JPH0457485B2 - - Google Patents

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JPH0457485B2
JPH0457485B2 JP19477788A JP19477788A JPH0457485B2 JP H0457485 B2 JPH0457485 B2 JP H0457485B2 JP 19477788 A JP19477788 A JP 19477788A JP 19477788 A JP19477788 A JP 19477788A JP H0457485 B2 JPH0457485 B2 JP H0457485B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
permeable sheet
concrete
permeable
pattern
Prior art date
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Expired
Application number
JP19477788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0243003A (ja
Inventor
Nobuo Iwatani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP19477788A priority Critical patent/JPH0243003A/ja
Publication of JPH0243003A publication Critical patent/JPH0243003A/ja
Publication of JPH0457485B2 publication Critical patent/JPH0457485B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は建築用材料等として用いられる模様
付軽量コンクリート板の製法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
軽量コンクリート板は、一般にプレハブ住宅の
壁材等として用いられており、内部に無数の気泡
が含有され軽量化されている。この種の軽量コン
クリート板20は、一般に第4図に示すような構
造になつており、内部に無数に存在する気泡によ
り、施工後、外部側から大気中の水分等が内部側
に入り込み、芯材となつている鉄筋21等を錆び
させるという問題を有している。すなわち、この
ように錆びが生じると、その錆びにもとずく膨脹
によつて軽量コンクリート板20にひびが入る等
の不都合な事態を招く。そこでこのような問題を
解決するため、第5図に示すように軽量コンクリ
ート板20の外表面に塗料等の塗膜22を形成
し、水分等の侵入を防止することが考えられてい
る。しかしながら、いちいち、軽量コンクリート
板20の外表面に上記のような塗膜22を形成す
ることは、工程が複雑になり、製品のコストアツ
プの原因となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで、最近では、第6図に示すように、連通
気孔を有する成形型23にコンクリート材料を注
型し、発泡させた状態で成形型23の下方から矢
印のように吸引脱水するに際して、成形型23の
表面に帆布等の布材25を載置し、この布材25
の微細気孔によつて布材25に接するコンクリー
ト材料24部分24aの密度を高め、この部分を
生成軽量コンクリート板の外表面として使用する
という技術が開発されている。ところが、上記の
ように布材25を用いて軽量コンクリート板の外
表面層の高密度化を図る場合、外表面が平坦であ
れば問題はないが、外表面に凹凸模様等を形成す
る場合には、布材25が模様の凹凸に沿わず、模
様の凹凸部分の布材25に皺が生ずる。そのた
め、外表面に凹凸模様を有し、かつその外表面層
が緻密になつている模様付コンクリート板を製造
することは、不可能視されている。
この発明はこのような事情に鑑みなされたもの
で、外表面に模様を有するとともにその外表面層
が、高密度化されている模様付軽量コンクリート
板を容易に製造する方法の提供をその目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の模様付
軽量コンクリート板の製法は、内面に転写用凹凸
模様が形成されている成形用凹部を備えた透水性
材料製の成形型を準備し、上記転写用凹凸模様に
合致する凹凸模様が形成され保持されている透水
性シートを上記両凹凸模様を合致させた状態で上
記成形用凹部内に着脱自在に敷設し、透水性シー
トが敷設された上記成形用凹部内にコンクリート
材料を注型したのち吸引脱水するという構成をと
る。
〔作用〕
すなわち、この発明は、内部に転写用凹凸模様
が形成された成形用凹部内に、あらかじめその凹
凸模様に合致する凹凸模様が形成されている透水
性シートを敷設し、そこへコンクリート材料を注
型し、注型されるコンクリート材料の水分をこの
透水性シートを通して脱水(気泡も同時に脱気さ
れる)をするため、透水シートに接するコンクリ
ート材料の部分が、透水シートの凹凸模様の転写
によつて凹凸模様に形成されると同時に、脱水脱
気が他の部分より強力になされる結果、高密度化
されるようになる。したがつて、表面に、転写用
凹凸模様に対応する模様が正確に転写形成され、
かつ表面層が高密度化された模様付コンクリート
板が容易に得られるようになる。また、上記透水
性シートは使い捨て可能なため、透水性シートの
微細気孔が目詰まりし脱水性が低下した場合に
は、新たな透水性シートと交換することにより、
常時良好な脱水状態を維持することができるよう
になる。
つぎに、実施例に基づいて説明する。
〔実施例〕
第1図は、この発明に用いる透水性シート1を
示している。すなわち、この透水性シート1は、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
からなる厚み0.3〜2.0mm、好適には、0.5〜1.0mm
のフイルム状シートを、成形型の転写用凹凸模様
に対応する凹凸模様を有する金型に入れ、加熱・
加圧成形して得られたものである。上記シートは
自己保形性を有しており、上記成形によつて形成
された凹凸模様はその形状が維持される。なお、
上記ポリエチレン、ポリプロピレン製のフイルム
