JPH045933B2 - - Google Patents

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JPH045933B2
JPH045933B2 JP62121126A JP12112687A JPH045933B2 JP H045933 B2 JPH045933 B2 JP H045933B2 JP 62121126 A JP62121126 A JP 62121126A JP 12112687 A JP12112687 A JP 12112687A JP H045933 B2 JPH045933 B2 JP H045933B2
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JP
Japan
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wheel
support
inspection device
pair
angle
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JP62121126A
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JPS63286741A (ja
Inventor
Akira Hirano
Shinichi Watanabe
Yutaka Fukuda
Yukio Higuchi
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Honda Motor Co Ltd
Anzen Motor Car Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Anzen Motor Car Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Anzen Motor Car Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP62121126A priority Critical patent/JPS63286741A/ja
Priority to CA000567215A priority patent/CA1328038C/en
Priority to GB8811869A priority patent/GB2204954B/en
Priority to US07/196,208 priority patent/US4901560A/en
Priority to DE3844887A priority patent/DE3844887C2/de
Priority to DE19883817310 priority patent/DE3817310C2/de
Publication of JPS63286741A publication Critical patent/JPS63286741A/ja
Priority to US07/335,321 priority patent/US4962664A/en
Priority to GB9101169A priority patent/GB2239099B/en
Publication of JPH045933B2 publication Critical patent/JPH045933B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車輪の傾斜度や動的特性を検査する車
輪検査装置に関するものであつて、更に詳細に
は、車輪を回転させた状態で車輪の所望の特性を
検査することの可能な車輪検査装置に関するもの
である。
従来技術 従来、自動車等の車輪の取り付け状態を検査す
る検査装置が使用されている。自動車等の車両に
取付けられる車輪には、種々の条件が設定されて
おり、特にその走行特性に関連して、トー角度、
キヤンバー角度、キヤスタ角度等所謂傾斜度が設
定されている。これらの傾斜度は車両が製造され
た後に市場に出す前に車両検査の一項目として検
査される場合もあれば、車輪の交換等車両を修理
する場合に検査する場合もある。車両が良好な走
行性能を持つ為には、この様な車輪の傾斜度が正
確に設定されることが重要である。更に、車輪の
動的特性、即ち車輪が回転している状態の特性と
しては、車輪の左右の振れ量及び車輪の切り角度
等があり、車両の走行特性はこれらの動的特性に
よつても著しく影響されるので、動的特性を高精
度で測定可能であることも重要である。
ところで、従来技術として、車輪を回転状態に
維持したままで車輪のトー角度及び/又はキヤン
バー角度を測定するものとして特開昭51−83301
号及び特開昭54−49701号に開示される技術があ
る。然し乍ら、これらの技術においては、車輪は
一対のローラ上に支持されて回転されるが、その
車輪の側面は支持されないか又は外側の片面に接
触ローラを転動接触させて測定するものであつ
て、左右を挟持して被測定物体である車輪の幾何
学的中心位置を位置決めするものではないから、
正確な測定を行うことは困難である。更に、車輪
をフローテイングテーブル上に支持して左右から
車輪を挟持してその幾何学的中心を位置決めする
技術として本願出願人と同一の出願人の先に出願
した特願昭58−109235号、特願昭59−9502号、特
開昭61−41913号があるが、これらの出願におい
て提案されている技術では、テーブル上に支持さ
れる車輪は静的に維持されるので、車輪の動的特
性を測定することが出来ない。
以上の如く、従来技術においては、特に車輪を
車両に装着した状態において、その的及び動的特
性を完全に検査することを可能とするものではな
く、特に回転する車輪静の左右への振れ量を測定
することは不可能である。
目 的 本発明は、以上の点に鑑みなされたものであつ
て、上述した如き従来技術の欠点を解消し、高精
度で車輪の特性を測定することを可能とし、特に
車輪の種類や状態に影響されること無しに車輪の
動的特性を高精度で測定することを可能とする車
輪検査装置を提供することを目的とする。尚、本
発明の車輪検査装置は車輪を回転させた状態で車
輪の動的特性を検査することを主たる目的とする
ものであるが、車輪を静止させた状態で所望の項
目、例えばトー角度やハンドル切り角等の傾斜角
度を測定することも可能である。
構 成 本発明は、上述した目的及びその他の目的を達
成する為に車輪をその幾何学的中心位置を位置決
めした状態で回転させ、所望の測定項目の測定を
行う車輪検査装置を提供している。本発明によれ
ば、車両の各車輪を検査する車輪検査装置におい
て、各車輪を回転自在に支持する支持手段、前記
支持手段を所定の方向に移動させて前記支持手段
の上に支持されている車輪を回転させる駆動手
段、前記車輪の両側部に接離自在に設けられてお
り前記車輪を回転自在にその両側部を挟持して前
記車輪の幾何学的中心位置を位置決めする位置決
め手段、前記支持手段上に支持されている前記車
輪の所定の性能を検知する検知手段、を有するこ
とを特徴とする車輪検査装置が提供される。好適
実施例においては、支持手段は一対の互いに並置
される支持ローラを有しており、且つ位置決め手
段は車輪の左右に夫々転動接触する接触ローラを
有している。
以下、添付の図面を参考に、本発明の具体的実
施の態様に付いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の1実施例に基づいて構成さ
れた車輪検査装置10の全体的構成を示した概略
分解斜視図である。図示した如く、車両検査装置
10は、大略箱型の形状をした枠体11を有して
おり、該枠体11は大略矩形形状の平板からなる
底壁11aと、夫々所定の部分に開口を穿設した
