JP2003303723A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JP2003303723A
JP2003303723A JP2002110750A JP2002110750A JP2003303723A JP 2003303723 A JP2003303723 A JP 2003303723A JP 2002110750 A JP2002110750 A JP 2002110750A JP 2002110750 A JP2002110750 A JP 2002110750A JP 2003303723 A JP2003303723 A JP 2003303723A
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JP
Japan
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core
coil
air
pot core
pot
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Pending
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JP2002110750A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Sato
秀行 佐藤
Masaru Suganuma
勝 菅沼
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Tokyo Coil Engineering Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Coil Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Coil Engineering Co Ltd filed Critical Tokyo Coil Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用治具を使用することなく組立ができるとと
もに、コストダウンを図ることができ、また治具精度が
製品の品質のバラツキに影響することはなく、品質の向
上を図ることができるチョークコイルを提供することに
ある。 【解決手段】底面部12及びこの底面部12の周囲に一
体に設けられた周壁部13を有する磁性材料からなるポ
ットコア11と、端子19a,19bを有し、この端子
を前記ポットコア11の周壁部13に係合した状態で、
巻線部をポットコア11の内部に収納した空芯コイル1
5と、磁性粉末を混入したエポキシ系樹脂材料からな
り、前記ポットコア11の内部に充填することにより、
前記空芯コイル15をポットコア11の内部に埋設する
磁性充填材21とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、超小型のシール
ドタイプのチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超小型のチョークコイルは、ドラ
ム・リング構造タイプと、ポット・リベット構造タイプ
が代表される。ドラム・リング構造タイプは、図7に示
すように、リングコア1の内部にコイル部2を有したド
ラムコア3が収納され、コイル部2のリード線(図示し
ない)はリングコア1に露出して設けられた端子4と半
田付け等によって接続されている。
【0003】また、ポット・リベット構造タイプは、図
8に示すように、リベットコア5の中央部に磁芯部6が
突出して設けられ、この磁芯部6にコイル部7が嵌合し
て設けられている。コイル部7のリード線(図示しな
い)はリベットコア5に露出して設けられた端子8と半
田付け等によって接続されている。さらに、リベットコ
ア5には磁芯部6及びコイル部7を包容するようにポッ
トコア9が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドラム
・リング構造タイプ及びポット・リベット構造タイプの
チョークコイルは、コアの組合わせの際に、専用治具が
必要であり、専用治具に対してコアをセットする工数が
かかっている。また、専用治具は、小型でありながら複
雑な構造であるため、治具自体が高額となり、製品のコ
ストアップに繋がっている。さらに、専用治具の寸法精
度のバラツキにより、製品の品質のバラツキにも繋がっ
ている。
【0005】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、チョークコイルの構
成の簡素化により、複雑な専用工具を使用しなくても製
造でき、コストダウンを図ることができるとともに、製
品の品質のバラツキを改善できるチョークコイルを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
