JPH0457253A - コンパクトディスク・プレーヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トラックスキャン機能を備えたコンパクトデ
ィスク・プレーヤに関する。

〔従来の技術〕

コンパクトディスク・プレーヤ（以下、ＣＤプレーヤと
いう）には、トラックスキャン（別称「イントロスキャ
ン」）と呼ばれる機能がある。この機能は、第４図に示
すように、コンパクトディスク（以下、ＣＤという）に
収録された各自の曲頭部分を一定時間（例えば１０秒）
づつ次々と再生していく機能である。

また、これと似た機能として、ハイライトスキャンと呼
ばれる機能がある。この機能は、第５図に示すように、
ＣＤに収録された各自を、ユーザーが指定した位置から
一定時間だけ、例えば曲頭から３０秒後の位置から１０
秒間だけ、次々と再生していく機能である。

これらの機能は、収録曲の内容を確認したり、希望の曲
を探したりする場合などに用いられるものである。運転
の安全上、ドライバーがＣＤ操作に専念することのでき
ない車載用ＣＤプレーヤでは、特に有益な機能である。

〔発明が解決しようとする課題〕

ＣＤに収録された各画の曲頭には、サブコードとして曲
頭を示すＰコードが記録されており、このＰコードをサ
ーチすることによりそれぞれの曲の再生が開始される。

しかし、実際に音が出始める位置は各画によってそれぞ
れ異なる。このため、従来のトラックスキャンの場合、
曲頭から例えば１０秒間だけ再生すると、曲によっては
実際に音が出る前に１０秒が経過してしまったり、ある
いは、１０秒が経過する直前に音が出始めたりすること
があり、曲を識別できない場合があった。この問題を最
も簡単に防止するには、トラックスキャン時の再生時間
を長く設定すればよいが、再生時間を長くするとこれに
伴って全曲゛をスキャンする時間も長くなり、使い勝手
が悪くなるという新たな問題が起こる。

一方、ハイライトスキャンの場合、演奏開始位置はユー
ザーが指定できるので、曲の識別はできるが、希望の演
奏開始位置をその都度設定しなければならず、操作が煩
わしくなるという問題があった。

本発明は、上記事情の下になされたもので、その目的と
するところは、トラックスキャンの再生時には、ＣＤの
再生速、度を通常の再生速度よりも上げ、実質的に各画
の再生時間をその再生速度の倍速仕分だけ長くすること
により、曲の識別を容易にしたＣＤプレーヤを提供する
ことである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記目的を達成するため、コンパクトディス
クに収録された各画の曲頭部分を一定時間づつ次々と再
生するトラックスキャン機能を備えたコンパクトディス
ク・プレーヤにおいて、スピンドルモータを可変速制御
可能なスピンドルサーボ手段と、前記各画の一定時間の
再生時はコンパクトディスクが通常の再生速度の所定倍
速で再生されるように前記スピンドルサーボ手段を制御
する再生速度制御手段とを備えたことを特徴とする。

〔作　用］ 各画は、その曲頭から一定時間の間、通常の再生速度よ
りも速い速度で再生される。そのため、トラックスキャ
ンの曲頭の再生時間は従来と同じであっても、この再生
時間内に再′生される実際の曲の長さは、その時の再生
速度に比例して長くなる。したがって、再生された音の
音質は変わるものの、当該高速再生にした分だけ各画の
音を長く聴くことができ、曲の識別がしやすくなる。

例えば、トラックスキャンの曲頭の再生時間が１０秒で
ある場合に、再生速度を通常の２倍速に設定すると、従
来と同じ再生時間１０秒の間に、実質的にその２倍の２
０秒分の再生音を聴くことができる。

〔実施例〕

以下、発明の実施例につき説明する。

第１図は、本発明になるＣＤプレーヤの１実施例のブロ
ック図である。

この第１図のＣＤプレーヤは、基本的には従来公知のＣ
Ｄプレーヤと同一の構成になるが、スピンドルサーボ回
路３が可変速制御可能とされ、また、マスタクロツタ回
路１４がシステムコントローラ１１の指令に従ってその
クロック周波数を任意に変え得るようにされた点が従来
のものと異なる。

通常のＣＤ再生の場合、前記マスタクロック回路１４の
クロックはＣＤのチャンネルピットクロツタに等しい４
．３２１８Ｍ）Ｅｘに設定されており、スピンドルサー
ボ回路３はこのマスタクロツタを用いてＰＬＬ同期回路
８の再生クロックの周波数が４゜３２１８ＭＨｚになる
ようにスピンドルモータｌをサーボ制御している。これ
により、ＣＤＩは規定の線速度（１，２〜１．４ｍ／ｓ
）で定速回転される。

なお、光ピツクアップ４には、詳細を略したが、光ピツ
クアップ制御回路５により、周知のフォーカスサーボ、
トラッキングサーボおよび送りサーボがかけられている
。

光ピツクアップ４でピックアップされたＣＤのＥＦＭ信
号は、ＲＦ信号処理部６へ送られる。ＰＬＬ同期回路８
は同期クロックを再生し、ディジタル信号処理部７やス
ピンドルサーボ回路３などへ送る。ディジタル信号処理
部７は、ＲＦ信号処理部６から送られてくるデータ信号
に対してデ・インターリーブ、ＥＦＭ復調、誤り検出・
訂正、補間などを行って元のディジタル・オーディオ信
号を復調し、Ｄ／Ａコンバータ９へ送ル。

