JPH0457145B2 - - Google Patents

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JPH0457145B2
JPH0457145B2 JP6808883A JP6808883A JPH0457145B2 JP H0457145 B2 JPH0457145 B2 JP H0457145B2 JP 6808883 A JP6808883 A JP 6808883A JP 6808883 A JP6808883 A JP 6808883A JP H0457145 B2 JPH0457145 B2 JP H0457145B2
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Tamihei Hiramatsu
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Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40006Architecture of a communication node
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/403Bus networks with centralised control, e.g. polling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも1台の親器と複数台の子
器との間で信号を送受する送受信システムの各子
器に対して親器からの距離の遠近に対応した番地
を自動的に割り付けるための子器番地自動割り付
け装置に関する。
〔背景技術とその問題点〕
一般に、語学教習システム(いわゆるLLシス
テム)や、集団会議システム等においては、少な
くとも1台の教師用や議長用等の親器と、生徒数
や会議参加者数等に応じた複数台の子器とが設置
され、親器側からは各子器の1台1台をそれぞれ
選択的、個別的に指定して通信し得るようになつ
ている。このように、親器側から所望の子器を選
択指定し得るためには、各子器には、それぞれ互
いに異なる番号あるいは番地が予め設定されてい
ることが必要である。
従来において、各子器の上記番号あるいは番地
については、それぞれの子器の固有の状態として
機械的に設定されることが多く、各子器毎に内蔵
された機械的設定手段、たとえばスイツチ接点や
ジヤンパー線あるいは設定ピン等を、オン、オフ
操作することにより、上記番号あるいは番地とな
る数値の設定がなされていた。これらの機械的設
定手段は、システム設置状態において使用者の不
用意な操作により設定数値が狂うことのないよう
に、子器の筐体内部等のような値接手で操作でき
ない箇所に配置されるのが普通であり、さらに、
ネジ止めやハンダ付け等によりほぼ固定的、永久
的に設定されているものも多い。
ところが、このような従来のものにあつては、
システムの保守、修理等に際して、子器の追加、
削除、交換を行なう場合に、上記設定数値の適正
化が極めて困難となる。たとえば故障した子器を
新たな子器と交換する場合に、番号あるいは番地
となる数値の設定変更がほぼ不可能なものでは、
旧子器の設定数値と等しい設定数値の新子器が必
要とされ、メーカ等の供給側では設定数値の異な
る全子器を準備しておかねばならず、子器の発
注、納入の手続が面倒であり間違いも生じ易い。
また、番号や番地となる数値の設定変更が可能な
ものでも、他の子器との関係を考慮して、設定数
値が重量しないように注意しながら設定操作する
必要がある。
そこで、本件発明者は、先に特願昭57−132091
号(特開昭59−23367号公報)や特願昭58−42415
号(特開昭59−169250号公報)において、同一構
造を有し固有の番号や番地を持たない子器群に対
して、システム動作時に自動的に互いに相異なる
番号や番地を割り付ける装置を提案している。こ
のような装置の原理的な動作は、各子器がそれぞ
れ独立に発生するランダムな数値を、親器側であ
るいは子器間で判別して、重複するものを排除
し、これを繰り返すことにより最終的に各子器に
それぞれ互いに異なる数値が割り当てられるよう
にするものである。
ところで、このような本発明の先行技術となる
自動割り付け装置により割り付けられた各子器の
番号や番地は、子器自体の物理的な配設位置とは
無関係であり、また各子器の番号や番地が割り付
け動作毎に全くランダムに決定されて一定しな
い。このため、割り付け動作が終了したのみで
は、例えば親器側から所定位置の子器を指定して
通信することはできない。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の実情に鑑み、予めランダムに
各子器に対して互いに異なる番号あるいは番地が
与えられている送受信システムに対して、親器か
