JPH0459331B2 - - Google Patents
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- JPH0459331B2 JPH0459331B2 JP57221195A JP22119582A JPH0459331B2 JP H0459331 B2 JPH0459331 B2 JP H0459331B2 JP 57221195 A JP57221195 A JP 57221195A JP 22119582 A JP22119582 A JP 22119582A JP H0459331 B2 JPH0459331 B2 JP H0459331B2
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Description
本発明は密着性の良好な樹脂組成物に関するも
のである。詳しくは湿潤面接着性に優れた土木建
築材接着用樹脂組成物に関するものである。 従来、コンクリート、モルタル、セメント、ガ
ラス、石材、陶磁器、金属、木材等の土木建築用
材料の接着の場合、材料を充分に乾燥しておかな
いと信頼性のある接着強度が得られなかつた。そ
こでコンクリート、モルタル、セメント、ガラ
ス、石材、陶磁器、金属、木材等の土木建築用接
着剤としては、ウレタン系、エポキシ系などが用
いられているが、ウレタン系では被着体中に微か
でも水分が存在すると発泡現象が起る為、湿潤面
の接着は本質的に困難であつた。 これに対しエポキシ系では、硬化剤として一般
にアミン系硬化剤が用いられるが、湿潤面の場合
水及び空気中の炭酸ガスによつてこのアミン系硬
化剤が変質し、重炭酸塩が生成する為、乾燥面接
着の場合に比べて接着強度の保持率が小さく信頼
性のある接着が困難であつた。 更に通常のエポキシ系は硬化剤が剛性である
為、被着体との密着性及びたわみ性の相異によつ
て生ずるクラツクが大きな問題となる。 本発明者らは湿潤面でも安定した接着強度を有
し、更に酸化物に柔軟性を持たせることにより被
着体との密着性に優れた接着用樹脂組成物を得る
ことを目的とし、鋭意研究の結果、本発明を完成
するに至つた。 即ち、本発明は湿潤面でも安定した接着強度を
有し、更に被着体との密着性に優れた樹脂組成物
として、()(a)グリシドールおよび多価アルコ
ールのグリシジルエーテル類から選択されるエポ
キシ基とヒドロキシル基とを有する化合物(−
a)と、(b)ポリヒドロキシル化合物(−b−
1)とポリイソシアネート化合物(−b−2)
とから得られる末端にイソシアネート基を含有す
るウレタンプレポリマー(−b)とを反応させ
て得られるウレタン変性エポキシ樹脂と()周
期律表上の第族及び第族元素で第3周期〜第
4周期に属する元素の酸化物で粒子径が7〜500
mμの物質と()硬化剤とから成る樹脂組成物
を提供する。 本発明の目的の一つは、ウレタン変性エポキシ
樹脂()を用いることにより適度な可撓性、た
わみ性を有する樹脂硬化物を得、通常のエポキシ
樹脂硬化物では本質的に困難とされるコンクリー
ト、モルタル、セメント、ガラス、石材、陶磁
器、金属、木材等の土木建築用材料の接着を可能
にする点にある。 又、ウレタン変性エポキシ樹脂()を用い、
更に樹脂組成物中に周期律表上の第族及び第
族元素で第3周期〜第4周期に属する元素の酸化
物()を添加することにより、湿潤面に対して
優れた接着力を保持することも本発明の目的とす
るところである。 湿潤面に対する優れた接着力は、周期律表上の
第族及び第族元素で第3周期〜第4周期に属
する元素の酸化物()が粒子表面上に活性基
(例えば第族第3周期に属する元素であるケイ
素の酸化物ではSiOH基)を有していること、つ
まりこの活性基が被着体表面上の水分と速やかに
水素結合を作り、又酸化物の組織内に余剰水を包
含し、接着剤と被着体間に接着力低下をもたらす
水を除去する作用にもとづいている。 更にウレタン変性エポキシ樹脂()自身も、
その分子内に持つウレタン結合が上記同様被着体
表面上の水分と水素結合を作り、接着剤と被着体
間の水を除去する作用をし、湿潤面に対して優れ
