JPH0459448A - 表面層を有するシール部材とその表面層形成方法 - Google Patents

表面層を有するシール部材とその表面層形成方法

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JPH0459448A
JPH0459448A JP17006090A JP17006090A JPH0459448A JP H0459448 A JPH0459448 A JP H0459448A JP 17006090 A JP17006090 A JP 17006090A JP 17006090 A JP17006090 A JP 17006090A JP H0459448 A JPH0459448 A JP H0459448A
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Setsuko Nagashima
節子 長嶋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は表面に表面層を形成したシール部材とその表
面層形成方法に係り、さらに詳しく言えばマスキング材
の取付は方法に改善を加えたものである。
〈従来の技術〉 シール部材は、防塵や防水のために部材の接合部に使用
されるものであり、車体に取り付けられるウェザストリ
ップのようなものがその代表例である。このシール部材
は、取り付けられる部位によって様々な形状を呈してお
り、その一部は外部に露出するので、最近では周囲の部
材との色彩の調和を図るために外部に露出する部分(露
出部)が着色層(表面層)を形成している。
従来のシール部材の着色層形成方法としては、着色層形
成範囲の周囲をテープ、紙、板、布等のマスキング材を
用いて覆い、着色層形成範囲内に着色層形成材料を吹き
つけたり、刷毛で塗ったり、またはその中に漬は込んで
着色層を形成し、そして、着色層形成材料が乾燥した後
にマスキング材を取り除いていた(実開昭59−104
852号公報参照)。
しかし、この方法においては、予めシール部材表面に貼
着できるようなマスキング材を用意しておかねばならず
、またこのマスキング材の設定および除去に多大な工数
を要し、そのためにコストが嵩んでいた。また、シール
部材における着色層形成範囲の形状が複雑であったり、
シール部材の形状が複雑であるような場合には、マスキ
ング材の設定が困難となったり、マスキング材の取付は
方が悪いと、着色層形成範囲以外に色が滲んだりして見
映えが悪くなる等の不具合があったため、これを解決す
べく本出願人は、第6図に示すような提案をした(特願
平2−117654参照)。
すなわち、弾性材料で形成されたシール部材1の表面に
、着色層形成範囲2の区画部位に沿う溝部3を形成した
ものである。そして、このシール部材1に着色層6を形
成する方法として、溝部3にマスキング材4を挿入立設
し、着色層形成範囲2にシール部材1と異なる着色層形
成材料5を塗布して着色層6を形成した後に、このマス
キング材4を除去するようにしたものである。
この提案によると、マスキング材4の設定及び除去が容
易に行われ、且つ着色層形成範囲2が明瞭に区画される
ため、着色層形成材料5が着色層形成範囲外に滲んだり
することがない。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述の提案においても、マスキング材4
を別個に用意し、このマスキング材4を溝部3に挿入立
設し、さらに、着色層6形成後にはこのマスキング材4
を取り除くという作業が要求されているため、本発明で
は前述した提案を更に改良して、−mの省力化が図れる
ような表面層を有するシール部材とその表面層形成方法
を提案するものである。
〈課題を解決するための手段〉 この発明に係る表面層を有するシール部材は、上記の目
的を達成するために、弾性材料で形成されたシール部材
表面に、該シール部材と異なる材料の表面層を形成し、
且つ該表面層の端部が相応する区画部位に沿って溝部を
形成し、そして該溝部の奥部に上部を溝部外へ突出させ
た状態の引きちぎり除去可能な仕切部を一体形成した。
また、シール部材の表面層形成方法は、まずシール部材
表面に表面層形成範囲の区画部位に沿って溝部を形成す
ると共に、該溝部の奥部に上部を溝部外へ突出させた状
態の仕切部を一体に形成し、そして、前記仕切部をマス
キング材として用いて、前記表面層形成範囲にシール部
材と異なる表面層形成材料を塗布して表面層を形成し、
その後前記仕切部を溝部の奥部から引きちぎり除去する
という手法を採っている。
く作 用〉 この発明に係る表面層を有するシール部材とその表面層
形成方法によれば、表面層形成範囲を区画する部位に溝
部を設け、この溝部の奥部にマスキング材として利用で
きる仕切部を一体形成したため、従来のようにマスキン
グ材を別個に用意する必要がなくなる。また、仕切部は
シール部材と一体的に形成されているため、表面層形成
時の途中で脱落したりすることも全くない。さらに、こ
の仕切部は上部が溝部外へ突出しているので、この上部
を掴むことにより容易に引きちぎり除去できる。そして
、この仕切部を溝部から引きちぎり除去した跡は、溝部
の内部に隠れるため外観を損なうこともない。
〈実 施 例〉 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第3図に基づ
いて説明する。ここで、従来例と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
図中、20が「シール部材」としてのウェザストリップ
である。このウェザストリップ20の塗装範囲(表面層
形成範囲)21を区画する部位には溝部22が設けられ
ている。この溝部22は、ウェザストリップ20の表面
部分で相対向する小リップ23を有し、奥部24は広く
なっている。
そして、この溝部22の奥部24には仕切部25がその
上部25Aを溝部22外へ突出させた状態で一体的に形
成されている。つまり、この仕切部25は、ウニサスト
リップ20を押出成形する際に、溝部22と同時に押出
