JPH0458551B2 - - Google Patents
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- JPH0458551B2 JPH0458551B2 JP20605584A JP20605584A JPH0458551B2 JP H0458551 B2 JPH0458551 B2 JP H0458551B2 JP 20605584 A JP20605584 A JP 20605584A JP 20605584 A JP20605584 A JP 20605584A JP H0458551 B2 JPH0458551 B2 JP H0458551B2
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- JP
- Japan
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- louver
- frame
- rails
- louvers
- pinion
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Links
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、いわゆる辷り開きを可能とした可動
式ルーバー窓に関する。
式ルーバー窓に関する。
[従来の技術]
従来の可動式ルーバー窓(以下、単にルーバー
ともいう。)は、第10図に示すように、各ルー
バー単体W,W……を周囲枠X内に収め、かつル
ーバー単体Wのほぼ巾方向中央にて枠Xに枢着し
(枢着点Y)、共通の伝動板Zの枠X方向に沿う移
動によつて、同時に同向き状態で開閉するように
してある。
ともいう。)は、第10図に示すように、各ルー
バー単体W,W……を周囲枠X内に収め、かつル
ーバー単体Wのほぼ巾方向中央にて枠Xに枢着し
(枢着点Y)、共通の伝動板Zの枠X方向に沿う移
動によつて、同時に同向き状態で開閉するように
してある。
[発明が解決すべき問題点]
(第1問題点)
しかし、この従来構造では、ルーバー単体Wの
巾方向中央で枢着し、かつこの枢着点Yは納まり
上枠Xの巾方向中央に位置するので、各ルーバー
羽根(単体)Wを開いたとき、それが室内側IN
に枠Xから突出してしまう。その結果、移住者が
そこに引つ掛けたりして安全面で難があり、また
たとえば各ルーバー単体Wの室内側に防虫網を枠
Xに取付けようとしても取付けることができな
い。さらに、開閉機構の面からも、開放操作に伴
つて伝動板Zが室内側に向つて突出するのは、納
まりが悪い。
巾方向中央で枢着し、かつこの枢着点Yは納まり
上枠Xの巾方向中央に位置するので、各ルーバー
羽根(単体)Wを開いたとき、それが室内側IN
に枠Xから突出してしまう。その結果、移住者が
そこに引つ掛けたりして安全面で難があり、また
たとえば各ルーバー単体Wの室内側に防虫網を枠
Xに取付けようとしても取付けることができな
い。さらに、開閉機構の面からも、開放操作に伴
つて伝動板Zが室内側に向つて突出するのは、納
まりが悪い。
(第2問題点)
他方、従来のルーバーでは、各ルーバー単体
W,W……が同時に同向き状態で開く。したがつ
て、第10図のように、室外側OUTの通行人が
同図左から右に通行するときA点およびB点を含
めて何れの時点でも室内を盗視でき、プライバシ
ー保護の面で具合が悪い。
W,W……が同時に同向き状態で開く。したがつ
て、第10図のように、室外側OUTの通行人が
同図左から右に通行するときA点およびB点を含
めて何れの時点でも室内を盗視でき、プライバシ
ー保護の面で具合が悪い。
そこで、本発明の主たる目的は、各ルーバー単
体を辷り開き可能とすることによつて納まりに優
れた可動式ルーバー窓を提供することにある。
体を辷り開き可能とすることによつて納まりに優
れた可動式ルーバー窓を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