た接着力を保持する一因を成している。 本発明に用いられるウレタン変性エポキシ樹脂
()の原料であるグリシドールおよび多価アル
コールのグリシジルエーテル類から選択されるエ
ポキシ基とヒドロキシル基とを有する化合物(
−a)としては分子内にエポキシ基を1〜3個と
ヒドロキシル基を1〜2個有する化合物であり、
好ましくは分子量70〜2000の化合物であり、例え
ばグリシドール、エチレングリコールモノグリシ
ジルエーテル、グリセリンジクリシジルエーテル
の如き多価アルコールのグリシジルエーテル類が
挙げられる。 末端イソシアネート基を含有するウレタンプレ
ポリマー(−b)はポリヒドロキシル化合物
(−b−1)とポリイソシアネート化合物(
−b−2)との反応により製造されるがポリヒド
ロキシル化合物(−b−1)としては、例えば
一般のウレタン化合物の製造に用いられる種々の
ポリエステルポリオールもしくはポリエーテルポ
リオールが挙げられる。ここで言うポリエステル
ポリオールとは多価アルコールと多塩基性カルボ
ン酸の縮合物、ヒドロキシカルボン酸と多価アル
コールの縮合物などが挙げられ、これらに使用さ
れる多価アルコールとしては例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサ
ントリオール、トリメチロールプロパンなどが挙
げられ、多塩基性カルボン酸としては例えばアジ
ピン酸、グルタール酸、アゼライン酸、フマール
酸、マレイン酸、フタール酸、テレフタール酸、
ダイマー酸、ピロメリツト酸などが挙げられる。
又、ヒドロキシカルボン酸と多価アルコールの縮
合物としてはヒマシ油、ヒマシ油とエチレングリ
コール、プロピレングリコールなどの反応生成物
も有用である。ポリエーテルポリオールとしては
例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフランな
どのアルキレンオキサイドの一種もしくは二種以
上を、2個以上の活性水素を有する化合物に付加
重合せしめた生成物であり、通常のポリウレタン
樹脂の製造に用いられる公知のポリエーテルポリ
オールがいずれも使用できる。この場合2個以上
の活性水素を有する化合物としては例えば先に述
べた多価アルコール、多塩基性カルボン酸の他、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど
のアミン類、エタノールアミン、プロパノールア
ミンなどのアルカノールアミン類、レゾルシン、
ビスフエノールの如き多価フエノール類、ヒマシ
油などが挙げられる。 末端にイソシアネート基を含有するウレタンプ
レポリマー(−b)の製造に用いられるポリイ
ソシアネート化合物(−b−2)とは、分子中
にイソシアネート基を2個以上有する化合物であ
り、通常のポリウレタン樹脂の製造に用いられる
種々のものが使用でき、例えばトリレンジイソシ
アネート、ジフエニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、トリフエニル
メタントリイソシアネートなどが挙げられる。 本発明に用いられる末端にイソシアネート基を
含有するウレタンプレポリマー(−b)は、ポ
リヒドロキシル化合物(−b−1)とポリイソ
シアネート化合物(−b−2)とを、通常のイ
ソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの製法
と同様に反応せしめて得られる。この様な末端に
イソシアネート基を含有するウレタンプレポリマ
ー(−b)と、前記のエポキシ基とヒドロキシ
ル基とを含有する化合物(−a)とを当量比で
(−a):(−b)=1:1.2〜1.5:1の割合で
常法により反応させれば、本発明に用いられるウ
レタン変性エポキシ樹脂()を得ることができ
る。 本発明のウレタン変性エポキシ樹脂()に
は、本発明の効果を損なわない程度に通常のエポ
キシ樹脂を添加することもできる。好ましくは、
通常のエポキシ樹脂を0〜90重量%用いられる。 本発明に用いられる周期律表上の第族及び第
族元素で第3周期〜第4周期に属する元素の酸