成形されたものである。
そして、この仕切部25は、基端部25Bが他の部分に
比して最も薄くなっている。
次に、塗装(表面層形成)の手順を説明する。
予め装備されている仕切部25をマスキング材として、
塗装範囲(表面層形成範囲)21に色材(表面層形成部
材)26を塗布する。この時、仕切部25の上部25A
が溝部22の外へ十分に突出していることから、色材2
6がこの仕切部25を越えて他の部位へ塗布されてしま
うようなことはない。そして、色材26が塗布後に乾燥
したら、上部25Aを手で掴み、仕切部25をその基端
部25Bから引きちぎる。これで塗装は完了する。
このように、予めマスキング材4としての仕切部25が
一体成形されているため、マスキング材4を取付ける作
業はなく、工数の低減が図れる。
また、仕切部25は、溝部22の奥部24に固定されて
いて、その基端部25Bか最も薄く形成されているので
、この仕切部25を基端部25B付近から引きちぎり除
去した後には、その切断部分が溝部22の中に隠れるた
め、外観を損なうことがない。
また、第3図には第1図で示したウェザストリップ20
をドア開口部28に取付けた状態を示した(図中実線の
状態)。この状態でドア27を閉じる(図中A方向)と
、ウェザストリップ20はドア27に押されて変形する
が、溝部22を変曲点として変形し易くなっているため
塗装を施した部分に無理な変形を生じないので、塗装部
分を傷めることがない(図中二点鎖線の状態)。
第4図及び第5図は、この発明の他の実施例を示す図で
あり、ウェザストリップ29の塗装に2枚の仕切部30
を設けた例が示されている(第4図参照)。このウェザ
ストリップ29は、4ドアハードトツプのドアガラス部
に用いられているものであり、第5図ウニ点鎖線で示さ
れる状態でリヤドアガラス31に取り付けられている。
そして、このウェザストリップ29には表面に塗装範囲
(表面層形成範囲)32を区画する2本の溝部33.3
3と、各々に仕切部30.30が一体的に形成されてい
る。このため、フロントドアを(第5図中矢印B方向に
)閉めた際には、フロントドアガラス34がウェザスト
リップ29(第5図中左半分)を押圧して図中二点鎖線
で示されるように変形させる。つまり、ウェザストリッ
プ29表面の溝部33が変形を助けるため、溝部33を
境にして大きく変形して、ガラス31.34への追従が
よくなり密封性が向上している。そして、溝部33が変
曲点となるため表面層35に無理な変形を生じることが
なく表面層35を傷めることがない。
この例におけるウェザストリップ29への着色工程は、
二枚の仕切部30によって塗装範囲32を区画している
他は前述の例におけるものと全く同様である。
なお、上記実施例では、シール部材としてウェザストリ
ップ20.29を取り扱ったが、これに限定されない。
〈発明の効果〉 この発明に係る表面層を有するシール部材とその表面層
形成方法は、以上説明してきた如き内容のものであって
、表面層形成範囲を区画する部位に溝部を設け、この溝
部の奥部にマスキング材としての仕切部を一体形成した
ため、従来のようにマスキング材を別個に用意する必要
がなくなる。
また、仕切部はシール部材と一体的に形成されているた
め、表面層形成時の途中で脱落したりすることも全くな
い。さらに、この仕切部は上部が溝部外へ突出している
ので、この上部を掴むことにより容易に引きちぎり除去
できる。そして、この仕切部を溝部から引きちぎり除去
した跡は、溝部の内部に隠れるため外観を損なうことも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る表面層を有するシー
ル部材とその表面層を形成している状態を示す断面図、 第2図(A)は第1図中■部の拡大断面図、第2図(B
)は仕切部を除去した跡を示す拡大断面図、 第3図は第1図に示したウェザストリップの使用状態を
示す断面図、 第4図は別のウェザストリップに表面層を形成している
例を示す断面図、 第5図は第4図に示したウェザストリップの使用状態を
示す説明図、そして、 第6図は先に提案した表面層を有するシール部材とその
表面層形成方法による着色の状態を示す断面図である。 20.29・・・ シール部材 21.32・・・ 塗装範囲(表面層形成範囲)22.
33・・・ 溝部 24・・・ 奥部 30・・・ 仕切部 26・・・ 色材(表面層形成材料) 25. 5・・・ 表面層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弾性材料で形成されたシール部材表面に、該シー
    ル部材と異なる材料の表面層を形成し、且つ該表面層の
    端部に相応する区画部位に沿って溝部を形成し、 そして該溝部の奥部に上部を溝部外へ突出させた状態の
    引きちぎり除去可能な仕切部を一体形成したことを特徴
    とする表面層を有するシール部材。
  2. (2)シール部材表面の表面層形成範囲をマスキング材
    で区画し、この表面層形成範囲に前記シール部材と異な
    る材料を塗布して表面層を形成するシール部材の表面層
    形成方法において、 上記シール部材表面に前記表面層形成範囲の区画部位に
    沿って溝部を形成すると共に、該溝部の奥部に上部を溝
    部外へ突出させた状態の仕切部を一体に形成し、 そして、前記仕切部をマスキング材として用いて、前記
    表面層形成範囲にシール部材と異なる表面層形成材料を
    塗布して表面層を形成し、その後前記仕切部を溝部の奥
    部から引きちぎり除去することを特徴とするシール部材
    の表面層形成方法。
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US8578587B2 (en) 2006-08-21 2013-11-12 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method of producing a weather strip

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