上記第1および第2の両問題点を解決するため
に、本発明は、上下枠および左右縦枠で構成され
る周囲枠内に複数のルーバー単体が配設されるル
ーバー窓であつて、隣接する2枚のルーバー単体
が一対とされ、対の対向位置を挟んで遠方側部の
長手両端において前記対向枠に枢支するととも
に、対向枠の長手方向に沿つて移動自在とし、前
記対向枠にその長手方向に沿つて移動自在に2本
の平行レールが設けられ、これらレールのそれぞ
れに前記各枢支点を1対1で共動可能に連絡し、
かつ前記各レールのそれぞれに設けられたラツク
に対して共に噛合するピニオンが配設され、前記
各レールおよびピニオンの少なくとも1つの外部
操作によつて前記各レールを擦れ遠い方向に同時
的に移動自在とし、前記各ルーバー単体の巾方向
中間点を室外側に移動案内させる案内手段を前記
各ルーバー単体の端部と対向枠との間に設けた構
成を採つている。
に、本発明は、上下枠および左右縦枠で構成され
る周囲枠内に複数のルーバー単体が配設されるル
ーバー窓であつて、隣接する2枚のルーバー単体
が一対とされ、対の対向位置を挟んで遠方側部の
長手両端において前記対向枠に枢支するととも
に、対向枠の長手方向に沿つて移動自在とし、前
記対向枠にその長手方向に沿つて移動自在に2本
の平行レールが設けられ、これらレールのそれぞ
れに前記各枢支点を1対1で共動可能に連絡し、
かつ前記各レールのそれぞれに設けられたラツク
に対して共に噛合するピニオンが配設され、前記
各レールおよびピニオンの少なくとも1つの外部
操作によつて前記各レールを擦れ遠い方向に同時
的に移動自在とし、前記各ルーバー単体の巾方向
中間点を室外側に移動案内させる案内手段を前記
各ルーバー単体の端部と対向枠との間に設けた構
成を採つている。
[作用]
本発明では、第6図および第7図に示すよう
に、上下枠1,2および左右(以下室内側からの
視基準)枠3,4で構成される周囲枠に、複数た
とえば8枚のルーバー単体5,5……が竪向き状
態で左右に並んで配設される。
に、上下枠1,2および左右(以下室内側からの
視基準)枠3,4で構成される周囲枠に、複数た
とえば8枚のルーバー単体5,5……が竪向き状
態で左右に並んで配設される。
各ルーバー単体5は、たとえば第2図の最右側
のルーバー単体5Aにあつては、その右側の上下
端において、枢支ピン6A,7A(下側枢支ピン
7Aは第1図参照)によつてルーバー単体5Aが
それぞれ上枠1および下枠2に枢支されており、
また上枠1および下枠2にはその長手方向に沿う
案内溝8A,9Aが形成され、ここに枢支ピン6
A,7Aが係合しているため、これらを第3図の
ように左方へ移動させると、ルーバー単体5Aは
その左端が時計方向に回転しながら室外側へ突出
し辷り開きを行う。
のルーバー単体5Aにあつては、その右側の上下
端において、枢支ピン6A,7A(下側枢支ピン
7Aは第1図参照)によつてルーバー単体5Aが
それぞれ上枠1および下枠2に枢支されており、
また上枠1および下枠2にはその長手方向に沿う
案内溝8A,9Aが形成され、ここに枢支ピン6
A,7Aが係合しているため、これらを第3図の
ように左方へ移動させると、ルーバー単体5Aは
その左端が時計方向に回転しながら室外側へ突出
し辷り開きを行う。
他方、ルーバー単体5Aの左隣りのルーバー単
体5Bにあつては、左側の上下端において、枢支
ピン6B,7Bによつて上下枠1,2に枢支さ
れ、上下の案内溝8B(下側は図示せず)に枢支
ピン6B,7Bが係合して移動自在となつてい
る。枢支ピン6B,7Bはルーバー単体5Bの左
側に位置しているため、その右端が反時計方向に
回転しながら室外側へ突出し辷り開きを行う(第
3図および第7図参照)。したがつて、枢支ピン
6A,7Aと枢支ピン6B,7Bが相互に接近移
動したとき、ルーバー単体5Aと5Bとは室外側
に「ハ」字状に開く。最終回転位置では直角に室
外へ突出する。
体5Bにあつては、左側の上下端において、枢支
ピン6B,7Bによつて上下枠1,2に枢支さ