化物()としては、例えばアルミニウム(第
族第3周期)、ケイ素(第族第3周期)、チタン
(第族第4周期)の酸化物である酸化アルミニ
ウム(Al2O3)、酸化ケイ素(SiO2)、酸化チタン
(TiO2)等が挙げられる。 尚これら酸化物の性状としては粒子の表面積が
50〜400m2/g、粒子の平均粒径が7〜500mμの
ものが好ましく、又1000℃、2時間の灼熱減量が
5%以下のものが好ましい。 粒子の表面積が50m2/g以下ないし粒子の平均
粒径が500mμ以上では、粒子表面上の活性基濃
度が小さくなる為湿潤面接着性が劣り、又粒子の
表面積が400m2/g以上ないし粒子の平均粒径が
7mμ以下では、貯蔵中あるいは使用中における
吸湿が起りやすく取り扱いが困難であり実用的で
ない。 灼熱減量についても5%より多いものは、粒子
表面上の活性基の一部不活性化の原因となるの
で、5%以下のものが好ましい。 本発明に於ける周期律表上の第族及び第族
元素で第3周期〜第4周期に属する元素の酸化物
()の配合量は、ウレタン変性エポキシ樹脂
()及び硬化剤()の合計量100重量部(以
下、部と略す)に対し、0.1部〜100部、特に好ま
しくは1部〜20部である。これはウレタン変性エ
ポキシ樹脂中に予め添加しても良く、硬化剤中に
予め添加しても良い。更にウレタン変形エポキシ
樹脂と硬化剤の両者に予め分割添加しても良い。 又、本発明による樹脂組成物には必要に応じて
その他のエポキシ樹脂、希釈剤、顔料、充填剤、
安定剤、その他の添加物を添加しても良い。 硬化剤()としては、通常のエポキシ樹脂の
硬化に用いられるものがいずれも使用できるが、
例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ジプロピレントリ
アミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、シクロヘキシルアミノプロピ
ルアミン、メタキシレンジアミン等の脂肪族ポリ
アミン、アミノエチルエタノールアミン、ビスヒ
ドロキシエチルジエチレントリアミン等の脂肪族
ヒドロキシポリアミン、メタフエニレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフエニルメタン、2,2
−ビス(4−アミノフエニル)プロパン等の芳香
族ポリアミン、及びその各種変性体、ポリアミド
類、酸無水物等が挙げられる。 その硬化にあたつては室温下でも良く、又用途
によつては加熱硬化させたり、触媒を併用して硬
化を促進することもできる。触媒としては、エポ
キシ樹脂に一般に用いられるものがいずれも使用
でき、例えばクレゾール、フエノール、ビスフエ
ノールAなどのフエノール類や、イミダゾール、
トリス(N,N−ジメチルアミノメチル)フエノ
ール、ベンジルジメチルアミンなどの三級アミン
類、三フツ化ホウ素モノエチルアミンなどの三フ
ツ化ホウ素アミン錯化合物等がげられる。 本発明による樹脂組成物は、特に湿潤面接着性
に優れ、又硬度はシヨアーA硬度10〜シヨアーD
硬度80程度の任意の硬度のものを得ることができ
る為、土木建築用接着剤として優れており、用途
に応じて適度な可撓性を持たせた硬化物を得るこ
とができる。又硬化物は耐水性、耐酸性、耐アル
カリ性等の耐薬品性、可撓性、接着性共に優れた
特性を示す為、広い用途例えば床材、防水材、シ
ーリング材、表面処理剤、電気部品封入材、モル
タル補修剤、成型物等に使用可能である。 以下本発明を実施例により説明する。 合成例 1 (ウレタン変性エポキシ樹脂〔A〕の調整) ヒドロキシル価56、平均分子量2000のポリオキ
シプロピレングリコール200gに、トリレンジイ
ソシアネート35.0gを加え、窒素気流下80℃にお
いて約8時間反応せしめ、イソシアネート基3.46
%を有するウレタンプレポリマー(−b)を得
た。 これにグリシドール14.4g(−a)を加え、
窒素気流下60℃においてイソシアネート基がなく
なるまで約10時間反応せしめ、ウレタン変性エポ
キシ樹脂〔A〕を得た。 得られた樹脂はNCO含量0%、エポキシ当量