状シートには、100メツシユ以下の微細な気孔が
全面に分布形成されており、この微細孔の分布形
成により、フイルム状シートの全体が透水性を帯
びている。
この発明は、上記のようにして得られた透水性
シート1を第2図に示すように、透水性材料4製
の成形型3の成形用凹部3a内に、その成形用凹
部3aの転写用凹凸模様に透水性シート1の型面
部1aの凹凸模様を合致させた状態で着脱自在に
敷設し、注型成形を行う。この場合、上記成形型
3の透水性材料4は、ゴムや合成樹脂製のスポン
ジ状体であつて、全体に連続気孔が形成されてい
るものや、石膏等の透水性無機質材料等によつて
形成され、それらの連続気孔ないしは、分子間の
空隙7が吸引脱水時の通水路となる。なお、第2
図において、5,6は型枠、7は空隙、8は透水
性材料4の底面と型枠6の上面との間に一定の空
隙7を保つための棧材、9は上記型枠5,6を締
め付け組み立てるボルト、10は上記空隙7を真
空吸引するための真空吸引パイプである。
模様付コンクリート板の注型成形に際しては、
上記透水性シート1が敷設された成形用凹部3a
内にコンクリート材料11を注型する。この場
合、上記コンクリート材料11は、セメント系材
料を主成分とし、これに砂等の副成分材料と発泡
剤とを配合し水とともに混練したものであり、好
適には、含水率が20〜25重量%(以下「%と略
す)になるように調節されている。このような含
水率に調節することにより吸引脱水が効果的に行
われるようになる。そして、上記成形型3内にお
いて、コンクリート材料11は、真空吸引によつ
て材料中の水分や空気が除去され、透水性シート
1の型面部1aに接した部分11aが、その透水
性シート1の凹凸模様を転写されると同時に高密
度化されるようになる。このようにして、成形さ
れた材料は、つぎに、上記成形型3から脱型され
養生硬化され模様付軽量コンクリート板に形成さ
れる。このコンクリート板は、内部に気泡が分散
していて軽量化され、かつ外表面層が凹凸模様状
に形成されていると同時に水分等の浸透を防止し
うるよう高密度化されている。
このような操作を繰り返すことにより模様付軽
量コンクリート板をつぎつぎに生産することがで
きる。この場合、上記透水性シート1の微細孔が
目詰まりしたときには、直ちに新たな、透水性シ
ート1に交換し、操業の継続が行われる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の模様付軽量コンクリ
ート板は、透水性材料製の成形型の成形用凹部
に、その成形用凹部の転写用凹凸模様に合致する
凹凸模様を有する透水性シートを両凹凸模様を合
致させた状態で着脱自在に敷設し、その状態で上
記成形用凹部内にコンクリート材料を注型し、吸
引脱水するため、複雑な表面凹凸模様を有し、か
つ表面層が高密度化されている模様付軽量コンク
リート板を簡単に製造することができる。しか
も、上記透水性シートは、使い捨てであつて、そ
の微細孔が目詰まりしたときには、新たな透水性
シートと交換することにより、常時、透水性シー
トの通水状態を良好に確保することができるた
め、良好な製造状態を常時保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に用いる透水性シートの断面
図、第2図はその透水性シートを用いて模様付コ
ンクリート板を製造する製造装置の断面図、第3
図はその要部拡大断面図、第4図は従来の軽量発
泡コンクリート板の断面図、第5図はそれの表面
に塗膜を形成状態の断面図、第6図は、外表面層
が高密度された従来の軽量発泡コンクリート板の
製造状態説明図である。 1…透水性シート、3…成形型、3a…成形用
凹部、4…透水性材料、11…コンクリート材
料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内面に転写用凹凸模様が形成されている成形
    用凹部を備えた透水性材料製の成形型を準備し、
    上記転写用凹凸模様に合致する凹凸模様が形成さ
    れ保持されている透水性シートを上記両凹凸模様
    を合致させた状態で上記成形用凹部内に着脱自在
    に敷設し、透水性シートが敷設された上記成形用
    凹部内にコンクリート材料を注型したのち吸引脱
    水することを特徴とする模様付軽量コンクリート
    板の製法。
JP19477788A 1988-08-03 1988-08-03 模様付軽量コンクリート板の製法 Granted JPH0243003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19477788A JPH0243003A (ja) 1988-08-03 1988-08-03 模様付軽量コンクリート板の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19477788A JPH0243003A (ja) 1988-08-03 1988-08-03 模様付軽量コンクリート板の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0243003A JPH0243003A (ja) 1990-02-13
JPH0457485B2 true JPH0457485B2 (ja) 1992-09-11

Family

ID=16330080

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19477788A Granted JPH0243003A (ja) 1988-08-03 1988-08-03 模様付軽量コンクリート板の製法

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JP (1) JPH0243003A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008009019B4 (de) 2008-02-13 2011-01-05 Technische Universität Berlin Schalung zur Herstellung von Betonkörpern

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JPH0243003A (ja) 1990-02-13

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