JPH0457000A - ピックアップ装置及びその製造方法 - Google Patents

ピックアップ装置及びその製造方法

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JPH0457000A
JPH0457000A JP2167391A JP16739190A JPH0457000A JP H0457000 A JPH0457000 A JP H0457000A JP 2167391 A JP2167391 A JP 2167391A JP 16739190 A JP16739190 A JP 16739190A JP H0457000 A JPH0457000 A JP H0457000A
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coil
coil body
pickup device
wound
resin
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JP2167391A
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Tatsuya Dejima
達也 出嶌
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、弦楽器やピアノ型の鍵盤楽器などに用いられ
る弦の振動を電気信号に変換して出力するピックアップ
装置及びその製造方法に関する。
[従来の技術] 従来のピックアップ装置としては、第7図に示したもの
が一般的に使用されている。すなわち、ピックアップ装
置1はケーシング2を有し、該ケーシング2内にはピッ
クアップ本体3が収容されている。該ピックアップ本体
3は、中心軸9と該中心軸9の両端部に設けられた鍔8
.8とからなるボビン4を有し、前記中心軸9には貫通
穴6が設けられている。該貫通穴6にはマグネット5が
嵌合配置されており、また、前記中心軸9の周部であっ
て、前記鍔8,8間にははコイル7が巻回されている。
かかる構造において、ピックアップ装置lは前記マグネ
ット5が弦楽器に張設された磁性体からなる弦と対向す
るように取り付けられ、これにより前記マグネット6の
磁力が前記弦に及び、該弦は磁化される。したがって、
この磁化された弦が振動すると、コイル7に起電力が発
生し、該起電力を電気信号として検出しこの電気信号を
そのまま増幅して音響信号として外部に放出するか、ま
たはこの電気信号に基づき、音源を駆動することにより
、楽音の発生がなされるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のピックアップlにあっ
ては、前記ボビン4の中心軸9にコイル7を巻回した構
造であることから、前記中心軸9の存在により巻回され
たコイル7が大径となってしまい、ケーシング11を含
むピックアツプ装置1全体が大型化してしまう。したが
って、ピックアップ装置1の小型化を図る観点からは、
コイル7の巻き数がおのずとが制限されて出力の低下を
余儀なくされ、ピックアップの小型化と出力の向上とを
同時に達成し得るものではなかった。
しかも、中心軸9、貫通孔6、鍔8を有する複雑な形状
のボビン4を成形する必要があることから、この複雑な
ボビン4を成形する工程の存在により、製造コストが増
大してしまう不利も生ずるものであった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもの
であり、ピックアップ装置の小型化と出力の増大とを可
能にするとともに、さらに製造コストの低減を図ったピ
ックアップ装置及びその製造方法を提供することを目的
とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために本発明にかかるピックアップ
装置にあっては、コイルに樹脂を含浸させて保形された
コイル体と、該コイル体の中心部に設けられた貫通穴に
嵌合配置された磁石体と、を備えている。
また、前記コイル体は、所定の方向に巻かれた第1のコ
イル体と、該第1コイル体とは異なる方向に巻かれた第
2のコイル体とからなり、この第1、第2のコイル体と
が直列接続されている。また、前記コイル体は絶縁性の
樹脂を含浸させることにより保形され、この保形された
コイル体の表面に導電性被膜が形成され、′あるいは前
記コイル体が導電性の樹脂を含浸させて保形されている
ことが好ましい。
一方、本発明にかかるピックアップ装置の製造方法にあ
っては、成形型に設けられた芯部材に導電線を巻回して
コイルを形成する巻回工程と、該巻回工程において巻回
されたコイルに液状樹脂を含浸させる含浸工程と、前記
液状樹脂を硬化させ、この硬化させた樹脂により前記コ
イルを保形してコイル体を得るコイル体形成工程と、前
記コイル体を前記芯部材から抜き取り、この芯部材から