1325、色相(ガードナー法)1であつた。 合成例 2 (ウレタン変性エポキシ樹脂〔B〕の調整) グリセリンとエピクロルヒドリンから得られる
ポリグリシジルエーテル(−a)(エポキシ当
量135、水酸基当量270、粘度120cps(25℃))1240
gと、ヒドロキシル価112、平均分子量1000のポ
リオキシプロピレングリコールとトリレンジイソ
シアネートとから得られる末端にイソシアネート
基を有するウレタンプレポリマー(−b)(イ
ソシアネート含有量7.1%)1200gとを秤量し、
窒素気流下でイソシアネート基がなくなるまで70
℃において約9時間反応せしめ、ウレタン変性エ
ポキシ樹脂〔B〕を得た。 得られた樹脂はNCO含量0%、エポキシ当量
320、色相(ガードナー法)1であつた。 合成例 3 (ウレタン変性エポキシ樹脂〔C〕の調整) ヒドロキシル価56、平均分子量3000のポリオキ
シプロピレントリオール300gにトリレンジイソ
シアネート51.2gを加え、窒素気流下80℃におい
て約8時間反応せしめ、イソシアネート基3.57%
を有するウレタン結合有含化合物(−b)を得
た。 これにグリシドール22.3g(−a)を加え、
窒素気流下60℃においてイソシアネート基がなく
なるまで約9時間反応せしめ、ウレタン変性エポ
キシ樹脂〔C〕を得た。 得られた樹脂はNCO含量0%、エポキシ当量
1420、色相(ガードナー法)1であつた。 実施例1、比較例1 (セメントモルタルの接着試験) 4cm×4cm×16cmの曲げ供試体を28日間水中養
生し、長さ方向に垂直に切断して4cm×4cm×8
cmの供試体を作り、接着層の厚さが1.0mmになる
ように2本の供試体をセツトし、試料が流出しな
いように粘着テープでシールして接着剤を注入し
て試験体とした。ただし、だれのない接着剤は試
験体の接着面に接着剤を塗布後、2本の供試体を
1.0mm間隔にセツトし、試験体とした。 湿潤時の接着の場合は供試体を水温25℃の水中
に24時間浸漬後、表面の水分を清潔な綿布で軽く
ふきとつて被着体とした。
のである。詳しくは湿潤面接着性に優れた土木建
築材接着用樹脂組成物に関するものである。 従来、コンクリート、モルタル、セメント、ガ
ラス、石材、陶磁器、金属、木材等の土木建築用
材料の接着の場合、材料を充分に乾燥しておかな
いと信頼性のある接着強度が得られなかつた。そ
こでコンクリート、モルタル、セメント、ガラ
ス、石材、陶磁器、金属、木材等の土木建築用接
着剤としては、ウレタン系、エポキシ系などが用
いられているが、ウレタン系では被着体中に微か
でも水分が存在すると発泡現象が起る為、湿潤面
の接着は本質的に困難であつた。 これに対しエポキシ系では、硬化剤として一般
にアミン系硬化剤が用いられるが、湿潤面の場合
水及び空気中の炭酸ガスによつてこのアミン系硬
化剤が変質し、重炭酸塩が生成する為、乾燥面接
着の場合に比べて接着強度の保持率が小さく信頼
性のある接着が困難であつた。 更に通常のエポキシ系は硬化剤が剛性である
為、被着体との密着性及びたわみ性の相異によつ
て生ずるクラツクが大きな問題となる。 本発明者らは湿潤面でも安定した接着強度を有
し、更に酸化物に柔軟性を持たせることにより被
着体との密着性に優れた接着用樹脂組成物を得る
ことを目的とし、鋭意研究の結果、本発明を完成
するに至つた。 即ち、本発明は湿潤面でも安定した接着強度を
有し、更に被着体との密着性に優れた樹脂組成物
として、()(a)グリシドールおよび多価アルコ
ールのグリシジルエーテル類から選択されるエポ
キシ基とヒドロキシル基とを有する化合物(−
a)と、(b)ポリヒドロキシル化合物(−b−
1)とポリイソシアネート化合物(−b−2)
とから得られる末端にイソシアネート基を含有す
るウレタンプレポリマー(−b)とを反応させ
て得られるウレタン変性エポキシ樹脂と()周
期律表上の第族及び第族元素で第3周期〜第
4周期に属する元素の酸化物で粒子径が7〜500
mμの物質と()硬化剤とから成る樹脂組成物
を提供する。 本発明の目的の一つは、ウレタン変性エポキシ
樹脂()を用いることにより適度な可撓性、た
わみ性を有する樹脂硬化物を得、通常のエポキシ
樹脂硬化物では本質的に困難とされるコンクリー
