JPH0457572A

JPH0457572A - カラー画像読み取り装置

Info

Publication number: JPH0457572A
Application number: JP2169429A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Ota; 裕一太田
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1990-06-27
Filing date: 1990-06-27
Publication date: 1992-02-25
Anticipated expiration: 2015-06-12
Also published as: JP3052340B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】り産業上の利用分野コ本発明は、カラー網点原稿の読み取り時に干渉５ｐｉ（
モアレ）の発生を防止することができるようにしたカラ
ー画像読み取り装置に関する。

［従来の技術］ファクシミリやデジタル複写機などにおいては、原稿画
像を読み取る読み取り装置として複数個のＣＣＤなどの
光電変換素子からなるラインイメージセンサが多く用い
られている。この種の読み取り装置を用いて、網点印刷
の原稿を読み取った場合、出力信号中に原稿画像中には
存在しない絹（モアレ）か現われることがある。モアレ
は原稿画像か網点画像である場合に、網点のピッチとイ
メージセンサのサンプリングピッチが近い場合に発生す
ることか知られている。

このようなモアレを抑圧する方法として、例えば光学的
ローパスフィルターを用いて、高周波数成分を一楳に除
去することが行なわれている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、前述のようにローパスフィルターを用い
てモアレを抑圧するものでは、−様な平滑化を行なうこ
とになり、結果として画像のエツジ部か惚けてしまい解
像力が低下してしまうという問題かあった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、解像力の低下を伴うことなくモアレを除去す
ることのできるカラー画ｇＡ読み取り装置を提供するこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために本発明は、撮像手段を用いて
原稿画像を読み取るカラー画像読み取り装置であって、
２次元離散位置座標系において表現された原画＠信号を
、非位置座標系での表現に変換する変換手段と、非位置
座標系において単一もしくは複数の座標を選択する座標
選択手段と、選択された座標に関して、該座標の変換後
の画像信号値を修正する修正処理手段と、上記の修正処
理後の、非位置座標系で表現された画像信号を位置座標
系ｊ＼再変換する再変換手段とを備え、前記座標選択手
段は、各々の色成分について、非位置座標系における画
像信号値が予め設定された第１のしきい値よりも大きい
座標、または／および画像信号値の１次もしくは高次の
差分値が前記第１のしきい値とは別個に設定された第２
のしきい値よりも大きい座標をモアレ信号群として選択
するものであり、前記修正処理手段は、前記座標選択手
段により選択された全ての色成分についての信号群の座
標の画像信号値を修正する処理を行なうものである。

上記変換手段としては、原画像信号を２次元離散相関長
座標系において表現された自己相関関数Ｉ＼変換する手
段、または２次元離散フーリエ変換、もしくは２次元離
散コサイン変換を行なう手段を用いることかできる。

また、変換手段による変換後の座標系を２つのグループ
に分離する座標分離手段を設け、前記２つのグループの
内一方のみを前記座標選択手段の対象とすることもでき
る。

また、座標選択手段は、非位置座標系における画像信号
値を２乗し、その絶対値を取ったものを選択対象とする
ことができる。

［作用］上記の構成によれば、位置座標系で表現された原画像信
号を非位置座標系、例えば２次元離散相関長座標系など
に変換する処理によって、モアレを引き起こしている画
像信号を限定された非位置Ｆｉ標に局在させる。次いで
、予め設定したしきい値を利用する座標選択手段によっ
て、前記局在させたモアレの原因となる座標のみを取り
上げ、さらに、修正処理手段によって該座標の画像信号
値を低減する。この処理は全ての色成分について行う。