の抜き取りによって前記コイル体の中心部に形成された
貫通穴に磁石体を嵌合配置させる組み付け工程とから構
成されている。
また、前記巻回工程において、前記導電線が所定の方向
に巻回されたコイルと、前記所定の方向とは異なる方向
に巻回されたコイルとを形成し、あるいは前記導電線を
所定の方向に所定回数巻回した後、さらに前記所定の方
向とは異なる方向に所定回数巻回することが好ましい。
また、前記コイル体の表面に導電塗装を施し、あるいは
、前記含浸工程において、前記液状樹脂が導電性を有す
るとともに、前記成形型には、前記芯部材に巻回された
前記コイルの巻き崩れを規制する規制部材が設けられて
いれば、−層好ましい。
[作用コ 前記構成にかかるピックアップ装置は、中心部に貫通穴
を有するコイル体と、前記貫通穴に嵌合配置された磁石
体との2部材によって構成されている。よって、従来の
ピックアップ装置のようにボビンにコイルを巻回した場
合と比較して、小型化が可能となるとともに、コイルの
巻き数を増加させた場合であっても、ピックアップ装置
全体の大型化は回避される。
また、異なる方向に巻かれた第1のコイル体と第2のコ
イル体を接続して、両コイル体の連通ずる貫通穴に磁石
体を嵌合配置させることにより、ハムバッキング方式の
ピックアップ装置が構成される。
また、コイル体が絶縁性の樹脂で保形され、あるいはそ
の表面に導電性被膜が形成されていれば、コイル体の表
面をアースに接続することにより、磁気シールドとして
の効果が発揮される。
他方、前記構成にかかるピックアップ装置の製造方法に
あっては、巻回工程にて成形型に設けられた芯部材に導
電線を巻回してコイルを形成し、含浸工程てに前記コイ
ルに液状樹脂を含浸させ、コイル体形成工程にて前記樹
脂を効果させて前記コイルを保形させたコイル体を形成
する。さらに組み付け工程にて前記成形型の前記芯部材
より前記コイル体を抜き取り、これによってコイル体に
生じた貫通穴に磁石体を嵌合配置させる。
このとき、前記巻回工程において、前記導電線が所定の
方向に巻回されたコイルと、これとは異なる方向に巻回
されたコイルとの2種のコイルを形成することにより、
前記コイル体形成工程において2種コイル体が形成され
る。よって、この2種のコイル体を直列接続して用いる
ことより、前記ハムバッキング方式のピックアップ装置
が完成される。
また、前記巻回工程において、前記導電線を所定の方向
に巻回した後、さらに異なる方向に巻回すれば、単一に
てハムバッキング方式に用いることが可能なコイル体が
、前記コイル体形成工程において形成される。
また、前記コイル体の表面に導電塗装を施し、あるいは
前記含浸工程において導電性を有する液状樹脂を含浸さ
せれば、前述のようにコイル体の表面をアースに接続す
ることにより磁気シールドが形成され、よって、別途磁
気シールド材を設ける作業を行う必要性はなくなる。
さらに、前記成形型に芯部材に巻回されたコイルの巻き
崩れを防止するフランジが設けられていることにより、
コイルの巻き崩れを防止しつつコイルの巻回がなされる
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面に従って説明する
。すなわち、第1図は本発明の一実施例にがかるピック
アップ装置を示すものであり、ケーシング11内には、
所定の方向に巻回された下部コイル体12と、該下部コ
イル体12とは異なる方向に巻回された上部コイル13
とが配設されている。この両コイル体12.13は、合
成樹脂14(絶縁性)により導電線をコイル状に保形さ
せたものであって、中心部には各々貫通穴15が設けら
れている。
また、前記両コイル体12.13は、電気的に直列接続
されているとともに、前記貫通穴1515が連通ずるよ
うに配置され、該貢通孔1515にはマグネット16が
嵌合配置されている。
該マグネット16の下端部は、ビス39により基板17
に固定されており、該基板17には複数の電子部品18
や導電パターン19が設けられ、該電子部品18や導電
パターン19には、前記下部コイル体13から引き出さ
れたリード線が接続されている。
前記ケーシング11の下端部には、フランジ24が突設
されてお′す、ケーシング11の内周面からフランジ2
4の下面に亙って、磁気シールド材20が貼設されてい
る。該磁気シールド材20は、前記フランジ24の下面
において、前記基板17に設けられたアース端子38に
接続されており、前記フランジ24と基板17には、ビ
ス25が挿通され、該ビス25はスプリング26を介挿
して、弦楽器本体27に固定されている。
第2図(イ)〜(ニ)は、本実施例にかかるピックアッ
プ装置の製造方法を示すものであり、巻回工程A[第2
図(イ)]において用いられる成形型28には、芯部材
29が突設されており、該芯部材29は前記マグネット
16よりやや大径であって、その基端部には規制フラン
ジ30が突設されている。
そして、前記巻回工程Aにおいては、前記成形型28を