四方の側壁とから構成されている。底壁11aの
一端部にブラケツト12erを介してアーム12ar
が所定距離延在して固着されている。アーム12
arの先端はイコライザ12のレバー12brの先端
に回動自在に連結されている。イコライザ12
は、レバー12brの他端を回動自在に保持する揺
動レバー12cを有しており、該揺動レバー12
cはその中心部を回動軸12dによつて支持され
ており、回動軸12dの周りに水平方向に回動す
る。イコライザ12は左右対称的な構成を有して
おり、従つてレバー12brに対応してレバー12
blを有している。
第2図及び第3図に示した如く、通常、本車輪
検査装置10は4輪自動車の各車輪を検査する為
に夫々の車輪に対応して4つ設けられている。第
2図及び第3図に示した車輪検査システムにおい
ては、2つの前輪用に一対の車輪検査装置10が
横方向に離隔して並設されており、一方2つの後
輪に対応して別の一対の車輪検査装置10が横方
向に離隔して並設されている。従つて、第2図及
び第3図に示した車輪検査システムにおいては、
4つの車輪検査装置10が大略横方向及び縦方向
に整列して配設されている。然し乍ら、後述する
如く、各車輪検査装置10は少なくとも横方向に
移動自在に設けられており、従つて前輪用及び後
輪用の夫々の対をなす車輪検査装置10は水平方
向に延在するガイドレール上を互いに近離自在に
設けられている。尚、前輪用の一対の車輪検査装
置10と後輪用の一対の車輪検査装置10との間
の距離を例えば縦方向に延在するレールを設けて
その上において任意の距離に設定可能とすること
も可能であり、この場合には、検査すべき車両の
ホイールベース距離が異なる場合にも適用するこ
とが可能である。
第2図に示した如く、各車輪検査装置10の枠
体11と一体的に固定して一対の車輪ガイド7
0,70が設けられており、これらのガイド7
0,70は所定距離離隔して設定されており、車
輪が進行してくる場合に車輪を対応する車輪検査
装置10内へ案内する機能を有している。一対の
車輪ガイド70,70は車輪が第2図中に白抜矢
印で示した進行してくる方向に向かつて末広がり
に設定されており、従つて検査されるべき車両が
進行してくる場合に、対応する車輪はこれらのガ
イド70,70に接触して、その車輪検査装置1
0を横方向に移動させて対応する車輪を車輪検査
装置10の所定の位置へ案内する。この場合に、
左右の一対の車輪検査装置10,10はイコライ
ザ12によつて作動連結されているので、左右の
車輪が左右の一対の車輪検査装置10,10内に
位置された場合に、その左右の車輪の中心位置で
あるトレツド中心位置は前後の一対のイコライザ
12,12の中心12d,12d間を結んで形成
されるシステムの中心線CL上に略整合される。
即ち、検査すべき車両の前後のトレツド中心を結
んで決定される車両の長手方向中心線は、前後の
イコライザ12,12の夫々の中心12d,12
dを結んで決定される検査システムの中心線CL
と略整合される。
尚、第3図は、特に前輪用の左右一対の車輪検
査装置10,10がイコライザ12によつて作動
連結されており、更に後輪用の左右の一対の車輪
検査装置10,10が別のイコライザ12によつ
て作動連結されている状態を示している。従つ
て、前輪用のイコライザ12は固定した中心12
dを有しており、左右の一対の車輪検査装置1
0,10はこの中心12dを中心として左右対称
位置に位置され、後輪用のイコライザ12も同様
の中心12dを有している。従つて、これらの前
輪用の中心12dと後輪用の中心12dとを結ん
で決定される仮想の長手方向中心線CLは本検査
システムの中心線を画定している。一方、前輪用
の検査装置10の中心位置と後輪用の検査装置1
0の中心位置とを結んで決定される仮想の距離L
は検査すべき車両のホイールベース距離に対応し
ている。前述した如く、各車輪検査装置10を長
手軸方向に移動自在に構成することにより、前後
の検査装置間の距離Lを任意の値に設定すること
が可能となり、異なつたホイールベース距離の車
両に対して本検査システムを適用することが可能
となる。
第1図に戻つて説明すると、検査装置10の枠
体11は前後方向に離隔した一対のガイドレール
13f及び13b上に移動自在に支持されてい
る。ガイドレール13f,13bは検査場のピツ
トp(第10図参照)内の底面上に固定されるか、
又は前後距離Lを調節可能に構成する場合には、
長手方向に延在する別のガイドレール(不図示)
に設けられる。この様に、検査装置10はガイド
レール13f,13b上の左右に移動自在に設け
られているので、検査すべき車両が本検査装置1
0内に乗り入れられる場合に、車両の左右方向位
置が調節され検査システムの長手方向中心線CL
と車両の長手方向中心位置とが略合致される。
枠体11の低壁11a上には大略U字形状をし
た支持台25,25が前後位置に低壁11aに固
定して設けられている。これらの支持台25,2
5間には一対の左右ガイドレール24l,24r
(24rは不図示)が固定して設けられている。
これらの一対のガイドレール24l,24r上に
は前後方向に離隔して摺動自在に一対の中間支持
体23f,23b(23fは不図示)が設けられ
ている。これらの中間支持体23f,23bの
夫々の上にはガイドレール21f,21bが夫々
固着して設けられている。更に、これらの左右方
向に延在する一対のガイドレール21f,21b
の上にはフローテイングテーブル20がこれらの
ガイドレール21f,21bに沿つて左右方向に
摺動自在に設けられている。一対の下側ガイドレ
ール24r,24rと一対の上側ガイドレール2
1f,21bと互いに直交する方向に延在してお
り(即ち、下型ガイドレール24r,24lは前
後方向乃至は縦方向で、上側ガイドレール21
f,21bは左右方向乃至は横方向)、従つてフ
ローテイングテーブル20は枠体11の低壁11
aと相対的に水平面上を任意の方向に移動可能で
ある。
フローテイングテーブル20の中心位置には回
転軸受26を介して上部中心回転軸27が設けら
れている。上部回転軸27はフローテイングテー
ブル20の中心位置を決定しており、上下方向に
は移動しないが回転軸受26を介してフローテイ
ングテーブル20と相対的に回転自在である。上
部中心軸26の上端部は大略U形状をした支持ロ
ーラ組立体30が一体的に固着されている。支持
ローラ組立体30は底部壁とその両側から上方向
に直立する一対の側壁とを有しており、対向する
一対の側壁間に一対の支持ローラ31,31が互
いに前後方向に所定距離離隔され且つ互いに並設
されて回転自在に支承されている。これらの一対
の支持ローラ31,31上には検査すべき車両の
対応する車輪1が回転自在に載置される。
本発明の1つの実施形態においては、この一対
の支持ローラ31,31の少なくとも一方を駆動
回転手段に連結させる。即ち、この場合には、支
持ローラ31,31は少なくとも一方が駆動回転
され、従つて支持ローラ31,31上に載置され
る車輪1は支持ローラ31,31との摩擦接触に
より駆動回転される。この場合に、支持ローラ3
1,31の少なくとも駆動回転されるローラの表
面に溝等を設けて車輪1との摩擦力を増加させる
構成とすることも可能である。支持ローラ31を
駆動回転させる駆動回転手段としては、例えば、
モータを使用することが可能である。この様なモ
ータは支持ローラ31と別体に設けることも可能
であるが、支持ローラ31内に内蔵させることも
可能である。即ち、第8a図は、支持ローラ31
内にモータを内蔵した構成を示しており、第1図
の実施例に対応している。一方、第8b図は、支
持ローラ31とは別体にモータ81を設け、支持
ローラ31と別体のモータ81とをクラツチ80
で連結した構成を示している。
第8a図の構成においては、支持ローラ31
は、円筒31aと、該円筒31a内に支持フレー