ト、モルタル、セメント、ガラス、石材、陶磁
器、金属、木材等の土木建築用材料の接着を可能
にする点にある。 又、ウレタン変性エポキシ樹脂()を用い、
更に樹脂組成物中に周期律表上の第族及び第
族元素で第3周期〜第4周期に属する元素の酸化
物()を添加することにより、湿潤面に対して
優れた接着力を保持することも本発明の目的とす
るところである。 湿潤面に対する優れた接着力は、周期律表上の
第族及び第族元素で第3周期〜第4周期に属
する元素の酸化物()が粒子表面上に活性基
(例えば第族第3周期に属する元素であるケイ
素の酸化物ではSiOH基)を有していること、つ
まりこの活性基が被着体表面上の水分と速やかに
水素結合を作り、又酸化物の組織内に余剰水を包
含し、接着剤と被着体間に接着力低下をもたらす
水を除去する作用にもとづいている。 更にウレタン変性エポキシ樹脂()自身も、
その分子内に持つウレタン結合が上記同様被着体
表面上の水分と水素結合を作り、接着剤と被着体
間の水を除去する作用をし、湿潤面に対して優れ
た接着力を保持する一因を成している。 本発明に用いられるウレタン変性エポキシ樹脂
()の原料であるグリシドールおよび多価アル
コールのグリシジルエーテル類から選択されるエ
ポキシ基とヒドロキシル基とを有する化合物(
−a)としては分子内にエポキシ基を1〜3個と
ヒドロキシル基を1〜2個有する化合物であり、
好ましくは分子量70〜2000の化合物であり、例え
ばグリシドール、エチレングリコールモノグリシ
ジルエーテル、グリセリンジクリシジルエーテル
の如き多価アルコールのグリシジルエーテル類が
挙げられる。 末端イソシアネート基を含有するウレタンプレ
ポリマー(−b)はポリヒドロキシル化合物
(−b−1)とポリイソシアネート化合物(
−b−2)との反応により製造されるがポリヒド
ロキシル化合物(−b−1)としては、例えば
一般のウレタン化合物の製造に用いられる種々の
ポリエステルポリオールもしくはポリエーテルポ
リオールが挙げられる。ここで言うポリエステル
ポリオールとは多価アルコールと多塩基性カルボ
ン酸の縮合物、ヒドロキシカルボン酸と多価アル
コールの縮合物などが挙げられ、これらに使用さ
れる多価アルコールとしては例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、グリセリン、ヘキサ
ントリオール、トリメチロールプロパンなどが挙
げられ、多塩基性カルボン酸としては例えばアジ
ピン酸、グルタール酸、アゼライン酸、フマール
酸、マレイン酸、フタール酸、テレフタール酸、
ダイマー酸、ピロメリツト酸などが挙げられる。
又、ヒドロキシカルボン酸と多価アルコールの縮
合物としてはヒマシ油、ヒマシ油とエチレングリ
コール、プロピレングリコールなどの反応生成物
も有用である。ポリエーテルポリオールとしては
例えばエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、テトラヒドロフランな
どのアルキレンオキサイドの一種もしくは二種以
上を、2個以上の活性水素を有する化合物に付加
重合せしめた生成物であり、通常のポリウレタン
樹脂の製造に用いられる公知のポリエーテルポリ
オールがいずれも使用できる。この場合2個以上
の活性水素を有する化合物としては例えば先に述
べた多価アルコール、多塩基性カルボン酸の他、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど
のアミン類、エタノールアミン、プロパノールア
ミンなどのアルカノールアミン類、レゾルシン、
ビスフエノールの如き多価フエノール類、ヒマシ
油などが挙げられる。 末端にイソシアネート基を含有するウレタンプ
レポリマー(−b)の製造に用いられるポリイ
ソシアネート化合物(−b−2)とは、分子中
にイソシアネート基を2個以上有する化合物であ
り、通常のポリウレタン樹脂の製造に用いられる
種々のものが使用でき、例えばトリレンジイソシ
アネート、ジフエニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、トリフエニル