回転させて、導電線31を例えば5.000〜6、00
0回、前記芯部材29に巻回し、これによりコイル32
を形成する。このとき、該芯部材29には、前述のよう
に規制7ランジ30が設けられていることから、コイル
32の巻き崩れが防止されつつ導電線31の巻回がなさ
れ、これによって、第3図に示したように、整然と巻回
されたコイル32を得ることができる。
この巻回工程Aが終了すると、次の含浸工程B[第2図
(ロ)]においては、前記コイル32に液状樹脂33を
滴下して、該液状樹脂33を含浸させ、さらに次のコイ
ル体形成工程C[第2図(ハ)]においては、前記成形
型28に巻回された状態でコイル32を例えば24時間
放置し、該コイル32に含浸された液状樹脂33を硬化
させる。
これにより、前記コイル32が硬化した樹脂14により
保形された前記下部コイル体12が形成される。
また、前記上部コイル体13を得る場合には、巻回工程
Aにおいて、前記成形型28を前記下部コイル体12を
得る場合とは逆の方向に前記成形型28を回転させ、前
記芯部材29に導電線31を巻回し、゛しかる後に前述
と同様の含浸工程Bとコイル体成形工程Cとを経ること
により、上部コイル体13を得ることができる。
次の工程である組み付け工程D[第2図(ニ)]におい
ては、前記成形型28の芯部材29から、前記コイル体
12(13)を抜き取り、これにより形成される前記貫
通穴15に前記マグネット16を嵌合配置させる。そし
て、第1図に示したように、ケーシング11や基板17
等を組み付けることにより、ハムバッキング方式のピッ
クアップ装置34を完成させるのである。
したがって、このハムバッキング方式のピックアップ装
置34を完成させる一連の工程において、複雑な形状の
ボビン4(第6図参照)を成形する工程を要せず、よっ
てピックアップ装置34の製造コストを大幅に削減する
ことができる。しかも、前記巻回工程Aにおいて、所定
の方向に巻かれた下部コイル体12と上部コイル体13
とを得るようにしていることから、第1図に示した実施
例のように下部コイル体12と上部コイル体13とを直
列接続させれば、ハムバッキング方式のピックアップ装
置となり、下部コイル体12のみあるいは上部コイル体
13のみを用いれば、シングルコイルサウンド方式のピ
ックアップ装置となる。
よって、同一の工程A、B、C,Dにより、シングルコ
イルサウンド方式とハムバッキング方式のピックアップ
装置を同一の製造ラインで製造することが可能となり、
これにより製造設備に要するコスト低減させることがで
きる。
また、このようにして製造されたピックアップ装置34
にあっては、前述のようにボビンが存在しないことから
、前記コイル体12.13において導電線31の巻き数
を増加させても、従来と比較してピックアップ装置34
か大型化してしまうようなことはない。よって、コイル
体12.13の巻き数を充分に設定することにより、出
力を増大させつつ、ピックアツプ装置34全体の小型化
を図ることができる。
また、前記下部コイル体12と上部コイル体13とを接
続して貫通孔15.15にマグネット16を嵌合配置す
る簡易な構成により、ハムバッキング方式のピックアッ
プ装置34が形成されることから、構成の簡易化により
、従来ンングルコイルサウンド方式より高価であったハ
ムバッキング方式の低廉化を図ることができるのである
なお、前記巻回工程Aにおいて、前記芯部材29に導電
線31を、一方向に所定回数(例えば5000回ン巻回
した後、他方向に所定回数(同様に5゜000回)巻回
するようすれば、単一にてハムバッキング方式に用いる
ことが可能なコイル体が得られる。これにより1、前述
した実施例のように、組み付け工程Cにて、2個のコイ
ル体12.13を直列接続する作業を要せずして、ハム
バッキング方式のピックアップ装置を完成させることが
でき、より少ない作業工数によりハムバッキング方式の
ピックアップ装置を製造することが可能となる。
また、前記含浸工程Bにおいては、液状樹脂33を滴下
させてコイル32に含浸させるようにしたが、第4図に
示したように、容器35内の液状樹脂33に前記コイル
32を浸漬し、あるいはスプレーで液状樹脂を吹き付け
ることにより、該液状樹脂を前記コイル32に含浸させ
るようにしてもよい。
第5図は、本発明の他の実施例を示すものであり、下部
コイル体12と上部コイル体13とは液状樹脂33を硬
化させた合成樹脂14にて保形されている点は、前述し
た実施例と同様であるが、両コイル体12.13の上面
及び周面には、導電性被膜37が形成されており、導電
性被膜37は、リード線23を介してアース端子38に
接続されている。
かかる実施例においては、コイル体12.13の表面に
導電性被膜37が形成されたことから、該導電性被膜3
7をアース端子38に接続させれば、磁気シールドとし
て機能する。よって、安価な導電性被膜37を設ければ
別途前記磁気シールド材20を設ける必要がなくなり、
これによってピックアップ装置34の低コスト化を図る