ム31dを介して該円筒31aと一体的に固着し
て設けたコイル31bと、該コイル31b内に離
隔して設けた電機子31cとを有している。尚、
第1図の実施例においても、支持ローラ31の内
部に電機子31cを示してある。従つて、この構
成の場合には、電機子31cは固定して設けられ
ており、コイル31b及びそれと一体的な円筒3
1aが駆動回転される。一方、第8b図の構成に
おいては、支持ローラ31は回転自在な円筒31
aのみを有しており、外部のモータ81からクラ
ツチ80を介して回転力が伝達されて所定の方向
に駆動回転される。尚、第8b図の変形例とし
て、円筒31aの一端にプーリを固定して設け、
モータ81からベルトを介して回転力が伝達され
る構成とすることも可能である。
以上の車輪1を支持する構成においては、一対
の支持ローラ31を前後に離隔して設けている
が、支持ローラ31の数を2個以外の任意の数と
することが可能である。更に、支持ローラ31を
使用する他に、車輪1を回転自在に支持するその
他の構成を使用することも可能である。例えば、
一対の支持ローラ間にエンドレスベルトを巻着さ
せて、そのベルト上に車輪1を回転自在に支持す
ることも可能である。更に、平板状のプレート上
に多数のボール乃至はローラを配設して車輪1を
回転自在に支持することも可能である。尚、この
場合には車輪1の前後方向の位置を規定する手段
を設ける必要がある。
支持ローラ組立体30の前後の端部には夫々係
合部材32が一体的に固着して設けられている。
尚、この係合部材32は支持ローラ組立体30の
一部を切り抜いて形成することも可能である。各
係合部材32は前後方向に突出して設けられてお
り、その先端部には大略円形状の係合孔32aが
形成されている。尚、図示例においては、この係
合孔32aは一部が開放して形成されている。更
に、第1図に示した如く、係合孔32aに対応し
て係合突起33が前後方向に移動自在であつて前
進位置において係合孔32aと係合可能に設けら
れている。尚、この係合突起33と係合部材32
とは、支持ローラ組立体30を大略この係合突起
33を中心として支持ローラ組立体30を水平方
向に回動自在に支持する支持ローラ揺動システム
を構成しており、車輪1が支持ローラ31上で回
転する場合に、車輪1と支持ローラ31との相対
的な方位を整合させる機能を有している。尚、こ
の支持ローラ揺動システムに関しては、後に第1
3図及び第14図をも参照して詳細に説明する。
以上説明した如く、支持ローラ組立体30は、
検査すべき車輪1を回動自在に支持すると共に、
上部回転中心軸27を介して水平面内において車
輪1を枠体11と相対的に回転自在に支持してお
り、更に上部ガイドレール21f,21b及び下
部ガイドレール24l,24rを介して枠体11
と相対的に水平方向に二次元面内を移動自在に支
持している。
枠体11の低壁11a上には、一対のガイドレ
ール11f,11b(11fは不図示)が前後方
向に離隔して横方向に延在して固着されている。
これらのガイドレール11f,11b上には下側
支持テーブル40が設けられており、従つて下側
支持テーブル40はこれらのガイドレール11
f,11bに沿つて横方向に移動自在である。こ
の下側支持テーブル40上には上側支持テーブル
41がボール59を介して相対的に回転自在に設
けられている(第5a図参照)。この上側支持テ
ーブル41上には4本のレバーによつて大略正方
形を形成しているパンタグラフ機構42が設けら
れている。即ち、上側支持テーブル41上には、
十字架形状に互いに直交する方向に2対のガイド
レール41f,41b及び41r,41lが固定
して設けられており、縦方向のガイドレール41
f,41b上には一対の摺動体43f,43bが
摺動自在に配設されており、且つ横方向のガイド
レール41r,41l上には一対のブロツク43
r,43lが夫々摺動自在に配設されている。こ
れらの摺動体43f,43b及びブロツク43
r,43lはパンタグラフ機構42の4本のレバ
ーで回動自在に連結されている。更に、ブロツク
43r上にはシリンダ装置44aが固定して設け
られており、シリンダ装置44aの進退自在なロ
ツド44bの先端部は対向するブロツク43lに
固定されている。従つて、シリンダ装置44aを
動作することにより対向するブロツク43r,4
3lは互いに近離位置制御され、その際にパンタ
グラフ機構42によつてこれらのブロツク43
r,43lは連結されているので、ブロツク43
r,43lの夫々の近離動作は対称的に行われ
る。
更に、左右のブロツク43l,43rには夫々
対応する接触ローラ組立体47l,47rが固定
して装着される。その為に、夫々のブロツク43
l,43rは大略L字形状に形成されており、
夫々の末端部から直立して保持部45l,45r
が形成されている。一方、一対の接触ローラ組立
体47l,47rは夫々保持部46l,46r有
しており、これらの保持部46l,46rはブロ
ツク43l,43rの保持部45l,45rに
夫々嵌合される。従つて、一対の接触ローラ組立
体47l,47rは一対のブロツク43l,43
rに夫々一体的に固定して設けられている。夫々
の接触ローラ組立体47l,47rは夫々一対の
接触ローラ47lf,47lb及び47rf,47rbを
有している。対をなす接触ローラ47lf,47lb
又は47rf,47rbは回転自在に保持されており
(第5c図参照)、更に夫々傾斜して配置されてい
る。尚、これらの接触ローラが傾斜して配置され
ているのは、車輪1の側面に転動接触された場合
に、接触ローラの回転方向が車輪1の側面の進行
方向即ち円周方向と一致させる為である。従つ
て、異なつた直径の車輪1に対して本検査装置を
使用する為に、これらの接触ローラの傾斜角度を
任意の値に設定可能に構成すると良い。
これらの一対の接触ローラ組立体47l,47
rは夫々のブロツク43l,43rに一体的に固
着されているので、互いに近離自在に設けられて
いる。従つて、これらの接触ローラ組立体47
l,47rは車輪1から離隔した後退位置と支持
ローラ31,31上に支持されている車輪1の
夫々の左右の側面に転動接触する前進位置との間
を移動自在である。尚、この接触ローラ組立体4
7l,47rの近離移動は、2方向シリンダ装置
44aを動作することによつて制御される。即
ち、シリンダ装置44aに第1方向の油圧を与え
ることによりそのロツド44bを突出させる場合
には一対の接触ローラ組立体47l,47rは互
いに離隔する方向即ち後退位置へ移動され、一方
シリンダ装置44aに第2方向の油圧を与えるこ
とにより、そのロツド44bは引き戻され、一対
の接触ローラ組立体47l,47rは互いに近接
する方向即ち車輪1に接触する前進位置へ移動さ
れる。
一方、下側支持プレート40の中心位置には回
転軸受50を介して下部中心軸41eが回転自在
に且つ上側支持プレート41の中心に固定して設
けられている。尚、第5b図に最も良く示される
如く、下部中心軸41eの中心位置はパンタグラ
フ機構42の中心位置とは常時整合されている。
従つて、シリンダ装置44aが動作されてパンタ
グラフ機構42が動作しても、パンタグラフ機構
42の中心位置、即ち対向する一対の接触ローラ
組立体47l,47r間の中心位置は下部中心軸
41eの中心位置と常に整合されている。従つ
て、支持ローラ31,31上の所定の位置に車輪
1を位置させた後に、シリンダ装置44aを相対
的に近接する方向に動作させて一対の接触ローラ
組立体47l,47rを前進させ、車輪1の左右
の夫々の側面に転動接触させた状態において、被
測定物体である車輪1の幾何学的中心位置は、一
対の接触ローラ組立体47l,47rの中心位置
として決定され、従つて車輪1の幾何学的中心位
置は下部中心軸41eと整合される。この場合
に、車輪1の幾何学的中心が上部中心軸27と整