その後、位置座標系へ逆変換することによりモアレのな
い画像信号を得ることができる。

［実施例コ以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は本発明の一実施例によるカラー画像読み取り装
置のブロック構成図である。同図において、撮像素子１
はイメージセンサなとであり、原稿を画像情報として読
み取る。２次元メモリ２は、撮像素子１からの赤、緑、
青の各色の原画像信号を位置座標系にて表現された情報
として各々記憶する。変換手段（ＦＦＴ）３，４．５は
、高速フーリエ変換を実行し、上記位置座標系にて表現
された画像信号を２次元離散空間周波数座標系での表現
に変換する。（以下、空間周波数を単に周波数と略記す
る。）周波数分離回路６，７．８は、モアレをなす画像信号（
以下、モアレ信号と略記）を修正するに先立ち、前処理
として変換後の画像信号を高周波数座標に存在する画像
信号（以下、高周波数部と略記）と低周波数座標に存在
する画像信号（以下、低周波数部と略記）とに分離する
。座標選択処理部９は、高周波数部のみを対象としてモ
アレ信号の座標を選択し、修正処理部１０は該画像信号
値を修正する。周波数合成回路１１，１２．１３は周波
数分離回路６，７．８からの低周波数部の画像信号と修
正処理部１０からの出力とを合成する。

再変換手段（ＩＰＦＴ）１４，１５．１６は上記合成後
の画像信号を高速逆フーリエ変換し、位置座標系へ再変
換する。２次元メモリ２は上記再変換手段１４，１５．
１６からの画像信号を位置座標表現の情報としてメモリ
し、この情報はプリンタ１７その他の出力手段（不図示
）に出力される。

第２図は本装置による主な処理及びデータの状態を示す
図である。同図を用いて装置の動作を説明すると、まず
、イメージセンサなどでなる撮像素子１により画像を読
み取り、画像信号入力を行なう（ステップＳ１、以下Ｓ
１と記す）。入力された画像信号は２次元位置座標であ
る（ｘ、ｙ）に対応するデータであり、メモリ２に格納
される。

各位置座標での画像信号値は赤色成分子ｒ（ｘｙ　）、
緑色成分子ｇ（ｘ、ｙ）、責色成分子ｂ（ｘ、ｙ）で表
現される（Ｓ２）。以下、これらを、ｆ　ｉ　＜ｘ、ｙ
）　　ｉ＝ｒ、ｇ、ｂと略記する。

次に、ＦＦＴ３．４．５により、２次元離散フーリエ変
換（２次元離散コサイン変換でもよい）を行なう（Ｓ３
）。この変換は、位置座標で表現されたデータを周波数
座標での表現に変換するものである。すなわち、位置座
標（ｘ、ｙ）の関数であった画像信号値ｆ　ｉ　（ｘ、
ｙ）　　ｉ＝ｒ、ｇ。

ｂ　を周波数座標（ｕ、ｖ）の関数である画像信号値Ｆ
ｉ、（ｕ、ｖ）　　ｉ＝ｒ、ｇ、ｂ　　へ置き換える（
Ｓ４）。

次に、周波数分離回路６，７．８において、上記の変換
後の画像信号について、低周波数部に関しては後述の処
理を行なわないために、周波数分離処理を行なう（Ｓ５
）。具体的には、例えば位置座標Ｘの最大値が２５６、
ｙの最大値が２５６であった場合、−６０＜ｕ＜６０　
　かつ　−６０＜ｖ＜６０をみたす周波数座標を、分離
するようなフィルター処理でよい。周波数分離処理によ
り生成されたＳ７で示す低周波数部ＬＯＷｉ（ｕｖ）　
　ｉ＝ｒ、ｇ、ｂ　　に関しては、そのままの画像信号
値を、周波数合成処理（３１１）を経た、Ｓ１２で示す
修正２次元画像信号値Ｆ’　　ｉ　（ｕ。