ことができる。
また、この実施例における導電性被膜37は、第2図(
ハ)に示したコイル体形成工程Cにおいて、例えば第4
図に示した容器35内に導電塗料を収容し、該導電塗料
内にコイル体12.13を浸漬して導電塗装を行うこと
により形成される。
したがって、第1図に示した実施例のように、作業上の
困難性を伴うケーシング11の内周面に磁気シールド材
20を形成する必要がなく、作業効率の向とを図ること
ができる。
なお、前述した各実施例においては、絶縁性の合成樹脂
14によりコイル体13.14の保形を行うようにした
が、前記液状樹脂33内に導電性を有するカーボン粉末
を混入して導電性の液状樹脂を形成し、該導電性の液状
樹脂33をコイル32に含浸させてコイル体12.13
を保形させるようにすれば、第6図に示した実施例のよ
うに、コイル体12.13は導電性樹脂40により保形
される。よって、下部コイル体12の表面を前記リード
線23を介してアース端子38に接続することにより磁
気シールド効果が生ずる。
したがって、第1図に示した実施例のようにケーシング
2の内周面に磁気シールド材20を設けたり、第5図に
示した実施例のようにコイル体12.13の表面に導電
性被膜37を形成する必要もなく磁気シールド効果が得
られ、−層ピツクアップ装置34の低コスト化を図るこ
とができる。
また、このように磁気シールド被膜37等を形成せずと
も磁気シールド効果を得られる結果、ピックアップ装置
34の製造工数が減少し、−層作業効率の向上を図るこ
とができるのである。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明にかかるピックアッブ製雪は
、ボビンを用いることなくコイル体に設けられた貫通穴
にマグネットを嵌合配置する構成としたことから、前記
コイル体にお−いて導電線の巻き数を増加させても、従
来と比較してピックアップ装置が大型化してしまうよう
なことはない。
よって、コイル体の巻き数を充分に設定することにより
、出力を増大させつつ、ピックアップ装置全体の小型化
を図ることができる。
また、所定の方向に巻かれた第1のコイル体と、該第1
コイル体とは異なる方向に巻かれた第2のコイル体が直
列接続され、各貫通穴に前記マグネットが嵌合配置され
た簡易な構成により、ハムバッキング方式のピックアッ
プ装置が形成されることから、構成の簡易化により、従
来シングルコイルサウンド方式より高価であったハムバ
ッキング方式の低廉化を図ることができる。
また、コイル体の表面に導電性被膜が形成されたことか
ら、該導電性被膜をアースに接続させれば、磁気シール
ドとして機能する。よって、安価な導電性被膜を設けれ
ば別途磁気シールド材を設ける必要がなくなり、これに
よってピックアップ装置の低コスト化を図ることができ
る。
また、前記コイル体が導電性の樹脂を含浸させて保形さ
れたことから、コイル体を直接アースに接続させれば、
磁気シールドとして機能する。よって、前記導電性被膜
を形成することすら不要となり、−層ピツクアップ装置
の低コスト化を図ることができる。
一方、本発明にかかるピックアップ装置の製造方法にあ
っては、成形型に設けられた芯部材に導電線を巻回し、
巻回されたコイルに液状樹脂を含浸させ、該液状樹脂を
硬化させたコイル体の貫通穴にマグネットを嵌合配置さ
せることによりピックアップ装置を得ることから、この
一連の工程において、複雑な形状のボビンを成形する工
程を要せず、よってピックアップ装置の製造工程を簡略
化するすることが可能となる。
また、前記巻回工程において、前記導電線が所定の方向
に巻回されたコイルと、前記所定の方向とは異なる方向
に巻回されたコイルとを形成することから、前記各コイ
ルを保形させたコイル体を組み合わせて用いることによ
り、シングルコイルサウンド方式のピックアップ装置と
、ハムバッキング方式のピックアップ装置とを選択的に
製造することが可能となる。よって、各々専用の製造ラ
インを設けずとも、各方式のピックアップを同一の製造
ラインで製造することが可能なり、これにより製造設備
に要するコストの低減を図ることが可能となる。
また、前記巻回工程において、前記導電線を所定の方向
に所定回数巻回した後、さらに前記所定の方向とは異な
る方向に所定回数巻回することにより、コイル体を直列
接続させずとも、ハムバッキング方式のピックアップ装
置を製造することができ、より少ない作業工数によりハ
ムバッキング方式のピックアップ装置を製造することが
可能となる。
また、前記コイル体の表面に導電塗装を施すようにした
ことから、従来のように作業上の困難性を伴うケーシン
グへの磁気シールド材の形成が不要となり、作業効率の
向上を図ることができる。
また、前記含浸工程において、前記液状樹脂が導電性を
有することから、コイル体の表面に導電塗装すら施すこ
となく磁気シールド効果を得ることができ、作業工数を
削減して製造効率を向上させることができる。