合している場合には、上部中心軸27は下部中心
軸41eと整合する。
下部中心軸41eを回転自在に支持する内部回
転軸受50は更に外部回転軸受51内に回転自在
に保持されている。外部回転軸受51は回動プレ
ート52上に移動自在に保持されている。即ち、
第4図にも詳細に示した如く、回動プレート52
の一端部から一体的に形成された回動レバー53
arが延在しており、回動レバー53arの略中心部
はピツトの底面上に固定的に設けられた固定回動
点53brを介して回動自在に支持されている。一
方、回動レバー53arの他端部は枢支点54arを
介してパンタグラフ54に連結されている。パン
タグラフ54はピツト内の底面上に設けた縦方向
に延在するレール55上に摺動自在に設けた一対
の主動体54b,54cに回動自在に連結されて
いる。第1図及び第4図に図示していないが、パ
ンタグラフ54の他端部には別の検査装置が連結
されている。従つて、検査装置10の下部中心軸
41eは回動点53brの周りを回動運動するが、
パンタグラフ54を介して連結される2つの検査
装置10,10の夫々の下部中心軸41e,41
eは常時長手方向中心軸CLに関して常時左右対
称位置に位置される。従つて、左右の検査装置1
0,10の夫々のシリンダ装置44aが動作され
て前進位置とされ車輪1と転動接触されると、左
右の下部中心軸41e,41eは長手軸中心軸
CLの左右対称位置に位置され、従つて左右の車
輪1,1の夫々の幾何学的中心位置は長手中心軸
CLの左右対称位置に位置される。
第4図に示した如く、回動プレート52は、ピ
ツトの底面上に設けられた一対のガイドレール8
5f,85b上を摺動自在に設けられている。
尚、回動プレート52は回動点53brの周りに回
動自在に設けられているので、これらのガイドレ
ール85f,85bは回動点53brを中心として
円弧形状をしている。外部回転軸受51には左右
に一対の突起51l,51rが突設されており、
外部回転軸受51は回動プレート51内に穿設さ
れている大略矩形状の開口51a内に配設されて
いる。回動プレート51の矩形開口51aの左右
両側には一対の溝52l,52rが刻設されてお
り、外部回転軸受51の一対の左右突起51l,
51rは夫々の対応する溝52l,52r内に摺
動自在に受納されている。従つて、回動プレート
52は回動点53brを中心として回動運動を行う
が、外部回転軸受51従つて下部中心軸41eは
システムの長手軸中心軸CLに対して直交する左
右方向に直線的な運動を行う。これは、下部中心
軸41eが内部回転軸受50を介して下側支持プ
レート40に保持されており、下側支持プレート
40がガイドレール11f,11bに沿つて左右
方向に摺動自在に支持されていることと符号して
いる。
更に、第1図及び第5a図に示されている如
く、下部中心軸41eの下端部にはトー角度検知
器56が固着されている。即ち、車輪1に対して
一対の接触ローラ組立体47l,47rを前進さ
せて転動接触させると、上側支持プレート41の
方位は車輪1の方位と整合され、下部中心軸41
eは上側支持プレート41の中心位置に固定され
ているので、下部中心軸41eの回転位置は車輪
1の左右方向位置に一致する。トー角度検出器5
6は下部中心軸41eの下端に固定されているの
で、下部中心軸41eの基準位置からの角度変位
を検出することによつて、車輪1のトー角度を正
確に検知することが可能である。
第1図に示した如く、本車輪検査装置10には
更にロツク装置60が設けられている。ロツク装
置60は枠体11に取り付けられており、一対の
支持ローラ31,31と係合可能であり、係合さ
れた場合に支持ローラ31,31をロツクして回
転不能状態とさせる。ロツク装置60はシリンダ
装置61、と該シリンダ装置61に枢支点63
f,63bを介して一対の作動アーム62f,6
2bが作動連結されている。作動アーム62f,
62bの先端部は両者が近接する係合位置と両者
が離隔した離脱位置とを取りえる。従つて、シリ
ンダ装置61を介して、一対の作動アーム62
f,62bの先端部を係合位置とすると、それら
の先端部は一対の支持ローラ31,31と係合し
てこれらの支持ローラ31,31をロツク状態と
し回転不能に保持する。一方、シリンダ装置61
を介して一対の作動アーム62f,62bを離隔
させて先端部を離脱させると、ロツク状態が解除
され支持ローラ31,31は回転可能状態とされ
る。このロツク装置60は、検査すべき車両を走
行させて車輪1を検査装置10内に乗り入れたり
又は検査装置10から走り出る場合に、支持ロー
ラ31,31をロツク状態に保持する為のもので
ある。
第2図は、第1図に示した本車輪検査装置10
を4個使用して自動車等の4輪車両の各車輪を同
時的乃至は逐次的に検査することが可能である車
輪検査システム乃至は方式の全体的構成を示して
いる。第2図に示した車輪検査システムにおいて
は、前輪用に一対の車輪検査装置10fl,10fr
を互いに離隔して横方向に並置しており、更に後
輪用に別の一対の車輪検査装置10bl,10brを
互いに離隔して横方向に並置している。前述した
如く、各車輪検査装置10は一対のガイドレール
13f,13b上に横方向に移動自在に載置され
ており、従つて一対の車輪検査装置10bl,10
br及び10fl,10frは夫々互いに横方向に近離
して移動自在である。前述した如く、対をなす車
輪検査装置10bl,10br又は10fl,10frの
間においては、夫々の支持ローラ31同士はイコ
ライザ12を介して連結されており、一方接触ロ
ーラ組立体47同士はパンタグラフ54を介して
連結されている。従つて、各車輪検査装置10の
支持ローラ31はシステムの長手方向中心線CL
に対して常に等距離に位置され、且つ接触ローラ
組立体47によつて挟持されそれによつて決定さ
れる車輪の幾何学的中心位置もシステム中心線
CLから常に等距離に位置される。
第2図に示した実施例においては、後輪用の一
対の車輪検査装置10bl,10brはスライドテー
ブル82上に装着されている。スライドテーブル
82はピツトP内の底面上に敷設されたシステム
中心線CLと平行に延在するガイドレール81l,
81r上で摺動可能に設けられている。一方、前
輪用の一対の車輪検査装置10fl,10frはピツ
トP上の底面上に固設して設けられている。従つ
て、後輪用の一対の車輪検査装置10bl,10br
は固定的に設けられている前輪用の一対の車輪検
査装置10fl,10frに対してガイドレール81
l,81rに沿つて長手軸方向に相対的に移動さ
せることが可能である。尚、第2図には示してい
ないが、スライドテーブル82を所望の位置にお
いて固定するロツクが設けられている。従つて、
第2図に示したシステムにおいては、検査すべき
車両のホイールベース距離が異なるものであつて
も、スライドテーブル82を適宜移動させて所望
の位置にロツクさせることにより全ての車輪を同
時的に検査することが可能である。第3図は第2
図の車輪検査システムの傾斜度測定系統を機能的
に示している。尚、本明細書において車輪の傾斜
度とは、車輪が任意の基準線に対して傾斜してい
る角度のことを言い、特に、トー角度、キヤンバ
ー角度、キヤスター角度、車輪の振れ角度、及び
車輪の切り角等を包含するものである。第3図に
模式的に示した如く、各車輪検査装置10上に4
輪車両の各車輪を位置させる。この場合に、各車
輪は各車輪検査装置10の一対の支持ローラ3
1,31上に載置され、更に各車輪の両側部は一
対の接触ローラ47rf,47rb及び別の対の接触
ローラ47lf,47lbによつて夫々押圧される。
従つて、各車輪は回転自在に保持されると共にそ
の幾何学的中心位置は角度センサ56の中心と整
合される。各車輪検査装置10の角度センサ56
は検知信号を処理・表示装置80へ送給し、処
理・表示装置80において所定のプログラムに従
