘起される。ドツトでマー
クした変圧器86の2次側の端子は、正移行高電
圧を抵抗76及びダイオード78に与える。この
状態の下では、ダイオード78は、順方向にバイ
アスされて導通し、ワイヤ4に高電圧が供給され
ることを許容する。
コンデンサー88が最初に充電し始めるとき
は、その両端間の電圧は低く、それを通る電流は
大きい。コンデンサー88に供給される電流は、
前記のように抵抗92の両端間の電圧降下によつ
て定まる。コンデンサー88が充電されるにつれ
て、その両端間の電圧は増大し、それを通る電流
は減少する。この状態の下では、トランジスター
86の1次巻線を通る電流は、ドツトでマークし
ない端子に流入するので、負移行信号が2次巻線
に誘起される。そのためダイオード78は、逆方
向にバイアスされ、信号は、ノード74には供給
されない。
SCR110がオン状態にあるとき、コンデン
サー88は、変圧器86の1次巻線を経て放電さ
れる。この放電のため、正移行電圧スパイクが変
圧器86の2次巻線の両端間に誘起される。この
波形は、高電圧(例えば2000V)への非常に早い
立上り時間と、それに続いて、零電圧に向つての
より緩徐な電圧の減少とを示す。このスパイクに
よつてダイオード78は順方向にバイアスされる
ので、スパイクはノード74に到達する。
ステツプアツプ変圧器86の1次巻線中のリン
ギングは、SCR110がそのオフ状態に戻るこ
とを許容する。コンデンサー88が放電し、
SCR110がオフ状態となると、トランジスタ
ー94,107は、再びオン状態におかれる。コ
ンデンサー88は、その後に、次のトリガーパル
スのための準備のために、前記のように充電され
る。
持続電圧源72(第3図)について説明する
と、MOSFET108を介して抵抗80に対し接
続したり切離したりできる電圧源が図示されてい
る。この電圧源は、1対のSCR114,116
に接続された1次巻線112を備えた変圧器11
0を使用する。SCR114,116は、変圧器
110の2次巻線118に存在する電圧レベルを
制御するために適切な比率においてオンオフにス
イツチングすることができる。
2次巻線118は、2次巻線118からの交流
電流を全波整流するダイオードブリツジ120の
両端間に接続されている。インダクター122と
コンデンサー124とは、全波整流された信号を
濾波して直流電圧をノード126に供給する。
MOSFET108のドレンは、ノード126に、
ソースは抵抗80にそれぞれ接続されている。
MOSFET108のゲートは、抵抗128,13
0を経て接地されている。ゲートは、第4図につ
いて後に詳述するゲート駆動回路132にも接続
されている。抵抗128,130の接合部は、ゲ
ート駆動回路132にも接合されている。
MOSFET108は、エンハンスメントモード
のn−チヤンネル装置であり、正のゲート−ソー
ス電圧によつて、そのドレンからソースに電流が
流れる。その逆に、ゲート−ソース電圧が零に近
付くと、MOSFET108はオフとなる。
MOSFET108は、そり自体としては、ゲート
−ソース供給電圧に依存して、スイツチとして動
作する。或る場合には、MOSFET108は、パ
ルスの間プラズマ流を平坦にするようにサーボ制
御される。
ゲート駆動回路132は、ワイヤ4に供給され
る信号の持続パルス部分を発生させるように、
MOSFET108のゲート−ソース間に、適切な
制御信号を供給するように動作する。
持続電圧源72には、図示したように、1対の
抵抗134,136があり、これらの抵抗は、ノ
ード126とアースとの間に結合されている。こ
れらの抵抗は、ノード126においての電圧の所
定の一部分である電圧を電圧モニター138に供
給するための分圧器として用いられる。このよう
に持続電圧源102によつて供給される電圧レベ
ルを定めることができる。
同様に、電流感知抵抗140は、ダイオードブ
リツジ120の一方の接合部とアースとの間に接
続されている。電流感知抵抗140の両端間に生
ずる電圧は、持続電圧源72によつて供給される
電流に比例する。この電圧は電圧モニター142
に供給される。
前述したように、プラズマ流のための好ましい
波形は、所定のデユーテイーサイクルをもつた一
連のパルスであり、各々のパルスは、最初の高電
圧スパイクと、それに続く、際立つて低い一定の
電圧の持続パルスとを有している。第5図は、こ
の波形の2周期分を示している。この波形は、第
3図のノード74に存在しており、トリガーパル
ス回路70からのトリガーパルスと持続電圧源7
2からの持続パルスとの和である。点火トリガー
