JPH04105462A

JPH04105462A - 画像読み取り装置

Info

Publication number: JPH04105462A
Application number: JP22358090A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Ota; 裕一太田
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1990-08-24
Filing date: 1990-08-24
Publication date: 1992-04-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、ファクシミリやデジタル複写機などに用いら
れる画像読み取り装置に関し、さらに詳しくは読み取り
時の干渉縞（モアレ）の発生を防止する技術に関する。

［従来の技術］ファクシミリやデジタル複写機などにおいては、原稿画
像を読み取る読み取り装置として、複数個のＣＣＤなど
の光電変換素子からなるラインイメージセンサが通常用
いられている。この種の読み取り装置を用いて、網点印
刷の原稿を読み取った場合、出力信号中に原稿画像中に
は存在しない縞（モアレ）が現われることがある。モア
レは原稿画像が網点画像である場合に、網点のピッチと
イメージセンサのサンプリングピッチが近い場合に発生
することが知られている。このようなモアレを抑圧する
方法として、例えば光学的ローパスフィルターによる高
周波数成分の−様な除去が行なわれている。また、読み
取られた画像の原信号に対し、高速離散フーリエ変換を
行い、高周波成分の中からモアレに関与する周波数に限
って除去を行ない、逆変換を行なう方法もある。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、前述のローパスフィルターを用いると−
様な平滑化を行なうことになり、結果として画像のエツ
ジ部がぼけてしまい解像力が低下してしまうという問題
があった。

また、高速離散フーリエ変換を使用する方法においては
、規則性のある画像に対して、その性質の消失を招く場
合があった。

本発明は、上述した問題点を解決するなめになされたも
のであり、解像力の低下、パターン性の消失を伴うこと
なくモアレを除去することのできる画像読み取り装置を
提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために本発明は、撮像手段を用いて
原稿画像を読み取る画ｇＡ読み取り装置であって、２次
元離散位置座標系により表現された原画像信号を位置以
外の２次元離散座標系（以下、これを非位置座標系と記
す）での表現に変換する変換手段と、非位置座標系にお
いて単一もしくは複数の座標を選択する座標選択手段と
、選択された座標に関し、該座標の変換後の画像信号値
を修正する修正処理手段と、上記の修正処理後の、非位
置座標系で表現された画像信号を位置座標系へ再変換す
る再変換手段とを備え、前記座標選択手段は、装置外か
ら入力された座標選択指示データに基づいて、所定の非
位置座標を選択するものである。

座標選択手段としては、選択された座標及び該座標にお
ける画像信号値、または、選択された座標データに対応
し修正処理の実施された逆変換画像を表示する表示装置
を有したものを使用できる。

［作用］上記の構成によれば、位置座標系で表現された原画像信
号を非位置座標系、例えば２次７元離散相関長座標系な
どに変換する処理によって、モアレを引き起こしている
画像信号を限定された非位置座標に局在させ、座標選択
手段によって、前記局在させたモアレの原因となる座標
のみを選択し、該座標の画像信号値を低減した後、位置
座標系へ逆変換することにより、モアレがなく、かつパ
ターン性の保存された画像信号を得ることができる。

［実施例コ以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は本発明の一実施例による画像読み取り装置のブ
ロック構成図である。同図において、撮像素子１はイメ
ージセンサなとであり、原稿画像を、位置座標系におけ
る画像信号値として読み取る。２次元メモリ２は前記画
像信号値を記憶する。

変換手段（ＦＦＴ）３は、高速フーリエ変換を実行し、
位置座標系にて表現された画像情報を２次元離散空間周
波数座標系での表現に変換する。以下、２次元離散空間
周波数を単に周波数と略記する。周波数分離回路４は、
周波数座標を高周波数座標群と低周波数座標群の２つに
分離する処理を実行する。これは、モアレをなす周波数
の座標（以下、モアレ座標と略記）を選択する処理と、
該座標の信号値を修正する処理に先立つものである。