つて演算処理して、その結果を表示する。処理・
表示装置80は例えばマイクロプロセサ又はコン
ピユータシステム及びCRT等の表示装置から構
成されている。
第3図に示すシステムにおいては、各車輪検査
装置10において、両側の接触ローラ47rf,4
7rb及び47lf,47lbを車輪の両側部に所定の
圧力で押圧させると、該車輪の幾何学的中心位置
は角度センサ56に整合されるので、その状態で
角度センサ56から得られる車輪の角度検知信号
を適宜処理することによつて静的状態にある車輪
のトー角度を測定することが可能である。従つ
て、スタテイツクな状態における前輪及び後輪の
夫々のトーイン又はトーアウトを演算することが
可能である。更に、第3図には図示していない
が、第1図に示した如く、外側の接触ローラ組立
体47rに直立する支持レバー48を設けその先
端にキヤンバー角度測定用の付加的な接触ローラ
49を設け、車輪1の垂直方向における傾斜度を
測定してその測定値を処理・表示装置80へ供給
することによつて、車輪1のキヤンバー角度も同
時的に測定することが可能である。尚、付加的な
接触ローラ49も車輪1の円周方向に転動接触す
べく支持レバー48先端に回転自在に設けられて
いる。尚、本システムにおいては、各車輪は一対
の支持ローラ31,31上に載置されているの
で、各車輪を回転させた状態で上述したトー角度
やキヤンバー角度の動的測定を行うことも可能で
ある。更に、この動的測定を行う場合に、支持ロ
ーラ31を駆動回転させてその上の車輪1を回転
させる外部駆動型と、支持ローラ31を自由回転
可能に設定し自動車のエンジンによつて車輪1を
回転させて測定を行う自己駆動型のいずれの形態
において検査することも可能である。
更に、最近4輪ステアリング装置を具備した自
動車が注目を浴びているが、この様な4輪ステア
リング車両においては、ハンドルの回転は4輪に
夫々伝達される。4輪ステアリング自動車におい
ては、角度追従型のものが注目されており、この
場合には後輪の前後方向の方位は前輪の前後方向
の方位に対して所定のプログラムに従つて追従的
に設定される。即ち、例えば、ハンドルを右側へ
順次切つていく場合に、それに従つて前輪は順次
右側へ切れて行くが、後輪の切れ方は多少異な
る。即ち、後輪は初めは右側へ少しの角度(例れ
ば右へ1度)だけ切れるが、ハンドルを第1の所
定の角度を越えて右側へ切ると(例えば右へ15度
乃至16度)、前輪はそれに連れて右側へ切れるが、
後輪は順次左側へ切れて行く(例えば左へ最大5
度)。
この様に、4輪自動車の中には後輪は前輪の角
度変化に応じて所定のプログラムに従つて左右に
変化するものがあり、前輪と後輪とがハンドル操
作に応じて特定の角度変化を行うことが要求され
ている。第3図に示したシステムにおいては、こ
の様なハンドルの切り角に応じて各車輪が特定の
態様で方位変化を行うべきプログラムを予め処
理・表示装置80の記憶装置内に格納しておくこ
とによつて、各車輪の検査を行うことが可能であ
る。この場合に、本システムによれば、各車輪の
幾何学的中心位置は角度センサ56の中心と整合
されているので高精度の測定を行うことが可能で
ある。更に、各車輪は一対の支持ローラ31,3
1上に載置されているので、各車輪1を回転させ
て動的テストを行うことも可能である。動的テス
トは自動車が実際の走行状態に極めて近似した状
態でのテストであるから極めて有効なテストであ
る。尚、動的テストの態様としては、前述した如
く、外部駆動型と自己駆動型のいずれかの形態を
取りえる。尚、第3図には、示していないが、検
査すべき車両のハンドルの切り角を検知する検知
器を設けその検知信号を処理・表示装置80へ供
給する構成とすると良い。
更に、第3図に示したシステムを使用して4輪
駆動車両の各車輪を同時的に検査することも可能
である。ところで、4輪駆動車両の場合、前輪用
のデフ組立体と後輪用のデフ組立体との間にはビ
スカスカツプリングが設けられているものがあ
り、その場合には、夫々のデフ組立体間を接続す
るシヤフト間に相対的回転が発生すると4輪が作
動上結合状態とされる。従つて、4輪駆動車両の
車輪を外部駆動型で動的テストを行う場合には、
前述した如き相対的回転が発生しない様に各車輪
を回転させる必要がある。この様な場合の車輪の
回転方向を第3図に矢印85で示してある。即
ち、一対の前輪は互いに反対方向85fl,85fr
に駆動回転させ、更に右側及び左側の前輪と後輪
も夫々反対方向、即ち85frと85br及び85fl
と85bl、に駆動回転させる。この様に4輪を
夫々の独自の方向に駆動回転させることによつ
て、各車輪を独立的に回転させることが可能であ
り4輪駆動車両の各車輪を車両に装着状態におい
て動的検査を行うことが可能である。
第6a図乃至第6c図は、第1図に示した本動
的車輪検査装置10を原理的に示した各概略図で
ある。第6a図乃至第6c図に示した如く、検査
すべき車輪1は車両に装着した状態(即ち、完成
車の状態)で一対の支持ローラ31,31上に載
置されその上で回転される。車輪1の両側部は接
触ローラ47rf,47rb及び47lf,47lbで
夫々押圧状態で転動接触されており、車輪1の幾
何学的中心はこれらの左右の接触ローラ間の中心
位置に設定され、角度センサ56の中心と整合さ
れている。この様な構成によれば、車輪1を回転
させた状態でそのトー角度を検知することが可能
であるばかりか、車輪1の左右の振れ量(角度又
は振幅)も正確に測定することが可能である。
即ち、従来車輪の振れ量は、車輪の片側の側面
上において接触式又は非接触式センサを使用して
測定していたが、この場合には車輪の側部の変形
(歪)又は側部上の文字1a等の影響を受け車輪
の横振れ量、特に振れ振幅値、を正確に測定する
ことは不可能であつた。例えば、車輪1の片側に
接触ローラを転動接触させて、車輪1の横振れ量
を測定すると、第15図に示した如き測定信号が
得られる。この場合に得られる測定信号は、車輪
1の横振れ量を表す正弦波的一次信号のみなら
ず、車輪1の歪や特にサイドウオール上の文字1
aによつて発生される高周波二次成分を有してい
る。従つて、特にこの二次成分が正弦波の山又は
谷近傍に発生する場合には、横振れ振幅値Aを正
確に決定することは不可能である。
一方、本発明に拠れば、第7図に示した如く、
各車輪1の横振れの角度θは車輪1を回転させる
ことによつて角度センサ56によつて測定するこ
とが可能であり、更に測定すべき車輪1の外径は
既知であるから、測定値θと既知の車輪1の外径
とから、車輪1の横振れ量、特にその振幅値を正
確に測定することが可能である。本発明の構成に
よれば、車輪1は両側から接触ローラによつて対
称的に支持しているので、車輪1の歪又は文字1
aは左右の両側部において相殺され、何等悪影響
を受けることはない。尚、車輪1の文字1aとは
メーカの名前等であり、文字1aは左右のサイド
ウオールに対称的に設けられるのが通常である。
又、車輪の変形とは、例えば、タイヤの空気圧の
違いにより車輪1が多少横方向に変形することが
あるが、この様な横方向の変形も通常左右対称で
あり、本発明のおける如く、車輪1の左右両側部
に接触ローラを対称的に当接させることにより、
それらの影響を相殺させることが可能である。従
つて、車輪1の横方向振れ量が正確に測定するこ
とが可能であるから、この振れ量が所定の値を越
えた場合には、車輪1の取り付け状態が不良であ
るとして取り付け状態の合否判断を行うことが可
能である。
第9図は、第1図に示した支持ローラ組立体3
0の別の構成を示した概略図である。即ち、第9
図の支持ローラ組立体130は第1図の支持ロー
ラ組立体30と同様に大略U字形状に形成されて
おり、一対の支持ローラ31,31を並置させて
回転可能に保持しているが、支持ローラ組立体1
30が直接的に上部回転軸27に固着されるので