れ、上下の案内溝8B(下側は図示せず)に枢支
ピン6B,7Bが係合して移動自在となつてい
る。枢支ピン6B,7Bはルーバー単体5Bの左
側に位置しているため、その右端が反時計方向に
回転しながら室外側へ突出し辷り開きを行う(第
3図および第7図参照)。したがつて、枢支ピン
6A,7Aと枢支ピン6B,7Bが相互に接近移
動したとき、ルーバー単体5Aと5Bとは室外側
に「ハ」字状に開く。最終回転位置では直角に室
外へ突出する。
ルーバー単体5A,5Bを個別に開閉するよう
にしてもよいが、操作上煩瑣であるため、たとえ
ば第2図に示すように、ピニオン10に平行の上
下ラツク11A,11Bを噛合し、かつ上ラツク
11Aと枢支ピン6Aとを、下ラツク11Bと枢
支ピン6Bとを一体的に移動させるようになし、
ピニオン10を外部操作によつて回転させるよう
にしておくと、第2図において、ピニオン10を
反時計方向に回転すると、枢支ピン6Aは左方
へ、枢支ピン6Bは右方へそれぞれ移動するた
め、結局枢支ピン6A,6Bは同時的に相互に接
近して、ルーバー単体5A,5Bを同時に「ハ」
字状に開かせる。閉止時には方向が逆である。
にしてもよいが、操作上煩瑣であるため、たとえ
ば第2図に示すように、ピニオン10に平行の上
下ラツク11A,11Bを噛合し、かつ上ラツク
11Aと枢支ピン6Aとを、下ラツク11Bと枢
支ピン6Bとを一体的に移動させるようになし、
ピニオン10を外部操作によつて回転させるよう
にしておくと、第2図において、ピニオン10を
反時計方向に回転すると、枢支ピン6Aは左方
へ、枢支ピン6Bは右方へそれぞれ移動するた
め、結局枢支ピン6A,6Bは同時的に相互に接
近して、ルーバー単体5A,5Bを同時に「ハ」
字状に開かせる。閉止時には方向が逆である。
このように、各ルーバー単体5A,5B……
は、その一端部の長手両端の枢支ピンを中心にし
ながら、周囲枠、後記例では上下枠1,2の長手
方向に沿つて辷り開きするので、室内側へ突出す
ることがなく、安全で、かつ納まりに優れ、防虫
網12(第1図参照)の取付けが可能となる。ま
た、隣接するルーバー単体5A,5Bは「ハ」字
状に開くので、第7図のように走行者の通行中に
おいて真正面以外のC点およびD点からの室内へ
の盗視を防止できる。にもかかわらず、十分な換
気量を確保できる。
は、その一端部の長手両端の枢支ピンを中心にし
ながら、周囲枠、後記例では上下枠1,2の長手
方向に沿つて辷り開きするので、室内側へ突出す
ることがなく、安全で、かつ納まりに優れ、防虫
網12(第1図参照)の取付けが可能となる。ま
た、隣接するルーバー単体5A,5Bは「ハ」字
状に開くので、第7図のように走行者の通行中に
おいて真正面以外のC点およびD点からの室内へ
の盗視を防止できる。にもかかわらず、十分な換
気量を確保できる。
なお、次記の具体例は左右方向にルーバー単体
を並列した例を示すが、上下方向に並設しても勿
論よい。後者の例での枢支は、左右の枠に対して
行う。またこの例では、上下方向の視点移動の場
合における透視を困難にする。
を並列した例を示すが、上下方向に並設しても勿
論よい。後者の例での枢支は、左右の枠に対して
行う。またこの例では、上下方向の視点移動の場
合における透視を困難にする。
[発明の具体例]
以下本発明を図面に示す具体例によつてさらに
詳説する。
詳説する。
第1図〜第5図は基本例を示したもので、Sは
既存サツシで、これに本発明に係るルーバーが嵌
め付けられている。ルーバーの上枠1は、上側材
1aと下側材1bとによつてほぼ角型に組み立て
られている。この上枠1内に滑車13が配されて
いる。この滑車13は保持筒14内の連絡軸15
を介してピニオン10と一体化されている。保持
筒14はL字状の保持片16によつて上側材1a
に対して保持されている。ここで、滑車周長/ピ
ニオン周長比は2.5〜4.0、好ましくは約3.0〜3.5
としておくのが小さな力で円滑にルーバー単体を
開く上で好ましい。
既存サツシで、これに本発明に係るルーバーが嵌