ｖ）　　ｉ＝ｒ、ｇ、ｂ　　の低周波数部として使う。

周波数分離処理を行なうことにより生成されたＳ６で示
す高周波数部のＨＩＧＨｉ　（ｕ、ｖ）　　ｉｒ、ｇ、
ｂ　　に対しては、座標選択処理部９において、座標選
択処理（Ｓ８）による周波数（Ｕ■）の検出を行ない、
検出された座標の画像信号値に関しては修正処理部１０
において修正処理（Ｓ９）により画像信号値を修正し、
３１０で示すＨＩＧＨ’　ｉ　（ｕ、ｖ）　　ｉ＝ｒ、
ｇ、ｂ　　を得る。

次に、周波数合成回路１１，１２．１３において周波数
合成処理を行ない（Ｓｌｌ）、ＬＯＷｒ（ｕ、ｖ）とＨ
ＩＧＨ’　　ｒ　（ｕ、ｖ）、ＬＯＷｇ（ｕ、ｖ）とＨ
ＩＧＨ’　ｇ　（ｕ、ｖ）、ＬＯＷｂ（ｕ、ｖ）とＨＩ
ＧＨ’　ｂ　＜ｕ、ｖ）をそれぞれ合成し、Ｓ１２に示
す周波数座標の修正画像信号ＩＰ’　　ｉ　（ｕ、ｖ）
　　ｉ＝ｒ、ｇ、ｂを得る。このＦ’　　ｉ　（ｕ、ｖ
）　　　ｉ＝ｒ、ｇｂ　に対して、ＩＰＦＴ１４，１５
．１６において逆変換を行ない、周波数座標から位置座
標に変換しく３１３）、これにより３１４で示すモアレ
の抑圧された画像信号値ｆ’ｉ（ｘ、ｙ）　　ｉｒ　＋
　ｇ　＋　ｂ　　を得る。

第３図は、上記Ｓ８における、赤色成分に対する、モア
レの原因となる周波数座標を選択する動作の詳細を示す
図ある。ここでは、経験的に、しきい値ＴＨＩはｌ　Ｆ
ｒ　（０，Ｏ）２　ｌの１／１０とし、しきい値ＴＨ２
はＴＨＩの１／２とする。全ての高周波数部の画像信号
値ＨＩ　Ｇ　Ｈｒ　（ｕ　、　ｖ　）について、求めら
れたしきい値ＴＨＩと、ＩＨＩＧＨｒ　（ｕ、　■）２
　ｌとを比較し、後者が大きくなる座標（ｕ、ｖ）を第
１のモアレ信号群として選ぶ（Ｓ１７）。

次に、上記第１のモアレ信号群として選ばれた座標をも
とに第２のモアレ信号群を選ぶ処理を行なう（Ｓ１８）
。ここでは、第１のモアレ信号群の１つの座標（ｕ、ｖ
）をもとにして、その１１倍の座標である（ｎｕ、ｎｖ
）について、しきい値ＴＨ２と、１ＨＩＧＨｒ　（ｎｕ
、ｎｖ）２１とを比較し、後者が大きくなる座標（ｎｕ
、ｎｖ）を第２のモアレ信号群として選ぶ。このように
して赤色成分の第１、第２のモアレ信号群が選択される
。さらに同様な処理を緑色成分、青色成分に関しても行
う。ここで各色成分に対する処理は順不同である。

第４図は、上記Ｓ９における、選択されたモアレ信号群
に対する修正処理の詳細を示す図である。

まず、赤色成分に対する処理を説明する。ここでは、上
述の座標選択処理により得られた、全ての色成分の第１
のモアレ信号群について、該座標の画像信号値を０とし
、これを修正画像信号値ＨＩＧＨ’　ｒ　（ｕ、ｖ）と
する（３１９）、次に、全ての色成分の第２のモアレ信
号群について、画像信号値ＨＩＧＨｒ　（ｎｕ、ｎｖ）
に０．５をかけた値を修正画像信号値ＨＩ　Ｇ　Ｈ’　
ｒ　（ｎ　ｕ　、　ｎ　ｖ　）とする（Ｓ２０）。さら
に、選択されなかった座標の画像信号値ＨＩ　Ｇ　Ｈｒ
　（ｕ　、　ｖ　）に関しては画像信号値の変更は行な
わず、これを画像信号値ＨＩＧＨ’　　ｒ　（ｕ、ｖ）
とする（Ｓ２１）、このようにして赤色成分のモアレ信
号群は修正される。