前記成形型には、前記芯部材に巻回された前記コイルの
巻き崩れを規制する規制部材が設けられたことから、巻
回工程において整然と巻回されたコイルを容易に得るこ
とかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかるピックアップ装置の一実施例
を示す断面図、 第2図(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は、本発明にかかるピ
ックアップ装置に製造方法の各工程を示す説明図、 第3図は、第2図■−■線に沿う断面図、第4図は、本
発明にかかるピックアップ装置の製造方法における含浸
工程における他の方法を示す説明図、 第5図は、本発明かかるピックアップ装置の他の実施例
を示す断面図、 第6図は、本発明にかかるピックアップ装置のさらに他
の実施例を示す断面図 第7図は、従来のピックアップ装置の断面図である。 12・・・下部コイル体、13・・・上部コイル体、1
4・・・剛性樹脂、16・・・マグネット、20・・・
磁気シールド材、28・・・成形型、29・・・芯部材
、30・・・規制フランジ、31・・・導電線、32・
・・コイル、33・・・液状樹脂、34・・・ピックア
ップ装置、37・・・導電性被膜、38・・・アース端
子。 実用新案登録出願人 カシオ計算機株式会社第2図[ハ
〕 (コ1し4麹にへエイIC) (籾と#σエニー0) 第3 図 第4図 第5図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コイルに樹脂を含浸させて保形されたコイル体と
    、 該コイル体の中心部に設けられた貫通穴に嵌合配置され
    た磁石体と、 を備えたことを特徴とするピックアップ装置。
  2. (2)前記コイル体は、所定の方向に巻回された第1の
    コイル体と、該第1コイル体とは異なる方向に巻回され
    た第2のコイル体とからなり、この第1、第2のコイル
    体とが直列接続されたことを特徴する請求項1記載のピ
    ックアップ装置。
  3. (3)前記コイル体は、絶縁性の樹脂を含浸させること
    により保形され、この保形されたコイル体の表面に導電
    性被膜が形成されたことを特徴とする請求項1記載のピ
    ックアップ装置。
  4. (4)前記コイル体は、導電性の樹脂を含浸させて保形
    されたことを特徴とする請求項1記載のピックアップ装
    置。
  5. (5)成形型に設けられた芯部材に導電線を巻回してコ
    イルを形成する巻回工程と、 該巻回工程において巻回されたコイルに液状樹脂を含浸
    させる含浸工程と、 前記液状樹脂を硬化させ、この硬化させた樹脂により前
    記コイルを保形してコイル体を得るコイル体形成工程と
    、 前記コイル体を前記芯部材から抜き取り、この芯部材か
    らの抜き取りによって前記コイル体の中心部に形成され
    た貫通穴に磁石体を嵌合配置させる組み付け工程と、 からなるピックアップ装置の製造方法。
  6. (6)前記巻回工程において、前記導電線が所定の方向
    に巻回されたコイルと、前記所定の方向とは異なる方向
    に巻回されたコイルとを形成することを特徴とする請求
    項5記載のピックアップ装置の製造方法。
  7. (7)前記巻回工程において、前記導電線を所定の方向
    に所定回数巻回した後、さらに前記所定の方向とは異な
    る方向に所定回数巻回することを特徴とする請求項5記
    載のピックアップ装置の製造方法。
  8. (8)前記コイル体の表面に導電塗装を施すことを特徴
    とする請求項5記載の電磁ピックアップ装置の製造方法
  9. (9)前記含浸工程において、前記液状樹脂が導電性を
    有することを特徴とする請求項5記載のピックアップ装
    置の製造方法。
  10. (10)前記成形型には、前記芯部材に巻回された前記
    コイルの巻き崩れを規制する規制部材が設けられたこと
    を特徴とする請求項5記載のピックアップ装置の製造方
    法。
JP2167391A 1990-06-26 1990-06-26 ピックアップ装置及びその製造方法 Pending JPH0457000A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013003481A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Hiroyuki Uchida 弦楽器用ピックアップ
IT201800004611A1 (it) * 2018-04-17 2019-10-17 Pick-up magnetico per strumenti musicali a corde

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