め付けられている。ルーバーの上枠1は、上側材
1aと下側材1bとによつてほぼ角型に組み立て
られている。この上枠1内に滑車13が配されて
いる。この滑車13は保持筒14内の連絡軸15
を介してピニオン10と一体化されている。保持
筒14はL字状の保持片16によつて上側材1a
に対して保持されている。ここで、滑車周長/ピ
ニオン周長比は2.5〜4.0、好ましくは約3.0〜3.5
としておくのが小さな力で円滑にルーバー単体を
開く上で好ましい。
他方、上側材1aの側内面の上下にはそこに形
成された長手方向の溝に上側レール17Aおよび
下側レール17Bが摺動自在に係合されている。
この上側レール17Aに上ラツク11Aが、下側
レール17Bに下ラツク11Bが一体化されてお
り、これら上下ラツク11A,11Bは平行状態
でピニオン10に噛合している。また上側レール
17Aは背の高いL字状連結片18Aを介してル
ーバー単体5Aの枢支ピン6Aと、下側レール1
7Bは背の低いL字状連結片18Bを介してルー
バー単体5Bの枢支ピン6Bとそれぞれ一体的に
連結されている。
成された長手方向の溝に上側レール17Aおよび
下側レール17Bが摺動自在に係合されている。
この上側レール17Aに上ラツク11Aが、下側
レール17Bに下ラツク11Bが一体化されてお
り、これら上下ラツク11A,11Bは平行状態
でピニオン10に噛合している。また上側レール
17Aは背の高いL字状連結片18Aを介してル
ーバー単体5Aの枢支ピン6Aと、下側レール1
7Bは背の低いL字状連結片18Bを介してルー
バー単体5Bの枢支ピン6Bとそれぞれ一体的に
連結されている。
ルーバー単体5Aは、上下端において端板1
9,20が後述のようにアームの枢着点を兼ねる
ビス21,22によつて取付けられており、また
閉止時には上下枠1,2、右枠4および竪骨23
に取付けられたシール材24によつて気水密化が
図られている。このルーバー単体5Aの背後(室
内側IN)に防虫網12が止着され、さらにそれ
より室内側位置は、滑車13を回転させるための
玉繋ぎチエーン25の操作スペースとなつてい
る。このチエーン25の玉は、滑車13の凹凸溝
内に噛合している。またチエーン25は上枠1の
下側材1bに固定された案内体26の孔26a,
26aに挿通され、これをガイドとしてチエーン
25を一方的に引き下げると滑車13が回転す
る。
9,20が後述のようにアームの枢着点を兼ねる
ビス21,22によつて取付けられており、また
閉止時には上下枠1,2、右枠4および竪骨23
に取付けられたシール材24によつて気水密化が
図られている。このルーバー単体5Aの背後(室
内側IN)に防虫網12が止着され、さらにそれ
より室内側位置は、滑車13を回転させるための
玉繋ぎチエーン25の操作スペースとなつてい
る。このチエーン25の玉は、滑車13の凹凸溝
内に噛合している。またチエーン25は上枠1の
下側材1bに固定された案内体26の孔26a,
26aに挿通され、これをガイドとしてチエーン
25を一方的に引き下げると滑車13が回転す
る。
一方、各ルーバー単体は室外へ向つて辷り開き
を行う。この辷り開きの案内のために、ルーバー
単体5Aの上下に本発明にいう案内手段たる上下
アーム27A,28Aが配されている。上アーム
27Aの一端は前述のビス21によつてルーバー
単体5Aに枢着され、他端はルーバー単体5Aよ
り室内側位置において基点ピン29Aにより上枠
1の下側材1bに枢着されている。下アーム28
Aは、ルーバー単体5Aに対してはビス22によ
り、下枠2に対しては基点ピン30Aによりそれ
ぞれ枢着されている。
を行う。この辷り開きの案内のために、ルーバー
単体5Aの上下に本発明にいう案内手段たる上下
アーム27A,28Aが配されている。上アーム
27Aの一端は前述のビス21によつてルーバー
単体5Aに枢着され、他端はルーバー単体5Aよ
り室内側位置において基点ピン29Aにより上枠
1の下側材1bに枢着されている。下アーム28