解決するために、請求項1は、底面部及びこの底面部の
周囲に一体に設けられた周壁部を有する磁性材料からな
るポットコアと、端子を有し、この端子を前記ポットコ
アの周壁部に設けた状態で、巻線部をポットコアの内部
に収納した空芯コイルと、磁性粉末を混入したエポキシ
系樹脂材料からなり、前記ポットコアの内部に充填する
ことにより、前記空芯コイルをポットコアの内部に埋設
する磁性充填材とを具備したことを特徴とするチョーク
コイルにある。
【0007】請求項2は、請求項1の前記磁性充填材
は、空芯コイルの中空部分まで充填されることを特徴と
する。
【0008】請求項3は、請求項1の前記ポットコアの
開口部は、磁性充填材を充填後、蓋体によって閉塞され
ていることを特徴とする。
【0009】請求項4は、請求項1の前記空芯コイルの
巻線部は、皮膜処理された線材の密巻き、あるいは皮膜
処理されない線材で、巻線間に磁性充填材が充填される
間隙を有することを特徴とする。
【0010】前記構成によれば、ポットコアに空芯コイ
ルを収納して磁性充填材によって充填するという簡単な
構造であるため、従来のような専用治具を使用すること
なく組立ができるとともに、コストダウンを図ることが
できる。専用治具を使用しないために治具精度が製品の
品質のバラツキに影響することはなく、品質の向上を図
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0012】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
はチョークコイルの分解斜視図、図2は磁性充填材を充
填する前の斜視図、図3はチョークコイルの組立状態の
縦断側面図である。
【0013】図1に示すように、磁性粉末によって成形
されたポットコア11は、矩形状の底面部12を有して
おり、この底面部12の周縁部には周壁部13が一体に
立設されている。従って、ポットコア11は、扁平矩形
箱状で、上部に開口部14が設けられている。
【0014】空芯コイル15は、皮膜処理した線状導体
あるいは帯状導体を密に巻回した円筒状のコイル部16
を有し、このコイル部16の中央部には中空部17が設
けられている。コイル部16は巻回方向を逆方向にした
上下2段構造であり、高さはポットコア11の周壁部1
3より低く形成されている。
【0015】さらに、コイル部16にはリード線18
a,18bが導出され、これらリード線18a,18b
には端子19a,19bが半田付けとうによって電気的
に接続されている。端子19a,19bは金属板を略コ
字状に折曲して形成され、ポットコア11の周壁部13
の上縁部を挟持した状態に固定されるようになってい
る。
【0016】図2は、ポットコア11の内部に空芯コイ
ル15を収納し、端子19a,19bをポットコア11
の周壁部13の上縁部に挟持固定した状態を示し、空芯
コイル15の外周部とポットコア11の内周部との間に
は間隙部20が設けられている。
【0017】図3は、チョークコイルの組立状態を示
し、空芯コイル15が収納されたポットコア11の内部
には開口部14から磁性充填材21が充填され、磁性充
填材21によって空芯コイル15がポットコア11の内
部に埋設されている。
【0018】磁性充填材21は、磁性粉末とエポキシ系
樹脂とを例えば9:1の割合で混合した流動性を有する
充填材であり、空芯コイル15の外周部とポットコア1
1の内周部との間の間隙部20、コイル部16の中央部
の中空部17及び空芯コイル15の上部に充填される。
コイル部16の中央部の中空部17に磁性充填材21が
充填されると、コイル部16にコアが挿入されたものと
同条件となり、また、空芯コイル15の上部に磁性充填
材21が充填されると、磁性充填材21によって端子1
9a,19bがポットコア11の周壁部13に固定され
る。
【0019】磁性充填材21が固化すると、ポットコア
11に対して空芯コイル15及び端子19a,19bが
一体構造となり、製品として完成するが、ポットコア1
1の開口部14に磁性充填材21を覆うようにエポキシ
系樹脂からなる蓋体22を設けてもよい。
【0020】このように構成されたチョークコイルは、
ポットコア11に空芯コイル15を収納して磁性充填材
21によって充填する構造であるため、従来のような専
用治具を使用することなく組立ができるとともに、コス
トダウンを図ることができる。専用治具を使用しないた
めに治具精度が製品の品質のバラツキに影響することは
なく、品質の向上を図ることができる。
【0021】さらに、ポットコア11に空芯コイル15
を収納して磁性充填材21で埋設したシンプルな構造で
あるため、小型化が図れ、同一寸法で見た場合、インダ
クタンス特性が向上し、同インダクタンスデバイスを製
作した場合においては、低抵抗化が得られる。
【0022】図4及び図5は第2の実施形態を示し、図