らの距離に遠近に応じた物理的あるいは絶対的な
番地を上記各子器に自動的に割り付けるような子
器番地自動割り付け装置の提供を目的とする。
〔発明の概要〕
すなわち、本発明に係る子器番号自動割り付け
装置の特徴は、少なくとも1台の親器と複数台の
子器との間で信号を送受する送受信システムの各
子器の番地を割り付ける子器番地自動割り付け装
置において、上記親器は、上記各子器に対して基
準パルスを送受パルス発生器と、上記各子器のう
ちの1台を順次指定して当該子器のみが上記基準
パルスを送り返すように制御する子器指定手段
と、上記基準パルスに対する上記送り返されたパ
ルスの遅れ時間を検出する遅れ時間検出手段と、
この遅れ時間検出手段からの出力に基いて各子器
の親器からの信号伝播距離の遠近に応じた番地を
割り付ける番地割り付け手段とを具備し、上記各
子器は、上記親器の子器指定手段よりの指定に応
じて上記基準パルスを送り返す手段を有して成る
ことである。
〔実施例〕
以下、本発明に係る子器番地自動割り付け装置
について、図面を参照しながら説明する。
先ず第1図は、本発明の基本的構成を概略的に
示すブロツク図である。
この第1図において、少なくとも1台の親器
MSと複数台の子器SL1,SL2、…との間で信
号を送受する送受信システムは、例えば語学教習
システム(いわゆるLLシステム)や、集団会議
システム等として適用し得るものであるが、第1
図中では、子器番号自動割り付け動作に関連ある
部分のみを取り出して図示している。このような
送受信システムにおいて、親器MSからは送信ラ
インLSと受信ラインLRとがバスラインとして導
出され、各ラインLS、LRの終端は、それぞれタ
ーミネータTMS、TMRに接続されている。この
バスラインとしての送受信ラインLS、LRに対し
て、親器MSからの距離X1の位置に子器SL1が、
距離X2の位置に子器SL2が、…それぞれ接続さ
れている。
各子器SL1,SL2,…は、送信ラインLSの信
号をそのまま又は増幅して受信ラインLRに送り
返す手段としてのゲート回路G1,G2,…を有
し、これらのゲート回路G1,G2,…は、親器
MSの子器指定手段11により指定された子器の
回路のみがオン(導通)状態となり、他はオフ
(遮断)状態にある。ここで、各子器SL1,SL
2,…は、配設位置とは無関係にそれぞれ互いに
異なる番号(あるいは仮番地)が予め割り付けら
れており、親器MSはこれらの番号のうちの所望
の一番号を指定して当該番号の子器の少なくとも
上記ゲート回路をオン制御することができる。
親器MSは、各子器SL1,LS2、…に向けて基準
パルスSを送出するパルス発生器12と、各子器
SL1,SL2,…のうちの一つを指定して上記ゲ
ート回路をオン制御して当該子器のみが上記基準
パルスを送り返すようになす子器指定手段SDと、
上記基準パルスSに対する上記指定された子器か
ら送り返された返送パルスRの遅れ時間を検出す
る遅れ時間検出手段13と、この遅れ時間検出手
段13からの検出出力に基いて各子器SL1,SL
2,…の親器からの距離に応じた物理的な絶対的
な番地を割り付ける番地割り付け手段14とを少
なくとも備えている。
以上のような基本構成回路の動作について説明
すると、先ず親器MSは、任意の一個の子器番号
を指定して当該子器の上記ゲート回路をオン状態
となし、パルス発生器12より基準パルスSを発
生し、バツフアアンプ16を介して送信ラインLS
に出力する。この基準パルスSは、送信ラインLS
を介して伝播され、上記指定された子器のゲート
回路を通つて受信ラインLRに出力され、このラ
インLRを介して伝播され、親器MSにて返送パル
スRとして受信される。この返送パルスRは、親
器MSのバツフアアンプ17を介して遅れ時間検
出手段13に送られる。遅れ時間検出手段13
は、上記基準パルスSに対する返送パルスRの遅
れ時間τを検出し、この遅れ時間τに基いて各子
器の親器からの距離xを求める。例えば第2図に
示すように、基準パルスSの出力に対して、子器
SL1が指定されたときの返送パルスR1の遅れ時
間がτ1となり、子器SL2,SL3,…が指定され
たときの返送パルスR2,R3、…の各遅れ時間が
それぞれτ2,τ3、…となつて現われる。そして、
これらの遅れ時間τ1,τ2,τ3、…に応じて各子器
SL1,SL2,SL3,…の距離X1X2X3、…を判
別し、遠近に応じた物理的の絶対番地を各子器に
割り当てる。
ところで、パルス信号の伝播速度は、各ライン
LS,LRの伝達関数や分布定数等により決定され
るが、一般の送受信システムの信号伝送ライン
(平行線の場合)においては、単位長遅れ時間に
略相当する√が約5ns/m程度であり、上記遅
れ時間τの絶対値を高精度で測定することは極め
て困難である。
そこで、上記各遅れ時間τ1,τ2等の差Δτを検
出することにより、相対的に遅れ時間τの大小関
係を求め、これに基いて上記距離xについての遠
近関係を判断している。
さらに、後述する本発明の実施例においては、