Aは、ルーバー単体5Aに対してはビス22によ
り、下枠2に対しては基点ピン30Aによりそれ
ぞれ枢着されている。
ところで、アーム27A,28Aのルーバー単
体5Aに対する取付位置は、ルーバー単体5Aの
巾方向(第3図左右方向)中央より枢支ピン6
A,7A寄りで、しかも案内溝8A,9Aより室
外側であり、一方枠1,2に対しては、案内溝8
A,9Aより室内側であると辷り開きが良好に行
われる。
体5Aに対する取付位置は、ルーバー単体5Aの
巾方向(第3図左右方向)中央より枢支ピン6
A,7A寄りで、しかも案内溝8A,9Aより室
外側であり、一方枠1,2に対しては、案内溝8
A,9Aより室内側であると辷り開きが良好に行
われる。
このように構成されたルーバーにおいて、いま
チエーン25を一方向に引き下げ、滑車13を第
3図反時計方向に回転させると、ピニオン10も
同方向に回転し、これと噛合する上ラツク11A
にあつては左方向に、下ラツク11Bにあつては
右方向に摺動する。その結果、上側レール17
A、連結片18Aおよび枢支ピン6A,7Aを介
してルーバー単体5Aには第3図左方へ寄せる力
が作用する。このとき、上下アーム27A,28
Aによつてルーバー単体5Aが規制されているた
め、ルーバー単体5Aの左側は徐々に室外側
OUTへ突出するようになる。同時に、上下アー
ム27A,28Aは、基点ピン29A,30Aを
中心にして第3図反時計方向に回転し、ビス2
1,22の位置はP点からQ点へ移行する。かく
して、辷り開きが行われる。
チエーン25を一方向に引き下げ、滑車13を第
3図反時計方向に回転させると、ピニオン10も
同方向に回転し、これと噛合する上ラツク11A
にあつては左方向に、下ラツク11Bにあつては
右方向に摺動する。その結果、上側レール17
A、連結片18Aおよび枢支ピン6A,7Aを介
してルーバー単体5Aには第3図左方へ寄せる力
が作用する。このとき、上下アーム27A,28
Aによつてルーバー単体5Aが規制されているた
め、ルーバー単体5Aの左側は徐々に室外側
OUTへ突出するようになる。同時に、上下アー
ム27A,28Aは、基点ピン29A,30Aを
中心にして第3図反時計方向に回転し、ビス2
1,22の位置はP点からQ点へ移行する。かく
して、辷り開きが行われる。
同様な原理によつて、ラツク11Bの右方への
移動に伴つて、ルーバー単体5Bは上下アーム2
7B,28Bを規制手段として、逆に第3図反時
計方向にルーバー単体5Aと同時的に回転し辷り
開きをなす。
移動に伴つて、ルーバー単体5Bは上下アーム2
7B,28Bを規制手段として、逆に第3図反時
計方向にルーバー単体5Aと同時的に回転し辷り
開きをなす。
ここで、第4図を参照すれば明らかなように、
各ルーバー単体5A,5B,5C……に対して一
枚飛びのそれは上側レール17Aに、他の一枚飛
びのそれは下側レール17Bに上記例と同様に取
付けられているため、左右方向に2枚一対となつ
た隣接するルーバー単体は、第7図のように
「ハ」字状に辷り開きを行う。このように、1つ
の開閉機構によつて全てのルーバー単体が同時に
辷り開きをなす。
各ルーバー単体5A,5B,5C……に対して一
枚飛びのそれは上側レール17Aに、他の一枚飛
びのそれは下側レール17Bに上記例と同様に取
付けられているため、左右方向に2枚一対となつ
た隣接するルーバー単体は、第7図のように
「ハ」字状に辷り開きを行う。このように、1つ
の開閉機構によつて全てのルーバー単体が同時に
辷り開きをなす。
閉止時には、チエーン25により滑車13を第
3図時計方向に回転させればよい。
3図時計方向に回転させればよい。
ここで、上記例は辷り開きの案内のためにアー
ム27A,28Aを用いたが、たとえばビス2
1,22の取付位置に突出ピンを設け、P点から
Q点への軌跡に沿う案内溝を上枠1および下枠2
に設け、それらの案内溝に前記突出ピンを係合さ
せるようにしてもよい。
ム27A,28Aを用いたが、たとえばビス2
1,22の取付位置に突出ピンを設け、P点から