Ｄ／Ａコンバータ９は、ディジタル信号処理部７から送
られてくるディジタル・オーディオ信号をアナログ・オ
ーディオ信号に変換し、ローパスフィルタｌＯで高調波
成分を除去した後、オーディオ信号として出力する。

一方、システムコントローラ１１は、操作パネル１３の
各キーの操作を監視し、キー操作に応した制御を行うと
ともに、その制御内容やＣＤの再生状態をデイスプレィ
１２上に表示する。

進んで、前記実施例において、本発明のトラックスキャ
ン動作を第２図のフローチャートを参照して説明する。

なお、以下の説明においては、トラックスキャンにおけ
る各回の曲頭の再生時間は１０秒とし、また、この再生
時間１０秒の間、ＣＤＩを通常の再生速度の２倍速で再
生するものとする。

さて、操作パネル１３のトラックスキャンキー（図示略
）が押されると、本発明によるトランクスキャン動作が
開始される（ステップＳｌ、３２）。

システムコントローラ１１は、スピンドルサーボ回路３
を制御し、スピンドルモータ２を通常の再生速度まで立
ち上げるともに、ピックアップ制御回路をロックしてト
ラックキングを開始し、第１曲目の曲頭、すなわち第１
曲目のＰコードをサーチする（ステップＳ３）。

第１曲目のＰコードをサーチすると（ステップＳ４）、
ＣＤプレーヤを再生モードに切り替える（ステップＳ５
）と同時に、システムコントローラ１１からマスタクロ
ック回路１４へ２倍速指令を送る（ステップＳ６）。

２倍速指令を受けたマスタクロツタ回路１４は、通常の
再生速度時の２倍のクロック周波数２×４゜３２１８Ｍ
Ｈｚのマスタクロックを生成して出力する。

スピンドルサーボ回路３は、この２倍速のマスタクロツ
タを受け、ＰＬＬ同期回路８で再生される同期クロンク
が２　Ｘ４．３２１８ＭＨｚとなるようにスピンドルモ
ータ２をサーボ制御する。これにより、ＣＤＩは通常の
再生速度の２倍速で再生開始される。

光ピ、７クアツプ４、ＲＦ信号処理部６、ディジタル信
号処理部７は、この通常の２倍速で回転するＣＤの第１
曲目を、その曲頭から１０秒間だけ再生して出力する（
ステップＳ７）。そして、第１曲目について１０秒間だ
けその再生が終了すると、システムコントローラ１１か
らマスタクロック回路１４へ通常の再生速度指令が出力
され（ステップＳ８）、スピンドルモータ２は通常の再
生速度に戻される。

次いで、ＣＤに収録された全曲についてトラックスキャ
ンが終了したか否かを判定した後（ステップＳ９）、再
びステップＳ３へ戻り、前記処理を第２曲目以降につい
ても同様に実行して行（。

そして、全曲について前記処理が完了した時点でトラッ
クスキャン動作を終了する（ステップＳ９）。

第３図に、上記した本発明のトラックスキャンによるＣ
Ｄの再生状態を示す。この図から明らかなように、通常
の２倍速で各回の曲頭から１０秒間づつ曲の再生が行わ
れる。したがって、曲頭からの再生時間は従来と同じ１
０秒であっても、この１０秒間に実質的には通常の再生
速度の２倍の２０秒分の再生が行われる。この結果、曲
頭から１０秒以内に音が出ない曲や、１０秒経過の直前
に音が出るような曲であっても、２０秒分の音を聴くこ
とができので、その曲の内容を充分に識別することがで
きる。

なお、前記実施例は、再生速度を２倍速とした場合につ
いて述べたが、これに限定されるものではない。また、
曲の内容を識別できる再生速度の範囲（例えば１倍速〜
２倍速）において、ユーザーがその再生速度を自由に設
定できるようにすることもできる。この場合には、希望
する再生速度を操作パネル１３から入力するようにすれ
ばよい。

〔発明の効果〕

以上述べたところから明らかなように、本発明によると
きは、トラックスキャンにおける曲頭部分の再生時に、
通常の再生速度よりも速い速度で再生するようにしたの
で、曲頭からの再生時間が従来と同しであっても、その
再生速度の倍速比に比例した分だけ実質的に名曲の再生
時間を長くすることができ、曲の識別がしやすくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のブロック図、第２図は前記
実施例のトラックスキャン動作のフローチャート、 第３図は前記実施例におけるトラックスキャンの再生状
態の説明図、 第４図は従来のトラックスキャンの再生状態の説明図、 第５図は従来のハイライトスキャンの再生状態の説明図
である。 １・・・ＣＤ、２・・・スピンドルモータ、３・・・ス
ピンドルサーボ回路、１１・・・システムコントローラ
、４・・・マスククロツタ回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 コンパクトディスクに収録された各曲の曲頭部分を一定
   時間づつ次々と再生するトラックスキャン機能を備えた
   コンパクトディスク・プレーヤにおいて、 スピンドルモータを可変速制御可能なスピンドルサーボ
   手段と、 前記各曲の一定時間の再生時はコンパクトディスクが通
   常の再生速度の所定倍速で再生されるように前記スピン
   ドルサーボ手段を制御する再生速度制御手段とを備えた
   こと を特徴とするコンパクトディスク・プレーヤ。