一台の子器が指定されている間に複数の基準パル
スSを順次出力し、遅れ時間τを同一子器につい
て複数回検出して積分し、この積分値を各子器相
互間で比較するという確率的手法を用いて、遠近
関係の判別精度を高めている。
すなわち、第3図は本発明の一実施例の要部と
して、上記親器MSの遅れ時間検出手段13の具
体例を示している。この第3図における他の部分
は、前述した第1図と同様に構成すればよいた
め、図示せず説明を省略する。
この第3図において、遅れ時間検出手段13の
可変遅延回路21は、パルス発生器12からの上
記基準パルスSを所定時間τDだけ遅延させ、この
遅延されたパルスSDをD型フリツプフロツプ22
のD端子(データ入力端子)に供給する。D型フ
リツプフロツプ22のクロツク入力端子CKには、
バツフアアンプ17からの上記返送パルスRが供
給され、またD型フリツプフロツプ22のクリア
端子CLRには、上記返送パルスRをモノマルチ
回路23にて一定時間tMだけ遅らせたパルスRM
が供給される。さらに、D型フリツプフロツプ2
2のQ端子出力は、カウンタ24に送られてい
る。
以上の構成を有する遅れ時間検出手段13にお
いて、上記親器MSの子器指定手段11により1
台の子器が指定された状態にあり、第4図の基準
パルスSに対して時間τだけ遅れた返送パルスR
が得られるとき、可変遅延回路21の遅延時間τD
を第4図A,B,CのようにτDA,τDB,τDCと変化
させた場合の動作について説明する。
ここで一般にD型フリツプフロツプ22は、ク
ロツク端子CKにクロツクパルス(返送パルスR)
が入力された時点におけるD端子入力がQ端子に
出力されるものであるが、前述のようなns(ナノ
秒)オーダの時間を問題とする場合には、いわゆ
るセツトアツプ時間tsuによる動作の遅れを考慮
する必要がある。すなわち、D端子入力である遅
延パルスSDがQ端子に伝達されるためには、クロ
ツクパルス(返送パルスR)の入力時刻に先立つ
上記セツトアツプ時間tsuよりも前の時点にて遅
延パルスSDが入力されていなければならず、これ
は、上記基準パルスSに対する返送パルスRの遅
れ時間τと上記セツトアツプ時間tsuとの差τ−
tsuよりも、可変遅延回路21の遅延時間τDを短か
く(τD<τ−tsu)することに対応する。
第4図Aは、このような条件を満足する遅延時
間τDA(<−tsu)の一例を示し、返送パルスRの入
力タイミング(立上り)にてD型フリツプフロツ
プ22のQ端子よりパルス出力が得られている。
これに対して第4図Bの遅延時間τDBのように、
上記τ−tsuよりも長い(τDB>τ−tsu)場合には、
D型フリツプフロツプ22のQ端子からパルス出
力が得られない。また、第4図Cに示すように、
遅延時間τDCが上記τ−tsuに略等しい(τDC≒τ−
tsu)ときには、Q端子からの出力は確率的に事
像となり、D端子に入力される遅延パルスSDが複
数個の場合にQ端子より得られるパルスの個数を
カウントすることにより、確率を求めることがで
きる。
したがつて、1台の子器を指定した状態におい
て、可変遅延回路21の遅延時間τDを段階的に
(たとえばM段階にτD1、τD2、…、τDMと)変化さ
せ、これらの各遅延時間毎に一定の複数個(たと
えばN個)の基準パルスSを送出して、これに対
する上記Q端子からの出力パルスの個数をカウン
トすることにより、例えば第5図に示すようなヒ
ストグラムが得られる。このようなヒストグラム
を何台かの子器についてそれぞれ求め、重ね合わ
せたものを第6図に示す。この第6図において
は、離散的な値を連続的に表現しており、一例と
して3台の子器SL1,SL2,SL3についてのヒ
ストグラムを重ね合わせて示している。
この第6図から明らかなように、各子器、例え
ばSL1,SL2,SL3をそれぞれ指定したときに
得られるD型フリツプフロツプ22のQ端子から
の出力パルスのそれぞれの総個数Σ1,Σ2,Σ3
あるいはヒストグラム積分値は、親器MSから近
い子器(例えばSL1)ほど小さくなり、親器MS
から遠い子器(例えばSL3)ほど大きくなる。
すなわち、各子器についての上記Q出力パルスの
総個数を相互に比較することにより、親器からの
各子器の距離(信号伝播距離)の遠近を判別でき
る。
ところで、可変遅延回路21の遅延時間τDは、
前述したようにns(ナノ秒)オーダで段階的に変
化させることが必要とされるが、これは、例えば
第7図に示すように、複数個が直列接続された
TTL等のバツフアゲート回路31の各接続点か
らの出力をマルチプレクサ32で切換選択した
り、第8図に示すように、マルチプレクサ33の
各被選択端子間を所定長(例えば信号伝播時間が
1ns程度)のライン34を介して接続してこれら
を切換選択したりすることにより、容易にナノ秒
オーダのステツプでの遅延時間切換えが行なえ
る。なお、バツフアゲート31等のデイジタル
ICは、素子の基本構造の違いにより数ns〜数+