Q点への軌跡に沿う案内溝を上枠1および下枠2
に設け、それらの案内溝に前記突出ピンを係合さ
せるようにしてもよい。
第8図は態様を異にする開閉操作機構例を示し
たもので、ハンドル(図示せず)に連結された連
結ロツド50を軸心周りに回転させ、閉止時にお
いて、ねじ棒51に螺合するブラケツト52を引
き下げ、同時にピン53を下方へ下げることによ
つて、アーム54を固定ピン55周りに回転さ
せ、両端枢着のレバー56を介して上側レール1
7Aを左右へ移動させればその動きがラツク11
A、ピニオン10、ラツク11B、下側レール1
7Bに伝達され、上記と同様にルーバー単体を開
閉させることができる。この場合は滑車13及び
チエーン25は不要となる。開放時には、連絡ロ
ツド50を逆方向に回転させる。
たもので、ハンドル(図示せず)に連結された連
結ロツド50を軸心周りに回転させ、閉止時にお
いて、ねじ棒51に螺合するブラケツト52を引
き下げ、同時にピン53を下方へ下げることによ
つて、アーム54を固定ピン55周りに回転さ
せ、両端枢着のレバー56を介して上側レール1
7Aを左右へ移動させればその動きがラツク11
A、ピニオン10、ラツク11B、下側レール1
7Bに伝達され、上記と同様にルーバー単体を開
閉させることができる。この場合は滑車13及び
チエーン25は不要となる。開放時には、連絡ロ
ツド50を逆方向に回転させる。
第9図は前記竪骨23を省略し、代りにルーバ
ー単体5A,5Bの合せ部にそれぞれパツキン6
0Aおよび60Bを設けたもので、開放時に竪骨
が見えない分、デザイン上好適である。又閉止時
には上下枠のシール材24,24に接触して気・
水密を保つ。
ー単体5A,5Bの合せ部にそれぞれパツキン6
0Aおよび60Bを設けたもので、開放時に竪骨
が見えない分、デザイン上好適である。又閉止時
には上下枠のシール材24,24に接触して気・
水密を保つ。
なお、本発明に係るルーバーは、ルーバー単体
の最大回転時には、直角に起立して面格子の役目
をなし、盗人の侵入防止となり、閉止時には雨戸
の役目をなす。
の最大回転時には、直角に起立して面格子の役目
をなし、盗人の侵入防止となり、閉止時には雨戸
の役目をなす。
また、サツシSからのルーバーの取外し時に
は、第1図のように、ネジ31を緩め、ルーバー
を引き上げ、ネジ31を取付片32の長孔32a
に沿つて上昇させた後、ルーバーの下枠を既存サ
ツシSから外し、室外側へ引けばよい。
は、第1図のように、ネジ31を緩め、ルーバー
を引き上げ、ネジ31を取付片32の長孔32a
に沿つて上昇させた後、ルーバーの下枠を既存サ
ツシSから外し、室外側へ引けばよい。
[発明の効果]
以上の通り、本発明によれば、各ルーバー単体
を辷り開きをなすようにしたので、納まりに優
れ、防虫網等の取付が可能となり、余分な物が室
内へ突出せず安全面でも優れる。
を辷り開きをなすようにしたので、納まりに優
れ、防虫網等の取付が可能となり、余分な物が室
内へ突出せず安全面でも優れる。
特に通行人による部屋内の盗視を防止できる利
点がある。さらに閉時には雨戸、開時には面格子
の機能をもたせることができる。
点がある。さらに閉時には雨戸、開時には面格子
の機能をもたせることができる。
第1図は第6図の−線に沿う本発明に係る
ルーバーの縦断面図、第2図は第1図の−線
に沿う縦断面図、第3図は水平断面図、第4図は
レールと各ルーバー単体との関係を示す概略図、
第5図は要部斜視図、第6図は室内から視た正面
図、第7図は本発明に係るルーバーの開放時の概
略水平断面図、第8図は態様を異にする開閉操作
機構の縦断面図、第9図は竪骨省略例の要部水平
断面図、第10図は従来のルーバーの概略水平断
面図である。 1……上枠、2……下枠、3……左縦枠、4…
…右縦枠、5,5A,5B……ルーバー単体、6
A,6B,7A,7B……枢支ピン、8A,8
B,9A……案内溝、10……ピニオン、11
A,11B……ラツク、12……防虫網、13…
…滑車、17A,17B……レール、18A,1
