JPH045774Y2 - - Google Patents

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JPH045774Y2
JPH045774Y2 JP1986036006U JP3600686U JPH045774Y2 JP H045774 Y2 JPH045774 Y2 JP H045774Y2 JP 1986036006 U JP1986036006 U JP 1986036006U JP 3600686 U JP3600686 U JP 3600686U JP H045774 Y2 JPH045774 Y2 JP H045774Y2
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JP
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diaphragm
clutch
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vibration damper
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JP1986036006U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクラツチの油圧伝達系の振動減衰器に
関する。
(従来の技術) クラツチの主シリンダと二次シリンダとの間の
油路に振動減衰器を設置することが行われる。一
般に振動減衰器は実開昭53−74546号で知られる
ように、前記主シリンダ及び二次シリンダのそれ
ぞれに連通する2個の連通孔を有する本体と、該
本体にシール部材を介装して付設され、両連通孔
に連通する液圧室を区画するダイヤフラムとから
成り、該ダイヤフラムの前記液圧室との反対側は
大気中に開放されている。また大気中に開放させ
ずにエア室を形成したものもある。
これによれば、クラツチペダルを踏んだ状態下
におけるクラツチ側からの微振動がダイヤフラム
の変形により吸収される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、ダイヤフラムの周辺と本体との間に
はシール部材が介装されるが、これがシール不良
を起こした状態でクラツチペダルを踏むと、液圧
室からの作動油の洩れによりクラツチ側の作動が
遅れる無効ストロークがペダルに生じてしまう。
(問題点を解決するための手段) 斯かる問題点に対処すべく本考案は、クラツチ
3の主シリンダ11に連通する連通孔23と二次
シリンダ15に連通する連通孔25を有する本体
21と、該本体21に第1のシール部材33を介
装して付設され、前記両連通孔23,25に連通
する液圧室45を区画するダイヤフラム31より
成る振動減衰器20において、前記ダイヤフラム
31の周辺に対し前記液圧室45とは反対側への
凹曲面37を有する受け部材35を当接させて前
記本体21に組付け、且つ該受け部材35と前記
本体21との間には第2のシール部材39を介装
したことを特徴とする。
(作用) 液圧室45に対するダイヤフラム31の背面側
には受け部材35の凹曲面37とにより狭いエア
室47が形成され、しかも受け部材35と本体2
1との間にもシール部材39が設けられているた
め、ダイヤフラム31と本体21間の一次側シー
ル部材33がシール不良を起こした状態でクラツ
チペダル9を踏んでも、液圧室45から洩れる作
動油はエア室47に流れ込み、受け部材35と本
体21間の二次側シール部材39により大気中へ
の油洩れは阻止される。
特にエア室47は凹曲面37により狭い容積な
ので、油の洩れ量が少なくて済み、従つてクラツ
チペダル9の無効ストロークは小さく抑えられ
る。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図はクラツチ作動系の概略構成を示し、1
はエンジンのクランク軸、3はクラツチ、5はミ
ツシヨン入力軸、7はクラツチレリーズレバー、
9はクラツチペダル、11は主シリンダ、15は
二次シリンダである。中間部で枢支されたクラツ
チレリーズレバー7には二次シリンダ15内に嵌
合するピストン16のピストンロツド17が連結
され、また上端で枢支されたクラツチペダル9に
は主シリンダ11内に嵌合するピストン12のピ
ストンロツド13に連結される。そして主シリン
ダ11内及び二次シリンダ15内には作動油が満
たされ、且つ油路19にて連通されており、この
油路19中には振動減衰器20が設置される。
振動減衰器20の本体21は第2図に示す如く
で、前記主シリンダ11内に連通する連通孔23
と前記二次シリンダ15内に連通する連通孔25
を有し、且つこれら2本の連通孔23,25が底
面に開口する円筒部27を備える。この円筒部2
7内の底部周囲には段面28を介して大径部29
を形成し、この大径部29内には薄肉円板状をな
す金属製のダイヤフラム31の周辺を前記段面2
8に当てて収納するとともに、段面28内周側の
底面とダイヤフラム31の周辺との間に環状の一
次側シール部材33を介装する。
更に円筒部27内にはダイヤフラム31との対
面部に凹曲面37を形成した厚肉円板状をなす金
属製の受け部材35を嵌合し、この受け部材35
の凹曲面37の周辺をダイヤフラム31の周辺に
当接させる。ここで、凹曲面37の形状及び深さ
は第3図に示すようにダイヤフラム31の必要変
形量にほぼ等しく設定する。