回路109とゲート駆動回路132との動作は、
各々の供給源からの波形が相互に対する適切な順
序において発生するように同期させる。この機能
は、第4図のインターフエース回路によつて制御
する。
第4図には、この回路が図示されている。前述
したように、第1図において、パルス発生器68
は、変調電圧源1を、線量率モニター69によつ
て測定された電流レベルの関数として駆動する。
第4図の回路は、パルス発生器68と、第3図の
トリガーパルス回路70及び持続電圧源72との
間のインターフエースを与える。点火トリガー回
路109とゲート駆動回路132とは、第4図に
破線の枠により示されている。
更に詳しく説明すると、点火トリガー回路10
9は、パルス発生器68から信号を受けるため
に、光リンク又はフオトリンクを使用する。これ
らの信号は、デジタルワンシヨツト146を駆動
し、デジタルワンシヨツト146は、MOSFET
148を動作させる。MOSFET148は、パル
ス発生器68からの信号に同期してSCR110
をオンオフさせる。同様に、ゲート駆動回路13
2は、フオトリンク150を介して、パルス発生
器68からの信号を受ける。ゲート駆動回路13
2が受けた信号は、1対の相互に切離された電圧
源の間に供給されたインバーター152を駆動す
る。パルス発生器68からの波形が正に移行する
と、インバーター152は、ノード154をより
正とする。ノード154は、抵抗155,129
を経てMOSFET108のゲートに、第3図に示
すように接続されている。抵抗156は、ノード
154と負の切離された供給源との間に、第4図
に示すように接続されている。抵抗156と負の
供給源との間の接合部は、第3図に示した抵抗1
28,130の間の接合部に接続されている。こ
の回路形態において、ノード154が正に移行す
ると、抵抗128の両端間、従つてMOSFET1
08のゲート−ソース間に、正電圧が誘起され
る。そのためMOSFET108は、オンになる。
その逆に、パルス発生器68からの信号が論理
「0」であると、インバーター152は、導通し
なくなる。そのため、ノード154の電圧は、第
3図の持続電圧源72からの信号のみによつて定
まる。そのため抵抗128の両端間に零電圧が誘
起され、MOSFET108はそれによつてオフと
なる。そのため、パルス発生器68は、持続電圧
源72を、ノード74に対して結合させたり、切
離したりする。
第4図からわかるように、パルス発生器68か
らの信号は、フオトリンク144,150に共通
に供給され、従つて、点火トリガー回路109及
びゲート駆動回路132から発生した制御信号
は、同期化される。第2図のスイツチ66との関
係において、フオトリンク144,145への共
通の駆動と、それに応答したSCR110及び
MOSFET108の動作とは、スイツチ66の機
能的な均等物である。
フオトリンク144,150は、パルス電力供
給源からパルス発生器68を切離すために使用さ
れる。これは、ゲート駆動回路132への互に切
離された電力供給を用いる理由でもある。
第6図には、直列調整器型の回路72の代りに
使用可能な分路調整器が示されている。ここで
は、MOSFET158の直列接続配列が、電源と
アースとの間に分路として接続されている。電源
は、適切な保持パルス電圧レベルを与えるように
なつている。所望時間の間パルスが供給される
と、制御信号がMOSFET158に供給されるの
で、MOSFET158は、電源の出力をアースに
短絡させる。直列に接続されたダイオード160
は、半波整流された信号を、フイルターコンデン
サー162に供給する。ゼナーダイオード164
は、ノード166に存在する電圧レベルを調整す
る。抵抗168とゼナーダイオード170とは、
MOSFET158に対するバイアスを供給する。
以上に説明したパルス幅変調されたプラズマ流
の供給は、本発明のイオンプラズマ電子銃によつ
て供給される線量をより細密に制御するために、
サーボ制御形態において具体化することができ
る。より詳細には、第7図には、この形態が、単
純化された機能形式において図示されている。第
7図は、第1図と同様であるが、第1図のパルス
発生器68が第7図の線量率制御ブロツク200
に代えられることと、直列調整器の代わりに第6
図の分路調整器201が持続プラズマ電力供給源
202と共に用いられていることでは相違する。
第1図において、線量率モニター69からの信
号は、パルス発生器68に破線のように接続され
たように図示されており、これは、線量率モニタ
ー69からの信号がパルス発生器68を間接に制