メタントリイソシアネートなどが挙げられる。 本発明に用いられる末端にイソシアネート基を
含有するウレタンプレポリマー(−b)は、ポ
リヒドロキシル化合物(−b−1)とポリイソ
シアネート化合物(−b−2)とを、通常のイ
ソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの製法
と同様に反応せしめて得られる。この様な末端に
イソシアネート基を含有するウレタンプレポリマ
ー(−b)と、前記のエポキシ基とヒドロキシ
ル基とを含有する化合物(−a)とを当量比で
(−a):(−b)=1:1.2〜1.5:1の割合で
常法により反応させれば、本発明に用いられるウ
レタン変性エポキシ樹脂()を得ることができ
る。 本発明のウレタン変性エポキシ樹脂()に
は、本発明の効果を損なわない程度に通常のエポ
キシ樹脂を添加することもできる。好ましくは、
通常のエポキシ樹脂を0〜90重量%用いられる。 本発明に用いられる周期律表上の第族及び第
族元素で第3周期〜第4周期に属する元素の酸
化物()としては、例えばアルミニウム(第
族第3周期)、ケイ素(第族第3周期)、チタン
(第族第4周期)の酸化物である酸化アルミニ
ウム(Al2O3)、酸化ケイ素(SiO2)、酸化チタン
(TiO2)等が挙げられる。 尚これら酸化物の性状としては粒子の表面積が
50〜400m2/g、粒子の平均粒径が7〜500mμの
ものが好ましく、又1000℃、2時間の灼熱減量が
5%以下のものが好ましい。 粒子の表面積が50m2/g以下ないし粒子の平均
粒径が500mμ以上では、粒子表面上の活性基濃
度が小さくなる為湿潤面接着性が劣り、又粒子の
表面積が400m2/g以上ないし粒子の平均粒径が
7mμ以下では、貯蔵中あるいは使用中における
吸湿が起りやすく取り扱いが困難であり実用的で
ない。 灼熱減量についても5%より多いものは、粒子
表面上の活性基の一部不活性化の原因となるの
で、5%以下のものが好ましい。 本発明に於ける周期律表上の第族及び第族
元素で第3周期〜第4周期に属する元素の酸化物
()の配合量は、ウレタン変性エポキシ樹脂
()及び硬化剤()の合計量100重量部(以
下、部と略す)に対し、0.1部〜100部、特に好ま
しくは1部〜20部である。これはウレタン変性エ
ポキシ樹脂中に予め添加しても良く、硬化剤中に
予め添加しても良い。更にウレタン変形エポキシ
樹脂と硬化剤の両者に予め分割添加しても良い。 又、本発明による樹脂組成物には必要に応じて
その他のエポキシ樹脂、希釈剤、顔料、充填剤、
安定剤、その他の添加物を添加しても良い。 硬化剤()としては、通常のエポキシ樹脂の
硬化に用いられるものがいずれも使用できるが、
例えばエチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ジプロピレントリ
アミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、シクロヘキシルアミノプロピ
ルアミン、メタキシレンジアミン等の脂肪族ポリ
アミン、アミノエチルエタノールアミン、ビスヒ
ドロキシエチルジエチレントリアミン等の脂肪族
ヒドロキシポリアミン、メタフエニレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフエニルメタン、2,2
−ビス(4−アミノフエニル)プロパン等の芳香
族ポリアミン、及びその各種変性体、ポリアミド
類、酸無水物等が挙げられる。 その硬化にあたつては室温下でも良く、又用途
によつては加熱硬化させたり、触媒を併用して硬
化を促進することもできる。触媒としては、エポ
キシ樹脂に一般に用いられるものがいずれも使用
でき、例えばクレゾール、フエノール、ビスフエ
ノールAなどのフエノール類や、イミダゾール、
トリス(N,N−ジメチルアミノメチル)フエノ
ール、ベンジルジメチルアミンなどの三級アミン
類、三フツ化ホウ素モノエチルアミンなどの三フ
ツ化ホウ素アミン錯化合物等がげられる。 本発明による樹脂組成物は、特に湿潤面接着性
に優れ、又硬度はシヨアーA硬度10〜シヨアーD