8B……連結片、21,22……ビス、25……
チエーン、27A,28A,27B,28B……
アーム、29A,30A……基点ピン、S……既
存サツシ。
ルーバーの縦断面図、第2図は第1図の−線
に沿う縦断面図、第3図は水平断面図、第4図は
レールと各ルーバー単体との関係を示す概略図、
第5図は要部斜視図、第6図は室内から視た正面
図、第7図は本発明に係るルーバーの開放時の概
略水平断面図、第8図は態様を異にする開閉操作
機構の縦断面図、第9図は竪骨省略例の要部水平
断面図、第10図は従来のルーバーの概略水平断
面図である。 1……上枠、2……下枠、3……左縦枠、4…
…右縦枠、5,5A,5B……ルーバー単体、6
A,6B,7A,7B……枢支ピン、8A,8
B,9A……案内溝、10……ピニオン、11
A,11B……ラツク、12……防虫網、13…
…滑車、17A,17B……レール、18A,1
8B……連結片、21,22……ビス、25……
チエーン、27A,28A,27B,28B……
アーム、29A,30A……基点ピン、S……既
存サツシ。
Claims (1)
- 1 上下枠および左右縦枠で構成される周囲枠内
に複数のルーバー単体が配設されたルーバー窓で
あつて、隣接する2枚のルーバー単体が一対とさ
れ、対の対向位置を挟んで遠方側部の長手両端に
おいて前記対向枠に枢支するとともに、対向枠の
長手方向に沿つて移動自在とし、前記対向枠にそ
の長手方向に沿つて移動自在に2本の平行レール
が設けられ、これらレールのそれぞれに前記各枢
支点を1対1で共動可能に連絡し、かつ前記各レ
ールのそれぞれに設けられたラツクに対して共に
噛合するピニオンが配設され、前記各レールおよ
びピニオンの少なくとも1つの外部操作によつて
前記各レールを擦れ遠い方向に同時的に移動自在
とし、前記各ルーバー単体の巾方向中間点を室外
側に移動案内させる案内手段を前記各ルーバー単
体の端部と対向枠との間に設けたことを特徴とす
る可動式ルーバー窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20605584A JPS6183789A (ja) | 1984-09-30 | 1984-09-30 | 可動式ルーバー窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20605584A JPS6183789A (ja) | 1984-09-30 | 1984-09-30 | 可動式ルーバー窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6183789A JPS6183789A (ja) | 1986-04-28 |
JPH0458551B2 true JPH0458551B2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=16517115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20605584A Granted JPS6183789A (ja) | 1984-09-30 | 1984-09-30 | 可動式ルーバー窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6183789A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6412893U (ja) * | 1987-07-15 | 1989-01-23 |
-
1984
- 1984-09-30 JP JP20605584A patent/JPS6183789A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6183789A (ja) | 1986-04-28 |
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