御することを表わしている。より詳しくは、使用
者は、この信号に基づいて、所要の線量のための
適正なパルス幅を定め、それに従つてパルス発生
器68をセツトする。
これと対照的に、第7図の形態において、線量
率モニター信号は、サーボループ内においてフイ
ードバツク信号として使用され、このループにお
いて、線量率制御ブロツク200は、変調電源1
を制御するために、線量率信号を、線量率セツト
ポイント及び帯状材料の速度と比較し、パルス幅
を自動的に設定する。
同期信号は、トリガーパルス回路70と線量率
制御ブロツク200とに同時に供給される。トリ
ガーパルス回路70は、プラズマを開始させるト
リガーパルスを次に発生させる。線量率制御ブロ
ツク200は、線量率信号の積分が線量のセツト
ポイントレベルを超過するまで、持続電圧源72
への入力を保つことによつて、持続電圧源72を
オンに保持する。この時点で、線量率制御ブロツ
ク200は、持続電圧源72への入力をオフにし
て、プラズマパルスを終了させる。
第8図は、図示した例による線量率制御ブロツ
ク200の回路を示すより詳細な回路図であり、
積分器202、比較器204及びパルス形成回路
206の回路が図示されている。積分器202
は、線量率モニター69からの線量率信号を受け
てこれを積分する。積分器202の出力は、電子
ビームないしは、eビーム積分閾値と、比較器2
04によつて比較される。eビーム積分閾値は、
本明細書において、線量セツトポイントとも呼ば
れている。積分された線量率信号がeビーム積分
閾値を超過し、電流周期に対して適正な線量が供
給されたことが、それによつて指示されると、比
較器204は、変調電源1をオフ状態に指令する
ための信号をパルス形成回路206に供給する。
クロツク回路(図示しない)は、パルス列の
各々の周期の開始を行なわせるために、導線20
7上の同期信号を積分器202及びパルス形成回
路206に供給する。この同期信号は、トリガー
パルス回路70に同時に供給される。積分器20
2は、その状態を零に再度初期設定することによ
つて、同期信号に応答する。パルス形成回路20
6は、変調電源1をオン状態に指令するようにそ
の状態を再セツトすることによつて応答する。
開放ループ作動が望まれる事情の下では、線量
率信号は、積分器202に、手動によつて供給さ
れる。手動セツトポイント回路208は、第8図
に示され、スイツチ210によつて積分器202
の入力209に、接続可能な可調節の電源として
作動する。スイツチ210は、第1位置及び第2
位置をもち、第1位置では、線量率モニター69
からの信号は、積分器202の入力209に接続
される。第2位置では、手動セツトポイント回路
208は、積分器202の入力209に接続され
る。
第8図の前述した機能ブロツクの各々について
以下により詳細に説明する。積分器202は、利
得段212を含み、この利得段は、線量率信号を
受けてこれを増幅する。インバーター−バツフア
ー段214は、利得段212からの信号の極性を
修正する。
実際の積分は、インバーター−バツフアー段2
14からの信号に対して作用する積分段216に
おいて生ずる。積分段216は、増幅器218を
含み、増幅器218は、その出力と反転入力との
間に接続されたコンデンサー220を備えてい
る。非反転入力は、信号共通に接続されている。
インバーター−バツフアー段216からの信号
は、抵抗222を経て、増幅器218の反転入力
に供給される。MOS224は、コンデンサー2
20の分路に接続してあるため、コンデンサー2
20の両端間の電圧は、新しい積分動作が望まれ
る場合、同期信号に応答して、零にセツトするこ
とができる。
比較器204は、eビーム積分閾値信号を発生
させるための可調節分圧回路226を備えてい
る。より詳細には、固定抵抗228と可変抵抗2
30とは、直列に接続されており、所望の閾値レ
ベルを表わす電圧に、供給電圧を分圧する。使用
者は、可変抵抗230を操作することによつて、
発生電圧を変化させることができる。
eビーム積分閾値信号は、比較器232の反転
入力に供給される。積分された線量率信号は、比
較器232の非反転入力に供給される。積分され
た線量率信号が、eビーム積分閾値を超過し、所
望の線量が供給されたことがそれによつて指示さ
れると、比較器232は、論理「1」の出力レベ
ルをパルス形成回路206に供給する。その逆
に、積分された線量率信号がeビーム積分閾値よ
りも小さい場合には、比較器232は、論理
「0」出力信号を供給する。
パルス形成回路206は、Dフリツプフロツプ
