JPH0456963A - 感光性平版印刷版の現像方法及び現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版の自動現像機を用いる現像方
法及び現像装置に関し、さらに詳しくは、実質的に未使
用の現像液を処理の度毎に感光性平版印刷版に供給して
現像する自動現像機における感光性平版印刷版の搬送手
段に関する。

〔従来の技術〕

露光済みの感光性平版印刷版を自動現像機を用いて現像
処理する方法の一方式として、現像液の補充や現像液の
交換の面倒がなく、かつ安定な現像処理が可能な方法と
して、実質的に未使用の現像液を感光性平版印刷版上に
塗布して現像する方法が知られている（例えば、特開昭
６２−２３８５６４号公報）、そして、このような現像
方法において、感光性平版印刷版の搬送手段としてロー
ラ搬送による方法が知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような搬送手段には、感光性平版印
刷版の搬送方向長さが短い場合及び矩形の感光性平版印
刷版の短辺を搬送方向として搬送すると搬送が不安定に
なる問題がある。

従って、本発明の目的は、上記現像方式における感光性
平版印刷版の搬送性が改良される感光性平版印刷版の現
像処理方法及び現像処理装置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、感光性平版印刷版を自動現像機を
用いて自動的に搬送し、該感光性平版印刷版上に処理の
度毎に実質的に未使用の現像液を供給して現像地理する
工程を有する感光性平版印刷版の現像処理方法において
、感光性平版印刷版上に上記実質的に未使用の現像液が
供給された後の搬送をベルト搬送とすることを特徴とす
る感光性平版印刷版の現像方法、並びに感光性平版印刷
版を水平状に搬送する搬送手段、及び該手段による搬送
中に該感光性平版印刷版上に実質的に未使用の現像液を
供給する手段を有する感光性平版印刷版の現像装置にお
いて、上記実質的に未使用の現像液を供給する手段の後
にベルト搬送手段を有することを特徴とする感光性平版
印刷版の現像装置によって達成される。

以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明に係る現像装置の実施例を示す断面図で
、ｌは搬送ローラ対、２は搬送ローラ、３は搬送ローラ
を兼ねる絞りローラ、Ｐは感光性平版印刷版である。４
は処理の度毎に実質的に未使用の現像液を感光性平版印
刷版上に供給する手段である現像液供給部材で、２枚の
可撓性を有する板材（例えば、厚さ７５〜１７５μｍの
ポリエチレンテレフタレート板）で形成されるスリット
を下端に有し、該スリットは現像液供給ノズル５からの
現像液流出量に応じてスリットの間隙が増減されるよう
になっている。現像液供給部材４及びその関連装置につ
いては特開昭６２−２３８５６４号公報、特開平１−２
００２５７号公報等の記載を参照できる。６はベルト搬
送装置で、６ａはベルトである。８はブラシローラ、ｌ
Ｏは実質的に未使用の現像液を入れる現像液タンク、ｌ
ｌは現像補充液用タンク、１２は希釈用水タンク、１３
ａ　、　１３ｂ　、１３ｃは送液用のポンプ、１４は現
像液を所定の温度に加温するヒータで、図示しない温度
センサと温度制御装置により現像液供給ノズル５へ送る
現像液が所定の温度に加熱されるようになっている。１
７は感光性平版印刷版の現像に使用され流下した現像液
を収容する現像液タンクで、該現像液タンク内の現像液
はポンプ１８によりシャワーノズル１９へ送られ、ベル
ト６ａｓ搬送ローラ２及び搬送ローラ対３へ向かって噴
出し、これらが洗浄されるようになっている。

２０ハオーバー７０−．２１は現像液タンク１７内の現
像液を図示しない廃液タンクへ導く配管、２１ａはバル
ブで、上記オーバーフローも上記廃液タンクへ導き収容
するようになっている。

本発明において、実質的に未使用の現像液を感光性平版
印刷版に塗布する手段としては、第１図に示すような方
法に限られず任意の方法を適用することができるが、好
ましい手段として、上記第１図に示す方法、ワイヤーバ
ー等のローラを介して供給する方（特開昭６３−１３２
２４１号公報参照）、拡散板で現像液を延伸する方法（
特開昭５５−３２０４４号、特開昭６３−１３７２３３
号各公報参照）等が挙げられる。

ベルト搬送装置に使用するベルトの材質はゴム質のもの
で感光性平版印刷版が滑りにくい材質、例えばインプレ
ンゴム、シリコーンゴムのようなゴムが好ましい。ベル
トの形状は搬送幅全体に亙るものでも、また複数のベル
トを一定間隔に並べた構造のものでもよい。

次に、第１図を参照して本発明方法を説明する。

まず、感光性平版印刷版が装置の図上左端から処理すべ
き面を上にして挿入されると、感光性平版印刷版の搬入
及び感光性平版印刷版の面積を検出する複数のセンサ及
び該センサによる検出信号によって駆動を制御する制御
装置（図示せず）により搬送ローラ１．２、絞りローラ
３、ベルト搬送装置６、ブラシローラ８が回転し、感光
性平版印刷版は図上右方向へ搬送され、また、所定時間
ポンプ１３ａが作動し、現像液タンクｌＯ内の現像液が
現像液供給ノズル５へ送られ、現像液供給部材４により
感光性平版印刷版へ塗布される。引き統いてベルト搬送
装置６により水平状に搬送され、この間に現像が進み、
次いで、ブラシローラ８で版面がこすられて現像が促進
された後、絞りローラ３で現像液がスクイーズされて現
像を終了する。