はなく、支持ローラ組立体130はベースプレー
ト136上に回動自在に設けられており、ベース
プレート136が上部回転軸27の先端に固着し
て設けられる。即ち支持ローラ組立体130の一
方の側部は回動軸131を介してベースプレート
136に対して回動自在に連結されており、支持
ローラ組立体130の他方の側部には突起132
が突出されている。そして、突起132の下方に
はシリンダ装置133がベースプレート136に
固定して設けられており、シリンダ装置133の
進退自在なロツド134の先端は突起132に固
着されている。一方、支持ローラ組立体130と
ベースプレート136との間には角度検出器13
5が介挿されている。
従つて、シリンダ装置133を作動させて支持
ローラ31の回転軸を検査すべき車両に取り付け
られている車輪1の回転軸と平行とさせ、その時
の角度検出器135の値を読むことによつて車輪
1のキヤンバー角度αを測定することが可能であ
る。尚、シリンダ装置133の代わりに、突起1
32とベースプレート136との間に適宜のスプ
リング定数を持つた圧縮スプリングを介挿させる
ことも可能である。この場合には、車輪1が支持
ローラ31上に載置されると、車輪1の回転軸と
支持ローラ31の回転軸とは自動的に平行状態と
なり、その時の角度検出器135の値を読むこと
によつてキヤンバー角を検出することが可能であ
る。
第10図は、本車輪検査装置10の検出結果に
基づいて、ロボツト101によつて各車輪1の傾
斜度を補正する補正システムを示している。即
ち、本補正システムにおいては、第3図に示した
如く、各車輪1の傾斜度を検出し、処理・表示装
置80へ検出値が送られた後、そこで所定のプロ
グラムに従つて演算処理され、各車輪1の傾斜度
の補正量がロボツト101へ送られ、前記補正量
に従つてロボツト101は各車輪の傾斜度を補正
する。ロボツト101は作業場の床面GL下側に
掘り下げられたピツトP内に格納されている。
第11図は、支持ローラ31のロツク機構の別
の構成を示した概略図である。第1図の構成にお
いては、車輪1を支持ローラ31上に乗り上げた
り又支持ローラ31から走り出る場合に、支持ロ
ーラ31をロツクする為のロツク機構60が設け
られている。このロツク機構60では一対のアー
ム62f,62bの先端部が直接一対の支持ロー
ラ31,31と接触して夫々の支持ローラ31,
31をロツクすることが可能である。第11図の
構成においては、一対の支持ローラ31,31間
に昇降自在なリフタプレート111を配設してお
り、リフタプレート111をシリンダ装置114
のロツド115先端に枢支させている。リフタプ
レート111は大略台形状の断面を有しており、
中央のリフト表面112とその両側の湾曲した制
動面とを有している。各湾曲した制動面にはブレ
ーキシユー113a又は113bが設けられてい
る。従つて、シリダン装置114によつてロツド
115が上昇されると、ブレーキシユー113
a,113bが夫々の支持ローラ31,31と押
圧接触してこれらの支持ローラ31,31を回転
不能状態に保持する。この状態において、車輪1
を乗り上げると、リフト表面112上に載置され
る。次いで、シリンダ114を作動させてロツド
115を下降させると、ブレーキシユー113
a,113bは夫々の支持ローラ31,31から
離隔されて支持ローラ31を回転可能な状態とさ
せ、一方車輪1はこれらの一対の支持ローラ3
1,31間に載置される。リフトプレート111
を下降位置としたこの状態では、リフト表面11
2は車輪1に接触することはない。
第12図は、2本の回転自在に支承されている
ローラを同時的にロツクすることの可能なロツク
装置150を示している。尚、このロツク装置1
50は、第1図に示した車輪検査装置10のロツ
ク装置60として効果的に使用することが可能で
ある。第12図は、第1図に示した車輪検査装置
10のロツク装置60として適用した場合の具体
的構成を示している。
第12図に示した如く、一方の支持ローラ31
の一端部にそれと一体的に端部歯車153aが設
けられており、一方他方の支持ローラ31の一端
部にもそれと一体的に端部歯車151aが設けら
れている。従つて、端部歯車153a及び151
aは夫々の支持ローラ31,31と共に一体的に
回転する。端部歯車153a及び151aの両者
に噛み合い且つ両者の間に位置して中間歯車15
2aが設けられている。中間歯車152aは軸受
152bを介して中間シヤフト152c上に所定
の位置に支持されている。従つて、例えば、支持
ローラ31,31の一方の所定の方向の回転駆動
力が与えられると、中間歯車152aを介して、
一対の支持ローラ31,31は同一の方向に等速
度で回転する。
端部歯車153aの回転軸乃至はシヤフト(不
図示)には軸受153bを介して左作動アーム1
55が枢支されており、一方端部歯車151aの
回転軸乃至はシヤフト(不図示)には軸受151
bを介して右作動アーム154が枢支されてい
る。従つて、これらの左及び右作動アーム155
及び154は通常下方向に垂れ下がつている。左
作動アーム155の中間部には回転軸乃至はシヤ
フト158cが植設されており、このシヤフト1
58cは軸受158bを介してロツク歯車158
aを回転自在に支承している。尚、ロツク歯車1
58aは常時端部歯車153aと噛み合い状態を
維持する位置に配設されている。一方、右作動ア
ーム154の略中間の位置には回転軸乃至はシヤ
フト157cが植設されており、このシヤフト1
57c上にはロツク歯車157aが軸受157b
を介して回転自在に支承されている。ロツク歯車
157aは端部歯車151aと常時噛み合い状態
を維持する位置に配設されている。
ロツク装置150は、更にシリンダ装置156
aを有しており、シリダン装置156aの端部は
右作動アーム154の下端部に回動自在に接続さ
れている。シリンダ装置156aはロツド156
bを有しており、このロツド156bはシリンダ
装置156aに対して進退自在であり、その先端
部は左作動アーム155の下端部に回動自在に接
続されている。
以上の如き構成を有するローラロツク装置15
0の動作に付いて説明すると、第12図に示した
如く、シリンダ装置156aからロツド156b
を突出させた状態においては、ロツク歯車157
a及び158aは夫々の対応する端部歯車151
a及び153aのみに噛み合つており、ロツク動
作を行うことはない。従つて第12図に示した状
態は非ロツク状態であり、この状態においては、
一対の支持ローラ31,31は中間歯車152a
を介して同一の方向に回転する。シリンダ装置1
56a動作させて、ロツド156bをシリンダ装
置156a内に引き込むと、右作動アーム154
は時計方向に回動して、ロツク歯車157aは端
部歯車151aと中間歯車152aとの噛み合い
部の下側において両方の歯車151a及び152
aに噛み合い状態とされる。同時に、左作動アー
ム155は反時計方向に回動され、ロツク歯車1
58aは端部歯車153aと中間歯車152aと
の噛み合い部の下側において両方の歯車153a
及び152aとに噛み合わされる。従つて、夫々
のロツク歯車157a及び158aは互いに反対
方向に回転力を受けるので、回転を阻止し、支持
ローラ31,31は回転不能状態に維持される。
尚、第12図に示した構成においては、2つのロ
ツク歯車157a及び158aを設けてあるが、
原理的にはどちらか一方のロツク歯車を設ければ
良い。
更に、第1図に示したロツク装置60の作動ア
ーム62f,62bの先端部を第12図に示した
左及び右作動アーム154及び155の下端部に
連結させる構成とすることも可能である。従つ
て、この構成によれば、単にロツク歯車157a
及び158aの少なくとも一方を支持ローラ31
と一体的に設けた端部歯車151a又は153a
と中間歯車152aとの両方に噛み合い状態とさ