座標選択処理部５は、モアレ座標を選択処理するもので
、後述する条件を満たす信号値を持つ周波数座標及び該
座標の信号値をＣＲＴなどでなる表示装置６に表示し、
装置操作者は表示された情報を基に判断を行ないモアレ
座標を選択し、入力装置７により選択したモアレ座標を
入力する。修正処理部８は後述する処理手段に従いモア
レ座標の信号値、ならびにその周辺座標の信号値を修正
する０周波数合成回路９は周波数分離回路４からの低周
波数座標群と修正処理部８からの出力である修正高周波
数座標群とを合成する。再変換手段（ＩＦＦＴ）１０は
合成後の周波数座標系における信号値を高速逆フーリエ
変換し、位置座標系へ再変換する。２次元メモリ１１は
上記再変換手段１０からの出力である位置座標系の画像
信号をメモリし、この情報はプリンタ１２その他の出力
手段（不図示）に出力される。

第２図は本装置による主な処理及びデータの状態を示す
図である。同図を用いて装置の動作を説明すると、まず
、イメージセンサなとでなる撮像素子１により画像を読
み取り、画像信号入力を行なう（ステップＳＬ、以下Ｓ
１と記す）−６入力された画像信号は２次元位置座標で
ある（ｘ、ｙ）に対応するデータであり、メモリ２に格
納される。

各位置座標での画像信号値はｆ　（ｘ、ｙ）で表現され
る（Ｓ２）。次に、ＦＦＴ３により、２次元離散フーリ
エ変換（２次元離散コサイン変換でもよい）を行なう（
Ｓ３）。この変換は、位置座標で表現されたデータを周
波数座標での表現に変換するものである。すなわち、位
置座標（ｘ、ｙ）の関数であった画像信号値ｆ　（ｘ、
ｙ）を周波数座標（ｕ、ｖ）の関数である画像信号入力
Ｐ（ｕ。

■）へ置き換える（Ｓ４）。

次に、周波数分離回路４において、上記の変換後の画像
信号について、低周波数座標群に関しては後述の処理を
行なわないために、周波数分離処理を行なう（Ｓ５）。

具体的には、例えば位置座標Ｘの最大値が２５６、ｙの
最大値が２５６であった場合、−６０＜ｕ＜６０　　か
つ　−６０く■＜６０をみたす周波数座標を、分離する
ようなフィルター処理でよい。周波数分離処理により生
成されたＳ７で示す低周波数座標群（ｕｌ　、　ｖｌ　
）は、そのままの画像信号値を、周波数合成処理（Ｓｌ
ｌ）を経た、Ｓ１２で示す修正２次元画像信号値Ｆ“　
（ｕ、ｖ）に使用する。周波数分離処理を行なうことに
より生成されたＳ６で示す高周波数座標群（ｕｈ　、　
ｖｈ　）に対しては、座標選択処理部５において、モア
レ座標の選択処理が行なわれる（Ｓ８）。モアレ座標の
画像信号値は修正処理部８において修正処理され（Ｓ９
）、修正画像信号値Ｆ’　　（ｕｈ　、ｖｈ　）を得る
（ＳＩＯ）。

次に、周波数合成回路９において周波数合成処理を行な
い（Ｓｌｌ）、（ｕｌ　、　ｖｌ　）と（ｕｈｖｈ）を
合成し、周波数座標の修正画像信号値Ｆ（ｕ、ｖ）を得
る（Ｓ１２）、このＦ’　　（ｕ、ｖ）に対して、ＩＰ
ＦＴＩＯにおいて逆変換を行ない、周波数座標から位置
座標に変換しく５１３）、これによりモアレの抑圧され
た画像信号ｆａｆ’　　（ｘ。

ｙ）を得る（３１４）。

第３図は、上記Ｓ８におけるモアレ座標を選択する動作
の詳細を示す図である。ここでは、経験的に、ＴＨＩは
（ｌａｘ　ｌ　Ｆ　（ｕ、　ｖ）２１）　ｘＱ。

４８とする（Ｓ１５）。すべての高周波数座標群の画像
信号値Ｆ（ｕｈ、ｖｈ）について、第１のしきい値ＴＨ
Ｉと、ＩＰ　（ｕｈ、ｖｈ　）２１とを比較し、後者が
大きくなる座標を装置操作者に提示する座標として選ぶ
（３１６）。この提示は、表示装置６に選択された座標
をその画像信号値と併せて表示することにより行う。次
に、表示装置６に表示された座標の中から修正の対象と
なる座標の選択処理を行なう（３１７）。すなわち、座
標選択処理は、装置操作者が提示され′た情報に基づき
モアレの原因となっていると判断する、単一もしくは複
数の座１ｉｔｉ（ｕｎ　、　ｖｎ　）を、久方装置７で
入力することにより行われる。