ns程度の信号伝達遅延時間を得ることができる
が、この遅延時間の絶対精度は、同一構造の素子
でも、素子自体のばらつきや周囲温度等の使用状
態により高精度を期待できない。しかしながら、
本発明の場合には、相対的な時間比較を行なつて
おり、また、短時間(例えば数分以内)の動作で
済むことより温度ドリフトの影響を受けることも
なく、高精度の遠近判別が行なえる。
そして、各子器の親器に対する距離の相対的な
遠近関係を判別し、この判別された遠近の順序に
応じて各子器の番地(絶対番地)を割り付けるわ
けである。
以上のように、本発明の実施例においては、一
般的に困難とされる微小時間差の測定を、ヒスト
グラムという統計量を導入することによつて高精
度に行ない、結果的に、パルス信号の伝播遅れ時
間に基づく各子器の遠近判別を、簡単かつ高い確
度で実現している。
次に、以上説明した本発明の実施例を、子器数
が20台、バスライン長(親器MSからターミネー
タTMまでのライン長)が20m、子器間最小間隔
が0.5mの送受信システムに適用した具体例につ
いて説明する。
第9図はこのような送受信システムを示すブロ
ツク図であり、前述した第1図の親器MS内の子
器指定手段11、パルス発生器12、及び番地割
り付け手段14を、マイクロコンピュータ10に
より実現している。他の構成は、第1図や第3図
と同様であるため、対応する部分に同一の指示符
号を付して説明す省略する。
この第9図において、マイクロコンピュータ1
0は、少なくとも、1個の入力端子IPと、4個
の出力端子OP1,OP2,OP3,OP4を有し、これ
らの端子の入出力は第10図のようになつてい
る。
すなわち、入力端子IPには、遅れ時間検出手
段13のカウンタ24のカウント値である上記パ
ルス総個数Σ(あるいはヒストグラム積分値)が、
例えば16ビツトの2進数値データとして入力され
る。出力端子OP1からは、個器SL1〜SL20の
うちのいずれかを指定してゲート回路をオン制御
するための制御信号が出力される。このときの子
器の指定は、前述したように、既に(本発明の番
地割り付け動作以前に)決められているランダム
な子器番号(あるいは仮番地)に基いて行なわれ
るものであり、これらの子器番号RN1〜RN20
は、それぞれ互いに異なつてはいるが、各子器の
物理的な配設位置、例えば親器からの距離の遠近
とは無関係の番号である。
次に、出力端子OP2からは、上記端子OP1の出
力により1台の子器が指定されている間に、複数
個(N×M個)の基準パルスSが出力され、出力
端子OP3からは、可変遅延回路21の遅延時間τD
をM段階τD1〜τDMで変化させるための遅延時間制
御信号が出力される。ここで、遅延時間τDが各一
つの段階で固定されている間に、端子OP2からは
N個、例えば256個の基準パルスSが出力され、
これがM段階、例えば256段階にわたつて行なわ
れることにより、1台の子器については65536(=
256×256)個の基準パルスSが出力されることに
なる。
ここで、基準パルスSのパルス周期について
は、返送パルスRの最大遅れ時間を考慮して決定
すればよい。すなわち、上記バスライン長が20m
で、最大信号伝播距離は40mとなるから、単位長
伝播遅れ時間5ns/mの条件の下で、最大遅れ時
間は約200nsとなる。従つて、基準パルスSのパ
ルス周期は200ns以上が好ましく、本具体例では、
第11図に示すように、パルス幅500ns、パルス
周期1μsの基準パルスSを用いている。このとき
の返送パルスRの遅れ時間は、第11図の矢印に
示すように、200nsの範囲内で変化する。また、
可変遅延回路21の遅延時間τDの段階的変化の1
段階分に変化幅に対応する単位遅延時間は、子器
間の最小間隔に基いて決定すればよく、この最小
間隔が0.5mのとき、対応する伝播遅れ時間の差
が5nsであるから、5ns以下とすることが好まし
い。本具体例では、上記単位遅延時間を1nsとし、
遅延時間τDを1nsから256nsまでの256段階で変化
させている。
以上のように、1台の子器が指定されている間
に65536個の基準パルスSが出力され、これに対
応する返送パルスRの遅れ時間で上記256段階の
遅延時間τD1〜τD256とそれぞれ256回ずつ比較し終
えた時点において、カウンタ24からは上記パル
ス総個数Σが出力されている。この総個数Σを入
力端子IPを介してマイクロコンピュータ10に
取り込み、その後出力端子OP4からクリアパルス
(あるいはリセツトパルス)をカウンタ24に送
ることにより、次の子器についての遅れ時間検出
動作の初期設定がなされる。
ところで、1台の子器についての上記パルス総
個数Σを求めるためには、約66ms以上の時間を
要するが、余裕を見て約100msとしても、20台
全ての子器SL1〜SL20に対しては2秒程度の
時間で充分である。さらに、全子器の上記パルス
総個数Σがそれぞれ求められた後に、これらのパ
ルス総個数を相対的に比較し、各子器の親器に対