一方、図示しない現像液タンクＩＯに設けられた液面セ
ンサ及び図示しない制御装置によりポンプ１３ｂ、１３
ｃが作動し、現像補充液（濃縮液）と希釈用水がそれぞ
れ現像補充液タンク１１及び希釈用水タンク１２から現
像液タンク１０へ補充される。また、ポンプ１３ａの作
動と同時にポンプ１８が作動し、予め入れておいた現像
液タンク１７内の現像液がシャワーノズル１９からベル
ト６、搬送ローラ２及び搬送ローラ対３へ噴射され、こ
れらの部材が洗浄される。

本発明が適用される感光性平版印刷版には、例えば陽極
酸化処理されたアルミニウム支持体上に感光成分として
ジアゾ化合物を用いた感光層を有するネガを感光性平版
印刷版、同じく感光成分として０−キノンジアジド化合
物を用いたポジ型感光性平版印刷版、上記のような支持
体上に光導電性層を設は電子写真方式によってトナー画
像を形成した後、溶出処理によって非画像部の該先導電
性層を除去しうる平版印刷材料等が包含され、現像液に
は、ｐ旧２〜１３．５のケイ酸アルカリ、有機溶剤、界
面活性剤、無機還元剤、キレート剤等を含有する現像液
が包含される。

更に具体的には、例えば特開昭６２−１７５７５７号公
報第５頁左下欄第１８行〜第７頁右上欄第１１行に記載
されているような感光性平版印刷版、例えば特開昭６２
−２４２６３号、同６２−２４２６４号、同６２−２５
７６１号、同６２−３５３５１号、同６２−７３２７１
号、同６２−７５５３５号、同６２−８９０６０号、同
６２−１２５３５７号、同６２−１３３４６０号、同６
２−１５９１４８号、同６２−１６８１６０号、同６２
−１７５７５７号、同６２−１７５７５８号、同６３−
２００１５４号、同６３−２００１５４号各公報に記載
されているような感光性平版印刷版とその現像液、例え
ば特開昭５８−２５４７７号公報に記載されているよう
な電子写真方式の感光性平版印刷版が包含される。

さらにまた、例えば特開平１−１４９０４３号、特開平
１−１５０１４２号、特開平１−１５４１５７号、特開
平１１５４１５８号等に記載されたような、基板上に感
光層及びインキ反撥層としてシリコーン層を積層した構
成を有するもの及びその現像液が包含される。

〔実施例〕

以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。

実施例 第１図に示す現像装置を使用して次の実験を行った。該
装置において、ベルト６ａとしては厚さ６ｍｍのネオプ
レンゴムを使用し、搬送ローラ対ｌから絞りローラ３ま
での距離を６００ｍｍとした。現像液タンクｌＯに現像
液５Ｄ−３２（コニカ（株）製）の６倍希釈液を入れ、
ステップタブレットを密着して３ｋＷメタルハライドラ
ンプを光源として６０ｃｍの距離から３０秒間露光を行
った感光性平版印刷版５ＨＰＮ（コニカ（株）製）を現
像温度３０℃、現像時間１２秒で現像処理しＩ；。現像
液の供給量は、３００ｍｎ／ｓｉｎとした。この条件で
４８３１１＠Ｘ　４０５ｍｍ、及び５１０■■Ｘ　４０
０ｍｍの上記感光性平版印刷版を短辺を搬送方向として
搬送し処理したところ、搬送不良の発生なく処理するこ
とができた。

〔発明の効果〕

本発明によれば、感光性平版印刷版を水平状に搬送しな
がら現像液を塗布し使い捨てる方式の現像処理において
、搬送方向に短い感光性平版印刷版でも安定して搬送し
現像処理することが可能である。また、短辺方向を搬送
方向として処理できるので処理能力を向上することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る処理装置の例を示す断面図である
。 １・・・搬送ローラ対 ２・・・搬送ローラ ３・・・絞りローラ ４・・・現像液供給部材 ６・・・ベルト搬送装置 ５・・・現像液供給部材 １０、１７・・・現像液タンク

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光性平版印刷版を自動現像機を用いて自動的に
   搬送し、該感光性平版印刷版上に処理の度毎に実質的に
   未使用の現像液を供給して現像処理する工程を有する感
   光性平版印刷版の現像処理方法において、感光性平版印
   刷版上に上記実質的に未使用の現像液が供給された後の
   搬送をベルト搬送とすることを特徴とする感光性平版印
   刷版の現像方法。
2. （２）感光性平版印刷版を水平状に搬送する搬送手段、
   及び該手段による搬送中に該感光性平版印刷版上に実質
   的に未使用の現像液を供給する手段を有する感光性平版
   印刷版の現像装置において、上記実質的に未使用の現像
   液を供給する手段の後にベルト搬送手段を有することを
   特徴とする感光性平版印刷版の現像装置。