第４図は、前記Ｓ９におけるモアレ座標の画像信号値の
修正処理方法の詳細を示す図である。ここでは、上述の
座標選択処理により得られた、モアレ座標の画像信号値
Ｆ’　　（ａｌｌ　、　ｖｌｌ　）を０とする（Ｓ１８
）。次に、第２のしきい値ＴＨ２を経験的に（１ａｘ　
　１Ｆ　（ｕ、　ｖ）２１）　ｘｏ、　２３とする（Ｓ
１９）、そして、（ｕｌｌ　　　１０．ｖｍｌｏ）、（
ａｌｌ　−１０，ｖｌｌ　＋１０）、（ｕｌｌ＋１ｏ、
Ｖ＋ｔ−１０）、（ａｌｌ　＋１０．　ｖｌｌ　＋１０
）を４隅とする圧力形の領域中に存在する信号値で、か
つ該信号値の２乗の絶対値が上記第２のしきい値ＴＨ２
より大きい座標に関して、該座標の画像信号値Ｆ’　　
（ｕｈ　、ｖｈ　）を０とする（Ｓ２０）。さらに、上
記で選択されなかった座標の画像信号値の変更は行なわ
ず、そのままの値を修正値として扱う（３２１）、以上
の処理により高周波数座標群の修正が行われる。

なお、本発明は上記実施例に限られず、例えばモアレに
関与すると想定される周波数座標の修正方法など適宜変
更して実施することができる。

［発明の効果］以上のように請求項１記載の発明によれば、撮像手段に
より読み取った画像情報の位置座標に関しフーリエ変換
などの変換処理を行ない、この処理後のデータについて
モアレに関与する所定値以上のパワーを持つ高周波数座
標の画像信号を選択し、さらに、その中から選択した座
標の信号を修正する。従って、従来のように光学的ロー
パスフィルターを用いて信号処理する場合に比べ、解像
力を落とすことなく、すなわち画像全体がぼけることな
く、原画像信号に存在するモアレ周波数の信号を修正す
ることができ、網点原稿を読み取ってもモアレのない画
像を得ることができる。

また、請求項２記載の発明によれば、上記の効果に加え
て、表示装置に表示された、座標及び該座標における画
像信号値、または、選択された座標データに対応し修正
処理の実施された逆変換画像に基づいて装置操作者は容
易に必要な座標選択を行うことかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による画像読み取り装置のブ
ロック構成図、第２図は同装置での処理及び画像信号の
内容を示す図、第３図はモアレの原因となる周波数座標
を選択する処理の詳細を示す図、第４図は選択されたモ
アレ周波数群の修正処理の詳細を示す図である。１・・・撮像素子、３・・・変換手段（ＦＦＴ）、４・
・・周波数分離回路、５・・・座標選択処理部、６・・
・表示装置、７・・・入力装置５８・・・修正処理部、
９・・・周波数合成回路、１０・・・逆変換手段（ＩＦ
ＦＴ）、１２・・・プリンタ。出願人　　　　　ブラザー工業株式会社代理人　　　　
　弁理士　板　谷　康　火弟１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）撮像手段を用いて原稿画像を読み取る画像読み取
り装置であつて、２次元離散位置座標系により表現された原画像信号を位
置以外の２次元離散座標系（以下、これを非位置座標系
と記す）での表現に変換する変換手段と、非位置座標系において単一もしくは複数の座標を選択す
る座標選択手段と、選択された座標に関し、該座標の変換後の画像信号値を
修正する修正処理手段と、上記の修正処理後の、非位置座標系で表現された画像信
号を位置座標系へ再変換する再変換手段とを備え、前記座標選択手段は、装置外から入力された座標選択指
示データに基づいて、所定の非位置座標を選択すること
を特徴とする画像読み取り装置。
（２）座標選択手段は、選択された座標及び該座標にお
ける画像信号値、または、選択された座標データに対応
し修正処理の実施された逆変換画像を表示する表示装置
を有したことを特徴とする請求項１に記載の画像読み取
り装置。