硬度80程度の任意の硬度のものを得ることができ
る為、土木建築用接着剤として優れており、用途
に応じて適度な可撓性を持たせた硬化物を得るこ
とができる。又硬化物は耐水性、耐酸性、耐アル
カリ性等の耐薬品性、可撓性、接着性共に優れた
特性を示す為、広い用途例えば床材、防水材、シ
ーリング材、表面処理剤、電気部品封入材、モル
タル補修剤、成型物等に使用可能である。 以下本発明を実施例により説明する。 合成例 1 (ウレタン変性エポキシ樹脂〔A〕の調整) ヒドロキシル価56、平均分子量2000のポリオキ
シプロピレングリコール200gに、トリレンジイ
ソシアネート35.0gを加え、窒素気流下80℃にお
いて約8時間反応せしめ、イソシアネート基3.46
%を有するウレタンプレポリマー(−b)を得
た。 これにグリシドール14.4g(−a)を加え、
窒素気流下60℃においてイソシアネート基がなく
なるまで約10時間反応せしめ、ウレタン変性エポ
キシ樹脂〔A〕を得た。 得られた樹脂はNCO含量0%、エポキシ当量
1325、色相(ガードナー法)1であつた。 合成例 2 (ウレタン変性エポキシ樹脂〔B〕の調整) グリセリンとエピクロルヒドリンから得られる
ポリグリシジルエーテル(−a)(エポキシ当
量135、水酸基当量270、粘度120cps(25℃))1240
gと、ヒドロキシル価112、平均分子量1000のポ
リオキシプロピレングリコールとトリレンジイソ
シアネートとから得られる末端にイソシアネート
基を有するウレタンプレポリマー(−b)(イ
ソシアネート含有量7.1%)1200gとを秤量し、
窒素気流下でイソシアネート基がなくなるまで70
℃において約9時間反応せしめ、ウレタン変性エ
ポキシ樹脂〔B〕を得た。 得られた樹脂はNCO含量0%、エポキシ当量
320、色相(ガードナー法)1であつた。 合成例 3 (ウレタン変性エポキシ樹脂〔C〕の調整) ヒドロキシル価56、平均分子量3000のポリオキ
シプロピレントリオール300gにトリレンジイソ
シアネート51.2gを加え、窒素気流下80℃におい
て約8時間反応せしめ、イソシアネート基3.57%
を有するウレタン結合有含化合物(−b)を得
た。 これにグリシドール22.3g(−a)を加え、
窒素気流下60℃においてイソシアネート基がなく
なるまで約9時間反応せしめ、ウレタン変性エポ
キシ樹脂〔C〕を得た。 得られた樹脂はNCO含量0%、エポキシ当量
1420、色相(ガードナー法)1であつた。 実施例1、比較例1 (セメントモルタルの接着試験) 4cm×4cm×16cmの曲げ供試体を28日間水中養
生し、長さ方向に垂直に切断して4cm×4cm×8
cmの供試体を作り、接着層の厚さが1.0mmになる
ように2本の供試体をセツトし、試料が流出しな
いように粘着テープでシールして接着剤を注入し
て試験体とした。ただし、だれのない接着剤は試
験体の接着面に接着剤を塗布後、2本の供試体を
1.0mm間隔にセツトし、試験体とした。 湿潤時の接着の場合は供試体を水温25℃の水中
に24時間浸漬後、表面の水分を清潔な綿布で軽く
ふきとつて被着体とした。
【表】
【表】
表−1から明らかな様に酸化ケイ素(商品名
アエロジル200)を加えることによつて湿潤時で
も優れた接着性を示した。 実施例2、比較例2 (実地試験) 下記表−2の各配合物の可撓性、モルタルとの
密着性を比較し、確認する為、鉄筋コンクリート
構造物のひび割れ防止用注入剤として実地試験を
行つた。
アエロジル200)を加えることによつて湿潤時で
も優れた接着性を示した。 実施例2、比較例2 (実地試験) 下記表−2の各配合物の可撓性、モルタルとの
密着性を比較し、確認する為、鉄筋コンクリート
構造物のひび割れ防止用注入剤として実地試験を
行つた。
【表】
結果は表−3に示すごとく、優れた接着性を示
した。
した。
【表】
実施例3、比較例3
(新旧モルタルの打ち継ぎ試験)
ポルトランドセメント/標準砂/水=100/
200/60(重量比)の混合物をJIS R−5201の型枠
に成型硬化させ、28日間養生した後、モルタルを
半分に切断し、実施例3の場合は切断面に接着剤