4はチョークコイルの分解斜視図、図5はチョークコイ
ルの組立状態の縦断側面図であり、第1の実施形態と同
一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
【0023】図4に示すように、Ni系粉末によって成
形されたポットコア23は、矩形状の底面部24を有し
ており、この底面部24の周縁部には周壁部25が一体
に立設されている。周壁部25の相対向する側壁には端
子19a,19bの幅及び肉厚に相当する凹陥部26が
設けられている。
【0024】そして、端子19a,19bはポットコア
23の凹陥部26に係合した状態に周壁部25に固定さ
れており、空芯コイル15は、ポットコア23の内部に
収納された状態で磁性充填材21によって埋設されてい
る。
【0025】本実施形態によれば、端子19a,19b
がポットコア23の凹陥部26に係合して仮固定される
ため、端子19a,19bの位置決めが容易であり、組
立作業時に端子19a,19bが位置ずれすることはな
く、リード線18a,18bにストレスが加わることは
ない。
【0026】図6は第2の実施形態を示し、(a)は空
芯コイルの斜視図、(b)は同側面図である。本実施形
態の空芯コイル27のコイル部28は皮膜処理をしない
帯状導電体を螺旋状に巻回し、巻線間に間隙29を形成
したものである。コイル部28の両端部には端子部30
a,30bが設けられ、端子部30a,30bは半田処
理されている。
【0027】本実施形態の空芯コイル27を第1の実施
形態と同様に、ポットコア11に収納した後、ポットコ
ア11に磁性充填材21を充填すると、磁性充填材21
がコイル部28の皮膜処理をしない帯状導電体の巻線間
の間隙29にも充填される。従って、皮膜処理を施さな
い安価な裸銅線を使用することも可能となり、コストダ
ウンを図ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ポットコアに空芯コイルを収納して磁性充填材によ
って充填する構造であるため、従来のような専用治具を
使用することなく組立ができるとともに、コストダウン
を図ることができる。専用治具を使用しないために治具
精度が製品の品質のバラツキに影響することはなく、品
質の向上を図ることができる。
【0029】さらに、ポットコアに空芯コイルを収納し
て磁性充填材で埋設したシンプルな構造であるため、小
型化が図れ、同一寸法で見た場合、インダクタンス特性
が向上し、同インダクタンスデバイスを製作した場合に
おいては、低抵抗化が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、チョークコ
イルの分解斜視図。
【図2】同実施形態を示し、磁性充填材を充填する前の
斜視図。
【図3】同実施形態を示し、チョークコイルの組立状態
の縦断側面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示し、チョークコ
イルの分解斜視図。
【図5】同実施形態を示し、チョークコイルの組立状態
の縦断側面図。
【図6】この発明の第3の実施形態の空芯コイルを示
し、(a)は斜視図、(b)は側面図。
【図7】従来のドラム・リング構造のチョークコイルを
示す縦断側面図。
【図8】従来のポット・リベット構造のチョークコイル
を示す縦断側面図。
【符号の説明】
11…ポットコア 12…底面部 13…周壁部 15…空芯コイル 19a,19b…端子 21…磁性充填材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部及びこの底面部の周囲に一体に設
    けられた周壁部を有する磁性材料からなるポットコア
    と、端子を有し、この端子を前記ポットコアの周壁部に
    設けた状態で、巻線部をポットコアの内部に収納した空
    芯コイルと、磁性粉末を混入したエポキシ系樹脂材料か
    らなり、前記ポットコアの内部に充填することにより、
    前記空芯コイルをポットコアの内部に埋設する磁性充填
    材とを具備したことを特徴とするチョークコイル。
  2. 【請求項2】 前記磁性充填材は、空芯コイルの中空部
    分まで充填されることを特徴とする請求項1に記載のチ
    ョークコイル。
  3. 【請求項3】 前記ポットコアの開口部は、磁性充填材
    を充填後、蓋体によって閉塞されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のチョークコイル。
  4. 【請求項4】 前記空芯コイルの巻線部は、皮膜処理さ
    れた線材の密巻き、あるいは皮膜処理されない線材で、
    巻線間に磁性充填材が充填される間隙を有することを特
    徴とする請求項1に記載のチョークコイル。
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