234とフオロワー−ドライバー段236とを備
えている。比較器232からの信号は、Dフリツ
プフロツプ234のクロツク入力に供給される。
Dフリツプフロツプ234のD入力は、論理
「1」レベルに固定してあり、Dフリツプフロツ
プ234の反転出力は、フオロワー−ドライバー
段236を駆動する。
Dフリツプフロツプ234のリセツト入力は、
インバーター238を経て、導線207の同期信
号のコンプリメントを受ける。前述したように、
同期信号は、MOS224の制御端子にも供給さ
れ、新しい積分動作が開始されるべき時にコンデ
ンサー220を放電させるように動作する。その
ため、同期信号が、MOS224の導通した論理
「1」の状態から、MOS224が不導通となりコ
ンデンサー220が充電されている論理「0」の
状態に移行する際に、Dフリツプフロツプ234
がリセツトされる。
Dフリツプフロツプ234がリセツトされる
と、その反転出力は、論理「1」となり、フオロ
ワー−ドライバー段236は、付勢パルスを開始
させることを変調電源1に通報する。本発明によ
る変調電源1の別の実施例によれば、第7図のト
リガーパルス回路72及び持続電圧源70の代わ
りに、トリガーパルスについて必要とされる値に
対応した最大電圧を有する電流制御された供給源
を用いることができる。電流制御された供給源
は、分路調整器201と共に、第7図の持続プラ
ズマ電力供給源202の位置において使用され
る。第7図の分路調整路201がオフになると、
電流制御された供給源は、プラズマ放電が形成さ
れるまでその最大電圧レベルに向つてランプす
る。電流制御される供給源は、より低い持続電圧
レベルにおいてプリセツトされた電流を供給する
ように調節される。
このようにして、ビームが発生し、ターゲツト
又は製品に線量が供給される。線量率モニター6
9は、供給される線量を測定し、それを表わす線
量率信号を、線量率制御ブロツク200に供給す
る。線量率制御ブロツク200中の積分器218
は、この信号を積分し、積分値を比較器204に
送出する。積分値がeビーム積分閾値を超過する
と、比較器204は、正移行クロツクパルスをD
フリツプフロツプ234に供給する。Dフリツプ
フロツプ234は、そのD入力に存在する論理状
態、この場合には論理「1」を記憶すると共に、
論理「0」をその反転出力に供給する。フオロワ
ー−ドライバー235は、分路調整器200に、
それをオンにする信号を供給する。分路調整器2
00は、プラズマ放電を持続させていた電流を分
流させる。プラズマは流失し、電子ビームは終了
し、そのパルス期間についてのパルスは、それに
より終止される。前記の過程は、次のパルス期間
についても反復される。
前記のようにして、サーボ制御される系が供与
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、イオンプラズマ電子銃の基本的な構
成要素を示す一部断面斜視図、第2図は、本発明
のワイヤイオンプラズマ装置からの2次電子放出
のパルス幅変調を生ずるために必要な基本的な構
成要素を示す概略配列図、第3図は、本発明にお
いて使用可能な電力供給源の一実施例を示す回路
図、第4図は、パルス幅発生器と電力供給源との
間のインターフエースとして本発明の好ましい実
施例において使用される回路を示す回路図、第5
図は、第3,4図の回路によつて発生するパルス
列の波形を示す波形図、第6図は、本発明の持続
電力供給源として使用可能な分路調整器電力供給
源を示す結線図、第7図は、本発明によるサーボ
制御される構成部分の形態をX線線量率モニター
と共に示す略配列図、第8図は、線量率制御ブロ
ツクの好ましい実施例を示すためのより詳細な回
路図である。 2…はく窓(はく)、6…陰極、15…支持格
子、16…抽出格子。
【特許請求の範囲】
1 互いに隣接し中間部に開口部が配設された第
一室及び第二室を形成する導電性で真空にされた
ハウジングと;電流調整電力供給部に電気接続さ
れ電子と前記第一室内の正電荷を帯びたイオンと
から成るプラズマを発生させる前記第一室の内部
に配設されたワイヤーと;前記ハウジングから離
間し絶縁されて前記第二室内に配置されたカソー
ドであつて、二次電子放出面を持つカソードと;
前記カソードと前記ハウジングとの間に高い負電
圧を印加して、前記カソードに前記第一室から正
イオンを吸引させて正イオンを前記カソードの前
記表面に衝突させ且つ前記表面から二次電子を放
出させる手段と;前記ハウジングの前記第一室の
前記カソードに面した端部にある開口部を覆つて
延伸する導電性で電子透過性の箔であつて、前記