せるか又は両方の歯車との噛み合い状態から離脱
させるかによつて支持ローラ31,31を同時的
にロツク状態と非ロツク状態に設定させることが
可能である。
第13図及び第14図は、回転車輪スラスト吸
収装置160を示している。尚、この回転車輪ス
ラスト吸収装置160は具体例として第1図に示
した車輪検査装置10における支持ローラ組立体
30に適用されている。第13図及び第14図に
示した如く、支持ローラ組立体30は大略U字形
状の横断方向の断面を有しており、平坦な底部3
2とその両側から直立して延在する一対の側壁3
2b,32bを有している。一対の側壁32b,
32b間に一対の支持ローラ31,31が並設さ
れ且つ回転自在に支承されており、それらのロー
ラ31,31上には車輪1を載置することが可能
である。
底部32の前端及び後端には円弧状の開放した
係合孔32a,32aが穿設されている。更に、
シリンダ装置34aが所定位置に固定して設けら
れており、該シリンダ装置34aにはロツド34
bが進退自在に設けられており、ロツド34bの
先端部には係合円板33が形成されている。シリ
ンダ装置34aが動作されてロツド34bがシリ
ンダ装置34aから突出されるとロツド34bの
先端の係合円板33が支持ローラ組立体30の係
合孔32a内に係合される。第13図及び第14
図にはその様に係合された状態を示している。
尚、簡単化の為に第13図及び第14図には示し
ていないが、支持ローラ組立体30は水平面内に
おいて移動自在に設けられている。例えば、底部
32を水平方向に移動自在に支持された上部回転
軸27上に回転自在に装着させるか又は多数のボ
ールの上に載置させる。従つて、例えば第13図
及び第14図に示した如く、係合円板33を係合
孔32a内に係合させると、それらの係合を回動
中心として支持ローラ組立体30は水平面内にお
いて回動することが可能である。
第13図及び第14図に示した如く、支持ロー
ラ31,31上に載置させた車輪1が車両の車輪
である場合には、通常、トー角等の所謂傾斜度が
設定されている。従つて、初期的には所定の直線
位置(第13図に点線で示してある)に支持ロー
ラ組立体30が位置されており、その状態で車輪
1が支持ローラ31,31上に載置されている
と、車輪1の回転軸方向は支持ローラ31,31
の回転軸とは平行とはならずに互いに傾斜させ
る。従つて、この状態で車輪1を回転させると、
車輪1と支持ローラ31,31との間にスラスト
が発生し、その結果支持ローラ組立体30は係合
円板33を回動支点として矢印Aで示した方向に
回動する。そして、支持ローラ31の回転軸が車
輪1の回転軸と平行となる位置(第13図に実線
で示した位置)になると、支持ローラ組立体30
の矢印A方向への回動は停止し、その支持ローラ
組立体30はその位置に維持される。即ち、支持
ローラ組立体30の点線で示した初期位置を検査
システムの中心線CLと平行な位置であるとする
と、その初期位置と、第13図に実線で示した平
衡位置、即ち支持ローラ31と回転軸と車輪1の
回転軸とが平行となる位置、との間の角度は車輪
1とトー角度に対応している。従つて、支持ロー
ラ組立体30のこの回動角度を検知する検知器を
設けることによつて車輪1のトー角度を検知する
ことが可能である。即ち、第13図及び第14図
の装置においては、一対の支持ローラ31,31
上に支持されている車輪1のスラストを吸収した
状態において車輪の検知項目(本例の場合はトー
角度)を検知することが可能である。尚、本スラ
スト吸収装置はトー角度の測定のみに限定される
ものではなく、より一般的に、車輪等の回転物体
と支持ローラが接触される場合に、支持ローラの
回転軸を回転物体の回転軸と整合させスラストを
吸収する為に適用可能なものである。
第13図及び第14図の装置においては、支持
ローラ組立体30の底部32の前端と後端の両方
に係合孔32a,32aが夫々設けられている
が、車輪1の回転方向によつてこの係合孔32a
はいずれか一方の端部に設けるものとすることが
可能である。即ち、車輪1の回転方向に対して前
進方向の端部に係合孔32aを設ければ良い。然
し乍ら、前述した如く、4輪駆動自動車の場合
に、4つの車輪を同時的に測定する場合には、前
後左右の車輪を夫々互いに反対方向に回転させる
ことが必要であるから、この様な場合に対処する
為には底部の前端と後端との両方に係合孔32a
を設けておくことが良い。
更に、係合孔32aの直径は係合円板33の直
径よりも所定のクリアランス分大きく設定されて
いる。このクリアランスLは係合円板33の先端
部と係合孔32aの谷の間の距離として決定され
るが、このクリアランスLは、検査する車両のホ
イールベース間距離における許容誤差分と、車輪
1の回転を開始してから平衡状態に到達する迄の
前進移動分との和として定義される。この様に、
係合円板33と係合孔32aとの間にクリアラン
スLを設定してあるので、無理な力が支持ローラ
組立体30に印加されることが回避され、支持ロ
ーラ組立体30は車輪1のスラストを円滑に吸収
することが可能である。尚、係合孔32aは一部
を開放していることが必要ではなく、底部32に
完全な透孔として形成することも可能である。こ
の場合には、昇降自在な係合ピンを設けて係合孔
と係脱させれば良い。この変形例においては、係
合孔と係合ピンとの間には所要のクリアランスL
を設けると良い。
第13図及び第14図のスラスト吸収装置にお
いては、一対の支持ローラ31,31の少なくと
も一方を駆動回転するものであつても又は車輪1
を装着する車両のエンジンによつて車輪1を駆動
回転するものであつても良い。更に、支持ローラ
31を駆動回転させる場合には、支持ローラ31
自身をモータの一部として構成することも可能で
あり、又外部のモータからベルト又はクラツチを
介して回転力を伝達させるものであつても良い。
効 果 以上、本発明の車輪検査装置においては、車輪
の下側及び両側を回転自在に支持した状態におい
て、車輪を回転させて傾斜度等の所定の検査を行
うことが可能であり、極めて高精度で、且つ実際
の走行状態に極めて近似した状態で検査を行うこ
とが可能である。更に、車輪の下側を支持する支
持ローラは外部的に駆動するので、検査すべき車
輪を車両のエンジンで回転させることが出来ない
場合であつても、常に動的検査を行うことが可能
である。即ち、通常の4輪自動車の場合、4輪駆
動でない場合には、後輪又は前輪(前輪駆動の場
合)の2つの車輪のみがエンジンによつて駆動回
転させることが可能であるが、本発明によれば、
支持ローラをモータ等の別体の駆動源によつて回
転駆動させるので、4輪の全部がエンジンによつ
て駆動させるものでない場合であつても、4輪全
部を同時的に検査することが可能である。更に、
接触ローラは車輪の左右の側壁に対称的に当接さ
せる場合には、タイヤに刻設されているタイヤメ
ーカ等の浮き彫り文字や、タイヤの歪等を相殺す
ることが可能となり、それだけ一層高精度の検査
を行うことを可能としている。更に、車輪の両側
を支持しているので、車輪を回転させた場合に車
輪を安定的に保持することが可能である。
以上、本発明の具体的実施の態様に付いて詳細
に説明したが、本発明はこれら具体例にのみ限定
されるべきものでは無く、本発明の技術的範囲を
逸脱すること無しに種々の変形が可能であること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に基づいて構成され
た車輪検査装置10の概略分解斜視図、第2図は
第1図に示した車輪検査装置を縦横に一対づつ配
設して4輪車両の4つの車輪を同時的に検査する
ことを可能とした本発明の別の実施例に基づいて
構成された車輪検査システムを示した全体的概略
図、第3図は第2図に示した車輪検査システムの
検知機能を概略示した概略説明図、第4図は第1