そして受け部材35の外周と円筒部27の内周
との間に環状の二次側シール部材39を介装し、
更に円筒部27の開口端内にスクリユープラグ4
1を螺着し、このスクリユープラグ41の軸方向
力により前記段面28と受け部材35間にダイヤ
フラム31の周辺を強固に挟み込んで固定する。
また円筒部27の開口端から突出するスクリユー
プラグ41の外周部にはナツト43を螺着してロ
ツクする。
斯くして円筒部27内の底部にはダイヤフラム
31により前記2本の連通路23,25が連通す
る液圧室45が区画形成されるとともに、ダイヤ
フラム31と受け部材35の凹曲面37とにより
狭いエア室47が形成される。
以上のように振動減衰器20を構成したので、
一次側シール部材33がシール不良を起こした状
態でクラツチペダル9を踏んだ場合、液圧室45
から洩れた作動油は二次側シール部材39のシー
ル効果によつてエア室47内に流れ込むこととな
る。このエア室47は第3図bのようにダイヤフ
ラム31のほぼ必要変形量を見込んだだけの極め
て狭い容積なので、油の洩れ量は従来よりも少な
くて済むことになる。
またダイヤフラム31の周辺支持に関しては、
スクリユープラグ41の軸方向力によつて段面2
8と受け部材35間に強固に挟み込まれているた
め、周辺固定支持となり、第3図bの如くダイヤ
フラム31の変形時における支持の緩みを防止
し、周辺単純支持に比べて中央部に生じる応力を
低く抑えることができる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、一次側シール部
材がシール不良を起こした状態でクラツチペダル
を踏んでも、エア室が狭いこと及び二次側シール
部材の存在により油の洩れ量が少なくて済むた
め、ペダルの無効ストロークを小さく抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクラツチ作動系の概略構成図、第2図
は振動減衰器の要部断面図、第3図a及びbは液
圧室部分の無負荷状態と負荷状態とをそれぞれ示
す各拡大断面図である。 尚、図面中3はクラツチ、9はクラツチペダ
ル、11は主シリンダ、15は二次シリンダ、1
9は油路、20は振動減衰器、21は本体、2
3,25は連通孔、27は円筒部、28は段面、
31はダイヤフラム、33は一次側シール部材、
35は受け部材、37は凹曲面、39は二次側シ
ール部材、41はスクリユープラグ、43はナツ
ト、45は液圧室、47はエア室である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クラツチの主シリンダに連通する連通孔と二次
    シリンダに連通する連通孔を有する本体と、該本
    体に第1のシール部材を介装して付設され、前記
    両連通孔に連通する液圧室を区画するダイヤフラ
    ムより成る振動減衰器において、 前記ダイヤフラムの周辺に対し前記液圧室とは
    反対側への凹曲面を有する受け部材を当接させて
    前記本体に組付け、 且つ該受け部材と前記本体との間には第2のシ
    ール部材を介装したことを特徴とするクラツチの
    油圧伝達系の振動減衰器。
JP1986036006U 1986-03-12 1986-03-12 Expired JPH045774Y2 (ja)

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JP1986036006U JPH045774Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

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JP1986036006U JPH045774Y2 (ja) 1986-03-12 1986-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS62147793U JPS62147793U (ja) 1987-09-18
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ID=30846016

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031588B2 (ja) * 1980-10-28 1985-07-23 川崎製鉄株式会社 ク−リングパイプの浸炭防止法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1562709A (en) * 1976-11-18 1980-03-12 Automotive Prod Co Ltd Clutch hydraulic actuation system
JPS6031588U (ja) * 1983-08-08 1985-03-04 三菱電機株式会社 ポンプのダンバ−装置

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JPS6031588B2 (ja) * 1980-10-28 1985-07-23 川崎製鉄株式会社 ク−リングパイプの浸炭防止法

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JPS62147793U (ja) 1987-09-18

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