上記処理を緑色成分、青色成分に関して同様に行なう。

各色成分に対する処理は順不同である。

上記では一実施例について説明したが、本発明はその主
旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施し得る。例えば
、座標選択処理では第１、第２のモアレ信号のほかに第
３のモアレ信号群として第１のモアレ信号群の周辺座標
を選ぶといったことも考えられる。

［発明の効果］以上のように本発明によれば、読み取った画像情報の位
置座標に関しフーリエ変換などの変換処理を行ない、こ
の処理後のデータについて所定値以上のパワーをもつ高
周波数部の画像信号を選択して修正するようにしている
。従って、従来のように光学的ローパスフィルターを用
いる場合に比べ解像力を落とすことなく、つまり画像全
体が惚けることなく、原画像信号に存在するモアレ成分
の信号を低減修正することができ、罰点原稿を読み取っ
てもモアレのないカラー画像を得ることができる。また
、潜在的なモアレ成分も除去されているので、エツジ強
調などの画像鮮鋭化処理を効果的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるカラー画像読み取り装
置のブロック構成図、第２図は同装置での処理及び画像
信号の内容を示す図、第３図は赤色成分に対する、モア
レの原因となる周波数座標を選択する処理の詳細を示す
図、第４図は赤色成分に対する、選択されたモアレ信号
群の修正処理の詳細を示す図である。１・・・撮像素子、３，４．５・・・変換手段（ＦＦＴ
）６．７．８・・・周波数分離回路、９・・・座標選択
処理部、１０・・・修正処理部、１１．１２．１３・・
・周波数合成回路、１４，１５．１６・・・逆変換手段
（ＩＰＦＴ）、１７・・・プリンタ。出願人　　　　ブラザー工業株式会社代理人　　　　　弁理士　板　谷　康　夫第図第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）撮像手段を用いて原稿画像を読み取るカラー画像
読み取り装置であつて、２次元離散位置座標系において表現された原画像信号を
、位置以外の２次元離散座標系（以下、これを非位置座
標系という）での表現に変換する変換手段と、非位置座標系において単一もしくは複数の座標を選択す
る座標選択手段と、選択された座標に関して、該座標の変換後の画像信号値
を修正する修正処理手段と、上記の修正処理後の、非位置座標系で表現された画像信
号を位置座標系へ再変換する再変換手段とを備え、前記座標選択手段は、各々の色成分について、非位置座
標系における画像信号値が予め設定された第１のしきい
値よりも大きい座標、または／および画像信号値の１次
もしくは高次の差分値が前記第１のしきい値とは別個に
設定された第２のしきい値よりも大きい座標をモアレ信
号群として選択するものであり、前記修正処理手段は、前記座標選択手段により選択され
た全ての色成分についての信号群の座標の画像信号値を
修正する処理を行なうものであることを特徴としたカラ
ー画像読み取り装置。
（２）変換手段は、原画像信号を２次元離散相関長座標
系において表現された自己相関関数へ変換する手段であ
ることを特徴とした請求項１記載のカラー画像読み取り
装置。
（３）変換手段は、２次元離散フーリエ変換、もしくは
２次元離散コサイン変換を行なうことを特徴とした請求
項１記載のカラー画像読み取り装置。
（４）変換手段による変換後の座標系を２つのグループ
に分離する座標分離手段を設け、前記２つのグループの
内一方のみを前記座標選択手段の対象とすることを特徴
とした請求項１乃至３に記載のカラー画像読み取り装置
。
（５）座標選択手段は、非位置座標系における画像信号
値を２乗し、その絶対値を取ったものを対象とすること
を特徴とした請求項１乃至４に記載のカラー画像読み取
り装置。