図の車輪検査装置10の下部回転軸41eとそれ
を支持する回動プレート52及びそれに接続され
たパンタグラフ54との連結状態を示した部分概
略説明図、第5a図は第1図中に示した白抜矢印
V方向から見た場合の第1図の車輪検査装置10
の一部の概略横断断面図、第5b図は第5a図の
構造の概略平面図、第5c図は第5a図の構造の
一部の概略部分断面図、第6a図乃至第6c図は
第1図に示した車輪検査装置10の動作を説明す
るのに有用な各概略図、第7図は4輪車両の各車
輪の横振れ量を角度θで示した説明図、第8a図
及び第8b図は第1図の車輪検査装置10に使用
する支持ローラ31の2つの異なつた具体的構成
を詳細に示した各説明図、第9図は第1図の車輪
検査装置10に適用することの可能なキヤンバー
角度を測定する構成を示した概略図、第10図は
第1図の車輪検査装置10によつて検査した結果
に基づいてロボツト101によつて各車輪の取り
付け状態を補正することの可能な補正システムを
示した概略図、第11図は第1図の車輪検査装置
10の支持ローラ31をロツク及びアンロツク状
態に保持することの可能であり第1図の車輪検査
装置10に適用することの可能なロツク装置を示
した概略図、第12図は2本のローラを同時的に
ロツク状態又はアンロツク状態に設定することが
可能であり第1図の車輪検査装置10に適用する
ことの可能なロツク装置を示した概略斜視図、第
13図及び第14図は車輪1等の回転物体のスラ
ストを吸収するスラスト吸収装置であつて第1図
の車輪検査装置10に適用することの可能な回転
物体スラスト吸収装置を示した各概略図、第15
図は車輪の片側のサイドウオールからの情報に基
づいて車輪の横方向振れ量を測定する場合の検知
信号を示したグラフ図、である。 (符号の説明)、10:車輪検査装置、11:
枠体、12:イコライザ、20:フローテイング
テーブル、27:上部回転軸、30:支持ローラ
組立体、31:支持ローラ、40:下側支持テー
ブル、41:上側支持テーブル、41e:下側回
転軸、42:パンタグラフ機構、47:接触ロー
ラ組立体、52:回動テーブル、54:パンタグ
ラフ、56:角度センサ、60:ロツク装置、7
0:ガイド、80:処理・表示装置、150:ロ
ーラロツク装置、160:スラスト吸収装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の各車輪を検査する車輪検査装置におい
    て、各車輪を回転自在に支持する支持手段、前記
    支持手段を所定の方向に移動させて前記支持手段
    の上に支持されている車輪を回転させる駆動手
    段、前記車輪の両側部に接離自在に設けられてお
    り前記車輪を回転自在にその両側部を挟持して前
    記車輪の幾何学的中心位置を位置決めする位置決
    め手段、前記支持手段上に支持されている前記車
    輪の所定の性能を検知する検知手段、を有するこ
    とを特徴とする車輪検査装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記支持手
    段は一対の互いに所定距離離隔され並設されてい
    る回転自在な支持ローラを有しており、前記一対
    の支持ローラ上に前記車輪が支持されることを特
    徴とする車輪検査装置。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項において、
    前記駆動手段は前記支持ローラの少なくとも一方
    を所定の方向に駆動回転させるモータを有してい
    ることを特徴とする車輪検査装置。 4 特許請求の範囲第3項において、前記モータ
    は前記一対の支持ローラの少なくとも一方の内部
    に組み込まれており、前記モータのコイルが前記
    支持ローラの内周に一体的に固定されると共に前
    記支持ローラの内部であつて前記コイルの内部に
    電機子が固定的に配置されていることを特徴とす
    る車輪検査装置。 5 特許請求の範囲第3項において、前記モータ
    は前記支持ローラとは別体に設けられており、前
    記別体のモータと前記支持ローラの少なくとも一
    方とは結合手段を介して動作的に連結可能である
    ことを特徴とする車輪検査装置。 6 特許請求の範囲第5項において、前記結合手
    段が係脱自在のクラツチであることを特徴とする
    車輪検査装置。 7 特許請求の範囲第1項乃至第6項の内のいず
    れか1項において、前記位置決め手段が前記車輪
    の右側及び左側の夫々に転動接触する接触ローラ
    を少なくとも1個づつ有することを特徴とする車
    輪検査装置。 8 特許請求の範囲第7項において、前記左右の
    接触ローラは略左右対称的な位置に配設されてい
    ることを特徴とする車輪検査装置。 9 特許請求の範囲第1項乃至第8項の内のいず
    れか1項において、前記検知手段は角度センサを
    有しており、前記角度センサは前記位置決め手段
    によつて決定される車輪の幾何学的中心の垂直線
    上に配設されており、前記位置決め手段によつて
    位置決めされた車輪の水平面内の方位角度を検知
    することを特徴とする車輪検査装置。 10 特許請求の範囲第9項において、前記角度
    センサで前記車輪のトー角度を検知することを特
    徴とする車輪検査装置。 11 特許請求の範囲第1項乃至第10項の内の
    いずれか1項において、前記検知手段は、前記車
    輪のトー角度、キヤンバー角度、キヤスタ角度、
    車輪の左右へ振れ量、及び車輪切り角の少なくと
    も1つを検知することを特徴とする車輪検査装
    置。 12 特許請求の範囲第1項乃至第11項の内の
    いずれか1項において、前記検知手段からの検知
    信号を受け取り所定の処理を行なつて結果を表示
    する処理・表示手段を有しており、前記処理・表
    示手段は所定のプログラムを記憶しており、前記
    検知信号を前記所定のプログラムに従つて処理す
    ることを特徴とする車輪検査装置。
JP62121126A 1987-05-20 1987-05-20 車輪検査装置 Granted JPS63286741A (ja)

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CA000567215A CA1328038C (en) 1987-05-20 1988-05-19 Roller clamp type wheel examining apparatus
GB8811869A GB2204954B (en) 1987-05-20 1988-05-19 Roller clamp type wheel examining apparatus
US07/196,208 US4901560A (en) 1987-05-20 1988-05-19 Roller clamp type wheel examining apparatus
DE3844887A DE3844887C2 (de) 1987-05-20 1988-05-20 Radprüfvorrichtung mit Andruckrollen
DE19883817310 DE3817310C2 (de) 1987-05-20 1988-05-20 Gerät und Geräte-Anordnung zur Fahrzeugradprüfung
US07/335,321 US4962664A (en) 1987-05-20 1989-04-07 Roller clamp type wheel examining apparatus
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