ハウジングに電気接続されて二次電子のためのア
ノードを構成し且つ二次電子を電子ビームとして
箔を通過させる箔と;前記カソードの二次電子放
出面に隣接して前記第二室内に取りつけられ、前
記ハウジングに接続されて前記表面に静電界をつ
くり二次電子を格子の開口部を通過して前記第一

Claims (1)

  1. り、該はく及び該ハウジングに連結されている、
    電導性支持格子を有し、該支持格子は、該はくを
    支持すると共に、該抽出格子と共働して2次電子
    を該はくに向つて加速させるようにしたものにお
    いて、2次電子が該はくを経て伝送される期間を
    変化させることによつて、2次電子のパルスを発
    生させる発生手段を備えたことを特徴とするイオ
    ンプラズマ電子銃。 2 該はくを経て伝送される2次電子の強度を2
    次電子の伝送時間を変化させる間実質的に一定に
    保つ請求項第1項記載のイオンプラズマ電子銃。 3 2次電子によつて照射されるべき該はく窓に
    隣接した固定の又は移動している帯状材料に2次
    電子を衝突させるようにした請求項第2項記載の
    イオンプラズマ電子銃。 4 2次電子が伝送されて該固定の又は移動して
    いる帯状材料に衝突する時間を変化させてパルス
    を形成し、帯状材料が2次電子により連続的に照
    射されたとした場合に受けるべき線量の100〜1
    の範囲において調節自在な2次電子の線量を帯状
    材料の単位長さが受けるようにした請求項第3項
    記載のイオンプラズマ電子銃。 5 2次電子の最小のパルスが、プラズマ室を通
    るプラズマを形成するのに必要な時間によつて定
    まる請求項第1項記載のイオンプラズマ電子銃。 6 互に隣接した第1室及び第2室を形成し、こ
    れらの室の間の開口を備えている、電導性の排気
    されたハウジングと、該第1室中に正イオンを発
    生させる発生手段と、該ハウジングから隔てられ
    且つ絶縁された関係において、該第2室中に配さ
    れ、2次電子放出面を備えている、陰極と、負の
    高電圧を該陰極と該ハウジングとの間に適用して
    該陰極により正イオンを該第1室から該第2室に
    取出して該陰極の該2次電子放出面に衝突させ該
    2次電子放出面から2次電子を放出させる電圧適
    用手段と、該陰極に指向する該第1室の先端にお
    いて該ハウジングの開口の上方に延在する電導性
    −電子透過性のはくとを有し、該はくは、2次電
    子のための陽極を形成するように、該ハウジング
    に電気的に接続され、該2次電子が電子ビームと
    して該はくを通過するようになつており、そのほ
    かに、該陰極の該2次電子放出面に隣接して該第
    2室中に取付けられた電導性抽出格子を有し、該
    抽出格子は、該ハウジングに連結されて、該2次
    電子放出面に静電界を形成し、該格子中の開口を
    経て2次電子を該第1室中に移行させ、そのほか
    に、該はくに隣接して該第1室中に取付けてあ
    り、該はく及び該ハウジングに連結されている、
    電導性支持格子を有し、該支持格子は、該はくを
    支持すると共に、該抽出格子と共働して2次電子
    を該はくに向つて加速させるようにした、イオン
    プラズマ電子銃から、2次電子を形成するため
    に、該イオンプラズマ電子銃によつて照射される
    べき固定の又は移動している帯状材料に衝突する
    2次電子の線量を変化させ、該はくを通つて2次
    電子が伝送される時間を変化させて該2次電子の
    パルスを発生させることを含む2次電子の形成方
    法。 7 該はくを通つて伝送される2次電子の放出時
    間を変化させる間、該2次電子の強度を実質的に
    一定に保つ請求項第6項記載の2次電子の形成方
    法。 8 2次電子がはくを経て伝送されて該固定の又
    は移動している帯状材料と衝突する時間を、該帯
    状材料が該2次電子によつて連続的に照射された
    とした場合に受けるべき線量100〜1の範囲に亘
    つて可変又は可調節とする請求項第7項記載の2
    次電子の形成方法。 9 2次電子の最小パルスをプラズマ室に亘つて
    プラズマを形成するのに必要な時間によつて定め
    る請求項第6項記載の2次電子の形成方法。
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