する距離の遠近を判別して、この遠近関係に応じ
て各子器の番地(絶対番地)を割り付けることは
勿論である。
以上説明したように、本発明の実施例によれ
ば、バスライン構成された送受信システムに於
て、多数の分枝点に接続された子器の距離的相対
関係を確実に知ることができるようになり、これ
により分枝点の各子器に対し、あらかじめ順序立
つた番号を付加しておかなくとも、配置(遠近)
順に番号付けすることが可能となる。これは、親
器(バスライン端にある)からの送出基準パルス
を、子器を通して親器へ送り帰し、送出/帰りの
パルス伝播時間を精度よく比較できるようにした
ためである。高精度な伝播時間の相対比較はヒス
トグラム積分法という方法を採用したためで、こ
の方法はハードウエア量が少くて済む。
なお、本発明は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、例えば上記子器指定用の信号を送信
ラインLSを介して伝送するようにしてもよい。こ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能であることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明に係
る子器番地自動割り付け装置によれば、親器から
の信号伝播距離の遠近に応じた一義的な番地(絶
対番地)を各子器に対して自動的に割り付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成を概略的に示すブ
ロツク図、第2図は第1図の回路の動作を説明す
るためのタイムチヤート、第3図は本発明の一実
施例の要部を示すブロツク回路図、第4図は第3
図の回路の動作を説明するためのタイムチヤー
ト、第5図および第6図は可変遅延回路の遅延時
間を変化させたときのフリツプフロツプ出力パル
スの個数を示すヒストグラム、第7図および第8
図は可変遅延回路の時間遅延要素の具体例を示す
回路図、第9図は上記実施例の一具体例を示すブ
ロツク回路図、第10図および第11図は第9図
の回路の動作を説明するためのタイムチヤートで
ある。 MS……親器、SL1,SL2,……子器、11
……子器指定手段、12……パルス発生器、13
……遅れ時間検出手段、14……番地割り付け手
段、G1,G2,……ゲート回路、21……可変
遅延回路、22……D型フリツプフロツプ、24
……カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも1台の親器と複数台の子器との間
    で信号を送受する送受信システムの各子器の番地
    を割り付ける子器番地自動割り付け装置におい
    て、上記親器は、上記各子器に対して基準パルス
    を送信するパルス発生器と、上記各子器のうちの
    1台を順次指定して当該子器のみが上記基準パル
    スを送り返すように制御する子器指定手段と、上
    記基準パルスに対する上記送り返されたパルスの
    遅れ時間を検出する遅れ時間検出手段と、この遅
    れ時間検出手段からの出力に基いて各子器の親器
    からの信号伝播距離の遠近に応じた番地を割り付
    ける番地割り付け手段とを具備し、上記各子器
    は、上記親器の子器指定手段よりの指定に応じて
    上記基準パルスを送り返す手段を有して成ること
    を特徴とする子器番地自動割り付け装置。
JP6808883A 1983-04-18 1983-04-18 子器番地自動割り付け装置 Granted JPS59193650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6808883A JPS59193650A (ja) 1983-04-18 1983-04-18 子器番地自動割り付け装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6808883A JPS59193650A (ja) 1983-04-18 1983-04-18 子器番地自動割り付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193650A JPS59193650A (ja) 1984-11-02
JPH0457145B2 true JPH0457145B2 (ja) 1992-09-10

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ID=13363628

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6808883A Granted JPS59193650A (ja) 1983-04-18 1983-04-18 子器番地自動割り付け装置

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