を厚さ約2mmに塗布、比較例3の場合は切断面に
接着剤を塗布せずに、各々を同型枠に充填しさら
に上記のセメント混合物を成型硬化し、14日間養
生した後、曲げ接着強度を測定した。
200/60(重量比)の混合物をJIS R−5201の型枠
に成型硬化させ、28日間養生した後、モルタルを
半分に切断し、実施例3の場合は切断面に接着剤
を厚さ約2mmに塗布、比較例3の場合は切断面に
接着剤を塗布せずに、各々を同型枠に充填しさら
に上記のセメント混合物を成型硬化し、14日間養
生した後、曲げ接着強度を測定した。
【表】
表−4から明らかな様に、本発明の接着剤を用
いることにより優れた接着性を示した。
いることにより優れた接着性を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 () (a)グリシドールおよび多価アルコール
のグリシジルエーテル類から選択されるエポキ
シ基とヒドロキシル基とを有する化合物と、(b)
ポリヒドロキシル化合物(−b−1)とポリ
イソシアネート化合物(−b−2)とから得
られる末端にイソシアネート基を含有するウレ
タンプレポリマーとを反応させて得られるウレ
タン変性エポキシ樹脂と、 () 周期律表上の第族及び第族元素で第3
周期〜第4周期に属する元素の酸化物で粒子径
7〜500mμの物質と、 () 硬化剤 とからなる樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22119582A JPS59113023A (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | エポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22119582A JPS59113023A (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | エポキシ樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59113023A JPS59113023A (ja) | 1984-06-29 |
| JPH0459331B2 true JPH0459331B2 (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=16762953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22119582A Granted JPS59113023A (ja) | 1982-12-17 | 1982-12-17 | エポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59113023A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20020061970A1 (en) * | 2000-09-14 | 2002-05-23 | Hidenori Sawada | Resin composition for coating material |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5035232A (ja) * | 1973-07-12 | 1975-04-03 | ||
| JPS57159814A (en) * | 1981-03-30 | 1982-10-02 | Asahi Denka Kogyo Kk | Curable epoxy resin composition |
-
1982
- 1982-12-17 JP JP22119582A patent/JPS59113023A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59113023A (ja) | 1984-06-29 |
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